【 日 記 帳 2012年】  (前半 9月〜12月)  
 12月31日(月) 今夜は「年越し蕎麦」の食べ比べです。

   遠野言葉 
(美味しかったのはどの蕎麦だったかな? また去年の繰り返しとなりました)

      
 去年食った(食べた)蕎麦っこのながで まんず(本当に) 「こんたに(こんなに) うんめ蕎麦っ
      こハ(美味しい蕎麦は) 食ったごだね(食べたことが無い)」って云うぐれ(と云うくらい) うんめ
      蕎麦あったのす(美味しい蕎麦があったんです)
       店サ行って その蕎麦探すたんだども(探したんですが) どれだが思いだせねがっけもや
(どの
      蕎麦か思い出せなかったんです)
       しょうねがら(しようが無いので) まだこどすも(また今年も)3種類の蕎麦っこハ 買ってきたの
      す(買ってきたんです)。 こどすごそハ(今年こそは) その蕎麦っこハ めっけで(見つけて) 来
      年の暦サ 書いでおぐべがど思ってんのす(書いておこうかと思っています)

 「年越しそば」食べ比べ 準備完了です。 (3種類全部生蕎麦ですが、このうちのどれかが、最高に美味しいお蕎麦だったんです)
     
    長野市 信州「戸隠そば」    福島県 猪苗代町「田舎そば」  栃木県 大田原市「二八そば」  


  先日送られてきた「遠野そば」 は 乾麺で日持ちがするので 後でゆっくり頂きたいと思います。
            
 
 12月30日(日) 新年を待つ「町と村の神社」 : 町や村には数えきれないほどの神社がありますが、年末の神社を
                                                                        幾つか廻ってみました。
   遠野言葉 
(今年は大変な年でしたが、来年こそ良い年であります様に)

    
 こどすも(今年も)今日どあすたの(明日の)二日サなってすまったでば(二日間になってしまいました)
     こどすハてぇへんなとすだったども(今年は大変な年でしたが) なんぼすたって(いくらなんでも) 来年
    ごそハ いいとすサなって貰いてもんだでばな(良い年になって貰いたいものですね)

 新年を待つ町と村の神社 
(千葉県佐倉市   12月30日撮影)
      
   新町 摩賀多神社   八幡台 八幡神社  飯野 飯野観音(もう梅の蕾が・・)   宮本 山王宮
(江戸時代 1716〜1736年建立)
 
 12月29日(土) 年末は「お煎餅屋」さんも大忙し : 千葉では創業75年の老舗「木下(きおろし)煎餅」が有名です。                                        

      埼玉でハ「草加煎餅」だども 千葉でハ「木下煎餅」ハ有名だもな。  まんずうめくて「あどしぎ煎餅」って云うどス     : 遠野言葉
     (埼玉では「草加煎餅」ですが 千葉では「木下煎餅」が有名なんです。 本当に美味しくて「あとひき煎餅」と云うそうです : 標準語)

  
手焼きせんべい屋さんの「煎餅焼き」風景 (千葉県印西市川村煎餅店にて 12月28日お断りして撮影させて頂きました)
     
   木下駅前の川村煎餅店の 商標「木下(きおろし)煎餅」     お歳暮時期でフル操業です
 
 12月28日(金) 我が家の「すきやき」バトル : 好みを分けて結局「鍋」が二つに・・・・。

  遠野言葉 (家内と一緒になって43年、食べ物の合致が出来なかった唯一の「すきやき」もこれで解決)

     
 おらハ 汁いっぺの方いいべし(私は 汁が沢山の方が好みで) かがぁハ 汁ぺっこの方いいべし、
     (家内は 汁が少しの方が好みで) 結局「鍋っこ」ハ 分げんべっつごどサなってス
(分けようという事
     になって) しとり用のめんげぇ「鍋っこ」ハふたっづ(一人用の可愛い鍋を二つ) 10年前に買ったの
     ス(買ったんです)
      その「鍋っこ」無(ね)ぇどぎハ(その鍋が無い時は) 喧嘩サなってすまって せっかぐうんめ
(美味し
     い)肉も 台無すサなってすまってだのス(台無しになってしまっていました)
      そのほがの食い物ハ 味っこもかがぁサ(味も家内に) 飼いならされですまって 「はいはい まんず
     うめなー」って云う様サなってすまってス まんず 今のどごぁ(今のところは)  夫婦ハ円満だでば。

  「すきやき」バトルで鍋二つ              すきやきの肉は浅草雷門前の「松喜」が最高
              
     (私と家内の鍋を別々に、それぞれの好みに・・・)        義理の祖父の時代から 年末朝早くから並んで購入。
     直径約20センチの可愛い鍋です。
 
 12月27日(木) 遠野ガイドマップ : 年に一度の遠野郷人会の贈り物と一緒に届きました。

  今、遠野ハさぶくて観光どごでハねぇがもしぇんねども 冬でも「どべっこまづり」だの「お雛さま」だの 見っとごぁ いっぺあっけよ : 遠野言葉
 (今、遠野は寒くて観光どころではないかもしれませんが 冬でも「どぶろく祭り」や「お雛様」やら 見るところが 沢山ありますよ   : 標準語)

 遠野ガイドマップの一部です
       
   表紙         ウォーキングマップの一部            
 
12月26日(水) 我が町の駅前の「イルミネーション」 : 1日の乗降客が約22,000人の京成臼井駅です。
                                                (京成の69の駅の内19番目の乗降客とのことです)

    遠野言葉 
(不景気な世の中ですが、いくらかでも気持ちが明るくなる様に皆工夫して頑張ってますよね)

       
 こんたな「じぇーご」のえぎさも(こんな「田舎」の駅にも) うずぐす(綺麗な)イルミネーション」ハ
       つけでス(点けてね) くれぇ世のながだもス(暗い世の中ですから) なんぼがでも
(いくらかでも)
       気持ずハ あがるぐなる様に いいごどでねすか? 
(良いことではないでしょうか?)

     京成臼井駅前の「イルミネーション」 
(千葉県佐倉市臼井   12月25日撮影)
          
          
  ロータリーの木々を使っての飾り付けです。 中心の「楠の木」を緑の照明で浮き上がらせ とても綺麗です。
 
 12月25日(火) 不思議な色と味の 「山田煎餅」 : 被災地山田町での復活です。

  遠野言葉
 (真っ黒でふにゃふにゃした煎餅ですが、火をあてるとぱりぱりして香ばしい美味しい煎餅なんです)

      
まっくれくて(真っ黒で) ふにゃふにゃすた煎餅だども(ですが) 一寸火っこさかげっと(火をか
     ざすと) ぱりぱりすて 香ばすくて まんず うんめのス(本当に 美味しいんですよ)
      ながサ(中に) ゴマなんか入(へ)ってるみでで(入っているみたいで) 生でかずっと
(生でかじ
     ると)あんまり あずっこすんねんだどもス(味がしないんですが)
      おらわらすの頃がら(私が子供の頃から) ある煎餅で まんつとも(本当に)ふすぎな(不思議
     な)煎餅だっけよ(煎餅なんですよ)

 津波で工場も全滅と聞いていましたが、見事に復活したようです。(先日、山田から送られてきました)
      
   遠野から汽車で約2時間の山田町   10枚入りの山田煎餅          トースターで焼くと「ぱりぱり」で香ばしくなります
 
 12月24日(祝) 今日のお昼は遠野名物の「ひっつみ」をいただきました。(遠野郷人会から年に一度の贈り物です)

 懐かしい「ひっつみ」を味わいました。 
(子供の頃は「ひっつみだんご」と云っていました : 遠野言葉をご覧下さい)      
    
 
 「遠野そば」と「ひっつみ」のセット     「ひっつみ」は鶏肉、ネギ、シイタケを具に頂きました。 形も大きさもまちまちな「ひっつみ」
                                                   (「すいとん」を想像してみて下さい。原料は小麦粉です)
   遠野言葉(子供の頃、ご飯の代用食としていました)
           【「遠野地方の日常会話集」92ページ  「やんた (いやだ)」より】

      
 今だがら「ひっつみだんご」ハ うめ味っこつけで(美味しい味をつけて) 遠野名物で店っこサ出す
      てっけども(出しているんですが) むがすハ(昔は) 米ねくて(米が無くて) ご飯の代わりサ「ひっ
      つみだんご」ばり(ばかり) 食ってだどぎあったのす(食べていた時があったんです)  。
       わらすの頃で(子供の頃で)味も今みでに(今みたいに) うまぐねがったのス(美味しくなかった
      んです)
      まず 「ひっつみだんご」出っと「やんた」くてス(「嫌」でね)  麦ご飯でもええがら 食いてなどなん
      ぼが思ったんだでば(食べたいなとどどれほど思ったことか)
       米の代わりサ 代用食でしのいでだんだもの(代用食でしのいでいたんですから)
 
 12月23日(日) 年賀状を送る時期です : 年賀状購入のおまけに 今年はなんと「金色のポスト」(貯金箱)

  
「年賀状のこどすのおまげハ なにがけんのすか?」って聞いだっけ 金色のポストだったのス。まずたまげだでば    : 遠野言葉
  (「年賀状の今年のおまけは なにかくれるんですか?」って聞いたら 金色のポストだったんですよ。本当にびっくりです : 標準語)

           昨年のおまけ「赤ポスト」 と 今年のおまけ「金色ポスト」 (貯金箱)
              


 ※ 昨日の「物差し」と「定規」の話の続きです。

      大工さんが良く使う「曲尺(かねじゃく)」ですが(さしがね)とも云い、「物差し」の仲間ですね。
              
               また「指矩」とも云い、直角定規を兼ねた「物差し」ということなんですね。
 
 12月22日(土) 「物差し」と「定規」ってどう違うの? : 毎日定規を使っていますが、恥ずかしながらこの歳まで
                                                                        認識していませんでした。

  遠野言葉 (母親が竹の「物差し」を使って よく着物を仕立てていましたが、これでないと布の寸法は測れないですもね)

    
 「物さす」も「定規」も似だもんだがらすて、あんまり気にすてねがったっけ(気にしていなかった
    んですが)、良ぐ考えれば「なすて(どうして)「物さす」で、なすて「定規」って云(ゆ)いがたハ(云
    い方を) 分げでんのがハ(分けているのかを) 不思議がんねば(不思議がらなければ) わが
    ねがったんだもな(駄目だったんですよね)
     この歳サなっても まだまだ勉強すんねばねぇごだぁ(勉強をしなければならないことが) いっ
    ぺあるでばな(沢山ありますね)

 「物差し」と「定規」の役目の違い               (「物差し」は寸法を測り「定規」は線を引く)
        
  毎日定規で線を引いています。  上が竹の「物差し」で下が「定規」  
 6年間続いている体重等のグラフ
 
 (この部分は体脂肪率で黒は私で緑は家内)
 
 12月21日(金) 今の冬の夜空は星がきれいです。まさに「星冴ゆ」です 
                                 「星冴ゆ」  : 冬の夜空に星がきらめく様 [ 季語 ]

  遠野言葉 
(遠野の冬の夜は 満天の星がきらめき、天の川を横切る流れ星の数を数えたものです)
             【「遠野地方の日常会話集」10ページ  「あだりめ (あたりまえ)」より】

      
遠野の夜の空っこ見っと(見ると) 天の川ハ空サいっぺに(空いっぱいに)流れでっけよ (流れて
     いるんですよ)
      「ザァーラ ザラ」ど流れるあがるい波ど(明るい波と) なんぼがくれぇすずがな波ハ(いくらか暗
     い静かな波が) 混ざってス(混ざってね) ほんとの川みでだっけよ(本当の川みたいなんですよ)
      わらすの頃ハ(子供の頃は) 星座のなめぇなんかハ(名前なんか) なんにもわがねがったどもス
     (分からなかったんですが) 周りのほすっこもいっぺ 「キラキラ」すて うずぐすがったっけよ
(美し
     かったんですよ)

      流れぼすも(流れ星も)あっつがらこっつがら 休まねで降ってくんのス
(休みなしに降ってくるん
     ですよ)
      むがすハ(昔は)これが「あだりめ(当たり前)」だったども(だったんですが) とうきょサ
(東京に)
     来っと ほすっこなんかハなんぼも めねのス(星なんかはいくらも 見えないんです)
      あがりっこハ(明りが) いっぺつぐのも(沢山点くのも) えがもしぇねども
(いいかもしれませんが)
     ほすっこめねのハ(星が見えないのは) やっぱりさびしごったなっス(やっぱり寂しいことですね)

                    
・ 
 12月20日(木) 遠野歳時記カレンダーが届きました : 遠野の「日の出前の雲海」と佐倉の「今朝の日の出」です。

 
こどすも遠野の暦ハとどいだでば。まんつとも 毎つぎ毎つぎやるごどぁいっぺあるもんだなっす : 遠野言葉
 (今年も遠野の暦が届きました。  本当に   毎月毎月やることが沢山あるもんですね      : 標準語)

     
 遠野市高清水からの雲海・この下に遠野の町が・・・        来年1月の歳時記


       今朝の日の出の瞬間です 
(千葉県佐倉市岩戸   12月20日AM6時50分撮影 晴天 無風)
     
・  
  12月19日(水) 転ばぬ先の杖・実践版 : 年賀状を印刷中に突然「プリンター」が故障→修理に出したら間の合わないし
                                     
                     
→保証期間は過ぎているかも?

   遠野言葉
 (僅かな保証期間延長料金で 高い修理費を払わないで済んだという 転ばぬ先の杖・実践版です)

      
 いやぁー 焦ったでば しと(人)がら頼まれだ「年賀状」もあってス。ずぶん(自分)のハ まだだべ
      す(まだ手をつけていないし)
       保証書見でみだっけ(見てみたら) 保証期間ハ延長すて(して)買ってだの分がって その範囲
      サ入(へ)ってでス(入っていましてね) それで 買った店がらハ 貸出用のプリンターあって 修理
      の間 それ貸すてけるずがら(貸してくれるというので) きんの(昨日)貸すて貰って来たのス
(来た
      んです)。  
       今 その接続とソフトのインストールで 難儀すてだどごでば(苦労しているところです)
   
   保証期間1年間を3年間にしてもらい今回の修理代は0円となりました。(その費用384円)    
   
 12月18日(火) 転ばぬ先の杖 : インフルエンザと肺炎球菌のワクチンを注射

  遠野言葉 (病気にかかってからでは遅いんですよね)

    
インフルエンザだの風邪がら肺炎起ごすて死ぬしと(人)いっぺいるがらス(沢山居ますから) ちゃんと
   ワクチンハ注射すておいだ方 いんでねがど思って 一ヶ月前サ インフルエンザ注射すて きんの(昨日
   肺炎球菌の注射うってきたのス(注射をうってきたんです)
    おらみでな としょりハ(私のような 年寄りは) なおさらス。 「転ばね前の杖」だもな。

         
                       
・ 
 12月17日(月) 老人施設のボランティア好評でした

   
 皆 手っこただいで 喜ごんでけでス としょりもそうだども スタッフも ものすげぐ喜ごんでけで とってもえがったでば   : 遠野言葉
    (皆 手を叩いて 喜んでくれて お年寄りもそうでしたが スタッフの皆さんも もの凄く喜んでくれて とってもよかったです : 標準語)

    約1時間 昔懐かしい「歌謡曲」「日本舞踊」「篠笛演奏」「歌謡劇」などで 楽しいひと時もあっという間に過ぎてしまいました。

 老人施設のボランティア風景 (12月16日撮影)
      
  舞踊「刃傷松の廊下」    出演者全員の合唱と挨拶      女装出演者と記念写真をパチリ
 
 12月15日(土) 明日の老人施設でのボランティアの練習中です : 出し物は時節柄忠臣蔵の「刃傷松の廊下」です。

 
施設の皆サ 喜ごんで貰うべっと 前やったの思い出すながら 一生懸命練習ハやってるどごだでば : 遠野言葉
(施設の皆さんに喜んで頂こうと 前にやったのを思い出しながら 一生懸命練習をしているところです :標準語)

忠臣蔵「刃傷松の廊下」の臨場感を出そうと 出来るだけそれに近づけた姿で準備中です。
            (さすがに「長袴」の準備はできませんでした)
                   

・ 
 12月14日(金) 宝の山(林業)を生かす遠野市 : 遠野盆地周辺の山の木は 今丁度伐採適齢期とのこと

   遠野言葉 
(物見山のすずらん畑にも防災の為植林しましたが、今その木も大きくなっているんでしょうね)

      
遠野の山さば(山には)  おっきくて立派な木 いっぺあるどス(沢山あるそうです)
      そろそろ寿命ハ来てで 今切んのハ(今切るのが)一番いい時期なんだづもな(時期なんだそうです)
      市ハ 木工団地こしぇで(を作って) 材木製品だの部材ハあっつこっつサ(あちこちに) 利用すてん
     だどス(利用しているそうです)
      三陸のひたづの(人達の)仮設住宅も そだづス(そうだそうですし) 学校だの橋だのも 木でこしぇ
     でるづよ(木で造っているそうです)
      遠野のひたづぁ(人達は) 皆で考えで 就職口いっぺにすたり(就職口を多くしたり) 皆の為サな
     るごど 一生懸命やってるようで 羨ますでばな(羨ましいですよね)

  遠野市の木造建築物 
(遠野広報  12月号より)
     
  被災者の為の仮設住宅(穀町) 橋も木造で建設(附馬牛の小出橋) 小学校の屋根付きプール(青笹小)
 
 12月13日(木) 孫ハ来て嬉すス 帰(け)ってハ もっと嬉スでば : 週に1〜2度の孫との話は心の癒しです。
              
(孫は来て嬉しいし 帰っては もっと嬉しいですね)

   遠野言葉
 (昔の人達は うまいことを云ったものですね。我が家の場合、今の頻度が丁度いいかもしれません。)

       
昔のひたづぁ(昔の人達は) うめごど云ったもんだでば(うまいことを云ったものですね)
       孫ど話すっこすたり(孫とお話しをしたり) 遊んだりすてっとス(遊んだりしていると) そのどぎぁ
      (その時は) なんてもねくても(なんともなくても) あど(後)で疲れハ 「どっ」と出でくっけもや(く
      るんですよ)
       孫ど一緒サ居んのも 「一寸ぎま」だばいんだども「一寸の間」ならいいんですが) なげぐ(長く)
      
居るのハ 難儀なごったっけよ(大変なことなんですよ)
       一週間に一日ぐれ(位) 預がって 話すっこするぐれ(話をするくらいが) いず番いんでねすか?
      
一番いいんじゃないですか?)

   幼稚園児の迎えに・・・
         
        グランドでは裸足の幼稚園           午後、家の近くの停留場所に迎えに行きます
 
 12月12日(水) 今日は「2012・12・12」 : きれいな数字が並びましたが、10日後の22日はマヤ歴で
                                                                  「地球滅亡の日」なのだとか。

   
 遠野言葉 (遠野小学校の頃、映画観賞会で 「地球最後の日」 という映画を見た時の思い出です。
                                           当時狭い遠野の町にも2軒の映画館がありました。)                    

      
 遠野の小学校サ居だ頃ス、学っこ(学校)の映画観賞会で「地球最後の日って云う映画
      だど思ったども(思ったんですが) 地球サ でっけぇ(大きい)隕石ハ 近づいできて 地球の空
      気ハ皆吸いとられで 空気ハ無(ね)ぐなって すまうずごどサなって(しまうという事になって)
      騒ぎサなる映画だったっけもや(映画だったんですよ)
       金持ぢハ タイヤのチューブ買占めで その空気で生ぎ延びんべっとするす
(生き延びようとする
      し) 貧乏人ハ 仏さんの前で 「なんまいだー なんまいだー」ってス。
       小学生のとぎだもの(時ですから) なんたサなんべがど(どの様になるかと) 思っていだっけども
      (思っていたんですが) 最後ハ 何にも起ぎねがったっけ(何も起きなかったので) 拍手すて喜ご
      んだのス(喜んだんですよ)
       皆 何にも知らねもんだがら(何も知らないものですから) 本当っ気で(本気で) 見でだんだもな
      (見ていたんですね)

                            
・ 
 12月11日(火) お堀さも「すがっこ」張ったでば : 大雪が降っている地方の方は「えー」って笑っちゃいますよね。
               
(お堀にも「氷」が張りました)

 ゆぎっこハいっぺ降って てぇへんな思いすてっとごもあっとも 千葉でハ今頃「すがっこ」張ってんのス : 
遠野言葉
 (雪が沢山降って 大変な思いをしているところもありますが 千葉では今頃「氷」が張っているんです  : 
標準語)

 千葉でも氷が張りました 
(佐倉市城址公園  12月11日AM8時撮影)
       
          城址公園のお堀の氷     お堀の脇には霜柱が・・   バケツの氷の厚さは2mm位です
 
 12月10日(月) 吹く風に 心急ぎし 冬構え : 冬構え→冬を迎える準備・支度(季語) 

   遠野言葉 
(遠野では馬の競り市が始まる頃、みぞれが降るようになり、本格的な冬構えが始まります)
            【
遠野地方の日常会話集 50ページ 「すたらば」(そうしたら・そうすると)より


     
  馬検場ハ 今の市役所あだりでス そごで馬の競り市ハ はずまっけもや(始まるんですよ)
       馬ど人っこの隙ぎ間っこ くぐってって(くぐって行って)競り見だっけが(見たんですが) 馬っこハ
      皆の前ハぐるっと回ったあどス(回った後に) 「かねが? かねが? 
(買わないか? 買わないか
      ?)」って 云(ゆ)ったあどス(云った後に)「なんぼそれなんぼ(いくらいくら)」って値段ハ決まっけ
      もや(決まるんですよ)
       すたらば(そうすると) 皆ハ 「ウォー」って 歓声上げっけよ(歓声を上げるんですよ)
       すてな(それからね) 馬検場でハ 涙っこ流す馬っこも 居るって聞いだごどあるでば(聞いたこと
      があるんですよ)


   冬の到来を思わせる「昨日の日の入り」 (印西市富士見寺[徳性院]より  16時27分の日の入り間近)             
     
         夏の日の入りとは異なり、上空には冷たい寒気を表す黒い雲が・・・。
 
 12月 9日(日) 鳥居の起源はニワトリの止まり木? : 日本の神社の使いがニワトリだったそうな。

  
「通り居る門」だがら「鳥居」だの いろいろな「いわれ」ハあっとも はっきりハ 分がねもんだづもな : 遠野言葉
 (「通り居る門」なので「鳥居」とか いろいろな「いわれ」があるが はっきりとは 分からないそうです  : 標準語) 

  いろいろな「鳥居」の形 (鳥居にも多くの形があり、それぞれの形にも名前がついているようです。気をつけて見ると楽しいですよ。)  
     
    日本橋水天宮    門前仲町富岡八幡宮   町の神社 摩賀多神社  村の神社 山王宮
 
 12月 8日(土) 銀杏は神社の「御神木」 : 神社等にある「銀杏」の木は、火事の類焼を防ぐために植えられるように
                                       なったといわれています。初詣に行った時等気をつけて見てみましょう。

  遠野言葉 
(銀杏の木の葉っぱの落ちた今、神社などでは火には随分気を使っているでしょうね)

     
 どごのまずさもある神社だどもス(どこの町にもある神社ですが) 銀杏の木ハ 必ずっつぐれ(必ず
     というぐらい)植えであっけもな(植えてあるんですよね)
      おらほのまずの神社ハ(私の町の神社を) 見でみっと(見てみると) やっぱり たまげるぐれでっけ
     ぇ(びっくりする位大きい)銀杏の木ハ 神社の周りサ 植えであっけよ(植えてあるんですよ)
      むがすのひたづぁ いろいろ考んげで(昔の人達は いろいろ考えて) 「火事がら神社守るのハ や
     っぱり銀杏だべ(だろう)」ってス。
      今 葉っぱハ落ぢですまった冬サ入(へ)ったども 焚き火だのタバゴの火だのって 注意すねばなん
     ねなっす(注意しなければなりませんね)

  神社を守る「銀杏の木」 
(千葉県佐倉市摩賀多神社  12月7日撮影)
      
 摩賀多神社   樹齢800年の「一の御神木)  神社正面の「二の御神木」   「三の御神木」
 
 12月 7日(金) 自己流の 「栗のスイーツ」を作る : テレビの料理番組を見ていた孫にせがまれ・・・。

    テレビ見でだっけ 栗ハ砂どうで煮で うめそうなものこしぇでだっけ 孫もそれハ 食いてってス : 遠野言葉
    
(テレビを見ていたら 栗を砂糖で煮て 美味しそうなものを作っていたので 孫もそれを 食べたいといったもので : 標準語)

  これを「栗のスイーツ」と云えるかな? (生の栗が冷蔵庫にある事を思い出し、「まず やってみんべが」と思って・・・)
         
       生の栗の皮を包丁で剥くのは大変な作業      ざらめの砂糖を入れて煮ること30分 :苦労の割には合わないスイーツ?


 ☆ 昨日の「あんべ」の意味、もう一つありましたので 日記帳の方にも追加しておきました。
 
        「あんべ」
→「具合」 (この「あんべ」は「あんばい」が変化したものと考えられます。)
 
12月 6日(木) 遠野の言葉 「あんべ」の意味

     遠野の言葉(単語の解説) 「あんべ」には3つの意味があります。
                      
( 1)と2)は「・・・」を強く [高く] 発音します。 3)は「あんべ」と平らに発音します。)

        1) あんべ → 行こう     例) 散歩サあんべ  → 散歩へ行こう
                              学校サあんべ → 学校へ行こう

        2) あんべ → 有るよ     例) あんべな   → あるでしょうね
                               あんべども  → あるでしょうが
                             あんべが? → あるでしょうか? 

        3) あんべ → 具合      例) あんべハなんたす? → 具合はいかがですか?

                  

・  
  12月 5日(水) 亀田兄弟の試合?に一喜一憂 : 弟「大毅」が使っていたグローブに釘づけ。
                                    (試合中、長男の小1の孫から突然電話が・・・)

           「もしもし、今パパの会社のグローブで試合をしているよ。爺ちゃんも見てね」
           実は、長男はアメリカのボクシング用品メーカー「グラント」の公認ジムを開設し商品も取り
          扱っている。それだけに、「グラント」の知名度が上がればそれなりの効果が・・・と期待。
           弟「大毅」が使用したのでメインイベントの兄「興毅」が使用するのを期待したのだが、残念。
           試合の方は幸いにも二人とも勝利を収めた。
           我が家の「一喜一憂」は、試合と共に別の意味を持っていました。  (私事ですみません)

 アメリカのボクシング用品メーカー「グラント」    「グラント ボクシングジム」 
http://gym.grantjapan.com/
    
  グローブはメキシコ製で、アメリカの歴代のチャンピオンが使用。日本での使用はいろいろな制限があり今迄使用されなかった。


  遠野言葉
(子供の頃は、拳闘をやるのは「不良」とのおりがみが付けられたほど縁遠いスポーツでしたが・・・)

     
 遠野サ居だ頃ハ 拳闘やるやざ(やる奴は)不良だって 云われでだっけよ(云われていたんですよ)
      高校サ入(へ)ったっけ(入ったら) ボクシング部あって たまげだのおべでんだでば(びっくりしとのを
     覚えてているんです)
      クラスさも ボクシング部サ 入ってだの居でス なんぼが(いくらか)生意気だったでば
(だったんです
     よ)。んでも(でも) おだげに(お互いに) しゃべってっと(話をしていると) 「優さすやづだな(優しい
     奴だな)」ど 思ったっけよ(思ったんですよ)
       「しとは(人間は) かっこでハねぇな(格好ではないな)」ど 思ったりもすたのス(思ったりもしたん
     ですよ)
 12月 4日(火) カラスにまつわる苦い思い出 : 大分前の話ですが、「運?」のついた話です。

      
誰でもあるっつ話でハ ねぇがもしぇんねども こんたなごどハ 続ぐもんだっけもや : 遠野言葉
    (誰にでもあるという話では ないかもしれませんが こんなことは 続くものなんですね : 標準語)

    
        「あの日あの時 五七五」 のコーナー [会社での出来事]より

             
・ 
 12月 3日(月) カラスの大群現る : 昨日の夕方 我が団地が突然「カーカー」の騒音に包まれました。

    遠野言葉 
(カラスの集団を見ると「地震が起きるのでは?」などと 云う人がいますが 勿論迷信なんですよね)

      
  200〜300ぐれ(位)のカラスで やがますねったら(うるさいといったら) あったもんでねがった
       のす(あったものではなかったんです)
        電線さば(には) 押し競饅頭みでに(みたいに) たがってでス(とまってね)。 なにが あったん
       でねべが? (あったんではないか?) ど思ってすまったっけよ(と思ってしまいましたよ)
        そういえば 遠野でもあぎ(秋)の終わりサなっと 何千匹っつ(という)カラスハ あだま(頭)の上
       飛んでス 空ハ真っ黒サ なるごどあったのス(なることがあったんです) 。
        そのたんびに(度に) 「なにが起ぎねばいいがな(起きなければいいんですがね)」って 云って
       だもんだったでば(云っていたものですよ)
        いまハ そんたなのハ(その様なことは) 迷信だって 分がってっからだども
(分かっているんで
       すが) あまりきもずハ(気持ちが) いいもんでねもな)(いいものではないですね 

  昨日の夕方の「カラス」の来襲
      
・ 
 12月 2日(日) 「レインボール」ってどんなもの? : 「虹の玉」即ち「レインボーのボ」と私が勝手に名付けさせて頂きました。

          この「レインボール(虹の玉)」を見たのは15年間で2度だけで、しかも1年於いての遭遇でした。
          冬の朝快晴で無風、背中に日の光を感じながらカヌーを漕ぎだすと、やがて向こう岸になにやら
         光るものが見えてきました。
          200m位迄近づくとそれは虹色に輝くボール状の光りの塊でした。
          しかも、10〜30m位の間隔で何ヶ所も・・・・。始めて見た時、その神秘さに圧倒され暫く声を
         出すことさえ出来ませんでした。
          こんな不思議なことが、この印旛沼に起こっていることは初めて知りましたし、印旛沼の漁師
         さん以外、この近隣に住まわれている殆どの方々もご存じないのではないかと思います。
          不思議で美しい印旛沼に機会を作って是非出かけてみて下さい。

 「レインボール」ってどんなふうに見えるの?  
(12月1日の日記で御紹介のテレビ番組も是非ご覧ください)
    
 
 水草「がま」の群生の前に現れた「レインボール」      からすが「レインボール」を横切る   モーターボートが「レインボール」を横切る
                                                         (この後レインボールは消えてしまいました)

 
 遠野言葉 (「科学的に言えば湖面の水蒸気が・・・」 などと云う方も居るでしょうが、
                                          神秘的な感覚の受け取り方も大事にしたいものですね)

     
 まんつとも(まあ本当に) ふすぎなごどもあればあったもんだなー(不思議なこともあればあるもの
     で
すねー)
      遠野の「座敷わらす」も神ががりだば(なら) 佐倉の「レインボール」も神がかりでねすか?(神がか
     りでではないでしょうか?

      科学的にしゃべっと(云うと) 「こうだ ああだ」って理屈こねるしと(理屈を云う人)も 居っともス
     (居ますが) 神秘的なものハ そのまんまサすて置いだ方 夢あっていんでねすか?
(夢があってい
     いのではないでしょうか?)
 
 12月 1日(土) 投稿した映像 印旛沼の不思議「レインボール」が放映されます : [ケーブルネット296で12月の一か月間]
                                                             「番組 : 皆で投稿・皆でチャンネル」 
                                                
                                                              12月 1〜15日(13時と19時の2回放映)
                                                              12月16〜31日( 9時に1回の放映)             
            
         先週金曜日に投稿したDVDが急きょ12月1日から放映される旨、昨日の朝テレビ局から連絡
        を頂きビックリです。
         カヌーから撮影した 秋から冬にかけての陸上からでは見られない不思議で素晴らしい景色。          
         印旛沼近隣に住んでいる方々が、自分たちの故郷に、こんなにも素晴らしい所があることを知
        って頂ける良い機会になるのでは?と思い投稿したものです。
         放送範囲外でご覧になれない方は下記の静止画スライドショーをお楽しみ下さい。

          
 カヌーで印旛沼散策 (27景)  [静止画写真のスライドショー]

  ケーブルネットで放映される映像の一コマです。
     
      冬の晴れた日は湖面に虹の玉(レインボール)が       印旛沼の日の出             湖面に写る木々


  遠野言葉(佐倉は私にとっては第二の故郷なんです。こんな素晴らしい故郷が身近にあることを
                                         印旛沼近隣に住んでいる皆さんのも知って頂きたいのです)

      
 佐倉ハ おらサとってハ(私にとっては) 第二の故郷ス(第二の故郷なんです)
       遠野も景色のいいどご いっぺあっとも 佐倉さもそれサ負げねぐれ(佐倉にもそれに負けない位)
      いいどごあんのス(良い所があるんです)
       船っこサ乗はって(船に乗って) 印旛沼サ出っとス 陸がらでハめぇね(見えない)不思議なごど
      だの いい景しぎあんのハ(いい景色があるのを) 殆どのひたづぁ(人達は) 知らねんだもの(知ら
      な
いんですよ)
       「ほれ見でがんせ(ほーら 見て下さいよ) こごもおらだづの故郷だよ(ここも私達の故郷ですよ)
      って 云いてのす(云いたいのです)
       そすてス こんたにすばらす景しぎあんのハ(こんなに素晴らしい景色があることを) 皆サ おべで
      もらいたいのス(知って頂きたいのです)

 
 11月30日(金) 末枯れて 冷たき頬に 城の風 : 末枯れ(うらがれ) → 草木の枝先や葉が枯れてくること。(季語)

  遠野言葉
(紅葉[もみじ]は一年の命、人間は一生の命、時間の差はありますが、命のサイクルは同じかもしれませんね。ですから・・・)

    
  紅葉も あぎ(秋)の終わりサなっと 葉っぱの先ぎっちょがら(葉の先から) 枯れでぐ様に(枯
     れていく様に) しとも歳っことっと(人間も歳をとると) だんだんと 白髪サなって 歯っこ抜けで
     眼っこめねぐなって(眼が見えなくなって) 枯れでぐんだもな(枯れていくんですよね)
      身体動げるうずサ(身体が動けるうちに) 旅行すたり うめ物(美味しい物を)食ったりすて 楽
     すんだほ(楽しんだ方が) いんでねすか? (いいんじゃないでしょうか?)
      歳っこ とってきたら 悔いハ 残んね様に(残らない様に) なんたに(どの様に) 生ぎだらい
     んべがって(生きたらよいのだろうかと) 考えねばわがねな(考えなければいけませんね)

  今日の紅葉です  (佐倉城址公園  11月30日撮影)
            
           命ある限り 精一杯輝き続けている様です         でも 明日は落葉に・・・
 
 11月29日(木) 「こしぇる」の意味 : 最近の日記で「手造り」の話が多く出ていますので・・・。

            遠野では「物を作る」ことを「こしぇる」と云います。
            物を「こさえる」ことから変化した言葉ではないかと思われます。

   「こしぇる」の使用例

         もう一寸待ってけでや ほったぶ落ぢるぐれ うめもの「こしぇで」っからス。 
        (もう少し待っていてよ  頬が落ちるほど 美味しい物を「作って」いますからね。)

        
 野菜ハ 「こしぇで」んだども このはだげでハ ながなが いいものハ でぎねのス。
        ( 野菜を 「作って」いるんですが この畑では なかなか 良いものが できないんです。)

                       
  ・           
 11月28日(水) 裏木戸の手造りに挑戦してみました : 思いの他良く出来て満足しています。

  遠野言葉
 (出来合で買ったものは きゃしゃにできており、雨風には弱くすぐ駄目になってしまいます)

     
 7年ぐれ(位)前に 出来合の木戸ハ 買ってきたどもス(買ってきたんですが) この前 バラバラサ
     なって すまったのス(しまったんです)
      まんず やわだに(きゃしゃに)こしぇであるもんだがら(作ってあるものですから) こんだハ(今度は)
     ずぶんで(自分で) 丈夫に こしぇでみんべがど(作ってみようと)思って ホームセンターで 材料ハ買
     ってきて 二日掛がりで こしぇでみだのス(作ってみたんです)
      最初 考んげだのどハ(考えたものとは) なんぼがつがうどもス(いくらか違いますが) まず うまぐ
     でぎだ方でねがなどおもってんのス(うまく出来た方ではないでいかと思っています)


 裏木戸を手造りしてみました。 (材料費は 材木約800円、竹700円、ステンレスの釘等約300円でした)
         
 
 メモ書き設計図   部材は仮組後バーナーで焼き焦げ目をつけ、竹はステンレスの釘で目立たない様打ち付けました。 取付けた状態。
 
 11月27日(火) 「生栗蒸羊羹」を頂きました : 成田山参拝の帰りは「米屋総本店」で買い求めます。

   成田山では鰻や漬物に次ぎ「米屋の羊羹」が有名ですが、数量限定の「生栗蒸羊羹」の味は また格別です。

   
米屋の「生栗蒸羊羹」
      
     米屋総本店の売り場   遅く行くと売り切れてしまう「生栗蒸羊羹」  新鮮な栗の味も抜群です

   遠野言葉 (美味しいものは 大事に少しずつ食べますよね)

       
遠野サ 行ったどぎに買ってきた「ぶどう飴」もス 冷蔵庫サえれで(入れて) ぺっこずづ食うどもス
      (少しずつ食べるんですが) この「生栗蒸羊羹」もながなが 買いサ 行げねくて もってぇねぇもんだ
      がら(もったいないものですから) おんなずぐ(同じ様に) ぺっこずづ だすてハ
(少しずつ出しては)
      食ってんのス(食べているんです)
       大事サ 食んねば(食べなければ
 
 11月26日(月) 成田山の建築物 : 紅葉狩りと一緒に 珍しい建築物を見て楽しめます。

 
  紅葉もうづぐすども 古くて荘厳なたでものだの あだらすくて 立派なたでものも いっぺあってハ 一回でハ みぎれねでば : 遠野言葉
  (紅葉も美しいのですが 古くて荘厳な建物や   新しくて 立派な建物も    沢山有って  一度では 見切れないですね : 標準語)

 成田山新勝寺 
(建物の一部です   11月25日撮影)
       
  
 三重の塔(200年前に建立) 龍の彫り物     額 堂 (中には7代目市川団十郎の石像も)         平和大塔
 
 11月25日(日) 成田山公園の紅葉が綺麗です : 成田山公園紅葉まつり開催中です。

  
 まんつとも 成田山の紅葉ハ 今 いずばんでねすか? おめさんも 行って見でがんせ  : 遠野言葉
  (まあ本当に 成田山の紅葉は 今 一番じゃないですか? あなたも 行って見て下さいよ : 標準語)
   
 成田山の紅葉 (成田山公園  11月25日PM撮影)
    

    
・ 
 11月24日(土) 「ユーカリヶ丘駅」と云う駅があるのを知っていますか? : 今日はそこの駅の近くで宴会がありました。

  遠野言葉 
(京成沿線に忽然と現れる高層ビル群、成田空港利用者には利便性で欠かせない町なんです)

     
  「まず、たまげだでば、かずサ(火事に)なったら なじょすたらいんだべが(どうしたらいいのかと)」ど
      すんぱいする程たげビルハ こんたにいっぺ建ってんだもの。
       隣のえぎだども こごで会社のOB会はやって 今帰ってきたばりなのす。
       ビルどその周りだげでも 7000世帯ハ あるずもな。
       佐倉の中心も むがすのさぐらがら このユーカリが丘だの 臼井駅の周りサ 変わってきたのス。
       どごでも そんたなどごハ あんべども 世のながの変わるのハ 皆追いづがね程 早えもんだな
      っス。


   ユーカリヶ丘駅周辺 
(11月24日PM撮影)
      
     「ユーカリが丘駅」 の上に建つホテル       駅前には37階建てのビルが数棟         宴会のあった総合娯楽施設

 
 11月23日(祝) 「たんぱら」の「まぎ」 : 最近、自分が抑えきれずすぐ腹を立ててしまう人が多くありませんか?
               (「かんしゃくもち」の「血筋」)

    遠野言葉 
(かんしゃく持ちは なにかにつけて損をしてしまう事が多いのではないでしょうか?)
             
 【「遠野地方の日常会話集」56ページ 「たんぱら」の「まぎ」 (「かんしゃく持ち」の「血筋」)】
        
        八百屋の息子よ 一寸すたごどで(一寸したことで)「たんぱら(かんしゃく)」起ごすっけもや
       (起こすんだよな)。「たんぱら」起ごすど さっぱり(全く) 手ハ付けれねぐなっけもや(手が付
       けられなくなるんだよ)
        商売人ハ ほったなごどでハ(そんなことでは) わがねんだ(駄目なんだよ)
        息子も息子だば(なら) おやずも息子サ 負げねぐれの(負けない位の)「たんぱら」だった
       ずもな(だったそうだよ)
        あそごのうずハ(家は) 「たんぱら」の「まぎ(血筋)」なんだな。 
        まんず「怖え 怖え」、逆らわねぇのハ(逆らわないのが) いずばんス(一番ですね)
                  
・ 
 11月22日(木) 浅草で遠野の「暮坪蕎麦」がたべられるんです : 遠野を旅行中、マスターが一目惚れとか・・・。

  遠野言葉 (遠野でも極狭い暮坪地区にしかとれない「暮坪かぶ」が 浅草にあるとは 本当にびっくりです)

      
浅草サ行ったどぎス(行った時にね) 裏通り歩いでだっけ(歩いていたら) 「暮坪蕎麦」の看板ハ見
     でたまげだっけよ(びっくりしたんですよ)
      暮坪かぶハ 遠野の暮坪地区ですかとれねぇ(とれない) 特殊なかぶだがらス(かぶですから)
      「なんたな訳げで(どう云う訳で) この店で出すてんだべ(出しているんですか)」って 聞いだっけ(
     きいたんですが)、 こごのマスターハ 遠野サ旅行サ行ったどぎに このかぶハ覚べで(このかぶを
     知って) この店サ置ぐようになったどス(置くようになったそうなんです)
      なんたらば(本当に) 世のなが広れようで(広いようで) 狭めもんだなっス(狭いものですね)

 浅草「十和田」の「暮坪蕎麦」         (浅草にて  11月13日PM撮影)
       
  遠野ふるさと公社の通販パンフレット   浅草「十和田」メトロ通り店(予約で三味線演奏も・・・)
 
 11月21日(水) 「でぃやご」 ど 「たまな」 ど 「ごんぼ」 : 秋野菜が美味しい季節です。
            ( 「大根」 と 「キャベツ」 と 「ごぼう」 )

  遠野言葉 
(ブリ大根、ロールキャベツ、けんちん汁など、秋野菜を使っての料理が美味しい季節です。 [・・・ハは・・・Haと発音します])

      
 あぎの終わりサなっとス(秋の終わり頃になると) 干し「でぃやご」ハ(干し「大根」が) 「ガラー」っ
      と並べで 「おごご」こしぇる準備ハ(「漬物」を作る準備を) すんだっけもな(するんですよ)
       「たまな」ハ(「キャベツは)」 わらすの頃ハ(子供の頃は) 味噌するぐれなもんで(味噌汁ぐらい
      なもので) 今みでに(今みたいに) ロールキャベツだの 温野菜だのってハ(などと云うのは) ね
      がったもんだったのス(無かったもんですよ)
       「ごんぼ」ハ(「ごぼう」は) けんちん汁だの煮つけだの いろいろなものサ こしぇられるっけス
(作
      ることができるし) まんずうめ料理ハ(本当に美味しい料理が) 出来っけよ(出来るんです)
       今のうずサ(今の内に) いっぺこしぇで(沢山作って) 食んねばなんねなっス(食べなきゃならな
      いですね)
                              
                でぃやご       たまな         ごんぼ
 
 11月20日(火) 城跡の 小春日和に 照葉萌え : 季語 ・ 小春日和   → 陰暦の10月(今の11月)の穏やかで暖かい天候     
     
                                          ・  照葉(てりは)→ 紅葉が真っ赤に映えるさま

 紅葉の季節です  (千葉県佐倉市城址公園  11月20日AM撮影)
 
    日に照り映える「もみじ」     猫もゆったり日向ぼっこ  保育園児も銀杏の葉のジュウタンでパチリ!

  遠野言葉 (今日の昼は暖かかったのですが 朝晩は寒いので風邪等引かないでくださいね)

     
  まんつとも(本当に) 今日ハ ぬぐくていいでば(暖かくていいですね)。 ねごも(猫も) 目っこ
      細めでス 日なだぼっこ すてだっけよ(していたんですよ) 。
       ほだども(それにしても) 朝間ど晩げハ(朝晩は) ぜぇ分(随分)さぶぐなってすまったがら
(寒く
      なってしまいましたから) 風邪ひがねでがんせや(風邪など引かないで下さいよ)
 
 11月19日(月) 霞ヶ浦のワカサギで佃煮を作ってみました  霞ヶ浦では「ワカサギ」の漁獲量が多くなってきているそうです。

  遠野言葉 
(始めて佃煮作りに挑戦してみましたが 美味しく出来上がりました)

     
 なんたなわげだべ(どういう訳でしょうか) つぐだに屋がら(佃煮屋さんから) 生の「ワガサギ」ハ 
     いっぺ貰ったってす(沢山貰ったそうで) おらほさも廻ってきたのす(私の家にも廻ってきたんです)
      まんず つぐだにだば(佃煮なら) いがったべども(良かったんですが) ほでハ(それでは) ず分
     でこしぇでみんべど(自分で作ってみようと) 思ってス やってみだっけ(やってみたんですが) うん
     めつぐだにハでぎだのス(美味しい佃煮ができたんです) 。
      はずめでだども(始めてなんですが) まずハ やってみるもんだどおもったっけよ(やってみるもん
     だと思いました)
  
 「ワカサギの佃煮」の作り方 (自己流です。なんでも挑戦してみるのも楽しいです。)
       
    生のワカサギ       調味料等 ショウガを加え   汁が無くなるまで2時間煮つけて 完成
 
 11月18日(日) 家のメンテナンスは欠かせません : 午前中はトイレの換気扇の取り換え工事を実施

  遠野言葉 
(人間だけでなく、家も古くなってきますと あちこちに痛んでくる所がでてきますね)

   
 住んでるうず(家)も 古ぐなっとス(古くなってくると) あっつこっつ(あちこち) ガダハきてすまって
   (ガタがきてしまって) 直さねばなんねどごハ(直さなければならない所が) あっつこっつサ 出でく
   っけもな(出てきますよね)。トイレの換気扇も「がーガー」ど おどっこ(音が)する様になってすまって
   ス 今日 取りげぇだのス(取り替えたんですよ)
     うずもそだども(家もそうですが) こすいでぐなったりすて(腰が痛くなったりして) 身体さも(にも)
   ガダきはずめだでば(ガタが来始めましたよ)


  換気扇交換工事手順

      
 
古い換気扇を外す    新しい換気扇(シロッコファン)です  配線用使用工具と部品  配線完了  新しい換気扇を嵌め工事完了です
 
 11月17日(土) 日本の国会が解散したって? : 自然の偉大さと時間のスケールと比べたら「小さいことよ!」
                                         日本人よ もっとしっかりせい!! 
(昨日の富士山より)

    
なにガダガダすてんだべ 日本人の肝っ玉ハ けねもんだなっス おらみでに こすハドンガリど据えで 大空ハ見でみろでば : 遠野言葉
    (なにをガタガタしているんだ 日本人の肝っ玉は たいしたことはないな 俺みたいに 腰をドンと据えて 大空を見てみろよ   : 標準語)

 何億年と続く昨日の日の入り  人間共の今の騒ぎは一体何なのか? 11月16日夕方の富士山より 】  
  
      千葉県印西市富士見寺からの景観         太陽の右側から富士山がしっかりと世の中を見ていました。
 
 11月16日(金) 浅草の街はいつも大賑わい :  東京の人達の推薦 NO1の観光地とのこと。

  遠野言葉 (不景気はどこへやら、人をかき分け幸せ掴む。   【はHaと発音します】)

    
 たまげだごど(びっくりしましたね) あのしとだがりス(あの人だかりは) なが店(仲見世は) し
    とっこで歩げねがっけよ(人で歩けないんですよ)
     三分の二 こどばもわげわがね(言葉が分からない) 外人さんでねすか?(外人さんではない
    ですかね)
     昼間っからさげっこ(酒を)飲んで 騒いでるしともいっぺいっともス(騒いでいる人も沢山いますが)
    スカイツリーだげ 「スック」ど立って 我関せずのよんたっけよ(我関せずの様でしたよ)

  浅草の街はいつも大賑わい 
(11月13日PM撮影)
      
   雷門の前はこの通りの人だかり         裏通りでは昼間から宴会が    人の騒ぎは我関せず 
                                                 
(「スック!」と立つスカイツリー)
 
 11月15日(木) 実は東京駅は 「家内とのスタート」の駅なんです :  私的な話ですみません。

        今から丁度44年前の1968年、午前中に結婚式を終えた 私達は、親しい同僚にセットして頂
       いた東京駅のステーションホテルのレストランで食事をし、その後、東京駅発の列車で新婚旅行
       に出掛けました。
        洋食など食べたことも無い私達夫婦に、レストランの方が親切に応対して頂いたことを覚えてお
       ります。
        写真整理の過程でたまたま出てきたその時の領収書では「Aランチ」が一人1000円と 今では
       考えられない価格でした。
        装いも新たに生まれ変わった荘厳で美しい姿の東京駅を見ると、その頃の思い出が甦ってきます。

                          44年前の東京「ステーションホテル」のレストラン
             
       この上の2階がレストラン?     44年前、こんなに若かったのに・・・  当時の領収書・Aランチ安い!!!

  
遠野言葉 (昔は皆 若かったんですね)

      まんつまんつ こんたに若げがったべが?(こんなに若かったのでしょうか?)
      いまでハ 忘却戦争ばり すてんだども(しているんですが) むがすハ 「ドギ ドギ」すて 手っこも
     握れねがったんだどもな(握れなかったんですが)
      ほでも 子供だづも大っきぐなって 孫だづも増えでス まず いいどすんねばなんだな
(いいとしな
     ければならないでしょうね)

 
 11月14日(水) 感激です「復原東京駅」 : 日本の底力を この目で見てきました。

 遠野言葉
 (100年前にこんな素晴らしい駅を作り、焼けた駅を再度復原する精神力、まだまだ日本も捨てたものではないですね)

    
  東京駅でぎでがら あど2年で100年経づどス(経つそうです)
      大正時代に こんたな(この様な) とんでもねぇ駅こしぇだのハ(駅をつくったのは) まんず(本
     当に) 感心するばりだでば(感心するばかりです)
      戦争で焼けですまった駅ハ(駅を) まだおんなず様に(また同じ様に) 直すた(直した)心意気
     ハ 見上げだもんだでば(見上げたものです)
      この精神持ってれば 「日本は まだまだ捨てだもんでねぇな(捨てたものではない)」 ど 感ずん
     だでば(感じるんです)
      まんず 皆で頑張っぺス(皆で頑張りましょう)

  復原東京駅の全貌  
( 11月13日AM撮影・曇っていたのが残念です)
   

         300mの全景は一枚の写真には収まらないので3枚を継ぎ足しました


屋根は被災地「雄勝町」の石瓦を使用        ドームの天井                  その装飾も素晴らしい         
 
 11月13日(火) きめ細かい「遠野広報」の記事 : 毎月30ページに及ぶ広報。各層の年齢の個人の近況や主張なども掲載。
                                            広報を見ながら 皆で話に花を咲かせること受けあいですよね。

  遠野言葉 
(遠野の人達は広報の「セイシュンのトーク!」欄を見ながら こんな会話をしているのかな?)

      
 「あーっ OOちゃん 広報サ出はってだよー(出ているよー)。  あそごの保育園で 保育士さん
      やってっつもな(やっているってね)。 わらすっこだづさも(子供達にも) 人気あるずよ(人気があ
      るってよ)。 暮坪虎舞も一所懸命だどス(だそうよ)
       早ぐいい旦那さん めっかるといいでばな(見つかるといいですね)

 
「遠野広報 11月号」の個人紹介記事の例 (広報では住んでいる町や個人名等も記載されています)

  「セイシュンのトーク!」  「ともに歩んで半世紀」  「長寿を祝福」     「Child わがやのアイドル」
      
 
仕事の内容や休日の過ごし方などを  結婚の時の思い出や    地域との関係やひ孫や    「アイドル募集・詳しくは広報担当まで」
 約400字で紹介             今の楽しみ等を紹介    やしゃごの数、楽しみ等を紹介
 
 11月12日(月) 遠野を支える「6次産業」って力強いよ : 市もあらゆる人にチャンスを与える為の支援に注力中とのこと
                (遠野広報11月号より)                   
公と地域が一丸となって推進している構図が見えてきます。

        6次産業って? (1次・2次・3次産業を総体的に手掛け、利益を生み付加価値を高めるもの)

          1次産業(生産)  
野菜等の他、自然エネルギーや史跡、無形の文化財も資源。 (遠野には資源が無尽蔵)
          2次産業(加工)  加工所などがある身近な団体等に加工を依頼。 (会社の他 地域で立ち上げる加工所も・・
          3次産業(販売)  
産直への出品、インターネットなどの販路の拡大。 (遠野には産直の販売所が14ヶ所も・・)

        遠野の6次産業の例
          1) 渇当牧場   
農家で子牛を生産→遠野牧場が肥育→エスフーズが加工→全国のイトーヨーカ堂で販売
          2) 潟sープル   
ネットショップ「遠野市場」と通販サイト「とおのMY産直」で遠野の商品を販売
          3) 宮守川上流生産組合  
山ブドウやサルナシなど地元農産物でジュース、ジャムなどを加工販売
          4) その他
遠野のホップを使った キリンビール「一番搾りとれたてホップ生ビール」1なども含まれるのではないかと
                       思います。


 遠野の「6次産業」の一例 
(遠野ならではの素材が沢山あります)
        
  育成中の山葡萄と「山葡萄ワイン」  サルナシと「サルナシジャム」  遠野地ビール「ずもなビール」と
                                                     「じんぎすかんセット」

  遠野言葉 
(遠野の市役所の担当者の方々の対応は 市民の立場に立った びっくりする程素晴らしい対応をしてくれるんです。
           やはり、今の遠野は 遠野の人達皆で作り上げた努力の結晶ではないでしょうか?益々頑張って頂きたいと思います。)

     
 むがす(昔) 遠野にハ 何にも無ぇどごだって(何も無い所だって) しゃべってだっけども (云って
     いたんですが) なんのなんの(どうしてどうして) 今の遠野ハ 大分変ってきたでばな(大分変って
     きましたよね)
      それっつのもス(それと云うのも) 遠野のひたづも(人達も)頑張ってっとも(頑張っていますが)
     市のさぎサ(先に)立づひたづの(立つ人達の)いぎごみど(意気込みと)指導も いんでねすか?(い
     いんじゃないですか?)
      市役所サ 電話すて担当者居ねどぎでも(居ない時でも)  あどがら ちゃんと「どんな用事ですか?
     」って こっつサ(こちらに) 電話すてくっからス(電話をしてきますからね) 。事務的な役所の多いな
     がで 最初 たまげだども(びっくりしましたが) こんたな(この様な) 市役所ハ 珍らすんでねすかね
     (珍しいのではないですかね)
      今の遠野の実績ハ 役所ど地域が一体どすた努力で 成るべぐすてなったどすか 云えねんですか?
 
 11月11日(日) 久々に朝市に出掛けました : 日の出前からお客さんが大勢です。

    遠野言葉 
(日の出前から懐中電灯で明りをとりながらの朝市。安いのでついつい買い過ぎてしまいます)

       
 まんつまんつ(まあまあ) こんたに早えうずがら(こんなに早いうちから) おぎゃくさんハ いっぺだ
       っけよ(沢山なんですよ) 。
        朝5時半だど(ですと) まだ真っ暗でス 懐中電灯で野菜だのハ 照らすながら 物売ってんのス。
        電車ハ通っと そのあがりっこで(その明りで) ちょっとぎま(一寸の間) 明がるぐなっけどもス
(明
       るくなるんですがね)

        なんたなわげだが(どういう訳か) みんなやす(安い)もんだがらス(ものですから) 買わなくて
       もいいものまで 買ってすまうのス(買ってしまうんですよ) 。

    日の出前の「佐倉の朝市」 (京成佐倉駅前  11月11日AM5:45撮影)
           
           日の出前の鹿島川           まだ電車の明りが目立つ時間の朝市

              
 今朝の購入品 とまと 5ヶで100円  れんこん 一山200円   にら 3把100円 みかん 一山300円
 
 11月10日(土) 歳をとると忘れやすくなり 「暇だれ(無駄な時間をとる)」 する事が多くなりますね。

      遠野言葉 
(家内とも毎日 忘却合戦をしています。でも これも楽しみに変えて 笑い飛ばしている今日この頃です)

          
 とすっこ とっとス(歳を とりますと) 物探すたり(物を探したり) 同ずごどハ まだくりげすたりす
          て(同じ事を 又繰り返したりして) 暇だれするごど多ぐなって
(無駄な時間をとることが多くなっ
          て
 やんたぐなってば(嫌になりますよ)

    例)  めがねハ どごサ 行ったべが? 
(めがねは どこへ 行ったかな?)
           まだだすか いっつもの テレビの上でねすか(またですか いつもの テレビの上じゃないですか)

                   
 
 11月 9日(金) 遠野ふるさと公社発信の「遠野冬の味」 : 遠野を代表する通販商品

  遠野言葉 (遠野の通販も盛んです)

      遠野さば(には) 「あげがらす」だの「ぶどう飴」だの珍らす おがすなんかの(お菓子等の) おみ
     やげハ いっぺあっともス(沢山あるんですが) どごでもある様な「そば」だの「酒っこ」だの「りんご」
     なんかさも(等にも) つから入れで(力を入れて)通販で宣伝すてっけよ(しているんですよ)
      まんず(本当に) 立派なカタログハ こしぇでス(つくりましてね) おらもとぎどぎ(私も時々)頼むご
     どもあんのス(頼むこともあるんです)
      おらの育った遠野だがら しとあずもふたあずも(一味もふた味も) つがう様な(違う様な)気もずサ
     なっけもや(気持ちになるんですよね)

 (社)遠野ふるさと公社のカタログの頭の部分
        (道の駅「遠野風の丘」も公社の経営で 私の冊子「遠野地方の日常会話集」も扱って頂いております)
          
         
  
暮坪かぶを薬味にした蕎麦が有名です    遠野の「どべっこ祭り」では多くの酒愛好家で賑わいます  サンふじ・王林等が好まれます
 
 11月 8日(木) 岩手の定番「くるみ餅」を作りました : 道の駅「遠野 風の丘」の餅つきイベントでは必ず出る餅です。

  遠野サ居だしとだば 誰でも食ったごどある「くるみもづ」ス。 なんとも云えねぇ いいあずすんのス    : 遠野言葉
 (遠野に居た人なら 誰でも食べたことのある「くるみ餅」なんです。なんとも云えな いいい味がするんです : 標準語)

 クルミ餅の作り方 
「おめさんも こしぇでみだら なんたす」 → 「あなたも 作ってみては 如何ですか」)
       
 
市販のくるみをすり鉢で摺り 熱湯を入れヨーグルト程度の固さにします。砂糖醤油を入れ摺ります。今回は餅の代わりに白玉で餅を作りました。
 
 11月 7日(水) 日曜に掘った「サツマイモ」は皆で味を楽しませて頂きます : 被災地の家族の方達にも・・・。

   遠野言葉
  (昨日、被災地の山田に送らせて頂きました。掘らせて頂いた農家さんには本当に感謝します)

      
 孫だづど掘った サヅマイモだどもス(サツマイモですが) おら(私が) 漬けだラッキョウど一緒に
      昨日三陸の山田町サも おぐったのス(送ったんです)
       サヅマイモ掘ってる 孫だづの(孫達の) 写真も入れでス 。
       ぺっこだどもス(少しですが) なんぼがでも(いくらかでも)喜ごんでければ(喜んで頂ければ)
      いいがど思ってス。
       おらほのうずでハ(私の家では)  早速天ぷらサすていだだいだども まず うめがったでば。
       のごったサヅマイモハ 洗ってがら 縁側サ置いでだのス(置いています)  。
       天日サ当だっと なんぼが甘ぐなっつもな(いくらか甘くなるそうなんです)

   日曜日に掘った「サツマイモ」
  
     洗って天日干しにして甘さを出す   サツマイモの天ぷら       他の天ぷらと合わせて・・・
 
 11月 6日(火) これからの若者達に期待したい : 力強く前に進む・身体・力・そして心が伝わってきます。
                                           (今の気持ちを大切に、これからの日本を幸せな国に・・・)

 
 今 頑張ってる わげひたづハ いっぺいるなっす。がっこの勉強終わってがらの 部活でねすか? まんず たのすみだなっス : 遠野言葉
  (今 頑張っている 若者達が 沢山いますね。  学校の授業終了後の 部活ではないでしょうか? 本当に 楽しみですね   : 標準語)
  
 夕方の部活・カヌー競技の練習風景です (千葉県佐倉市 鹿島川  11月4日撮影)
    
     女生徒のクラブ員        額に汗して頑張るクラブ員      仲間と一緒に・・・
 
11月 5日(月) 「からすうり」って 真っ赤だな : 昨日、サツマイモ畑の隣りの林で見つけた「真っ赤な秋」
                                                                 それは「からすうり」でした。

         薩摩忠作詞・小林秀雄作曲の「真っ赤な秋」の歌詞です。NHK「たのしい歌」で放映。

童謡 「真っ赤な秋」 の2番の歌詞です (歌は優しい良い歌です)
            
 まっかだな まっかだな
             からすうりってまっかだな
             とんぼのせなかも まっかだな
             夕焼雲を ゆびさして
              まっかなほっぺたの 君と僕
             まっかな 秋に よびかけている

   真っ赤な「からすうり」  (千葉県佐倉市宮田 11月4日撮影)
      

  遠野言葉
 (遠野に住んでいた頃は、なんとも思わなかった「からすうり」も歳をとると風情を感じますね)

      「なんたらば(どうしてって) 何サも やぐサ立だねもの採ったったて(役に立たないものを採ったっ
     て)
 しょねんだでば(しょうが無いんだろうが)
      遠野サ居だ頃ハ からすうり見だってス(からすうりを見たって) 何とも思わねがったども 歳ハ食
     ったせいだべが(歳を取ったせいでしょうか) あげぇからすうり見っと(赤いからすうりを見ると) なん
     とも 風情の良いもんだなど(風情の良いものだなと) 思ってス。
      おめさんも山サ行って(あなたも山へ行って) 採ってきて 飾ってみでがんせ(飾ってみてくださいよ)
 
 11月 4日(日) 今日ハ(Ha) 孫どの ガギ大将だったでば : 4人の孫を引き連れ「サツマイモ堀り」に出掛けました。
             (今日は 孫達の ガキ大将でした)

 晴天に恵まれた「サツマイモ堀り」を楽しみました。 
(11月4日PM撮影)
       

  遠野言葉 
(@ 複数の表現  孫達の → 孫どの 或いは 孫だづの となります  A ・・・ Haと発音します)

             遠野言葉での複数の表現例です
              
 
 11月 3日(土) 今年2度目の「栗ご飯」を頂きました : 手間がかかる分 美味しいご飯に有り付けました。

  遠野言葉 
(遠野でも物見山で採った栗で 栗ご飯を炊いて食べていました)

  
 かでぇ(固い)栗っこの皮ハ剥いで 渋皮取ってがら 塩どさどうえれで(塩と砂糖を入れて)かだづ(形が)
  崩れね様に(崩れ無い様に) 「コトコト」ど煮んのス(煮るんです)
   ご飯もぺっこ(少し)塩あずで(塩味で) 炊いでがら 最後に、煮だ栗っこハえれで(入れて) かんますど
  (かき混ぜると) うんめ(美味しい)栗ご飯ハでぎんのす(栗ご飯が出来るんです)

  美味しい「栗ご飯」 (11月3日撮影)
      
 三陸の山田町から送って頂きました     煮あがった栗です         栗ご飯の出来上がり
 
 11月 2日(金)   まんつとも ぺっぴり虫サかがってハ どごのうずでも 往生すてんべ   : 遠野言葉
          (本当にまあ カメムシにやられて どこの家でも 大変な思いをしてるでしょう : 標準語)

   「へっぴり虫(むす)」 : 子供の頃、遠野では「カメムシ」のことを「へっぴり虫」と云っていました。

       この時期は、洗濯物にカメムシがついて一匹でも見逃そうものなら、洗濯ものはおろか家中がカメ
       ムシ臭くて大変な思いをしてしまいますが、我が家も今、その洗礼に合っています。

 カメムシの襲来  (11月1日撮影)
       
 布団の上を我が物顔で歩き回るカメムシ      敷布とガウンにはマルカメムシが・・・(5mm位の小さな虫です)
                                   (遠野ではこのマルカメムシは見たことがありませんでした)
 
 10月31日(水) 懐かしい「遠野しし踊り]の獅がしらの置物を頂戴いたしました。

           遠野中学校の同級会で「遠野地方の日常会話集」を出席の皆さんにお配りしたお礼にと
          遠野「しし踊り]の獅がしらの置物が送られてきました。
           遠野の郷土芸能の一つの「しし踊り」の団体は数多くあります。
           「綾織しし踊り」「青笹しし踊り」「早池峰東禅寺しし踊り」山谷しし踊り」「上郷しし踊り」等
          14団体、総勢では幼稚園児からお年寄りまで 1,000名位居るのではないでしょうか?
           遠野の秋祭りでは、リズミカルな笛と太鼓に合わせ勇壮な踊りが繰り広げられます。

 「しし踊り]の獅子がしらの置物 (有難う御座いました)          遠野まつりでの「しし踊り」
    
 松竹梅と紅葉をあしらった獅子がしら・背中には鉋がら   夜のしし踊り  (ホテルあえりあ玄関前)

  遠野言葉 
(遠野まつりの 夜の駅前通りのしし踊りは、何十頭ものししで圧倒され、幻想的です)
          [「遠野地方の日常会話集」13ページ  「いいあんべ (いい具合)」より]

    
 遠野まづりだば(まつりなら) やっぱり元気いいすす(しし)踊りど ゆっくりだども (ゆっくりですが)
      綺麗な南部囃子だもな(南部囃子ですよ)
       おまづりの列ハ 全部通り過ぎんの見でっと2時間ぐれ かがんべ(かかりますよね)
       見でる人よっか(人よりも) おまづりサ 出はってる(出ている)人の方(が)多いんでねすか?(多
      
いのではないでしょうか?)
       夜サなっとス(夜になるとね) えぎ(駅)前通りハすす踊りのすすで みづ(道) いっぺに埋まってス
      照明サ照らされで踊る けしぎハ 幻想てぎでス どごの国サ来たがど思うぐれ すげがっけよ。
 
 10月30日(火) 「爽涼」 : 心地よい「春はうららか」 そして「秋はさわやか」→「爽涼」と表現します(季語)

  
今ハ、晴れるどス 何やってもいい季節だなっス。そどサ出はっと 涼すくて気持ずいいすね  : 遠野言葉
 (今は、晴れると 何をやっても良い季節ですね。 外に出ると 涼しくて気持ちが良いですしね : 標準語)

 「爽涼」の時期、皆さんは何で楽しみますか? (佐倉の秋  10月26〜30日撮影)
     
     青空に揺れるススキ   水辺ではゆったりと釣りを楽しむ   若者は躍動
(佐倉市小中学校陸上競技大会)
 
 10月29日(月) 自分達の趣味をボランティアに生かそう : たとえば私達ボランティアGr「なかよし会」の場合

          私達「なかよし会」は いろいろな職業を持っている人達の集まりです。
          そして、それぞれがなんらかの趣味を持っていますので、予定された老人施設訪問の日に、
         手の空いている人で番組を構成し、準備します。
          各人の趣味は「日本舞踊」「ハーモニカ」「篠笛」「尺八」「詩吟」「カラオケ」など多彩です。
          特別な趣味のない人は、会場設営などの他、寸劇や歌謡劇等の練習をして出演します。
          施設のお年寄りも参加できる「ひげダンス」など楽しい番組を入れる様にし、最後は、皆で童
         謡等を歌って会を閉めます。

 ボランティアグループ「なかよし会メンバー」の職業はいろいろです。
 
 銀行員・会社役員  介護関係    飲み屋さん   板金屋さん   鉄道関係    年金生活者

 
  遠野言葉 
(ボランティアは 皆の趣味も大事ですが、番組を構成し人を割り当てるリーダーの力量が成否を左右する様です)

     
 「いづそれいづ(何月何日に) オファーあったがらス 誰々さんハ 大丈夫だべが?」ってス リー
     ダーがら話っこあれば 「空いでっから 大丈夫だ」って 10〜15人ぐれあづまんのス(集まるんです)
      あづまった(集まった)メンバーで 番組ハ 決まっともス(決まりますが) 見でけるとしょりハ
(見てく
     れるお年寄りが) 飽ぎねぇ様に(飽きない様に) 順序なんかハ 考えんのス(考えるんです)
      それ考げんのハ(それを考えるのが) リーダーの役目だども(役目ですが) おらだづの会(私達の
     会)のりーダーハ 骨身惜すまねで(骨身を惜しまないで) やるしとだがらス(やる方ですので) 皆ハ
     すぐまどまんのス(すぐ纏まるんです)。 
      ボランティアハ 皆の趣味もだいずだども(大事ですが) それまどめるリーダーハ キーポイントなの
     ス(キーポイントなんです)
 ・   
 
 10月28日(日) お年寄りに笑いと涙が・・ : 練習の積み上げで成功した昨日のボランティア

 遠野言葉 
(お年寄りに楽しんで頂いてよかったです。私達もいつかは同じ立場になることも考え 今のうちにお手伝いを・・・。)

 
 まんつとも(本当に) 皆サ楽すんで貰って(皆さんに楽しんで頂いて) えがったでば(良かったです)
  笑ったり たまげだり(驚いたり) 泣いだりすてス 一所懸命やった甲斐ハ あったでば(ありましたよ)
  おらだづも(自分たちも) いづかハ おんなづたづ場サ(同じ立場に) なっこどもあるべがら(なることもあ
 るでしょうから) 今身体の動ぐうづサ(動くうちに) 少すでも お手伝いハ すてねばど思ってス(しておかな
 ければと思いましてね)

 ボランティアの一コマ 
(印旛郡酒々井町老人施設にて 10月27日撮影)
     
 立派な老人施設でした   「武田節」を舞う  熱演歌謡劇「岸壁の母」  熱心に演技を見る施設の皆さん
 
 10月27日(土) ボランティア出演の練習と準備 : 今日14時からの老人施設の行事に参加出演します

           踊り、歌謡劇、唄、尺八、ハーモニカ演奏、詩吟などのバラエティ番組の1時間を私達ボラ
          ンティアグループ「なかよし会」が担当して出演します。
           私は約30年趣味としてきた日本舞踊(歌謡舞踊)を担当し、今日は立ち回りを織り込んだ
          「武田節」を披露したいと考え、練習と準備に大忙しです。

  舞踊「武田節」の準備品 
(この他、襦袢、下着や腰ひも等 細かい物があります)
    
       踊り用「紋付・袴」       「いなせ」のカツラ   袴台、扇子、足袋、草履、刀等の小道具

  遠野言葉 (一生懸命練習したことが伝わる様 頑張ってやってきます)

     
 今日も、施設のとしょりハ(お年寄りは) 喜ごんでけるべが?(喜んでくれるでしょうか?)
      「にこにこ」笑うしと(人)も居れば、泣ぎながら見るしと(人)も、そすて「手っこ」ハただいで見でる
     しとだの(人など) 様々な気持ちで 見でんだど思うでば(見ているんだなと思います)
      一生懸命練習すたごど(したことを)やれば 皆も わがってけるべがら(分かってくれるでしょうか
     ら) 頑張ってやるべス(頑張ってやりましょう)
 
 10月26日(金) 空き地にはびこる「背高泡立草」 : 北アメリカから観賞用として日本に渡り、今では「ぶたくさ」と云われる程の
                                                                             嫌われ者に・・・。

  遠野言葉 
(今では、全国どこでも見られる「背高泡立草」 昔は観賞用 今の悩みの種になるとはつゆ知らず)

     
 今頃ハどごサ 行っても 真っ黄っきの花っこハ いっぺ咲いででス 見ごどだどもス(見事ですが)
     この草っこで まんず(本当に) 困るごどハいっぺあっつもな(困ることも沢山あるそうです)
      田んぼでもはだげ(畑)でも いぢ(一)二年植えねば(植えないと) すぐはびごってすまってハ 手 
     つけられねぐ なんのス(なるんです)
      根っこの深さハ 2尺もあってス 手で掘ったれば(掘るとすると) ゴンボ堀りみでで(ごぼう堀りみ
     たいで) 音あげですまんだどス(音をあげてしまうんだそうです) 。
      むがすハ 観賞用だったずども(だったそうですが) こんたに(こんなに)なるどハ 誰も 思わねが
     ったべな(思わなかったでしょうね)

           
   
 背高泡立草
         
           どこにでもある景色です        花が泡立つ様にみえるから「泡立草」?
   
0月25日(木) 芝生を裸足で飛び廻る : 3人の孫はこの幼稚園でお世話になりました。そして今、4人目と5人目も・・・。
                                                                    
   遠野言葉 
(芝生を裸足で飛び廻る子供達見ていると、身体も心も健康になる様な気がします) 

     
  むがす はだすハ(昔 裸足は) あだりめだったどもス(当たり前でしたが) そどではだすで(外
裸足で) はしぇまわんのハ(走り廻るのは) 風邪引がねぐなったり(風邪を引かなくなったり)
ねづ出ねぐなったり(熱が出なくなったり) 喘息ハ 直ったりすて 健康にハ とってもいいごどだ
ずもな(とっても良いことだそうです)
       この幼稚園でハ グランド芝生にすたのハ(グランドを芝生にしたのは) 去年からだもな
(去年
      からなんです)
       見でるどス(見ていると) 先生方ハ 遅ぐまでのごって 水っこまいだり 機械で芝刈ったりすて
      ス 管理ハ てぇへん見でだっけよ(大変みたいなんです)
       ほでも(それでも) そんたな(そんな)苦労ハ なんてもねぇぐれ わらすんどハ(子供達は) 喜
      ごんでっけでば(喜んでいるんですよ)
       わらすんどの(子供達の) 元気な顔見で おっきな声聞くどス 先生方も やる気ハ 起ぎでくる
      んでねすか? (起きてくるんじゃないでしょうか?)
       
  芝生のグランドを裸足で駆け廻る園児達 (佐倉市臼井幼稚園 10月24日撮影)
             
 
 10月24日(水) 遠野はホップの一大産地です : 遠野のホップで仕込まれた「一番搾りとれたてホップ生ビール」が間もなく
                                                                              発売されます。

           9月に収穫された遠野のホップは「一番搾りとれたてホップ生ビール」として、10月31日から
          限定発売されるそうです。
           そうです 遠野は日本でも有力なホップの産地なんです。
           6月〜9月頃の河童淵の周りや、高清水高原のふもとは、ホップの緑のカーテンで埋め尽く
          されるんです。
           10月6日の同級会で遠野に行った時は刈り入れ後でしたが、ホテルあえりあの窓枠に、観光
          用に一部残っていました。  
       
        「ホテルあえりあ」の観光用ホップ  (10月7日撮影)
                   
                                      左の一部を拡大 (ピンボケですみません)

   遠野言葉 (りんご畑が すっかりホップの畑に変わってしまったんですね)

      
 おら(私が) わらすの頃ハス(子供の頃は) ホップハねがったのス(ホップはなかったんですよ)
       そのかわり りんご畑ハ ずーと続いで それハ見事なもんだったのス(見事なものだったんです)
       ずだい(時代が)変われば 物も変わってくんだもな(変わってくるんですよね)
       こんたになるっつぅごどハ(こんなになるということは) 夢サも思わねがったでば(思わなかったです
      よ) 。 
       遠野も世のながサ(世の中に) おぐれね様に(遅れない様に) 頑張ってる証拠なんだでば
(なん
      ですよね)。 まんず(本当に) たいしたもんだっけよ(たいしたものですよ)
 
 10月23日(火) 秋の「木の実」も熟してきました : 山や近所の庭にもいろいろな木の実が・・・・。

   遠野言葉 
(今頃 遠野の山には山葡萄が沢山成っていると思いますが、クマが出るのでうっかり山にも入れないようです)

    
 今頃ス 山だの うず(家)の庭の木だのさス(なんかに) うんめそうな(美味しそうな)柿っこなんかハ
    いっぺ成ってけよ(沢山成っているんですよ) 。
     なもなも(それもその筈) 十いづがづも目のめぇだもス(11月も目の前ですから) これがら さぶぐな
    ってきて(寒くなってきて) やんたぐなるでば(嫌になりますよ)
     遠野の山でハ 今頃 山葡萄ハ いっぺ成ってる 時期だべどもス(時期でしょうがね)
     むがすハ 平気で山のながサ へって(入って) なんぼでも採れだんだども
(いくらでも採れたんです
    が) 今でハ クマっこそっつこっつサ(クマがそっちこっちに) 出はって来るもんだも(出てくるんですか
    ら) 安すんすて(安心して) 山さも行げねどス(山にも行けないそうですよ)

 散歩道で見られる「木の実」達 (10月20〜22日撮影)
     
      いちじく            かき             ざくろ            おにぐるみ
 
 10月22日(月) 菱形の「菱ってどんな植物?」 : 印旛沼流域環境フェア(20日・21日開催)で発見

           カヌーの行く手をさえぎり、岸辺を歩くと鋭いトゲが靴の底にささるやっかいものの菱。
           でも、食べれるというので収穫時期やその方法等はどんなものかと考えていましたが・・・。

 菱の実の成長       
(千葉県印旛沼双子公園付近にて 10月21日PM撮影)
   
    「
菱餅」と「オニ菱」   この時期、枯れかかっている菱      近接写真        葉っぱの下に隠れている菱の実

 東邦大学湖沼生態学研究室の展示 
(展示ブースでは真面目そうな明るい女子大生が数名で熱心に説明してくれました)
( 若い女子大生さん達が地道な研究をしながら、印旛沼の自然環境改善維持に努力していることに感銘を受けました。
     「日本はまだまだ捨てたものではないぞ」 これから日本の自然でも経済でも今の若い力できっと良い方向へ向かうと確信)
     
    
菱の実は成長すると沼の底に沈み、そこから春に芽を出し水面に葉を茂らせ、又実をつける。そして忍者の小話も・・・・・。


  遠野言葉 
(遠野の発音。 遠野の昔の人達は「ひ」は「し」と発音していました。それで、菱は?)

     
 もしス(もしね) 遠野サ菱ハ 成ってればス 今のひたづぁ(今の人達は)「ひし」って云うべども
     (「ひし」と云うでしょうが) むがすのひたづだば(昔の人達なら) 「しし」って云うべな(云うでしょう
     ね)。 菱形ハ「ししがだ」だべすな(でしょうしね)
      人ハ「しと」だス 暇ハ「しま」って しゃべるス(云うし) むがすの遠野のひたづぁ「ひ」って しゃ
     べれねで(云えないで)「し」って しゃべるもんだがらス(云うものですから)

      (遠野では菱は育たないのでは? その証拠に遠野で菱は見たことがありません)
 
 10月21日(日) 休日の朝は「花火の音」で目が覚めます : この時期、小中学校の運動会が盛んです。

   運動会風景 (長嶋茂雄さんが卒業した佐倉市臼井小学校で 10月20日撮影)
      
        白組応援団席                    徒競走の一コマ   上級生は用具の準備
  
  遠野言葉 
(運動会では、走ったり座って応援したりと身体の動きが活発です。遠野言葉では?)

             
 
 10月20日(土) 「Eボート千葉大会」開催 : 結果はともあれ、老いも若きも汗かき楽しく。

             人々が気軽に川に集まり 交流するために考え出された10人乗りのボートで、子供から
            高齢者まで楽しく漕いで楽しく汗をかこうという大会なんです。
             会場は千葉国体のカヌー競技が行われた会場で、私の家からも見える佐倉市の鹿島川
            です。

  第二回 Eボート千葉大会 
(佐倉市鹿島川会場 10月20日AM撮影)
      
       開会式      頑張るEボートに大勢の応援団    Uターンして帰る時にあわや接触か?

         
         お父さん、お母さん、学生、子供にお姉さんチームが男性チームをリード

  遠野言葉 
(こんな楽しい競技があって いいもんだなと思いました) 

      
 まんず(本当に) 見でっと(見ていると) おもしぇがっけでば(面白いんですよ)
       皆で一所懸命漕ぐっけども(漕ぐんですが) 真直ぐ進まねがっけもや(真直ぐ進まないんですよ)
       あっちゃ行ったり こっちゃ行ったりすてス。
       ほでも(それでも) おどなもわらすも(大人も子供も) 皆で笑いながら汗っこかいで いぎハ切
      らすて漕ぐっけもな(息を切らして漕ぐんですよ)
       こんたな競技も あってもいいもんだなど思ったっけよ(思いましたよ)
 
 10月19日(金) 「おあげんせ(召し上がってください)」 : 先日、孫2人の七五三の会食を行いました。

           こんな席での食事のすすめ方、遠野言葉 ではどんな風に云うのでしょうか?

 食事をすすめる遠野言葉(どうぞ召し上がって下さい)   食事のお礼の遠野言葉
(御馳走様でした)

    
おあげんせ      (一般・女性)         ごっつぉーさんですた    (一般)
    おあげんしぇ     (女性)             ごっつぉーさんでがんすた  (一般)
    あがってがんせ   (一般)             ごっつぉーさんでやんすた (年配の男性)
    あがっておぐれんしぇ(女性) 
 まず 食ってけれでば(相当親しい仲・男)

  七五三風景
             
          
子供用会席料理の例        今は 時期を選ばず経済的に七五三を行うことが多くなっています。
 
 10月18日(木) コスモスが満開です : コスモス祭りがはじまりました。昼は人でいっぱいです。

  
花っこ見んのハ 朝間早えぐが 夕がだの日っこ暮れる頃ハ いず番いんでねすか。 あんまり 人っこ居ねどぎにス : 遠野言葉
  (花を見るのは  朝早くか   夕方の日が暮れる頃が 一番いいんじゃないですか。 あまり 人の居ない時にね   : 標準語)

 満開のコスモス(千葉県佐倉市ふるさと広場 10月16日PM撮影)
     
     コスモス祭り会場         綺麗に咲いたコスモス      夕暮れの風車とコスモス
 
10月17日(水) たんまげらがせですまって おもさげねがすたなっス : 遠野言葉
           (驚かせてしまって     大変申し訳ありませんでした : 標準語)

          中学の同級会の際にお配りした「遠野地方の日常会話集」のお礼の葉書に「おもさげねがった」
         との遠野言葉の記載があり、その言葉を「たんまげる」 と併せ紹介します。
   
  遠野言葉解説 (「驚く、驚かせる、申し訳ない、大変申し訳ない」の遠野言葉

        たんまげる    : 驚く
        たんまげらがす : 驚かせる

        もさげね     : 申し訳ない
        おもさげね    : 大変申し訳ありません

                     
 
10月16日(火) さざなみを 友と水辺の 尾花かな : 花穂の形から「尾花(すすき)」と呼ばれる(季語)

 すすぎの穂ハ すろぐなっと 「あぎハ来てんだな」ど感ずでス ぺっこばり 寂びすぐなんねすか?: 遠野言葉
  (すすきの穂が 白くなると 「秋が来ているんだな」と感じて 少しばかり 寂しくなりませんか? :標準語)  

   「尾花(すすき)」の景色 
(千葉県佐倉市鹿島川 10月16日AM8時撮影)
          
             水辺のすすき                     線路際のすすき
 
 10月15日(月) 遠野も佐倉も城下町 : どちらも祭りが盛んです(今年も盛大に開催されました)

   遠野言葉 
(城下町ならではの味と品の良さが 観客を魅了する共通点ではないかと思います)

     
 おら住むまずも城下まず(私の住む町も城下町) 遠野もやっぱり城下まず(町)
      どっつのまづりも(どちらの祭りも) あずハあってス(味があってね) 城下まず(町)の あがぬ
     げだ(上品な) いいどごハ(良いところが) おんなずぐあるなど(同じ様にあるなって) 思うんだ
     でば(思うんですよ)。      

 遠野まつり [遠野広報より]   
(9月15・16日開催)
    
     伝統の「しし踊り」          優雅な「南部囃子」         リズミカルな「神楽」

 佐倉の秋祭り 
(10月12〜14日開催   10月13日PM撮影)
    
   「山車」の引き回し(この人出)   揃いのはっぴが目を引きます     子供達も元気に参加

      
        子連れの若いお母さんがあちこちに・・(どこまで祭り好き?)  今でも健在「金魚すくい」
 
 10月14日(日) 「遠野のおやつ」は何種類位あるのかな? : 昔からある 遠野独特の「地元のおやつ」
                                               (下の写真の他「けいらん」や「酒饅頭」など、まだまだありますよ)

  遠野言葉
 (スーパーの二階に「市役所の一部」が同居、地元経済の支援に力を入れています)

    
 地元のコーナーさば(には) 野菜だの花だの米だの のほがサ(の他に) おやづハ(おやつが)
    いっぺ売ってっけもや(沢山売っているんですよ)。 買いてがったども
(買いたかったんですが)
    しとりでハ(一人では) 食いぎれねんだもス(食べきれないものですから) 買わねで
(買わないで)
    写真だげで 我慢すたのス(我慢したんです)


 遠野市役所とぴあ庁舎内 「とぴあ地元物産コーナー」で販売中の物(10月6日、買わずに写真のみで失礼)
 
 
がんづき 1パック270円   きりしぇんしょ 240円    くるみもち 370円    かねなり 350円       お茶もち 315円
 (黒糖を使った蒸しパン) (黒蜜がジュワっと口に広がるお餅)           (焼いた餅に擦ったくるみをぬったもの)
                                    (くるみとゴマが入ったお餅)
 
 10月13日(土) 遠野のお土産 : いつも遠野へ行った時、主に「自分達の為に買う」おみやげです。

           私と家内がそれぞれ大好きな「遠野のお菓子や漬物等」を買ってきて、千葉の自宅で
          ゆっくりと味わうのを楽しみにしています。
           今回特に震災のこともあり、心配していたのが「わかめ」でした。幸い三陸産の「わかめ」
          がいつも通り遠野のスーパーに置いてありました。半年分くらいは買ったかな?

 家族が大好きな
「遠野のお土産」
      
          みのむし南蛮          ぶどう飴          明がらす     甘味噌味の「河太郎」 被災地野田の「わかめ」
(ごぼう、人参をしその葉で巻いた漬物) (山葡萄味のぜりー)  (ゴマ、くるみを入れたお菓子)         (味、食感は三陸産が最高)   


   遠野言葉 
(家内の 遠野のお土産「ぶどう飴」へのこだわり)
            [「遠野地方の日常会話集」75ページ  「ぺっこ(すこし)」より]

     
  遠野ハ城下町だったごどもあって おがす(お菓子)の名物もいろいろあんのス(いろいろある
      んです)
       明がらす、ぶどう飴、さが(酒)饅頭だのあってス おらえの(私の家の) かが様ハ(家内は)とぐに
      ぶどう飴ハ 大好ぎで 遠野サ行ったとぎハ ぶどう飴ハ「ドンガリ」買ってくんのス(くるんです)
       こっつのうっつぁ(こちらの家に) けってくっと(帰ってくると) 冷蔵庫サえ(入)れで まいにず(毎日)
      「ぺっこ(少し)」ずづ出すでハ だいずそうに 食ってんのス(食べているんです)
       そのどぎハ いっつも 恵比須顔すてでス(恵比須顔をしていて) 幸せだどス(幸せなんだそうです)
       遠野のおがすさば(お菓子には) 感謝だなっス(感謝ですね) 。
 
 10月12日(金) 山葡萄ジャムは大人の味です : 道の駅 「遠野風の丘」で買った山葡萄でジャム作ってみました。

 
山葡萄ジャムハ こしぇだごどねぇがら やってみんべってス でぎだら まんず うめごどス なんぼがすっぺくて おどなのあずだっけよ:遠野言葉
 (山葡萄ジャムは 作ったことがないので やってみようということになって 出来上がったら まあ 美味しいんですよ いくらか酸味があって
                                                                    大人の味なんですよ : 標準語)

  山葡萄ジャム作りに挑戦 (10月11日にジャムが出来上がりました)
       
 
  「遠野風の丘」      山葡萄 これで500円    山葡萄を煮て、絞った煮汁と砂糖、レモン少々で煮詰め完成です。
                                     (1パックの山葡萄で200ccビン5ヶ出来上がりました)
 
10月11日(木) 遠野には「自然エネルギー」の波と「原発の放射能の影響」も押し寄せて来ているんです。

           遠野側12基、釜石側17基、大槌側14基の風車で42,900KW発電。壮観な風車群ですよー。
           この地区の13万全世帯の電力が供給できるそうです。本当にびっくりです。
           
でも、3.11以来、「牧場の牛」にも「山のきのこ」にも原発事故の影響が続いています。

  遠野言葉 
(この場所は本来牧場ですが、今は放射能で汚染され北海道の草を食べさせているとのことです。
           また、この山の「きのこ」も規制中で食べられないとのことです。 故郷を駄目にする原発は、やはりゼロを目指しましょう)

      なんたたって(なんといっても) 山口の水車ハ 有名だど 思ってだどもス(思っていたんですが)
     そっから(そこから)見える風車もまだ てぇすたものなんだでば(たいしたものなんですよ) 。
      世のながハ どんどん変わってぐどもス(変わっていきますが) 原発ハ やんたなっす(嫌ですね)
      この貞任(さだとう)高原の牧場の牛ハ 今北海道の草ハ 買ってかしぇでんだどス(買って食べさ
     せているんだそうです)
      それがらス この山のきのごも 採って食れねんだづもな(食べられないんだそうです)
        [遠野市の和食レストラン 店長のお話です]

  貞任(さだとう)高原風力発電所 (水芭蕉群生地から約1Km登った所に風車群があります。10月7日撮影)
     
 
  遠野物語りの「水車」で有名な山口からも風車が・・・        遠野側の風車群     高さ68mの鉄柱に直径61mの羽根が廻る
 
10月10日(水) 街を守る「遠野の治水」は凄い : 100年に一度の大雨でも街を水没させない対策とは?

         急しゅんな山から雨水を集めて流れ下る「来内川」の上流に、溢れた水をトンネルで街の下流に
       迂回させるという珍しい水害対策なんです。今回の遠野訪問で初めて目にすることができました。
         (写真は10月7日撮影) 

 遠野ダム(第一)の建設 S32年完成)     遠野第二ダム及び雨水迂回隧道の建設(2011年4月完成)
  
  このダムで上流から来る水を抑える     下流にある第二ダムから 隧道で遠野の街を迂回させる


 遠野ダム(第一)と第二ダムの二段構え 約2Kmのトンネル隧道で街を迂回させ、遠野町の浸水を防ぐ対策

  遠野言葉 (私が子供の頃、遠野は毎年の水害で市街地は水没し、本当に怖い思いをしました)
              [「遠野地方の日常会話集」37ぺージ 「こえ(怖い)より]
             
     
 むがす遠野さば(には) まいとすずぐれ(毎年というぐらい)台風ハ来たのス(台風が来たんです)。 
      新橋のはすのたもどサ(橋のたもとに)遠野警察あってス 大雨降っと そのわぎのはすっこサ
(そ
     の脇の橋に) 山がら流れできた でっけ(大きい)木ハ引っ掛かがってすまって 川の水ハ 溢れで
     すまんのス(溢れてしまうんです)
      おらハ その頃 新町サ住んでだども 道路ハ川みでになってすまって(川みたいになってしまって)
     水ハ「ゴーゴ」ど流れんのス。
      まだ わらすだったどもス(子供の頃だったんですが) すごぐ「こえ(怖い)」思いすたよー
(思いをし
     たんですよ)
      とぐに夜ハ 寝られねごど(寝られないことが) 何回もあったどもス(何回もあったんですが) ほで
     も(それでも)朝起ぎっと(朝起きると) いい天気でス 道路ハ白い石っこで「ビッシリ」どタイルみでに
     なってで ゆんべの(夕べの) 「こえ」がったのもわしぇで(忘れて) はだすで(裸足で)飛び廻ったの
     ハおべでんのス(覚えているんですよ)
  
10月 9日(火) 遠野の町波 : 遠野の市街地は周りを山と川に囲まれ、町波は出来るだけ古い形を残しています。

    遠野言葉 (私が子供の頃、お店にお菓子などを買いに行った時の挨拶です。)

     わらすんど(子供達)ハ →  「もーし 飴っこけろー」 (「ごめん下さい 飴をください」)
     おなごだづ(女性達)
ハ →  「お晩でがんすー 飴っこ おぐりぇんしぇー」 
                      (「お晩でございます 飴を くださいませんかー」)
 遠野の町波 (10月7日撮影)
   
  
遠野は山と川に囲まれた盆地の町です。 町の際には綺麗な川が流れています。 子供の頃からの形がそのままのお菓子屋さん(仙台屋)
 
 10月 8日(祝) ローカル線(釜石線)の旅 : 列車が遠野が近づくと昔の思い出が甦ってきます。

 遠野への旅 
(10月6日AM撮影)
      
 
新幹線乗換駅の新花巻駅   遠野も近い鉄橋(小中学校の頃、この鉄橋を渡って釣りに・・・)  毎日見て過ごした「六角牛山」も近づく
    (単線のホーム)             遠野言葉の鉄橋そのものです。                         (ろっこうしさん)

 
[8月2日の日記帳より]
 遠野言葉
(SLが通過する鉄橋の「避所待」は 目の前1m先のSLの迫力・震度4・風速30m/秒 振り落とされそうでした)             
           

       「さあ、じゃっこ釣りサいぐべ(魚釣りに行こうよ)
       「そろそろ 10時汽車ハ 来る頃だべがら(来る頃だから) 早ぐ鉄橋わだっていぐべ(早く鉄橋を
        渡っていこうよ)
        
(そうこうしている間に 汽車はどんどん鉄橋に近づいてきます。)
       「ほれ 早ぐ待避所サ 入ぇれでば(入れよ) 」 
        
(汽車からは「ぼーっ ぼーっ」という汽笛がどんどん近づいてきます。そして、汽車はやがて鉄橋へ)
       「ボーッ ガタンガタン ボーッ ガタンガタン シュッ シューッ」 
       
 (帽子の紐が首の回りに巻きつき帽子がぐるぐる廻って苦しくなります。大きく揺れる待避所の鉄の棒
         につかまって必死に耐えます。汽車はあっという間に通り過ぎました。)
       「ヒェーッ おっかねがったなぁ(怖かったなぁ) ほでも おもしぇがったなぁ(面白かったなぁ)
        (こんなスリルが忘れられず 止む無く 一夏に2〜3度経験していました。)  
     
         「鉄橋待避所」での汽車(SL)通過待ちのスリル    (良い子は絶対マネをしないようにね)
            
         花巻から来て、遠野駅の約1,5Km手前の猿ヶ石川の鉄橋
(枕木を一本一本慎重に渡り、約80mの鉄橋の真ん中に「待避所」が・・・)
 
 10月 7日(日) 57年振りに遠野中学校の級友に合いました : 久しぶりの遠野駅も迎えてくれました。

       遠野駅 (10月6日撮影)       遠野言葉での迎えが・・・
          
                           (よーくおいでくださいましたね。民話のふるさと遠野へ。:標準語)

    同級会の最初の言葉 

       おめさん だれだったっけ? はっぱり わがねでば : 遠野言葉
       (あなた 誰でしたっけ?   さっぱり 分からないよ : 標準語)

           
             同級会風景 全国から42名集まりました (10月6日 撮影)
・ 
10月 6日(土) 今日ハ なんたな 同級会サ なるもんだべが? 楽すみだでば  :遠野言葉
          (今日は どのような 同級会に なるのでしょうか? 楽しみですよ : 標準語)

          今日は57年振りの遠野中学校の同級会です。これから東北新幹線で遠野へ向かいます。
          誰が誰だか 分からないと思いますが 楽しみです。
                   
 
10月 5日(金) 「冬瓜のスープ」には「カツオの生利節」が抜群 : 毎年、冬瓜の季節が楽しみです。

 
冬瓜のお汁(つゆ)さば 鶏肉ハ多いみでだども 生利節でこしぇでみでがんせ。まずうんめがら    :遠野言葉
(冬瓜のスープには 鶏肉が多いみたいですが 生利節で作ってみて下さい。本当に美味しいですよ :標準語)

     
 冬瓜の生利節スープ
       
        
 冬瓜を薄く一口大に切る        生利節をほぐして冬瓜と醤油味で煮て、片栗粉でとろみを付けます
 
 10月 4日(木) 孫の時代、 「日本は資源大国」への期待 : 若者達が「就職もできない日本」を解消?

           秋田でシェールオイル採掘・採取に成功のニュース。シェールガス・熱鉱床金銀等にも期待。
           我々が作ってきた借金まみれの日本を孫子の時代に背負わせる重荷を「世界一と云われる
          地下資源で解決して欲しい」というずうずうしい期待感。
           お金も心も貧しくなったといわれがちな日本の若者達に奮起するきっかけにはなるかもしれ
          ません。

              日本の周りの地下資源 (7月18日の日記帳の続きです)
                 

  遠野言葉
 (遠野から汽車で約1時間、私が高校の夏休みに釜石製鉄所へ実習へ行った時の話です)

     
 55年前のはなすだどもス(話ですがね) 釜石製鉄所の寮サ泊まって1ヶ月、現場の実習すたごど
     あったのス(実習をしたことがあったんです)
      何こしぇだがハ(何を作ったのかは) わしぇだどもス(忘れましたが) 毎にぢ 真っ黒サなってス
     汗だらけサなったのハ おべでんのす(覚えているんです)
      仙人峠の山がら 鉄鉱石ハ はごんできて 製鉄所で「てづ(鉄)」サ 製錬すんだっけもな
(製錬
     するんですよ)
      でっけぇ(大きい)煙突ハ 何本も立ってでス 真っ黒れ煙ハ「モクモク」ど出すてス まんず 活気
     溢れだ 釜石だったののス(釜石だったんです)。新日鉄サ なってがらハ まず(町)ハ すたれだ
     ども 津波のあどハ まんず(本当に) 見る影も無ぐなってすまってス なんとが 早ぐ 立ぢ直って
     欲すもんだなど(欲しいものだと) 思っていんのス(思っているんです)
 
 10月 3日(水) 不思議な味の「豆造(とうぞ)」をいただきました : 昨日は「豆腐(10・2)の日」で思い出しました。

           千葉県の市原市や長生郡で、味噌を仕込むこの時期にしかできない食べ物といわれています。
           味噌の材料の大豆の煮汁に干した角切り大根を塩で煮込み、冷ましてこのまま、あるいは納豆
          を入れご飯にかけて食べる とのこと。

           しかし、私の住む佐倉市の「郷土料理や焼き鳥」で評価の高い宗吾郎でいただいた「豆造
          (とうぞ)」は、味噌製造過程で煮た大豆も入り、麹で発酵させた「まろやか味」の豆造でした。
           今迄合ったことの無い不思議な味。でも「ご飯の友」や「お酒のつまみ」に最高の味でした。

        佐倉の豆造(とうぞ)    (宗吾郎の飲み仲間 Kさん撮影)
         
       大豆と干し大根に麹が絡む・くせになる味です       豆造をつまみに進むお酒

遠野言葉 
(遠野のご飯の友・「漬物」の種類は?)

     
 遠野さば(には) 「みの虫南蛮」っつう漬物ハあってス 「ごんぼ(ごぼう)」ど「人参」ハ しその葉っぱ
     で 巻いで醤油あず(味)で漬けだ うんめ漬物なんだでば(美味しい漬物なんですよ)。遠野の漬物の
     なが(中)で わらすの頃がら(子供の頃から) これハ 大すぎだったのス(大好きだったんです)
      そのほがハス(その他はね) 
「きゅうりのもろみ漬」 「暮坪かぶの甘酢漬」 「味噌漬大根」 「青南
蛮漬」
 だの まんず(本当に) うめ漬物ハ(美味しい漬物が) いっぺあんのス(沢山あるんですよ)。 

          遠野の漬物
            
 
 10月 2日(火) 一夏を頑張ってくれた「朝顔」 : 「外で見た朝顔」 と 「障子に映った朝顔」が観賞できました。

 
 毎朝 雨戸ハ開げで 障子サうづる朝顔見てがら おもでサ出はって 花っこ見んのス。障子サうづる朝顔も おつなもんでがんすよ:遠野言葉
   (毎朝 雨戸を開けて 障子に映る朝顔を見てから 外に出て 花をみるんですよ。  障子に映る朝顔も おつなものなんですよ  : 標準語)

  今年最後の花を咲かせる「朝顔」    (10月2日朝撮影)
          
             障子に映る朝顔          沢山の花を付けた朝顔の夏も終わりに近づいた様です
 
 10月 1日(月) じっくりと見たい「綺麗な花」達 : 昨日の自然観察会で咲いていた花です。

  名前ハ おべでだんだども まだ「じっくり」見だごだねぇ 花っこも いっぺ有るもんだなっス : 遠野言葉
  (名前は 知っていたんですが まだ「じっくり」見たことの無い 花も 沢山有るものですね  : 標準語)

 今咲いている花 (昨日の自然観察会で撮影)
    
   お茶の花            芙蓉          彼岸花 (曼珠沙華)      白花曼珠沙華
 
 9月 30日(日) 楽しかった「自然観察会」 : 親子3代4名で参加させて頂きました(私、長男の嫁さん、孫[小1・年長])

           今日のテーマは「昨年掛けた鳥の巣箱を開けてみて、どんな鳥が巣作りや生活をしていた
          か?」。箱を開けると綺麗に作られた丸い巣が現れました。シジュウカラ類が居た様でした。
           その他、目に入る草花などの観察でした。
           孫も自然と虫等も大好きで、目を丸くして楽しんでいました。

 自然観察会 
(佐倉市印旛沼サンセットヒルズ 9月30日AM)
      
    先生の説明に聞き入る  昨年掛けた巣箱の取り外し  猿の腰掛  ゲンノショウコ  紫式部

  遠野言葉 
(鳥に合った巣箱を作らないと、なかなか入ってくれないようですね)

       
鳥っこの巣箱こしぇんのハ(作るのは) ながなが 難がすみでだなっす(難しい様ですね)
       鳥っこの へぇる(入る) 穴っこハ 30mmど28mmどで 2mmつがっただげで(違っただけで) へぇ
      る(入る)鳥っこの種類ハ つがってくるどス(違ってくるそうでなんです)
       まだス でっけ穴あげだ(大きい穴を開けた)巣箱ハ でっけぐこしぇねど(大きく作らないと) わがね
      んだづもな(だめなんだそうです)
       それはス 穴っこでっけど(穴が大きいと) やっぱり でっけ鳥っこすか(鳥しか) へんねんだだらだ
      どス(入らないからだそうです)
 
 9月 29日(土) 城下町のお祭り : 遠野の祭りも終わり、10月は佐倉のお祭りが始まります。

    遠野言葉 (城下町でも、祭りがたけなわです。今、佐倉では皆、練習に余念がありません。)

      
 遠野のまづりも おわったどス(終わったそうな) しともいっぺ来て(人も沢山出て) こどすも まんづ
      (本当に) おもしぇがったどス(楽しかったそうです)
       佐倉でも いまハ ばんげサなっと(夜になると) わらすんどもおどなもス(子供も大人も) まず(町)
      の公民館だの 神社だので 「ピーヒャラ ドンドン」 ってス 皆、一生懸命 練習ハ すてっけよ(してい
      るんですよ)

     遠野も佐倉も城下町 : お祭りがたけなわです
                    
        「遠野まつり」 9月15・16日に開催されました。    「佐倉の秋祭り」は10月12(金)〜14日(日)に開催されます。

・ 
 9月 27日(木) 世代交代 : にっちもさっちもいかない政治にほとほと「うんざり」です。
                     政治は経験も必要なら、世代交代もままならず。次の選挙も悩みます。

           「私の日記帳」の写真撮影に、今迄使っていたカメラも10年以上働き続け、よくぞここまで
          頑張ってくれたものです。 (ビデオカメラの静止画機能を活用)
           いよいよパソコンと連動する機器に変更しようと思い新機種を購入したのですが、「すぐには
          云うことを聞いてくれない」 という悩みを持つのが「頭の固い我が世代」 です。
           昨日もカメラとパソコンとのにらめっこでしたが、らちが明かず、格闘はまだまだ続きそうです。
         
           それにしても、前機種と新機種の大きさに逆比例する素晴らしい機能には驚嘆するばかり
          ですが、手のひらサイズでおもちゃの感覚、最初だけかな?この違和感は。

使用カメラの世代交代 (大きさ比率はこの写真程で、重さは約4分の1)
      
  旧)
 ミニDV用カセットビデオカメラ (重さ890グラム・光学10倍レンズ)    新) 32GBビデオ・静止画メモリー内臓
       静止画DVでスチル写真撮影                             (重さ230グラム・光学40倍レンズ)


 
 遠野言葉 (私のビデオカメラは、広角で「ルーペ」の代わりや望遠機能で「望遠鏡」の代わりにも活用しています。多目的には最適です)

     
 なんだって このビデオ兼静止画カメラハ 使ってっかっつうどス・・・。
      ボランティアの1時間の舞台撮影すんのに まず便利だべ。
      自然観察会の虫っこ見だりする「ルーペ」の代わりど、遠ぐの物見るどきの「望遠鏡」の代わりなのス。
      すてス その間サ 「これだ」っつうどごの「静止画写真」も撮れるス まず便利なんだでば。
 
 9月 26日(水) 散歩の途中で日が暮れてしまう様になりました

  「ばんげ」サなんのハ 随分はえぐなったごどス。あっという間サ 日っこ暮れですまっからなっス :遠野言葉
  (夜(晩)になるのが  随分早くなりましたね。  あっという間に 日が暮れてしまいますからね  :標準語)

昨日の夕暮れ (日の入り  5:30分)
         
         散歩途中の公園で                 夕焼けも美しかったですよ
 
 9月 25日(火) カヌーとの思い出 : 13年間愛用しているカヌーからの景色です。

      昨日久々にカヌーに乗って見たところ、印旛沼での今迄の数々の湖上散策を思い出しました。

 思い出の湖上散策 
(1999〜2012年)
      
     
朝霧からの日の出(11月早朝)        水草迷路の散策(8月)              鵜の群れ(10月)

      
    
オスからメスへのプレゼント(10月)          日の入り間近               カヌーに帆(手造り)を付け快走    

  遠野言葉 
(今の「風の丘」の下には大きい沼があって、2時間近く掛かって釣りにいくと そこには・・・・)

      
遠野さば(には) あんまりでっけぇ(大きな)沼ハ 無(ね)ぇどもす(無いんですが) 今の「風の丘」の
     近ぐの猿ヶ石川の脇だげサス(だけには) でっけぇ沼っこハ あったのス(あったんです)
      なづ休みサなっと(夏休みになると) おらのうづがら(自分の家から) 2時間も掛がって そごサ 釣
     りっこサ行ったもんだでば(行ったものです)
      そごサ 行ぐにハ おしんめ(御神明)の鉄橋わだって(鉄橋を渡って) 行ぐんだもの(行くものですか
     ら) 汽車っこ来ね時間ハ見ながら(汽車が来ない時間を見ながら) 「ドギ! どぎ!」すながら(しなが
     ら) わだったっけよ(渡ったんですよ)
      そごの沼でハ 鯉も釣れっけス(釣れるし) まっくれぇ(真っ黒い)淡貝ハ いっぺいるス
(沢山いるし)
    
 イタチは「チョロ チョロ」出はってくるス(出てくるし) 遠野のまづのつかぐでハ(町のちかくでは) 見れね
     ものハ(見れないものが) いっぺ居るもんだがら(沢山居るものですから) 朝がら日が暮れるまで 遊ん
     でだのス(遊んでいたんです)
      うづサけっと(家へ帰ると) かっちゃんがら(母親から) 「こんたなづ間まで(こんな時間まで) どごで 
     遊んできたのす?(遊んで来たんだ?) このがぎワ!」って いっつも おごられでいだもんだでば
(怒ら
     れていたもの
です)
 
 9月 24日(月) カヌーで水上散歩 : 涼しい秋の風が 心地よく感じました。

           
今日ハ 川の上も あぎの風っこ吹いでス 涼すくて気持ずえがったでば : 遠野言葉
          (今日は 川の上も 秋の風が吹いて 涼しくて 気持ちが良かったですよ  : 標準語)

 カヌーで水上散歩  (千葉県印西市「将監川」  9月24日AM撮影)
     
     散歩に出船      大鷺?がお出迎え  水草が綺麗です   川面すれすれからの景色
 
 9月 23日(日) 「孫の一言」に感心 : 小学1年生に逆に慰められた感じが ・ この歳で情けなくも感じた一言

       私: 「楠ちゃんの1年生の初めての運動会を見に行けなくてごめんね。頑張ってリレーの選手に
          なったのにね」
       : 「うん 爺ちゃん 小学校は6年あるから大丈夫だよ。来年もあるし・・・
          
                                        

    遠野言葉 
(1年前、同じ幼稚園生の男の子から 結婚のプロポーズを受けた時の返事は?)

      
  これサ 似だはなすあってス(似た話があってね)
         「楠ちゃん 結婚してくださいって おどご(男)の幼稚園生がら プロポーズ受げだどす(受けたん
       だそうです)

        すたっけ(そうしたら) 孫の楠ハ 「私ハ まだ6才で 結婚して良いがどうが 分からないので 

       人に
なってがら 考えるから」
って しゃべったづもな(云ったそうなんです)
        おら(私が)小学1年生のとぎ こんたな返事出来だべがど(出来たろうか) 思ってス 感心すてん
       のス(感心しているんです)
 
 9月 22日(祝) 幼稚園の運動会 : 活発で明るい笑顔からパワーを貰う

           園児300名の運動会は、小学校の校庭を借りての大行事。
           園児の明るく楽しそうな笑顔もさることながら、若い先生や父兄の熱心さは半端ではない。           
           
   幼稚園の運動会 
(佐倉市臼井幼稚園運動会 9月22日撮影)
    
   クラス毎の10張以上のテント    明るく楽しそうな園児達       父兄の撮影にも熱が入る

   遠野言葉  (孫の元気な姿を見るのは 誰でも嬉しいですよね)

      
 わらすんどぁ(子供達が) おっきな声だすて応援すてだっけよ(応援していましたよ)
       あらほの(私の家の)孫もス 身体ハちっちぇども(小さいんですが) あすハ(足は)早えのス
      (早いんです)
       今日もクラス対抗のリレーサ 出はって(出て) 一等賞取ったのス。
       立派なトロフィーど 金メダル貰ってがら まんず(本当に) 喜んでいだっけでば(喜んでいまし
      たよ)。このまんま 元気に おっきぐなってければいいがな(おおきくなってくれればいいんですがね)
 
 9月 21日(金) 「神社のしめ縄」用の稲 : しめ縄に適した稲を育て、氏子の皆さんで造り上げます。

 
 しめ縄用の稲 育ででるっつうのハ 知らねがったでば。荒々すくていいしめ縄だなっす : 遠野言葉
 (しめ縄用の稲を 育てていることは  知りませんでした。荒々しくていいしめ縄ですね    : 標準語)

 しめ縄用稲の田んぼ               その稲藁を使った神社の「しめ縄
 (佐倉市宮本 9月21日撮影)
      
 
 しめ縄用稲(長くしなやかな稲です)  稲穂は赤味を帯びています     部落の神社のしめ縄・男性的な荒々しいしめ縄です
   (本来、しめ縄は穂が出る前の青い稲を使うようですが、しめ縄の芯には穂を刈り取った後の藁を多く使うようです)
 
 9月 20日(木) 二日間続けての虹 : そして、10年前に見た不思議な「湖上の丸い虹」 レインボールとは

           1昨日は絵になる虹を撮ろうと場所を移動した途端に、消滅。
           昨日は、車内で信号待ちの際に撮影しましたが、本当は大空を覆い尽くすほどの「虹の
          架け橋」が出現していました。家内と車内から見る虹で感激していました。

           そして、10年前、カヌーから「湖上の丸い虹」を撮影しましたが、今だに誰も信用してくれません。
           11月の風の無い穏やかな湖上のあちこちに丸い虹(私はレインボールと名付けました)が発生し
          暫くは声をだすことができないほどびっくりし、神秘的な景色に見入っていました
           何年も同じところを水上散歩しているのですが、見たのはこの一日だけです。
           湖の水蒸気が太陽の光で虹が出来たのではないかと思います。

   昨日の虹 (佐倉市鹿島橋 9月19日PM5:30撮影)     湖上の丸い虹 
(印旛沼 平成14年11月AM11時頃撮影)
    
         信号が赤になり急いでシャッターを・・・            水鳥を包む「レインボール」
                                           (30分間のビデオ撮影からの一コマです

  遠野言葉 (遠野物語も たまたま起きた不思議なことが云い伝わって 昔話になったのでは?)

      世のなが(中) 不思議なごども あるもんだじぇ(あるものですね)
      誰もそんたなごだハ(そのようなことは) ホラだべってス(嘘だろうってね)
      遠野ものがだりも不思議なはなすっこ(話が) いっぺあるども(沢山ありますが) 山おどごもゆぎ
     女もス(山男も雪女も) 全部つぐりばなすでハ ねぇどおもうんだでば(ないと思いますよ)
      レインボールだったって(だって) 10年以上の間で一日で、すかも(しかも) 2〜3時間すか見れ
     ねがったのス(見れなかったんです)
      このごだ(このことが)遠野だったれば(遠野だったら) 遠野ものがだりサ なったがもしぇんねな
     っス(なったかもしれませんね)
 ・    
 
 9月 19日(水) 秋の七草を探してみました : 朝の散歩で見つけたのは七草の内三つだけでした。

     
あぎの七草ったって 桔梗みでに あぎサ咲がね花もあるがらス 全部一っとぎに探すったって むずがすもんだでば : 遠野言葉
      (秋の七草といっても 桔梗みたいに 秋に咲かない花もありますので 全部同時に探すといっても 難しいものですね : 標準語)

 秋の七草(その内の3つです)   (印西市中央捷水路 9月19日AM撮影)
     
            萩                 葛(くず)             おばな(すすき)
 
 9月 18日(火) AKB48のやんやの うん(じゃんけんぽん)」

       
  AKB48のフアンには、今日は幸運なシンデレラガールを決める大切な日ということです。
           決める方法は「じゃんけん」ということですが、私は
この「じゃんけん」は東京へ出てきて初
         めて知りました。
         私が
遠野の小学校中学校時代(1950〜1965年頃)には、「やんやの うん」と云っていま
         した。
          調べたところ、多分日本中どこでも使われていない「じゃんけん」ではないかと思います。
 
          家内にも孫にも「エーッ、そんなの変」 と云われる始末。でも本当に使っていたのになー。

         「やんやの うん」 「うん」 「うん」 「うん」  
(「うん」は「あいこ」の時に繰り返して使います)
                 
                    グー      チョキ     パー  
は今と同じでした
 
 9月 17日(祝) 古代米(あくねもち)と うるち米(こしひかり)」

           昨日は今年二日目の稲刈りのお手伝い。その帰りに戴いた2種類の稲です。           
           稲は縁起物として、家の中に飾りますが、黒い古代米の稲は珍しく 私は個人的にですが
          「大黒米」と考え、うるち米とセットで床の間に飾らせて頂きました。

 「古代米(あくねもち)と うるち米(こしひかり)」
       
     
田んぼの古代米(あくねもち)        床の間に飾ってみました             「あくねもち」と「こしひかり」の穂(籾)

  遠野言葉 
(床の間に飾ってみましたら 様になってなかなか良いものですよ)

    
  真っ黒れぇ田んぼの稲さば(稲には) 最初ハ たまげだっけよ(びっくりしたんですよ)。こんたな
     稲ハ(こんな稲は) 見だごだねがったがらす(見たことが無かったものですから)
      ほでも(それでも) とごの間サ(床の間に) 飾ったっけ(飾ってみたら) 様サなってス ながなが
     良いもんだっけでば(良いものですよ)
 9月 16日(日) 里山の風景 : 「ほっ!」っとする「故郷の原風景」に出合えたようで 幸せを感じます。

     
何十年も前サ 出合った様な景しぎハ見ながら にぎりめす食うどス 「ほっ!」するでば : 遠野言葉
     (何十年も前に 出合った様な景色を見ながら おにぎりを食べると 「ほっ!」しますよ  : 標準語)

  懐かしい「里山の風景」 (佐倉市宮本  9月14日撮影)
      
    あまり見られなくなった「おだがけ」  「こびり(小昼・おやつ)」の時間   足元には「いなご」が・・・
 
 9月 15日(土) 農業は根気と体力 : 昨年より進化した「稲刈り体験作業」で感じたこと。

           昨年の稲刈り体験に続き、今年はコンバインで刈り取った籾を乗せたホッパー付トラックを
          作業場迄運転して運び、ホッパーと大型の乾燥機とをパイプで接続して、籾を乾燥機に入れ
          る作業を手伝わせて頂きました。
           取り扱う設備も良く工夫して出来ており、感心するすることしきりでしたが、新鮮さに加え
          朝から夕方まで続く作業は、「根気と体力」作業であることを実感しました。 

  昨日の稲刈り作業体験  (佐倉市宮本 9月14日撮影)
  
 
昨年、私が体験した四隅の手刈りは    刈り取った籾をトラックのホッパーに   ホッパーと乾燥機をパイプで接続し、スイッチと
 87才のお母さんが前の日に完了済。                           ホッパーのバルブ操作で移送する。

 
 遠野言葉
 (一寸のことで音を上げるサラリーマンも居ますが、農家の人達に見習うことも沢山ありますよ)

     
 農家のひたづぁ(人達は) 歳っことっても まず元気だなっス(元気ですね) 。
      87(才)サなっても 朝がら来るひたづの(人達の)「こびり(小昼・おやつ)」だの弁当ハ こしぇで
     (作って) 田んぼサ 出んのも(出るのも)皆ど一緒に出でス 夕方まで稲がりすてんだでば
(してい
     るんですよ)
      おらハ(私は) 1日2日すか(しか)手伝わねどもス(手伝いませんが) 農家のひたづぁ
(人達は)
     1年中、毎日つうぐれ(毎日という位) この繰り返しだもな(この繰り返しですから)
      サラリーマンハ 「根気ど精神」だがもしぇんねども(かもしれませんが) ぺっこのごどで(一寸のこ
     とで)「音上げる」しとも(人も) 居っともス(居ますが) 農家のひたづサ見習わねば なんねどご(な
     らないことが) いっぺあるんだでば(沢山ありますよ)
 
 9月 13日(木) 一枚が東京ドーム1.5倍(7.5ヘクタール)の田んぼ : 田の畔(クロ)も無く見渡す限り田んぼです。

           明日は里山の田んぼの稲刈りのお手伝いの予定です。
           それに先立ち、私の家の近くの大規模耕作地の稲刈りを見てきました。
           すべてが機械作業で4角の手刈りもないようです。
           モデル耕作地とのことで、合理化され素晴らしいのですが、一寸寂しさを感じました。           

  1枚が東京ドームの1.5倍の大規模耕作地 
(千葉県佐倉市角来 9月13日AM撮影)
      
  
たわわに実った稲穂     見渡す限りの田んぼ        大型機械で丁度稲刈り中でした    早めの稲刈りは同時に牛の餌作りも
                                                                (表示看板より)

 
 遠野言葉 (山里の稲刈りは、親戚や近所の人達も一緒に汗を流し、絆を強める良い機会でもあります)
  
      
遠野でハ こんたな(こんなに)でっけぇ田んぼハ 見だごだねぇもな(見たことがないですね)
      山も無(ね)ぇし 水も流れで無ぇし とんぼも飛んで無ぇし いなごも居ねしな。
      10時ど3時にハ わらすっこも入れで(子供も入って) 皆でこびりも(おやつも)食うごども無ぇし なん
     だが 寂しぐなったっけや(寂しくなりましたよね)

        
あすたハ(明日は) おらハ 手伝いだどもス(手伝いですが) 久し振りに 親戚のひたづハ(人達が)
     あづまってがら(集まって) 皆で汗流すて 「あーだ こーだ」 って すごどすんのも
(仕事をするのも)
     楽しそうだっけよ(楽しそうでなんですよね)
 
 9月 12日(水) 湖畔にも モズの鳴く声 涼新た : 涼新た → 初秋の頃の涼気 ・季語

         朝夕は、少しずつ涼しさを感じるようになりました。
         昨日、湖畔を散歩しましたが、秋になると山から里へ下りてくるモズの鳴き声が聞こえてきました。
         鳥たちも 秋を感じ始めているようです。 

  秋が近づく湖畔 
(印西市瀬戸 9月11日撮影)
         

   遠野言葉 
(遠野でも、モズが鳴き始めると 秋はもうすぐそこまで来ていると感じたものです)

      
 遠野の田んぼの 稲がりはずまる(稲刈りが始まる)頃サなっと 傍の木サとまったモズハ「ギッ
      ギッ ギッ」て でっけえ声で鳴ぐっけもや(大きい声で鳴くんですよ)
       わらすの頃だったども(子供の頃でしたが) この声聞ぐど 栗だの山葡萄だのの季節ハ すぐ先
      だなって思ったもんだもや(思ったもんですよ)
       なんだったって(どうしてって) 山のもの採って食うのハ 楽すみサすてだもんだがらス(楽しみに
      していたものですから)。 
 
 9月 11日(火) 幼稚園の「祖父母会」に出席 : 孫達の元気な幼稚園生活をこの目で・・・・。

   
 孫だづぁ元気でなによりだでば むがすハ「祖父母会」なんてのハ ねがったども 今の幼稚園ハ いろいろ考えるなっす : 遠野言葉
    (孫たちは元気でなによりですね 昔は「祖父母会」なんていうには 無かったですが 今の幼稚園は いりいろ考えますね : 標準語)

  幼稚園の「祖父母会」風景 : 20名余りの園児に祖父母等40名以上の参加 (9月11日AM撮影)
       
    祖父母と孫たちとの遊戯でのスキンシップタイム     グランドは芝生にし園児は素足で遊ぶ
 
 9月 10日(月) さんまの季節です : 宮古のさんま6千匹が「目黒のさんま」祭りでふるまわれたそうです。

           毎年開催されるこのお祭りですが、昨年もあの惨状の中、宮古の皆さんの必死の努力で   
          目黒に届けられた話に感激しました。
           三陸の皆さんも頑張っていますが、多くの皆さんの後押しも力にして、早く震災前の状況に
          戻って欲しいものです。
                         
   遠野言葉
 (この時期、隣り近所夕方になると、七輪を外に出してどの家も外でさんまを焼いたものです)

        
遠野サ居だどぎ とっちゃんハ さんま買ってきて 庭サしぢりん(七輪を)出すて うづわで(う
       ちわで)あおぐど 煙っこハ もうもうど上げで さんまのいい匂いハ すてくっけもや(してくるんで
       すよ)
        すっとス(そうすると) 隣のうず(家)でも その隣のうずでも しぢりん出すて わらすんどぁ
(子
       供達は) 
うづわハ 「バダバダ」どすて 煙のだすっこス(煙の出しっこなんですよ)。 
        あのさんまのあず(味)ハ わしぇられねんだでば(忘れられませんね)
・      
 
 9月  9日(日) 地域のカラオケ大会を見学 : 女性パワー全開でした。ストレス解消には最適かも・・・。

    
おなごのひたづぁハ いっぺ出でだんだてぱ おどごだづも 頑張んねばなんねんだでば : 遠野言葉
    (女の人達は 沢山参加していましたよ  男の人達も  頑張らないといけませんよね  : 標準語)

              日頃の練習の成果を素晴らしい舞台で披露するのですが、皆さん堂々と歌っていました。
              参加者166人の内、女性は118名、男性は48名(29%)。
              市の公民館でのいろいろな活動も、一寸お年を召した女性が圧倒的に多いようです。
       
        カラオケ大会風景
(千葉県印旛郡酒々井町プリミエール酒々井 9月9日)
          
  
・ 
 9月  8日(土) テレビのニュース見でっと 「ごしぇやげる」 ごどばり多ぐねすか?     : 遠野言葉
          (テレビのニュースを見ていると 「腹の立つ」 ことばかり多くないですか? : 標準語) 

  「ごしぇやぐ(腹が立つ・怒る) 」の使用例
         
【遠野地方の日常会話集 41ページ 「ごしぇやぐ」「かでる(仲間に入れる)」より】

        わらすんどぁ(子供達が) 川原であそんでだっけが(川原で遊んでいたんですが) さとしちゃんが
       そごさ来て(そこに来て) 「おらも かででけろ(仲間に入れてくれ)」ってしゃべったっけス
(云ったら
       ね) いさむちゃんハ 「おめハ わがね(お前は 駄目だ)」ってしゃべったっけよ(云ったんだよ)
        すたらば(そうしたら) さとしちゃんハ ごしぇやいでス(怒って) 大ゲンカサ なってすまったのス
       (なってしまったんです)
                   
 
 
 9月  7日(金) 今日は「白露」 : 「白露」 → 大気が冷えて来て露が出来始める頃(9月7〜8日頃)

           早起きして川のほとりを散歩をすると、草などについた露が綺麗です。

  朝霧の中の散歩
 (佐倉市鹿島川 9月7日AM5:30〜6:30撮影)
  
    早朝の霧の中の散歩      稲にも、そして、道端の雑草にも滴り落ちそうな露が・・・・。

  遠野言葉 (早起きは三文の得)

     
 「早起ぎハ 三文の得」って むがすのしとハ良ぐゆったもんだなっス。
      なんぼが早ぐ 起きっとすス 普段見れねぇ 景しぎハ 見られんだでば。
      おめさんも(あなたも) この時期 朝の散歩ハ やってみだらなんたす
?(やってみたらいかが
     ですか?)
 
 9月  6日(木) 「えのき氷」の効用とは? : 残念ですが止めてしまいました。

           3月16日の日記帳でご紹介した「えのき氷」は次の理由で続けるのを止めてしまいました。
             
1) えのきの独特の香りが、好みの味や香りを消したり弱めたりしてしまう。
               例)  味わいたいジャガイモの味が消えたり薄まったりしてしまいます。
                   ワカメなどにはあまり影響しない等、使用するものを限定すれば良いと思います。                 
             
2) 4ヶ月の使用で顕著な中性脂肪や体重の減少が見られなかった。
           これはあくまでも私と家内の個人的な条件と感覚であり、個人差 があるものと考えられます。
           長野県中野市の地域ぐるみの使用は、その土地の古くからの味覚の歴史が作り上げてきた  
          文化ではないかと思います。

  「えのき氷」の作り方は 3月16日日記帳をご覧ください。      

  遠野言葉 (「えのき氷」も使い方などを工夫すれば効果がでるかもしれません)

     
 ずかん(じかん)かげで苦労すて 「えのき氷」ハ こしぇでみだんだども(作ってみたんですが) 最
     初のころハ 「ながなが うんめな!」って色々なものサ まじぇで(混ぜて)食ってだっけ 3ヶ月ぐれ
     すた頃がら 「ん!? 一寸までよ ジャガイモの味っこハ あまりすんねんでねがべが?(あまりし
     ないんじゃない?)」 ってなってス(ということになってね)
      「そういえば ○○サ まじぇっと○○の味っこも あまりすんねぐなったな(あまりしなくなったな)
     って 云うごどサなって とじゅうがら(途中から) 止めですまったのス(止めてしまったんです)
      テレビで おしぇでけだひたづさば(教えてくれた人達には) 申す訳ねぇども
(申し訳ないんですが)
     使いがだ選べば 効果ハ 出んでねべがど(出るのではないかと)思からス 工夫すて 試すてみだ
     らなんたべ? 
(試してみたら如何でしょうか?)
 
 9月  5日(水) 古代米も順調に生育 : 真っ黒い稲穂にびっくりです。

      
遠野でハ まっくれぇ稲穂ハ みだごだねがったもや まんず 珍らす米だでば  : 遠野言葉
     (遠野では 真っ黒い稲穂は 見たことが無かったです 本当に 珍しい米ですね : 標準語)

  古代米「あくねもち」の稲穂です (千葉県佐倉市宮本 9月5日AM撮影)      「こしひかりの」稲穂
        
    実際に田んぼの真っ黒い稲穂を見るとびっくりしてしまいます。      普通に見る稲穂です。
             (精米すると、お米はクリーム色をしています) 

   (9月14日はこの田んぼの農家さんの 稲刈りのお手伝いをさせて頂く予定です。 今から楽しみです)
 
 9月  4日(火) 入道雲のアート : どんどん変化する入道雲。人間が作り出せない神秘さが・・・・。

    
空っこ眺めでっと 雲ハ「モクモク」ど動いでス 日の光ハ あっちゃ向いだり こっちゃ向いたり だまげだもんだなっす : 遠野言葉
     (空を眺めていると 雲が「モクモク」と動いて 日の光が あっちを向いたり こっちを向いたり びっくりしますよね    : 標準語)

  変化する入道雲と日の光 
(9月3日PM撮影)
       
 9月  3日(月) なんじょすたもんだべ なんぼ寝でも ねぷてでば : 遠野言葉
          (どうしたことでしょうか いくら寝ても 眠いんですよ : 標準語)

          今日は9月3日(グッスリーの語呂合わせ)で「睡眠に日」とのことです。
          夕べはエアコンも無し、久々に窓も閉めての就寝で朝までグッスリー寝られました。
          それでも、夏の疲れのせいでしょうか まだ寝足りない感じがします。

                       
・ 
 9月  2日(日) 綿々と受け継がれる郷土芸能 : 今年の遠野まつりは9月15日16日に開催

           神楽、南部ばやし、しし踊り、田植え踊り、さんさ踊りなど 約50団体が参加し1団体200名
          を超える団体も多くあり、総勢数千人〜1万人近いの参加となります。
           祭郷土芸能パレードが通りすぎるのに約4時間30分を要する大パレードとなります。
           遠野市の3万人弱の人口の半分が、なんらかの形でかかわるというとてつもない大きな
          お祭りです。
           そんな昔から受け継がれている日本の芸能の原点を是非見て貰いたいものです。         

   遠野まつりのポスター (綿々と受け継がれる「郷土芸能」)
         
     今年のポスター      昨年のポスター   1昨年のポスター  2009年のポスター

   遠野言葉 (お祭りが近づくと 子供も大人も心がうきうきしたものです)

       まづりハ 近ぐなっと あっつのまづでも(あっちの町でも) こっつの通りでも「ピーヒャラ ドンド
      ン」てス 笛っこど 太ご(太鼓)の音っこハ 聞けでくっけもや(聞こえてくるんです)
       わらすんど(子供達は) 喜ごんで まづり来んのハ(祭りがくるのを) 首っこ長げぐすて 待って
      んだっけもや(待っていたんですよ)
       ほんとのごどしゃべっと(本当のことを云うと) わらすんどだげでねぐ(子供達だけでなく) おど
      なも おんなずだっけでば(同じでしたよね)  。 
 
 9月  1日(土) あのどぎハ「さむぼろ」出だっけよ : 今日は防災の日、関東大震災は大正12年のこの日に起きました。
           (あの時は「鳥肌」がたったんです)
        
          昨年の3月11日のあの時は、揺れている間、身体が震え全身に「鳥肌」がたっていました。
          東南海地震や都市直下地震も近いと云われている今、万全の備えをしたいものです。
      
         解説 : 遠野では「鳥肌」のことを「さむぼろ」と云っていました。
               勿論、冬の寒い時の「鳥肌」「さむぼろ」でした。
                        
    * -------- *-------- * ------- * -------- *-------- * ------ * ------*
   
[ブルームーン]
        8月は1ヶ月の間に満月の日が2度あり、昨晩はその2度目の満月の夜でした。
        2度目の満月を「ブルームーン」といい、それを見ると幸せになれると云います。

      8月31日22時35分の 
「ブルームーン」