【 日 記 帳 2012年】  (前半 1月〜8月) 
 8月 31日(金) どんぐりも 待ち焦がれてか 「夏の果」 : 「夏の果」→ 暑い夏も一段落する時期(季語)
    
      
 あすたがら9月サなっともス まだまだあづなっス。 山のどんぐりも「早ぐすずすぐなんねべが」ってス : 遠野言葉
        (明日から9月になりますが まだまだ暑いですね。 山のどんぐりも「早く涼しくならないですかね」って  : 標準語)

  
秋を待つ木の実達 (千葉県佐倉市城址公園  8月31日PM撮影)
      
     涼しくなる秋を待つ「どんぐり」           「おにぐるみ」          「銀杏」の実
 
 8月 30日(木) 夏は美味しい「白玉」で舌つづみを : 作る楽しみも味わいながら・・・。

           食べる夏の風物詩「白玉」を作ってみました。
           「コトコト」と煮て作った「あんこ」と冷たい「白玉」のコラボです。

 美味しい「白玉」を作りました。
      
  
北海道産の小豆を使って粒あんをつくりました。  白玉を茹でて冷たい氷水に浸けます。  美味しい「白玉」が出来上がりました。


   遠野言葉
 (遠野地方では鶏の形をしたお餅の「けいらん」という食べ物があります)

      
 遠野さば「けいらん」つぅ(という) 食い物ハあっともス(あるんですが) 餅っこの中サ「こしあん」え
      (入)れでス 茹で汁で 食うんだども(食べるんですが) 餅っこハ 鶏の卵のかだず(形を)すてっか
      ら(しているので)「けいらん」だどす(というそうです)
       わらすの頃(子供の頃に) なんぼが(いくらか)食ったごどハあっとも 味っこ忘れですまったもな。

     
「けいらん」のレシビ (遠野広報 2012年3月号より)
            
 
 8月 29日(水) 米ハ磨いで うるがすておいでけで : 遠野言葉
          (米を磨いで 水に浸けておいて下さい : 標準語)

           毎日ご飯を炊く時は、まず米を磨いで、ある程度水に浸け米をふやかした後に火を入れ、
          ご飯を炊き上げます。
           その「水に浸けてふやかす」ことを遠野のでは「うるがす」といっています。
           豆なども煮る前は一晩うるがしたりしますよね。

         うるがす(水に浸けてふやかす)

            
             米を磨いで「うるがす」            赤飯を炊く前に
「うるがす」
 
 8月 28日(火) 遠野広報の「学びのいずみ」より : 遠野広報8月号

           毎月発行される30ページ余りの遠野広報は内容豊富で実に多彩です。
           その中の2ページを使っての「学びのいずみ」コーナーの写真(絵)部分のみを紹介します。
            1) は「自分達が学んできた芸術の発表会」の紹介
            2 )は「宮沢賢治の童話のアニメ映画」の紹介
            3) は「よしもとのお笑いまつり」の紹介

           殆どの市町村の広報は 1)の紹介だけで 2) 3)までは手が回らないところが多いのでは
          ないでしょうか? 
          
 子供からお年寄りまで、市民に幅広い生涯学習を楽しみながら遠野の町に住んで貰お
         うとする市の姿勢が、遠野から離れて住んでいる私にとっては羨ましく、また誇らしく感じる
         ところです。

     遠野広報8月号「学びのいずみ」の一部
         1)                   2)                   3)
          
                   
  きこりの息子に生まれたブドリが、火山を爆発させて周りを暖かくして
                          飢饉を救った という奇想天外な童話(アニメ)

   
遠野言葉 (遠野の「町おこし活動」は自分たちの為の他、他の町の困っている人達のためにも役立とうとしているのが
             素晴らしいと感じます)

     
  おらの(私の)住んでるまづ(町)もおんなじだどもス(同じですが) シャッター街ハ 多ぐなってき
      たなっス。
       こんたに(こんなに)不景気でも 遠野のまづハ 元気だっけよ。
       えぎ前さば(駅前には) 「観光交流センター」だの「まちおこしセンター」だのでぎでス 観光客ハ 
      いっぺ呼ぶごどだの(沢山呼ぶことだとか) 三陸の災害支援の拠点サ なったりすて 我サ(自分
      に) 良いごどだげでねくて)(良いことだけではなくて ほがの人サも やぐに立づべっと
(役に立と
      うと) 頑張ってんでねがど思うでば(頑張っているのではないかと感じます)
 
 8月 27日(月) 「せみ」も最後の力をふり絞って・・・ : 季節感→癒し→騒音→マンネリ
 
           私の家の北側10m先には、桜などの木が生い茂る公園があります。
           その公園は普段は癒しを与えてくてる場所なのですが、夏は一寸事情が変わってきます。
           1〜2匹が鳴き始めると季節を感じ、そして癒しも・・・。
           20〜50匹?が一斉に鳴きだすと騒音に。今年は暑いせいか、特に元気が良いようです。
           窓を開けて寝ているのですが、夜中まで鳴かれると寝不足になりそうでしたが、今はなん
          とも感じなくなりました。これがマンネリ?
           時々来る来訪者は「ヒェーッ」と感嘆の声をあげるほど賑やかな今日この頃です。

        玄関前の公園では・・・・             夜中の12時頃まで夜光灯の周りでも
            

   遠野言葉 
(「せみ」の声も慣れると 子守唄のようになるのでしょうか? 気にしないで寝られるようになりました)

     
  朝間おぎっとス(朝起きると) 「ミーン ミーン」 「ジー ジー」だのってス 最初ハ気になってだっ
      けども(気になっていたんですが) 今でハ 普通サなってすまったんだべが(普通になってしまった
      のでしょうか) 気になんねぐなってしまったのス(気にならなくなってしまったんです)
       公園側の窓っこも 開げで寝でんだども(開けて寝ているんですが) せみの声ハ 子守うだみで
      になってすまったんだべがな(子守唄みたいになってしまったのかな) 。
       ほがのひたづハ(他の人達が) たまに来っとス 「まんず よぐうるせぐねぇで居られるなっス
(よ
      くうるさくなく居られますね)
」ってしゃべっけよ(云うんですよ)
 
 8月 26日(日) 今朝の「日の出」 : すでに真夏の強い日差しの前兆が・・・

           少し早起きをして、暑くなる前の「ひんやり」した空気を感じてきました。
           日の出から30分後の朝市には、もう強い日差しが照りつけていました。

      今朝の「日の出」 (千葉県佐倉市印旛沼 AM5:08撮影)  佐倉の朝市  (京成佐倉駅 5:34撮影)
          
                      朝市にも、もう強い日差しが・・・

  遠野言葉 (いくら夏でも 朝早いうちは 空気が「ひんやり」して 気持ちが良いですね)

       
 なんぼなづだったって(いくら夏はといっても) 朝はえうずハ(朝が早いうちは) なんぼが(いくらか)
       
「ひんやり」すて きもずえがっけよ(気持ちが良いんですよ)
        すてるうづにス(そうしているうち) 朝日ハ 出できて 日っこあだってくっと(日が当たってくると)
       あだったどごハ(当たったところが) 急にあづぐなっけもや(急に暑くなるんですよ)
        「ハァー これハ 今日もあづぐなって やんたなぁー(いやだなぁー)」 ど思って えサ(家に) け
       ってきたんだどもス(帰ってきたんですがね)
 
 8月 25日(土) 「竹春(ちくしゅん)」 : 竹の葉が生い茂る時期・季語(真夏・陰暦の8月)

    
今 春サ出だ たげのごハおがってス その葉っぱハ青々ど茂って まんず 見事だっけよ : 遠野言葉
   (今 春に出た 筍が大きくなってね   その葉っぱが青々と茂って 本当に 見事ですよ   : 標準語) 

      
       佐倉市「ひよどり坂」の竹林      (8月25日AM撮影)    印西市瀬戸中央捷水路の竹林
 
 8月 24日(金) 夏は「ところてん」ですっきり

           暑い日が続く今、すっぱくて冷たい「ところてん」を食べるとすっきりしますよね。
           「ところてん」は低カロリーでコレステロールを減らしたり、健康にも良いとされ 静かな
          ブームでもあるようです。 

         今は簡単に作れる
「ところてん」
            

   遠野言葉 
(子供の頃、食べるより「天つき」で押して 細い「ところてん」を作るのが楽しかったのを覚えています)

       
 遠野ハ 三陸サ ちけもんだがら(近いものですから) 天草なんかハ 結構店サ 売ってだっけ
       もや(売っていたんですよ)
        とっちゃんハ(お父親さんが)天草煮で(天草を煮て) 食うどぎハ(食べるときに) 針金張った 
       はごっこサ(箱に)「とごろてん」入れで 柄っこのついだいだっこで(柄のついた板で) 「ぎゅっ」
       て押すど 細っけ(細い) 「とごろてん」ハ 出でくっけもや(出てくるんですよ)。 
        わらすの頃ハ(子供のころは) 食うよりか(食べるより) 「ぎゅっ」と 押すたがったのハ
(押した
       がったのを) おべでんだでば(覚えています) 。
 
 8月 23日(木) 処暑にして 涼風せがむ 親メダカ : 処暑→真夏の暑さがおさまるころ (今日は処暑です)

           今年もメダカの子供が誕生しました。
           外の水槽の水温は昼になるとどんどんうなぎ上りです。
           親メダカは子メダカ達を気遣って、涼しい風が欲しいとせがんでいるようです。
           ひざしが強い時は、水道水を足して水温を下げてやっています。

  水槽のメダカ達  
(私の飼っているメダカです  8月23日AM撮影)
      
    今年生まれた「日本メダカ」の子供   「日本メダカ」の親(黒色)と同居している「緋メダカ」の親

  遠野言葉 
(人間は いろいろ工夫をして暑さ寒さを過ごしますが、自然はたいしたものですね)

      
日本メダカハ 最初5しぎ(匹) 貰ったっけ(貰ったんですが) 今ハ全部で60匹ぐれに増えだのス。
      なづ(夏)ハ あづども(暑いですが) 冬も氷張るぐれだがら(氷も張るくらいですから) さむべなど
     思っとも(寒いだろうなと思いますが) ちゃんと冬も越すのす。
      しと(人間)ハ いろいろ工夫すて過ごすとも 自然のものハ たいしたもんだなっス。
 
 8月 22日(水) 炎天を避けて 夕方水辺を散歩してみました。

  
昼間ハあづくて うずでずっとすてるすかねぇども 夕がだにハ 水辺サ行ぐど きもずいいよ   : 遠野言葉
 (昼は暑くて 家でじっとしているしかないんですが 夕方には 水辺にいくと 気持ちがいいですよ : 標準語)

  水鳥達も 強い日差しが去って ほっとしているようです 
(印旛沼 8月21日PM6:30)撮影)
    
          しぎ                 白鷺                 大鷺 ?  
 
 8月 21日(火) からす とんびハ 光ってるでば。もう少し干せば 食(か)れるようになっつぉ : 遠野言葉
            (イカの口が   光っているよ。 もう少し干せば 食べられるようになるよ  : 標準語)

           私が5才の頃、遠野から父の実家の山田町に一人であずけられた際、スルメにするために
          除いた「イカの口」を、漁師の方からざる いっぱい頂きました。
           その「イカの口」を「からすとんび」と云っていました
。 (下の写真でその意味が想像できます)
           粋の良いイカの口達は、夕暮れになりやがて外が暗くなると、ホタルの様に「ピッカ ピッカ」
         
光出し たのが 不思議でいまでも思いだします。
           ざるで3〜4日干すと、塩加減が丁度よい美味しい乾物になり、それをよく食べた思い出が
          あります。 
           これから旬を迎える大きなイカが、店頭に出てくるようになりました。
           この際ですので、からす とんびの意味を追及してみたのですが 果たして・・本当?

  「イカの口(からすとんび) です。
       
(上顎と下顎が大きさが違い、からすととんびのくちばしのセットになっているようです)
     
   
新鮮なイカです             足の付け根に口があります           その上顎と下顎です(左がとんび、右がからす?)
                                                   (左隣りの写真からみると右が上顎かもしれません)
 
 8月 20日(月) 朝顔の「団十郎」が消えてしまいました : 江戸時代に一世風靡したという人気の朝顔

           12年前に浅草の朝顔市でに購入し、昨年まで咲かせ続けた団十郎ですが、今年は残念
          ながら咲かず仕舞いのようです。来年又浅草で購入しようと考えています。 

  今朝咲いた朝顔  (左の写真2枚  8月20日AM5:30撮影)            団十郎の「海老茶色」を再現?
       
      
 普通の青い朝顔(他にも赤や白等)   団十郎と同じ鉢にあった薄い青の朝顔    左の写真を加工してみました
                                  (種を採り、植え繋いでいます)

    
遠野言葉 (歌舞伎の市川団十郎の海老茶の衣装の色からとったといわれる朝顔団十郎 : 渋いです)

      
 朝顔ハ いろいろな種類あってス 団十郎の色ハ 渋くて歌舞伎の衣装のよんて(ようで) まづ
      (本当に) ずっと見ででも 飽ぎがっけよ(飽きないんですよ) 。
       真ん中の薄青いのも 不通のど違ってス 味あっていいもんだすよ(味があっていいもんですよ) 。
 
 8月 19日(日) 鹿児島の「さつま揚げ」は絶品ですね

   あっつ こっつの「さづま揚げ」ハ食うども 鹿児島の「さづま揚げ」のあずハ 最高だなっす : 遠野言葉
  (あっち こっちの「さつま揚げ」を食べますが 鹿児島の「さつま揚げ」の味は 最高ですね  : 標準語)

  鹿児島県いちき串木野市の「さつま揚げ」 バリエーションも豊富です。
      
      鰍スからや蒲鉾のしおり    さつま揚げ・上棒天・ごぼう天・野菜天・小判形・人参天
 
 8月 18日(土) 夕日の天体ショー : しばらく見とれてしまいました。

     まんつ たまげだでば 「うづぐすなぁ」ど思って見でだっけ 最後ハ こんたなあんべになったがらス   :遠野言葉
   (本当に びっくりしました 「綺麗だなぁ」と思ってみていましたが 最後は この様な状態になりましたから :標準語)

  夕日の天体ショーです (印旛沼湖畔より 8月16日撮影)
     
  18:15 美しい夕日です   18:23 入道雲が現れました  18:27 空のスクリーンに入道雲の陰が
 
 
 8月 17日(金)  お盆の頃の草花等

     周りハよぐ見でみっと このあづながサ 綺麗に咲いでる花っこもあっけよ。 このめづらす花っこハ 見でおぐれんしぇ : 遠野言葉
      (周りをよく見てみると この暑い中に 綺麗に咲いている花もあるんですよ。 この珍しい花を  見て下さいよ     : 標準語)

  お盆の頃の草花等 
(千葉県佐倉市宮本及び城址公園  8月16日PM撮影)
      
    
彼岸花より一足早く咲く 「キツネノカミソリ」      匂いがとても臭い 「クサキ」    若芽が出ると古い葉が落ちる 「ユズリハ」
     (彼岸花と同じく毒がある) 佐倉市宮本                             (親が 成長した子供に後を譲るのにたとえ
                                                           おめでたい木として正月飾りに使われる) 
 
 8月 16日(木)  戦時中の父のアルバムより : 「ホッ」とするような写真も・・・。

          戦時中のアルバムには 激しい戦争とは別に「ホッ」とするような写真も出てきます。
          明日の状況がどう変わっていくのか?と 不安を抱えながら精一杯の笑顔を作っていたの
         ではないでしょうか?

   戦時中の父のアルバムより
            
      
鉛筆を子供に配る兵隊さん          友人とのひと時(大日本帝国の帽子)   台湾での父の笑顔(昭和18年)

 遠野言葉 
(戦時中父は台湾に居り、台湾の人達には随分親切にして頂いたそうです)

    
   おどさんハ(父は) 台湾サ行ってっとぎス(台湾に行っていた時) 台湾のひたづぁ(人達は)
      親切だったって しゃべってだっけよ(云っていたんですよ) 。
       まづサ(町に) 遊びサ行ぐどぎハ 台湾のしとのうずで(台湾の人の家で) 普段着サ 着替え
      させで貰ったりス。 
       台湾がら遠野の檀家さんのうず(家)サ おがす(お菓子が)届いだども そのどぎも 台湾のし
      とサ(台湾の人に) お世話サなったんででべがね(お世話になったんじゃないでしょうか)
       なにしろ あったげどごだがら(暖かいところですから) マンゴーだのパイナップルだの うんめ
      果物ハ いっぺ食った(沢山食べた) はなすすてだっけよ(話をしていました)
       終戦近ぐサなって、ずぶんだづの身ハ(自分たちの身が) 危なぐなるまで 台湾のひたづに親
      切にしてもらいながら 楽すぐ過ごすたみでだったっけよ(楽しく過ごしたみたいでしたよ)
 
 8月 15日(水)  終戦記念日をむかえて : あの戦争で多くの人が亡くなり、私の家の生活も一変した戦争でもありました。

          お寺を継ぐ跡取り全員が戦死し、父も戦争へ出征している最中、不運にも住職も他界した
          ため、私達家族はお寺を追い出され ちりじりになり、母と私は檀家さんの家でお世話になる
          ことになりました。
           父が戦争から戻ってきて母と私と再会したのは、その檀家さんの家の奥の部屋の暗い土間
          でした。

 戦争前の家族                                  父出征時には長男・次男・三男の姿は既に無い
       
  
 終戦10年前、1935年頃の家族です          母の兄達の軍服姿               母  父  私(白い帽子)
   (この後、長男・次男・三男は出征し、3人全員が戦死)                          終戦4年前 1941年頃の写真

   遠野言葉 
(この後、 母と私の二人だけの生活が続きましたが、食べるものもあまり無く悲惨な生活が続きました)

       
おでらハ出で(お寺を出て) おら小学こサ行ぐまで(私が小学校へ行く様になるまで)  かっちゃんど
      (お母さんと)二人で 暗い土間サ続いた部屋サ居だどもス(居たんですが) 食うものハねぇす(食べ
      るものは無いし) かっちゃんハ ず分のものも食わねで(自分のものも食べないで) おれサ(私に)
      しぇでけだんでねべが(食べさせてくれていたのではないでしょうか)
       まいにづまいにづ(毎日々々) 「ひっつみだんご」 ばりで(ばかりで) わらすのおれハ
(子供の私は)
      「やんたなぁ(いやだなぁ)」ど思いながら 食ってだのス(食べていたんです)
       たまにご飯ハ出っと 米よっか麦の方(米より麦の方が) 多いご飯だっけども 「うめなぁ」 ど思ったっ
      けよ(思ったんですよ)
       空襲警報ハ 出るたんび(出る度に) 電気の傘サ くれぇ(黒い)布っこハ 巻いで 二人で じっと
      すてる夜も多がったのス(じっとしている夜も多かったんです) 。

    「ひっつみだんご」 : 麦の粉を練り薄く延ばし 味噌味等の汁で煮ただんご。(すいとん)
 
 8月 14日(火) 明日は終戦記念日 : 1920年頃からも「戦争を意識した教育」が着々と進められていたようです。

           私の家の昔の写真の整理は、間もなく終盤に近づいています。
           私の生まれた1940年以前から、戦争を意識したと思われる写真が多く見られます。
           そのうちの一部を掲載させて頂きました。

  東京目黒の「無線電信講習所」 (この中に母の兄も)    盛岡の「師範学校」 
(この中に母の妹も)
       
 母の兄が学んだ「無線電信講習所」(東京目黒)    母の妹が学んだ「師範学校」(盛岡) 記念写真?に 6丁の銃が・・・。
       1923年 教師30名 講習生68名   1930年頃
(兄は艦船の無線室に居たところ米軍の爆弾が直撃し戦死) 
             
  
遠野言葉 (「人の命はなによりも大切」 一部の指導者の欲や意地で物事が進むのが怖い)

     
 なんたらばなぁ(本当にまぁ) 戦争せば(戦争をすれば) いっぺ死ぬしとハ(沢山死ぬ人が) 出
     でくんのハ わがってだべども(分かっていたんでしょうが) その準備ハ 着々ど進んでだんだなっ
     す(進んでいたんですね)
      それまでの戦争でハ 勝っていい思いしたしとも(人も)いだべども(いたでしょうが) 最後ハ どん
     たなごどサなっか(どんなことになるか) 想像もつがねで(想像もつかないで) がむしゃらに 進ん
     でったどすか(すすんでいったとしか) 考げられねでばな(かんがえられないですよね)
      今もあっつこっつで 戦争ハ 起ぎでっとも(起きていますが) 敵も味方も苦すんだり、悲すんだり
     するだげで 少しも良いごど ねぇんでねすか?
(ないんじゃないですか?)
 
 8月 13日(月) 「人の動き」を表す遠野の言葉 : オリンピックでは史上最多のメダルを獲得
                                 
          走ったり、追いかけたり、普段の努力が実を結んだロンドンでしたが、人の動きを表す
         遠野の言葉を紹介します。 
赤:遠野の言葉
                  
・ 
 8月 12日(日) もみじ葉 留紅(るこう)草 : 十思公園で種を拾い10年以上お付き合いしています。

 
 とうきょサ 勤めでだどぎ 公園の隅っこサ 可愛ぐ咲いででス、その種っこハ拾ってがら 毎とす庭サ植えで 楽しすんでんのス : 遠野言葉
 (東京に 勤務していた時 公園の隅に   可愛く咲いていて  その種を拾ってから    毎年庭に植えて 楽しんでいます    :標準語)

                  もみじ葉 留紅草 (自宅の庭にて 8月12日AM撮影)
     
   
十思公園(東京小伝馬町)     もみじ葉留紅草 (葉がもみじの様で花は鮮やかな紅色です。花は約2cmの可愛い花です)
  (伝馬町牢屋があった所で吉田松陰が処刑された場所とのことです)
 
 8月 11日(土) 遠野じんぎすかんマラソン開催 : 8月26日(日)9時半スタート

       遠野は昔、馬の競り市が盛んで、全国から馬を求めるばくろうが遠野のじんぎすかんを楽しみに
         遠野にやって来ていました。

            遠野じんぎすかんマラソン (遠野広報7月号より)
        
 
   遠野言葉 
(遠野では、いまでもじんぎすかんを近所のコミニュケーションの場として盛んに行われています
             そして、遠野の近所同士の話は、まるでコントの様な楽しい話のやり取りになるのが特徴です)
               [遠野地方の日常会話集89ページ 「もっきりいっぺ」より]

      
 「おめさん(あなたね)昼間っから あげ(赤い)顔すて「もっきりいっぺ(お酒を一杯)」やってきたん
      でねすか? (やってきたんじゃないですか?)
       「なにゆってんのす(なにを云ってるんですか) 昼めぇ(昼前) はだげ(畑)の草っこ取りすてで(し
      ていて) 日サ焼げですまったのす(日に焼けてしまったんですよ)。「もっきりいっぺ」ハ 夜がらだで
      ば(夜からですよ)。えがったら(良かったら) おめさんんも 一緒にやんねすか?(一緒にやりませ
      んか?
       「んだらば(そうとくりゃ) せっかぐだがら じんぎすかんハ やんねすか?(やりませんか?) 道具
      もちゃんと 揃ってっからす(揃っていますから) 。」
       「それハ あのバケツサ 穴の開いだやづだべが?」
       「んだんだ ほでハ(それでは)おらほで(私の方で)準備すっからす(準備をしますから) 別嬪さん
      のかが様も(奥様も)連れでくれば いいんでねすか? (いいんじゃないですか?)
       「ほでハ(それでは) 今日ハ 化粧念入りにすて(化粧を念入りにして) 磨ぎかげろって しゃべん
      ねばねーな(云わなけりゃーね) 。ワッハッハッハ。
     
 8月 10日(金) 久々の「せみ捕り」 : 孫のお供で近くの公園へ・・・。

  遠野言葉 
(とんぼ捕りより せみ捕りの方が一寸だけ難しいかもしれませんね)

      
なづ(夏)サなっと よぐ 「とんぼ捕り」だの「せみ捕り」サ 行ったもんだでば(行ったもんです)
      木サ たがってる(つかまっている)「せみ」ハ 網っこで捕んのハ 結構難がすがっけよ
(結構難
     しいんですよ)
      網っこハ「せみ」サ 「バサッ」と かげっとス(かけると) 「せみ」ハ「シャーッ」と しょんべんしっ
     かげで(おしっこをかけて) 飛んで行ってすまっけもや(飛んで行ってしまうんですよ) 。
      友だづ(友達)ハ それ見で 「ワッハッハ」って よろごんだもんだっけよ(喜んだものですよ)

     解説 
「たがる」は「つかまる」とか「とまる」などの意味があり、下の例の様に使います)
          例) せみハ 電信柱サ「たがる」       
ハエがご飯サ「たがる」  
 

  公園での「せみ捕り」  (8月10日AM撮影)
     
   せみが出た穴があちこちに・・ 卯かして一人前のせみに・・   幼稚園生にはまだ難しい「せみ捕り」
 
 8月  9日(木) 波のごと 涼風至 稲穂かな : 涼風至(りょうふういたる)→ 丁度今頃の「夏に吹く涼しい風」 季語

     なんたらば 昨日、今日ハ クーラーハ 使わねくても すずすくて きもずいいでばナ   : 遠野言葉
    (どうしたことか 昨日、今日は クーラーを 使わなくても 涼しくて 気持ちがいいですね : 標準語)

  昨日、今日は 涼しい風が稲穂を揺らしています 
(千葉県佐倉市飯野 8月9日AM撮影)
     
    真夏の一瞬だけ、秋に吹く様な涼しい風が稲穂を揺らします。  右にそして左に風の吹くまま・・・。
 
 8月  8日(水) 真夏でも「鍋焼きうどん」おつなもの : 1週間に2〜3度はお昼に頂いています。

      
なづでもス とんがらすハいっぺかげで 汗ながすながら食う 「鍋焼ぎうどん」ハ 最高だじぇ : 遠野言葉 
      (夏でも  唐辛子を沢山かけて  汗を流しながら食べる  「鍋焼きうどん」は 最高ですよ : 標準語)


 季節を問わない「鍋焼きうどん」 [簡単レシビで手早くできる我が家の定番]   
(8月7日撮影)
     
 
冷凍うどん(プラス餅) ネギとばら肉と竹輪で汁にダシを出し、つゆの素で味をつける。 蟹蒲、エビ、天ぷらを乗せる。  (別にプラス)
                                                                    餅だけのどんぶりも美味しいです。
 
 8月  7日(火) 読みがだの「ほでね」 まずだの場所ハ いっぺあるなっス :遠野言葉
          (読み方の「分からない」町や場所が   沢山ありますね  :標準語)

         昨日のダンスの会場ある市は「四街道市」 ですが、読み方が難しいですね。
         この様な読み方の難しい市や場所が沢山あります。
         今住んでいる近くにも、そして遠野にも。 その例をあげてみました。
  
         
 私の住居の近く(千葉県)の例
            四街道市 → よつかいどうし      八街市 → やちまたし
            匝瑳市  → そうさし          姉崎海岸 → あねがさきかいがん

          
遠野の例
            六角牛山  → ろっこうしさん 
                   
(標高1,294m、遠野小富士と呼ばれ早池峰山、石上山と共に遠野三名山の一つで、町からも良く見える) 
            「程洞」 のコンセイサマ → 「ほどほら」のコンセイサマ
                   
(程洞稲荷神社の中にあり、かなり山奥に入った感覚で精霊が住んでいる感じさえする。五百羅漢も近い)
            「欠上」稲荷神社 → 「かきのうえ」いなりじんじゃ
                   (遠野の町の東側の小高い山の上にあり、神社からは遠野の町が一望できる。元朝参りには必ず行きました)
            「暮坪」  → くれつぼ
                   
(遠野市上郷町比佐内暮坪 暮坪かぶで有名、お蕎麦の薬味にします。遠野ふるさと公社でも蕎麦とセット
                         で通販、東京浅草の蕎麦どころ「十和田」でも遠野の暮れ坪かぶで蕎麦が食べられます)
       
                   
   遠野言葉解説 (「ほでね(分からない)」と「ほでね(違う)」)

         同じ言葉で意味が全く違う使い分けがあり、発音で区別します。
             「ほでね(わからない)」は「」の発音を高く云います。
             「ほでね(違う)」    は「」の発音を高く云います。
 
 8月  6日(月) 躍動する若者達に感激 : ダンスシアター記念公演を見てきました。(昨日午後)

    遠野言葉(中学校でも授業に取り入れる様になったダンス。益々盛んになりそうです。)

       
 今の わげひたづぁ(若い人達は) まんず 元気だなっす(元気ですね)
        飛んだり跳ねだり 手っこ廻すたり ハー 忙すがっけよ(忙しいんですよ)
        それも 10人も20人も一緒になってス 同んなずに揃えで踊んのハ てぇへんだべな
(大変で
       しょうね) 。
        ほでも皆がんばんのハ(それでも皆頑張るのは)  すっかり このダンスサ 嵌ってすまってるよんた
       っけがらス(嵌ってしまっている様でしたからね)


  JAZZ・POP・HIPHOP・CLASSIC等の曲に合わせ踊る若者達 (今回は撮影禁止のため、昨年の公演写真です)
    
  会場の四街道文化センター  躍動感溢れるダンス             優雅なダンス
 
 8月  5日(日) 花火を満喫しました : 佐倉市民花火大会 (2尺玉3発、尺玉24発を含む1万発を打ち上げ)

  
 2尺玉ひらぐどぎス うずのガラスハ「ビリビリ」って鳴るス 花火で 空っこハみえねぐれ でっかぐ広がっけよ  : 遠野言葉
   (2尺玉が開く時には 家のガラスが「ビリビリ」って鳴るし  花火で空が見えないぐらい 大きく広がるんですよ : 標準語)

 佐倉市民花火大会 
(印旛沼湖畔  8月4日PM7:20〜9:00撮影)
     
 
水面に写るスターマイン         連発する打ち上げ花火           音が腹にも響く10号玉(1尺玉 直径30Cm)
 
 8月  4日(土) 海から遠いこんな所まで東京湾だった? : 木下(きおろし)貝層

    
遠野ハ むがす 湖だったづども 今住んでる佐倉も印西も むがすハ海だったどす  : 遠野言葉
   (遠野は 昔 湖だったそうですが 今住んでいる佐倉も印西も 昔は海だったそうです : 標準語)

 木下貝層 (千葉県印西市木下万葉公園 8月3日AM撮影  いつも通る道の際なので一寸寄って見学してきました)
     
 
東京湾から30Kmの印西市も12〜13万年前は古東京湾でした。 波や潮の流れで貝殻が集まり貝層となったそうです。
 
 8月  3日(金) 「花火大会の準備」を見る : 「佐倉市民花火大会」は明日4日に開催されます。
                                       (なかなか見れない2尺玉3発・手筒花火・水上花火等総数1万発)

     遠野言葉 
(2尺玉は 空で広がると直径500mにもなるのだそうです)

       
  まんつとも(まあ本当に) 花火ったたって(花火と云っても) 只の花火でハねぇのス(只の花火で
        はないんですよ)
         2しゃぐだまハス(2尺玉はね) 空で広がっと(空で広がると)直径500mになるどス(なるそうです)
         3日もめぇがら(3日も前から)準備すてス ぶってぇつづハ立ってだっけよ(ぶっとい筒が立っていた
        んですよ)
         まんず たのすみだでば(本当に 楽しみですよ)

   「佐倉市民花火大会」の準備中です 
(印旛沼湖畔 8月2日PM撮影)
      
   
 パンフレット       二尺玉の打ち上げ用筒が3本   その一本です。直径60Cm 高さ約3m    照明用器具も続々到着
                                       (フォークリフトとの高さを比較して見て下さい)
 
 8月  2日(木) 夏休みの楽しみとスリル : (夏休みの楽しみは川の釣りでした。そして、釣りのポイントは猿ヶ石川の
                                    鉄橋を渡った向こう岸にありました。渡るには枕木を一本一本慎重に・・)  
                                     [今は絶対「禁じ手」の約60年前の遠野での経験です]
 
          
  遠野言葉
(SLが通過する鉄橋の「避所待」は 目の前1m先のSLの迫力・震度4・風速30m/秒 振り落とされそうでした)             
           

       「さあ、じゃっこ釣りサいぐべ(魚釣りに行こうよ)
       「そろそろ 10時汽車ハ 来る頃だべがら(来る頃だから) 早ぐ鉄橋わだっていぐべ(早く鉄橋を
        渡っていこうよ)
        
(そうこうしている間に 汽車はどんどん鉄橋に近づいてきます。)
       「ほれ 早ぐ待避所サ 入ぇれでば(入れよ) 」 
        
(汽車からは「ぼーっ ぼーっ」という汽笛がどんどん近づいてきます。そして、汽車はやがて鉄橋へ)
       「ボーッ ガタンガタン ボーッ ガタンガタン シュッ シューッ」 
       
 (帽子の紐が首の回りに巻きつき帽子がぐるぐる廻って苦しくなります。大きく揺れる待避所の鉄の棒
         につかまって必死に耐えます。汽車はあっという間に通り過ぎました。)
       「ヒェーッ おっかねがったなぁ(怖かったなぁ) ほでも おもしぇがったなぁ(面白かったなぁ)
        (こんなスリルが忘れられず 止む無く 一夏に2〜3度経験していました。)  
     
         「鉄橋待避所」での汽車(SL)通過待ちのスリル    (良い子は絶対マネをしないようにね)
            
         花巻から来て、遠野駅の約1,5Km手前の猿ヶ石川の鉄橋
(枕木を一本一本慎重に渡り、約80mの鉄橋の真ん中に「待避所」が・・・)
 
 8月  1日(水) 「ゆるぐねぇども 頑張っておぐれんしぇ」 : 「大変ですが 頑張って下さい」

           修学旅行の場所を東北の被災地にしている学校も多いようです。
           また、被災地のボランティア活動を研修にしている会社もあり、多くの人の目が東北の復興
          に向いているのは良いことだと思います。
           まだまだ進まない現状に「ゆるぐねぇども 頑張っておぐれんしぇ」と、皆で応援しましょう。

   被災前の岩手県三陸  
(平成11年9月29日 日記帳に使用した写真です)
                 
  今も
不通箇所の多い三陸鉄道   流失した島の越駅舎   山田町折笠駅近くの橋(流失)  普代駅近くのアンモ浦展望台より
                                                        (高台のため駅は流失を免れたがいまだ不通)
 
 7月 31日(火) 夏の雲・夏の花 

       蒸すあづくて やばつ日続ぐでば。    身体もだるども 気付けで頑張ってがんせ     : 遠野言葉
      (蒸し暑くて うっとうしい日が続きますね。身体もだるいですが 気を付けて頑張って下さい : 標準語)

  夏の雲・夏の花 (千葉県佐倉市飯野 7月30日PM撮影)
      
      
 夏の雲 積乱雲        ひまわり (花言葉:あこがれ、崇拝、熱愛)   おにゆり (花言葉:純潔、愉快、富と誇り)
 
 7月 30日(月) 「蒲(ガマ)の穂」が大きく成長しています : 沼地で育つ自然の蒲の穂です。

 
 この蒲がらきてる こど葉ハ なんぼがあってス 普段なんとなぐ しゃべってんだども おべでだすか?  : 遠野言葉
 (この蒲からきている 言葉は いくつかあって 普段なにげなく 云っているんですが 知っていましたか? : 標準語)

             蒲団(ふとん)   : 蒲(ガマ)の穂を寝具に入れていたことから・・・。
             蒲鉾(かまぼこ)  : 最初の頃の蒲鉾は竹輪の様で 蒲の穂に似ていたことから・・・。
             蒲焼(かばやき) : うなぎを筒状に切り焼いていた形が蒲の穂に似ていたことから・・・。

    今、印旛沼の周囲は「蒲の穂」でいっぱいです (千葉県印旛沼 7月28日撮影 右2枚の写真)               
            
  
遠くに見える水辺の草が殆どがガマなんです(平成10年撮影)                ガ   マ   の   穂
 
  7月 29日(日) 「炎(も)える日は 伝い急ぎし 方陰り」 : 片陰り(かたかげり)→道の片側だけに出来る建物等の陰
              (今日この頃の昼間の状況を表現してみました)


    
こんたにあづ日ハ 日陰歩ぐのハ いず番だども その日陰のねぇどごも あっけもな  : 遠野言葉
   (こんなに暑い日は 日陰を歩くのが 一番ですが その日陰が無い所も ありますよね : 標準語)

                    
            
誰にでもある「日陰を伝って歩いた経験」       炎天も過ぎた昨日の日の入り(印旛沼 7月28日夕方)
 7月 28日(土) 真っ黒い「カラスや鵜」の夏の過ごし方 : その熱中症対策とは (7/21の自然観察会で教示受)
          
           「髪はカラスの濡羽色」といわれる程 真っ黒い羽毛太陽の光を吸収するカラス達、同じ
          ように鵜も真っ黒い羽毛で炎天下で過ごす。(夏の炎天下、礼服での葬式や墓参りを想像してみて下さい)
           真夏にこんもりとした森の中で「ググー ググー」という不気味な音が・・・・。
           実は日の当たらない森の中でじっとしながら口を開け、空気を身体に送り込み体温を下げ
          ている カラスの息づかいだそうです。私も姿を見せないこの音に「ぞっ」としたことがあります。
           鵜も同じで、喉を膨らませて振動させ、空気を送り込んで体温を下げる 「熱中症?対策」を
          しているとのことです。

カラスの熱中症対策             鵜の熱中症対策
(写真は北印旛沼 平成11年撮影)

 
真夏は出来るだけじっとして、体内に空気を取り入れ身体を冷やす。 鵜は喉を膨らませ振動させ体内に空気を取り入れ身体を冷やす。

  
 遠野言葉 
(昨日、今日と庭の草取りをしたんですが、熱中症になりそうでした。)

       昨日、今日ハ いじ時間ぐれづづ(一時間位づつ) 庭の草っこ取りすたどもス(庭の草取りをした
      んですが) 顔がら汗っこハ 「ダラダラ」ど出るス 蚊にハ刺されるス まんず 目に合ったでば(大
      変な目にあったんですよ)
       草っこぺっこばり取って(草を少しばかり取っては) 汗っこ拭いで水っこ飲んで うずわで仰いで
      ス なもなもすごどになんねがっけよ(どうにもこうにも仕事にならないんですよ)
       すずすぐなってがらでハ(涼しくなってからでは) 草っこハ 背のたがさサなってすまっからス(背
      の高さになってしまいますからね)
       なんじょすたらいいもんだべがな?
(どうしたらいいもんでしょうかね?)
 
 7月 27日(金) オリンピック・サッカー男女1試合目ダブル金星 : 今の若者とこれからの子供達に日本再生を期待 

           女子は勿論、男子も優勝候補スペインを下し大金星、これから先が楽しみになりました。
           試合前ロッカー室での宮間主将の
「大切な思いと大切な人がいて私達が戦っている・・・」
          との心構えの言葉に、佐々木監督までもが感激して皆で涙したといいます。
           世の中は、自分のことしか考えない政治家や、わが身を守ることだけに奔走する教育者
          そして、正道者が潰されてしまう日本の今の仕組み。
            バブルで作った借金や、心無い日本の指導者達の仕打ちで、今苦しんでいる若者達
          「疲弊した日本を築き直して欲しい」というのはあまりにも「むし」が良すぎるかもしれません。                    
           海洋資源を最後の懐刀にして、創造と切磋琢磨を重ね、世界一住み良い日本に再生し
          て欲しいものです。 
(私の日記帳7月18日に関連内容があります)

                              

  遠野言葉 
(3.11の震災で、皆苦労しているところですが、このような中、若い人達の心に何かのスイッチが入ったような
                                                          気がするのは私だけでしょうか?)

       
世のなが悪って(世の中が悪いって) おらみでに(私のように)「グヤグヤ」ど グヤめいでばりいでも
      (グチを云ってばかりいても) なんにも えぐなんねどハ(良くはならないと) 思っともス(思いますが)
      誰がハしゃべって(誰かが言って) 誰がハ気サ付いで(誰かが気が付いて) 誰がハ何がやんねば
(誰
     かが何かをやらなければ) いづまで経っても 世のなが(中) えぐなんねど(良くならないと) 思うんだ
     でば(思うんです)
       この前の震災で 皆苦労すてるどごだども(皆苦労しているところですが) こんな中でも わげひた
     づぁ(若い人達は) 何が心サスイッチ入ったような 気がすんのハ(気がするのは) おれだげだべが?
     (私だけでしょうか?)
 
 7月 26日(木) 今年二度目の「ブルーベリー狩り」 : 孫2人とカブト虫も目当てに・・・。

     
スグリにハ とげ有って いでくて採りずれども ブルーベリーハ とげねくて わらすでも 採り易すもな    : 遠野言葉
    (スグリには とげが有って 痛くて採りにくいですが ブルーベリーには とげがなくて 子供でも 採り易いですね : 標準語)


   「ブルーベリー狩り」 (千葉県印西市 「ブルーベリー農園こてら」 にて 7月25日撮影)
       
    
  苗床はウッドチップが敷き詰められています。カブト虫はこのチップの中で育ち丁度今頃脱皮して出てきます。3匹捕れました。
 
 7月 25日(水) 伝えたい遠野のレシビ : 「ミルクくず餅」

      なづにハ 冷やすて食うど うんめし たやすがら こしぇでみだら なんたす?     : 遠野言葉
     (夏には 冷やして食べると 美味しいし 簡単ですから 作ってみては 如何ですか? : 標準語)

               遠野広報7月号より

           
・       
 7月 24日(火) 「短夜(みじかよ)」 : 「夏の夜は短く あっと云う間に明けてしまう」 季語

           今の時期の夜と昼の長さ (時刻は千葉)
              日の入り(18時50分頃)→日の出 : 約10時間(夜)
              日の出 (4時40分頃)→日の入り : 約14時間(昼)

               

   遠野言葉 (寝苦しい夜が続き 寝不足になってしまいますね)

     
  まんず(まあ) 寝だど思ったっけ(寝たと思ったら) すぐあがるぐなってすまってス(すぐ明るく
      なってしまってね) 雨戸すめで(閉めて)寝んねば(寝なければ) 寝不足サ なってすまっけよ
      (なってしまうんですよ)
       んだどもス(ですがね) 雨戸すめっと(閉めると) 今度ハ むすあづくて(蒸し暑くて) とっても
      寝られねがっけス(寝られないし) どっつサすても(どっちにしても)寝不足サ なってすまってス
      身体のちょうす(調子)ハ このどご あんまりえぐねでば(あまりよくないんですよ)
 
 7月 23日(月) 絵画の観賞 : さくら画の会 (佐倉市立美術館 〜22日)

           絵画を趣味で始めた知り合いが、最近めきめきと腕を上げていると云います。
           毎年開催される絵画展を一寸覗いてみました。
           県展などにも出展している二人の知り合いの絵を掲載させて頂きました。
           素人の私は感心するばかりですが、先生からの指摘は数多くあるそうです。
           確かに趣味の世界は奥が深く、上には上がいくらでもありますからね。

 さくら画の会 (佐倉市立美術館にて 7月22日撮影)
     
    佐倉市立美術館         「ぬいぐるみ」 菅原さん        「わさび田」 安西さん

  遠野言葉 (他人の趣味をけなしたり不思議がったりするのは 愚の骨頂ですよね : 今日のさくら画の会とは直接関係はありません)
       
     
 「汗水たらすて山サ登る」のも趣味、絵っこ描くのも趣味だども(ですが)、「なんたら(どうして) あ
     んたなごどすて(あんな事をして) おもしぇべが?(面白いのかね?)」って云うしとも(人も) ときた
     ま居るんだでば(時々いるんですよ)
      しとハしと(人は人) それぞれだんべでば(それぞれでしょうが) 
      ほがの(他の)趣味不思議がるごどねのす(趣味を不思議がることはないんですよ)
      おめさんのやってる趣味も(あなたのしている趣味も) ほがのしと(人)がらみれば 「なんたら
(ま
     あまあ) あんたなごどやってス(あんな事をやってね)」って しゃべってかもしぇんねよー
(云われて
     いるかもしれませんよー)
 
 7月 22日(日) 「朝市で節約」と思ったのですが? : あまりにも安いのでつい大買いしてしまいました。

   遠野言葉 (安くても多く買ってしまえば 節約にはならない? でもその分皆で楽しめばいいかな?) 

       「まんつとも(本当に) こんたに(こんなに)安ぐ売ってハ 大丈夫だべが?(大丈夫だろうか?)
      ど思うほど 安がっけよ(安いんですよ)
      んだがらス(ですから) ついつい すいが(すいか)どメロンハ 息子ど娘のどごサ(ところに) 買っ
      てやんべど(買ってやろうかと)思ったりすて 1つ1つハ安べども(やすいのですが) とどのつまり
      ハ まんず こんたにいっぺ(こんなに沢山)買ってすまんのス(買ってしまうんですよ)
       せづやぐすっぺど思って(節約しようと思って) 朝市サ行ったっけ(朝市に行ったのですが) ほで
      ねぐなってすまったっけよ(そうではなくなってしまったんですよ)

  佐倉の朝市 : 毎週日曜 日の出から午前7時頃まで開催 
(京成佐倉駅傍 7月22日AM6時撮影)
        
   朝市は八百屋さんだけでも4軒      すいか・メロンそれぞれ1ヶ200円  桃3ヶ500円 とうもろこし1本50円 いんげん約50本100円
                            を2ヶづつ購入  
 
 7月 21日(土) 植物の不思議 : 今日の午前中は自然観察会でした →聞けば聞くほど不思議なことばかりです。

    
草だの木だの まんつ 不思議なごどばがりだでば。 人ハ 考えられねごどやって生ぎでんだなっス  : 遠野言葉
    (草や木などは 本当に 不思議な事ばかりですよ。 人間が考えられない事をして生きているんですね : 標準語)


 植物の不思議 [それぞれ生きる工夫を加えながら変化]  (佐倉市自然観察会にて 7月21日AM撮影)

   @ ガクアジサイ   A どくだみ    B 夕顔のつる  C ネムの木のおしべとめしべ Dつゆくさ
       

     
 @ ガクアジサイの疑似花は綺麗に咲いて虫を呼ぶ(左下側の花の塊)
         中心の花たちが受粉を終えると お役御免となり疑似花は後ろ向きになり目だだなくする(右上側の花の塊)。
       A ドクダミの花びらは葉っぱが変化したもの。緑の混じった大きいのは花びらではなく葉っぱだそうです。
       B 夕顔のつるは最初の5巻は左巻きで6巻目から右巻きに変わる。(引っ張られる力の変化に対応する為)。
       C ネムの木の花はいくつもの花のかたまりで出来ており、一個の花には一本のめしべ(
)に何本ものおしべで
        構成されている。 おしべの先端にはそれぞれ小さい花粉がついている。

       D つゆくさは青い花だけでなく、白い花を咲かすものもありました。  
 
 7月 20日(金) こだわりの「風鈴」 : 当時80才の父からのプレゼントです(南部文秀堂造 江戸時代からの風鈴の老舗)

   遠野言葉
 (南部の職人の腕が奏でる風鈴の音 ・ 今でも今は亡き父母に毎日聞いて貰っています)

      
 おやずど(親父と)二人で志戸平温泉サ 行った帰りに 「岩手の風鈴ハ いい音っこすっから(い
      い音がするから) おみやげサ(おみやげに)持ってげ(持っていきなさい)」って いっぺ(沢山)
      る風鈴のなが(中)がら いずばん音っこのいい風鈴ハ 選んでけだのす(選んでくれたんです)
       そのあど(後)  おやずがおふぐろのあど追うように亡くなってがら 千葉のほどげさんの前の窓際
      サ 下げでやってで(下げてやって) いっつも風鈴の音っこハ 聞いで貰ってんのス
(聞いて貰って
      いるんです)
       なんとも云えねぇ(なんとも云えない)  いい音っこするんだでば。「ちりーん! ちりーん!」ってス。

  南部文秀堂の風鈴 (自宅で聞き始めて10年余りになりました 7月20日撮影) 
                    
         裏には宮沢賢治の詩が・・        ふくろうのデザイン      ひし形の 打ち金?

       
註) 志戸平温での薄皮饅頭の(5月18日の日記帳) 話のあとに 買って貰った風鈴です。
 
 7月 19日(木) 「ブルーベリー摘み」に出掛けました : 初めての農園に孫は興味深々

  
 兜虫もいるずがら  行って見だども  こどすハ  おせめでだどす。 ブルーベリーだげ 摘ませで貰って けってきたのす : 遠野言葉
   (兜虫もいるというので 行って見ましたが 今年は 遅いみたいだとか。ブルーベリーだけ 摘ませて頂いて 帰ってきました : 標準語)

  
 「ブルーベリー摘み」 (千葉県印西市ブルーベリー農園こてらにて 7月18日PM撮影)
    
 
・ 
 7月 18日(水) 孫達の時代は 「世界一住み良い日本に」 : 「創造する力」「世界一の海底資源」を財産に・・。

           「にっぽん」っていいなぁ。日本の誇る職人が、知恵と技で作った物を送り出し、世界中の生活
          に溶け込んでいるものが沢山あるんですね。
           物の他「日本のサービス」という心遣いは、世界の人達にも共感を呼んでいる日本の特徴です
          よね。
           この創造の力と切磋琢磨する心があれば、今の不景気なんかそのうち吹っ飛んじゃいますよ。
           それに、世界の陸上の石油等の資源が枯渇する頃、採算ベースに乗った日本の海底資源は
          世界一 の供給量になることは間違いないと思いますよ。
           東南海トラフの天然ガスだけでも、日本で使用する90年分埋蔵 されているとのことですから。
         
     「日本近海の海底資源」て凄そうですね。   
孫達には資源だけに頼らず、今の日本の心で頑張って欲しいものです。
                   

  遠野言葉
(バブルで大きな借金を作った私達の責任は? 「海底資源で宜しくね」 というのは一寸虫が良すぎるかも)

     
 わらすの頃(子供の頃) 「日本ハ資源もなんもねぇ国だがら 汗水たらすて稼いで物こしぇで(作っ
     て)
輸出するすかねんだ」って 先生がら おしぇで貰ったもんだでば(教えて頂いたんです)  。
      なんたらば(どういう訳か) 今頃サなってがら「日本ハ 世界一の資源国」 だってすか? (だって
     云うんですか?)
      もうぺっこ早ぐ(もう少し早く) わがってればいがったなっス(分かっていればよかったです)
      ほでも(それでも)、おらだづハ(自分たちは) 孫だづサ いっぺ借金こしぇですまって(沢山借金
     を作ってしまって) なんじょすんだべが?(どうしようか?)ど思ってだ(と思っていた)どごだども(と
     ころですが) なんぼが安心すたでば(いくらか安心しました)。 まんず わげひたづぁ(若い人達に)
     頑張っておぐれんしぇ(頑張って下さい)
 ・
 
 7月 17日(火) 夏に咲く花 : 「サクラオグルマ」 「野萱草(のかんぞう)」 「水蓮」

    今日梅雨明げだずども こんたにあづながサ うずぐすぐ咲いでる花っこ いっぺあったっけよ : 遠野言葉
  (今日梅雨が明けたそうですが こんなに暑い中でも 綺麗に咲いている花が 沢山ありましたよ : 標準語)

 夏に咲く花 
(千葉県佐倉市城址公園  7月17日AM撮影)
  めったに見れない 「サクラオグルマ」  
「野萱草(のかんぞう)」       「水蓮」 
    
   
千葉県固有の希少な花とのことです。        見頃はもう終わりです。          池の中に沢山の水蓮が咲いていました。
 
 7月 16日(祝) 写真の整理は心の整理 : 

           亡き父母をはじめ、兄弟親戚友人などの写真すべてをUSBメモリー に収める作業を始めて
          約2週間、1,000枚以上の写真を見てきました。
           初めて目にする写真も多く、父母の青春や私を取り巻く多くの人や環境から読み取れる事実
          を再認識する良い機会となっています。
           中でも、父が出征して 死と直面している戦地からの手紙と写真とを重ね合わせた時、当時の
          覚悟をきめた人々の心の強さと悲壮感を感じ取ることができます。

    父出征時の写真 (僧侶の父にも召集令状・遠野のお寺にて)  海軍輸送船?上の記念写真
             
               母・父・私(白い帽子)と家族      父は最上段右から27番目
        
 (ここに居ない母の兄3人は全員戦死してしまいました)
          
     戦地から母に宛てた父の悲壮感漂う手紙の一部 (幸いにも父は終戦後日本に帰還できました)
       
戦地で父は義理の兄達の戦死を知っていたようです。

   遠野言葉 
(戦争は一般の人々の幸せまで奪ってしまいます。私達家族も正に・・・・)

    
   戦争やるど、一般の ひたづの(人達の)生活ハ なんたになっか(どの様になるか)  わがんねもん
      だよ(わからないんですよ)
       戦争終わって親父ハ けってきたども(帰って来たんですが)  住職ハ死んで おでらのあどとり3人
      も(お寺のあととり3人も) 戦死すたもんだがら(戦死したものですから) おらだづかぞぐハ
(私達家
      族は) おでらハおんだされですまったのす(お寺から追い出されてしまったんです)
       それがらっつうものハ(それからというものは) 親父ハ しごど探すて一生懸命 おらだづハ 苦労
      すて 育でだのす(育てたんです)
      なにあっても(何があっても) 戦争ハやってハわがねんだでば(戦争はやってはいけないんです) 。 
 
 7月 15日(日) 「白南風(しらはえ)」に 光る白雲 足早に : 今朝の空の様子です。

           今日も朝から南からの風で吹きうんざりですが、梅雨明け近い南風を「白南風(しらはえ)」
          と云うそうです。本来は白南風はそよふく風をいうようですが、こんな強い南風は白南風とは
          云わないのかな?
           ちなみに
            梅雨の始めの頃の南風を 「黒南風(くろはえ)」
            梅雨の最中の強い南風を 「荒南風(あらはえ)」 そして
            梅雨の明ける頃の南風を  「白南風(しらはえ)」 と云うそうです。

                   

   遠野言葉 (昔の人達は梅雨時の風もこんな風に使い分けていたんですね)

      
 まんず むがすのひたづぁ(昔の人達は) うめごどゆったもんだなす(うまい事を云ったもん
      ですね)
       漁師は 「今日ハ [あらはえ]だじぇ(だから) 危なくて船っこハ 出せねでばな(出せない
      よな)」 なんて 云ってだよんたな(云っていたようですね)
       今の時代の おらだづハ(私達は) そんたな(そんな)風流なごど考げる余裕も 使う余裕も
      ねぇ時代なんだべがな?。
 ・
 
 7月 14日(土) 銚子漁港の「梅雨鰯(つゆいわし)」 : 今が正に旬です。

    
今、銚子で捕れだ鰯ハ 丸々ど太ってス 油っこのって まんず 甘くてうめんだでば  : 遠野言葉
    (今、銚子で捕れた鰯は 丸々と太って 油がのって 本当に 甘くて美味しいんですよ : 標準語)

  銚子漁港の「梅雨鰯」           我が家の昨晩の食卓の鰯 
(7月13日夜撮影)
      
  
 6月15日の撮影写真です       生でもOKですが酢でしめ わさび醤油で・・・     塩、胡椒、ねぎを加え練ったつみれのお汁
 
 7月 13日(金) 東京の神社にお参り : 富岡八幡宮 ・ 水天宮

   富岡八幡宮 :  今年は4年振りの深川八幡様の本祭り 8月11(土)〜15(水)
                     江戸3大祭りの一つで54基の神輿が町を練り歩くそうです。
           水天宮    :  水と子供を守護する神様で、特に安産・子授けで信仰が厚い神社です。                      
                      戌の日は安産を願う大勢の参拝客で賑わいますが 家内も娘も出産前
                      にお参りに訪れました。                     

  富岡八幡宮  (門前仲町 7月10日AM撮影)          水天宮  
(人形町  7月10日AM撮影)
   
            
 朝の神社・箒で境内を清めていました           間もなく孫が出産する予定ですのでお守りを・・

  遠野言葉 
(50才頃から東京へ出掛けると、必ず近くの神社にお参りするようになりました)

     
 東京さば(には) でっけぇ神社ハ いっぺあってす(沢山あってね)  東京サ行ったどぎハ 必ずど
     ごがの神社サ お参りすんのス(お参りをするんです)
      人ゴミのなががら 一寸ばり(ばかり)離れで お賽銭入れで拝むど 気持ぢハ スッとすっけよ
(ス
     ッとするんですよ)
 
 7月 12日(木) 遠野をデザインした「うちわ」を戴きました : 7月号遠野広報に同封されてきました。

      なんたらばまんつ うづぐす「うづわ」だごど。あづぐなってきたがら 丁度えがったでば  :遠野言葉
      (本当にまあ  綺麗な「うちわ」ですねぇ。 暑くなってきたので  丁度良かったですよ :標準語)

       
         うちわの表                うちわの裏        第19回「まぬけ節」パンフレット
 
 7月 11日(水) 浅草寺の「ほおずき市」賑わってました : 外人さんは一体この鉢は何なの?
                                                 とりあえず 「売り子さんと一緒に写真を撮らせて頂戴」

   遠野言葉 (押すな押すなの大賑わい 昔からの伝統とスカイツリー効果もあるのかな?)

       
まんつとも(本当に) たんまげだでば(びっくりしましたよ) 。 押すな押すなで しとっこもまど
      もサ(人がまともに) 歩げねがったでば(歩けなかったんですよ)
       杖っこついだ(杖をついた) としょりもいっぺ居です(お年寄りも大勢居て)  しとっこの波で目
      っこ回すてるどごサ(人の波で目を丸くしているところに)  石畳サ引っ掛がって すっころがって
      いだんだっけよ(すっころんでいたんですよ)。 みんなで 「なんとすたでば だいじょぶだすか?
      どうしたんですか 大丈夫ですか?)」ってす(ってね) 混んでる中でも 皆親切だっけよ
(皆親
      切だったんですよ)。 そんたな(その様な) こごろづがい見っと(心遣いを見ると) 「ホッ」とする
      でば(「ホッ」としますね)

 浅草寺境内の「ほおずき市」 (浅草寺境内 7月10日PM撮影)
    
 両サイドのほおずき市に行き交う人並み   粋な祭り衣装の売り子さんについつい・・  赤いほおずきが・・  それを上から眺めるスカイツリー
 7月 10日(火) 今年3度目の「蛍狩り」 : 「ほたる」って何回見ても不思議で神秘的です。

           すっかりはまってしまった「蛍狩り」ですが、昨夜も手の届くほどの近くを何匹もの蛍が飛び
          交い感動しました。
           さて、その「蛍狩り」ができる場所ですが、地図を頼って暗い夜に特定した場所にたどり着く
          のは容易ではないようです。
           車で近くまでいくと、明らかに蛍狩りの装いをして、暗い近くの道路を探している様子の
          グループが多く見受けます。でも ほたるの居る場所で「蛍狩り」をしたのは、結局私たちだけ
          でした。 ましてや 車に乗ったままで探せる筈がありません。
           ちなみに下図のような地元テレビ局の案内地図や放送を見て来る方が多いと思いますが
          昼間に下見をしてから出掛けることをお勧めします。

              地元テレビ局の「ほたる」の場所等の案内です。
                 
   遠野言葉 (ほたるの居る場所は夜は真っ暗闇で、一人じゃとても行けそうもない場所が多いんです)

       
 ほたるの居る場所ハス 電気もなんもねぇ真っ暗闇のどごだがらス 夜しとり(一人)で行ったり
       すっと とっても こえくて(怖くて) そごまで 行げねんだでば(行けないんですよ)
        おどご(男)も入れで 何人かで 行がねば とってもわがねんだでば(とってもだめなんですよ)
 
 7月  9日(月) 「流しそーめん」 8年目 : 1年目の時孫は2人、そして今年は5人になり大騒ぎです

    遠野言葉 
(部屋の中での「流しそーめん」は風流ですよ)

      
  青いまだげ(真竹)でス 部屋のながでやる「流しそーめん」ハ 風流だでば(風流ですよ)
        「チョロ チョロ」ど流れる 水のおどっこも(水の音も) なんともしゃべれねがっけよ
(なんともい
       えないんですよ)
        ほでも そーめんハ 流れっと わらすんどぁ(子供達が) 大騒ぎすてス(大騒ぎをして) そー
       めん食ったあど(後)ハ 「ミニトマト」だの「さぐらんぼ」 流すて遊ぶのス。
        わらす5人サ おどなハ5人で まんず 笑いでいっぺの 我が家のいず年に一回の風物詩
       なんだでば(なんですよ)

    部屋での 「流しそーめん」 (自宅にて 7月8日夜撮影)

  
ホースで来た水は青竹を流れ外の流しへ  そーめんを流すのはやはり子供達     終わった後は外に出て花火を楽しみました
                                                              (線香花火が綺麗です)
 
 7月  8日(日) 成田山と云えば「新勝寺」と「米屋」 : 販売数量限定の「生栗むし羊羹」が最高の味です。

   こどすも はづもうでサ行って これハ 買んべがど思ったっけ 売りぎれで もうねがったのす : 遠野言葉
  (今年も  初詣に行って  これを 買おうと思ったんですが 売り切れて もう無かったんです : 標準語)

   一年半振りに食べられた「生栗むし羊羹」 (開催中の成田祇園祭の帰りに購入できました)
          
        米屋本店(成田市) (7月6日撮影)            栗がいっぱい入った 「生栗むし羊羹」
 
 7月  7日(土) 「成田祇園祭」が始まりました : 7月6日(金)〜8日(日)3日間で50万人の人出とのことです

           始めて見に行きました。初日のセレモニーが粛々と進められ、町へ繰り出す準備完了です。

 「成田祇園祭」初日のセレモニー (成田山新勝寺大本堂前広場 7月6日PM2:00撮影)
      
  10台の山車や屋台が勢揃いし安全祈願と鏡割り            それぞれの山車・屋台が新勝寺にお参りした後、町へと繰り出します

  遠野言葉 (成田山の初詣は、大変な人出なんですが50万人の人出も一寸想像がつかないですね)

    
  はずめで見サ行ったども(始めて見にいったんですが) しとっこいっぺで(人が大勢で) あまり よぐ
     めぇねんだでば(あまり 見えなかったんですよ)
      50万人のしとづのハ(50万人の人というのは) 遠野の人口の17倍ぐれ こごサ あづまるっつうご
     どだもの(集まるということですから) まんず てぇへんなごったなス(大変なことですよね)
 
 7月  6日(金) やっていいごどど 悪ごどハ 親がおしぇねば わがねんだ    ; 遠野言葉
          (やって良いことと 悪いことは 親が教えないと いけないんです : 標準語

           今日、家内が町のお医者さんに行ったのですが、待合室で3才くらいの子供が病院の空気
          清浄器のスイッチを 点けたり消したりを繰り返していたそうです。
           親はスイッチが入ると「○○ちゃん良くできましたねぇー」などと褒めたりしていたが、周りの
          人達は、一寸いらいら・・・。いつまでも繰り返しており、たまりかねて看護師さんが来て、コン
          セントを抜いてしまったところ、今度は子供が大泣きしたといいます。
           公共の場での我が子の行動の良否が読めない親、その子が大人になった時のことを考え
          るとぞっとします。
           幼稚園の祖父母参観日に、園児のお兄ちゃんが皆とお遊び(ゲーム)の最中に、やはり3才
          位の子供が親から離れ、その中に入っていってもなにも行動を起こさない親。
           危険でもある為、たまりかねて先生がその子を親のところへ・・・・。
           
核家族化した家庭は、その親からの行動に関する伝承が途絶え、良否を判断する術さえ
         失ってしまっているようです
。わがままし放大KY天国になったら、日本の将来はどうなるの?

    やって良いことと悪いこと   怒る勇気も必要 
 
 7月  5日(木) 生垣 「アカメモチ」 の刈込 : とすとってくっと 容易なごってハねのス
                                         (歳をとってくると 容易なことではないんですよ)

       遠野言葉  (老骨に鞭打って 雑草やら伸びる木の面倒を見るのも大変になってくるんですよ) 

          
  梅雨の時期サなっと 雑草だの いげがぎだの(生垣など)  まんず 伸びるでば。
            とす(歳を)食って来っとス(とってくると) ずぶんのごどだげでも
(自分のことだけでも)
           てぇへんサなって来んのに(大変になってくるのに)  雑草だの 葉っぱだのハ 面倒見
           ぎれねぐ なってくんのス(なってくるんですよ)
            近所のひたづぁ(近所の人達は) 歳とって来っとス(歳をとってくると) うづハ
(家を)
           売っ払って えぎのつかぐの(駅の近くの)マンションサ 引っ越すて行ぐしと(人) ハ 多ぐ
            なってきたんたでば(多くなってきたんですよ)
とすハとりたぐ ねぇもんだなっす(歳はとりたく ないものですね)

生垣の刈込作業
    
  刈込前の状況   上を挟みで揃える 横を電動の刈込機で・・ 刈り込んだ枝を掃除   刈込完成
                            (ヘッジトリマー)    (市の袋、7袋)     (くたびれました)
 
 7月  4日(水) 「ほっ ほっ ほーたる来い あっちの水は・・」 : 今の小学生には新鮮な歌に聞こえるようです。
             
(遠野の「蛍スポット」情報 : 遠野言葉 で)

           小学5年生と3年生の男子の孫を連れて、蛍を見に行きました。  (酒々井町本佐倉)
           生まれて初めて見る蛍に二人は興奮気味でした。うちわに乗せ、手の平にも乗せ 「頭が
          赤い、足が何本、お尻のどこが光る?」とか、目を輝かせながら蛍に見入っていました。
           私が 飛んでいる蛍に「ほっ ほっ ほーたる来い あっちの水はにがいぞ こっちの水は
          甘いぞ ほっ ほっ ほーたる 来い」と歌うと 「じいちゃん 面白い歌だね」 っと 下の子が
          云いました。
           そして、3人で「ほっ ほっ ほーたる来い あっちの水は・・・」と 蛍に向かって何回も歌い
          ました。
           帰りの車の中でも この歌を歌い、「じいちゃん 今日の蛍はなんと云う蛍だっけ?」私は
          「平家蛍だよ」って云うと 下の子は  「明日、クラスの日直だから 皆に蛍の話と この歌を
          歌ってみようと思うんだ」 って嬉しい言葉が・・ 「爺さんの役目はこれなのかな?」って、宿題
          を早く終わらせて連れてきたことに 心の中で一人満足した夜でした。
                     

  
 遠野言葉 (今年2012年、遠野の「蛍スポット」情報です)

       
 遠野でもホタルハ 見られるどごあるづがら(見られる所があるそうですから) 行ってみだらいん
       でねすか? (行って見られたら如何ですか?)
           @ 宮守町上宮守塚沢川(ホタル観賞会あり)
           A 小友町山谷藤倉川(ホタル観賞会あり)
           B 遠野ふるさと村(支配人の情報)
           C 土淵町足洗川(地元の方の情報)
       (行く前、事前に問い合わせてから お出かけ下さい)
 
 7月  3日(火) 60〜80年以上前のアルバム整理をしています : 時代を表す貴重なものも

           遠野から家族が引っ越し、その際亡き父母の持っていた写真を含め、アルバムだけで
          ダンボールが5ヶ、限りある家のスペースがこれでかなり埋まっています。
           私が生まれる前の母の兄弟の学校時代のものや、仕事仲間のものまで、名前を知る
          人は殆どいいません。今生きていれば、その殆どは100才以上かもしれません。
           いつかこのアルバムをマンション住まいの私の子供や孫達に渡すことができるだろうか?
  でも、じっくり写真を見ていくと、時代を表す行事や服装から、当時の人達の生活振りが
         うかがい知れる貴重なものも多いのです。
          後々のことを考え、ボリュームを抑えるため、USBメモリーにすべて収めることにし、作業
         を続けています。

 60〜80年前のアルバムより
     
    盛大な花見の会・日本髪の人も・・   「なぎなた」の稽古      80年前の美女軍団

  遠野言葉 
(昔の写真をみると、当時の人達は 希望を胸に秘めた力強さが感じられます)

      
むがすの写真みでっと(昔の写真を見ていると) なづがすごどもあっとも(懐かしいこともありますが)
     まず皆 活気あるでばな(活気がありますよね)
      つから強さっつうが(力強さと云いますか) 生活りょぐっつうが(生活力と云いますか) 皆希望ハ い
     っぺ持ってる顔すて写ってるでば(皆希望を胸に沢山持っている顔をして写っているんですよね)

      今のおらたづも 見習わねば なんねなっス(今の我々も 見習わなければ ならないですね)
 
 7月  2日(月) 「若げうずサ すんでハ わがねじょ」 : 「若いうちに 死んじゃ いけないよ」

      遠野言葉 (このところ、70才を超えた芸能人が矢継ぎ早に亡くなっていますよね。他人事ではないんです。)

         
 なんだったって このどごろ 70超えだひたづぁ(70才を超えた人達が) いっぺ(大勢)
         すんですまってス(亡くなってしまってね) なんじょすたもんだべ(どうしたことでしょう)
          地井さんだの小野ヤスシさんだの伊藤エミさんだのス。
          おらも しとごどでハねぇのス(自分も他人事ではないんですよ)。丁度おんなずぐれの
         とすだがらス(丁度同じ位の年齢ですから)
          なんぼ気つけででも(いくら気をつけていても) なんともなんね病ぎの場合もあっともス
(な
         んともならない病気の場合もあるしね)、のごったまいにずハ(残った毎日を)大事に生ぎるす
         かねんだなっス(大事に生きるしかないんですよね) 。

                   
 7月  1日(日) 秋を思わせるような 「梅雨の合間」

       
 「あぎサ なったんでねべが?」って思うような きもずええ日がつづぐなっす    : 遠野言葉
        (秋に なったんじゃないかな?}って思うような 気持ちの良い日が続きますね  : 標準語)

 秋を思わせるような「梅雨の合間」
 (千葉県佐倉市宮本 6月30日PM撮影)
      
  秋を思わせる雲「巻雲」が・・   里山の稲も順調に育っています    気の早いとんぼが もう・・・

 
 6月 30日(土) 「すぐりジャム」が出来ました : 台風の風で少なくなったすぐりで「大人の味のジャム」が出来ました

         すぐりジャム ハ まず  うめがら     食ってみでがんせ : 遠野言葉
        (すぐりジャムは  本当に 美味しいですから 食べてみて下さい : 標準語)

  すぐりで作った「すぐりジャム」
      
  台風の風で残ったすぐり   左 : ジャムに最適        砂糖を加え煮詰める   すぐりジャム完成
                   中 : そのまま食べるのに最適
                   右 : どちらも美味しくない
 
 6月 29日(金) 「もてる燕」 と 「もてない燕」  :  自然観察会講師の教示です。

         オスの燕のもてる条件とは
           「もてる燕」  : 尾が長く、左右の長さが揃っていること。動きが機敏でオスらしいこと。
                     目がパッチリと顔立ちが良いこと(これは私が勝手に追加しました)
           「もてない燕」: 尾が短かったり、左右の長さが揃っていない。
                      積極性に欠け、動きに機敏さを欠く。
                      見るからにみすぼらしい。(これも私が勝手に追加しました)

 遠野言葉  (燕も人間も、女心は同じなのかな? 最近化粧男子が増えてくるし・・・)

       
 「おめさんはス(あなたはね) なんたなおどごのしと(どんな男の人が) すぎなのす?  (好きな
       の?)
        「おらハス(私はね) 顔ハみったぐなくてもいいがら(顔は綺麗でなくてもいいから) きもずのいい
       しとだば いいのス(気持ちのいい人なら いいのよ) ほでも(それでも) やばつしとハ(汚くてうっと
       うしい人は) やんたでば(嫌なのよ)
        「おめさん そうハ云うども(そうは云うけど) 本当ハ 美男子の方 いいど思ってんでねすか?
       (いいと思っているんじゃないの?)

  「もてる燕」 と 「もてない燕」      
                
       近所の病院の軒下(こんな巣が3つも)     「もてる燕」の容姿     「もてない燕」の容姿
        
(千葉県佐倉市江原台 6月28日PM撮影)

          日本の燕や雀が激減しているとのことですが、私の近隣には比較的数多くの燕が子育てを
         しているのをみます。

 
 6月 28日(木) 台風4号でさんざんな目に : 「やんたぐなって」すまったでば(「嫌になって」しまいました)

           先週、日本を縦断した台風4号の被害は私の家にも被害を・・・。
           駐車場の屋根が飛んでしまい、半分程張り替える作業に半日を要してしまいました。
           楽しみにしていた「すぐり」の実が7割位風で落ちてしまいました。ジャム作りを楽しみに
          していたのにがっかりです。

   風で飛んだ駐車場の屋根の張替です。(6月27日撮影)  「スグリ」の実が昨年と比較すると・・情けない
        
      ドリルによる穴あけ   半分程張り替えました  昨年は鈴なり(昨年撮影)  風で落ちて今年はパラパラ

  遠野言葉 (「やんたぐ(嫌に) 」なって すまったでば(しまいました) )

      「嫌になってしまった」ことを 遠野の言葉で 「やんたぐなった」 と云います。

       例) 
今度の台風でハ 屋根ハ飛んですまって 「やんたぐ」なって すまったでば。
          それがらス たのすみサすてだ「すぐり」もさっぱり 落ぢですまったのす(落ちてしまったんです)
 
 6月 27日(水) 「らっきょうの甘酢漬け」 最終段階です。 (6月1日の日記帳の続きです)

   遠野言葉 (一年分のらっきょうの甘酢漬け作業が、ようやく終わりそうです。安心して朝晩のご飯が食べられます)

      
  まんず こどすハ(今年は) 全部で19キロ こしぇるごどサなったでば(作ることになりました)
        ずぶんで食うのハ(自分で食べるのが)15キロ 誰がサけるのハ(他の人にあげるのが)4キロ。
        このこしぇがだだれば(この作る方でしたら) 正月あげで(正月が明けて)来年のなづ(夏)」まで
       「シャキッ」と すてるでば(していますよ)
        まだ いず年間安すんすて(一年間安心して) ご飯ハかれるでば(ご飯が食べられます)
        ありがでごってがんす(有難いことでございます)

  塩漬け後の「甘酢漬け」の工程
       
 
 塩漬けらっきょうを洗い塩を   水から上げ2〜3時間干し  酢1.8Lを鍋で温め、氷砂糖2Kgを溶かし  ビンに乾いたらっきょうを入れる
  水に若干入れ2〜3時間塩出し        水分を飛ばす   みりんを少々入れてさまし、ビンに入れる   約1ヶ月ほどで美味しくできます
                                                                   (こんなビンが7ヶになります)
 
 6月 26日(火) 各地の「紫陽花」が見頃です

   遠野言葉 
(各地の紫陽花めぐりも楽しいと思いますよ)

      
 今ハ「あずさい寺」だの、栃木の「大平坂」だの あっつこっつがら 「あずさい の花っこハ うずぐ
      すよ(綺麗だよ)」 つぅ(と云う) はなすっこ(話が) いっぺ聞こえでくるなっす(沢山聞こえてきます
      よね)
       大平坂でハ 6月16日がら「紫陽花祭り」 やってんだどす(開催されているんだそうです)
       まんつ(本当に) みごどな(見事な) もんだづがら(ものだそうですから) 一回行ってみだらなん
      たす?
(一回行ってみたらいかがでしょうか?)
       いっつも おんなずどごだげでねくて(同じところばかりでなくて) いろいろなどごサ(いろいろなとこ
      ろに) いって 花っこ見んのも(花をみるのも) いいもんでねすか?
(いいもんじゃないですかね?)

   今が見頃の「紫陽花」 
       
    千葉県佐倉市城址公園の「紫陽花」です(6月25撮影)          栃木市大平山の「紫陽花」です
                                                (写真提供 栃木の小酒井様)
 
 6月 25日(月) 「遠野獅子踊り」 国立劇場で公演 : 東北の芸能 [岩手] 6月23日(土)

           遠野市には15団体の獅子踊りがあり、1団体は幼稚園児、小・中・高校・一般等100名を
          超える団体が殆どである。
           学校では、体育等の授業をこの獅子踊りに多くの時間を使い、「遠野まつり」の晴れの舞台
          までひたすら練習に励む。そして「遠野まつり」では、神社ののぼりと共に学校名の入ったのぼ
          りが誇らしげにはためく。 
           「神楽」の8団体、「南部囃子」の4団体も熱心さには負けない。
           この熱心さが遠野の「伝統芸能文化」を支えていると強く感じます。

   
「遠野獅子踊り」
       
今回出場の「青笹獅子踊り」  「細越獅子踊り」 6月号遠野広報裏表紙  「遠野物語百周年」記念パンフレット
  (アメリカ公演も数多い)

  遠野言葉 
(お祭りでは、獅子の背中から落ちた「かんながら(木を鉋で薄く引いたもの)」は一年の「お守り」として大事にもちかえります)

     
 遠野まづりサなっと 道路のわぎ(脇)サ ねまって(座って) 次がら次サ来る「すすおどり(獅子踊
     り)」見でっとス(見ていると)、皆手っこただいで(皆手を叩いて) 一緒に 踊りっこ踊ってるきもづサ
     (踊りを踊っている気持ちに) なってっけよ(なるんですよ) 。
      獅子の背中がら落ぢだ 「かんながら」ハ すぐ拾いサ行って うっつぁ持ってけって
(家に持ち帰って)
     お守りサすんのス(お守りにするんです)
      来年の遠野まづりまで 大事に持ってで 風邪引がね様に、お金ハ貯まる様にってス。
 
 6月 24日(日) 「電気ブラン」は しびれるねー! 明治15年開業の浅草一丁目一番地 「神谷バー」

   遠野言葉 (ストレートで飲む「電気ブラン」は 癖になりますよ)

       
   浅草一丁目 いずばんつハ(一番地は) 「神谷バー」っつごどサきまってんでねすか(「神
         谷バー」ということにきまっているんですよ)
          このめぇ(この前)浅草サ 行ったどぎ 買ってきたのハ「電気ブラン」なんだでば(なんですよ)
          おめさん(あなた) 「電気ブラン」ハ 飲んだごどあるすか? 
(飲んだことがありますか?)
          まんず飲んでみろでば(まず 飲んでみて下さいよ)。 飲むどす(飲むとね)  舌ど喉ハ「ビリビ
         リ」どすて、そのあど 腹のながまで(腹の中まで) まるんで(まるで)  あっつぐなってくっけよ
         (熱くなってくるんですよ)。 癖サなるような 味っこだっけでば(味なんですよ)

          
  浅草一丁目一番地の「神谷バー」の「電気ブラン」
                
            浅草一丁目一番地     懐かしいデザイン     ストレートで飲むのが一番です
                     (アルコール度数40度 ブランデーをベースにリキュール類をブレンド)

    注) 「電気ブラン」は、もちろん「神谷バー」でも飲むことができますが、「神谷バー」を北へ約100m程
       行った小さな酒屋さんでも一般販売しています。
 
 6月 23日(土) 「ほたるぶくろ」の梅酢漬け  : 子供の頃の遊び道具でした。

    遠野言葉  
(お菓子など殆ど無い終戦の時期、口寂しい子供達への「親達の心遣いと工夫」だったんですね)

      
  「雨降り花っこ(ほたるぶくろ)」ハ 採ってくっとス(採ってくると) かっちゃんハ(お母さんが) 梅酢の
       ながサ漬けでけで(梅酢の中に漬けてくれて)  2〜3にぢたづどス(2〜3日経つと)真っ赤サなっけも
       や(真っ赤になるんですよ)
        真っ赤サなった すっぺぇ「雨降り花っこ」ハ くずでしゃぶったあどサ(口でしゃぶった後)  あずっこ
       無ぐなっと(味が無くなると) くずで(口で) 「プッ!」って ふぐらますて(膨らませて)  遊んだのス
       (あそんだんです)

       「ほたるぶくろ」の梅酢漬け (今回は梅酢が無いので、らっきょうの甘酢漬けにしてみました) 
      
          佐倉インター近く(6月22日撮影)       甘酢漬けにしてみました             こんな風だったかな?
  (「雨降り花っこ」が大好きだった亡き父母にも供えさせていただきました)
 
 6月 22日(金) 勇壮な「馬力大会」を遠野で開催 : 6月24日(日)遠野市宮守村柏木平にて

遠野言葉 (子供の頃、馬検場で行われた「馬力大会」を毎年見に行きました。)

     
  わらすの頃ス(子供の頃に) とっっちゃんサ連れられで(お父さんに連れられて)  馬力大会ハ
      見サ行ったっけよ(見に行ったんですよ)
       おもでぇ荷物ハ(重い荷物を) ソリの上サ乗せで(ソリの上に乗せて)  砂の山ハ 登るんだっ
      けもや(登るんですよ)
       馬ハ 鼻がらしれぇいぎはいでス(鼻から白い息を吐いて) 一生懸命はすっけよ(一生懸命走
      るんですよ)
       最後ハ 馬の身体がら まるんで(まるで) 湯気っこあげでス(湯気を上げて)  白目だすて(白
      目を出して) 頑張っけよ(がんばるんですよ)  。
       60年以上も前サ見だ 「馬力大会」ハ まだ(また) 見でみてもんだなす(見たいものですね)

 
 「馬力大会」と「遠野南部駒」
            
      1トンの重りを乗せて砂山を登る        南部駒7頭を書いた木板のおみやげ品     それをベースに描いてみました
        (一流馬など8レースで競われる)             (上部のみコピー)
    
 6月 21日(木) 東京の伝統の味「羽二重団子」  : 絹な様な滑らかな艶のあるこしあんです。

           「渇H二重(はぶたえ)団子」で製造している串団子ですが、高級な絹織物の様に艶の
          あるこしあんと醤油味の団子なんです。
           あんこの味は絶品で、他の串団子には無い上品な深い味わいがあります。
           「でも、串団子でこの値段?」と思うんですが江戸っ子に昔から親しまれた団子です。
           一本約270円で、五本の箱入りで1360円と串団子にしては、一寸高めです。

   浅草にきたら「羽二重団子」 (6月19日撮影)
        
       浅草東武デパートの中にも売り場があります。         この一箱の串団子を家族で感激しながら頂きます。

  遠野言葉 
(遠野では まん十や の「醪(さか)饅頭」が美味しさでは饅頭部門ではトップではないかと思います)

        
 遠野の ながまずサ(仲町に) 「醪(さか)饅頭」こしぇでる(作っている)饅頭屋やハあってス
        (饅頭屋があってね) 店サ直接いぐどス(お店に直接行くと) 今蒸かすたばりの(今蒸かしたば
        かりの)「醪(さか)饅頭」ハ 出すてきてけんのス(出してきてくれるんです)
         遠野サ行ってがら おみやげサ持って行ぐべど思って(お土産に持っていこうと思って) 店サい
        ぐどス(お店に行くと) 今日ハ 売り切れだって 云われですまうのハ年中だっけよ(云われてしま
        うのが年中なんですよ)
         そのたんびに(その度に) 「なぁに もっとこしぇでおげば(もっと作っておけば) いんでねべが
(い
        いんじゃないか)」って 思っけよ(思うんですよ)
             まん十や の「醪(さか)饅頭」 
 
 6月 20日(水) 梅雨時の「スカイツリー」 : 霞がかかってぼんやりと・・・。

           昨日の浅草は、白いワイシャツの修学旅行生と外国人客で大賑わいでしたが、一寸裏道
          に入ると、こんなにゆっくりとスカイツリーが見える場所が沢山ありました。

    梅雨時の「スカイツリー」です (6月19日撮影)
            
      隅田川とスカイツリー        浅草寺境内からのスカイツリー   浅草の路地からのスカイツリー

  遠野言葉 (梅雨時の高清水高原から見る遠野盆地も、霞や雲で隠れる日が多くなります)

      
 雨の日 遠野の西側サある高清水サ 上がっとス(登るとね) 遠野のまず(町)ハ 雲のなが
      (中)サ かぐれでよぐめぇねがっけもや(隠れて良くみえなかったんですよ)
       ほでも(それでも) 風っこ吹いで 雲ハ 流れでぐど そのすぎまっこがら(その隙間から) 遠
      野盆地ハ めぇで来るっけもや(見えてくるんですよ)
       遠野のまず(町)も 右の方サ はご庭みでにめぇでっけよ(箱庭みたいに見えるんです)
       こごハ おおむがす(大昔は) 湖だったって 考えられねんでねすか?(考えられないですよね?)
 
 6月 19日(火) 野生の「ほたるぶくろ」の花が近くの里山にも沢山咲いていました : 感激です。

           一昨日、筍を採りにいくと竹林の下の農道の脇に、沢山の「ほたるぶくろ」が咲いている
          のを見つけ、びっくりしました。
           「遠野のような、あまり人の入らない山里にしか無い」 という先入観が見事に打ち破られ、
          びっくりするやら嬉しいやら、50年以上前の故郷の遠野の山に出合ったようでした。
           そして、雨上がりに太陽の光を受け、まぶしく咲く「ほたるぶくろ」の花を暫く見入ってしま
          いました。

  野生の「ほたるぶくろ」の花です 
(筍を採った山の下の農道の脇に咲いていました  6月17日PM撮影)
          

   遠野言葉 
(遠野地方では「ほたるぶくろ」を「雨降り花っこ」 といいます)
                【「遠野地方の日常会話集」91ページ 「やばつ (湿っぽくてうっとうしい)」より】                 

       
 この頃ハ 雨っこばり降ってス(雨ばかり降ってね) 身体もベダベダどすて やばつ(湿っぽ
       くてうっとうしい)日ばり続ぐなス(日ばかり続きますね)
        こんたなどぎ(こんな時) 「ちょっとぎま(一寸の間)」の晴れ間見でス 山の方サ行ぐど 急な
       山のとじゅうだの(急な山の途中や) どで見でなどごサ(土手みたいなところに) 「雨降り花っこ
       (ほたるぶくろ)」っこハ 咲いでっけもな(咲いているんですよ)
        白い花ど 紫っぽい花どがあっけども(紫色っぽい花とがあるんですが)  どっつもうづぐすが
       っけよ(どちらも綺麗なんですよ)
 
 6月 18日(月) 「真竹の筍」今年も いっぺ採れだでば(沢山採れました)

   「真竹の筍」 沢山採れました (千葉県佐倉市宮本  6月17日PM撮影)
            
       竹林の中に    こんなに大きくなった筍も    短いのを選んで収穫    我が家ではメンマで

  遠野言葉 (岩手では珍しい「真竹の筍」を 三陸山田町の親戚に送らせて頂きました)

      
岩手でハ こんたな(この様な) 「たげのご」珍すもんだがらス(珍しいものですから) 三陸の山田
     の親戚サ おぐってやんべがど思ってす(送ってみようかとおもって) なんぼが短めのハ
(いくらか短
     めのを) 選んで採ったのス(選んで採ったんです)
      なんだかんだって 20本ぐれ 採ったべが(採ったでしょうか) みがん箱サ 2つサ分げで2軒サ 
     早そぐ送ったのス(早速おくったんです)
      真竹の「たげのご」ハ 茹でねで(茹でないで) 食った方 風味がいってス そのままクール便でお
     ぐったでば(送ったんです)
      たぶん はずめで見んでねがど思んだども(始めて見るのではないかと思うんですが) まず(本当
     に) たまげんでねすか? (びっくりするんじゃないかな?)
 
 6月 17日(日) 「父の日は 酒とつまみで えびす顔」 : 今日は父の日(6月第3日曜日)

           父の日プレゼントランキングは @位「酒または焼酎」 A位「ぐるめ」 B位「ファッション
          C位は「スイーツ」とのことですが、私も御多分に漏れず@位とA位のプレゼントをいただ
          きました。
           殺伐とした話題の多い世の中ですが、家内安全・健康第一を心掛け、心に少しでも潤い
          を持ちながら過ごしたいものです。

        父の日プレゼント
                 

    遠野言葉 
(「お酒をいっぱい」を遠野地方では「もっきりいっぺ」と云います)
               
【「遠野地方の日常会話集」  89ページ 「もっきりいっぺ」より】
        
       
  「おめさん(あなたね)昼間っから あげぇ(赤い)顔すて 「もっきりいっぺ(お酒をいっぱい)」や
        ってきたんでねすか? (やってきたんじゃないですか?)
         「なにゆってんのす(なに云ってるんですか) 昼めぇはだげの草っこ取りすてで(昼前に畑の草
        取りをしていて) 日サ焼げですまったのス(日に焼けてしまったんですよ)。もっきりいっぺハ(お
        酒をのむのは)夜がらだでば(夜からですよ)。 えがったらおめさんも
(良かったらあなたも) 
        
一緒にやんねすか? (一緒にやりませんか?)
         「んだらば(そうとくりゃ) せっかぐだがら ジンギスカンハ やんねすか?(やりませんか?) 
        具も揃ってっからス(道具も揃っていますから)
         「んだんだ(そうだそうだ) ほでハ(それでは) おらほで(私の方で)準備すっからス
(準備します
        から)
 別嬪さんの かが様も連れでくれば(奥さんっも連れてくれば) いいんでねすか?(いいん
        じゃないですか?)
         「ほでハ(それでは) 今日ハ化粧念入りにすて みがぎかげろって しゃべんねばねーな
(云わ
        ないとね)。 ワッハッハ。」
 
 6月 16日(土) 山葡萄ジュースが更に熟成し、美味しくなりました。

         昨年、被災地の山田町の親戚より頂いた「山ブドウ」を熟成し、山ブドウジュースを作り
          美味しく頂きました。
           山ブドウの独特な味は、子供の頃遠野で飲んだあの味と変わらないものでした。

  
山ブドウジュースの製作手順
    
  
1月11日時点のブドウ  更に熟成し6月16日布で濾してビン1本分の濃縮ジュースを・・・    約5倍に薄め美味しくいただきました。
  (氷砂糖と漬け込む)              (濾して残った山ブドウを更に焼酎漬けに)

   遠野言葉 (家の山ブドウ酒は 子供もこっそり飲んで、ばれない様にする工夫をしていました)

        遠野の山サも 山ブドウハ いっぺ成ってだのす(沢山成っていたんですよ)
        まいとすあぎサなっと(毎年秋になると) とっちゃんど(父親と) 採りサ いったのす。
       しょいはぎご(背負い籠に) いっぺ採ってきてがら カメサえれで(カメに入れて) 山ブドウ酒ハ
       (山ブドウ酒を) こしぇんのす(作るんです)
        いいあずっこするもんで(いい味がするんで) わらすも(子供も) かぐれで(隠れて)飲んでだ
       のス(飲んだんです)
        おごられる前サ(怒られる前に) うずがら離れだどごサ(家から離れたところに) 逃げでで 
       顔ハ あげぐなったのハ(赤くなったのが) 普通になってがら うずサ(家に) 戻ってきたっけ
       よ(戻ってきたんですよ) 。親は知らねがったどもス(親はしらなかったんですがね)

 
  6月 15日(金) 「七五三」の時期を外しての写真撮影 : 今は普通です

      遠野言葉 (「時期を外しての価格の安い撮影は、お店にもお客にもメリットがあるんですね)

        
  「今ハまだ6がづだべ(今はまだ6月でしょう)。「七五三」は普通11がづサ やるんでねす
         か? (やるんじゃないですか?)
          「いやいや んでねでば(そうじゃないんですよ) 今写真撮るど 割引ハ いっぺあって 11
         月の本番サ着る着物も まんず うんと安ぐ借りられずもな(相当安く借りられるそうだよ)
         今だば(今ならば)、好ぎな着物もいっぺあって、選んでハ 予約すておげるどす(予約をして
         おけるそうだよ)。店の方も 暇な今だば(暇な今なら) 結構安ぐすても(結構安くても) 遊ん
         でるよりか(遊んでいるよりは) いいどす(いいそうなんです)
          「なんと うめごど(うまいことを) 考えだもんだでばな(考えたもんですな)

    子供を対象にした写真撮影スタジオ・貸衣装も兼ねています。 (6月15日AM撮影)
       
  
           大手スーパーの中で         貸衣装も豊富         そしてパチリ (資料)
 6月 14日(木) 菖蒲は優雅な美しさがあります : 菖蒲祭り 6月16・17日(日) 千葉県佐倉市城址公園

           菖蒲の花が真っ盛り、優雅な姿を見せてくれています。
           小学生も手をつないで、菖蒲園の見学です。           

    菖蒲の花が真っ盛りです (千葉県佐倉市城址公園 14日(木)AM撮影)
    

    遠野言葉 
(この菖蒲の花を咲かせるには、見えない裏方さん達の苦労が欠かせません)

       
 菖蒲の花っこハ これまでにすんのハ 容易なごってハ(容易なことでは) ねんだでば(ないん
       ですよ)
        菖蒲の間の 草っこ取るったたて(草を取るといったって) 大勢のひたぢで(大勢の人達で) 何
       にぢもかげてス(何日もかけてね)
        田んぼみでなどごサ(田んぼみたいなところに) あすっこ嵌るす(足は嵌るし) 抜げねすス
(抜け
       ないし)、花っこ順序に終われば(花が順序に終われば) 花がら取りも すんだよ(するんですよ)
        んだがら(そういうことで) これまで管理すんのも おがねも いっぺかがんのス(かかるんですよ)
        そんたなごども(そういうことも) 小学生サも(にも) おしぇで欲すもんだでばな(教えて欲しいもの
       ですね)
 
 6月 13日(水) 水に浮いて見える景色 : 一見湖のようですが、広大な田んぼなんです。

     遠野言葉 
(水田のモデル地区となっているこの場所は、チューリップ畑から 4〜5日で田んぼに早変わりです)

        
 ついこの前迄ハ チューリップ畑だど 思ってだどもス(思っていたんですが) でっけぇ(大きな)
        機械入(へ)って(機械が入って) 見る見る 田んぼサなってすまったのス(田んぼになってしま
        ったんです)
         いず枚(一枚の)の田んぼハ 普通の田んぼの10倍以上 あるんでねすか? (あるんじゃない
        で
すか?)
         みだどごぁ(見たところ) 湖みでになってでス(湖みたいになっていて) 水サ浮いでる様に めん
        だでば(見えるんですよ)

   水に浮いて見える景色 (千葉県佐倉市飯野  6月7〜12日撮影)
        
     ふるさと広場の風車が浮いて見えます        電車も浮いて見えます               そして4本のポプラも・・・
 
  6月 12日(火) 「D51蒸気機関車」遠野を走る :  昭和15年製造以来、一時リタイヤしたが復活し現在も・・。

           遠野広報の表紙のD51は、遠野に8年振りとのことですが、私が15年以上前に遠野市
          大工町踏切近くでビデオで撮ったD51と同じNO でした。
           偶然とはいえ、この機関車が誕生したのは、私が生まれた年と同じだそうですが、これ
          から何十年も何百年も走り続ける様な力強さを感じます。

                        
                  
      
遠野広報 6月号の表紙                  15年以上前に撮影した遠野市大工町踏切付近のD51498
                                                 (私が子供の頃は 「D50(デゴマル)」がホープでした)

遠野言葉
 (D50代が走る前は、小さい軽便鉄道が走っていました)

       
 花まぎ(花巻)がら遠野まで軽便鉄道走ってだどもス でっけ汽車サ変わったどぎハ遠野で提灯
       行列すたんでねがったべがな(提灯行列したんではなかったかな)
        軽便鉄道ハ D51なんかよりか、うんとちっちぇ(相当小さい)汽車たったでば(でしたよ)
        おらハ 乗はったごだねがったども(乗ったことはなかったんですが) 珍らすもんだがら
(珍しい
       ものですから)、えぎサ(駅に) よぐ 見さ行ったもんだでば(見に行ったものですよ)
        「ピーッ」っつ 音っこすて 今がら考げれば(考えれば)、めんげ(可愛い)汽車だったでばな

       汽車だったですよね)
 6月 11日(月) 力強い光を放つ 「源氏蛍」を見ることができました一ヶ月後の7月初旬には「平家蛍」の群舞が見られます。
           
           昨年は、7月に同じ場所で平家蛍を見て感激しましたが、源氏蛍も力強く光り綺麗だと聞い
          ていましたので 昨晩出かけたところ、源氏蛍を見ることができました。(酒々井町ほたるの里)
           源氏蛍は、「スィー スィー」と 1〜2mも長く光りながら飛び廻り、平家蛍の光り方とは格段
          に違いがあります。一時間あまり、戯れながら飛び廻る蛍の演出に、心潤わされた夜でした。
           そして、数で圧倒するのが平家蛍です。何十匹も乱舞する光景を7月に期待しています。

  今朝の 「ほたるの里」   (千葉県酒々井町本佐倉ほたるの里  6月11日AM撮影)       
    
          普通にある山里です          地域ぐるみで保護しています         昼の写真で合成(イメージです)       

   遠野言葉 (地域の人達の努力が実った「ほたるの里」です)

      
 「なして(どうして) こんたに(こんなに)蛍ハいっぺいんだべ? (蛍が沢山いるんですか?) 」 って
      聞いだっけス(聞いたらね) 10年以上も前サ この周りの川サ 蛍ハ 放すたずもな(放流したそう
      なんです)。最初ハ ながなが うまぐいがねがったずども(うまくいかなかったそうですが) 農薬使わ
      ねぐすたりすて(農薬を使わなくしたりして) ようやぐ増えだどす(ようやく増えたそうなんです)
       たすかに(確かに) 川のなが見っと 蛍の餌の 「カワニナ」らす(らしい)貝ハ いっぺいるっけもや
(沢山居るんですよ)
       やっぱり 気使ったり 面倒見でやんねば(面倒を見てやらなければ)  蛍ハ住める場所にハ なん
      ねんだもな(ならないんですよね)

          蛍を放流した水路(この上流に放流)   「タニシ」「カワニナ」等の貝類(農薬等を使っていない証です)
 
 6月 10日(日) 「雨降り花っこ」ハ 咲ぐ時期サなったでば : 関東甲信・北陸は昨日梅雨入りしたとのことです。
           (「ほたるぶくろ」が咲く時期になりました)

     遠野言葉 
(遠野では ほたるぶくろの花を 梅干しのつゆに漬け、口にふくんで膨らませてあそんだものです) 

        
 梅雨サ 入(へ)って やばつ時期サなっとス(うっとうしい時期になるとね) 遠野の山さば(には)
        「雨降り花っこ(ほたるぶくろ)」ハ 咲ぐっけよ(咲くんですよ)
         その花っこ採ってきてがら 梅ぼす(梅干し)のつゆサ 漬けんのす(漬けるんです)
         してがら(そうしてから) あげぐなった(赤くなった)花っこハ くっつぁ入(え)れで(口に入れて) 
        ふぐらませで遊んだもんだっけよ(膨らませて遊んだものでしたよ)

    「雨降り花っこ(ほたるぶくろ) 」
(千葉県佐倉市江原台 6月9日PM撮影・雨)
           
    
・  
 6月 9日(土) 「ぐみ」の実がなりました : 成長過程もよく見てみると不思議で神秘的です。

          今年も何千という花が咲いても、実になるのはほんの僅かです。
          子供の頃、遠野の畑の脇にある「ぐみ」は、木全体が赤くなるほど成っていたのに・・・。

  「ぐみ」の成長過程
     
  3月22日 芽を吹く    4月2日 花芽が出る    4月9日 花が咲く   5月20日 青い実         6月8日 実が赤くなる

遠野言葉 (「ぐみ」を食べすぎると舌が割れ?て「ビリビリ」と痛くなりましたよね)

     
   一本杉サ 行くとじゅうサス(行く途中に) でっけぇ「ぐみ」の木ハ(大きな「ぐみ」の木が) あった
       のス(あったんです)
        ともだづど皆で(友達と皆で) その「ぐみ」の木さ登ってがら あげぇ(赤い)実っこハ 一生懸命 
       食ったっけよ(食べたんですよ)
        種っこハ ほぎ出すながら(吐き出しながら) まんず いっぺ食ってっとス
(沢山食べているとね)
       、そのうづ(そのうち)舌っこのまんながあだりハ(舌の真ん中あたりが) 「ビリビリ」ど いでぐなってく
       っけもや(痛くなってくるんです)
         うっつぁけっと(家に帰ると) かっちゃんがら(母親から) 「そんたに(そんなに) よぐたげで食う
       がら(欲ばって食べるから) そうなってすまんだ(そうなってしまうんだ)」って 云われだもんだっけ
       よ(云われたものですよ)
 
 6月 8日(金) 飯岡漁港 3.11被災後の現在 : 復活したようにみえますが、見えない苦労があるのでは・・・・。

        あまり報道されなかった千葉県の飯岡、旭地域の被害も大きかったと聞きます。  
        大津波がこの漁港内を渦巻き、多くの漁船が流され、岸壁に打ち上げられ、横倒しになるなど、
         大きな被害を受けた飯岡漁港の現在の姿です。今は船も多く見事に復活したように見えます。

     復活した「飯岡漁港」 (6月5日PM撮影)
          
    
       現在の飯岡漁港      海岸通りには土台だけ残った家も多く見受けられました。    3.11の津波来襲時の飯岡漁港

    
遠野言葉 (東北の災害の大きさに隠れ、千葉県などの被害はあまり報道されませんでした)

      
 去年の津波でハ 東北の方 ひでがったもんで(ひどかったんで) 千葉県のごどハ 影サかぐれで
      あまり報道されねがったんだよな(されなかったんですよね)
       浦安の流砂現象だの、まだまだ ひでどごぁ(ひどいところが) いっぺあんだもな(沢山あるんですよ)
       てぇへんな災害だったでばな(大変な災害でしたよね)。    
 
 6月 7日(木) 風車が廻る風景 : 現代の進歩が生み出す不思議な風景です。

        周りは多くの風車群、巨大な風車の真下に立つと「ヒューッ ヒューッ」と風切音が凄い。
          見渡す限りの海と砂丘、人っこ一人居ない広大な自然の中に浜昼顔が風に揺れる。
          現代の進歩が生み出す不思議な風景です。純粋な自然は徐々に消え去ろうとしています。    

 風車が廻る風景  (茨城県神栖市波崎砂丘 6月5日AM撮影 曇り)
   
   
 鹿島臨界工業地帯の風車              浜昼顔と風車        地上数十メートルの風車  キャベツ畑と住宅地まで風車が
     (こんな風車群があちこちに)                           (真下に居ると風切音がすごい)      (千葉県銚子市)

  
 遠野言葉 (人間の勝手で、どじょうも蛍も そしてかぶと虫も少なくなってしまいました)

      
 田んぼの水路もセメントサ(コンクリートに)なってすまってス どんじょも居ねぐなるす(どじょうも居
      なくなるし) 蛍も居ねぐなるすス(蛍も居なくなるしね)。 
       孫ハ 網持って ざりがに捕りサ 行ったづども(行ったそうですが) さっぱり居ねがったどす(さっ
      ぱり居なかったそうです)
       「とっちゃんこどすハ(お父さん今年は) 絶対かぶとむす(かぶと虫を)捕ってけろよ
(捕って頂戴
      ね)」って 言われでるんだづども(言われているそうなんですが) 去年がら さっぱり捕れねぇもん
      だがらス(捕れないものですから) とっちゃんの顔ハ 立だねんだどス(立たないそうなんですよ)
       情げね話すでねすか? (情けない話じゃありませんか?)
 
 6月 6日(水) 「いわし」が豊漁  : 銚子漁港が活気付く

      遠野言葉
  (房総の海は「いわし」でいっぱい)

           大原漁港サス(にね) くじらサぼっかげられで(鯨に追いかけられて) いわすの群れハ 
          逃げで 入(へ)ってきたずもな(入ってきたそうです)
           すたっけ(そうしたら) 酸素ハ 足んねぐなってス(足りなくなって) いわすハ 皆すんです
          まったどす(皆死んでしまったそうなんです)  。
           300トンのいわすハ みなどのながで(港の中で) 腐ってすまって なんともなんでんだど
          ス
(どうにもならないんだそうで
          す)
           銚子サ行ったっけ(銚子に行ったら) 船がらいわすハ(船からいわしを) トラックサ 積む
          どごだっけもな(積むところだったんですよ)
           トラックの荷台がら いわすハ バラバラど 落ぢでくっけよ(落ちてくるんです) 
           もってぇねど思ってみでだども(もったいないと思って見ていたんですが) 可愛そうに いわ
          すハ まんず(まあ) やすもんだべがらな(安いものでしょうからね)

 銚子漁港が活気付く   (6月5日PM撮影)
    
      大型漁船が並ぶ       いわしの重みで船が傾く       トラックの荷台はいわしで満杯
 
 6月 5日(火) 朝晩の味噌汁は身体の潤滑油です : 遠野の味噌と佐倉の素材で・・・。

          朝晩の味噌汁は欠かせません。でもちょっとだけこだわっています。旬の味噌汁に・・・。
            ☆ 味噌は、子供の頃から遠野の実家でも使っていた「大徳屋」の味噌を。
            ☆ 具は佐倉の朝市で求めた、旬の素材で。

 遠野市の大徳屋の味噌です。              具は佐倉の朝市 (毎日曜の朝)で手に入れています。
     
  約半年に一回、宅配して頂いています。     露地物の「さやえんどう」と「いんげん」  銚子の「はまぐり」


  遠野言葉 
(遠野での野菜等の呼び方)

      「さやえんどう」を遠野では 「二度豆」と云っていました。
      この他、「キャベツ」は 
「玉菜(たまな)」  「ごぼう」は 「ごんぼ」、「トウモロコシ」は「きみ」又は「きび」
     
などと、標準語とは全く異なる名前で呼んでいるものがあります。     
 
 6月 4日(月) 人々を圧倒する 「スカイツリー」  : 日本復興のシンボルになって欲しいものです。

  遠野言葉  (実際に、近くに行って始めて分るこの迫力)

    
  えぎ出はっと(駅を出ると) まずハ 皆、上向ぐっけよ(上を向くんですよ) 。 「どっちゃあるす?
     (どっちにあるかな?)
」 って「キョロ キョロ」 見回すてがら 「あそごだでば(あそこだよ) 」って云
     うど あどハ(後は) アングリ口っこ開いでがら すばらぐハ 黙ってすまっけもな(黙ってしまうんで
     すよ)
      そんでス(それでね) なんぼが経ってがら(いくらか経ってから) 「ヒャー! まんつ(本当に)  す
     げぇもんだな(すごいものだな)」って 一緒にきたしとど(一緒に来た人と)  顔ハ見合わせっけよ
     (顔を見合わせるんですよ)
      「スカイツリー」は それだげ しとがだハ(人々を) 圧倒するっけよ(圧倒するんですよ)
      「日本って すげでばなぁ(すごいなぁ)」 って思ったでば(おもったんですよ)
      おら思うんだどもス(私は思うんですが) 今ハ沈みごんでる日本だどもス(日本ですが)  これが
     ら良ぐなってぐ(これから良くなっていく) 「ス(シ)ンボル」サ 成っと思うよ(成ると思いますよ)
      思うだげでねくてス 絶対!!成るス(思うだけでは無くて 絶対!!成りますよ)

  人々を圧倒する「スカイツリー」     (6月2日(土)AM撮影)
      
   この迫力、そしてこの存在感       ツリーの入口  「東京そらまち」の入口、中は買い物客でいっぱい

   (この「私の日記帳」 4月4日にも「スカイツリー」の記載があります)
 
 6月 3日(日)  アール・デコ様式ホールでの宴席 : 旧学習院寮(昭和寮) 昭和4年(1929年)建設
                                     設計:宮内省 権藤要吉技師

           あまりに合理的な社会につかれた現代人にとって、アール・デコは「癒し」をもたらすアート
          となった といわれる。
           今年も同じホールで開催された会社OB会。
           久々に会う面々に笑顔が溢れ、あっという間に時間は過ぎてしまいました。 

       旧学習院寮(昭和寮)  83年前の建築当時のクラシックさをそのままに              (パンフレットより)
           
                 玄 関                談話室        随所にアール・デコ調装飾

  
遠野言葉  (飲むほどに 酔うほどに・・・・)

       まんつとも(まぁまぁ) こんたな(こんな) 立派な部屋で おさげいだだげるのは(お酒を頂ける
      のは) なんともいえねじゃ(なんとも云えませんよね)
       最初ハ すずがに話っこすてだっけ(静かに話をしていたんですが)  だんだん酔いハ廻ってく
      っとス でっけぇ声出すてがら(大きい声を出して) クラスック(クラシック)な部屋も なもかも
(な
      にもかにも) 関係ハ ねぐなってすまっけもや(無くなってしまうんですよね)
       皆、久々だもの、それでいんでねすか? (それでいいんじゃないですか?)

        (旧学習院寮は、現在は「日立目白クラブ」として、日立製作所や関連会社の福利厚生施設として、また、
           一般にも広く利用されている施設です)
 
 6月 2日(土) なるほど! 「絵文字」 :  @ 元気で 「0%。」 
                            A 「瓜 瓜 瓜」 の時期になりました。

          携帯電話やアイホーンで「絵文字」を使うのは、当たり前の時代ですが、「絵文字」も年々
         進化をしている様です。
          上の@、Aは、次の様な意味があり、なるほどと思いました。 
(はなまるマーケットの話題より)
             
皆、楽しみながら携帯などを使っているんですね。

      @ 元気で「ウルトラマン(頑張ろう)」    A 「田植え」の時期になりました。
          
     

   遠野言葉 (携帯やアイホーン等、楽しみながら使うのも良いことですよね)

      
 普通のあだまだば(普通の頭脳では) 携帯もアイホーンも 使えね時代だでば(使えない時代
      ですね)

       いっつも一休さんみでに(みたいに) 考えでねど(考えていないと) なもかも(なにもかにも)
      味ハ(意味が) わがんねべサ(分からないですよ)
       ほでも(それでも) いっつも かだぐるす(かた苦しい) はなすばり(話ばかり)すてるよりか
(して
      いるよりは) いいがも しぇんねなス(しれませんね)
 
 6月 1日(金) こんたに いっぺの「らっきょう漬け」こしぇんのは やんたぐなんねすか? :遠野言葉
          こんなに 沢山の 「らっきょう漬け」を作るのは  嫌になりませんか?   :標準語

          身体に良いということで、朝晩のご飯の時に、必ず2ヶづつ365日欠かさず食べています。
          家内と合わせて1日8ヶ、1年間で2,920ヶは約15Kgになります。
         昨年漬けた「らっきょう漬け」も冬を越して、もう残り僅かとなっておりますが、毎年6月にこの
         15Kg分を甘酢漬けにします。
          一番の手間は、塩漬けまでの切りそろえ、皮むき、洗いです。1Kgに約30分を要します。
          10日間の塩漬けした後、甘酢漬けの工程に入り、食べられる様になるまで約1ヶ月かかります。 
          「らっきょう漬け」を毎日美味しく食べられることは、「この苦労があってこそ」と、楽しみながら
         の漬け作業のこの頃です。         

 らっきょうの「甘酢漬け」 の前の 「塩漬け」 の工程です。  
(5月31日PM撮影)
       
 
今回は静岡産です   茎の部分の切り取り  根っこ部分の切り取り   1ヶ1ヶ一皮を剥き  らっきょう1kg当たり100gの塩と少々の水を
                                              水道水で洗います  入れ、重石をかけて約10日間漬け込みます。
 
 5月 31日(木) 今、人気の陶器 「粉ひき焼」 : 独特の柔らかな釉調の陶器です。

           家内の実家で、義理の兄が陶芸を行っており、今人気の「粉ひき焼」の陶器を頂くことが
          できました。
           「粉ひき焼」とは、本来の土の上に「白土」を掛けて焼く手法で、しっかりした陶器を焼き上
          げるには、かなり技術を要する技法ということです。
           清潔感があり軽く、手触りもしっくりしたこの陶器を気に入っています。
           ちなみに、私の家の「ご飯茶碗」などの食器類は殆ど、義理の兄の作品を使っています。

           「粉ひき焼」陶器       (5月30日 撮影)
                  

   遠野言葉 (歳をとっても、若さを維持するために 「タッパ生活」 は極力避けたいものです。)
       
     
   朝、昼、晩のご飯食うどぎハ(食べる時は) なるべぐだば(なるべくなら) ちゃんとすた食器ハ 
       使った方 いいど思わねすか? 
(いいと思いませんか?)
        とすっこ取ってくっとス(歳を取ってくるとね) 「タッパ」サ 入(へ)ったおがずハ(入ったおかず
       を) そのまんま出すごど多ぐなるがらス(そのまま出すことが多くなるからね)
        遠野でおやずハ(父親が) 一人でいだどぎも(一人で居た時も) やっぱり「タッパ」ハ 多ぐな
       ってだのす(多くなっていたんです)
        「おやずス(親父なぁ) ぺっこばり寂すど思うがら(一寸寂しいと思うから) 皿っこサ移すて食
       んべス(皿に移して食べようよ)」 ってしゃべって(と云って) 食器サ移すて食ったごどあったの
       ス(食器に移して食べたことがあったんです)
        「タッパ」生活ハ 侘しもんだでば(侘しいものですよ)
        手間っこぺっこ掛がっても(手間が少し掛かっても) 気持ぢサ(気持ちに) 余裕持づ様にすん
       ねば(余裕を持つ様にしないと) すぐ とすっこ取ってすまうんでねすか
?(歳を取ってしまうん
       ではないでしょうかね?)
 
 5月 30日(水)  顔と身体がこんななんで、毛嫌いされていますが、人間様には少しはお役に立って
         いると思いますがねー。
  
 
青大将等、私たち蛇の仲間は、ネズミ等を捕って人間の味方をしているんです。

    遠野言葉 
(家の天井裏等に住む蛇は 「家の守り神」 と 遠野でも聞いていました)

       
 まんつとも(本当に) 、ぜぇぶんなげぇ青大将だごどー(随分長い青大将ですねー)
        2mつがぐハ(2m近くは) あっぺな(あるでしょうね)
        「まむす(蝮)」だの「やまががす(やまがかし)」ハ どぐあっとも(毒がありますが)、青大将だの縞
       蛇ハ どぐハ(毒は) ねんだでば(無いんですよ)
        うづの(家の)天井裏なんかサ居る 蛇ハ うづの守り神だってス(家の守り神といって) うづがら
       家から) ぼったぐったりハ(追い出したりは) すんねで(しないで) だいずに(大事に) するもん
       だづもな(するものだそうです)
        蛇の こんたなはなすハ(このような話は) 遠野でも よぐ聞いだもんだでば(良く聞いたものです)

        突然、我が家の前の道路に、15年振り位に蛇が現れました。
        向かいの家に入りそうなので、そっと棒に乗せて、すぐ傍の森のある公園に移動してあげました。

        2m近くもある見事な「青大将」です。  (5月28日PM撮影)
             
                      
向かいの家の玄関へ向かう青大将
 
 5月 29日(火)  「すぐりの実」 も日に日に大きくなっています : ジャムを作るのが楽しみです。

 遠野言葉 (すぐりは直接実を食べる時と、ジャムにする時では 収穫のタイミングが異なります)
              【 「」 は 「Wa] ではなく、「Ha] と発音します 】
 
        すぐりハ 青いうづハ(青いうちは) すっぺくて(すっぱくて) 食(か)れねんだっけよ(食べ
       られないんですよ)
        だんだんあげぐ(赤く)なって むらさぎ色サなれば 甘くてうめがっけよ
(甘くて美味しいん
       ですよ)
        んだども(でも) ジャム こしぇるどぎハ(作る時には) 青いうづのものでねぇど(青いうち
       のものじゃないと) ジャムサ なんねがっけもや(ジャムに ならないんですよ)
        甘ぐなってがらので こしぇるど(作ると) ねぼけだあずサ(味に) なってすまっけよ(なっ
       てしまうんですよ)
        すぐりジャムハ ブルーベリージャムのあずサ(味に) 似でっけども(似ているんですが) も
       うぺっこ(もう少し) パンチハあって ハイカラなあずすて(上品な味がして) まず(本当に) 
       うめがっけよ(美味しいんですよ)。 おどなのあずって云うんだべが
(大人の味って云うんでしょ
       うか)、なんとも しゃべれね(云えない) いいあずなんだでば(いい味なんですよ)
        ジャムこしぇだら(ジャムを作ったら) まだ(又) 日記で紹介すっからす
(日記で紹介しま
       すからね)


      日に日に大きくなる「すぐりの実」     (遠野の畑から移植 千葉県佐倉市 5月29日AM撮影)

・  
 5月 28日(月)  「猿梨の花」が満開です : 猿梨の木は、自然の山を示すバロメーターとも云われているそうです。
                                         猿梨は「キューイフルーツ」の原種で、その実は小さい「キューイフルーツ」といった
                                        ところです。秋には、両方の実の輪切りを並べてご紹介します。

         コガの花っこハ 満開サ なったでば 見でがんせ まず うづぐすがんべ? : 遠野言葉
        猿梨の花が  満開に なったんです 見て下さい 本当に 綺麗でしょう? : 標準語

   「猿梨の花」が満開です (遠野から持ってきた枝のさし木で、今、幹回りは約15Cmになりました。千葉県佐倉市 5月28AM撮影)
         
    4月2日芽を出す    満開の「猿梨」         花の根本には「猿梨の実」が     秋には・・・
 
 5月 27日(日)  「地域で異なる遠野の方言」

           遠野市は南北41Km、東西38Kmに亘る広大な面積を有する市のため、地域地域で呼
          び名やイントネーション等が異なるものも少なくないようです。
           実際、遠野市街近辺では、使われていなかった呼び名の例は、次のようなものがあります。
           
遠野市街近辺以外での呼び方 
(遠野マップ:パンフレットより : ぎゃだが以外)

           毛  虫    : ぎゃだが        と ん ぼ   : あげす     
           ミンミンゼミ  : おおじぇみ       れんげつつじ : べこつづず   
                              

ぎゃだが(毛虫)等の害虫駆除を行いました。 (今年3回目の消毒です  5月27日AM撮影)
       
 
にっくき「ぎゃだが(毛虫)」(約4Cm)   殺虫剤     :スミチォン (虫を殺す。虫を除ける) これらを一定量水に溶かして噴霧する。
                          消毒・殺菌剤 :ダイセン  (病気の原因の菌を殺菌する) 
                          
展着剤    :ダイン   (薬品を葉っぱ等に凝着させる。雨に流されない)

  註) ぎゃだが(毛虫)の呼び名は、秋田でも使われているようです。
 
 5月 26日(土) 「だんご虫」のオスとメス って分かりますか?  : 昆虫講師は幼稚園児

           幼稚園送迎バスを降りてから自宅まで、孫の幼稚園児は草花を見たり触ったり、石を
          掘り返してみたりして、何かの虫を見つけようとしているようです。
           そして、 「男のだんご虫だ。女は3匹いるよ」 などと、目を輝かせて私に話をします。
           19日の自然観察会では、先生から「昆虫の3点セット」の質問で、5年生の子が正解
          し、13人の大人は感心するばかりで、全く答えられませんでした
。(写真が撮れたら報告します)
           好きなかぶと虫や綺麗な蝶等をただ集めた我々の子供の頃と、今の子供の
昆虫観察
         事情
は、大分違っているようです。


         昆虫講師(幼稚園児)からの豆知識です。 (私は今まで、考えたこともなく、全く知りませんでした)
                  
(5月25日撮影)
                メス(左上) : 背中に黄色い対の斑点が頭から尻にかけてある。
                オス(右側) : 背中に斑点が無い。
    
  遠野言葉 
(遠野で、かぶと虫を捕りに行った話です)

      朝間、早ぐ起ぎでがら、来内川の「さいがづの木(さいかちの木)」 サ かぶと虫ハ 捕りサ行った
     っけよ(捕りに行ったんだよ)
      木サ登ってがら 枝ハ揺するど かぶと虫ハ 「ボダ ボダ」ど 落ぢでくっけもや(落ちてくるんだ
     よな)
      オスハ ツノっこあって 格好いいんだども(格好がいいんですが) メスハ ゴロンとすてで(ゴロ
     ンとしていて)人気ハねんだっけや(人気がないんだよな)

     
註) 来内川の 「さいかちの木」は、今の「お多賀橋」の橋のたもと(市民ホール側)にありました。見上げる様な大木でしたよ。
 
 5月 25日(金) ほでね(そうではない)」 ど ほでね(分からない)」 : 同じ遠野言葉で意味が異なる例

         遠野言葉    
          
 「これハ 菖蒲でねすか?(菖蒲じゃないですか?) 」           
           「ほでねでば(そうじゃないですよ) カギツバダでねべが?(カキツバタじゃないかな?) 」         
           「んだが? (そうですか?) どれが どれだが ほでねでば(分からないよ)」 

     「菖蒲」 と 「カキツバタ(杜若)」
(千葉県佐倉市城址公園  5月24日撮影)
     
カキツバタと黄菖蒲       カキツバタ     黄菖蒲(地中海沿岸原産・帰化植物) 
花菖蒲の蕾(これからが見頃です)


   
菖蒲やカキツバタ(杜若)等の見分け方概要  (5月19日 自然観察会にて)

                  場所            花          咲く時期  (関東地方)
        あやめ  : 乾いたところ       網目模様が有る   5/上旬〜中旬
        杜若   : 水中や湿ったところ    〃   無い   5/中旬〜下旬
        花菖蒲 : 湿ったところ          〃   無い   6/上旬〜下旬

        註) 菖蒲は花菖蒲と全く異種で、花はガマの穂のようで、紫や黄色等の花は咲かない。
 
 5月 24日(木) 50年前の押上(スカイツリー)駅でカルチャーショック : 押上は私の「就職のスタート駅」でした。

        遠野言葉 
(就職試験のために上京した押上は、遠野とは別世界でびっくり仰天、カルチャーショックを受けました)

          先生 : 
「会社がられんらぐ(連絡が)あって 採用試験やっから(採用試験をやるので) 
                前の日サ(に) 東京の押上駅近くの〇〇旅館サ泊まって、次の朝、トロリーバス
                で亀戸の会社まで 来てけろってス(来て下さいって)
                
              就職試験で指定された〇〇旅館は、「押上駅」のすぐそばのトロリーバスの乗り場の
             前でした。地方から来た仲間が約20人、ドキドキしながら眠りにつきました。
              次の朝、2階の部屋の窓を開けて外を見ると、遠野とは大違いの別世界が開けてい
             ました。
              見たこともない都会の光景に、一瞬、試験のことなど忘れてしまう程
カルチャーシ
            ョック
を受けました。

                   

          私  :  
「ギョッ!! これハ何だべ(これはなんだろう) しとっこハいっぺで(人が沢山居
               て) 朝がら お祭りなんだべが? 
(お祭りなんだろうか?)
                しとばりで(人だらけで) 目っこ回りそうだでば(目が回りそうだよ)
                ハァー これのごどハ(これのことを) 「トロリーバス」って 云うんだでばな
(云うんだ
               ろ
うな) 。                               
                見でみろでば(見てみろよ) ハイカラなおなごの(女の)生徒ハ いっぺあるいでっ
               つぉ(沢山歩いているぞぉ) 。ひぇー!」

             遠野では見られないような制服やしぐさ、そして「キャッ キャッ」 という明るい声が微妙
            に頭に残ったことを思いだします。

                     ☆  会社も、押上→亀戸間 乗り換え無しで付く トロリーバス乗車も指定していました。
                        午前中は筆記試験、午後は面接と工場見学でした。額から汗が流れる熱い日でした。
                        なんとか合格の通知をもらい、年が明けた4月に東京へ出てきて、早50年余り。
                        「光陰矢の如し」とは良く云ったもので、当時の押上を思い出し、実感しています。
・      
   
     
 
 5月 23日(水) 歴史を語る東京のお菓子 「戦時焼き」 : 再度購入 (4月14日の日記の続き、ラッパ以外別モデル)

         東京人形町、人形焼き本舗板倉屋さんがお店で製造販売している戦時中の歴史そのものを
        形にして販売している「戦時焼き」 と称する「人形焼き」なんです。
         形とは裏腹に、ほんのり甘く、癖になる味です。
         私と家内は、あんこの入らない「カステラ焼き」が好きで、東京へでかけると必ず寄って買って
        きます。でも、父親の昔の話を思い出し、複雑な気持ちでいただくこともしばしばです。

 これは 「かすてら」 なんです。あんこの入ったものもあります。(約4×4×1 Cm)
     
  
 鉄兜(ヘルメット) 背嚢(はいのう)     ラッパ       海軍旗     飛行機        装甲車     現在の自衛隊とミサイル
              (今のリュックサック)                                            (4月29日撮影、
                                                                       4/29の日記をご覧下さい)
  
 遠野言葉 (片道燃料の零戦に乗って飛んで行く若者を、沢山見送った時の父の気持ちを聞いたことがあります)

       
おらほのおやずハ(自分の父親は) 遠野のお寺の和尚さんだったども、召集令状ハ 来てがら 
      台湾サ行ったのス(台湾にいったんです)
       台南で飛行機の整備やったづもな(やったそうです)
       片道燃料積んでハ 手っこ振って飛んでぐ 若げひたづハ(若い人達を) いっぺ見送ったどす
      (沢山見送ったそうです)
       零戦サ乗ってぐ方も 見送る方も まるんで 泣ぎながら 目ねぐなるまで
(見えなくなるまで) 
      手っこ振ったってス(手を振ったそうです)
       国の命令ハ命令で なんともなんねがったべども(どうにもならなかったでしょうが) なんともハァ
      (どう云っていいのか) 可愛そうだったってす(可愛そうだったそうです)
 
 5月 22日(火) 田んぼで実感「自然の摂理」 : 今年二回目の「田植え」の手伝いをしました。

 
こんたにいっぺの ぎゃらごどぁ   「びっき」サなったら  田んぼハ てぇへんなごどサなっぺな : 遠野言葉
 (こんなに沢山の オタマジャクシ達が 「かえる」になったら 田んぼハ 大変なことになるだろうね : 標準語)

     田植え機で植えた後の欠株を、手で植える作業の足元で、何百、何千というおたまじゃくしが泳ぎ廻る。
       「これがすべて蛙になったら、大変なことになる」 と心配するのは 「ただの無知」、自然の摂理は昔から
きっちりと繰り返されてきていることを実感しました。 それは・・・。
      田んぼに毎日定期便のようにやってきては、腹を満たすまでオタマジャクシを食べる「かるがも」 そして
     白鷺などを見ることができます。 
      この自然界で生きていくのは厳しい、でも自然の摂理が丁度よいバランスを生んでいる現実をも見た感
     じがしました。
      人間が、自然のバランスを壊すような余計なことをしない限りはね。

  田んぼで実感「自然の摂理」                 
(佐倉市飯野 5月21日撮影)
         
      田んぼには何百、何千のオタマジャクシが・・ それを食べるかるがもの家族 そして白鷺のつがいが
・      
 
 5月 21日(月) 金環日食は良く見えましたか?  私の住んでいる地域は雲が掛かり残念。

       
なーに せっかぐの「にっしょぐ」だったって 雲っこ掛がれば なんとしょうも ねんだでば:遠野言葉
        (なにね せっかくの「日食」と云っても   雲が掛かれば  どうしようも ないんですよね:標準語)

        残念ながら、千葉の佐倉地方は曇りで、この時間は太陽を見ることはできませんでした。
        手造りフィルターで、撮影の準備だけはしていたんですが、残念です。
               
   [日食]          
残念ながら「テレビ画面」です。 (この日記に残しておきたいと思い・・・・)
   
                
   
私のカメラ(前日)  時刻 7:10   7:20   7:35    8:02 8:23   8:48
     (確認準備のため)
 

      
   [月食]  
昼間の日食は、大勢の人が見て華やかですが、寒い冬の夜の月食も幻想的でしたよ。

     昨年 12月11日の「月食」の観測結果です     (12月10日夜撮影)
                               
            
時刻 21:00 22:05 22:30 22:55 23:05 00:35 00:58 01:30
  
 5月 20日(日) 「遠野でも 千葉でも無礼よ! このあだな」 貧乏草より  : こんなに素敵な名前があるのに・・・。

           そんたな花ハ ちょすんでねぇでば 貧乏サなってすまっつぉ : 遠野言葉
           (そんな花を  触るんじゃないよ   貧乏になってしまうよ : 標準語 )

           昨日 の自然観察会では、こんなに綺麗な花に 「今迄なんと失礼なことを云ってきたんだろう」
          と 気付かされました。私が育った遠野でも、そして今住んでいる千葉でも、やはり 「貧乏草」

    私は 「貧乏草」 なんかじゃありません。
           こんな素敵な 「花言葉」 もあるんですから。 (佐倉市自然観察会にて 5月19日AM撮影) 
        
        ヒメジョオン(姫女苑)           ハルジオン(春紫苑)       スベリヒユ (写真は資料より)
           花言葉 : 「素朴で清楚」          花言葉 : 「追想の愛」    千葉の一部では「貧乏草」
 
 5月 19日(土) 遠野の楽しいラッピングバス : キャラクターは「かっぱ」「ざしきわらし」「おしらさま」等豊富です。

           
まんつとも おもしぇ絵っこ描いだバスハ はすってだっけよ。 : 遠野言葉 
          (まぁ本当に 面白い絵の描かれたバスが 走っていましたよ。 : 標準語)

  早池峰バス(株)のラッピングバス(遠野物語めぐり号)                 遠野に近い三陸鉄道も
  
          
  4月3日披露のバス(水木しげる氏デザイン)  10年以上前のラッピングバス     2000年頃の三陸鉄道
       (5月号遠野広報より)            (幕末より伝わる遠野太神楽の絵) (3,11以後 この車両健は在ですか?)
 
 5月 18日(金) 「饅頭 大好き」 は父のDNA? : 先日、息子が旅行のお土産に、私が大好物の薄皮饅頭を買ってきてくれ
                                          ました。 それで思い出したのが父と私の 「饅頭好き」 回顧録

     今は亡き父(当時81歳)と二人で、10年前、花巻温泉の近くの「志戸平温泉」に行った時、親子で 
   「饅頭大好き」 を確認しあった夕食前の会話です。

  会話        「 父 」                       「 私 」

 「あーっ いい湯っこ(温泉)だったでば」           「んだったでばな(そうだったよね)
 「んだ(そうだ) 薄皮饅頭あったっけな(あったよな)」  「あぁ 新幹線で買ってきたんだでば(買ってきたんだよ)
 「ぺっこ食(か)んねが? (少したべないか?)」      「夕飯前だども(ですが) 喉っこも乾いだすな(喉も乾いたしね)
 「ビールでも飲み飲み(飲みながら)食んべし(食おうよ)」 「んだな(そうだね)」 
 「やっぱり薄皮饅頭ハ うんめな(美味しいな)」  
 
 そして、父親は饅頭を口に入れ、5ヶほど一揆に食べていました。
 部屋の出窓に座布団を敷き、二人で薄皮饅頭を挟んで座り、足元を流れる川の流れを聞きながら話が進みました。

 
「あれっ! 薄皮饅頭ハ 無ぐなっとごだぞ(無くなるところだぞ)」  「あや!(あれ!)ほんとだでば(本当だね)」  
 「いづの間サ(に) 食ってすまったもんだが? (食べてしまったんだろうか?)」 「んだでばな(そうだよね)

 夕食前のひと時、話をしながら、二人でビールのつまみに饅頭を一箱(15ヶ入り)食べてしまっていました。  
 「饅頭好き」は 父親のDNA? あんこの入った「饅頭」「どら焼き」「あんぱん」は、
今でも私に幸せを呼んでくれています。

       柏屋の薄皮饅頭     志戸平温泉での饅頭三昧のひと時 (10年前のビデオより)
      
                          出窓で饅頭を挟んでの一杯       「あっ」という間に箱は空に
・ 
 5月 17日(木) うんめもの いっぺあるずがら 皆あべでば    : 遠野言葉
           美味しいものが 沢山あるそうだから 皆行こうよ : 標準語  
(下の遠野言葉を参照下さい)

           東京駅の待ち合わせ場所の「銀の鈴」の周りは、今や「お菓子ランド」として大勢の買い物
          客で大賑わい。丸の内駅舎が様変わりなら、地下街も大変身
           活気がみなぎり、待ち合わせでうろうろしていると、人に弾き飛ばされそうになるくらいでした。

    東京駅地下 「銀の鈴」の周りの「お菓子ランド」風景 
(5月15日PM撮影)
        

    遠野言葉 
(今日の日記の表題の解説です)

        「〜ずがら」 は 「〜そうだから」 の意味で : 「あるずがら」 は 「あるそうだから」
                                     「来たずがら」 は 「来たそうだから」 となります。
        「あべ」 は 「行こう」 という意味です。 また、 「行ぐべ」「あべ」 と同じく 「行こう」 の意味で
                                                          使われます。
 
 5月 16日(水) 復原「東京駅」(丸の内駅舎)が姿を見せ始めました : 日本の底力を感じます

           1914年(大正3年)完成、1945年(昭和20年)南北ドームなどが戦災で消失。
           戦災来、木造三角屋根だった南北ドームが65年振りに復元され、芸術的な姿を表し始
          めました。一階や地下・内装が終わる10月には、完成されたその全貌を見ることが出来る
          と思います。
           大正時代にこんな素晴らしい建築が出来、それを復原するエネルギーを持つ日本の底力
          を感じました。
           今は、なにかと落ち込んでいる日本ですが、日本人の技術と人間性を糧に、平和な世界作
          りをリードする日本になって欲しいものです。

      復原途中の「東京駅」 2・3階、ドーム部分 (5月15日PM撮影 雨天)
           
        中央部(左)と南切妻部(右)       南ドーム部     南ウィング部
(右端は、はとバス乗り場)

      復原完成図 (註 : この工事は 「復元」ではなく、「復原」として進めているようです) 
           

  遠野言葉 (戦争は「悲惨」です。今の日本は戦争も無く一応幸せと云えるのですが・・・)

      戦争ハ おら六つのどぎだもな(私が六才の時なんですよ)
      食う物もねくてス(無くて)、米の配給ハねくて アンズの配給だげで 何日が過ごすたりス
(過
     ごしたりね)、防空壕サ へったり(入ったり)、電気の傘サ 黒い布っこハかげで
(黒い布を掛け
     て) 声もださねで(声もださないで) 静がにすてだりすたんだもの
(静かにして居たりしていたん
     ですよ)

      東京えぎも、こんたになってるのも(こんなになっているのも) 知らねがったもな
(知らなかった
     んです)
      それサ比べっと(それに比べると) 今ハ 幸せだでば(幸せですよ)。贅たぐすんねば
(贅沢をし
     なければ) なんとが 食ってげるしス(食べていけますし) 有難で話すだでば(有難い話ですよ)
      これがらの わげひたづぁ(若い人達は) てぇへんだども(大変ですが) 何とが 頑張ってほす
     ど思ってんのス(頑張って欲しいと思っております)
 
 5月 15日(火) 今日は「ヨーグルト」の日 とのことです : 我が家も「カスピ海ヨーグルト」を作り続けて早7年余りになります。

       遠野言葉 (遠野では 戦後しばらくは牛乳ではなく、米国からの脱脂粉乳を飲んでいました)

           
むがすハ(昔は) 「ヨーグルト」なんてのハ ねがったんだでば(無かったんですよ)
           牛にゅ(牛乳)なんてのも 飲めねくてス 今の裁判所の前サあった 農協サいって 「脱
          脂粉乳」ハ買ってきて 飲ましぇで貰ったもんだでば(飲ませて貰ったものです)。 

         カスピ海ヨーグルト
           
(ヤクルトを少し足すと飲み口がよくなります。飲んだ後は、ヨーグルトを少し残して牛乳を足し、冬は常温で、夏は冷蔵庫に
               入れておきます。種を絶やさぬよう気を付けながら毎日飲んでいます。)
                 
        註) 3月1日の日記にも「カスピ海ヨーグルト」の記載があります。(今日より一寸詳しい写真)
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 5月 14日(月) 「へびいちご」を食べたことがありますか? : 子供の頃、遠野では食べていたんですよ!     

        遠野言葉 (あまり味はなく、今頃になって調べてみたんですが、毒もないようです。)

          
 田んぼの畔歩いでっと(畔を歩いていると) 「へびいぢご」ハ いっぺ成ってっけもや(沢
          山成っているんですよ) 。
           がっこの帰りサ(学校の帰りに) それ採ってがら 皆でよぐ食ってだっけよ
(皆でよく食べ
          ていたんですよ)
           うめそうだっけども(美味しそうなんですが) 食ってみっと(食べてみると) なんにも味っ
          こハ(なんにも味が) すんねがっけよ(しないんですよ)
           ただ おもしぇがって(面白がって) 食ってだんでねすか? (食べていたんではないでし
          ょうかね?) 
           今頃サなってがら(今頃になってですが) 調べでみだっけ(調べてみたら) どぐハ
(毒は)
          ねぇもんだづもな(無いものだそうです)

        「へびいちご」 (すぐ近くの田んぼの畔にも 沢山ありました。 13日撮影)
                     
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 5月 13日(日) 田植え後の 疲れに勝る 郷景色 : 今年で2年目の田植え経験です。

           
こすっこ曲げで なんずかんも 田植えすたっけ こえのハ 半端でハねぇのス。 : 遠野言葉
           (腰をまげて  何時間も    田植えをすると 疲れは 半端じゃないんですよ): 標準語
          
 ほでもス こびりど 昼のまんまのどぎス こすっこハ伸ばすて 田んぼハ見っと 周り
           (それでも 小昼と お昼ご飯の時に    腰を伸ばして    田んぼをみると 周り)
          
の山っこハ 水サうづって うずぐすがっけよー。
         (の山が   水面に写って 綺麗なんですよー)
           
びっきハ鳴いでるし、ほっぺだサ風っこも当だって きもずハいくて こえがったのも すっかり
          (かえるは鳴いているし 頬に風が当たって     気持ちが良くて  疲れたことも すっかり)
         わしぇですまっけよ。     遠野の田植えハ これがらだべどもな。
         (忘れてしまうんですよ)  (遠野の田植えは これからでしょうからね)

      田植え風景 (千葉県佐倉市宮本 5月12日撮影)
       
  
        メインは田植え機で  四隅の仕上げは手植えで    田んぼに写る里山(郷山)風景
 
 5月 12日(土) 今日ハ これがら 田植えの手づだいサ 行ぐどごだでば。 
           こどすハ なんたな 田植えサ なるごったべがな?      : 遠野言葉
           
(「ハ」は「Wa」ではなく、「Ha」と発音します。上の遠野言葉の解説を参照下さい)

           今日は これから 田植えの手伝いに 行くところです。
           今年は どんな 田植えに なることでしょうね?        : 標準語

         (普段、やりなれないことですので、帰ってきたら「キュー バタン」でしょうね。  (AM7:15)
                                         
 
 5月 11日(金) こえ(怖い)」 と 「こえ(疲れる)」 : このところ、竜巻やら原発やら怖い話で疲れてしまいますね。

           遠野言葉で「こえ」は「怖い」と「疲れる」の2つの意味があります。
           このような紛らわしい言葉は、遠野の言葉には結構多いんです。
           発音で意味が分かるものと、発音が「こえ」の様に、全くおなじものもあります。

                         
                こえ(怖い)           こえ(疲れる)


  
遠野言葉 (紛らわしい言葉の例です : この図は、黒と緑字が遠野言葉で赤が標準語です)

              
              
 5月 10日(木) 遠野サ「わらすっこ(子供)センター」ハ 出ぎだどス(出来たそうです) : 遠野広報5月号より

           遠野市役所本庁舎に、子育て支援の全てをバックアップする「わらすっこセンター」がオー
          プンしたそうです。
           東京大学と関西大学が、後方支援活動 を行うための事務所も同居しているとのことで、遠
          野の中だけで考えるのではなく、教育に幅広い知識や活動も取り入れようとしている様です。

           
               スローガン :  「子育てするなら遠野市」といわれるまちづくり
 
 5月  9日(水) 「こえくて こえくて いぎっこ切れっけよ」  : 遠野言葉
           (疲れて 疲れて 息が切れるんですよ」) : 標準語)

           遠野の市街地の南約5Kmにある物見山は、昔、山中が「すずらん」と「つつじ」で覆われて
          それはそれは 天空のお花畑の様なところでした。
           学校の遠足や、町内の友達同志が連れ立って、まるでお花見のように、年に一度は物見
          山に登ったものです。
           今は、水害対策のため、針葉樹の山になってしまったのが本当に残念です。      
                庭にすずらんが咲き、物見山を思いだしました。

    遠野言葉 
(すずらんやつつじで覆われていた物見山へ、父や母とで登った時の記録です)
                     【「遠野地方の日常会話集 39ページ 「こえ(疲れる)」より】

        
わらすの頃(子供のころ)、物見山さば(には) 恒例のように いずねんに(1年に)一回ハ 
       登ったもんだでば(登ったものなんですよ)
        はやすハ過ぎで(林を過ぎて)、急に目のめぇハ(前が)開げっと(開けると)、草っ原で急な
       登りざがサなってナ(登り坂になってね) 右サ「ヒュッテ(スキー小屋)」 見る頃ハ 「こえくて
       こえくて(疲れて 疲れて)」息っこ切れっけよ(息が切れるんですよ)
        ようやぐ 山の「てっぺん」サあがっても まださぎ(先)の「てっぺん」ハ なんぼもあっけもや
(い
       くつもあるんですよ)
        ほでも(それでも) 山の稜線さば(には) つづずの(つつじの)群落ハ真っ赤サなってで ほに
       (本当に) うづぐすがっけや(美しいんですよ)
        その周りの草原ハ 「すずらん」の花っこが どごまでもどごまでも続いでいだのス
(続いていたん
       です)
        物見山の「てっぺん」さば(には) 大っきな岩があってス(大きな岩があってね) そごサよごサ
       なって(そこに横になって) 早池峰山だの六角牛山だの見っと それまで 「こえ」がったのも
(疲
       れていたのも) すっかり わしぇですまっけよ(忘れてしまうんですよ)

        註 1) 「ヒュッテ」は遠野高校スキー部のスキー小屋で、私も1〜2回行ったことがあります。
       2) 遠野中学校の校歌にも 「物見山鈴蘭香り ・・・」 と「すずらん」が詩に出てきます。
 
 5月  8日(火) 夕日ハ いづ見でも 気もずハ 休まるもんだなっす : 遠野言葉
          (夕日は いつ見ても 気持ちが 休まるものですね  : 標準語)

           5月5日は 曇りの写真でしたが、昨日は 晴れた日の夕日をみることが出来ました。
           年末との写真を並べてみると、その違いが良くわかります。

                12月24日PM4:20撮影   5月7日PM6:30分撮影
                    
               夕日が沈む位置がこんなにずれ、日の入りも2時間以上遅くなりました。
 
 5月  7日(月) 「えびね」ハ うづぐすぐ 咲いで けだでば  : 遠野言葉
           (「えびね」が 綺麗に  咲いて くれました  : 標準語)

           山野草の一種 「えびね」が 今年も咲いてくれました。
           遠野も山野草が沢山咲くところです。特に早池峰山は全国に知られた高山植物の宝庫です。

  今年も庭に咲いてくれた「えびね」です。 
(7日AM撮影)
      
                     においえびね     黄弁白舌(きべんはくぜつ)  さるめんえびね
  
   遠野言葉 
(早池峰山は、遠野市の土地が数キロ北に伸び、頂上付近の一部は遠野市になっているようです)

         
遠野の物見山ハ 標高917mで、それサ 1,000m足した1,917mが 早池峰山の標高
        だどス。偶然だべども(偶然でしょうが) 不思議でねすか?
(不思議じゃないですか?)
         それサ地図見っとス(それに地図を見ると) 遠野ハ細ぐ北サ 伸びで 早池峰の頂上サ
        くっついでいるすス 決めっとぎ(決める時)土地の取りっこすたんだべな
(土地の取りあい
        をしたんでしょうね)。早池峰山も遠野の土地だって しゃべられるすな(云えますしね)
         不思議なごってがんすな。(不思議なことですよね。)

  高山植物の宝庫「早池峰山」
        
   
早池峰山まで喰いこんだ遠野市     物見山(917m)から早池峰山(1917m)を望む        早池峰山に咲くうめばち草
                                                              (遠野の高清水にも咲いています)
 ・
 
 5月  6日(日) 「ほーれ 見でがんせ 田んぼも よぐ見っと うずぐすもんだなっす!」 : 遠野言葉
           (「ほーら  見てくださいよ 田んぼも よく見ると 美しいものですね!」 : 標準語)

           水の張られた田んぼは、周りの景色を水面に映して、今しか見られないたたずまいを見せて
          います。
           郊外へ出かけた時、一寸周りを見てみると、思いがけない癒しの景色が心を潤してくれます。

      水の張られた田んぼ (千葉県佐倉市  5月4日・6日撮影)
             
  
 5月  5日(土) 「暮れ泥む (くれなずむ)」今日この頃 : 春の空は暮れそうでなかなか暮れない。
                                        秋は「つるべ落としの如く」の反対ですね。

夕がだサ なったども ながなが 日っこ暮れねでば。ぜぇぶん 日っこハ なげぐなったなッす。
        (夕方に なったけれど なかなか 日が暮れないですね。随分 日が 長くなったですね)

        下の写真で、約5ヶ月前の日の入りの位置が、こんなに移動していることがわかります。
そして、日の入りが約2時間もおそくなっており 「暮れなずむ」 理由がよくわかります。

 昨年12月24日の日の入り(16時20分撮影)   昨日5月4日の日の入り[曇り] 
(5月4日 18時30分撮影→加工)
  
                         左のは「12月24日」日の入りの位置        右は5月4日の日の入りの位置  
      (印西市飯野の「サンセットスポット」です。5月になって田植えが始まりました。)
・                 
 
 5月  4日(金) 母娘の「ほいど(乞食)」の物語 : 地域ぐるみの 「まちおこし」
                                  
「遠野物語ファンタジー」市民手作り・参加の舞台(2/25.26) 
         
「あらすじ」を遠野言葉で・・・
          
 おどさんサ合いサ(父親に会いに) 上郷村サ出はってきた(上郷村に出てきた) 「ほい
          ど(乞食)」のおがさんと娘ハ 村の社サ 住みついでいだったんだど
(住み着いて居たそ
          うな) 

           すたっけ その頃(そうした その頃)
、村さば(村には) ひっきりなすサ 火事起ぎでい
          だづもな(村には ひっきりなしに 火事が起きていたんだそうなんです) 。
           村のひたづぁ(村の人達は) 「あの親ごハ(あの親子が) 「火付け(放火犯)」でハ ねが
          んべが?」って(ないだろうか?)」 しゃべっていだづよ
(云っていたそうだよ) 。
           二人ハ 村サも居られねぐなってすまって(村にも居られなくなってしまって) 村がら「ぼ
          ったぐられる(追いたてられる)」様に、吹ぶぎのなが(中)ハ 歩いでいるうづサ
(歩いている
          うちに) おがさんハ すんですまったどす(母親は 死んでしまっとそうな)
・・・・・・・・。

           2月に「2000人の観客が悲運の物語に涙した」この物語。昨年は、幼なじみの男女が
          大きくなって恋仲となったが、女性がお殿様に見そめられ、止む無く分かれる悲恋の物語。

  第37回市民の舞台 遠野物語ファンタジー 「お父恋し吹雪の夜」 
(遠野広報4月号より)
     
(この市民の皆さんの熱演ぶりをご覧ください)
       
。  
 5月  3日(木) 「地域ぐるみの町おこし」 : 都市部と遠野市の相違

           今日 、地元スーパー(イオン系)が、地域で踊りなどで頑張っているグループを招待した、
          お店のセントラルコートでの披露行事を見てきました。(知り合いの参加もあり)
           都市部では、地域との連携を企業がリードするケースはしばしば見られ、企業の利益と
          住民の便利性を確保するためにも役立っているようです。

             今日のスーパーの行事のちらし(千葉県佐倉市) 
                                
            ジャズダンス・フラダンス・越中おわら節等        ジャズダンスの一コマ

           一方 、遠野の地域との活動「町おこし」の事情は、都市部とは大分異なるようです。
           市が住民の意見などを吸い上げ、実行に移す方法で、遠野市が積極的にリードしている    
          ようです。
           毎月送られてくる「遠野市の広報」は30ページ以上もあり、「まちおこしセンター」の建築
          や、遠野駅前のスーパー「とぴあ」の活性化支援と「とぴあ庁舎」に同居するなど、その力
          の入れようが半端ではないことを伺わせます。

     完成した遠野市「まちおこしセンター」      遠野市「とぴあ庁舎」
           
 
         商業観光課・連携交流課       経営企画部・総務部・会計課他     市民参加の「遠野物語ファンタジー」


   遠野言葉 
(遠野市の市の職員の方々は「市民はお客様」の感覚で仕事をしてことを、いつも感じます)

       遠野のひたづぁ まんず までだでば。 (遠野の人達は 本当に 几帳面ですよね)
       用事あって 市サ 電話掛げっとす 今担当ハ 居ねがら(居ないので) 自分が用事ハ聞いで 
      あどがら(後から)電話ハ 掛げさせっからってス(掛けさせますからってね)
       あだまハ 下がるっけよ(頭が 下がるんですよ)
       こっつでハ そうハ いがねもな(こちらでは そうは いかないんですよね)
 
 5月  2日(水) 田んぼの「ぎゃらごどぁ」 「ギャッコ ギャッコ」の合唱だでば : 遠野言葉
           (田んぼの「かえる達は」 「ギャッコ ギャッコ」と合唱ですよ  : 標準語)

           このところ暗くなると、田植えが始まった田んぼから、かえるの鳴き声が一晩中聞こえ
          てくるようになりました。
           「かえる」は遠野言葉で「びっき」と呼びますが、田んぼで鳴いている「かえる」は
「ぎゃ
          らご」
と使い分けることもあります
           【「ぎゃらご」
本来、「オタマジャクシ」を意味します
           そして、多くのかえる(複数)を「ぎゃらごど」「ど」をつけて表現します。
           また、「かえる達は」と「〜は」の助詞が入ると「ぎゃらごどぁ」「ぁ」を加え微妙な発音
          で表現します。
           「だづ」をつけて「ぎゃらごだづ」でも、複数を表し「かえる達」の意味になります。
           「かえる達は」は「ぎゃらごだづとなります。          
                            
           
                            
・ 
 5月  1日(火) 「がんづぎ」には、もう一つの「がんづぎ」がありましたよ。(1950年頃)

           郷土のおやつとして、遠野で今でも皆に食べられている[蒸しパン]の「がんづぎ」ですが、
          私が小学生の頃に遊んでいた[スポンジボール]「がんづぎ」と呼び、皆で床や壁などにぶ
          つけて跳ね返したりして楽しんでいました。
           当時は[蒸しパン]など食べられる時代(1950年頃)ではありませんでしたので、
 [スポン
          ジボール]「がんづぎ」だと思っておりました。
           最近まで、この蒸しパンの「がんづぎ」の切り口が「スポンジボール」に似ているので
          「がんづぎ」と呼ばれる様になったと思っておりました。
           雁の肉に似ているので「がんづき」になった という説がありますが、遠野に20年間住んで
          いて、遠野の川や沼を駆け回って魚捕りなどをしてきても一度も雁に合っていませんし、合
          った人も、ましてやその肉を食べた等という話は聞いたこともありませんでした。
           今でも不思議に思っています。

  「がんづぎ@」 = 蒸しパン                      「がんづぎA」 = スポンジボール
    今は、「がんづぎ」の代用としてお店で購入して食べている蒸しパンです。     現在販売されているのおもちゃのスポンジボールです。
              
     
「くるみ」と「ゴマ」が入っていないのが残念。                      昔の「スポンジボール」の切り口とは大分違う様です。
                                                      (左のパンの切り口の様に、気泡が沢山ありました)
 
 4月 30日(月) 「そっつのうづハ 「やわだ」 だがら こっつのうづサ逃げろー」 :遠野言葉
           (「そっちの建物は 「きゃしゃ」 だから こっちの建物に逃げろー」   :標準語 )

           70歳代の女性が、自分に向かってくる津波を見た後、その大きな声で逃げ込んだビル。
           そして、腰の抜けた自分の手を取って、無事避難させてくれた白衣の看護師さんを一年間
          探し続けて、ようやく探し当て命の恩人としてお礼が言えた嬉しさで、涙が溢れた。 (陸前高田市)
           このテレビの報道で、堅固な建物に逃げて 命からがら助かった人、建物ごと津波に流さ
          れてしまった人、その一瞬の判断が生死の境目ともなった ともいえるようです。

  遠野言葉 
(陸前高田市で使われていた「やわだ(きゃしゃ)」は 遠野地方でも使われています)

       「やわだ」の使用例
         1) おめさんハ「やわだ」に見えっともス、つからハ あるもなー。   
            (あなたは「きゃしゃ」に見えますがね、力は ありますねー)
         2)
 このはすサ かがってるいだス 「やわだ」で 危ねんでねすか?
            (この橋に 懸っている板ですがね 「きゃしゃ」で 危なくないですかね?)  

註) 「やわだ」 は 「柔(やわ)」=「弱弱しいさま・こわれやすいさま」からきていると考えられます。
 
 4月 29日(日) 空襲警報発令 : 遠野のまづさも(町にも) 「空襲警報」のサイレン(が) 鳴ったっけよ(鳴ったんですよ)。

           
「はぁ! やんた やんた」 むがすハ 思いだすてすまったのす。
           (「はぁ! いやだ いやだ」  昔を  思い出してしまったんですよ)
           
自衛隊のいさます(勇ましい)訓練見ででス(訓練を見ていてね) 皆ハ おもしぇがって
          (面白がって) 拍手喝采すてだっけども(拍手喝采をしていたんですが) 本当に戦争サ
          なったらば(本当に戦争になったら)、こんたなごどでハ(こんな事では) すまねんだずごど
          (済まないんだ という事が) 分がってねみでだもな(分かっていないみたいですよね)
           戦時中、岩手の遠野でも、空襲警報が鳴ると、その「緊張感」で 皆震え上がったんです。
           写真の下の「遠野言葉」を是非お読みください。

      陸上自衛隊下志津駐屯地57周年記念行事(式典と模擬訓練) (4月29日Am10:30〜12:00 撮影) 
              

           

   遠野言葉 (3.11の津波で被災した釜石は、戦争でも艦砲射撃で全滅しましたが、遠野は幸いにも無傷・・・・でも・・)
           【遠野地方の日常会話集」38ページ 「こえ(怖い) 」より】

        
遠野のまづサ(町に) 空襲警報のサイレン鳴っとス(鳴るとね) 新まづのひたづぁ(新町の人達
       は) 夕がだだれば(夕方ならば) 裏のはだげサ(畑に) こしぇだ(作った)防空壕サ へったのす

       入ったんですよ)

        わだっこへった(綿の入った)カスリの防空頭巾ハ 被ってス おらハ(私は) おがさんサ 抱がさ
       ってへってス(お母さんに抱っこされて入ってね) 狭めくて 「ぎづ ぎづ」ど きづがったのは おべ
       でんだでば(きつかったのを おぼえているんです) 。
        昼間、サイレン鳴っとス 皆、おだ賀さんサ(多賀神社に)登って、神社のながサ へんのス
(神社
       の中に入るんです)。 
        杉の木の間っこがら(杉の木の間から) 空の飛行機見でス 「あれハ B29でねすか?
(B29で
       はないですか?) 釜石さ行ったけぇりだべがな? (釜石に行った帰りでしょうかね?)」って 云っ
       ていだっけよ(云っていたんですよ)
        釜石ハ 艦砲射撃で全滅だったども(全滅でしたが) 遠野ハ 何にも無くて まずえがったんだど
       もス
(まず 良かったでんですがね)
 
 4月 28日(土) みだごだねぇ さぐらの花っこハ 咲いでだっけよ。 : 遠野言葉
(見たことの無い   桜の花が     咲いていたんですよ。 :  標準語)

          「上溝桜(ウワミズザクラ)」 という桜をはじめて知り、そして見ることが出来ました。
         今日、市主催の自然観察会へ行ったのですが、多くのことを始めて知りました。
           その一つが 「上溝桜」でした。葉は桜と同じでも、花の付き方が全く違う桜でした。
           山野に自生しているとのことで、注意してみると、観察会の帰り道にも2本ほどみつけることが
          できました。遠野には無かったと思いますが、ここに住んで長いのに「情けない」の一言です。
       
        「上溝桜(ウワミズザクラ)」 
(千葉県佐倉市くさぶえの丘  28日AM撮影)
             
            6〜8Cm の総状に花が連なり、その花の一つ一つは5弁の小さな花でした。

   遠野言葉 (今、遠野の町は、桜まつりの真っただ中でしょうね)

         
今ス 遠野のまづハ さぐらまづりの 真っただながだべども、鍋倉の1000本のさぐらの花っこも
        咲ぎはづめでいるんでねすか?
         山いっぺにさぐら色サ 染まった うづぐすけしぎハ みでみてもんだなス。

      訳) 今、遠野の町は、桜まつりの真っただ中でしょうが、鍋倉公園の1000本の桜の花も、
        もう咲き始めているのではないですか?
         山全体が桜色に染まった、素晴らしい景色を見てみたいものですね。
 
 4月 27日(金) 「ばっけみそ」 こしぇでみでがんせ。 (「ふきのとうみそ」 を作ってみて下さい)

           遠野広報4月号より 「伝えたい遠野のレシビ : ばっけみそ」 をご紹介いたします。
           東北では まだ間に合うと思いますので、是非試してみて下さい。
           遠野市土淵地区の皆さんのレシビです。ご飯がすすむ一品です。
           
        
伝えたい遠野のレシビ 「ばっけみそ」
                            
     @ ふきのとうを良く洗い一晩水にさらす(ふきのとう100g)。  A 水を切り、黄色い部分を除き粗く刻む。
     B サラダ油(大さじ3)で素早く炒める。               C みそ(大さじ3〜4)を加え良く混ぜる。 
     D 砂糖(大さじ2)を味の加減を見ながら加え、良くかき混ぜる。
 
 4月 26日(木) おやつに 「葛湯(くずゆ)」 が人気です

           幼稚園児の孫は、私の家に遊びにくると、必ずといっていいほど おやつに「葛湯」をせがみ
          ます。少し固めの「葛湯」の上に、砂糖をかけてかき混ぜて食べるのが気にいっている様です。
           おやつが何も無い時に「どうかな?」と思いながら作ってみましたが、意外な反応にびっくり
          しています。
           水に片栗粉を溶いて、熱湯を注ぐだけで手軽に出来ますしね。

                      
                       片栗粉        「葛湯」に砂糖を入れます

   遠野言葉 (子供の頃、風邪を引くと母親がよく「葛湯」を飲ませてくれました)

       
 わらす(子供)の頃、風邪っこ引ぐどス(風邪を引くとね) かっちゃんハ(お母さんが) 葛湯こしぇ
       で飲ませでけだっけよ(葛湯を作って飲ませてくれたんですよ)
        むがす 何にもねぇ頃サ(昔 何も無い頃に) 砂どうのへった葛湯ハ(砂糖の入った葛湯は) て
       ぇ変なごっつぉーだったのす(大変な御馳走だったんです)
        それ飲むど(それを飲むと) 身体ハ ぬぐぐなってス(暖かくなってね) 風邪っこも すぐ直るよう
       な気サなっけもな(すぐ直るような気になるんですよ)
 
 4月 24日(火) 晴れた日の「菜の花」

           昨日の雨空は嘘のように晴れ上がり、菜の花の周りは小学生や幼稚園児の元気な歓声が
          響きわたっていました。
           ひっそりとした昨日の菜の花は、今日は明るく、そして伸び伸びしているようです。
    
   晴れた日の「菜の花」 
(千葉県佐倉市ふるさと広場  4月24日AM撮影)
        
           朝間のうづサ 撮ってきたでば。 (朝のうちに 撮ってきました)

  遠野言葉 遠野言葉で「朝(朝間)」 と 「〜のうちに(〜のうづサ)」 「〜ならば(〜だれば)」 の表現)


       遠野言葉で 「朝のうちに」は 「朝間のうづサ」 または 「朝間のうっつぁ」といいます。
            また 「朝ならば」は  「朝間だれば」   といいます。
                「夕方ならば」は 「ゆうがだだれば」 といいます。
                「晩(夜)ならば」は「ばんげだれば」 といいます。
・   
 
 4月 23日(月) 雨の日の「菜の花」 :  【遠野言葉の「〇〇っぽい」の表現は不思議ですよ】 

          今日は朝から冷たい雨が降っています。雲も低く垂れこめて、気持ちも暗くなってしまいます。
          でも、一歩外へ出て川の土手に出かけると、黄色い「菜の花」が雨に打たれながら、風に揺れ
         ていました。 
          遠くからは、くすんだ黄色に見えても、近くによると鮮やかな黄色に雨のしずくが光っていました。
          寒い中でしたが、なにか「ほっ!」とした感じになりました。          

      雨の日の「菜の花」 (千葉県佐倉市鹿島川   4月23日PM撮影)
         
  

  遠野言葉 (「〇〇っぽい」 等の不思議な使い分け。〇〇は形容詞)

      「〇〇っぽい」は使用する形容詞により「〇〇っぺぇ」と「〇〇っけぇ」の2種類の表現を使い分けます。

          【標準語】   【遠野言葉】   【使用例】      (遠野での話し方の習慣で、ルールは不明です)
         黄色っぽい → 黄色っぺぇ  (「黄色っぺぇ花」と言います。  「黄色っけぇ花」とは言わない

         白っぽい  → 白っけぇ    (「白っけぇ犬」    又は    「白っぺぇ犬」 とも言います
         細っぽい  → 
細っけぇ    (「細っけぇ枝」と言います。    「細っぺぇ枝」 とは言わない
 
 4月 22日(日) 旬の筍を戴きました。

           私にとっては初物となる、大きい筍を戴きました。
           早速、今日の昼食のラーメンの具として、メンマを作って美味しく頂きました。
           筍の頭付近についている、白くてふわふわの皮は捨てないで、味噌汁の具にすると
          最高ですよ。
                             「
旬 の 筍」
                    

   遠野言葉 (筍は道路にでもどこにでも出てくるので、車には、いつもスコップを用意しておくようですよ)
       
      
 農家のかだがら 戴いだんだどもス(戴いたんですが) うぢがらはだげサ行ぐ道路サ(家から畑に
      行く道路に) たげのごハ(筍が) 出でくんだづもな(出てくるそうなんですよ)
       「車でふんづげるよりか(車で踏んでしまうよりは) その前サ 採ってすまった方いいべ
(採ってしま
      った方が良いだろう)」 ってス。
       ほでも(それでも) 、このたげのごハ つづのなががら(土の中から) ぺっこだげ(少しだけ)あだま
      っこ出すか出さねぐれの(頭を出すか出さないか位の) もんだべな(ものでしょうね)
       つづがら(土から) あだまっこだすてすまったたげのごハ(頭を出してしまった筍は) かでぐなって
      (固くなって) すまっけもな(しむんだよね)
 
 4月 21日(土) 「くまがい草」が咲きました

           芽を出した16株のうち、8株で花を付け咲き始めました。
           それ程、綺麗な花ではありませんが、珍しい山野草として珍重されています。
               
     「くまがい草」
              
           4月1日       4月15日              4月21日


   遠野言葉 (山野草は、土が合わないと 消えてなくなってしまいます)

      
 山野草おがらしぇんのハ(山野草を育てるのは) まんず(本当に) むずがすもんだもや(難しい
      ものなんですよ)
       庭サ 「かだご(かたくり)」ハ いっぺ植えでだんだどもス(沢山植えていたんですが)、最初の頃
      ハ なんぼが咲いだんだども(いくらか咲いたんですが) 、何年か経ったっけ
(何年か経ったら)
      いづの間にが ねぐなってすまったのス(無くなってしまったんですよ)
       「くまがい草」だげハ 10年以上経づども(10年以上経つんですが) 毎とす(年)咲いでんのす
      (咲いているんですよ)
       つづっこ合わねど(土が合わないと) 山野草ハ 何年も もだねもんだっけもな
(持たないもの
      なんですよ)。 
       それサ合った(それに合った) つづこしぇる(土を作る) 知しぎねぇど(知識がないと) わがね
      んだでば(駄目なんですよ)
 
 4月 19日(木) 見渡す限りのチューリップ  :  佐倉チューリップフェスタ

           昨日の読売新聞夕刊に「佐倉チューリップフェスタ」の記事が載っていました。
           53万本のチューリップが、見事に咲き誇っているとの記事でした。
           でも、実際に見てみないと、その多さと広さは実感できないのではないかと思います。

        見渡す限りのチューリップ   (佐倉市ふるさと広場  4月17日PM撮影)
             
      53万本のチューリップ畑(ポプラの向こうは印旛沼) 4月9・10日紹介の風車  オランダ風の売店


  遠野言葉 (父親も母親も花が好きで、小さい庭に咲いた花を よく二人で眺めていました)
    
      
おらえのおやずも(自分の父親も) おふぐろも(母親も) 花っこハ好ぎでス(花が好きでね) ねごの
     でんびぐれすかねぇ庭サス(ネコのぐらいしか無い庭に) 花っこハ いっぺ植えでだっけよ
(沢山植
     えていたんですよ)
      ながでもス(中でも) おふぐろの好ぎな(母親の好きな) あが(赤)だの黄色だの 色っこの濃い花
     っこ(色の濃い花が) いっぺ咲いでだっけもや(多く咲いていたんですよ) 。
      花っこハ いっぺ咲ぎはずめっとス(沢山咲き始めると) よぐ 二人で眺めでいだっけよ
(二人で眺
     めていたんですよ)
      おやずも おふぐろのよろごんだ顔ハ見たくて(母親の喜んだ顔を見たくて)  花っこハ 植えでだん
     でねべがな(植えていたんじゃないですかね)
 
 4月 18日(水) 遠野言葉の敬語
                                      
      女性の敬語の例  こっつさも お出っておぐりぇんしぇ (こちらにも お出かけくださいな。)
      男性の敬語の例  まずサ 行って来たんでやんすか (町に 行ってこられたんですか?)
           
                         
         電車の中で合う学生は、元気で明るく感じますが、言葉は独特の単語と言い回しが多く、乱暴
        な様にも聞こえます。
          でも一旦、バイトなどの立場になると、お客にはそれなりの敬語を使っている。
          当たりではあるが、本人の努力と若さの持つ順応性がなせる技かも。頼もしい。
          政治など、現在の大人たちの体たらくを、今の若者たちが、これからの日本を支えてくれて欲し
        いと思う今日この頃です。自分も、後期高齢者だなんて、云っていられない時なんですが・・・。
 

 4月 17日(火) 「吉高の大桜(山桜)」 迫力があります。   (千葉県印西市の天然記念物指定)

           奈良時代の「和名抄」に 下総国印波群吉高郷と記され、かなり昔から名の知れた桜で
          あったようです。
           近くに寄ると、覆い被さるような山桜に圧倒されてしまいます。
           一般の「ソメイヨシノ」より開花が遅く、咲くとすぐ「ぱっ!」と散ってしまうため、この様な満開
          の時期にタイミング良く出会えるのは、かなり、難しいようです。
           昼は大勢の人と車で、近くの道路は大混雑となる為、交通規制のかかる前の早朝に出か
          けました。(駐車場は遠く、通常は30分くらい歩きます)

                「吉高の大桜(山桜)」  (千葉県印西市  17日AM6時撮影:曇っていたのが残念)
                                   
              樹齢:300年以上    木の高さ:約12m        根周囲:約7m


  遠野言葉  (朝早くから、多くの見物の方達で賑わっていました)
   
       まんつとも(まあ本当に)、こんたにでっけぇ(こんなに大きな)山桜ハ みだごだねぇでば(見た
      こと
がないですよ)
       おらも何年もこごサ通ってっともス(私も何年もここへ通っているんですが)、丁度満開サ あ
      だったのハ(当たったのは) はずめでだでば(始めてですよ)
       行ってみれば、まだ蕾だったり、すっかり花っこハ 散ってすまったりすてす
(散ってしまったりし
      てね)

       朝間、まだ6時だづのにス(まだ6時だというのに) 大勢のしと(人)ハ いっぺ来ててス(沢山
      来ていてね) 。  まんず たまげだ 人気だでばな
(本当に びっくりする 人気ですよね) 

 
 4月 16日(月) 「竹林の小路」 を 散歩してみました。 

           竹林に囲まれた小路の散歩は、なんとも言えない風情を感じます。
           でも、ゆったりと一人で歩いていると、「バシッ!」という音で身体に緊張感が走ることもあり
          ます。
           竹も清々しく真直ぐに伸びていくためには、日々生きる努力や、仲間との葛藤もあるのか?と、
          一瞬感じてしまいました。

    竹林の小路 (千葉県佐倉市  16日AM撮影)
              
          武家屋敷へと続く「ひよどり坂」  武家屋敷路地の「くらやみ坂」  京成佐倉駅前の
「なよたけ小路」
             (武家屋敷→
 佐倉の観光名所


  遠野言葉 (遠野には、孟宗竹のような太い竹は、寒くて育たないんですよ)

      
遠野さば(には) 孟宗だけみでな(孟宗竹みたいな) ふてぇたげっこハ(太い竹は) 寒くてならねん
     だでば(寒くて育たないんですよ)
      みんな ほそっけたげばりなんだでば(みんな 細っこい竹ばかりなんですよ)
      こっつぁ来て(こちらへ来て) こんたなふてぇたげ見だどぎハ(こんな太い竹を見た時は) まんず た
     まげだっけよ(本当に びっくりしましたよ)
      これがら まだ(これから また) たげのごの季節来るがらス(筍の季節がきますからね)
      楽すみなんだでば(楽しみなんですよ)
 
 4月 15日(日) 芳春はみちのくへ : 春の盛りは関東からみちのくへ、そして遠野の里にも・・

           「遠野さくらまつり」が4月21日(土)から5月6日(日)まで開催されるそうです。
           この間の行事として、約400年前に南部氏が桜の開花間近に遠野郷に入部した「入部
          行列」を毎年再現し、多くの観光客で賑わいます。
           武将を乗せた筋骨隆々とした白馬などには、本当に圧倒されてしまいます。           

       南部氏遠野郷「入部行列」 (5月3日(祝)開催)     遠野さくらまつりパンフレットより)
                   

   遠野言葉 (昔は馬といえば遠野、子供の頃は1年に一度の馬の競り市が楽しみでした)
        
      
 おらだづ(自分たちが) わらすの頃ハス(子供の頃にはね) こんたな(こんなに)立派な「入部行
      列」なんてのハ(などというのは) 見だごだねがったもな(見たこともなかったんですよ)
       その頃の楽すみハ(その頃の楽しみは) あぎの馬の競り市ぐれだったべがな
(秋の馬の競り市くら
      いだったでしょうかね)
       おどさんサ(父親に) 連れられで 馬ど人っこの間ハ(馬と人の間を)  抜げでス 馬の競り見だあ
      どにス(馬の競り市を見た後にね) 飴っこだのおがすハ(飴やお菓子を) 買って貰うの 楽すみサ
      すてだのス(楽しみにしていたんですよ) 。 
 
 4月 14日(土) 珍しい東京のお菓子「戦時焼き」 : 東京の人形町で戦時中からある人形焼き(焼き菓子)です。

          戦争に使われた「鉄兜」「飯ごう」「背嚢(はいのう:背中に背負う物入れ)」などを形にした
         焼き菓子です。あんこが入らないカステラ焼きもあり、懐かしい味がします。
          日比谷線人形町駅上がってすぐの(有)藤井明商店で販売。(カステラ焼き10ヶ入り400円)
          久々の人形町訪問で、向かいの「ちとせ屋」の「富貴豆(そら豆の砂糖煮)」のお土産も、戦時
         焼きと合わせ、定番の持ち帰り品です。

     戦時焼き(人形焼き)    (写真の写りが悪くてすみません)             「富貴豆」「花豆」「佃煮」等
               
     藤井商店               例)  らっぱ      拳銃     戦車    装甲車  ちとせ屋(左は地下鉄入口) 富貴豆
                              (このほか、鉄兜・飯ごう・背嚢などがあります)


  遠野言葉 (父親が戦争へ行って遠野へ帰ってきた日、私を抱き上げ頬づりしてくれたのを、いまだに覚えています)
       
      
 おれハ(私が) 小学校サ へぇる前だったべが?(入る前だったでしょうか?)
       あるどぎ 土間の障子ハ すーっと開いで おどごのおどなハ立って(男の大人が立って) こっつ見
      でだっけや(こっちを見ていたんですよ)
       おらハ おどさんつごど(父親だということが) 分がねんだども(わからなかったんですが) そのしと
      ハ(その人が) 「恒が? おっきぐなったなぁ」ってス。おどさんだったのス(おとうさんだったんです)
       おらのごどハ 抱ぎあげでがら ほっぺだハ(頬を) おっつげできたっけもや
(押し付けてきたんです
      よ)
       かっちゃんも(母親も) にこにこすて(にこにこして) まるんで 喜ごんだっけよ(まるで 喜んだんで
      すよ)
 
 4月 13日(金)千鳥ヶ淵」の桜 : あの桜の絶景をもう一度見てみたい。

           日本の桜って、こんなに人を感動させることができるんですね。
                 桜吹雪のシャワーを浴びながら、外人観光客も目を丸くしながら感嘆の声を上げていました。
                                                 「オー!  ワンダフル!!」                   

      「千鳥ヶ淵」の桜をもう一度 (4月11日撮影  曇っていたのが残念ですが・・)
                       

  遠野言葉  (本当に綺麗です。一度騙されたと思って、行って見てください)

      
おらえのかがぁも(自分の家内も) だれがサ聞いだってス(誰かに聞いたらしいんですよ)
      「まんず(本当に) たまげるぐれ うづぐすがら(びっくりするぐらい 綺麗だから) 一回ハ 見できたほ
     いいよ(見てきた方がいいよ)」 ってス。
      実際に見でみだっけ(見てみたら) それハ 本当だったのす(本当だったんです)
      だまされだど 思って まんず 行ってみでがんせ(行ってみて下さいよ)
 
 4月 12日(木) 東京桜めぐり : 用事の合間をぬって、3ヶ所廻ってみました。 

          大雨と大風の予報が外れ、幸い小降り程度の雨の桜めぐりを楽しみました。
          千鳥ヶ淵は風で花びらが舞い、それは それは絵で見るような素晴らしい景色となっていました。

  東京桜めぐり 
(4月11日撮影)
      
             
隅田公園とスカイツリー         上野 清水堂のしだれ桜     千鳥ヶ淵の桜(花びらが水に落ち真っ白に)

  遠野言葉 
(東京にも まだまだ見応えのある所ががありますね)
      東きょさも まだ良いどご いっぺあるでば。
      昨日ハ 浅草・上野・千鳥ヶ淵廻ったどもス まんず えがったよー。
      ながでもス 千鳥ヶ淵ハ 印象深がったでば。
      おめさんも 一回見でみでがんせ。
 
 4月 10日(火) 風車の中って、どんな風になっているの?

           海面より低いオランダの農地や川の水を、高い位置に挙げる為、多くの風車を使っている
          そうです。
           オランダの実際の風車を再現した「佐倉ふるさと広場」の風車の中です。
           見える所は、1階と2階のみです。風車が回っているときは機械も実際に動いています。
           2階の部屋は、子供が駆け回って遊べる位広い丸い空間になっています。

  
風車の中は?
     
  東西に一台づつの跳ね上げ橋があり   動力は 風車 → この中心の歯車 → 縦型の歯車へ → そして地下の装置へ 中心の回転軸は
   その橋を下して風車の中に入ります                  ( 1階 )         (2階より見る)                 30cm角位です

  遠野言葉 
(高校の運動会の応援モニュメントに 15m位の風車を作ったことがあります)

     
 まんつとも(まあ まあ)、こんたな(こんな) でっけ風車ハ(大きな風車を) よぐ こしぇだもんだな
     っす(作ったものですね)。 おがねも いっぺかがったんでねすか
?(お金も 沢山掛かったのでは
     ないですか?)
      本物でハねぇどもス(本物ではないんですが) 高校の運動会のどぎサ 応援モニュメントのでっけぇ
     風車ハ こしぇだごど あったのす(作ったことが あったんです)
      高さハ 15mぐれ(位)あったど思んだども(思うんですが) クラス120人で 一か月以上かがっ
     て こしぇだのス。ほがのクラスも 4基ぐれこしぇだんだども(4基位つくったんですが) おらほの風車
     ハ 最高に目立ってえがったの(目立って良かったのを) おべでんだでば(覚えているんですよ)
                    
               
   高校運動会での 風車の応援モニュメント   
 
 4月  9日(月) チューリップの見頃はこれからです : 佐倉チューリップフェスタ会場より(4月1日〜29日)

           風車をバックにチューリップが咲き始めました。
           早朝のチューリップ畑は、まだ閑散としていますが、朝日を浴びてとても新鮮です。

      チューリップフェスタ会場 (千葉県佐倉市ふるさと広場 4月9日朝撮影)
          
          ようやく咲き始めたチューリップ        羽根にはオランダの国旗も   チューリップ畑 (京成電車からも見えます)
 
   遠野言葉 (今年はお天気に恵まれましたが、毎年雨が多いんですよ。オランダ娘もぐっちゃぐっちゃでね)
       
        
こどすハ いい天気サなって えがったでば(今年は 良い天気になって 良かったです)
        な〜に いづもの この時期ハ 雨ばり降ってス(雨ばかり降ってね) チューリップもだいなす
(チ
       ユーリップもだいなし) 金使って こしぇだ(整備した)駐車場もだいなすス(だいなしなんですよ)
        大分前サ なっともス オランダの娘っこ等 来たどぎも 大雨でス 長靴履いで傘さすて 泥の
       ながハ 「ヅッポ ヅッポ」ど 歩いでだっけでば(歩いていたんですよ)
        遠いどっから来てけです(遠いところから来ていただいて) まんず 気のどぐだったっけよ
(気の毒
       でしたよ)
 
 4月  8日(日) 春爛漫を楽しみましょう

           東京も桜の満開宣言があり、山も里も春爛漫の時期を迎えました。
           この1年に一度だけのチャンスを、じっくり楽しみ、心に潤いをチャージしましょう。

      春爛漫の一コマです (千葉県佐倉市  4月8日AM撮影)
               
            「ぼけ」も満開              佐倉城址公園の桜            家族連れで桜を楽しむ

   遠野言葉 (酒杯の中に 「ヒラ ヒラ」と舞い降りた花びらを浮かべ酒を飲む。風流ですよね)
 
       
遠野のお城山さも、うづくす さぐらの木ハ(美しい 桜の木が) いっぺあってス(沢山あってね)
      皆でゴザの上サ 寝っころがりながら 上のさぐらハ 見でっとス(上の桜を 見ているとね) さぐらの
      花びらハ 「ヒラ ヒラ」ど おづできて(落ちてきて) さがづぎのながサ へんのス
(酒杯の中に 入る
      んですよ)
       花びら入(へ)った さがづぎで(花びらの入った 酒杯で) さげっこ(酒を) 飲むのハ 風流でス、
      まず(本当に) 気分の良いもんだっけよ(気分の良いものですよ)
 
 4月  7日(土) 赤飯を作りました : 家族の小学1年生の入学祝いに。  

           めったに作っていなかった赤飯を、2月18日以来、今年二回目の挑戦となりました。
           前回より少し進歩し、味も食感も良くなりました。
                       
                                             
                      
               我が家流ですが、作り方は2月18日の日記帳に記載してあります。

  遠野言葉  (「経験は生きる術」 小鳥たちも人間も同じですね)
       
       
なに  こしぇだりすんでも(なにを 作ったりするんでも) 何回が経験すて見っと(何回か経験をし
      て
見ると) ようやぐ なんたなあんべで やれば良いがハ(どの様な具合に やれば良いのかが)
      がってくるもんだもな(分かってくるものですね)
           4月1日の日記帳サ 鳥っこだづの(小鳥達の) 経験のごど 書いだどもス(書きましたが)
       人間も鳥っこも 生ぎる為サば(生きる為には) おんなず様な(同じ様な)苦労ハ すてるもんだも
      な(しているものですね)
 
 4月  6日(金) 「春の嵐」の余韻 : 昨日の夕暮れの空

           おととい吹き荒れた春の嵐、昨日の夕暮れの空は、その余韻を残すかのような重苦しい雲
          の下から、夕日が覗いていました。

     「春の嵐」の余韻 (千葉県印西市山田  4月5日 日の入り時撮影)
         
                  双子公園より        近くで発掘されたナウマン象のモニュメント    高台にあるお地蔵様(足元に夕日が沈む)

   遠野言葉 (遠野の道端のあちこちには、お地蔵さんやら金精様が今でも立っていますよ)
        
        
附馬牛(つきもうし)だの、六角牛(ろっこうし)だの、小友だのサ行ぐ みぢのわぎさば(道の脇に
       は) どごサでも お地蔵さんだの金精様だのハ いっぺ 立っていだっけよ
(沢山 立っていたんで
        すよ)

        昼間だば(昼の間なら) なんてもねんだども(なんでもないんですが) ゆうがだサなっと
(夕方に
                   なると) なんだが きもづ悪ぐなってス(気持ちが悪くなってね) そごの前ハ はしぇって(走って) 
       うっつぁ(家に) けったもんだでば(帰ったものですよ)
・   
 
 4月  5日(木) WBA世界タイトルマッチ防衛戦V4の「亀田興毅」 : 不完全燃焼でしたね。

           もっと もっと 手に汗を握るような素晴らしい試合が多くなりボクシング人気が高まる
          のを願っている 一人です。          
           実は、私の長男がアメリカの 「GRANT] というの商標を使わせてもらい 「グラント ボクシン
                         グ&フィットネスジム」 というジムを松戸に開設しているんです。
           身体を鍛え、強くなりたい男性の他、 ダイエットを目的に入会する女性も多いようです。          
           リングもサンドバッグもグラントのものを使っており、その商品も販売している様です。
           やはり、身内には親としても応援したくなります。 親馬鹿丸出しですが、宜しくお願いします。
                         
         「グラントのグローブ」 と 「グラント ボクシング&フィットネスジム」
              
                グローブ  米国Mayweatherチャンピオンも使用     開設ジムのPR資料
                                      
http://gym.grantjapan.com/ 

   遠野言葉 (親馬鹿もいい加減にしておかないと やんた(いや)がられますよね)

       
ずぶんの(自分の)孫の写すんハ(写真を) しとサ見せでス(人に見せてね) 「ほれ まんず め
      げぇ孫だべ? (ねぇ 本当に 可愛い孫でしょう?)」って ず慢するしとも 居るどもス
(自慢す
      る人も いますがね) 一回や2回ぐれだば(位なら) 「んだ んだ(そう そう)」って 聞いでられ
      っけどもス(聞いていられるんですが) 何回も聞かせられっとス 「いいかげんサ すてけんねべが
      (いい加減にしてくれないかな)」って おもっけよ(おもうんだよね)
       親馬鹿も ほどほどサ すんねば(しなければ) やんたがられっけよ(いやがられるんですよね)

 
 4月  4日(水) 花と嵐とスカイツリー :春の嵐の中、東京へでかけました。(昨日)

           会社OB会の打ち合わせ決行とのことで、それならばついでに、浅草からのスカイツリーを・・・。
           嵐の前の静けさの中、スカイツリーは威厳をもって立ち、そして
先端部分は雲に見え隠れして
          存在感を示していました
           浅草雷門の提灯は、既に上にたたまれていましたが、嵐をものともしない観光客が押し合い
          へし合い、傘の行列を作っていました。ただ、外国人が3分の2位だったでしょうか?
           東京の夜を皆で9時頃まで楽しんだ後も、電車は遅れ、おしくら饅頭で帰宅は24時となっ
          てしまいました。
 
    嵐の前の 
浅草からのスカイツリー (4月3日PM撮影)
           
     浅草駒形橋交差点からのスカイツリー       雷門の提灯はたたんで上に  3部咲の桜と5重の塔  外国人客が多い仲見世

  遠野言葉 (JR,私鉄共、風が強くて走行不能となり、「都内の交通は大混乱」を実践してきました)

      
 まんつとも(本当にまあ)、電車ハ止まるス おぐれるス 帰りハぜぇぶん(随分) 難儀すたでば
      (難儀したんですよ)
       丁度良いあんべサ(丁度良い具合に) タクシーハ来たもんだがら えぎ(駅)まで 乗せでもらって
      がら、電車サ 乗はったっけス(乗ったらね) あす浮ぐぐれ混んででス
(足が浮くぐらい混んでいてね)
      まんず、ゆるぐねがったでば(まず、大変だったんですよ) 。
       一寸めぇ(前)まで飲んでだアルコールは おしくら饅頭のおがげで すっかり、どごがサ ふっ飛んで
      行って すまったっけよ(しまったんですよ)

 
 4月  3日(火) 入園式・入学式のシーズンです。 良く学び、良く遊びましょう。

                                 
     標準語の     「教える」      「覚える」     「忘れる」   を 
     遠野言葉では   「おしぇる」      「おべる」     「わしぇる」   と云います。

           「おしぇる」の例     こご おしぇで けねすか。    (ここを 教えて  くれませんか。) 
           「おべる」 の例    おめさん おべだすか?     (あなた 覚えましたか?)
           「わしぇる」の例    さっぱり わしぇですまったのす。(さっぱり 忘れてしまったんです。)

 
 4月  2日(月) 「珍しい草花・芽」 

           4月に入って、草花や木々は活発に動き出しています。
           比較的珍しいと思われるものを撮ってみました。
 
  4月に入った草花・木々の芽 (千葉県佐倉市 4月2日撮影)
         
      くまがい草     龍金花     ぐみの花芽    猿梨の花芽  山吹の花芽    黄花カタクリ(洋もの)


  
遠野言葉 (当時、遠野の山奥には、自分の秘密の場所がありました。そして・・・)
      猿梨の実   (遠野から枝を持ってきて、さし木で育てました)

      
 遠野の九重沢登ったどごの(ところの)山奥にス おらのしみつの(自分の秘密の)場所あったのス
      (場所があったんです)
       その場所ハ 誰さもおしぇねがったのス(誰にも教えなかったんです) 。
       その場所はス、コガの木ハ(猿梨の木が) あって、コガの実ハ いっぺ成ってんのス
(成っているん
      ですよ)
       あぎサなって(秋になって)、コガハ熟すど そごサ メジロだのシジュウカラだの いっぺ鳥っこハ
      あづまってきてがら(集まって来て)、そのコガハ うめそうに食ってだっけもや
(美味しそうに食べて
      いたんですよ)
       木のてっぺん迄 登って はぎご(腰に縄で結べる籠)サ いっぺ採って来んのす
(沢山採ってくる
      んですよ)
       そのまま食ったり、おどさんハ焼酎漬げすたりすて、楽すんだもんだっけもや(楽しんだものでしたよ)
 
 4月  1日(日) 「経験」は生きる術 そろそろ巣作りの季節・小鳥達が巣立って1年間の生存率は5%程度とのことです。
                
 (3月25日の自然観察会での印象的なこの5%と、「みすゞ」さんの小雀の詩とを重ねてしまいます)

                                      
           そして、 1年間をなんとか生き抜いた小鳥は、かなり長い期間を生き続けられるそうです。
           餌を探したり、ねぐらを見つけて寒さをしのいだり、敵から逃げのびたりした 
1年間の貴重な
          経験を2年目から生かせるからだそうです。                
           何処に行けば餌があるか? 何処に寒さをしのげるねぐらがあるか? 敵のいない場
          所はどこか? 万が一襲われたら何処にどの様に隠れればよいか?など、
経験豊富な
          生きる術を身につけた小鳥はその先を目指します
           どんな天気の日の、どの場所に行けば 「良いお相手」 に巡りあえるか? と。
           そして、その後の子育ては? 経験が次の経験を生んで 、より楽に安全な生活を求める
          のは「人間」と全く同じなんですね。

           CMで流れる「金子みすゞ」さんの詩 を聞く度に、巣立った小鳥の1年間の生存率5%に入
         らなかった小雀の一匹かな? と思う様になり、やるせない気にもなってきます。 
      
            
 「金子みすゞ」 さんの詩  
                 子供が小雀つかまえた  その子のかあさん笑ってた
                 雀のかあさんそれみてた お屋根で鳴かずにそれ見てた 

  遠野言葉 
(雑魚捕りもしたんですが、小鳥も随分捕って、今思うと随分罪なことをやってきてしまったと反省しています)

       
童子(わらす)の頃ハ じゃっこ捕りもやったども(雑魚捕りもしたんですが) 鳥っこ捕りも ぜぇぶ
      んやったのス(随分やったんです)。 
       今でハ 使ってわがねども(使ってはいけないんですが) その頃ハ カスミ網で、「頬白」「鶯」
      「紅ましこ」だの まず、綺麗な鳥っこだの、さえづりの良い鳥っこ狙ってハ いっぺ捕ったのス。
       りんご箱で、鳥籠ハこしぇで そだでんだども(鳥籠を作って 育てるんですが) なんたったって
     (何がどうしたって) 鳥っこサ 「あわ」だの「ひえ」だのすか(「あわ」や「ひえ」なんかしか) かしぇね
     もんだがらス(食べさせないものですから) 栄養失調で 一か月ぐれすっと(一か月位すると) 皆 
     すんですまっけもや(死んでしまうんですよ)。 
       餌のちしぎハ ねぇで やってるもんだがらス
(餌の知識が 無くて やっているものですから)
       それ見でだ かっっちゃんは(それを見ていた 母親が) 「そんたなごどばりすてっと(そんな事ば
      かりしていると) 鳥目サなって まなごハめねぐなって(目が見えなくなって)すまんだがらな
(しまう
       んだからね)」って いっつもおごってだっけよ(いつも怒っていたんですよ)
 
 3月 31日(土) 「まぐろの刺身」調達の裏ワザ実践 : 「魚屋のさばき」を自分でカバー

           魚屋も時間を掛ければ、売れる刺身を作れる部分もあるが、時間を無駄に使いたくない
          ので、それをやむおえず「アラ」 パックとして店頭に出してしまう。
           時間が余っている者が、それをカバーし、立派な刺身部分を切り出すと、毎日でも美味し
          いまぐろが楽しめるというスンポウです。
           普通に売っている部分より、骨の際や血合いの際の方が美味しい部分が多い様です。
           本マグロ、とメバチマグロに限定して、「アラ」を選定します。衛生上、10〜3月に限定。
           
  「まぐろのアラ」のさばき方       
        
    まぐろの「アラ」     骨の部分は切り取る   血合い部分は切り取る    刺身作り  完成したまぐろ(2〜3皿出来ます)

  遠野言葉 (遠野の川では、よく箱めがねを使って雑魚を捕り、干物等にして食べたものです)
  
    
     
川さ行って ガラス箱(箱メガネ)使って よぐ じゃっこ捕りすたっけよ(よく 雑魚捕りをしたんですよ)
     「かつか(かじか)」 だの 「くぎ(はや)」 ハ 石のすた(石の下)だの影サ かぐれで(隠れて)いるの見
    つけでス 「サッ」ど ヤスで 刺すのス。 雑魚刺すとス ヤスがら手サ 「ブルッ ブルッ」って 震えで
    ス、「やったっ」 ど思うっけよ(思うんですよ)
     捕った雑魚ハ 軽ぐ焼いでがら 天日サ干すて置いでス あどで焼いで食っても 何がの「出し」サ使っ
    ても とっても うめがっけよ(とっても 美味しいんですよ)。 
 
 3月 30日(金) とりたての旬の魚を効率良くいただく : 大漁の次の日を狙う    

           銚子漁港で大量に水揚げされた次の日はびっくりする程安い価格 となります。
           そのタイミングを外さぬ様、買い求め、物によっては、自分でさばいていただいています。

         大漁時価格 (本社が銚子に近い近所のスーパーにて)
           春〜夏  いなだ(40〜50cm)  一匹 200〜300円  店頭にある時に購入
           夏〜秋  かつお           半身 200〜300円  2〜3日おきに購入(大漁時) 
           秋     さんま(特大)       一匹 70円         2日おき位に購入 (大漁時)

     今の時期、旬は「いなだ」です (昨日29日撮影)
           
     約45cmのいなだ(一匹280円)      頭とハラワタを取り3枚におろす         おさしみに そしてアラは甘辛煮に

 
   遠野言葉 
(遠野は海(釜石)から汽車で約一時間、釜石からの行商が、毎日魚を届けてくれました)
            「遠野地方の日常会話集 24ページ 「かぜ(うに)」と「ほや」より

      
 遠野ハ 海ねぇどもス(海はないけれど) 結構あだらすさがなハ(新しい魚を) くえんのす(食べ
      られるんです)
       まいにず 釜石の行商のおがさんがス 汽車サ乗はって来てス(汽車に乗って来てね) 遠野でさ
      がなハ リヤカーサ積んで まずながハ(街中を)売って歩ぐのス。
       食いてぇさがなハあれば 前サ頼んでおぐど ちゃんと持ってきて けんのス(くれるんです)
       夏前ハ サメの身(父親からはマンボウの身と聞いていました) 正月のナメタガレイはうめなす
(美
      味しいんですよ)
       三陸ハ さがなもあっとも(魚もあるんですが) 「かぜ(うに) 」だの「ほや」も いっぺ採れんのス。
       「かぜ」ハ たげくて(高くて) めったに食れねどもス(食べられないけれど) 「ほや」だば
(ならば)
      ドンブリいっぺ食っても(どんぶり一杯食べても) 安がっけよ(安いんですよ)
           
 
 3月 28日(水) 「うそ」や「狂鳥」等   不本意?な名前の付いた鳥や植物達。
                                   でも、それは人間達が勝手に命名したり、感じたりしているだけなんですよね。    
                                     
                
           「うそ」                     という名前のついた鳥 (3月23日の日記に記載)
           「狂鳥(のすり)」  という名前の付いた鳥 (3月26日の日記に記載)
           「大犬のふぐり」  という名前のついた花 (2月25日の日記に記載)

                               
          「うそ」という鳥 130円切手のモデルにもなっています      「狂鳥」(のすり)            大犬のふぐり
 
   遠野言葉 
(考えてみると 人間て勝手なものですね)

        
人間ハ 勝手に名前付けでおいでス(人間が 勝手に名前を付けておいてね) 「なんたらこん
       たな(どうしてこんな)可愛そうな名前サ なったんだべ(なったんだろう)」ってス。
        そんたなごどハ 鳥っこだづにハ 何にも関係ねってス
(そんなことは 鳥たちには何も関係が無
       いってよ)
        人間っつぅのハ(人間というのは) まんず 勝手なもんだなっす(本当に 勝手なものですね)
・                
 
 3月 27日(火) 東京ドイツ村 : 千葉県にあるディズニーランドに次ぐ人気スポットなんですよ。

           ゴルフ場あと地を利用し、ドイツをテーマにした建物やキャラクターを配置し、更にジェットコー
          スターや観覧車、芝そりゲレンデや子供のゴルフ場などがあり、芝生を囲んで家族で一日楽しめ
          る場所なんです。
           何が良いかと云いますと、食べ物を持ち込んじゃダメとか、何をやっちゃダメとか、うるさいこと
          は無しで、自家用車で場内を移動できるのもシニアには嬉しい限りです。
           今日は忙しい両親の代わりに小学生の付添で、晴天の中楽しませて頂きました。
           夜は、大規模なイルミネーションが点灯し、多くの車が押し寄せているそうです。

      東京ドイツ村 (千葉県袖ケ浦市  今日3月27日撮影)
                
          ショッピング・レストラン     わんぱく広場        芝そりゲレンデ      子供パターゴルフ場

  遠野言葉 (人口の多い都市と田舎では、楽しみ方が根本的に異なりますね)

      
遠野でハ こんたな(このような)遊び場ハ まず考げられね ごどだでば(ことなんです)
      とうきょのつがぐの ひたづぁ(東京の近くの 人達は) だれが(だれかが) こしぇだ遊び場すか
(作
     った遊び場しか) ねぇがらしょーねんべどもス(無いからしようがないんでしょうがねぇ)
      遠野のひたづぁ 自然のほがハ 何にもねぇがら 周りの山だの、川だの花っこだので 楽すむすか
     ねぇのス。 どっつが 良いもんだが わがんねどもス(どっちが 良いのかわかりませんがね)
      むがす 遠野のつがぐさも ゴルフ場ハ あったんだどもス(あったんですが) 、でぎだっけ(できたら)
     なんぼもただねうづサ(いくらも経たないうちに) つぶれですまったっけよ(つぶれてしまったんですよ) 。
・ 
 
 3月 26日(月) 印旛沼サンセットヒルズの自然観察会に参加 (3月25午後)

           東京スカイツリーも見え、夕日が美しい高台にあります。
           野鳥の森にも隣接し、自然観察のプロが「楽しく、分かり易く」目に見える自然を説明してくれ
                           ました。理論的でもあり、興味を持って楽しく参加することが出来ました。

              印旛沼サンセットヒルズの自然観察会 (3月25日PM撮影)
            
  50Km以上遠くにスカイツリーが(大鉄塔の左)  のすり : 狂鳥(鷹の仲間)     榊の花芽            葵の花芽(オス)

  遠野言葉 (遠野では、毎日が自然観察日というよりも自然体験日でした。ウサギ罠、鳥捕り、魚捕りなど)

      
 がっこがらけっとス(学校から帰ると)かばんハほんなげで(かばんをほうり投げて) 山だの川だのサ
      吹っ飛んで行ったもんだもや(行ったものですよ) 。
       山では、うさぎ罠だのカスミ網使ってがら、鳥っこ捕りだのス、川ではじゃっこ(雑魚)捕りだの、いたち
      罠だの、まんず、忙すがったのス。
       おがさんにハ、そんたに(そんなに)鳥っこばり捕ってっと(鳥ばかり捕っていると)、めぐらサなって
      すまんだがら(目がみえなくなって しまうんだから)って 云われだりすてス。
       それでも、こりねで行ったもんだもや(こりないで行ったものですよ)
 
 3月 25日(日) 突然ジョギングコースを「白バイ」が・・・・   佐倉朝日健康マラソン大会開催

          印旛沼を回る「有森裕子」金メダルジョギングコースを使っての「フルマラソン〜3Km」マラソン。
          佐倉は小出監督の居住地、「高橋尚子」コースもあり、環境も景色も抜群です。
                              参加者数千名(情報入り次第ご報告します)
          コースの幅が狭いので、白バイも参加者もよそ見をしていると、土手や藪に突っ込みそう
          何人もの選手が競り合って、追い越すのも一人づつ、緊張続きでその疲労は他のコース以上
         かもしれませんね。

  佐倉朝日健康マラソン大会 
(28.5Km地点にて  今日Am11:20分頃撮影)

       
 
コース幅2m足らずを白バイが誘導   風車をバックに力走    有森裕子コース        まだまだ続く選手の列 (自宅の2階より) 

  遠野言葉 
(健康増進のため、頑張りましょう。  今日は「遠野言葉の訳」無しにしてみましたが、如何ですか?

      
今ハ どごでもマラソンばやりだでば。
      とうきょでも やってるす ハワイでもやってるす なんにも汗たらすて くるすんで はしぇんなくても
     いいんでねがど おもっともス。
      ほでも、程々やれば けんこうさば いんだづもな。
      まず 頑張ってがんせ。
 
 3月 24日(土) 春の余寒 : もうすぐそこまで春がやって来ているというのに、また寒くなってしまいました。
                               
           雪が残っている地方もまだ多いと思いますが、雪遊びの後、こんなことはありませんでしたか?
           そして、こたつで手を温めると、その手が「ジン ジン」と痛くなるんですよね。

                 
遠野言葉 ; かっちゃん、手っこ「考えで」すまったでばー。
                 標 準 語    : お母さん、  手が 「かじかんで」しまったよー。

           遠野地方では 手が「かじかむ」ことを、手っこハ 「考える」 といいます。
・           
 
 3月 23日(金) 早春の木々 : 今頃やってくる「うそ」という鳥を知っていますか?嘘ではなく本当にいるんです。

           木々も気温と日照時間を感じ、それぞれに合った芽の吹き方を調整している様です。
           近くにある木々を観察してみました。皆さんの地方はどうですか?

   木々の芽吹き
 (千葉県佐倉市   昨日3月22日の状況です)
              
  
 桜も少しふくらみ始めました ボケの花はもうすぐ開きます   グミの花芽です    白梅も紅梅も満開です(広がる田んぼをバックに)

          「うそ」 という桜などの木の芽等を食べてしまうこんな鳥なんです。遠野の学校の桜の木にも群れで飛んできていました。
                   
                             
頬のところに、美しいピンクの「飾り」があり目立つ鳥で、口笛を吹く様な鳴き声で鳴いていました。

   遠野言葉 
「うそ」という鳥が大群でやってきて、遠野の桜が全滅したと云う嘘のような本当の話です)

       
遠野のさぐら(桜)ハ 5月の連休頃が満開サ なるんだでば(なるんですよ)
       そんでス(それでね) 10年ぐれ前のはなすだったど思うんだどもス(話だったと思うんですが) さぐら
      の芽っこ出だ頃サ 「うそ」っつぅ鳥の大群ハ 遠野のまづサ(町に) 飛んで来てがら さぐらの芽っこハ
      すっかり食ってすまったのス(食べてしまったんですよ)
       おがげで そのとすハ(年は) さぐらっこハ 全滅すてがら さっぱり咲がねがったどス
(全然咲かな
      かったんだそうですよ)

       楽すみにすてだ「花見」も 寂しい「花見」サ なってすまったんだどス(なってしまったんだそうです)  。
       タクシーの運転手も、観光きゃぐさば(観光客には)
、さぐらっこ咲がねがら、謝ってばり いだづよ
      (謝ってばかりいたそうですよ)
 
 3月 22日(木) 早春の水辺 : 湧水に揺れる「セリ」や「クレソン」を見るとなんだか「ホッ」とします。

           大きな台地のその麓から多くの湧水が見られます。
           「セリ」や「クレソン」は、そんな綺麗な湧水で育っています。
           山里の山の縁を散歩しながら、そんな場所を見つけて歩くのも楽しいものです。                  

       湧水に揺れる 水辺の植物  (千葉県佐倉市先崎付近  3月21日AM撮影)
             
     
                     セ  リ              クレソン (湧水の水路等に多い)

  遠野言葉 
(クレソンやせり等が、湧水に揺れている姿を見ますと、我が子に合った様な気持ちになり 「ホッ」とします)

       
遠野さば(遠野には)、「セリ」ハ なんぼでもあったども(いくらでもあったんですが)、「クレソン」て
      やづハ(というのは) 聞いだごども ねがったもな(なかったよね)
       洋食サ 見だごどもねぇ葉っぱハ 付いできてス(付いてきてね) 「この葉っぱハ なんたな名前の
      葉っぱだべ?(どんな名前の葉っぱですか?)」 って聞いで はずめでわがったんだでば
(始めて分か
      ったんですよ)
       すぎどぉった(透き通った) わぎみずのどごサ(湧水のところに) おがってんの見っと
(育っているの
      
をみますと) 我が子サ 合ったみでで(我が子に 合ったみたいで) 嬉すぐなってすまんだでば(嬉し
      くなってしまうんですよ)

 
 3月 21日(水) 早春の野道の植物   

           野道を歩くと、春を待ちきれない草花が芽吹いています。
           そのうち、食べられるものを探してみました。
           遠野では、学校の帰りに土手のすかんぽの茎をかじりながら、友達と遊びながら帰ったも
          のです。

       食べられる 野道の植物 
(千葉県佐倉市飯野付近  3月20日PM撮影)
                      
                    
 よもぎ(草餅等)    すかんぽ(茎をかじるとすっぱい) 藪かんぞう(おひたし)   はこべ(おひたし等)

   遠野言葉 
(藪かんぞうは 茹でて食べると 柔らかくて美味しいんですよ)

       
学っこの帰りス 皆ですかんぽのくぎっこハ(すかんぽの茎を) かずりながら うだっこうだって(歌を
      歌って) けったっけよ(帰ったんですよ)
       あどス(あとね) 籠っこ持ってス けんしょハ採りサ行ぐのす(藪かんぞうを採りにいくんです)
       うっつぁ持ってけって(家に持って帰って) かっちゃんサ(お母さんに)茹でで貰って 醤油ハかげで
      食うど(醤油をかけて食べると)  まず うめがっけよ(本当に 美味しいんですよ)。 
 
 3月 18日(日) 「ゆるキャラ」達で大賑わい   (佐倉市モノづくりFestaにて)

                 イベントでは欠かせなくなった「ゆるキャラ」は、産業祭りでも子供達の大人気で、これを目的に
          来る子供達も多いようです。警察までもが地元のキャラをお供にPRをしていました。
           
        
佐倉モノづくりFestaの「ゆるキャラ」達  (3月18日AM撮影)
                    
         
 チーバくん(千葉県) カムロちゃん(佐倉市) うなりくん(成田市) 警察のお供は「シーポック」  私も画像処理で「パチリ」
                                                       (千葉市中央区)
    
   遠野言葉 
(花より団子、そして遠野のキャラクターは?)
       
この産業まづりサ 行ってス 腹ハ減ってきたもんだがら、さぐらもづ(桜餅)ど たげのごご飯 買って
      けってきたども(帰ってきたんですが) そどにハ テントいっぺ張ってあってス まづ(町)の店っこハ へ
      ってで(入っていて) 食い物だの飲み物だのハ 売ってんだっけもや(売っているんですよ)
       花より団子っつうはなすだどもス むがすのしとハ 良ぐ云ったもんだでばな(良く云ったものですよね)

      
遠野のキャラクターをご紹介します
                               
「水木しげる」作
                マスコットキャラクターの「カリンちゃん}   「遠野物語」百周年記念キャラクター「かたるくん」 (2010年)
  ・                               
 
 3月 17日(土) 高齢者の「ホワイトデー」 遠野言葉 : なんだが しょすでば (女性は しょすでば)
                               標準語     なんだか 恥ずかしいですね
                         

           72歳の高齢者と云われる年になったんですが、バレンタインデーで趣味や飲み屋さんを通じ
          ての「義理チョコ」を戴くことが まだ少しはあるんですよ。
           なんだが しょすどもす(なんだか 恥ずかしいんですがね)。
           その時に困るのが「ホワイトデー」の時のお返しなんです。
           それというのも、私と、年相応の方がほとんどですので、飴やチョコレートを貰っても、あまり
          自分で食べる訳ではないと思うんですよね。
           そこで、家内に相談したら、今、女性が戴いて喜ぶNO1は 「ハンドクリーム」だというので、

          ょすが
ったども
(恥ずかしかったんですが) デパートの化粧品売り場で「年金者価格バージョン」
          の「ハンドクリーム」を購入し、ラッピングして戴いたのですが、果たしてその反応はいかに?
           ちなみに、以前のホワイトデーでのお返しは、「佃煮の詰め合わせ」や、浦安名産の「はまぐりと
          あさりの串焼き」など、チョコレート等とは程遠いものにしていましが  ダメ?
 
 3月 16日(金) 「えのき氷」で中性脂肪削減に挑戦中です
                      (あっという間に体重を5Kg減らした人も)いるそうです

           長野県中野市の人なら、誰でも子供の頃から味噌汁、うどん、そば、カレーライスなどに、1
          かけらの「えのき氷」を入れて調理しているというので、私も半年前から作って使用していま
          す。 
           なんでも、コレステロール、中性脂肪を減らせるといいます。出汁の代わりにもなります。
           いまだに、顕著な体重の減少は見られませんが継続が肝心、もう少し続けてみます。

  「えのき氷」の作り方  (手間がかかるんですよ。 3月15日〜16日に作った分を撮影)
        
  えのきだけ調達  不要部分の切り落とし 水を加えミキサーに 鍋で焦がさぬ様1時間煮詰め、氷パックにいれる 完成品を一個づつ使用

  遠野言葉 
(きのこと云えば、山から採ってきたきのこを食べて、家族中で一晩中、トイレに駆け込んだ事もありました)
            「遠野地方の日常会話集」 28ページ  「かれる(食べられる) 」と「かれね(食べられない)  より」

       
 おめさんス(あんたね)、今日きのご採りサ 行ってきたってが?(行ってきたのかい?) どれ、見し
     ぇでみろ(見せてみなさい)
       きのごもな「かれる(食べられる)」きのごど 「かれね(食べられない)」きのご あっからな
(ある
     からね) 気付けねば ねんだでば(気を付けなければ ならないんだよ)
      「かれね」きのご 食ったらばな(たべたなら) くだるやら はぐやら(下痢するやら 吐くやら) 家族
     中で てーへんなごどサ なっつぉ(大変な事に なるよ)
      きのごハな あぶねど思ったら 「かんね」のハ(「食べない」のが) いず番ス(一番なんだよ)
      へだすっと すんで(死んで)すまっからよ(しまうからな)
      きのごハ おれ ちゃんと見でやっからよ(見てあげるからさ)
 
 3月 15日(木) 近くの杉花粉を観察しました (口に杉の実?(蕾?)を含み、杉鉄砲で遊んだ頃の「花粉症」
                                       の実態は?  本当に不思議です。  遠野言葉で遊び方を説明)

     近所の杉花粉の状況  (千葉県佐倉市くさぶえの丘付近   14日PM撮影)
             
          近くの杉林     傍で見てみると   杉の実が沢山・・・  ゆすってみると花粉が・・ (左)その1個々々は5〜6mm位
                                                                  (右) カッターで半分に切って
                                                                  見るとやはり花粉が落ちました。 
  
遠野言葉 杉の実を5〜6個口に含んで 「杉鉄砲」に入れ、「ピン!」と相手に当てて遊んだものです)

         しの竹と竹串を使って「杉鉄砲」を再現してみました。
                  
            竹の穴は杉の実がきつく入るくらい    鉄砲に杉の弾を込める  竹串部分を差し込み勢いよく押し出す
       
    
  たげで(竹で)「杉鉄砲」ハ こしぇでス(作ってね) よぐ遊んだもんだっけもや(遊んだものですよ)
      杉の実の弾っこハ くっつぁ(口に) 5〜6個ぐれぇ えれでおいで(5〜6個位 入れておいて) 
     一っつ一っつ くづがら出すて 鉄砲サ詰めんのス(鉄砲に詰めるんですよ) 。
      そんで(それで) 人サ狙って たげっこ押すどス 杉の弾ハ 「ピン!」って おどっこたでで
(音を
     たてて) 飛び出すのス。
      その弾ハ ほっぺだだのあだまだのサ(頬や頭なんかに) あだるど(当たると) まんず いでがっ
     けよ(本当に 痛いんですよ) 。
      ほでも 怪我する程でハ ねぇもんだがら(無いものですから) 悪 遊びでハ ねがったんだもな。
      その頃の花粉症ハ なんたな あんべだったんだべがなー
?(どういう 具合になっていたんですか
     ねー?)
 
 3月 14日(水) 少子化に挑む幼稚園の施策  (幼稚園を参観して)

           10年前には、この幼稚園の入園手続き順番を取る為に、孫の親と私と交代で前の晩から
          門の前に並んだのですが今では定員割れで園児の獲得に必死のようです。
           他の幼稚園より、特色を持たせ差別化を図る対策が孫の参観を通じ感じています。
           今日は、園児の元気な様子を父兄に見せるためのリレーと縄跳び大会を参観に来ました。
           その他、この幼稚園では、「田植え」「稲刈り」そこで採った米での
「餅つき」、「芋ほり」「梨
          狩り」「ドイツ村遠足」など、多くの行事を行っていますが、他の幼稚園では、勉強や習い事
          を特色としているところもあるようです

  父兄参観の幼稚園の「リレー大会」 
       
        ヨーイドンで走る園児達                 父兄達も大きな声で応援です

   遠野言葉 (行動を表す動詞の遠野言葉の例です)

        はしぇる    走る           おせる  捕まえる
        ねまる     座る           ではる  出る
        ぼう       追う            なげる  捨てる
        ぼっかげる  追いかける       ちょす    触る

       もっといろいろな遠野言葉    分りやすい  遠野言葉(方言)の解説 

・ 
 3月 10日(土) 震災復興を支援する遠野市   遠野広報から伺える「遠野人の人柄と心意気」

         三陸被災地の後方支援拠点として、多くのボランティアを受け入れ現地で汗を流し、また、物品
        の供給などを行なっているそうです。
         また、文化面を通じ心のケアや、世界に向けて、惨事の実情と支援に対する感謝の心を伝える
        活動など、多方面に亘る活動は「地域づくり総務大臣賞」を戴くなど、その努力に頭が下がる思い
        です。
         いまだ進まないガレキ処理など、日本人一人々々の問題として捉え、一日も早い復興に向けて
        協力したいものです。 遠野言葉のコメントを是非どうぞ。

 遠野広報3月号の報道
     
    全国からのボランティア      支援物資を被災地へ  被災地の方も参加した「三陸コンサート」  アメリカでの「世界巡礼」の神楽
                                                                   公演。中国、フランスでも・・。

  遠野言葉 (遠野は 大きな天災や災害もあまり無かったことが、今の遠野の人達の人柄をつくりだした一因かも?)
           太平洋戦争末期の釜石と遠野の状況です。(当時私は5歳位でしたが、その後父親から聞いた話です)

      釜石ハ釜石製鉄所あったもんだがら 艦砲射撃で火の海サなって全滅すたってよ。夜サなっとス 
     遠野がらも、山の方見っとス 空ハ あげぐ見えだづもな(赤く見えたそうですよ)
      そのどぎの(その時の)遠野ハ 爆弾の一つもおどされねで(落とされないで) なんともながったん
     だでば(無傷だったんですよ)。 
      そのどぎも釜石がら、遠野サ逃げで来た人もいっぺ居だんだど(沢山居たそうですよ)
      遠野のひたづぁ(人達は) おっきな(大きい)天災だの災害だのってハ あんまり経験すたごだ(経
     験をしたことが) ねがったがらス(無かったからね)のんびりすてでス 人っこの良い性格の人ハ 多
     いんでねべが?(多いのではないのでしょうか?)
       
 隣近所ハ みな家族みでなもんだがら(家族みたいなものですから) 何処の人でも 助けねばね
     ってス(助けなければならないってね)。 
      遠野のひたづがら(人達から)みれば、あだりめのごどなんだどもな(当たり前のことなんですがね)
 
 3月  9日(金) 今日は39(サンキュー): 「感謝を表す日」 とのこと。

          昨年の3.11から1年になろうとしています。
          人は一人では生きていけないし、「お互いに他の人のことを思いやりながら生活すること」が
         いかに大切なことであるかを思い知らされた1年であったように感じています。

                                

  遠野言葉 (遠野言葉での 人を思いやる言葉です)
       
       ありがとござんすた。   (有難うございました)
       おがげさんでがんすた。 (お陰様でした)
       おがげさんでやんすた。 (お陰様でした : 年配者)
       なんたす?         (如何ですか?)
       なんたったす?       
(いかがでしたか?)
 
 3月  8日(木) 孫は来て嬉しい・帰って嬉しい  昔の人は良く云ったもので、実感を表していますね。

           昨日今日と、朝から孫を預かっているところです。
           幼稚園児は誰かが傍にいないと、大騒ぎをするので、家内か私が「お話」やら「折り紙」の
          付き合いをしていることになります。
           「お話」では、干支の話で、ネコ年は何故無いかを話したり、「折り紙」では、ある物を作って
          いるのですが、自分の頭の中の世界を形にしているため、我々にはなんとも理解しがたい形
          のため、何を作っているのかが分かって「良く出来たねー」というところまで到達するには、か
          なり時間を要します。
           腰を据え、覚悟をきめて接することが、疲れを生じさせない秘訣かもしれませんね。

                 この折り紙を理解するには・・・。(飛行機を除きかなり難しい)
                     
                  答えは「ちょうちょ」「とら」鯉」「飛行機」ヘリコプター」「動物?」

   
遠野言葉 (子供は何かに触ったり、何かを作ったりして、経験を積み重ねて成長するんですね)
          「遠野地方の日常会話集」57ページ  「ちょす(さわる) 」より
         
         
子供ハ おもちゃ屋サ行ぐどス なんでもかんでも 「ちょす(触り)」たがっけもや。
       「ちょす」てハ わがね(駄目だ)って なんぼしゃべっても 「ちょす」てすまんのハ しょーのねごど
      なのす。
       子供ハ なんでも興味ハ 持って「ちょす」たがってっけども(触りたがっているんですけれども) 手
      で「ちょす」た感覚ハ あだまサえれで(頭に入れて) それの積み重ねで だんだん おがって(成長
      して)いぐもんでねすか?(いくのではないでしょうか?)
 
 3月  6日(火) 「三寒四温」で春がくる   
                さぶがったり ぬぐがったりすて  やっと春ハくるんだなっす。 (遠野言葉)
                 寒かったり  暖かかったりして やっと春がくるんですね。(標準語)

          
 雪国の冬は、春を待ち焦がれる気持ちが、より一層強いものだと感じてきました。
           今日は、昨日より気温が8度もたかくなるといいます。 早く暖かい春がくるといいですね。                                
                                 
・ 
 3月  5日(月)  リズムに乗った躍動感、そして優雅さも・・   ダンススタジオの定期公演です

           ダンスが中学校の授業に取り入れられるとのことですが、羨ましいですね。
           ジャズ、ファンク、バラード等のリズムに乗って踊り始めると、見ている方も思わず手拍子
          が出るほどノリノリになってしまいます。
           幼稚園児から大人まで、91人の出演者で、ショー的に構成された1時間半の舞台もあっ
          という間に終わってしまいました。
           俊敏で性格な動作、適格な位置取り、チームワーク、そして絶やさない笑顔は、若者を
          育てるには格好のものかもしれませんね。

      ダンススタジオの定期公演 (ダンスシアター ビーナス主催  4日PM撮影)
                    
                                 この躍動感                          そして優雅に

   遠野言葉 (違った意味の「ゆとり教育」から、良い意味の「競争教育」へ)
        今の わげひたづハス(若い人達はね) 勉強も平等、運動会も平等、学校の発表会も平等っ
       てス、競争すて誰さも負げんなよって 教育されで こねもんだどもス(こないんですよね)
        ほでもス(それでもね) 人間の持って生まれだ本質ど、それサ繋がる世の中の原理ってのハ
       あるんだど思うんだでば。
        「誰よりもダンスは うまぐなりてーな(上手になりたいな)」どが、「なんとが らぐで(楽で)
       福な生活ハ すて(したい)」どが 「政治家サなりて」どがス。
        何やるんでも 人ど自分サ勝でねば(人と自分に勝てなければ) 目的ハ達成されねんだでば
       (されないんですよ)
        最近でハ 小学校の授業時間も 前より多ぐすてるす、悪い意味の「ゆとり」がら、良い意味の
       「競争」ハやんねば(やらなければ) 日本も世界がら、置いていがれですまうんでねーがって
       気が付いできた人が 出で来たみでで(みたいで) なんぼが(いくらか) 安心すてんのス。
・  
 3月  4日(日)  ほうれん草一把50円・いちご2パック500円      佐倉の朝市です。

              毎週日曜日AM5:30頃から佐倉の朝市が開かれます。
           食品を中心に約20軒のお店が並び、大勢の買い物客で賑わいます。
           値段が安く、遅くなると売り切れるものもあり、出来るだけ早く行くのが良い品を安く買える
          こつです。
          でも、雨などで売れ行きが悪い時は、ゆっくり行った方がもっと安く買える確率大です。

      佐倉の朝市   (京成佐倉駅傍の通り  今日4日AM6:00撮影)
           
           線路のすぐ脇で      買い物客が品定めと値段の交渉      魚屋さんも           人参は4本100円

    
遠野言葉  (買う方は安くていいんですが、一体いくらで仕入てくるんですかね?)
         「なんたら まんず、こんたに安くてハ 申しわげねぇでば。」って 云ってっとス(云っているとね)
       あんまり売れねど、急に値段ハ 半分になったりすて、「さっき買ったのハ 倍の値段でねぇすか?
       なんじょすてけるすか ?(どうしてくれるんですか?) 」って云う人もあんのす (あるんですよ)。       
        7時頃 店閉まう頃サなっとス 売れのごったやづハ ほうれん草でもネギでも 「一箱100円で
       持ってげーって」云うどぎあっけよ (云う時があるんですよ) 。
        なんぼで仕入でくんだべが ?(くるんだろうか?)って思うどぎ(時)あるっけよ。
・        
 
 3月  3日(土) 昇殿(しょうでん) 任羽(にんば) 四丁目(しちょうめ)等 お囃子の曲名なんです。
                 (私も始めて聞きましたが、まだまだいろいろな所に、知らないことがあるものですね)

              
「佐倉囃子と町内お囃子発表会」を市立美術館で聞いてきました。
           江戸囃子の流れを汲み、粋で軽妙な曲調を特色としているとのことで、素晴らしい伝統
          芸能だと思いました。12の町内と保存会が第4部までのプログラムで会場は入場制限が
           出るほどでした。 

      佐倉囃子と町内お囃子発表会 (佐倉市立美術館 今日3日AM撮影)
           
          佐倉市立美術館         お囃子の会場にて    配布されたお囃子のCD    同時開催の「山車人形展」

   遠野言葉 (佐倉と同じ城下町の遠野市にも「南部囃子」があり、お祭りに披露されます)
       遠野の「南部囃子」ハ 江戸時代に京都サ行って、勉強すて来てこしぇだ(作った)お囃子
      だずもな。
       テンポハゆっくりで、太鼓だの三味線のお囃子サ合わせで 優雅な踊りっこ踊りながら町ハ
      練り歩ぐのす。
        城下町だば、どごでも似だようなお囃子ハあるがもしぇんねなす(有るかもしれませんね)

        遠野の「南部囃子」 (毎年9月のお祭り)
             
         
 南部囃子に合わせて踊る        お囃子の笛や太鼓、そして三味線   山車や踊りの両側には鼓(つつみ)
 
 3月  1日(木) カスピ海ヨーグルト 毎日作って7年余りになりました。

            今、インフルエンザなどに効く「1ヨーグルト」が脚光を浴びていますが、我が家では、7年前              
        に頂いた「カスピ海ヨーグルト」 の種に、毎日牛乳を継ぎ足しながら作り続けています。
         このユーグルトに、甘い「ヤクルト」を足して飲むとすごく美味しくいただけます。
         毎日飲んでいるせいか、胃腸の調子も良く、家内は血圧も安定するようになりました。

    「カスピ海ヨーグルト」
          
     昨日仕込んだヨーグルトに、ヤクルトを少し加えて頂いています。 牛乳を継ぎ足して、冬は常温で、夏は冷蔵庫で保管しています。

  
遠野言葉 (我が家では、この他、「酒粕の甘酒」 や 「えのき氷」 も ほぼ毎日いただいております)
       おらほではス(我が家では) 身体サ いいんでねぇがど思うのハ(良いのではないかと思うものは)
      一応試して見るごどサすてんのス(試してみることにしているんですよ)
       最近でハ さげ粕ハ使った「あまざげ」も 毎日切らすたどだ(切らしたことが)ねんだでば(無いん
      ですよ)。 
       「医者いらず」ってぐれ(くらい)栄養だの腹サいい繊維質ハ へってんだずもな(入っているんだそ
      うですよ)

       それど、「えのき氷」も こしぇでおいで(作っておいて) 味噌汁だのうどんサえれで(入れて) 食
      ってんのす。長野県の中野市でハ どごのうずでも(どこの家でも) こしぇでんだどす(作っているん
      だそうです)。 これ食ってがら、体重減ったしと(人)も いっぺ居んだずもな(沢山居るそうですよ)
       あどで、しゃすんサ(写真に)撮ってがら、紹介すっからス。
 
 2月 29日(水) 山は墨絵の春の雪     

           明日から3月ですが、朝から雪です。
           かなり、大粒の雪で遠くの山は霞んでいて、まるで墨絵の様です。

     朝から雪で、墨絵の様な景色になっています (千葉県佐倉市及び印旛地方  29日AM撮影)
          
         山道の雪     次の鉄塔も霞んで見えます  印旛郡市井橋方面     印旛郡中央水路      霞む京成電車

  
 遠野言葉 「せやみったがり」 とは遠野地方では「無精者」のことを云います。)
       こんたな(このような) さぶぅしハ(寒い日は) こだづサへって(こたつに入って) ぬぐまって
      んのハ(温まっているのが) いず番だすな。
       んだでば(そうですよね) おらほでも(自分の家でも)皆 こだづサへって、「せやみったがり」
      みでになってだでば(無精者の様になっているんですよ)
 
 2月 28日(火) 小学校の「冬の教室」は楽しかったなぁ!!                
              (1950年頃の小学校ですが、夏では味わえない緊張感とスリルが まだ脳裏に・・・・)

           11月になると、小学生一人当たり「炭俵2俵」の枯れた「杉の葉」の提供が課せられ、皆、
          杉林に入って杉の葉拾いをし、学校へ担いで登校しました。
           そして、冬になり、ストーブ当番になると、早登校し雪のついた薪を割った後、だるまストー
          ブに杉の葉を敷き薪を入れ、火を付けてぼんぼん燃やして、皆の登校を待つ。
           誰が一番、ストーブの扱いが上手か、そして教室を暖かくしているかを自慢していました。

                                           (良い子はマネをしないでね) 
                                       
     だるまストーブの上には、アルマイトの弁当を      昼時間、ストーブの煙突を赤く焼ける   アルミの鉛筆キャップの中に壊れた
      3段に重ねて乗せ温める。                 まで火を強め、餅を煙突に当て下に    セルロイドの下敷き等を入れ、
    (一番下の段はコゲてしまい、上段はあまり暖かく     こすり下ろし「餅煎餅」 を作って食べる。  ストーブの上に置いて逃げる。
     なく、中段がベストでその位置取りが競争となる)         
(どちらも 匂いが残り、先生にすぐバレてしまい、大目玉を・・)

  
 遠野言葉 (こんな教室の雰囲気を 遠野言葉で表現してみました)
                                                                   [遠野地方の日常会話集 97ページ 「わがね」より]

       皆、学っこサ来っと 勉強はずめる前サ アルマイトの弁当ばご出すて ストーブの上サ乗せん
      のス。3時間目サなって来っと 教すづ(室) のながハ 弁当の匂いで おぢづがなぐなっけもや。
      昼ず間ハ 皆ストーブの周りサあづまって 先せがらわがねって(先生から駄目だって)  云われ
     でだごどだども(云われていたことですが) おもしぇがら(面白いから) やってすまうのス。
      真っ赤に焼げだ煙突サ うづ(家)がら持って来たもずっこハ(餅を) おっつげで (押し付けて)
     上がらすたサ(下に)  「ビーッ」とこすっと 細なげぇせんべハ 出ぎで それ皆で食うのす。
      それがら アルミの鉛筆キャップのながサ セルロイドえれでがら(入れてから)  ストーブサ 乗せ
     っとス 煙吐いでロケットみでに 教すづ(室) の中飛びまわんだでば。
      ぜぇぶん(随分)悪ごどすてだもんだなっす(悪いことをしていたものですね)


 
 2月 27日(月) 「湯島の白梅」 も 今 見頃では?  お年寄り施設ボランティア演技の一コマです。

          今年2回目のボランティアの出演となりました。(昨日 2月26日  酒々井エコトピア)
          尺八、歌謡曲、歌謡劇、そして舞踊と約1時間の企画でしたが、私は丁度今の時期に合った 
         「湯島の白梅」を踊らさせて頂きました。
          お年寄りの皆さんは、この歌を口ずさみながら、昔の自分を思い出しているようでした。

     舞踊「湯島の白梅」の一コマ

                                       
       「お蔦 俺とこのまま別れてくれ」     青いガス灯境内を 出れば本郷切りどおし      「別れろ切れろは 
                                  あかぬ別れの中空に 鐘は墨絵の上野山       芸者の時に言うものよ・・・」

   遠野言葉 (踊りを始めて早25年、ボランティアでも有効に役立っています)
        このとすサなってがら(この歳になってから) 踊りっこハ踊るなんてのハ かんげでもいねがっ
       たもな(考えてもいなかったんですよ)
        ほでも(それでも)、この踊りっこはずめでがら あらがだ(だいたい)25年ぐれ(位)経ってすまっ
       たんだでば(経ってしまったんですよ)
        5年ぐれ前までハ 浅草公会堂だのメルパルクだのNHKホールだの、まず、あっつこっつの舞台
       サ ではってだのス(出ていたんですよ)
        最後の頃ハ、「たけし」だの「欽ちゃん」だのが ではってだ(出ていた)浅草東洋館さもではるごど
       サなってすまったのス(出ることになってしまったんですよ)
        いなせ(ちょんまげのカツラ)だの着物もその頃のものハ 今使ってんのす(使っているんですよ)
        おがげさんで たのすぐ(楽しく) ボランティアもやらせでもらってハ 幸せでがんすよ。
・ 
 2月 25日(土) 「薄ら日」の時期も過ぎ「光の春」がやってきたようです。

           晴れた日のこの頃は、庭や山々に春の息吹が感じられるようになりました。
           散歩での足を止め、足元をそっと確かめるように覗いてみると、ありましたよ。・・・・。
           そして、上を見上げると、遅かった春を告げる梅の花も・・・。

        春を告げる花々 (千葉県佐倉市 2月24日午後撮影)
                    
               雪割草         福寿草       いぬのふぐり       紅梅           白梅

    遠野言葉 (遠野の春は 「ばっけ(ふきのとう)」 と 「けんしょ(やぶかんぞう)」から始まります)
                  【遠野地方の日常会話集69ページ 「ばっけ」ど「かだご」より】

         春サなっと どでのゆぎっこハ(土手の雪が)融げでくっと その間がら「ばっけ」ハ顔出すて来て
        ようやぐなげぇ(長い)冬超すたなど思って「ホッ」とすんもな(するんですよ)
         それがら 一寸経づど「ばっけ」の つがぐさ(近くに) 「けんしょ」ハ 出で来んのス。
         さぐらの時期過ぎっと、こんだハ「かだご(かたくり)」す(今度はかたくりなんですよ)。 
         花びらだの葉っぱハ くっつぁえれで(口に入れて) 吸ったり吹いだりすてス 風船みででハ
        ねども(風船みたいではないんですが) 「プッ」と ふぐらませで 遊んだもんだもや。

                          
                 「ばっけ」 (ふきのとう)    「けんしょ」 (やぶかんぞう)   「かだご」 (かたくり)
 
 2月 23日(木) 「佐倉の山車人形」のお顔です。 (佐倉山車人形展より  3月3日まで開催)

           人形のお顔が気になりましたので、佐倉の美術館で開催中の山車人形のお顔を観察して
          来ました。
           この山車人形は、江戸のお祭りで引き回されていたものを、佐倉が明治時代に購入した
          ものの様です。大事に保存され、毎年9月の「佐倉の秋祭り」に他の十数台の山車と共に
          引き回され、祭りを盛り上げているものです。
           実際には、身の丈2m50cmもありますが、今日はお顔を中心に写真を撮ってきました。

     「佐倉の山車人形」のお顔  (佐倉市美術館にて  23日14時頃撮影)
           
      日本武尊(やまとたけるのみこと)     石橋(しゃっきょう)         関羽(かんう)           八幡太郎義家
        嘉永3年 二代目仲秀英作     万延元年以前 古川長延作  制作年代不明 三代目原舟月作  明治七年三代目仲秀英作

   
遠野言葉 (この山車人形を 東京(江戸)からどのようにして佐倉が購入したのか? 知りたい気がします)
       江戸で徳川将軍の上覧ハ受げだ山王祭りっつの あってス 佐倉の山車人形の殆どハ そのどき
      まづの中、練り歩ったものだどス。
       もどもど江戸の今の八重洲だの小伝馬町だので 持ってだもんだずもな。
       それをス 明治時代にス 佐倉藩?で買ってすまったもんだって、その頃の佐倉ハ たいした力
      あったんだなっス。
       佐倉も城下町、遠野も城下町、どっつも栄枯盛衰の歴史ハ たどってきたんでねすか?

        遠野も佐倉も城下町
 
 2月 22日(水) 「お雛様のお顔」が時代によってこんなにも違うとは?

           昨日 ご紹介した「遠野町屋のひなまつり」の表紙の「古びな」様のお顔と、37年前に購入し
          飾った私の家のおひなさまの顔がかなり相違していると思いました。
           このところ、7段かざりを組み立てるのが大変なので、親王様とお内裏様だけ床の間に飾る
          ようになりましたので、早速比べてみました。随分ちがいますね。
            お雛様にはお雛様の歴史があり、時代を反映し、変化しているのだと思います。

          江戸末期の特別大きな享保びな          1975年頃購入した現代?びな
                     
             遠野市(有)千葉家具店様所蔵

   遠野言葉 (お雛様の歴史とお顔の変化)
       お雛様のごどハ調べだっけ、お雛様もいろいろど ずだいづだいで(時代々々で)変わって来た
      よんたもな(ようですよね)
       
形代→天児→這子→立雛・紙雛→室町雛→内裏雛→寛永雛→享保雛→次郎左衛門雛→有職雛→古今雛→・・・・
        写真の
享保雛ハス だんだんでっかぐなって(45〜60cm位)、豪華になってったらば、ばぐふ(幕府)
      がら贅沢すぎるがら、こしぇでハ わがねって(作ってはいけないと) おどがめあったずもな(おとがめ
      があったそうです)
       むがすのお雛様の顔ハ おどなの顔でねすか? なんぼがおっかね顔(いくらか怖い顔)すてるす、
      今のお雛様の顔ハ 子供の顔みででで めげぇ顔(可愛い顔) すてんでねすか?(しているじゃない
      ですか?)
       世のなが、なんだりかんだりあってス(世の中いろいろあって) 変わって来たんだなっす。
・ 
 2月 21日(火) 「遠野町屋のひなまつり」  碁盤の目の遠野の街中に、古びな26会場・一般ひな30会場のひなまつり
                                       2月25日(土)〜3月3日(土) AM10〜PM4時(遠野駅周辺商店街等)

              「さあさあ 上がってお雛様見でっておぐれんせ」 (遠野言葉)
           (「さあさあ 上がってお雛様を 見ていってくださいな」) 
         
           遠野の町中でこんな挨拶が聞かれます。
           お城で使っていた珍しいお雛様など、お茶を戴き、遠野の方言を聞きながら・・如何ですか?          

      「遠野町屋のひなまつり」 (パンフレットより)
                  
            表紙    遠野の街は京都の町を模し碁盤の目に・・  3月5日1年の穢れを人形に託す  みずきびな(みずきの木に・・)

   遠野言葉 (遠野の冬は長く、おひなまつりは、冬のトンネルの先に明かりを見出だそうする行事かもしれませんね)
        お雛様飾ってっから 「ちょっとぎま」見でいがねすか? (「一寸の間」見ていきませんか?)
        さあさあ 上がってがんせ 2月の末だったって(2月の末だといっても) まださむもなー。
        あっつこっつ ゆぎっこも残ってるすな(雪も残っていますしね)
        ぬぐぐなって(暖かくなって) さぐらっこ咲ぐのハ まだふたづぎも あるでばねぁー(まだ2ヶ月も
       あるんですよね)
        はやぐ ぬぐぐなればいんだどもなっす(暖かくなればいいんですがね)
 
 2月 20日(月) 「トラップ一家物語」 
                  孫の幼稚園の発表会の題名です。(約40人の園児が20分の物語をピアノに合わせ演ずる)

             オ−ストリアのトラップ家の子供達と、修道院から来た家庭教師マリアとの愛と絆が深ま
            るが、戦争が激しくなり、ナチス軍が一家を戦争への召集令状を突きつける。
             家族は修道院に逃げ隠れながら、無事国境を超える。という物語でしたが、予めあらすじ
            を読んでいないと、理解が難しい発表会でした。
             他のクラスの題名は「リトル・マーメイド」や「チロヌップのきつね」「ブルーメンの音楽隊」
            など、外国の童話や物語が多いようですが、なにか昔と違ってきてビックリです。

     幼稚園発表会風景 (年長「月組」の トラップ一家物語   今日20日AM撮影)
              
                  園児の演技                   見学する園児   父兄は上のキャットウォークから

   遠野言葉 (今の幼稚園は、王様も桃太郎も一人だけではなく、何人も出てくるというのは 本当でした)
       まんず、たまげだでば。
       むがすだば「桃太郎」だの「舌きりすずめ」だ のって日本のものハ やってだど思んだどもス。
       それどス、同ずしと(人)ハ いっぺ出で来んのス。家庭教師のマリアも7人ぐれ居るス 大佐も10
      人ぐれ出で来てがら、それぞれハ、べづべづの振り付け?で演技ハ 進んでいぐんだもな。
       話すにハ 聞いでだども、王様もお姫様も王子様も しとりで無ぐ、何人も出るってのハ本当だった
      なっす。
・ 
 2月 18日(土) 赤飯を炊いてみました。 2月は、家族3人が誕生月なので、何年ぶりかで赤飯を炊いてました。

           農家の方からもち米を戴いたこともあり、いろいろ勉強しながら、作ってみましたが、思って
          いたより美味しく出来上がりました。

    試行錯誤の赤飯作り (2月18日AM撮影)
          
 もち米2:うるち米1 を洗いザルに  便利な赤飯用ささげ豆を電気釜で20分保温 米とささげ豆に塩少々と水で・・ 赤飯完成ごま塩でいただく

   
遠野言葉 (子供の頃の遠野では、赤飯などは勿論のこと、白いご飯さえ、めったに食べられませんでした)
         
遠野サ住んでだ わらすの(子供の)ころハ せぎ飯なんてのハ 食ったごだねがったもや(食べた
      ことなど無かったんですよ)。 
       毎にぢ毎にぢ「ひっつみだんご(すいとん)」ばり(ばかり) 食ってだごどもあったのす(食べてい
      たこともあったんですよ)
       ごはんハようやぐ食れだなー(食べられたなー) ど思ったっけ、麦ばりいっぺへってです(麦ばかり
      沢山入っていてね) それでも、米のごはんハ うめど思って食ったっけよ(美味しいと思って食べて
      いたんですよ)
 ・           
 2月 17日(金) 初めての積雪です

           今朝、今シーズン初めての積雪がありました。日本海側の大雪からすれば、どうって言うこ
          とではないんでしょうが、屋根から雪が落ちる「ドーン ドーン」という音で目がさめました。
           子供達の楽しそうな声が外から聞こえてきます。

     今シーズン初めての積雪です。でもせいぜい2〜3cm (千葉県佐倉市 AM8時撮影)
          
          道路のカーブミラーにも    クリスマスローズの葉に     そして日本水仙に       シンビジュームの葉にも

  
遠野言葉 (「雪やコンコ」の歌の通り、子供達は初雪を心待ちにしているのは、いつの時代も同じですね)
        
遠野でも はづゆぎ積もっとす(初雪が積もると) わらすんどよろごんでス(子供達は喜んでね)
     皆であづまってがら ゆぎ投げすたり ゆぎだるまハ こしぇだりすて(作ったりして) 朝がら騒いでい
     だっけよ(騒いでいたんですよ)
      なんたな訳だが(どういう訳でしょうか) 犬っこも来てがら、まるんでおっぽ(しっぽを)振ってス、
     わらすんどど一緒サなってハ ゆぎの上ハ はしぇりまわってっけよ(走り回っているんですよ)
 
 2月 15日(水) 「古代米のお餅」が出来上がりました。

           昨年稲刈りをお手伝いした「古代米(くろもち)」でお餅を作った とのことで、早速頂きに
          あがりました。 思いもかけない珍しいお餅に感激です。
           白いお餅も合わせ、三陸の山田町の親戚2軒にも 朝 送らさせていただきました。
           今、ご先祖様にもお供えをしていますが、どのように食べるか思案中です。

          古代米「くろもち」で出来たお餅
                
                稲 (昨年9月11日)           籾から出した玄米           出来上がったお餅

        ご参考まで、もう2種類の古代米です。(昨年既にご紹介済ですが)
          古代米「あくねもち」                               古代米「締縄用」
                    
               稲(昨年9月11日)    稲穂(昨年10月10日)   籾から出した玄米      稲(昨年10月10日)

   
遠野言葉 (遠野祭りでは神輿の上から沢山のお餅を蒔いて、帰りには大荷物になるくらいなんですよ)
       今サなってがら もずっこも食(か)れるようになったがらだども、だーれ(あなたねぇ) むがすハ 
      正がづぐれすか(正月ぐらいしか) 食れねがったんだでば(食べられなかったんですよ)
       毎とす やられる遠野まづりでも、今でハ みごす(お神輿)の上がらもずっこハ なんぼでも
      まぐっけよ(いくらでも蒔くんですよ)
       わらすんど(子供達は) 次々来るみごすの周りで もずっこハ 拾って、かっちゃんの(お母さん
      の)
持ってるふぐろっこサ(袋に) はしぇってって(走っていって)入れんだっけもな(入れるんです
      よ)

       家ぞぐで けっとぎにハ(帰る時には) しとかがえもあるような(一抱えもあるような) 荷物サなっ
      てすまっけよー。 まんず、いいずだいサ(いい時代に) なったもんだなっス。 
 
 2月 14日(火) 「桃太郎」を遠野言葉にしてみました。 (遠野言葉お楽しみDAY)
              中身は同じでも味があって楽しくなりますよ。一寸読んでみて下さい。
                                    
         遠野言葉版「桃太郎」         
           むがす、あったずもな。
           あるどこサ おんずさんどおんばさんが居だどス。
           あるし(日)、おんずさんハ 山サしばがりサ、おんばさんハ 川サ洗たぐサ 行ったどス。
           おんばさんハ洗たぐすてだっけ、川がみがら でっけぇ桃っこハ 流れで来きたんだずもな。
           おんばさんハ その桃っこ うずサ(家に)持ってけって(帰って)おんずさんど一緒にほいじょ
          で(包丁で)割ってみだんだど。
           すたっけ(そしたら)なががら 丸々どすた めげぇぼっこハ(可愛い赤ちゃんが)出はってきだ
          どス。
           おんずさんどおんばさんハ こす抜がすぐれ(腰を抜かすほど)たんまげだんだどス。
           このぼっこの名前ハ 桃っこがら生まれだがら「桃太郎」って名前ハ付けだずもな。
           このぼっこハ すくすくどおがったっけ(すくすくと成長して)、正義感ハつえくて、いいおどなサ
          なったどス。・・・・・・・。
           (この後鬼退治に行くのですが、省略させていただきます。)
           どんどはれ(終わり)

              遠野言葉の解説は  分りやすい  遠野言葉(方言)の解説
・ 
 2月 13日(月) 冬の寒空・散歩道

           健康維持のため、この寒空の中を散歩したのですが、北風がすり抜け、顔が痛く感じる
          ほどでした。
           水鳥達は、冷たい水の中に頭を入れ餌の水草をついばんでいましたが、こんなに寒い中
          でも自然に適応できる術を身につけていることを改めて感じた散歩でした。

   寒風の中の散歩道 (2月12日PM撮影)
             

  遠野言葉 (今年の雪の量は、半端じゃないそうで、雪かきが大変ですよね)
       東ほぐハ(東北は) ゆぎっこ「どんがり」ど積もってス(雪が「どっさり」積もってね) 散歩どごでハ
      (散歩どころでは) ねんだでば(ないん ですよ)
       散歩なんかすてるしまあれば(散歩等している暇があったら) ゆぎかぎしろってス(雪かきをしな
      さいってね)
       こどすのゆぎの量ハ はしたでねぇづもな(半端じゃないそうだよな)
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 2月 12日(日) 「ぽっくり弁天」にお参り

           私の家の近くに「ぽっくり弁天」という珍しい弁天様があり、昨日はじめてお参りしてきました。
           「弁天様由来記」には、1661年頃、水の湧く水源地に建立され、無病息災、長生きをし、
          後に美しく老い 、長患いをせず「ぽっくり」大往生するという霊験あらたかな神社、とありました。
           周りの人たちにあまり迷惑をかけずに「ぽっくり」あの世へ行きたい というのは、誰でも願う
          ことですよね。

     「ぽっくり弁天」様 (千葉県佐倉市臼井生谷   11日撮影)
                
       入口の標識(ここから徒歩1分)   「ぽっくり弁天」 池の上にお社があり、毎月10日が縁日・10月20日がお祭りとのことです
   
 
 遠野言葉 (私の父親も生前、お寺や神社ではよく「ぽっくり逝きますように」って 拝んでいたのを思いだしました)
      遠野サ行ったどぎス おやずどよぐおでらだの神社サ お参りさ行ったごど あったのス。
      おやずハ 深々どあだまハ下げで ずかん(時間)も掛げで拝んでっけもや(拝んでいたんですよ)
      拝むの終わってがら おやずサ 「何長々ど拝んだべ?」って聞ぐどス、おやずハ「何 拝んだがっ
     てが? あまり周りサ迷わぐ掛げねでポックリいぎますように」って拝んだのよ」ってよぐ言ってだっけ
     よ(よく言っていましたよ)
 
 2月 9日(木)  急きょ 「障子張」 となりました。

             障子張は真夏に行うのが我が家の恒例ですが、孫やら自分やらが破いてしまった箇所が
         多くなり、天気の良い今日、急きょ障子張となりました。
   自己流「障子張手順」  
                  
  障子にホースで水をかけ時間を  小麦粉を水で溶いて  障子の桟に糊を塗る  障子ロールをころがしながら  出来上がった障子  
  少しおいてから紙を剥がす      糊を作る。                       障子を一枚貼り付け余分をカッターで切る(一枚約10分)
    (この作業は夏が最適です)    (あまり糊が濃いと次の時剥がれにくい)
 
  遠野言葉 (冬の夜中に障子を破って雪の玉が投げ込まれるストームって想像できますか?)
      遠野がら汽車で2時間ぐれの(くらいの) 北上の高校でハ 学生寮生活だったのす。
      そごの寮ハ 冬さなっと、夜ながサ(夜中に)とんでもねぇごど 起ぎんのす。
      夜中の1時頃ス 寝でっと(寝ていると)突然、玄関のでっけぇ太鼓ハ 「どん! どん! どん!・・・」
     って鳴るど ほがの棟の寮生が攻めで来て、廊下ハ「ばだ ばだ!」ど はするす(走るし)、そどがらハ
     ガラス窓ハ 竹刀で破ってス、ゆぎの玉 障子破って部屋のながサ 「ばし ばし!」ど 投げで来ん
     のす。
      「それ! ストームだ!、布団ハ押入れサ入れろー」 おらだづ(自分たちは)まぐらもどサ 準備すてだ
     長靴履いで、応戦すんのス。 
      冬の夜ハ ストーム来んの予想すて、廊下側のドアは 焼ぎしばし(焼き火箸)で穴開げで、しばしハ
     突っ込んで開がなぐすて 寝んのス。それでも、ストーム終わってがらハ 朝まで掃除ハすんねばなが
     ったのす(朝まで掃除をしなければならなかったんです)
・ 
 2月 8日(水)  年賀状のお年玉「切手シート」を頂きました。

          年々当たりクジが減ってきてツキから見放され、今年は0かと思いましたが、最後の救いは
         なんと幼稚園生の孫からの年賀状でした。今度家に来る時は、美味しいものを沢山作って待っ
         ていますよ。     今年の切手シート      
                  
  遠野言葉 (年賀状のお年玉で当たった今までの最高は、2等でした。それで戴いた蟹の味は最高でしたよ。)
       年賀状のあだり番号すらべでだっけ(調べていたら)、「アッ あだってだ!」って でっけぇ声ハ出
      すたっけよ(出したんですよ) 。
       「どりゃ どりゃ」って覗いで見だっけハ 2等あだってです まんず 皆で喜ごんだのす。
       それで、「このパンフレットのうづ(内)何いがんべ(何がいいかな)」って選んだのハ 北海道の
      蟹3匹(杯)のセットだったのす。
       蟹ハ届いがら、おらほ(我が家)ど、息子ど娘の家ぞぐで一匹ずづわげで食ったっけ、まず、うめ
      がったっけよ(美味しかったんですよ) 。
       「だれ!!(なんてったって!!)、ただのもんだがらす(ただの物ですからね)」 
 
 2月 7日(火) 手作り年賀状を有難う御座いました。     

          孫の入院で、正月はゆっくり年賀状を見ることが出来ませんでしたが、今日、改めてゆっくりと
         読まさせて頂きました。
          手作りの年賀状を寄せて頂く方も多く、その中の一部をご紹介させて頂きました。

        手作り年賀状
     
   毎年場所を変えての水彩画           時間のかかる版画         丁寧な筆字              幼稚園生の孫より

  遠野言葉 (心温まる年賀状は、その人の心がけがあればこそ ですよね。 見習わなければ・・・)
       年賀状も手間かげで いいもの書いで出すべと(出そうと)思っても、ながなが そうはいがねもん
      だもや(そうはいかないもんですよ)
       ずぶんさば(自分には) センスは 無ぇがらど思ってっけが(思っているんですが)、実際に書いで
      るしとがら(書ている人から)見れば、やる気がねぇだげだどす(やる気が無いからだけだそうです)
       こごろあったまる(心温まる) 年賀状ハ、こごろがげの問題なんだべな(なんでしょうね)
       見習わねばなんねなっす(見習わなければなりませんね)
 
 2月 5日(日) 「震災から蘇った東北の文化財展」 開催の通知が届きました  (遠野文化研究センターより)

          遠野市のOB(郷人会員)に送付があったもので、三陸で被害にあった文化財を遠野市に集め
         全国からの多くのボランティアの手によって復元(再現)されたものを、東京と岩手の会場で披露
         展示するそうです。またオープニングセレモニーとして、釜石市の「鵜住居(うのすまい)虎舞」
         演じられるそうです。(鵜住居地区は海に突き出た地区で、津波で多くの方がお亡くなりになった地区です)

             東京会場 : 平成24年2月26日(日)〜3月11日(日) 10:00〜17:30 (3月1日は休館)
                      都立中央図書館4階企画展示室・多目的ホール/入場無料
                  港区南麻布5−7−13 東京メトロ日比谷線広尾駅1番出口から徒歩8分 
             岩手会場 : 平成24年3月16日(金)〜28日(水) 遠野市立博物館 入場無料/一般310円
                    
                    表                裏        オープニングセレモニー  鵜住居虎舞

  遠野言葉 (山田町でも船上の勇壮な「虎舞」を見ることができました。でも その山田町も津波と火事ですべてが・・・・)
       釜石の北の山田ハ おらのおやず(父親)の生まれだどごだがらス、山田のおまづりサ行ったどぎ
      に おんなず様な「虎舞」ハ みだごどあったのス。
       船の上サ 虎ハいっぺ居でス 海の上サ乗り出すようにすて 踊っけもや。そんたな船もいっぺ居
      でス。
       まんず みごだえある 勇壮な踊りっこだったっけよ。
       山田の親戚ハ 命からがら 生ぎのごったずども その虎舞の船っこも 桟橋も、町もみんな津波
      サ さらわれですまって、このあどハ おまづりも なんたになんだが、わがんねどス。
・ 
 2月 4日(土) 「冬萌(ふゆもえ)」 は、ゆれる水辺の枯野にも  「冬萌」とは冬枯れの中の緑の芽のことで
                                           芽生えや兆しの意味にも使われます。

          晴れる日が多くなる関東のこの季節ですが、土手などを散歩すると、枯草の中に緑の新芽を
         見ることができます。こんなに朝晩寒くても、草木は着実に春の準備に入っています。

      「冬萌」 (千葉県佐倉市 2月4日PM撮影)
           
       遠くから見る水辺は枯野ですが  近くへ寄ってよく見てみると、枯草の中に、緑の新芽が・・・   梅の蕾も大きくなっています

  遠野言葉 (遠野の冬は大変ですが、「蕗の薹(ふきのとう)」や「野かんぞう」が顔を出す春まで頑張って下さい)
      遠野の冬ハ なげども(長いんですが)、春サなって ゆぎっこ融ける頃サなっと、ばっけ(蕗の薹)
     ハ 顔出すてがら そのあどサ けんしょ(野かんぞう)ハ 出張って来っけもや(出てくるんですよ)
      今ハ 毎にぢ ゆぎっこ降って えれぇ てぇへんだべども(大変でしょうが) ちょっとぎまの(一寸の  
     間の)辛抱だでば。 頑張ってがんせ。
・ 
 2月 3日(金) 「鬼は外・福は内」 今日は節分、今年こそ 福がやってきて欲しいですね。

          日本海側では大雪で大変で、節分どころではないと思いますが・・・。
          こんな中、申し訳ないようですが、我が家では恒例(高齢)の夫婦二人だけの豆まきを決行
         する予定です。 子供家族はそれぞれに、楽しく「福を呼んで貰えれば」と思っております。

                                                
    邪気を祓うために     この福豆で豆をまき         そして、ひいらぎの枝に鰯の頭を刺して、門戸に置く習わしもあるようです。

  遠野言葉 (約65年ほど前の小学校の頃、家族5人で豆まきを行っていました)
               
                (壁は焼いた杉の板、屋根は杉の皮で葺いていました)
          65年ほど前の私の住居「遠野・東館町」のあちこちから「鬼は外・福は内」の声が聞こえてきました。

       
 「ほれ! 隣のうず(家)で豆まぎはずまったじょ。おらほでも(私の家でも)早ぐやっぺし(早くやろ
      うよ)・。
       「鬼はそどー! ふぐはうずー!」 うずさば(内・家には) 「ふぐはうずー」だじょ(ですよ)
       豆っこハ とす(歳)の数だげ かんねばねんだどす(食べなきゃならないんだそうだ) 。
       ほでハ おらハ 10すか 食(か)れねでば(食べられないよ) 。とっちゃんどかっちゃんは(父さん
      と母さんは)
いっぺ食(か)れで(一杯食べれて)、ずるいんでねすか?
 
 2月 1日(水)   「なんたす?」  「なんたったす?」  遠野言葉の万能挨拶です。
           (「如何ですか?」 「如何でしたか?」

          今日は久々のミニ同期会でした。昭和34年に、同じ会社に入社した気心の知れた6人の仲間
         との一杯。、AM11:30からのビール、焼酎、そして紹興酒で、楽しく酔って昔話に花を咲かせた
         ひと時でした。 今帰ってきたばかりで、一杯気分で失礼します。
          (話題の内容は、自分と家族の病気の話、昔の会社や寮生活の楽しかった話、奥さんとの現状
         「せきらら話」の探り合い等、普段は聞けない実践的有意義な内容でした)

  遠野言葉 (毎日会っても、久々に会っても、遠野では 「なんたす?」 「なんたったす?」 が挨拶です)

           例)  おめさん、電話すても出ねがっけども    「なんたったす?」 
               あなたね 電話をしても出なかったんだが、「どうしていたんですか」  等

               
 
 1月 30日(月) 「蕎麦掻」って美味しいですね。

           種まきをお手伝いした「蕎麦粉」をいただき、「蕎麦掻」を作って美味しく頂いております。
           自分が少しでもかかわった食べ物は、格別な味がして感激しながらいただいています。

 蕎麦掻の作り方といろいろな「蕎麦掻」
        
      蕎麦粉    熱湯を注ぎ手早くかき混ぜます  わさび醤油で・・・(1/15)  そばつゆで・・・(1/15)   おしるこ風で・・・(1/30)

 蕎麦の種まきから収穫まで (私は種まきの後の「土を被せる」手伝いをしました)
      
 右で種まき・左で土被せをします  一斉に芽が出て成長します   白い花が咲きました    そして実を付け始めます 収穫した蕎麦の実です
    (昨年 9月11日)           (9月24日)           (10月10日)          (11月13日)   (12月20日頃収穫)

 遠野言葉 (遠野は「蕎麦」が沢山とれますが、子供の頃は食べたことがありませんでした)
      小学校の頃ハ、米も配給で、脱脂粉乳なんか 今の裁判所の前の農協サ 買いサ行ったごども あっ
     たんだでば。
      そんたなもんだがら(そのような状態ですから)、蕎麦なんてのハ 見だごども ねがったのス。
      中学校の頃サなってがら、ようやぐ蕎麦ハ かれるように(食べられるように)なったど 思ったよ。
      今でハ 3段重ねのざる蕎麦だの、おみやげ品なんかハ いっぺ出るようになって まんず、ゆうふぐな
     世のながサ なったもんだな ど 思ってス。
・ 
 1月 28日(土) 老人施設・ボランティアに参加 (カラオケ大会支援)

           今日は老人施設のカラオケ大会のお手伝いをさせていただきました。
           大型のスピーカーやカラオケ装置を持ち込み、歌う曲のセッティングやビデオ撮影などですが
          私は、ビデオの撮影を担当させて頂きました。

   カラオケ大会・ボランティア会場  (1月28日PM 撮影)
        
    今回おじゃました老人施設   カラオケ大会風景      スローガン等    廊下にも豆まき等行事の案内が

  遠野言葉 (今日はディサービスの方々でしたが、皆 歌がとても上手でしたよ)
      1時間一寸ばり(一寸ばかり)、みんなのうだっこハ 聞いできたども、まんず、皆うめなっす(皆上手ですね)
      年中、うだってるせいだべども(歌っているせいでしょうが) 、たまげだじぇ(びっくりしましたよ)
      年っことってがら うだっこうだうのハ 身体サとっても いいんだずもな(いいんだそうですね)
      おらハ 飲み屋サ行ったどぎぐれだども(行った時ぐらいですが)、今がら練習すておがねばなんねなっス(お
     かなければなりませんね)
 
 1月 27日(金) 成田山へ初詣 (パソコンがダウン中の1月16日の報告です)

           1月中の成田山は、平日といえども多くの人が参拝に訪れます。この日も参道へ続く道は
          人をよけながらのお参りとなりました。
           我が家のこの日おみやげは、例年通り「あまぐり」と米屋の「栗蒸し羊羹」で、家でゆっくりと
          いただきました。

     参拝客で賑わう成田山 (1月16日PM 撮影)
           
   成田山へ向かう参道(鰻屋や漬物屋等が並ぶ)  本堂の前の三重の塔      成田山本堂         帰りの参道は登り道 

  遠野言葉 (遠野の父親と成田山へ行った時の思い出です)
      遠野がら親づハ(父親が) こっちゃ来たどぎ(こちらへ来た時に) 成田山サ 一緒行ったごど あった
     のす。
      もどもど遠野のお寺の坊さんだったがら、さぞがし有難だがっぺど(有難がるだろうと)思ってだらば、
     なになに(どうしてどうして) そうでねがったっけや(そうでは無かったんですよ)
      戦争サ 行って来たらば、いろいろ事情ハあって 戻るお寺ハ ねがった(無かった)んだもの。
      そのあどハ 苦労すて 苦労すて おらのごど そだでで けだんだもの(くれたんですから)
      坊さんから離れで長げごどど(長いことと)、くず(口)にハ 出せね「腹のなが」もあったがも しぇんね
     なす(しれませんね)
 
 1月 26日(木) パソコンがダウン 日記帳11日間のご無沙汰となりました。    

           変わりのパソコンを探しに秋葉原まで足を運びましたが、結局、隣町の成田のPC専門店で   
          購入し、やっとのことで立ち上げました。
           久々の秋葉原は賑やかで、テレビで見るように、昔の電気街プラス若者の街となっていました。

       秋葉原電気街 (1月19日PM撮影)
              
      1月の秋葉原は相変わらず多くの人で賑わっていました  秋葉原駅の下のAKB48カフェ   コスプレ女子

   
遠野言葉 (50年以上前に 東京へ出てきたときの印象です)
       東京サ ではってきて(出てきて) 何いず番 たまげだって(びっくりしたって) まんず 人っこハ
      多いごどだったでば(多いことでしたよね) 。
       まずのながハ(町の中を) 歩ぐだげで 目っこ回って、あだまっこ いでぐなってなってすまっけも
      や(痛くなってしまうんですよ)
       それサ 慣れるまで ぜぇぶん ず間ハ かがったのす(かかったんですよ)
 
 1月 15日(日)  「成る木餅」 「どんど(焼き)祭り」 の日です。

          今日は、各地で餅を木の先につけて、焚き火にかざして焼き、それを食べると今年は健康
         でいられるという。 子供の頃は神社の境内などで行われるこの行事を楽しみにしていました。
          東北地方では、放射能の影響で「どんど焼き」が中止になった地区があると云います。
          本当に残念です。

                       
     千葉県佐倉地方の「成る木餅」(栗や椿の枝に紅白の餅をつける   遠野地方のミズキ飾り(ミズ木の枝)
                   (佐倉七福神押印記念の前で)
   
  
遠野言葉 (どんど焼きは 子供の頃の楽しみでした)
      わらす(子供)の頃、「どんど焼ぎ」ハ たのすみサ すてだのス。
      火っこハ 熱づども 手っこ延ばすて 紅白のもづっこ 焼いで食うどス まんず うめがったっけよ。
      その頃ハ 食うものハ あんまり ね(無)がったがら もづっこなんかハ めったに 食えながった
    がらス。
 
 1月 13日(金) 「身近なしばれ(凍りつく寒さ)」 を観察して見ませんか?

                       朝、一寸早起きして「身近なしばれ」 を観察すると、いろいろな形で見ることができますよ。

    身近なしばれ(凍りつく寒さ) (1月13日AM7時 撮影 千葉)
         
     車の窓の氷の結晶      金魚鉢に張っ     道端の草に降りた霜   川面から立ち昇る水蒸気

  
遠野言葉 (布団から出るのが辛かった 遠野の朝でした)
       
朝間(あさま)、布団がらあだまハ(頭を)出すて 起げれねでいっと(起きられないでいると) でっけ
    声で 「早ぐ起ぎねど 学っこサ 遅れっつぉー (早く起きないと 学校に遅れるぞー)。」 って
    かっちゃんハ(お母さんが) でどごがら(台所から) 怒鳴っけもや(怒鳴るんですよ)
     そどの屋根がら「つらら」ハ あるす、ゆぎっこも いっぺ積もって 寒がっけす、冬 起ぎんのハ
    (起きるのは) まんつ やんたがったもな(本当に いやでしたよね)

   遠野の冬の朝 (撮影 2001年頃 遠野市
          
      実家のつらら      東館町から物見山を見る  家の傍の来内川   松崎から遠野市街方面への道
 
 
 1月 12日(木) 水仙が咲き始めました。 

          全国が今年最低の気温を記録する中、花の少ない今の時期に、頑張って可憐な花を咲か
         せ始めました。

            庭の水仙 (1月12日撮影)
                     

 遠野言葉 (遠野の冬は雪に埋もれて長く、春が待ち遠しいんですよ、そして、春一番に咲くのは「猫柳」なんです)
      遠野の冬ど比べればス こっつの方(千葉)ハ ぬぐくて(暖かくて)天ごぐ見でなもんだもな(天国
     みたいなものですよ)
      なもかも(何もかも)ゆぎのすたサ(雪の下に)埋まってすまってス 花っこどごのはなすでねんだ
     でば(花どころの話じゃないんですよ)
      春サなって いず番早ぐ 咲ぐのハ 川のほどりの 「ねご柳(猫柳)」 なんだでば。
      遠野の冬ハ なげくて(長くて) 春ハ 待づどおす(待ち遠しい) もんだっけよ(ものでしたよ)
・ 
 1月 11日(水) 美味しい 「山葡萄ジュース」 が出来上がりました。

          被災地三陸の山田町にお送りした野菜のお礼にと、12月に「山葡萄」を送って戴きました。
          その山葡萄に氷砂糖をいれた山葡萄100%の「山葡萄ジュース」ができあがりました。
          お酒を飲めない家内のために、発酵させずにジュースとしたもので、山葡萄の風味が口の
         中に充満し、うっとりするような良い味に仕上がりました。最初の出来上がりの一番ジュース
         から、絞った後、三番ジュースまでOKとのことで、これからも楽しみです。

     「山葡萄ジュース」 (1月11日撮影)
            
      送って戴いた山葡萄    氷砂糖を入れビンに詰めて約1ヶ月経ちました  美味しい「山葡萄の100%ジュース」

 
 遠野言葉 (関東では、山葡萄酒にするには、気候的に一寸難しいのではないかと思います。)
     今まで山葡萄ハ こしぇっぺど(作ろうと)山葡萄 おぐって貰って いろいろ工夫すて やって見
    だども、関東でハ あんまり ぬぐすぎだせいだが(暖か過ぎたせいでしょうか) みんな すっぱい
    (失敗)すてすまったのす。
     遠野でハ 黙って置いでおげば 良い匂いする 山葡萄さ なったんだっけが(なったんですが)
    ジュースだば(ジュースなら) うまぐいぐごど わがったがら これがら こしぇっとぎハ ジュースに
    限るでばな(限りますね)
 
 1月 9日(祝) 今日は成人の日  遠野言葉  【良ぐ こんたに 立派に おがったでばなぁ】
                        標準語    良く  このように 立派に成長しましたね   
                                     

          遠野の言葉「おがる」「成長する」「大きくなる」「育つ」等の意味に使われます。
             例  晴れ着姿を見て   「おがったでばなぁ」 は 「成長しましたね」
                 さやえんどうを見て 「この 二度豆ハ ぜぇぶん 「おがった」なっす」
                             (この さやえんどうは 随分「育ちました」ね)
                などと使います。
・ 
 1月 8日(日) 遠野公報新年号が届きました。  早いスピードで進化する「遠野の町おこし」を感じます。

          大震災の三陸支援の重要な拠点として、活動を進めている遠野市ですが、伝統文化を
         大事にする一方、町おこしや新しい文化面においても、早いスピードで進化を続けている遠
         野を感じました。

 遠野広報新年号より
             
   表紙 4月にオープンする「町おこしセンター」と「観光交流センター」  市民参加の       無形文化財「氷口御祝い」
                                   「遠野物語ファンタジー」 男女別々の謡いで、一つの
                                   (お父恋し吹雪の夜)   謡いを作り上げるといいます
  
遠野言葉 (広報によりますと、遠野にもスケート場がオープンするとのことですが 昔の一日市町は、夜になると
          スケート場に早代わりしたんですよ)
          「遠野地方の日常会話集」94ページ ゆっつける(縛り付ける) なんとすたたて(なにがなんでも)より」

       
まだ道路ハ 舗装されるめぇ(前)の一日市町(ひといちまち)で 子供だづの間で 夜のスケート
     遊びハ 流行ったごど あったのス。 
      夕ご飯のあどハ 大急ぎで 手作りの下駄スケートだの 長靴サベルトだの縄っこでスケート
     「ゆっつげだ(縛り付けた)」の履いで 何十人もあづまったんだでば。
      昼間溶げだゆぎっこハ 夜サなっと「テガテガ」ど凍みですまって 店っこのあがりで スケート
     リンクハ 出来っけもや。
      「そろそろ」ど はすって来たトラックの荷カギサ なげぇ縄っこ引っかげで 皆でぶら下がって滑
     ったっけもや。
      大人ら これ見で 「なんとすたたて(なにがなんでも)」 危ねでねーがってス。
      ほでも 止めろってハ 云わねがったんだでば。
      
      (子供達の少々危険そうな遊びでも、当時、大人たちは寛大でしたね)
 
 1月 7日(土) 【願う心の初詣】 今年こそ良い年でありますように・そしてお年末から入院中の1歳の孫が早く良く
                         なりますように・・・と。

     麻賀多神社 (佐倉藩総鎮守 千葉県佐倉市 1月6日撮影)
            
                                           入院中の孫のためのお守り
 
  遠野言葉 (遠野の元朝参り 「遠野地方の日常会話集」 67ページ 「ねぷて(眠い) より)

              除夜の鐘っこハ聞いでがら 「ねぷて」 目ハこすりながら 元朝参りサ おどさんど一緒に行った
      っけよ。
       まず大日さん(日枝神社)がら 欠の稲荷(欠上稲荷・かきのいなり)まわって 鍋倉(南部神社)
      戻って来んのス。
       冬の夜ながだもの くず(口)がら吐ぐいぎも真っ白でス、まなご(目)つぶっと まづげハ上下ピタ
      ッと凍みですまって、「ちょっとぎま(一寸の間)」めねぐなんのス(見えなくなるんですよ)
       くずのめぇの(口の前の)ジャンバーの襟ハ いぎ(息)で凍みですまって だんだんあづぅ(厚い)
      氷サなってくっけもや。
       元朝参りハ 「さぶく」て「こえくて(疲れて)」てぇへんだども とすのはずめサ おっきごどやった
      ような いい気もづサなるっけよ。
・    
 
 1月 6日(金) 今年初の「富士山」を見ることができました。 (約150Km離れた千葉より)

   通称「富士見寺」(千葉県佐倉市)から、天体好きな孫も同行し感激。(1月5日16時35分 撮影)
         

  遠野言葉 (遠野で想像していた富士山より、実際見る富士山はもっと美しいと思いました)
      はずめで富士山見だのハ 東きょ(東京)サ 出はって来てがらだもな(出て来てからなんですよ)
      遠野サ 居だ頃ハ 話すっこサ聞ぐばりで(話を聞くだけで) 見だごどもねがったのす。
      実際サ 見で見っと まず うずぐすもんだもな。
      俺の父さんも こっつサ出はって来たどぎ 新幹線の窓サ あだまハ くっつげで、人のはなすも
     聞がねで(聞かないで) 「富士山」ハ 目っこ丸ぐすて見でだっけよ(見ていたんですよ)
 
 1月 4日(水) 「楽しい初夢」 の事後報告

                1月2日の夜、子供が見るような楽しい初夢をみました。
          それは、ヘリコプターと自動車が合体した「空陸両用の乗り物」に乗り空を飛び、電線などで
         飛べない所は、車で走り、また空を飛ぶといった具合でした。
          手を廻して空中を飛んだり、スキーで山の尾根を浮いた感じで滑り降りる夢は時々見ました
         が、今回のケースは、初めてです。 今年は空を飛ぶような楽しい事があると良いのですが。
        空陸両用ヘリ    羽根はもっと大きかったかなぁ?

  遠野言葉 (空を飛ぶ夢は 気持ちがいですよ)
       なんと まんず わらす みでな夢っこ見でス なんとも精神年齢ハ 疑うでば。
       いづも、空っこ飛んでる夢っこ見でるどぎハ 気もづハ 良がっけよ。
       すてがら(そうして)そのあどサ いいはなすっこ あるがど思えば そうでもねのス。
       こどすハ 何が 良いごどハ ありますように 神社サ お参りすっぺがど思っていんのス。
 
 元   旦   福 幸 祈 願  日本全体が良い年でありますように。
                          本年も宜しくお願いします。