私の日記帳へようこそ 【昔の「遠野の方言」を絶やさないように・・・】
昔のお年寄りが使っていた
「遠野の方言」でのコメント を添えています。 不思議で楽しい遠野の方言をお楽しみ下さい。
育ちは遠野・住いは佐倉です 阿 部 恒 幸a(( |
【 日 記 帳 2017年】 「~ハ」 は 「~Ha」 と発音します。 |
12月31日(日) 今日は大晦日、2017年も夕日と共に沈んで行きます。 |
: そして、明日は朝日と共に 2018年が幕を開けます。 |
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こどすも色々あったっけども、まずまずえがったとすでねがったべが。 |
来年はス 世のながあんまりゴタゴタ無(ね)ぐ すずがなとすサなって貰らいてもんだなっス。 |
ほんでハ いいとすをむがえでおぐりぇんしぇ : 遠野の方言 |
(今年も色々ありましたが、 まずまず良い年でなかったでしょうか。 |
来年は 世の中あんまりゴタゴタが無く 静かな年になって貰いたいものです。 |
それでは良いお年をお迎えください : 標準語) |
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夕日と共に2017年は沈んで行きます (千葉県印西市徳性院・富士見寺より 撮影は残念ですが昨日) |
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富士山のシルエットと光る飛行機雲が印象的な景色でした |
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12月30日(土) このお正月で古いVTRをDVDにダビングしようとしたら、VTRの画像がチラチラノイズ!。 |
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今ハVTRの機械もこしぇでねずス ヘッドクリーナーなんかもどごの会社でもこしぇでねって |
困ったもんだど思って必死サなってすらべだら おどどすがらこしぇだすた会社ハあったのス。 |
困ってるひたづぁまだいっぺ居るど思ってだとも 助け船出す会社ハあってえがったスヨ : 遠野の方言 |
(今はVTRの機械も作っていないそうですし ヘッドクリーナー等はどこの会社でも作っていないって |
困ったものだと思って必死になって調べたら 一昨年から作り出した会社があったんです。 |
困っている人達がまだ沢山居ると思っていましたが 助け舟を出す会社があって良かったです : 標準語) |
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この変換機のVTRがダメになったら 変換不能に・・・ 助け舟はこのヘッドクリーナー |
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12月29日(金) 年末のひと時 : 一寸風が強く寒いのですが、それを陽射しがカバーしてくれています。 |
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真っ青な空っこでス 景しぎハいいんだども 一寸さぶくて そんたに長ぐハ |
散歩すてらんね天気だでば : 遠野の方言 |
(真っ青な空で 景色もいいんですが 一寸寒くて そんなに長くは |
散歩をしていられない天気です : 標準語) |
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真っ青な空 橋の欄干の龍の口からは冬なので水を出していない様です 親子3代?の散歩かな |
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12月28日(木) 秋田県との県境の岩手の湯田町のヨーグルトが 千葉のお店で売っています。なんで? |
: 買って食べてみたら ネットリした口当たりで美味しいんです。 |
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「湯田」だばス(「湯田」なら) 温泉もあっけす(温泉もありますし) おらも出だども(私も出場しまし |
たが)「岩手県南スキー大会」の会場なのス(なんです)。 |
汽車ハ「横黒線」で「山汽車」って云(ゆ)ってで(云っていて) 「じぇーごの汽車だべ?(田舎の汽 |
車だろう?)」ってバガサすてだっけよ(バカにしていたんです)。 |
そんたな「じぇーご」がら(そんな「田舎」から) なんたなあんべで(どういうことで)千葉のちっちぇー |
店(小さいお店で)で売ってんだが(売っているのか)不思議なんだでば(不思議なんです)。 |
おらだづ知らねだげで(私たちが知らないだけで) 本とハ(本当は) 有名なんだがもしぇんねな |
っス(有名なのかもしれませんね)。 |
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千葉で売っている 湯田町のヨーグルト 美味しいんです 湯田は「横黒線」の岩手の西端に位置します |
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「横黒線」は秋田の横手と岩手の北上(旧黒沢尻)を繋ぐJR線です |
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12月27日(水) 宗吾霊堂サお参りサ行ったっけ もうすぐ正がづだなって思ったっけよ : 遠野の方言 |
(宗吾霊堂にお参りに行ったら もうすぐお正月だなって思いました : 標準語) |
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成田山みでに おおががりな飾りでハ無(ね)がっけども 正がづの看板も出すてで |
門まづもたでで あすたあだりで準備ハ終わんでねすか? : 遠野の方言 |
(成田山の様に 大掛かりな飾りでは無いんですが 正月の看板も出していて |
門松も立てて 明日あたりで準備が終わるのではないですか? : 標準語) |
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宗吾霊堂入り口 本堂前の正月飾り準備作業 謹賀新年の表示も・・・ |
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12月26日(火) 遠野の方言 :「うるがす」は「水に浸して置く」ことを云います。 |
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ご飯ハ電気釜で焚ぐ前も アズギ煮る前も まず水っこで「うるがす」べ。 そうすんねば |
かでぇご飯サなったり アズキもうまぐ煮えねがったり すぐずってすまんだがらな : 遠野の方言 |
(ご飯を電気釜で焚く前も アズキを煮る前も まず水に「浸す」でしょう。そうしないと |
固いご飯になったり アズキもうまく煮えなかったり 失敗してしまいますよ : 標準語) |
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米を「うるがす」 アズキも「うるがすてがら」煮る |
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12月25日(月) 遠野の小学校と千葉の小学校の夏と冬休みの日数の違い。 |
遠野は冬休みが長く、夏休みは短いですが千葉では逆の様です。 |
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冬サなっと孫サ(冬になると孫に) 「もう冬休みサなったが?」って聞ぐどス かがぁが(家内が) |
「まいとす おんなずごど聞いで(毎年 同じことを聞いで) 千葉ハ 冬休みハ短けんだがら まだ |
休みサ入(へ)ぇるわげねぇべ(冬休みは短いんだから まだ休みに入る訳がないでしょ)」って |
しゃべられですまんのス(云われてしまうんです)」。 |
わらすの頃ス 身体でおべだごどハ(子供の頃 身体で覚えたことは) とすっこ取ってもあだま |
がら(年を取っても頭から)抜げねもんだなっス(抜けないものですね)。 |
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12月24日(日) 今晩ハ クリスマスイブだづども かがあ腹悪るぐすて ケーキの代わりサ |
草団子食うどごだでば。としょりのクリスマスハこんたなもんだのス : 遠野の方言 |
(今晩は クリスマスイブだそうですが 家内がお腹をこわして ケーキの代わりに |
草団子を食べるところです。年寄りのクリスマスはこんなものなんですよ : 標準語) |
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わらすの頃ス 遠野みでなじぇーごでも クリスマスの夜寝っとぎハ まぐらもどサくづすた置いで |
寝だのス。朝サなってがら 何たな物入(へ)ってだがおべでねどもス : 遠野の方言 |
(子供の頃 遠野の様な田舎でも クリスマスの夜寝るときは 枕元に靴下を置いて |
寝たんです。朝になってから どんな物が入っていたかは覚えていないんですが・・ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「田舎」のことを「じぇーご」と云います。また「田舎者」を「じぇーごっ太郎」と云っていました。 |
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12月23日(祝) 日が当たって夕方暖かくなった水槽では メダカがのびのびと泳いでいます。 |
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日っこ当だった夕がだハ ぬぐくていがんべが 夜がら朝がだハ すがっこ張るぐれでハ |
ねがっけども メダガだづぁ さぶくて縮こまって ジーッとすてっけもや : 遠野の方言 |
(日が当たった夕方は 暖かくていいでしょうが 夜から朝方は 氷が張るほどでは |
無いんですが メダカたちは 寒くて縮こまって ジーッとしているんですよ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「暖かい」を「ぬげ」、「寒い」ことを「さぶ」と云います。また、「氷」は「すがっこ」と云います |
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日が当たって暖かくなった水槽のメダカたち |
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12月22日(金) 今 関東でハ インフルエンザハ大流行でス おらほの孫も学級閉鎖で |
学っこサ行げねくて おらほサ二日間も預かっったのス : 遠野の方言 |
(今 関東では インフルエンザが大流行で 私の孫も学級閉鎖で |
学校へ行けなくて 自分の家に二日間も預かったんです : 標準語) |
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孫サス 「学っこ休みサなって おもしぇが?」って聞いだっけ 「うん 休みサなってえがったな」ってス |
おらだづも予定サ無(ね)ぇ 学っこハ休みサなっと うれすもんだったっけよ : 遠野の方言 |
(孫に 「学校が休みになって 嬉しいか?」って聞いたら 「うん 休みになってよかったよ」って |
私たちも予定に無い 学校が休みになると 嬉しいものでしたね : 標準語) |
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私たちも孫たちも「予防注射」を打っているので 少し安心はしているのですが・・・ |
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12月20日(水) 畑に行き甘くなった野菜を収穫 ・ 寒さ対策でメダカの居る池を深く・・・ |
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今日 はだげサ行ってきたども はだげ中サハグビシンの足あどあってス 何も食うもの無(ね)ぇ |
んだども 遊びサ来てんだべが? いげも深ぐせば メダガもなんぼがぬぐぐなんべがど思ってス |
: 遠野の方言 |
(今日 畑に行って来たんですが 畑中にハクビシンの足跡があっったんですが 何も食べる物が無い |
のに 遊びにきているのかな? 池も深くすれば メダカも幾らか暖かくなるだろうと思って・・・ |
: 標準語) |
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甘味を増したカブやチンゲン菜等 浅くなった池を泥を除き深く・・ 遊びに来ているハクビシンの足跡 |
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12月19日(火) このけしぎハ3ヶづぎ振りサ見られだでば : マンションの修理で足場と網で ずーっと日も入らず前も見えず。 |
(この景色を3ヶ月振りに見られました) |
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いやー!まんつ 目の前の足場ど網っこ外すたっけ スッキリすたでば。 |
きんのみでに 網のまんまだば 病ぎサ掛がんでねがど思うぐれ 憂鬱だったのス : 遠野の方言 |
(いやー!本当に 目の前の足場と網を外したら スッキリとしました。 |
昨日の様に 網のままだと 病気に掛かるのではないかと思う位 憂鬱だったんです : 標準語) |
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久しぶりに スッキリしました (PM4:40) |
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12月18日(月) 山の猿ハス 東きょがら千葉サ入(へ)って おらほのつかぐサ来てるってス : 遠野の方言 |
(山の猿が 東京から千葉に入って 我が家の近くに来ているそうです : 標準語) |
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遠野でも むがすハ 鹿が一日市の道路サ出はってきたり 新町の警察署サ入(へ)ってきたり |
おだがさんの下のうづさば 猪が突っ込んできたり てぇ変だったずよ : 遠野の方言 |
(遠野でも 昔は 鹿が一日市町の道路に出てきたり 新町の警察署に入ってきたり |
多賀神社の下の家には 猪が突っ込んできたり 大変だったそうですよ : 標準語) |
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猿が東京や千葉に出没 1900年頃は遠野でも鹿や猪が頻繁に出没したそうです |
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12月17日(日) もうまづのながハ クリスマスつかぐなって うづぐすネオンハいっぺだなっス : 遠野の方言 |
(もう町の中は クリスマスが近くなって 綺麗なネオンがいっぱいです : 標準語) |
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ほーっれ! 見でみでがんせ。 おらのまづのえぎの前も こんたにうづぐすぐ飾ってス |
わらすんども目っこキラキラすて さぶなが眺めでだっけよ : 遠野の方言 |
(ほーら! 見てみて。 私たちの駅前も こんなに綺麗に飾って |
子供達も目をキラキラして 寒い中眺めていました : 標準語) |
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駅前のイルミネーション (千葉県佐倉市京成臼井駅前) |
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12月16日(土) 気着いでみれば こどすもあどなんぼも日にぢ無(ね)ぐなったでばな : 遠野の方言 |
(気が付いてみれば 今年もあといくらも日にちが無くなりましたね : 標準語) |
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今日 あわでで年賀状ハ買って来たでば。 おまげのポストの色っこも去年で全部揃ってすまってス |
何が呉れるったったって 貰うもの無(ね)ぇもんだがら カイロハけだっけよ : 遠野の方言 |
(今日 慌てて年賀状を買って来ました。 おまけのポストの色も去年で全部揃ってしまって |
何かを呉れるといっても 貰うものがないものですから カイロを呉れたんですよ : 標準語) |
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年賀状を買うときに 1年に一個ずつ 去年までで4色が揃いました |
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12月15日(金) 遠野の冬ハ 寒ぶがっけじょー! : 遠野の方言 |
(遠野の冬は 寒いんですよー! : 標準語) |
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遠野の冬の寒さハ はすたで無(ね)がっけよ。ゆぎっこ降っと 山ハ吹ぶぎサなるす |
水道の水っこハ落どすのわしぇで寝っと 次の日ハ水道凍(し)みで水っこ出ねぐなるす・・・ |
: 遠野の方言 |
(遠野の冬の寒さは 半端じゃないんですよ。雪が降ると 山は吹雪になるし |
水道の水を落とすのを忘れて寝ると 次の日は水道が凍って水が出なくなるし・・・ |
: 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「半端じゃ無い」ことを「はしたでね」と云います。又、「忘れる」は「わしぇる」と云います。 |
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遠野の冬景色 |
大きく垂れ下がったツララ 「九重沢」の雪吹雪 雪を被った「早池峰山」 |
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12月14日(木) 遠野の「一本杉」という「ソリの競争場」 : 自作の自慢のソリで遠野町内子供対抗戦。 |
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遠野の方言(今から60年も前の話ですが、スキーがあまり無い頃の子供達の冬の楽しみでした) |
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物見山の登り口サ 「一本杉」っつう広れぇゆぎのさがっこあってス(広い雪の坂があって) |
ソリっこであそぶにハ最高の場所だったのス(ソリで遊ぶには最高の場所だったんです)。 |
学校休みのどぎハ(時は) 遠野まづのあっつこっつがら(遠野町のあちこちから) わらし |
ゃんどずぶんでこしぇだソリっこ持って(子供達が自分で作ったソリを持って)あづまってくっけ |
もや(集まって来るんですよ)。 |
てっぺんがら一人滑りだすど(頂上から一人が滑り出すと) ほがのまづのわらしゃんどハ |
(他の町の子供達が) 一斉にぼっかげで それ追いごすて(一斉に追いかけて それを追い |
越して) 自慢すんのス(自慢をするんです)。 |
追いごされだ方ハ悔すくて その次来る迄サ そのソリハ改造すて もっと滑るようにすて |
持ってきて まだ競争すんのス(また競争をするんです)。 |
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東舘から見た「一本杉」 子供の頃(昭和27年頃)自分達で作ったソリ |
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12月12日(火) 日本海側は大雪とのことですが、関東の千葉では「サザンカ」が咲いています。 |
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はだげの端っこサ でっけぐおがってる木ハあってス 傍サ寄って見だっけ うずぐす「サザンカ」ハ |
咲いでいだっけよ : 遠野の方言 |
(畑の端に 大きく育った木があって 傍に寄って見たら 綺麗な「サザンカ」が咲いていました |
: 標準語) |
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樹齢何十年も経つと思われる「サザンカ」 (佐倉市宮本) その花は 真っ白な綺麗な花でした |
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12月11日(月) 里山に住む「ノスリ」の写真を撮ることができました : 私の畑の近くに住んでいます。 |
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はだげサ行ぐど 必ず合う鳥っこなんだどもス すぐ遠ぐサ逃げっから ながなが撮れねがったっけども |
木っこサとまってっとご 車のなががら ようやぐ撮れだのス : 遠野の方言 |
(畑に行くと 必ず合う鳥なんですが すぐ遠くに逃げるので なかなか撮れなかったんですが |
木にとまっているところを 車の中から ようやく撮れたんです : 標準語) |
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「ノスリ」 林や田畑などに住み、主にネズミなどをとるそうです(全長50~70cm、翼開長122~137cm) |
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12月10日(日) 舗装前の遠野の町中は 綺麗な水が流れ ゆったりとしたたたずまいを演出していました。 |
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※ 昔、遠野の町中の道路の両側には「防火用の取水溝」が掘られ、綺麗な清水が流れていました。 |
遠野の人達は この水の流れを「セギ」と呼び 長年親しんできたものです。 |
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おらだづハス(私たちは) むがすがら遠野サ居っから(昔から遠野に居るので) この「セギ」ハ |
何とも思わねがったっけども(思わなかったんですが) ある日小学っこ(小学校)2年生のどぎにス |
(時に)西川先生つうおなごの(という女の)先生が この「セギ」の話すっこすたのス(話をしたんです)。 |
「きんのス(昨日) 東きょがら来たおなごのわらすがス(東京から来た女の子がね) この「セギ」の |
前サしゃがんでじっーと眺めでだ」ってス。 先せが「何たすたす?(どうしたの?)」って聞ぐど |
そのわらすハ(その子供が) 「この水綺麗ですね」って しゃべったどす(云ったんだそうです)。 |
おらだづハ(自分達は) 回りの川がら見れば この「セギ」ハ なんたら汚ねべ(なんと汚いんだろう) |
って思ってだっけがら(思っていたので) 不思議サ思ったもんだっけよ(不思議に思ったものでした)。 |
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上組町、穀町、仲町、一日市(今の中央通り)、新町など道路の脇にはこんな水の流れが・・・ |
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12月8日(金) 殺風景な里山に目立つ真っ赤な木の実達 : 遠くから 「えっ!あれは何?」 と思うほど・・・。 |
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「あそごサある赤(あげ)ぇ実っこハなんだべ?」って 傍サ寄って見っと 見慣れだ実っこもあっけし |
あんまり見だごだ無(ね)ぇ実っこもあっけども なんにも無(ね)ぇ山のながサ まんつ目立づっけよ |
: 遠野の方言 |
(「あそこにある赤い実はなんだろう?」って 傍に寄って見ると 見慣れた実もあるし |
あまり見た事の無い実もあるんですが 何も無い山の中に 本当に目立ちますね : 標準語) |
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カラスウリ マンリョウ マユミ |
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12月7日(木) 遠野の芝居小屋「多賀座」の役者のお兄さんが来内川に釣りに連れて行ってくれた思い出。 |
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知恩寺のすたの(下の)飴っこ屋のあんちゃんが(お兄さんが) おらのごど釣りっこサ連れでって |
けるってしゃべっから(私を釣りに連れて行ってくれるというので) 喜ごんで行ったのス(行ったんです)。 |
来内川の丁度釜石線の鉄橋のあだりだっけども(あたりでしたが) 川のほどりサでっけぇ馬っこ |
( 川のほとりで大きい馬が) 草っこ食ってだっけもな(草を食べていたんですよ)。 |
おらぁまだちっちぇがったがらス(私はまだ小さかったので) その馬っこハこえくてこえくて(その馬 |
が怖くて怖くて) 「あんちゃん あんちゃん(兄ちゃん 兄ちゃん)」て大泣ぎすたっけもな(大泣きをし |
たんです)。 |
ほでも(それでも) あんちゃんハ 釣りっこサ夢ぢゅうサなってで(釣りに夢中になっていて) おらの |
ごどハ(私のことを) 知らねふりすてでス(知らないふりをしていて) まんつ(本当に) おっかねがっ |
たっけよ(怖かったんですよ)。 |
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その釣りをした場所は・・ |
この猿ヶ石川の鉄橋の約300m先が来内川の鉄橋 市民会館の脇の来内川の下流になります |
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左奥の遠くの山は「六角牛山(ろっこうしさん)」 |
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12月6日(水) 昔の遠野の芝居小屋「多賀座」の思い出 : 「多賀座」は多賀神社の下のすぐ前にありました。 |
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おら わらすの頃にス(私が子供の頃) おだが山のすたサ(多賀神社の下に)「多賀座」っつう |
芝居小屋ハあったのス(「多賀座という芝居小屋があったんです)。 |
おら6つぐれのとぎだったども(私が6歳位の時でしたが)、おがさんサ連れられで行ったもん |
だっけもや(母親に連れられて行ったものです)。 |
ながサ入(へ)っと広くてス(中に入ると広くて) 前の方さば(前の方には)火ばぢハいっぺ |
置いであってス(火鉢が沢山置いてあって) 皆芝居ハはずまんの(始まるのを)手っこ炙りながら |
(手を炙りながら)待ってんだっけもな(待っていたんですよ)。 |
右ど左ど後ろさば木でこしぇだ二がいせぎもあってス(左右と後ろには木で作った二階席もあって)、 |
わらしゃどハそごで走り回って遊んでんだっけもな(子供達はそこで走り回って遊んでいたんですよ)。 |
いよいよまぐっこハよごサ人が引っ張って開げっと(いよいよ幕を横に人が引いて開けると) |
芝居ハはずまっけもな(芝居がはじまります)。 |
役者で出張ってる人ハ(役者で出ている人は)知らね人も居るっけども(知らない人もいるんです |
が) 知恩寺のすぐ下のおが子屋のおやずさんも(お菓子屋さんのおやじさんも)出張って(出て) |
いだっけもや(いたんです)。 |
その多賀座ハス すばらぐ(暫く)映画館ハやってだっけども(暫く映画館をやっていたんですが) |
戦争ハはずまってがら(戦争がはじまってから) 無ぐなってすまったんでねがったべが(無くなって |
しまったんではないか・・・と)。 |
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遠野の芝居小屋 「多賀座」 のレイアウト (昭和19年頃の記憶です) |
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※ 戦争の前は、我が家も芝居などに行ける身分の様でしたが、戦争で全てを失い貧困生活に突入しました。 |
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12月5日(火) お城のお濠で カモ達が日向ぼっこをしながら遊んでいます。 |
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遠野の鍋倉城ハス 回りハ急な山の上サあっからス お濠無(ね)くてもてぎがら守れっとも |
こっつの方の山ハ 山たたて おがみでなもんだがら てぎがら守るにハお濠ハ掘らねばなんねんだもな |
: 遠野の方言 |
(遠野の鍋倉城は 回りは急な山の上にあるので お濠が無くても敵から守れますが |
こちらの方の山は 山と云っても 丘みたいなものですから 敵から守るにはお濠を掘らなければ |
ならないんですよね : 標準語) |
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佐倉城址のお濠 カモの群れが冬の日を浴びて楽しんでいます ススガモの雄? |
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12月3日(日) ソラマメの冬支度 : 冬の霜や寒さにやられないよう「霜除け用不織布」でカバー(自己流です) |
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とごろでス 遠野でソラマメこしぇでるどご見だごだねぇども 遠野でハ霜どごでねぐ おおゆぎ |
降るごどもあっからス さぶくて育だだねんだもな。こっつでハ布でねくて笹の葉立てで |
霜除げすんのハ あだりめだども こんたなごどやってんのハ俺ぐれだのス : 遠野の方言 |
(ところで 遠野でソラマメを作っているところを見た事が無いんですが 遠野では霜どころでは無く 大雪が |
降る事もあるので 寒くて育たないんでしょうね。こっちでは布では無くて笹の葉を立てて |
霜除けをするのが 普通なんですが この様なことをやっているのは私ぐらいです : 標準語) |
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せっかく出た芽を鳥に食べられない様網でカバーしていましたが、今度は「霜除け用不織布」を・・ |
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12月2日(土) |
青い空っこのすたで 草がりすて汗っこハかいだあどにス ゴザの上サあすっこ延ばすて |
弁と食ってっとぎハ最高だすな : 遠野の方言 |
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(青い空の下で 草刈りをして汗をかいた後に ゴザの上に足を延ばして |
弁当を食べている時は最高ですね : 標準語) |
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青い空の下 草刈りで汗を流し、ゴザの上でお弁当をたべる → 幸せを感じるひと時です。 |
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12月1日(金) 遠野の方言 : 謝りの言葉。 「おもさげねがったなっス」 「いやー なもなも」 |
「申し訳ありませんでした」 「いやー どういたしまして」 |
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おらえのかがぁ あんべ悪るぐなってすまってス 旅行サ行げねで おもさげごどすたでば : 遠野の方言 |
(うちの家内が 具合がわるくなってしまって 旅行に行けなくて 申し訳ないことをしました : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 (謝りの言葉のバリエーション) |
「もさげね」 「申し訳ない」 |
「おもさげね」 「申し訳ない」の丁寧語 |
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「いやー なもなも」 は 「いやー どういたしまして(気にしないでください)」という意味があります。 |
「あれハ わがねんだでば」 は 「あれは 駄目でしょう」と更に問い詰めるパターンです。 |
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11月29日(水) 里山のプチ紅葉 : そんなに綺麗ではないのですが、なにかホットする景色です。 |
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はだげサ行ぎがてら 田んぼの周りハ見っと なんぼが色っこハ付ぎはずめでス |
あんましうづぐす紅葉でハ無(ね)ぇども なんんだがホットするでば : 遠野の方言 |
(畑に行きながら 田んぼの周りを見ると いくらか色が付き始めていて |
あまり綺麗では無いのですが なんかホットするんです : 標準語) |
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里山のプチ紅葉 畑のソラマメ |
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11月28日(火) 懐かしく感じる小学校の講堂 : 孫も出る「全校うたごえ集会」を見に行ってきました。 |
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小学っこの講堂なんてハ 何十年も行って無(ね)くてス 今日行ってみだっけ 遠野の学っこの講堂のごど |
思い出すたっけよ。皆ならんでがら 冬はさぶくて震えでで なづハあづくて汗っこいっぺ出だっけよ。 |
: 遠野の方言 |
(小学校の講堂などには 何十年も行っていなくて 今日行ってみたら 遠野の学校の講堂のことを |
思い出しました。皆ならんで 冬は寒くて震えていて 夏は暑くて汗が沢山出たんですよね。 |
: 標準語) |
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小学校の「全校うたごえ集会」 |
懐かしく感じる小学校の講堂 元気に歌う小学生 父兄もこんなに大勢詰めかけました |
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11月27日(月) 消防署の前通ったっけ わらしゃんどサ 訓練の体験ハさせでだっけよ : 遠野の方言 |
(消防署の前を通ったら 子供達に 訓練の体験をさせていたんです : 標準語) |
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消防訓練ハ思い出すとス 遠野の早瀬川で消防車のホースがら あがだの青だの黄色だのって |
うづぐす色の水っこハ空サ上がって 手っこたでで喜ごんだっけでば : 遠野の方言 |
(消防訓練を思い出すと 遠野の早瀬川で消防車のホースから 赤や青や黄色などの |
綺麗な色の水が空に上がって 手を叩いて喜んだんですよ : 標準語) |
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消火器の使用体験 このはしご車は地上35mにも伸びるそうですが、今日子供には15m迄とのことです |
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11月26日(日) |
もうすぐ12がづサ入(へ)るどごだども はだげさば「テントウムス」いっぺいだでば : 遠野の方言 |
(もうすぐ12月に入るところですが 畑には「テントウムシ」が沢山居るんです : 標準語) |
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テントウムスさも 名前ハ付いでんべど思って すらべだども ピッタリすたのハ見(め)っかんね |
がっけもな。下の名前ハ これサつけぇのハ見(め)っけで載せでみだのス : 遠野の方言 |
(テントウムシにも 名前が付いていると思い 調べたんですが ピッタリしたのが見つからない |
んですよ。 下の名前は これに近いのを見つけて載せてみました : 標準語) |
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美味しくなった「カブ」にもテントウムシが・・・ ナミテントウ? ウンモンテントウムシ? |
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11月25日(土) 朝間 ぺっこばり早ぐ起ぎで 富士山ハ見できたでば : 遠野の方言 |
(朝 少しばかり早く起きて 富士山を見てきました : 標準語) |
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やっぱし富士山ハ 素晴らすな。冬サなって来っと 空気ハ澄んでがら 良ぐ見(め)える様サ |
なっから 楽しみだでば : 遠野の方言 |
(やっぱり富士山は 素晴らしいですね。冬になって来ると 空気が澄んで 良く見える様に |
なりますので 楽しみなんです : 標準語) |
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今朝の富士見寺(印西市性徳院)から富士山を望む ↓丁度この辺です |
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ズームインした「真っ白な富士山」 富士山の下の湖面を進む「漁師の船」 |
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11月24日(金) ホテルの様な立派な老人施設でした : 1時間10分の老人施設への演芸のボランティア |
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きんのハ「刃傷松の廊下」ハ 裃すがだで踊ってきたのス。こんたな恰好ハながなが見れねがら |
「孫にも衣装」ってどごで みんな喜ごんでけだのス。まず えがったでば : 遠野の方言 |
(昨日は「刃傷松の廊下」を 裃(かみしも)姿で踊ってきました。この様な恰好はなかなか見れないので |
「孫にも衣装」ということで みんな喜んでくれました。本当に 良かったです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「~してくれる」は「~してける」といいます。上では「喜ごんでける」。 |
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中はホテルの様に立派な老人施設 刃傷松の廊下を演じる お年寄りのカラオケも織り混ぜながらの番組 |
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11月22日(水) 成田山参道の有名店散策 : 門前町独特のお店がいっぱいで興味深々です。 |
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成田山サ行ったらば 必ず買ってぐのハ こごですか売ってね米屋の「生栗蒸羊羹」す。 |
ほがの和菓すだの普通の羊羹なんかハいっぺあっけども すぐ食かんねばなんねども |
これハ 一回食ったらわしぇられねぐれ うんめがっけもな : 遠野の方言 |
(成田山に行ったら 必ず買っていくのは ここでしか売っていない米屋の「栗蒸羊羹」なんです。 |
他の和菓子や普通の羊羹など沢山あるんですが すぐ食べなければなりませんが(日持ちせず) |
これは 一度食べたら忘れられないくらい 美味しいんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「~ですが」を「~ども」「~だども」等と表現します。 |
上の例では「あっけども」は「あるんですが」、そして「んだども」は「そうなんですが」等と云います。 |
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成田山参道の有名店 |
多くのパイロットが飛着後訪れる「ラーメン囃子」 生栗蒸羊羹の「米屋総本店」 漬物の「川村佐平治」商店 |
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朝から行列を作るウナギの「川豊」 珍しいカゴ等を売る「篭屋」 和食の殿堂「大野屋」 |
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11月21日(火) 「成田山公園の紅葉まつり」に行って来ました : 今日は快晴で絶好の見頃でした。 |
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「いやぁー! こんたなうづぐす景しぎハ見られで 日本サ生まれでで まんついがったなぁ」 |
って云うぐれ こごろハ和ませでもらったでば。んだがら いっぺしとハ見サ来んだもなー : 遠野の方言 |
(「いやぁー! こんなに綺麗な景色を見られて 日本に生まれていて 本当に良かったなぁ」 |
と云うぐらい 心を和ませて頂きました。ですから 大勢の人が見に来るんですよね : 標準語) |
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成田山公園の紅葉 |
「龍智の池」に浮かぶ「浮御堂」 「文殊の池」の水面に写る紅葉 |
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「平和の大塔」と紅葉 「龍智の池」に流れる小川と落ち葉 |
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11月20日(月) シフォンケーキ食いてずがら 生クリームこしぇねばな、孫の誕生祝いサス : 遠野の方言 |
(シフォンケーキを食べたいと云うので 生クリームを作らないと・・、孫の誕生祝いに : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「~したいと云うので」 は 「~すてずがら」と表現します。 |
上の例では「食べたいと云うので」 は 「食いてずがら」と云います。 |
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生クリームこしぇるったって あらほのミキサーハ 娘のどごサ行ってっからス 手っこで |
混じぇねばねぇがら てぇへんなのス。かがぁどかわるがわるかぎ混じぇんのス : 標準語) |
(生クリームを作るといっても 我が家のミキサーは 娘のところに行っているので 手で |
混ぜないとならないので 大変なんです。家内とかわるがわるかき混ぜるんです : 標準語) |
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生クリームの素 砂糖を入れてかき混ぜます シフォンケーキをカットして生クリームで美味しく・・ |
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11月19日(日) 「ユーカリが丘」と云う京成線の駅 |
: 駅員に聞くと「ユーカリに関する名物は無い」とのこと。あるのはコアラのモニュメントだけでした。 |
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前の会社のOB会で行って来たんだどもス まんつハイカラな名前だども まづにハ |
めいぶづっつうのハ 何にも無(ね)ぇくて イオンのでっけぇ店があるずもな : 遠野の方言 |
(前の会社のOB会で行って来たんですが 本当に近代的な名前ですが 町には |
名物というのは 何も無くて イオンの大きいお店があるそうです : 標準語) |
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京成線のユーカリが丘駅 町にはモノレールも走っています コアラのモニュメント 有名人が住むと云うビル |
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11月17日(土) 夜の上野駅前も変わりました : 用事の帰りに立ち寄ってみました。 |
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就しょぐ決まって 遠野がら東きょサ出張ってきたはずめでのえぎだのス。 |
あれがら やぐ60年経ったもんだもの ぜぇ分変わるのもあだりめス : 遠野の方言 |
(就職が決まって 遠野から東京に出てきた初めての駅なんです。 |
あれから 約60年経ったんですから 随分変わるのも当然ですね : 標準語) |
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夜の上の駅前風景 (もうクリスマスモードです) |
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旧聚楽ビル(この上に西郷像) ガード下の新聚楽ときしめんが美味しいそば屋 ネオンの左がアメ横入り口 |
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11月15日(木) 急に寒くなり、紅葉も急に色づいてきました。 |
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朝晩 急にさぶぐなって来たっけがら 山の紅葉ハなんたサなってっかど思って見サ行ったっけ |
やっぱす いい色っけサなって うづぐすがっけよ : 遠野の方言 |
(朝夕 急に寒くなって来ましたので 山の紅葉はどうなっているかと思って見に行きましたら |
やはり いい色具合になって 綺麗でしたよ : 標準語) |
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紅葉が綺麗に色づきました (佐倉市城址公園) |
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11月14日(火) 遠野の方言の発音 (特に「き」とか「に」など「い行」の発音が難しいのですが、下記の例の様に2~3の文字を |
一揆に発音する高度な発音技術が必要な言葉もあります。少々の練習では本物の発音に達するには困難な例です) |
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さぶぐなってくっと おでんなんかハ 「こでぃぁらんね」でばな。おらハ「でぃゃご」ハ大好ぎだなんだでば |
: 遠野の方言 |
(寒くなってくると おでんなどは「こたえられない」ですね。私は「だいこん」が大好きなんです |
: 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「こでぃぁらんね」の「でぃぁ」は一揆に発音します。また「でぃゃご」の「でぃゃ」も一語の様に一揆に発音します。 |
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今日ハおでんで一杯だべ 「でぃゃご(だいこん)」 発音例では無いのですが 「ごぼう」は「ごんぼ」と云います |
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今年百円均一で買った種で出来たごぼう、昨日収穫しました |
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11月13日(月) 佐倉の時代祭りで町中がタイムスリップ : どごサ行っても江戸時代ス。 |
(何処へ行っても江戸時代なんです) |
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佐ぐらのまづハ どごサ行っても侍だのお姫様だの物売りハいっぺ居で 江戸時代サ戻ったよんて |
あだまっこハおがすぐなったがな?ど思うぐれだったっけよ。たまにハこんたのもいいでばな。 |
: 遠野の方言 |
(佐倉の町が 何処へ行っても侍やらお姫様やら物売りが沢山居て 江戸時代に戻った様で |
頭がおかしくなったかな?と思うぐらいでしたよ。 たまにはこんなのもいいですね。 |
: 標準語) |
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タイムスリップした様な佐倉の町中 |
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うどん屋 野菜売り 花売り 金平糖売り カゴ・ザル売り |
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飴売り 鷹 匠 浪 人 外国人の侍 外国人の町娘 |
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11月12日(日) 佐倉の時代祭りが開催されました : 江戸時代の扮装をして町を盛り上げる催しです。 |
※ 明日は物売り等に扮装した人達をご紹介します。 |
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遠野でハス 南部入部祭りっつのハ5月3日にやったずども 佐倉も城下まぢで 時代まづり |
っつうのハきんのやったのス。 まんつ 色々な恰っこすて いづまで見ででも飽ぎねがっけよ。 |
: 遠野の方言 |
(遠野では 南部入部祭りというのが5月3日に開催されたそうですが 佐倉も城下町で 時代祭り |
というのを昨日開催されたんです。本当に 色々な恰好をして いつまで見ていても飽きないんですよ。 |
: 標準語) |
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佐倉時代祭り 侍等に扮装してシャッターに・・ 着付けの解説をしながら・・ お茶屋の案内娘も・・ |
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弓矢の実践体験 鉄砲隊の実演 地区ごとのストリートそうらんも開催 |
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11月11日(土) 遠野の方言 「朝間」ど「昼間(しるま)」ど「晩げ」 : 遠野の方言 |
(「朝」と「昼」と「夜(夕方と夜中を除く)」 : 標準語) |
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遠野でハ「朝」のごどハ「朝間」、昼(しる)のごどハ「昼間(しるま)」、「夜」のごどハ「晩げ」って |
しゃべんだでば(云うんです) : 遠野の方言 |
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※ 遠野の方言の解説 「晩げ」は おおよそ夕方電灯を点けてから 電灯を消して寝るまでの時間を云うようです。 |
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「朝 間」 「昼 間 (しるま)」 「晩 げ」 の手前の夕方の景色 |
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11月10日(金) |
むがすハ稲の藁なんかハ なんぼでもあったんだども いまハ ながながねぇもな : 遠野の方言 |
(昔は稲の藁などは いくらでもあったんですが 今は なかなか無いですよね : 標準語) |
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今日ハ 台風で伸び伸びサなってだ 古代米の稲ごぎやって その藁ハいっぺ貰ったのス。 |
ツル物野菜ハその藁サ這わせだり こやすサすたり 重宝なもんだでば。 藁ハホームセンターでハ |
一輪300円もすっから 今日貰った藁ハ礼もしゃべらんねぐれス : 遠野の方言 |
(今日は 台風で伸び伸びになっていた 古代米の脱穀をして その藁を沢山戴きました。 |
ツル物野菜はその藁に這わせたり 肥しにしたり 重宝なものです。 藁はホームセンターでは |
一輪300円もしますので 今日戴いた藁はお礼の云い様が無い位です : 標準語) |
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ようやく脱穀(稲こぎ)した古代米 17輪を一くくりにした稲藁 これを約20くくり戴きました |
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11月9日(木) あえて天敵の少ない今の時期を繁殖期とする「糸トンボ」 : カマキリは卵を産んで死に絶えます。 |
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さぶぐなってきたがら 何にも居ねべど思ってだっけ はだげの周りサ糸トンボハいっぺ居んのス。 |
なんたなわげだべど考(かん)げだっけ トンボなんか食う天てぎの鳥っこハ少(すぐ)ね今ハ 丁度 |
子っここしぇる いい時期なんだもな。自然つうのハ てぇすたもんだなっス : 遠野の方言 |
(寒くなってきたので 何も居ないだろうと思っていたんですが 畑の周りに糸トンボが沢山居るんです。 |
どういうわけだろうと考えたら トンボなどを食べる天敵の鳥が少ない今は 丁度 |
子供を作る いい時期なんですよね。自然というのは 大したものですよ : 標準語) |
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晩秋が繁殖期の糸トンボ カマキリの卵も冬ごもりの準備 今鮮やかな実をつける「マユミ」 |
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11月8日(水) |
きょ年おがすたアズギス うまぐいったがら 今どすハいっぺ植えでいっぺ採れだでば : 遠野の方言 |
(昨年育てたアズキですが うまくいったので 今年は沢山植えて沢山採れました : 標準語) |
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わらすのころハ アズギなんかハ正がづぐれすか食(か)れねがったっけが いいず代サなったもんだな |
: 遠野の方言 |
(子供の頃は アズキなどは正月くらいしか食べられなかったんですが いい時代になったものです |
: 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「大きくなる」を「おがる」と云います。「おがすた」は「おおきくした」「育てた」を意味します。 |
また、「~くらい」は「~ぐれ」と云います。 |
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今年採れたアズキ(大きさ、色等が不揃いはご愛嬌) サッパリあんこ 甘いおしるこ |
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11月7日(火) ソラマメの種を植えているところです : 買ったソラマメの種は鮮やかな色がついています。 |
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最初ハ知(す)らねもんだがら なんだこの種ハ?って思っとも むすだの病ぎ除げだづもな : 遠野の方言 |
(最初は知らないものですから なんだこの種は?と思いますが 虫や病気を防ぐものだそうです : 標準語) |
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病害虫防止薬品を塗ったソラマメの種 おしりを出して植えます 3畝植えている最中です(種は40cm間隔で) |
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網は鳥に食べられない様に・・ その支えは左畝の様な竹で・・ |
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11月6日(月) 夕方散歩 : 久しぶりに夕日を見に高台へ・・・ 富士山は残念ながら雲で見えませんでした。 |
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きんのス 晴れでっから富士山ハ見んべっと たが台サ行ったっけが 雲ハ邪魔すて見れねがったでば |
: 遠野の方言 |
(昨日 晴れているので富士山を見ようと 高台へ行ったんですが 雲が邪魔して見れなかったんです |
: 標準語) |
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綺麗な夕日、日の入り寸前(印西市徳性院・富士見寺 昨日PM4:30) |
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11月5日(日) |
なづにハ入道雲だのあぎにハ鰯雲だのってあるもんだども 今は色々まじゃった雲だもんだもな |
: 遠野の方言 |
(夏には入道雲や秋には鰯雲などがあるものですが 今は色々混じった雲なんですよね |
: 標準語) |
※ 遠野の方言の解説 遠野では色々「混じる」ことを「まじゃる」と云います。又、「混ぜる」ことは「まじぇる」と云います。 |
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遠野の小学っこの頃ス 雲の写真ハ見せられで これハなんつ雲だべって勉強すたっけが |
それがら今迄ずーっと雲見んのハ好ぎサなってすまって 空っこ見るごど多ぐなったでば |
: 遠野の方言 |
(遠野の小学校の頃に 雲の写真を見せられて これはなんの雲でしょうって 勉強しましたが |
それから今迄ずーっと雲を見るのが好きになってしまって 空を見るごとが多くなりました |
: 標準語) |
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ホウキ雲(巻雲)やウロコ?雲などが混じっている 晩秋から初秋にかけての今の時期の雲 |
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11月3日(祝) 今日の晩げの飯ハ焼き鳥丼にすんべがど思って こしぇでみだのス : 遠野の方言 |
(今日の夜のご飯は焼き鳥丼にしようかと思って 作ってみました : 標準語) |
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ず分でこしぇだ方ハ 買ったやづよりよっぽどかうんめス なんたたって1本40円も掛がんねもんだも |
ちょっとぎま手間ハ」掛がっともス しまあっとぎハずぶんでこしぇだ方 よっぽどいいでば |
: 遠野の方言 |
(自分で作った方が 買ったものより余程美味しいし なんといっても1本40円も掛からないもので |
一寸手間は掛かりますが 暇がある時は自分で作った方が 余程いいんです |
: 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では 「作る」は「こしぇる」、「何といっても」は「なんたたって」、「一寸の間」は「ちょっとぎま」と云います。 |
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我が家の焼き鳥の作り方 |
鶏もも肉1枚とネギ2本 鶏肉とネギを切り櫛に刺します 合計8本の焼き鳥を刺し終わり |
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ウナギのタレに漬けます ウナギのタレを漬けつつ二回焼き ウナギのタレを使った焼き鳥丼 |
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11月2日(木) もう11月、遠野ではミゾレが降る時期ですが 今の里山は花も無く閑散としています。 |
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今のさど山ハス 花っこも無(ね)がんべス 紅葉も見(め)えねぇス なんだが寂すもんだなっス |
: 遠野の方言 |
(今の里山は 花も無いですし 紅葉も見えないですし なにか寂しいものですね |
: 標準語) |
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古代米(あくねもち) 台風の影響で脱穀が遅れています 夕日の里山 |
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11月1日(水) |
あんまり天気ハいいもんだがら はだげの帰り 宗吾さんサお参りすて来たのス : 遠野の方言 |
(あまり良い天気なものですから 畑の帰りに 宗吾霊堂にお参りをして来ました : 標準語) |
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ほんとハス 宗吾さんの前サある 甚平蕎麦ハ食いてくて行ったんだども 丁度休みだったのス。 |
丁度12時だったがら 鐘突ぎ堂の鐘っこハ鳴らすてだっけス 菊花展もやってでえがったでば |
: 遠野の方言 |
(本当は 宗吾霊堂の前にある 甚平蕎麦を食べたくて行ったんですが 丁度休みだったんです。 |
丁度12時だったので 金津起突き堂の鐘を鳴らしていましたし 菊花展もやっていて良かったです |
: 標準語) |
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堂々とした宗吾霊堂の本堂 金突き堂で丁度12時の鐘を・・・ 菊花展も開催中でした |
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10月31日(火) 二週続げでの台風でス 二回共はだげぁ水びだすで まんつ 参ったでば : 遠野の方言 |
(二週つづけての台風で 二回共畑が水浸だすで 本当に 参りました : 標準語) |
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最初の水浸すハたまげだども ほでも次の日ハ 水っこ引いでだっけがら 今度も今日あだりハ |
水っこ引いでんでねべがど思ってス。 |
台風のさぎハ読んで アズギハみな抜いで干すてだがら 助かったでば : 遠野の方言 |
(最初の水浸しはびっくりしましたが それでも次の日は 水が引いていたので 今回も今日あたりは |
水が引いているのではないかと思っています。 |
台風の先を読んで アズキはみんな抜いて干しましたので 助かりました : 標準語) |
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台風の雨で溜まった畑の水に 木枯らし1号が・・・ 間一髪抜いて干したアズキはこの通り助かりました |
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10月29日(日) 遠野の言葉 : 「食(か)れる 」 ど 「食(か)れね」 ど 「食(か)んね」 |
(「食べられる」 と 「食べられない」 と 「食べない」) |
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遠野の方言 (去年作った里芋は固くて食べられなかったんですが、今年は柔らかくて美味しい里芋が出来ました) |
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遠野でハ あんまりさど芋食(か)んねがったっけども(あまり里芋は食べなかったんですが) |
去年がら はだげでこしぇはずめだのス(去年から 畑で作り始めました)。 |
去年のさど芋ハス(去年の里芋は) 掘って食ってみだっけ(掘って食べてみたら) 固(か)でくて |
食(か)れねがったっけもや(固くて 食べられなかったんです)。 |
こどすハやっけくて(今年は柔らかくて) うんめぐ食(か)れる(美味しく食べられる)さど芋ハ |
こしぇんべっと(里芋を作ろうと) 根っこの つづかげハちゃんとやったっけ(土かけをちゃんと |
やったところ) まんづ やっけくて うんめさど芋ハでぎだのス(本当に 柔らかくて 美味しい |
里芋ができました)。 |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「固い」ことを「固(か)で」 「柔らかい」ことを「やっけ」といいます。 |
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今年の里芋は試掘りの結果、柔らかくて美味しい里芋が出来ました。 |
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10月28日(土) 消防車やパトカーが・・・ 火事ではなさそうでしたが やはり交通事故でした。 |
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この真っすぐな道路でス なんたなわげで事故サなったが分がんねぇども いっつも通るみぢだがら |
気付けねばなんねな。 最近ハおらみでなとしょりの事故ハ多いがらス 念にハ念えれねばわがねな。 |
: 遠野の方言 |
(この真っすぐな道路で どの様な訳で事故になったのか分かりませんが いつも通る道ですので |
気を付けないといけませんね。最近は私の様な年寄りの事故がおおいので 念には念を入れないと |
ダメですね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「どういう訳」を遠野では「なんたな訳(わげ)」といいます。また「~しないとダメ」は「~すんねばわがね」と云います。 |
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消防車・パトカー・レッカー車などただ事ではない様子 路肩に乗用車が突っ込んでいました |
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10月27日(金) 明るい陽射しを受けて 朝の散歩 : 水面が光り、水鳥達も生き生きしていました。 |
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きんのの朝間どおんなずぐ 今朝も晴れでるもんだがら ウギウギすながら印旛沼サ行ってみだのす。 |
カモだづもいっぺ泳いでで おもしぇそうだっけよ。あどス ガチョウも一ぴぎ「ガァ ガァ」って・・・ |
: 遠野の方言 |
(昨日の朝と同じく 今朝も晴れているものですから ウキウキしながら印旛沼に行ってみました。 |
カモ達もたくさん泳いでいて 楽しそうでしたよ。あとね ガチョウも一匹「ガァ ガァ」って・・・ |
: 標準語) |
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今朝の印旛沼 |
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陽射しを浴びるカモのつがい?+一羽? 大きな鳴き声の ガ チ ョ ウ |
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10月26日(木) 遠野では「ひっつみだんご」、滝沢市のは「へっちょこだんご」 : でも だんごの形が違うようです。 |
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きんの 所さんの「笑ってこらえて」の番組で たぎ沢市の「へっちょごだんご」ハやってだっけ |
「ひっつみだんご」ど ながサ入(え)れんのハおんなず様なもんだっけども だんごのかだづハ |
つがってだっけよ。遠野のハ 平ベってぇども「へっちょごだんご」は 丸くて薄いだんごだっけよ。 |
: 遠野の方言 |
(昨日 所さんの「笑ってこらえて」の番組で 滝沢市の「へっちょこだんご」をやっていましたが |
「ひっつみだんご」と 中に入れるのは同じ様なものなんですが だんごの形が |
違っていました。遠野のは 平べったいですが「へっちょこだんご」は 丸くて薄いだんごでした。 |
: 標準語) |
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遠野で良く食べていた「ひっつみだんご」ですが 小麦粉で作った「だんご」はこんな形です。 |
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昔 食べていたのはあまり具が無く 殆どだんごだけでした 滝沢市のは これが丸い形をしていました |
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10月25日(水) あぎもふがまってきてス 富士山さもはづ冠せづあったづもな : 遠野の方言 |
(秋も深まってきて 富士山にも初冠雪があったそうです : 標準語) |
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車ではしぇってと 道路ぷづサカギハいっぺ成ってっけもな。こどすカギハ豊さぐでねべが? |
イヂョウの木のすたさば イヂョウの実っこハいっぺ落ぢでで ふんづけっと まんつ臭(く)せがっけよ |
: 遠野の方言 |
(車で走っていると 道端にはカキが沢山成っていますね。今年はカキが豊作なんじゃないのかな? |
イチョウの木の下には イチョウの実が沢山落ちていて 踏ん付けると 本当に臭いですね |
: 標準語) |
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あちこちの柿の木にはカキの実がいっぱいです 大きいイチョウの木の下にはギンナンが・・・ |
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10月24日(火) ようやく晴れて良かったと思って畑に行ったら なんと全面水浸し。 |
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遠野の方言 (「農業は自然と共に 逆らわず」 と感じた光景でした) |
台風一過、晴れでいがったど(良かったと)思ってだども(思っていましたが) はだげサ行って |
みだっけ(畑に行って見たら) 田んぼみでに(田んぼみたいに)水びだしス(水浸しなんです)。 |
こんたなごどハ今迄無(ね)がったども はやぐ水っこ抜がねばみんな腐ってわがねぐなって |
(駄目になって)すまっからス(しまうので) 急いで水抜ぎの溝っこハ掘ったどもス(掘りましたが) |
チョロチョロど流れるぐれだがら(流れる位ですので) 水っこ無ぐなるまで何にぢも掛がんで |
ねがど思ってス( 掛かるのではないかと思ってね)。 |
百姓っつのハ(農業というのは) 自然さば逆らえねもんだなって(自然には逆らえないものだ |
なと) つぐづぐ思ったでばな(思いました)。 |
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台風の雨で水に浸った畑(ニンニク・ラッキョウ・アズキ・生姜は?) 急きょ許可を貰って下の田んぼに水を逃がしましたが・・ |
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10月23日(月) 台風一過、何日ぶりの晴だろう? : 抜けるような青空ってこんな感じなんですね。。 |
夕方には富士山も見えました。 |
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まんつ長(な)げ雨だったなっス。あっつこっつ台風の被害もあるよんて気の毒だども |
今日の青空ハむがすの彼女サ合ったみででス 夕がだにハ富士山まで見えでだよ : 遠野の方言 |
(本当に長い雨でしたね。 あっちこっち台風の被害もあるようで気の毒ですが |
今日の青空は昔の彼女に合ったみたいで・・・ 夕方には富士山まで見えましたよ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「~のようで」を遠野では「~のよんて」と云います。 また「~のようだ」は「~のよんた」と云います。 |
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本当に久しぶりの青空 夕方には風車の前に小さく富士山も・・・ |
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10月22日(日) 老人施設 ディサービスボランティアに参加 |
: 介護度の低い方が多く、楽しいひと時を過ごして頂きました。 |
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25人ぐれのとしょりハ前サすて うだだの踊りだのって 皆よろごんでけでス |
いずず間半ぐれだったども 手っこたででけだり うだっこハうだったりすて こっつもおもしぇがったでば |
: 遠野の方言 |
25人位のお年寄りを前にして 唄や踊りなどを 皆喜んでくれて |
一時間半位でしたが 手を叩いてくれたり 唄を歌ったりして こちらも楽しかったです |
: 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「~してくれる」ことを「~すてける」と云います。 |
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老人施設の演芸ボランティア風景 |
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篠笛の演奏 日本舞踊 施設のスタッフもカラオケで・・ |
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10月20日(金) 昨日も今日もズーッと雨ばかりで、そのせいでアズキも扇風機で部屋干し中です。 |
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なもなも 雨っこばり降ってしょんねぇがら ちょっとぎまの晴れ間ハ見で アズギのサヤっこハ採って |
干すたっけども 干す上がんねぇもんだがらス うっつぁ持ってきて扇風機で干すてだどごだでば |
: 遠野の方言 |
(なんと 雨ばかり降ってしょうがないので 一寸の間の晴れ間を見て アズキのサヤを採って |
干したんですが 干しきれないものですから 家に持ってきて扇風機で干しているところです |
: 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 {~ばかり」は「~ばり」 「一寸の間」は「ちょっとぎま」と云います 。また「家(うづ)へ」は「うっつぁ」と云います。 |
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このめぇ(前)の晴れ間見で採ってすぐ干すたども(干しましたが) 干し上がんねくて(干しきれなくて)扇風機で干すてだどごだ(ところです) |
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10月19日(木) |
この頃ハ雨の日ばり多いどもス こどすの種っこ蒔くあだりハ 日照りばり続いで 何回も種っこ |
蒔ぎ直すて 種っこハ足んねぐなってすまったがらス 来年蒔ぐ種っこ取って置ぐごどサすたのス |
:遠野の方言 |
(この頃は雨の日ばかり多いんですが 今年の種蒔きの頃は 日照りが続いて 何回も種を |
蒔き直して 種が足りなくなってしまいましたので 来年蒔く種を取って置くことにしました |
: 標準語) |
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オクラの種(約5mm) 肉厚ピーマンの種(約3mm) シソの種(右 約1mm) |
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左は一般に云うシソの実 |
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10月18日(水) 稲刈りの終わった田んぼの畔に「アザミ」の花が・・ : 花の少ない今の時期、目立ってます。 |
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今の時期ハ あんまり花っこも咲いでねぇで 山里も殺風景だどもス アザミの花っこだげ目立ってだっけよ |
: 遠野の方言 |
今の時期は あまり花も咲いていなくて 山里も殺風景ですが アザミの花だけが目立っていました |
: 標準語) |
切り取った稲のカブをバックに 綺麗なアザミの花が咲いていました |
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10月16日(月) 「やじきた学園道中記」全国の方言を駆使し執筆中 : 「プリンセスゴールド」本日発売 |
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遠野の方言だの津軽弁だの関西弁だのって、あっつこっつの方言ハ使ってス |
絵っこもうまぐ描いで 物がだりこしぇでいぐのハ 特殊能りょぐねぇば 出ぎねでばな : 遠野の方言 |
(遠野の方言や津軽弁や関西弁などと あちこちの方言を使って |
絵も上手に描いて 物語を作っていくのは 特殊な能力が無いと 出来ないですよね : 標準語) |
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今日発売のプリンセスゴールド(秋田書店) 「やじきた学園道中記(市東亮子氏著作」の舞台は「三ケ島」に・・ |
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10月15日(日) |
遠野まづりハ先げづ終わったべども 佐ぐらでハ 今雨のながでやってだでば。楽すみサ |
してだんだどもなー あいにぐの天気サなってすまってス わらしゃどもガッカリス : 遠野の方言 |
(遠野祭りは先月終わったでしょうが 佐倉では 今雨の中でやっています。 楽しみに |
していたんですがねー あいにくの天気になってしまって 子供達もガッカリです : 標準語) |
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遠野まつりのパンフレット 佐倉の秋祭り(10月13~15日)はあいにくの雨となってしまいました。 |
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9月16・17日済 この様な山車が10台以上 リズミカルなお囃子 方向転換は人力で・・・ |
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10月14日(土) アズキ(大納言)が採れ出しました : 黄色くなったサヤのみを取り 剥いてみました。 |
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去年ハス なんぼもこしぇくて 採ってくればすぐ煮で食ってすまってス 正がづまで持だねがった |
もんだがら こどすハ去年の3倍ぐれ植えでス 正がづまで 持だせんべど思ってス : 遠野の方言 |
去年は 幾らも作らなくて 採ってくればすぐ煮て食べてしまって お正月まで持たなかったかった |
ものですから 今年は去年の3倍位植えて お正月まで 持たせ様と思って・・ : 標準語) |
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9月5日時点のアズキの花と葉っぱ 黄色いサヤを採り乾燥させ 今日アズキを取り出してみました |
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10月13日(金) 憧れのサッカー選手を目標にして 幼稚園児から練習。 |
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今の時代 スポーツもせがいいぢハもぐ標にすて わらすの頃がら練習するの多ぐなってきたなっス。 |
卓球でも体操でもそんたな様で とす食ってがら何がやんべど思っても とぎ既に遅すってが? |
: 遠野の方言 |
(今の時代 スポーツも世界一を目標として 子供の頃から練習するのが多くなってきましたね。 |
卓球でも体操でも同じ様に 年を取ってから何かをやろうと思っても 時既に遅しですかね? |
: 標準語) |
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幼稚園の園庭でサッカーの練習 ユニフォームも本格的な園児も・・ |
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10月12日(木) 今の時期の上野の景色 : 平日にも関わらず、大勢の人達で賑わっていました。 |
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久々に上野公園サ行って来たども まんつ 人ハいっぺで賑わってだっけよ。 |
これがらハパンダの子っこだのって おらもまだ孫連れでくんべがど思ってんのす : 遠野の方言 |
(久々に上野公園に行って来ましたが 本当に 人がいっぱいで賑わっていました。 |
これからはパンダの子供などで・・ 私もまた孫を連れてこようかと思っています : 標準語) |
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上野動物園の入り口 爽やかな若いYOU達も嬉しそう 東京都美術館の途中で・・(鏡面球体) |
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10月11日(水) 今日は上野の東京国立博物館の「運慶展」へ行ってきました。 |
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今日ハ前の会社のOBで こぐりつはぐぶづ館サ行ってきたのス。むがすのひたづぁ いのぢかげで |
ぶづ像ハ彫ってス 世のなが幸せになる様にって 皆で拝んだんだでばナ : 遠野の方言 |
(今日は前の会社のOBで 国立博物館に行ってきました。 昔の人達は 命をかけて |
仏像を彫って 世の中が幸せになる様にと 皆で祈ったんですね : 標準語) |
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会場の壁面に大型の運慶展の写真が・・ 西郷像もしっかりと 公園内の噴水ショーも見事でした |
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10月9日(祝) 今日は体育の日 : 畑の作業で健康増進 (ソラマメの苗床作りとゴマの実の試験採取) |
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今日は体いぐの日だづども 体操なんかもいいべども はだげサいって作業やんのも |
身体の為にハいいんでねがど思ってス : 遠野の方言 |
(今日は体育の日だそうですが 体操なんかもいいでしょうが 畑に行って作業するのも |
身体の為にはいいのではないかと思って・・・ : 標準語) |
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ゴマのさや サヤが乾燥して割れる 採取した「金ゴマ」 採取した「黒ゴマ」 |
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10月8日(日) 先週の幼稚園の運動会に引き続き、今週は小学生の孫の運動会の応援に・・・。 |
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幼稚園児の親御さんハス 目ん玉ギラギラすて カメラハ構えで大声で応援すてス 必死だっけども |
小学生の親御さんにもなっと おぢづいでで余裕もあっけもな。ずぶんのわらすのどぎだげ応援すて |
あどは日陰でゆっくりどはなすっこすてっけよ : 遠野の方言 |
(幼稚園児の親御さんは 目ん玉ギラギラさせて カメラを構えて王声で応援して 必死なんですが |
小学生の親御さんともなると 落ち着いて余裕がありますよね。自分の子供の時だけ応援して |
あとは日陰でゆっくりとお話をしてるんです : 標準語) |
小学校の運動会の一コマ |
徒競走のスタート・かっこいい 懐かしい・玉入れ 優雅にお遊戯を見る観客 |
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10月7日(土) ゴガ(サルナシ)の話 : コガは花も実の切り口もキューイフルーツと同じなんです。 |
見た目はサクランボ(大)で 毛の無いキューイフルーツの様です。 |
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遠野のコガの枝っこ挿し木すて 育でで実っこ成らすてみだっけ 大きさハちっちぇども |
キューイフルーツど花っこもそっくりだす 考(か)んげるに キューイフルーツの原種でねがど思うでば |
: 遠野の方言 |
(遠野のサルナシの枝を挿し木して 育てて実を成らしてみたら 大きさは小さいんですが |
キューイフルーツと花もそっくりですし 考えると キューイフルーツとの原種ではないかと思うんです |
: 標準語) |
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※ コガ(サルナシ)は そのまま食べると やはりキューイフルーツの味で美味しいですし、お酒に漬けて果実酒等にもしました。 |
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コガ(サルナシ)の花 実の切り口はキューイフルーツとそっくりです 毛がなくツルツルです |
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10月6日(金) あぎサなっと 九重沢の秘密の山サへって ゴガはいっぺ採ってきたもんだでば : 遠野の方言 |
(秋になると 九重沢の秘密の山に入って サルナシを沢山採ってきたものです : 標準語) |
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遠野の方言 (自分だけの山奥の秘密の場所で サルナシ採りをした思い出です) |
急な沢ハ登ってって(登って行って) なんぼが(いくらか)平らな場所サその木ハあんのス(あるんです)。 |
ゴガの木ハ(サルナシの木は)ブドウの木みでに(みたいに) ほがの木サ巻ぎ付いでんのス(巻き付いてい |
るんです)。 |
ずっと上の方サ ゴガの実ハぶらさがっていでス メジロだづハ(メジロ達が)寄ってたがって(群がって) |
ゴガハ食ってっけもや(食べているんです)。 |
あのメジロの鳴ぎ声ど うんめ(美味しい)ゴガの実っこの味ハ わしぇられねもんだでば(忘れられないん |
です)。 |
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サルナシ(ゴガ)の実 |
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10月5日(木) 昨晩の中秋の名月見ましたか? : でも満月ではないんだそうです。明日の満月は雨で見られそうに無いですね。 |
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東の空の雲の上サようやぐ出できたっけが なんぼが黄色っぺ色っこすてだっけもな。 |
ススギの間がら見るお月さんも まだ いいもんだっけス むがす遠野で見だお月さんと変わんねなっス |
: 遠野の方言 |
(東の空の雲の上にようやく出てきましたが いくらか黄色っぽい色をしていました。 |
ススキの間から見るお月さんも また いいもんですし 昔遠野で見たお月さんと変わりませんね |
: 標準語) |
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昨晩の中秋の名月 (千葉県佐倉市) |
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風車の上に・・・ ススキ越しに見るお月さん 雲からようやく顔を見せました |
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10月4日(水) 以前の物見山は、草原に点在する栗の木が沢山あり、毎年栗拾いに行っていました。 |
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遠野の方言 (物見山での栗拾いの思い出) |
今ハすっかり防災林サなってすまったども(しまいましたが) むがすの物見山ハうづぐす(綺麗な)草原ハ |
しろがってでス(広がっていて) とごろどごろサ山栗の木ハいっぺあって(沢山あって) まいとすおやずサ |
(毎年父親に)連れられで栗拾いサ行ったもんだでば(行ったものです)。 |
おやずハ木サ登ってがら(父親が木に登って) 木の枝ハ「ユッサ ユッサ」ど揺すっとス 栗どイガっこハ |
「ボダボダ」ど落ぢでくっけもや(落ちてくるんです)。 |
その栗ハおらが拾ってハギゴ(腰に付けた籠)サ入(え)れんのス。 |
帰りにハ一斗袋(一升の10倍の麻の袋)サ二っつぐれ採れで おやずハそれしょって(父親がそれを背負 |
って)山がら下りできたっけよ(下りてきたんです)。 |
そんたにいっぺ(そんなに沢山)栗っこ採ってきてなんたにすたが(どの様にしたのか)あんまりおべでね |
どもス(あまり覚えていませんが) 近所サ配ったり おらほで(自分の家で)食ったりすたんでねがったべが |
な(食べたりしたんじゃなかったのではないでしょうか)。 |
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物見山の栗拾いから相当経ってから、父は畑に栗の木を植えていました(その時の写真です) |
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10月2日(月) 無農薬の虫よけスプレー液の作成 : にんにく・唐辛子・酢を使った虫除け液です。 |
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特に小松菜なんかハ 農薬使いたぐねぇもんだがら 前にトマトサ使ってる無農液テレビでやってだがら |
それ真似すて こしぇでみだのス。水サ浸みだすまでなんぼが時間かがっぺがら 楽しみだでば : 遠野の方言 |
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(特に小松菜なんかは 農薬を使いたく無いものですから 前にトマトに使っている無農液をテレビでやっていたので |
それを真似して 作ってみました。水に浸み出すまでいくらか時間がかかるでしょうから 楽しみです : 標準語) |
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畑で採れた「にんにく」と「唐辛子」を布に入れ、それぞれ水に浸し液を作り、「酢」と合わせて虫除け液とします |
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10月1日(日) 今日は秋晴れに恵まれた「幼稚園の運動会」 : 孫の応援に行ってきました。 |
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なんたたって 園児200人ぐれサまわりの応援団ハ1000人以上居んでねがったべが? |
孫ハめっけんべっと しとだづの間サもぐりごんで 場所取りするだげでもこえぐなってすまっけよ : 遠野の方言 |
(なんといったって 園児200人位に周りの応援団は1000人以上居るんじゃないでしょうか? |
孫を見つけようと 人ごみの間に潜り込んで 場所取りをするだけでも疲れてしまうんですよ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 1) 「~しょうと」は「~すんべっと」と云います。ここでは「めっけんべっと」。 |
2) 「疲れてしまう」は「こえぐなる」と云います。 |
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幼稚園の運動会風景 |
撮影指定場所にはカメラの放列が・・・・ |
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園児たちの力強い競技 園児の数倍以上?の応援する家族 暑さと日焼け対策も万全 |
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9月30日(土) 今朝9時からのテレ朝「旅サラダ」で 遠野から花巻の旅を紹介 : 懐かしい景色でした。 |
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タレントかづまださんが ホップの棚の前ハ歩いでカッパぶぢサ行ってス カッパ釣りハやったっけもな。 |
おらのおやずど一緒サ入(へ)った大沢温泉の露天風呂も映ってス なづがす風景ハ久々に見だでば : 遠野の方言 |
(タレントの勝俣さんが ホップの棚の前を歩いてカッパ淵に行って カッパ釣りをやっていました。 |
私の父親と一緒に入った大沢温泉の露天風呂も映って 懐かしい風景を久々に見ました : 標準語) |
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今朝9時からのテレ朝「旅サラダ」の画面より (遠野から花巻へ) |
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ビール酵母の素ホップの棚の前を行く カッパ淵でキューリを餌にカッパ釣り 花巻大沢温泉の露天風呂 |
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9月29日(金) 外国人がびっくりするという「小学生だけの通学風景」 : 日本では普通のことなんですがねー。 |
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「なんとすたごどだべ」って外国人ハ目ん玉ひんむいでしゃべっつよ。「おらの国でハありえね」ってス。 |
中国だば人さらいサ連れでがれで どごがサ売られですまうずが 「日本でハさらってっても売るどご |
ねぇがら さらわれねんだな」ってス。 ほがの国ハ なんたサなってんだべがな。日本サうまれでいがったなス |
: 遠野の方言 |
(「なんということだ」」って外国人は目をひんむいて云うそうです。「自分の国ではありえない」って。 |
中国なら誘拐されて連れていかれて どこかに売られてしまうそうですが 「日本では誘拐しても売るところが |
無いので 誘拐されないんだね」って。 他の国は どうなっているんだろう。日本に生まれて良かったですね |
: 標準語) |
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外国では必ず親が送り迎えするか専用バスで学校へ・・ 皆で話をしながらの通学は楽しいですよね |
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9月28日(木) 臭くてどうしようもない「カメムシ」が大繁殖していて 生活にも支障が出ているそうです。 |
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鹿児島ど和歌山ハ 「ヘッピリムス」だらけだどス。夜サなっと自販機サ群がって ジュースの缶さもくっつぐス |
ミガンの木さもいっぺたがってで ミガンハ売れねぐなってすまってっとス。てぇ変だでばな : 遠野の方言 |
(鹿児島と和歌山は 「カメムシ」だらけだそうです。夜になると自販機に群がって ジュースの缶にも着くし |
ミカンの木にも沢山くっ付いていて ミカンが売れなくなってしまっているそうです。大変ですよね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「カメムシ」を「ヘッピリムス」と云います。 (「ヘッピリムス」は9月9日の日記帳にも記載があります) |
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鹿児島のカメムシ (テレビ画面より) |
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9月27日(水) カマキリの雄の行く末は? : 雄は雌と交尾中 手そして頭から食べられ、最後は生殖器まで・・。 |
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カマキリっつうのハ かがあ天下なんてもんで無(ね)ぇずもな。最後ハかがあに食われですまんだどス。 |
普通だば しとハ かがあに食われるごだ無(ね)ぇども 似だ様な事件ハ たまサあるでばナ : 遠野の方言 |
(カマキリというのは かかあ天下なんていうもんじゃないそうだよ。最後には雌に食べられてしまうそうです。 |
普通 人間は 女房に食われることは無いけれど 似た様な事件は たまにありますね : 標準語) |
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迫って来る身体が大きくお腹がふっくらした雌 風前の灯火のスリムで小さい雄 息をのんで見守る青蛙 |
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9月26日(火) 栗が旬の時期となりました : 例年通り、栗ご飯と栗きんとんを作ってみました。 |
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遠野でハ 山がら採ってきた栗でこしぇだもんだのス。こっつでハ 売ってるのでこしぇるすか無(ね)ぇども |
色っぺハ悪(わ)るども あずっこハ まんつ いままでに無(ね)ぇぐれうんめの出ぎだのス : 遠野の方言 |
(遠野では 山から採ってきた栗で作ったものです。 こちらでは 売っているので作るしか無いんですが |
色具合は悪いですが 味は 本当に いままでに無いくらい美味しく出来たんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「色具合」のことを「色っぺ」と云います。 |
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今年の栗 栗ご飯 栗きんとん(色は良くありませんが 美味しいんです) |
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栗を潰し過ぎないで 栗の塊を少し残して作った方が美味しい様です |
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9月25日(月) |
じっちゃんハ孫連れで ハッタギ捕りでもすてんだべが? 二人で虫捕り網っこ持ってス。 |
まんつ おもしぇそうだでば : 遠野の方言 |
(お爺ちゃんが孫を連れて バッタ獲りでもしているんでしょうか? 二人で虫捕り網を持って。 |
本当に 楽しそうです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 1) 遠野では イナゴやコオロギなどのバッタ類を総称して「ハッタギ」と云います。(詳細は8月29日の日記帳に掲載) |
2) 遠野では「楽しい」ことを「おもしぇ」と云います。 |
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家族で秋を楽しむ風景 (佐倉市 ふるさと広場) |
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9月24日(日) 古代米「あくねもち」が取入れ間近 : 不思議な真っ黒な稲です。 |
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真っ黒の稲でス はずめで見だらば 気もづぁ悪るど思うしとも居んでねべがな? : 遠野の方言 |
(真っ黒な稲で 初めて見たら 気持が悪いと思う人も居るんじゃないかな? : 標準語) |
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取入れ間近な古代米「あくねもち」の稲穂 |
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9月22日(金) 遠野でのトンボの不思議な遊び : 「トンボに呪文をかけて卵を産ませる」という 大人には秘密の遊びでした。 |
(その不思議な遊びを 昨日約70年振りに再現してみました。車トンボの卵の写真、昨日の日記帳にアップしてあります。) |
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遠野の方言 (遠野地方の日常会話集 55ページ 原本の表現若干変えています) |
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「タマゴ産(な)-せ 粟っこ産(な)-せ」って 何回もしゃべっているうづさな(何回も云っているうちにね) 手 |
の平っこサ 「ポロッ ポロッ」っと ひとっつずづ 白いマゴハ産(な)すんだでば(産むんです)。 |
腹っこの白い車トンボだば(車トンボなら)すぐ出ぎっつぉ(すぐ出来るよ)。 |
もう少しちっちぇ(小さい)トンボだば なんぼが固まったタマゴ産(な)すのス。 |
産(な)す終わったトンボさば トンボ草(つゆ草を)食わせで 空サ放すて やんのス(やるんです)。 |
今サなってみれば まず なじょすて(どうして)そんたな(そんな)遊びハ めっけだべがど(見つけたのかと) |
不思議サおもんだでば(思うんです)。 |
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産んだトンボの卵の形 (本物の車トンボのタマゴと露草の写真は 昨日の日記帳にアップしてあります) |
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9月21(日) 「トンボの卵」って見た事がありますか? : 今日、写真に撮れましたので是非ご覧下さい。 |
(遠野で子供の頃、「トンボを捕まえて行った不思議な遊び」を70年振りに再現してみました) |
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遠野での その遊びとは? (この遊びの「遠野の方言」は明日アップします) |
1. メスのトンボを捕まえる。 |
2. 尻尾のお腹全体が白くなっているかどうかを確かめる。(白いのが産卵間近のトンボです) |
3. 羽根を左手でおさえて尻尾を上に向け、右手の手の平を尻尾の先の下に置く。 |
4. 集まった子供達全員で「タマゴ産(な)-せ、粟っこ産(な)-せ」と呪文を唱える。 |
5. それを聞いたトンボは間もなく尻尾の先から、右手の手の平に卵を産み始めます。(その数数十個?) |
6. 産み終わったら トンボ草(つゆ草)を食べさせてから放してあげます。 |
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トンボのオス、メスの見分け方と、メスが産んだトンボの卵 (今日のAM11時頃撮影) |
オスの車トンボ(尻尾の付け根がオスの印) メスの車トンボ(尻尾全体が白くなっているのが産卵間近の印・先に1ヶ卵が見ええます) |
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右上のメスの尻尾の先から卵が次々と出てきます 直径約0.5mmの卵です 遠野でトンボ草と云っていた露草 |
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右手で撮影の為、手の平は使用不可 |
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9月20日(水) 車トンボのランデブー : 揺れる田んぼの稲の上を「スーイ!スイ!」と・・ なんともほっこりする景色です。 |
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おどごトンボハ我の尾っぽのさぎで おなごトンボの首根っこハ挟んで 二ひぎでスイスイ飛んでってば。 |
トンボも人ど同ずで 好ぎなやづどやんたなやづもいっぺども こごまでくれば相思相愛同志なんだべな : 遠野の方言 |
(オスのトンボは自分の尻尾の先で メスのトンボの首根っこを挟んで 二匹でスイスイ飛んでいます。 |
トンボも人間と同じで 好きなトンボと嫌いなトンボもいるでしょうが ここまでくれば相思相愛同志なんでしょうね : 標準語) |
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※ テレビの見過ぎでしょうか? この景色、ヤボな憶測は無しにして素直に受け止めましょう。 |
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車トンボのランデブー |
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9月19日(火) |
お彼岸つかぐなっとス 田んぼの土でなんかサ 彼岸花ハ咲いでくっけもや。 |
あげぇ彼岸花ハ どごサでもいっぺあっけども しれぇ彼岸花ハ ながなが無(ね)ぇもんだっけもや : 遠野の方言 |
(お彼岸が近くなると 田んぼの土手などに 彼岸花が咲いてきます。 |
赤い彼岸花は 何処でも沢山ありますが 白い彼岸花は なかなか無いものですね : 標準語) |
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山里に咲く彼岸花(佐倉市宮本地区・AM11時撮影) 彼岸花(赤) 彼岸花(白) |
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彼岸花(赤)の花ことば : 情熱・独立など 彼岸花(白)の花ことば : また合う日を楽しみに |
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9月18日(祝) |
今度の台風で 釜石ハ被害も出てるずども 遠野ハなんても無(ね)がったべが? |
山のながサ掘ったトンネルでス 100年に一回の大雨でも なんても無(ね)って 書いであったっけが |
まんつ おがねもいっぺ掛がったべども 思い切ってこんなのこしぇだもんだでばナ : 遠野の方言 |
(今度の台風で 釜石ハ被害も出ているそうですが 遠野はなんでもなかったでしょうか? |
山の中に掘ったトンネルで 100年に一回の大雨でも なんでもありませんよと 書いてありましたが |
本当に お金も沢山掛かったでしょうが 思い切ってこの様なものを作ったものですね : 標準語) |
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遠野第二ダム洪水吐出トンネル(第二ダムから山に掘ったトンネルで雨水を遠野市街を迂回させる) そのトンネルの入り口です |
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9月17日(日) 岩手の同郷の江川さんの尺八ライブを鑑賞 : 尺八ライブとはいうものの リコーダーやギターと歌まで・・。 |
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しゃぐはぢライブたったって ジャズだのポップスだの民謡だのって なんたサなってんだべがなど思ってス。 |
自分のうっつぁば 防音の部屋っここしぇでがら 近所サ迷わぐかがんねようにすて頑張ってるどス : 遠野の方言 |
(尺八ライブと云っても ジャズやポップスや民謡等 どのようになっているのかなと思っているんです。 |
自分の家には 防音の部屋を作って 近所に迷惑が掛からない様にして頑張っているそうです : 標準語) |
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江川信風氏の尺八ライブの一コマ |
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9月16日(土) 午前中は孫の「祖父母会」でお遊戯を、午後の「敬老会」では歌に合わせ敬老体操を・・ : 気持ちは複雑でした。 |
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おどどいハス 午前ハ幼稚園の「祖父母会」で 午後ハおらの「敬老のつどい」サ 行って来たのス。 |
幼稚園でハ 「♪ 大きな栗の木の下で~」ってお遊戯踊って |
午後の敬老会デハ 「♪ 汽車のまどがらハンカチふれば~」サ合わせで体操やってきて ふぐざづな気持づス : 遠野の方言 |
(一昨日は 午前中は幼稚園の「祖父母会」で 午後は私の「敬老のつどい」に 行って来たんです。 |
幼稚園では 「♪ 大きな栗の木の下で~」ってお遊戯を踊って |
午後の敬老会では 「♪ 汽車の窓からハンカチふれば~」に合わせて体操をしてきて 複雑な気持ちでした : 標準語) |
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「敬老のつどい」の一コマ 有志による踊り 近隣中学校の吹奏楽部の演奏 |
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9月15日(金) 昨日は孫の幼稚園の「祖父母会」でした : 祖父母が遠くの人が多いのでは?と思いきや・・・。 |
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むがすハ幼稚園の「祖父母会」なんつのハ 聞いだごだ無(ね)がったっけが、皆 夫婦で来てで 園児の親も |
来てる人居っけがら 園児の数の倍以上ハ来でだんねねべがな : 遠野の方言 |
(昔は 幼稚園の「祖父母会」なんていうのは 聞いたことが無かったんですが 皆 夫婦で来ていて 園児の親も |
来ている人が居るので 園児の数の倍以上ハ来ていたのではないでしょうか : 標準語) |
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幼稚園の祖父母会 園児のゲーム。それを熱心に見学する祖父母 最後は園児と楽しいダンス |
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9月13日(水) (^^♪ 夕焼け小焼け~の赤トンボ : こんな歌を歌いたくなるような夕焼けです。 |
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こんたな夕やげ見っとス 来内川(らいないがわ)の土手っこサ あがトンボハいっぺ飛んででス |
おがさんと手っこつないで歩(ある)ったのハ 思い出すでば : 遠野の方言 |
(こんな夕焼けを見ると 遠野の来内川の土手に 赤トンボが沢山飛んでいて |
母親と手をつないで歩いたのを 思いだしますね : 標準語) |
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昨日の夕焼け : スカイツリーのシルエットも見えました |
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↑スカイツリーはこの辺です |
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上の写真をアップしていると 今日の夕焼けは 更に幻想的な景色になっていました。 (まんつ うづくすでば) |
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9月12日(火) ゴマの成長に思わぬ大敵が・・・ : ゴマの葉っぱが丸裸にされそうです。 |
(見た事もない大きい芋虫・ゴマ虫(クロメンガタスズメガ)の幼虫の仕業でした) |
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ゴマのくぎも背のたがさぐれおっきぐなって元気だな ど思ってたっけ この長(な)げぇくぎの葉っぱハ |
何本も丸裸サなってだのス。 良っぐ見たっけ まん丸ぐ太ったスでっけぇス芋虫ハ葉っぱ食ってだのス。 |
たんまげで 芋虫取ったども ゴマサよぐ付ぐ「ゴマ虫」だづもな : 遠野の方言 |
(ゴマの茎も背の高さ位に大きくなって元気だな と思っていたら この長い茎の葉っぱが |
何本も丸裸になっていたんです。 良く見たら まん丸く太った大きい芋虫が葉っぱを食べていたんです。 |
びっくりして 芋虫を駆除したんですが ゴマによく付く「ゴマ虫」だそうです : 標準語 |
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ゴマの成長 |
7月31日 8月28日 ゴマ虫(クロメンガタスズメガの幼虫) 9月11日 |
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この幼虫は小指の太さで長さが13cm位あります |
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9月11日(月) 古代米「クロモチ」の脱穀作業 : エンジン付き脱穀機は走行しながら稲わらから「もみ」を分離する優れもの。 |
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おだがげがら外した稲わらハ 脱穀機サ入(え)れっとス 「もみ」ハふぐろサ入(へ)って わらハそのままそどサ出でくっけもな。 |
むがすの脱穀機ハス あすで踏みながら機械回すて 稲わらハ回る針金みでなのサ当でで もみ取ったのス : 遠野の方言 |
(おだがけから外した稲わらを 脱穀機に入れると 「もみ」は袋に入って わらはそのまま外に出てくるんです。 |
昔の脱穀機は 足で踏みながら機械を回して 稲わらを回る針金みたいなものに当てて もみを取ったんです : 標準語) |
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今時の脱穀作業 |
おだがけから稲わらを外し 脱穀機にかけると もみは袋に入りわらはそのまま外にでてきます |
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9月10日(日) 今日ハうるち米の稲がり助けできたのス。ホッパーのトラック運転すて 乾燥機サ入れる手づだいス : 遠野の方言 |
(今日はうるち米の稲刈りを手伝ってきました。ホッパーのトラックを運転して 乾燥機に入れる手伝いです : 標準語) |
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稲がり助(す)けんのも こどすで3年目だどもス 普段やれねごどやんのも まんつ おもしぇもんだでば : 遠野の方言 |
(稲刈りを手伝うのも 今年で3年目ですが 普段出来ないことをやるのも 本当に楽しいものです : 標準語) |
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今日の稲刈り 稲の間からヤマガカシがお挨拶 コンバインからホッパーへ ホッパーから乾燥機へ |
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9月9日(土) 遠野では臭い「カメムシ」を「ヘッピリムズ」と云います : 千葉へ来て5~7mmの丸形のカメムシを初めて見ました。 |
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遠野の方言 [桑の実を食べていると、それについている「ヘッピリムス」を一緒に口に入れてしまうこともありました。 遠野地方の日常会話集60ぺーじ] |
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はだげのはすっこサある(畑の端にある) カゴの木(桑の木)サ登ってよ カゴの実ハ(桑の実を)くずっこ青ぐ |
(口が青く)なるまで いっぺ食ったっけな(沢山食べたんです)。 |
ほだらばよ(そうしたらね)実っこの裏サ「ヘッピリムス」付いでんの(付いているのが)分がねでス(分からなくて) |
カゴの実っこど一緒に くっつぁ入(え)れですまったっけもや(口に入れてしまったんです)。 |
「これハやってすまったな(これはやってしまったな)」ど思って すぐほぎだすたのス(すぐ吐き出したんです)。 |
ほんでも(それども)臭せの臭せぐねぇのって(臭いの臭くないのって) そのあどハ(その後は) 「ヘッピリムス」 |
臭せくって 何にも食(か)れねぐなってすまったのス(食べられなくなってしまいました)。 |
ほでも(でも) はぢっこでねくて(蜂でなくて) 「ヘッピリムス」でえがったのす(良かったんです)。 |
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※ 遠野の方言の解説 「カゴの木」は「カイコの木」から変形した方言ではないかと思います。 |
「ヘッピリムス」の「ヘッピリ」は「おならの様に臭い」「ムス」は「虫」を意味すると考えられます。 |
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遠野で桑の実と一緒に口に入れてしまった「ヘッピリムス(カメムシ)」 千葉で洗濯物等に付く「カメムシ」(5~7mm) |
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でも丸い形をしているので本当はカメムシと云わないのかもしれません |
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9月8日(金) 「世界一まずい店」 : 私が以前行っていた居酒屋さんのキャッチフレーズでした。(今は閉店しました) |
(先日テレビで 面白い看板のお店が話題になっていましたが、この店もその話題に負けない位のインパクトがありますよね) |
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遠野の方言 (昔のプロレスラー”ブッチャー”の目玉を大きくギョロリとした強面のマスターが 時々事件を起こしていました。その一つ頭丸刈り事件です) |
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まず新客が店サ入(へ)って来っと(まず新客がお店に入って来ると)マスターハこんたなしづもんス(こんな質問を) |
「おめぇ なんたなわげで(どう云う訳で)この店サ入ってきたんだ?」 おきゃぐ(お客さん)「看板が珍らすがら・・」 |
おぎゃぐハギョロ目で睨まれで 一寸ばり震えでっけもや(一寸震えているんです)。「んで 何飲むんだ?」 |
おぎゃぐハ「サ・サ・酒っこハくんねべが?(サ・サ・酒を頂けませんか?)」 これが きゃぐの最初の洗礼ス。 |
ある日 帽子被った こきたねあだますたおどごハ(こ汚い頭をした男が)入ってきたどぎにス(入って来た時に) |
「おめぇナ この店ハ あだまボーボーの不潔なやづの来るどごでねぇんだ。あだまハ綺麗にすてやるども(頭を |
綺麗にしてやるが) 何た?(どうだ?)」 おぎゃくハ震えながら「ハ・ハイッ!」。 |
すたっけ(そしたら) ママが二がいがら(ママが二階から)バリカンハ持ってきて おなごのおぎゃぐど(女性のお |
客さんと)二人で そのおどごのあだまハ丸刈りに刈ってすまったっけもや(その男の頭を丸刈りに刈ってしまった |
んです)。 おどごハあだまなでながら(その男は頭をなでながら) 「ハー! スッキリすたでば(すっきりしました) |
」ってス。 |
このごどあってがらス(このことがあってから) このおぎゃぐハ この店サ ずーっと通うようになったっけよ(な |
ったんです)。 |
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「世界一まずい店」のキャッチフレーズの居酒屋 (今はもうこの店はありませんが、こんなに混むときも・・) |
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9月6日(水) 医者サ行ぐったって 半にぢががりでやんたぐなるなっス : かかりつけの近くの病院がこんな悩みを解消してくれました。 |
(医者に行くといっても 半日がかりで嫌になってしまいますね) |
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「今日ハ病院サ行ぐ日だ」って 半にぢが場所サよってハいぢ日ががりハかぐ悟すんねばなんねがったども |
「順番ハもうすぐだでば」って携帯サ連らぐ入(へ)っから うげ付やって一回うづサ帰(け)ってでも安すんス : 遠野の方言 |
(「今日は病院に行く日だ」って 半日か場所によっては一日がかりを覚悟しなければならなかったんですが |
「順番はもうすぐですよ」って携帯に連絡が入るので 受付をして一回家に帰っても安心なんです : 標準語) |
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今日は受付後 約1時間半後に電話があり、病院に行き即診察 (病院が近くないと無意味ですが・・) |
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9月5日(火) ラッキョウは同じ畑をほぼ1年使ってようやく収穫できるんです : 値段が高いのも分かる気がします。 |
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ラッキョだのニンニグ植えっとス はだげハずーっとこれだげで使いっ放すで ほがの物ハ植えられねのす。ほがの作もづだば |
大体二毛作出ぎんだども 効率の悪るもんなんだもな。ほでも甘酢づげ食いてばっかりにこしぇでんのス : 遠野の方言 |
(ラッキョウやニンニクを植えると 畑にはずーっとこれだけで使いっ放しで 他の物は植えられないんです。他の作物なら |
大体二毛作が出来るんですが 効率が悪いものなんです。それでも甘酢漬けを食べたいばっかりに作っています : 標準語) |
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6月5日収穫したばかりなのに もう植え付けの時期 今日の植え付けは20mに20cm間隔で2列、200個植え付けました |
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6月5日収穫したラッキョウ 今日の植え付け |
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9月3日(日) Jアラートのサイレンの音 : 70年前遠野でも聞いたことのあるサイレンの音と同じ感じがします。 |
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遠野の様な田舎でも、敵の飛行機が近づくとサイレンを鳴らして警戒していました。 |
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遠野のまづサ(町に)警戒警報発令のサイレン鳴っとス(鳴ると) しんまずのひたづぁ(新町の人達は) 夕がだ |
だれば(夕方の場合は) 裏のはだげサこしぇだ(裏の畑に作った)防空壕サ入(へ)ったのス(入ったんです)。 |
わだっこ入った(綿の入った)かすりの防空頭巾被ってス おらハおがさんサ抱がさって(私は母親に抱かれて) |
はしぇって入ったっけよ(走って入ったんです)。 |
昼間サイレン鳴っとス 皆 お多賀さんサ(多賀神社へ)上がって 神社のながサ入(へ)んのス。 |
杉の木の間がら空の飛行機見でス「あれハ B29でねすか?(B29じゃないかな?) 釜石サ行ったけぇりだべが |
な?(釜石に行った帰りかな?)」ってしゃべってだっけよ(云っていたんです)。 |
釜石ハ艦砲射撃で全滅だったども 遠野ハ何にも無くてまずえがったでばな(まずまず良かったです)。 |
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Jアラートのサイレンの音は「♪ ドとレ」の不協和音とのことです |
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9月2日(土) 急に涼しくなって 中秋の名月まであと一か月 : そろそろ役者が揃い始めましたよ。 |
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今迄まんつあづ日ばり続いでだっけども 今日サなったっけ急に涼すぐなってス あぎハ来たみでだでば : 遠野の方言 |
(今迄本当に暑い日ばかり続いていましたが 今日になったら急に涼しくなって 秋が来たみたいです : 標準語) |
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畑には野兎が・・ ススキも姿を現し 今日の月は満月に向かって・・ そして10月4日の中秋の名月はこんな風に・・ |
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8月31日(木) カボチャを長く食べ過ぎると 身体が黄色くなる? : 遠野の父親を黄だんに間違えた医者がいました。 |
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遠野の親ずハ どごでめっけだもんだが(見つけたものか) 九重九里カボチャこしぇでス(栽培して) まんつうん |
めもんだがら(本当に美味しいものですから) 毎日々々このカボチャハ食ったあどにス(食べた後に) 遠野の医者 |
サ行ったっけ(医者に行ったところ) 医者がス「おめさん顔サ黄だん出でんでねぇが?(「あなた顔に黄だんが出て |
いるんじゃないか?)」ってしゃべって(云って) すらべえでみだっけなんてもねがったどス(調べて見たらなんでもなか |
ったそうです)。 |
親ずハ医者サしゃべったずもな(父親が医者に云ったそうです)。「まんつ(本当に)カボチャハうんめもんだがら( |
美味しいものですから) 毎日々々食ってだがらだがもしぇんねでば(食べていたからかもしれませんね)」ってス。 |
すたっけ(そしたら) 医者ハ 「ミガン食って黄色ぐなったのハ聞いだこどあっとも(聞いたことはあるが) カボチャ |
食って黄色ぐなったのハ はずめでだでば(初めてだね)」ってス。 |
なんでも食いすぎっと 身体サ悪(わる)ずども おらだづ(私達)夫婦もそろそろ黄色ぐなんでねぇがど(なるのでは |
ないかと) すん配サなってきたどごだでば(心配になってきたところです)。 |
その親ずも 今ハ天ごぐがら眺めでで 笑ってんでねすかな?(その父親も 今は天国から眺めていて 笑っている |
んじゃないのかな?)。 |
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約15ヶカボチャが採れた畑は秋植えの準備でトラクターで整地 今 毎日食べている「九重九里カボチャ」 |
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8月30日(水) 今日は「しめ縄用古代米」をご紹介します : 米その物より稲藁を綺麗に育てることを目的にした古代米です。 |
今迄紹介した「黒もち」と「あくねもち」は「もち米」ですが、この「しめ縄用古代米」は「うるち米」だそうです。 |
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「シュッ!」と伸びだ稲っこハス スマートで 人っこでしゃべんだば「別嬪のモデル」さんでねすか? |
こんたな立派な稲っこ使って 何年がサ一回神社のしめ縄ハ締め直すどス。 |
そのどぎの気持づハ 「この稲っこ育ででいがったな」ど思んでねすか? : 遠野の方言 |
(「シュッ!」と伸びた稲は スマートで 人間で云うならば「美人のモデルさん」じゃないでしょうか? |
こんな立派な稲を使って 何年かに一回神社のしめ縄を締め直すそうです。 |
その時の気持ちは 「この稲を育てて良かったな」と思うのではないでしょうか? : 標準語) |
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「しめ縄用古代米」の田んぼです 綺麗でスマートな稲 米はうるち米です この田んぼの稲藁で作った神社のしめ縄 |
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8月29日(火) 遠野では「イナゴ」も「ハッタギ」、「コオロギ」も「ハッタギ」、「鈴虫」も「ハッタギ」と云います。 |
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あぎサなっと 遠野でしゃべってる「ハッタギ」ハいっぺ出でくっともス 「ハッタギ」の標準語ハ どご探すても |
丁度合うようなこどばハ 出でこねがっけよ。云ってみれば 「バッタの類みんな」のごどだべな : 遠野の方言 |
(秋になると 遠野で云っている「ハッタギ」が沢山出てきますが 「ハッタギ」の標準語は どこを探しても |
丁度合うような言葉は 出てこないんです。云ってみれば「バッタ類全部」のことでしょうね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 : 「ハッタギ」は普通に使いますが」 固有の名前を云う必要のある場合は「イナゴ」「鈴虫」「コオロギ」等の言葉も使います。 |
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遠野で云う「ハッタギ」の写真 (後ろ足でピョン!ピョン!飛ぶような「バッタ類」はみんな「ハッタギ」と云います) [昨日畑で撮影] |
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オンブバッタ コオロギ イナゴ ヒシバッタ(体長 12mm位) |
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8月28日(月) 今日は古代米「あくねもち」の花をご紹介します : 他の米より約1ヶ月遅く「あくねもち」の花盛りです。 |
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古代米の「黒もぢ」ハ 米の粒ハ真っ黒だども この「あぐねもぢ」ハ 稲穂が真っ黒なんだでば。 |
まんつ真っ黒れぇ田んぼハ気持づ悪(わる)くて 珍らすども 米粒ハうづぐすクリーム色すてんだでば : 遠野の方言 |
(古代米の「黒もぢ」ハ 米の粒が真っ黒ですが この「あぐねもち」は 稲穂が真っ黒なんです。 |
本当に真っ黒い田んぼは気持が悪く 珍しいんですが 米粒は綺麗なクリーム色をしているんです : 標準語) |
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他の米より約1ヶ月遅く古代米「あくねもち」が今花盛りです : 稲の穂が真っ黒なこんな米、見た事ありますか? |
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今日のお昼頃撮影しました (千葉県佐倉市宮本地区) |
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8月26日(土) 古代米「黒もち」の稲がこうべを垂れてきました : 不思議なこのもち米の米粒は真っ黒です。 |
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はずめでこの米っこ見だどぎハ 「なんだ この米の色っぺは?」って思ったっけよ。 |
この「黒もぢ」の米粒ハ「シャジ」一杯 普通の米サ入(え)れで焚ぐどス おごわみでに紫色のご飯ハ出来っつお : 遠野の方言 |
(初めてこの米を見たときは 「なんだ この米の色具合は?」と思ったんです。 |
この「黒もち」の米粒「スプーン」一杯を 普通の米に入れて焚くと おこわみたいに紫色のご飯が出来るんです : 標準語) |
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この米っこの田んぼの田植えハ 田植え機で俺もなんぼが助(す)けだのス。稲がりどおだがげも助(す)けるつもりス。 |
おだがげすて 米っこ取ったあどの稲わらハス おらのはだげで肥すだの敷ぎわらサ使うんだでば : 遠野の方言 |
(この米の田んぼの田植えは 田植え機で私もいくらか手伝いました。稲刈りとおだがけも手伝うつもりです。 |
おだがけして 米を取った後の稲わらは 私の畑で肥料や敷きわらに使います : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「スプーン」のことを「シャジ」と云います。また「手伝う」ことを「助(す)ける」と云います。 |
標準語 : 「おだがけ」とは稲穂を刈り取った後、木組みや竹組に下げて天日干しをする工程を云います。 |
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古代米「黒もち」の田んぼ 「黒もち」の稲穂 「黒もち」の米粒 |
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8月25日(金) |
こどすはずめで植えだゴマだどもス 背っこの高がさぐれおっきぐなって 頼もすぐなってきたでば。 |
むがすの百姓ハ ゴマ油サすんべっといっぺ植えで 種取ハわらしゃども手伝だったずども なんぼぐれ採れっか楽すみだでば |
: 遠野の方言 |
(今年初めて植えたゴマですが 背の高さ位に大きくなって 頼もしくなってきました。 |
昔の農家は ゴマ油にしようと沢山植えて 種取は子供達も手伝ったそうですが どれくらい採れるか楽しみなんです : 標準語) |
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背丈ほどに伸びたゴマの茎 その一本を見るとゴマの実が入った袋がビッシリ |
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8月24日(木) |
毎にぢ ナスだのトマトハ採って食ってけども、種がら育でんのハず間と手間かがっててぇ変だでば : 遠野の方言 |
(毎日 ナスやトマトを採って食べてますが 種から育てるのは時間と手間がかかって大変ですね : 標準語) |
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百均で売ってだ 二ふぐろしゃぐ円の種っこで育づんだべが 半信半疑でやってみだっけ うめごどはだげサ |
植えるぐれの苗サなってス いまハおっきぐなって 重宝すてだでば。百均も馬鹿サでぎねもんだっけよ : 遠野の方言 |
(百均で売っていた 二袋百円の種で育つのかなぁと 半信半疑でやってみたんですが うまいこと畑に |
植えるくらいの苗になって 今は大きくなって 重宝しているんです。百均も馬鹿にできないものですね : 標準語) |
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3月29日に種をまきベランダのポットで育て、アブラ虫等がつきましたが、昨日までにこんなに大きく育ちました。 |
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8月23日(水) 昨日は子供向けの娯楽施設「ファンタジーキッズリゾート」で孫と一日を過ごしました。 |
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北海道がら九州まで8店舗あんだづども わらしゃどよろごぶものハいっぺあってス どごさも連れでって貰えね |
わらすんどにすてみれば ストレスはぎ出すいいどごだども けっこ高げくて親の財布さば厳すでばな : 遠野方言 |
(北海道から九州まで8店舗あるそうですが 子供達が喜ぶものが沢山あって どこにも連れていって貰えない |
子供達にしてみれば ストレスをはき出すいいところですが 結構高くて親の財布には厳しいですね : 標準語) |
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ファンタジーキッズリゾート」の施設の一部 (この他 エヌゲージ、小児用施設、着せ替え写真館等30施設位あるのではないでしょうか) |
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コインで遊ぶゲーム 運転シミュレーター フワフワ滑り台 ブロックコーナー 大人の有料マッサージ器 |
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8月22日(火) 晴れでだど思ってだっけ 急に空ハ真っ黒サなってス アッという間サ雨っこハ「ザーザ!」ど |
降ってくっけもや。 最近の天気ハなんたサなってんだべど思ってすまうでば : 遠野方言 |
(晴れていたと思っていたら 急に空が真っ黒になって アッという間に雨が「ザーザー!」と |
降ってくるんです。 最近の天気はどうなっているのかと思ってしまいます : 標準語) |
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昨日の夕方の空 (印旛沼周辺 PM5:30分頃) |
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8月21日(月) ゲリラ豪雨などで騒いでいるうちに 秋はすぐ傍までやって来ています : 公園の木々達。 |
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暑(あづ)のゲリラ豪雨だのって さわいでるうづサ 山の木っこ見っとス すぐそごサあぎハ来てるってしゃべってるよんたでば : 遠野方言 |
(暑いのゲリラ豪雨だのって 騒いでいるうちに 山の木を見ると すぐそこに秋が来ていますよって云っているようです : 標準語) |
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公園の木の実 (佐倉城址公園 今日の午後5時頃撮影) |
一寸だけ色づき始めたギンナンの実 顔を覗かせ始めたドングリ オニグルミはもう一人前? |
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8月20日(日) 「キューリの味噌汁 美味しいよ」と云う人は聞いたことがないんですが : 試しに作って食べてみました。 |
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キューリはス 免えぎ力上げるスけづ圧下げるづす 漬物だの酢の物もうんめども きんのテレビで味噌汁もうんめって |
云ってだもんだがら こしぇで食ってみだっけ 食って食(か)れねごども無(ね)ぇども まだ食いてどハ思わねがっけよ : 遠野方言 |
(キューリは 免疫力を上げるし血圧を下げると云うし 漬物や酢の物も美味しいですが 昨日のテレビで味噌汁も美味しいって |
云っていたものですから 作って食べてみたら 食べて食べられないことも無いですが また食べたいとは思わないですね : 標準語) |
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キューリの味噌汁を食べてみましたが、曲がったキューリを使ったんで、ヘソを曲げてまずぐしたのかな? |
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8月19日(土) 遠野の方言の便利な挨拶 : 「なんたす?」は万能挨拶。 |
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本来「なんたす?」は「いかがですか?」を意味し、どんな状況でも気軽に使える遠野地方の挨拶です。 |
例えば こんな風に使います。(「なんたったす?」は過去形です) |
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「なんたす?」 → 「おはようございます」 「こんにちは」 等 |
腹のあんべハ「なんたす?」 → お腹の具合は「いかがですか?」 |
お孫さん来てだっけが「なんたす?」 → お孫さんが来ていましたが「いかがですか?」 |
彼氏どの付ぎ合いハ「なんたす?」 → 彼氏とのお付き合いは「いかがですか?」 |
昨日のテストハ「なんたったす?」 → 昨日のテストは「いかがでしたか?」 |
こどすのお盆ハ「なんたったす?」 → 今年のお盆は「いかがでしたか?」 |
遠野のかねなりの味ハ「なんたったす?」 → 遠野のかねなりの味は「いかがでしたか?」 |
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※ 更に 最初から事情が分かっている部分は除いて最小限の「なんたす?」だけで話すことも多い。 |
例えば [(腹っこ)「なんたす?」] [(お孫さん}「なんたす?」] [(彼氏ハ)「なんたす?」] [(かねなり)「なんたったす?」]等
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「なんたす?」は どんな場合でも使える挨拶の様なものです |
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8月18日(金) 畑からの帰り道の農道脇にひっそりとホオズキが咲いていました : 今日初めて気がつきました。 |
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はだげがら帰(け)ってくるどぎハ いっつもこご通るんだども 今日まで気つがねがったもや。 |
高速の高架すたで薄暗れどごだがら 誰も植える様な場所でハねぇス どっからが種っこ飛んできたもんだべが : 遠野の方言 |
(畑から帰る時には いつもここを通るんですが 今日まで気がつかなかったんです。 |
高速の高架下で薄暗い所ですので 誰も植える様な場所ではないし とこからか種が飛んできたのでしょうか : 標準語) |
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高速の高架下の農道出口にホオズキの花が・・・ 真っ赤に色づいていました (全部で3本ありました) |
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8月17(火) 「やじきた学園道中記」10月号は35周年記念 すごーい!! |
: 少女漫画「プリンセスゴールド(秋田書店発行)」は「やじきた学園道中記」一色です。 |
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遠野の方言で 助(す)けさせでもらった「やじきた・・」だどもス 35周年たどス。おめでとござんす。 |
漫画もいっぺあっともス こんたに長(な)げぐ続いでるのも珍らすなっス。頑張ってまだまだ続けでもらいてもんだなっス : 遠野の方言 |
(遠野の方言で お手伝いさせて頂いた「やじきた・・」ですが 35周年だそうです。おめでとうございます。 |
漫画も沢山ありますが こんなに長く続いているものは珍しいですね。頑張ってまだまだ続けてもらいたいものです : 標準語) |
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10月号「やじきた学園道中記」表紙 「やじきた祭り」ページ 粋でいなせなやじきたコンビ「巻頭カラーページ」 |
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8月16日(水) 思い出すたでば、「遠野のお盆の迎がえ火」ハ でっけくてはすたでねぇぐれはぐ力あったっけよ : 遠野の方言 |
(思い出しました、「遠野のお盆の迎え火」は 大きくて半端じゃないくらい迫力があったんです : 標準語) |
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「遠野のお盆の迎え火」 (遠野の町の道路が舗装される前の迎え火です。 遠野地方の日常会話集 88ページより) |
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遠野のまづサお盆来っとス(遠野の町にお盆が来ると) 道路の真んながサ(真ん中に)まぎハ(薪を)山の様 |
に積んでな むがえ火の準備すてス 夕がだサなって 日っこ暮れっとス そのまぎサ火付けんのス(その薪に火 |
を付けるんです)。 |
最初ハ煙ばり出でけぷてがっけども(最初は煙ばかり出てけむたいんですが) そのうずサ「ボンボ」ど燃えでき |
て(そのうちに「ボーボー」と燃えてきて) 火っこハ屋根ぐれたげぐあがるっけもや(火が屋根くらい高く上がるんです)。 |
一軒のうづが(家が)一山で それが何十軒も並んで火っこハ燃えんべす(火が燃えるんですから) まんつ ま |
づ中火の海みでになっけもや(本当に 町中が火の海みたいになるんです)。 |
「これだげ燃やせば 遠野がら上がっていった空のほどげさんも(仏様も) すぐめっけるべ(見つけるよ)」って |
皆でしゃべってだっけよ(皆で云っていたんですよ)。 |
火っこハおぎりっこサなっと(火が炭火になると) そのながサいも入(え)れで(その中にジャガイモを入れて) |
焼いで食ってス まず うめがったっけよ(本当に 美味しかったんです)。 |
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道路が舗装前される前の「遠野の迎え火」の風景 |
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※ 道路が舗装された後は 薪能で使う様な鉄で出来た「かがり火」で迎え火を焚いていました。 |
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8月15日(火) 遠野のまづのわらしゃんどぁ なづサなっと「泳ぎサ行くべ」って 皆で行ったどごなのス : 遠野の方言 |
(遠野の町の子供達は 夏になると「泳ぎに行こうよ」って 皆で行っていたところなんです : 標準語) |
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[お盆の次の日の川は 子供達の天国でした] |
「お盆過ぎだら 川サ泳ぎサ行ってハわがねじょ! カッパサ足っこ引っぱられで すんですまんだがらな」って |
おどなだづがらしゃべられでいだっけがら 泳ぐのハ盆前だげだったっけよ。 ほだども お盆の次の日川サ泳ぎサ行ぐどス |
コモサくるまれだスイガだのメロンハ流れでくっから 腹減らがすたわらしゃんど それ食って喜ごんでだもんだっけよ。 |
おどなだづぁ ほどげさんのいい供養だど思って流すてんだべども ほんとハわらすんどの腹サ入(へ)ってだのス : 遠野の方言 |
(「お盆が過ぎたら 川に泳ぎに行っては駄目だよ! カッパに足を引っ張られて 死んでしまうんだからな」って |
大人達から言われていたので 泳ぐのは盆前だけだったんです。 それでも お盆の次の日に川に泳ぎに行くと |
コモにくるまれたスイカやメロンが流れてくるので お腹を減らした子供達が それを食べて喜んでいたものです。 |
大人達は 仏様のいい供養と思って流しているんですが 実は子供達のお腹に入っていたんです : 標準語) |
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遠野の町中の子供達が泳ぎに行っていた場所です(③のすいせんは遠いので リンゴ畑の泥棒除けの垣根にしているブドウを食べながら 歩いて行ったものです) |
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8月14日(月) 気がつかないうちに「オクラ」が大きくなっていました : 日照りで3回も種を蒔き直しようやく実がつく位になりました。。 |
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草がりなんかサ気ハとられでるうづサ 実っこハいっぺついでんの 葉っぱの影サなって分がんねがったっけもや。 |
「オグラ」ハス ヌルヌルすてっけども うんめス なんたって身体サ良(い)いずがらス これがら楽すみだでば : 遠野の方言 |
(草刈りなんかに気をとられているうちに 実が沢山ついているのが 葉っぱの影になって分からなかったんです。 |
「オクラ」は ヌルヌルしていますが 美味しいし なんといっても身体に良いそうなので これからが楽しみです : 標準語) |
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「オクラ」の花と実 雨が降ってきたら早速アオガエルが・・・ |
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8月13日(日) 梅雨の時期は日照りで畑も干上がっていましたが、梅雨明け後は雨ばかりで雑草が勢いを増して 止む無く草刈りを・・。 |
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雨降っとなもかもはだげサ草っこ伸びですまってス 歩げねぐなるぐれ背っこ高げぐなってス 草取りで無(ね)くて |
機械で草がりすんねば まんつなんともなんねぐなってすまっけもな。今日ハたまたま涼すがら 草がりやってきたのス : 遠野の方言 |
雨が降ると畑の草が伸びてしまって 歩けなくなる位背が高くなって 草刈りではなくて |
機械で草刈りをしないと 本当にどうにもならなくなってしまうんですよ。今日はたまたま涼しいので 草刈りをやってきました : 標準語) |
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今日の草刈りは「チップソー」で 草刈り前 (畑の中) 草刈り前 (通路) 右は田んぼ |
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↓ ↓ |
草刈り後 (畑の中) ↓ 草刈り後 (通路) ↓ |
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8月12日(土) 明日はお盆の入りです : 佐倉地方の珍しい青竹の「盆だな」作りの準備を見る事ができました。 |
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遠野でハ ワラで編んだ両端ハバラバラでゴザみでなものサ お供えものハ乗せっけよ。 |
ナスだのキューリサ割りばすで足っこ付けで その上サ乗せっけもな。あど果物なんかもス : 遠野の方言 |
(遠野では ワラで編んだ両端がバラバラでゴザみたいなものに お供え物を乗せるんです。 |
ナスやキューリに割りばしで足を付けて その上に乗せるんです。 あと果物なんかも・・・ : 標準語) |
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佐倉地方の盆だな作り |
ササメという稲の様な植物を編んで縄紐を作る作業です 青竹をこの紐で編んで抑えにします |
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これはお盆用で右よりですが神棚の場合は左よりとのことです ササメと編んだ縄紐 |
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8月11日(祝) 相撲人気が高くなった現在、力士のしこ名の付いたお酒も多い様です : |
遠藤と云う銘柄の焼酎をいただきました。 |
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このさげっこハス 国技館サ行って買ってきたもんだどス。「稀勢のさど」っつうさげっこもあるづども |
ながなが手サ入(へ)んねずもな : 遠野の方言 |
このお酒は 国技館に行って買ってきたものだそうです。「稀勢の里」というお酒もあるそうですが |
なかなか手に入らないそうです : 標準語) |
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「遠藤」と云う銘柄の焼酎です (熊本県の酒造元で作られた25度・瀬戸で出来た入れ物に入っています) |
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8月10日(木) |
わらすんどハなづ休みサなっとス わらすの面倒ハ見るごど多ぐなって パソコンさもながなが向げねぐなってス |
はだげさも行がねばなんねス てぇ変だども 今日ハポケモンの映画ハ見できたのス。画面ハうづぐすがっけス |
おどっこハ「ががぁーん!!」てすげがっけがら 耳遠ぐなったおらでもうるせぐれだっけよ : 遠野の方言 |
(子供達が夏休みになると 子供の面倒を見ることが多くなって パソコンにもなかなか向かえなくなって |
畑にも行かなければならないし 大変ですが 今日はポケモンの映画を見てきました。画面が綺麗ですし |
音は「ががーん!!」て凄いので 耳が遠くなった私にもうるさいくらいでしたよ : 標準語) |
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映画のパンフレットというよりは、商魂たくましいゲーム会社の機器の売り込み?(入場時カードと共に渡されます) |
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8月8日(火) 山里に「狐のカミソリ」が咲いています : 少ない夏の花の一つです。 |
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なんたなわげで「きづねのカミソリ」ってしゃべんのがど思ったっけ 春の葉っぱハカミソリみでで なづにハ枯れで |
無なぐなったどごサ 急に目立づ花っこ咲ぐもんだがら「きづねサつままれだみでだ」っつごどで「きづねのカミソリ」だどス : 遠野の方言 |
(どういう訳で「狐のカミソリ」と云うのかと思ったら 春の葉っぱがカミソリみたいで 夏には枯れて |
無くなったところに 急に目立つ花が咲くものですから「狐につままれたみたい」と云うことで「狐のカミソリ」というのだそうです : 標準語) |
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里山に咲く「狐のカミソリ」 (千葉県佐倉市宮本地区) |
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8月6日(日) |
ゆんべの花火ハなんて云ったらいがんべ? 「気持づスカッっと癒されだ」ってどごだべが 云い様ねでば : 遠野の方言 |
(夕べの花火はなんと云ったらいいんでしょう? 「気持ちがスカッと癒された」というところでしょうか 云い様がありません : 標準語) |
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まづがつかがったりすっと あんまりでっけぇ花火ハ上げられねども こごだば田んぼど川すかねぇがら |
しゃぐだまでも二しゃぐ玉でもはぐ力ある花火ハバンバン上げられす どっからでも見えっからまんついがっけよ : 遠野の方言 |
(町から近かったりすると あまり大きい花火は上げられませんが ここなら田んぼと川しか無いので |
尺玉でも二尺玉でも迫力ある花火をバンバン上げられますし どこからでも見えるので本当にいいんですよ : 標準語) |
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昨晩の「佐倉花火フェスタ2017」 感動の90分の一コマ |
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商工会議所の若者による「手筒花火」 10分間で6000発の「ビッグプレミアムスターマイン」 |
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「二尺玉」4発の内の一発 巨大な風車を呑み込む「水上スターマイン」 |
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8月5日(土) 今夜は我が町の花火大会 : 見どころは「4発の二尺玉」と「音楽に合わせた6,000発のスターマイン」 |
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今晩の花火ハ 先ず二しゃぐ玉だべな。空いっぺサきぐの花っこ広がってス、皆口っこあんぐり開げで見でっけよ |
あの最初のうづ上げるおどっこも「ヅヅーン!!」って 腹サ響いで気持ぢいがっけよ。まんつ楽しみだでば : 遠野の方言 |
(今夜の花火は 先ず二尺玉ですよね。空一杯に菊の花が広がって 皆口をあんぐり開けて見ているんです。 |
あの最初の打ち上げる音も「ヅヅーン!!」って 腹に響いて気持ちがいいんですよ。本当に楽しみです : 標準語) |
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二尺玉を打ち上げる筒(径60cm約高さ2.5m) 音楽に合わせて6,000発の花火を一揆に打ち上げ |
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二人の子供がこんなに小さく見えます 芸術的な花火に感動したいと思っています |
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8月4日(金) [ハクビシンやカラスは 「黒玉スイカ」が苦手] が証明されました : 今迄の丹精が水の泡、悔しい思いです。 |
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遠ぐの種屋まで出はってって 黒玉の小玉の苗ハ買って来たっけが 出ぎだのハ縞の小玉だったのス。 |
今更「まづがってんでねぇが?」って文句しゃべっても しょんねがらス 「色々やったどもつから及ばず」ス : 遠野の方言 |
(遠くの種屋さんまで出かけて行って 黒玉の小玉の苗を買って来たんですが 出来たのは縞の小玉だったんです。 |
今更「間違ってんじゃないか?」って文句を云っても しょうがないです 「色々やりましたが力及ばず」ですね : 標準語) |
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※ 7月4日にアップした「野兎とハクビシン対策」もむなしく その貪欲さにギブアップです。 |
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ハクビシンによる被害 被害は縞模様(小玉)のスイカだけ 黒玉スイカ(大玉)には手もつけず |
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8月3日(木) 成田の「航空科学博物館」を見学してきました : 孫の夏休みの自由研究?で・・・。 |
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孫のなづ休みサ付ぎ合ってス 久々このはぐぶづ館サ行って来たども あだまの上サ |
ジャンボ機だのでっけぇ飛行機ハ 「ガァー!!」って通り過ぎで行ぐのハ おどなでもおもしぇがっけよ : 遠野の方言 |
(孫の夏休みに付き合って 久々この博物館に行って来ましたが 頭の上を |
ジャンボ機等大きい飛行機が「ガァー!!」っと通り過ぎて行くのは 大人でも楽しいですよ : 標準語) |
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一望できる「成田空港」 博物館の広場に展示された航空機等 懐かしい「YS11プロペラ機」も・・ |
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8月2日(水) うんめウナギ食うにハ こうやってさばがねばなんねども 人間つのハこうすねば生ぎでいげねすな : 遠野の方言 |
(美味しいウナギを食べるには こうやってさばかないとなりませんが 人間はこうしなければ生きていけないしね : 標準語) |
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今どすハ 土用の丑のしハ なな月どはづ月ど二回もあるづども なんたったって高(た)げくてながなが 食(か)れねでば : 遠野の方言 |
(今年は 土用の丑の日が 7月と8月の二回もあるそうですが なんといっても高くてなかなか 食べられないですね : 標準語) |
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一寸目を覆いたくなるシーンですが、この過程を経ないと美味しいウナギは食べられないんですから 人間って・・・。 |
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8月1日(火) ゴマの花が咲きだしました : 今年初めてゴマを植えてみました。 |
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キミなんかハ みんなハグビシンサ食(か)れですまっから 食(か)れねものど思ってゴマハ植えでみだのス。 |
金ゴマど黒ゴマの二種類植えでみだっけ ようやぐ花っこ咲ぎだすたっけ まんつめげ花っこなのス : 遠野の方言 |
(トウモロコシ等は みんなハクビシンに食べられてしまうので 食べられないものと思ってゴマを植えてみました。 |
金ゴマと黒ゴマの二種類を植えてみたんですが ようやく花が咲き出したら 本当に可愛い花なんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「トウモロコシ」を「キミ」とか「キビ」と云います。又、馬だけに食べさせる「キミ」を「バリオギミ」と云っていました。 |
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ゴマの葉とゴマの花 (葉っぱはヒマワリの様です) 金ゴマの花 黒ゴマの花 |
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7月31日(月) 稲の花が咲いています : これから実を付け 秋には「こうべを垂れる稲穂」に・・・。 |
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今の田んぼハ 遠ぐがら見でっと真っ青でうづぐすども 稲っこ良ぐ見(み)っと めんげ白(し)れぇ花っこ咲いでるっけよ : 遠野の方言 |
(今の田んぼは 遠くから見ていると真っ青で綺麗ですが 稲を良く見ると 可愛い白い花が咲いていますよ : 標準語) |
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今の田んぼの景色と可愛い稲の花 |
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7月30日(日) 子供達へのふるさと作りに奮闘 : 新興住宅地でパパやママが頑張っています。 |
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わらすの頃遠野でハ 黙ってでも故さどだったどもス 特にマンション暮らすすてる今のわらすんど |
こごハおらの故さどだって しゃべれる場所サなるように 親だづも必死で頑張ってんだべな : 遠野の方言 |
(こどもの頃遠野では 黙っていても故郷でしたが 特にマンション暮らしをしている今の子供達は |
ここが自分の故郷だって 云える場所になるように 親達も必死で頑張っているのでしょう : 標準語) |
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※ マンションに住んでいる子供さんや親達のお話を聞いておりませんので、私の見方が間違っていたらごめんなさい。 |
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地域ふれあい夏祭りの一コマ (千葉県佐倉市1・2丁目町会) |
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ロックソーラン踊り・催しものチーム 焼きそばチーム かき氷チーム |
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綿あめチーム 浴衣でお友達と・・・ 仲良し兄妹 |
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7月28日(金) ここのところテレビは連日公人の不祥事などで 嫌になるような報道が繰り返されていますが・・・。 |
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遠野の方言で・・・ |
国のお偉いさんハ みぢ外れで好ぎなごどばりやってだり ホラばり吹いでだりすて 都合わるど(都合が悪いと) |
ひとサかつけだり(他人のせいにしたり)すて 「ずぶんだげいいばいいど(自分だけ良ければいいと)」思ってるんで |
ねべが?(思っているのではないでしょうか?) |
全部のひたづどハ云わねどもス(全部の人達とは云いいませんが) 最後ハしょんねがら止めればいいんだべど |
(最後は仕方がないから止めればいいんでしょうと)。 |
高(た)げぇ税金ハ払わされでっとも(払わされていますが) ぜぇぶん(随分)無駄サ使われでんでねべがど(使わ |
れているのではないかと)思う今日この頃のニュースばりだなっス(ニュースばかりですね)。 |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「他人のせいにする」ことを「ひとサかつける」と云います。 「ひたづ」は 人の複数形で「人達」を云います。 |
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7月27日(木) |
すろうどサすてみれば まんつ たまげるぐれでっけぇ「黒玉スイガ」ハ取れダでのス。孫サおぐってやんべど思ってっともス : 遠野の方言 |
(素人にしてみれば 本当に びっくりするぐらい大きい「黒玉スイカ」が取れました。孫に送ってやろうかと思っているんですが・・ : 標準語) |
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貰ったおっきめのスイガばごサ 入(え)れっぺどすたっけども なんとすても入(へ)んねくてス |
べづのダンボールハ切って スイガサ合わせで はごっここしぇでおぐるごどサすたのス : 遠野の方言 |
(貰った大き目のスイカ箱に 入れようとしたんですが どうしても入らなくて |
別のダンボールを切って スイカに合わせて 箱を作って送ることにしました : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「~しようとする」ことを「~すっぺどする」と云います。 この例では「入(え)れっぺどすた」は「入れようとした」になります。 |
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でっかい「黒玉スイカ」が取れました (重さは10.0Kgあります) 7月2日時点の黒玉スイカ(約4Kg位?) |
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直径25cmで市販のスイカ箱(大)に入らない位です(右は普通の縞スイカ・切った写真も) |
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7月26日(水) 遠野の方言 : 「~っこ」を付けて可愛いく呼べるものと 呼べないものがあります。 |
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「~っこ」を付けて呼ぶものの例 |
「鳥っこ」 「船っこ」 「わらす(こども)っこ」 「汽車っこ」 「さがなっこ」等 |
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「~っこ」を付けないで呼ぶものの例 |
「ばっけ」 「びっき」 「人形」 「とんぼ」 「コップ」 「ヒコーキ」 「扇風機」 「カブトムシ」等 |
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※ 「~っこ」を付けないで呼ぶものは 既に遠野独特の言葉になっているものや 語呂の悪いものや新しいもの等があります。 |
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「~っこ」を付けて呼べるもの例 「~っこ」を付けないで呼ぶものの例 |
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鳥っこ 船っこ わらしっこ(子供) 人形 トンボ コップ |
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7月25日(火) 流しソーメンの竹は一週間で使用不可となり処分となります : それを有効活用してみました。 |
(節を取り除くため、竹が内側に曲がりU形の開口部が狭くなって使えなくなってしまいます) (ネギの白身部分を長くする方法です) |
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流しソーメンのたげハス 終わったら間もなぐ投げねばなんねのス。それもってぇねがら短ざぐサすて |
ネギのつづ盛る代わりサ その短ざぐ使って、上サ上サ重ねでその間サつづ入(え)れでぐど白身ハ長ぐなんのス : 遠野の方言 |
(流しソーメンの竹は 終わったら間もなく捨てないといけないんです。それがもったいないので短冊にして |
ネギの土を盛る代わりに その短冊をつかって、上に上にと重ねてその間に土を入れていくと白身が長くなるんです : 標準語) |
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流しソーメンの竹は捨てないでネギの白身を長くする道具として使ってみました |
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流しソーメンの竹を短冊にし、盛り土の代わりに竹を重ねて間に土を入れてみましたが、見事に白身が長くなりました |
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7月23日(日) 絵画展で素晴らしい絵を鑑賞してきました : 地元佐倉市の名士5人の絵画展です。 |
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おらも絵っこハ描ぐべど思って勉強すたごどあっともス なんたったって難がすもんだっけもや。 |
途じゅうで止めですまったっけが こごまで描げる様になんのにハ 容易なごってねんだでば : 遠野の方言 |
(私も絵を描こうと思って勉強をしたことがあるんですが 本当に難しいものなんですよ。 |
途中で止めてしまったんですが ここまで描ける様になるのには 容易なことでは無いんですよね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野の方言で「なんたって」は「どうしたって」とか「何といっても」の意味ですが |
「なんたったって」は「どうしても追いつかない」とか「本当にどうにもならない」の意味になります。 |
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五人展の作品の一部 ご紹介 (文部科学大臣賞や日展の賞等多くの賞を受賞している作品です) |
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菅原氏の作品 1) 風化のまま語らず F100 2) 崖に這う生命 F50 真木氏の作品 甚平の松 F100 齋藤氏の作品 F100 |
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7月22日(土) 油断していたら突然のゲリラ豪雨 : ワイパーが効かない程の雨にしばし道路脇に駐車。 |
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いいあんべで走ってだっけ 空ハ急に真っ暗サなってがら 雷鳴って大雨ス。 |
ラジオでハこの辺さ大雨注意報だずス 前ハあんまり見えねもんだがら なんぼが休んでがら行ったのス : 遠野の方言 |
(いい調子で走っていたら 空が急に真っ暗になって 雷が鳴って大雨なんです。 |
ラジオではこの辺に大雨注意報だというし 前があまり見えないもので いくらか休んでから行ったんです : 標準語) |
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晴れていたと思ったら 急に空が暗くなり突然の大雨 |
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7月21日(金) こんたにあ暑(づ)日ハ続いでっともス しゃっけものばり飲むど腹っこハぶっかすがら気付けでがんせ : 遠野の方言 |
(こんなに熱い日が続いていますが 冷たいものばかり飲むとお腹を壊すので気を付けて下さいよ : 標準語) |
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はだげすごどすてっとぎハ 麦茶ハガブガブ飲んでス うっつぁ帰(け)ってくっと すぐビールハ飲むどもス |
身体ハうごがすて 大汗かいでっからいんだべども なんもすねでしゃっけものばり飲むのハわがねじょ : 遠野の方言 |
(畑仕事をしているときは 麦茶をガブガブ飲んで 家に帰ってくると すぐビールを飲んでいるんですが |
身体を動かして 大汗をかいているからいいんでしょうが なにもしないで冷たいものばかり飲むのはダメですよ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「冷たい」を遠野では「しゃっけ」とか「ひゃっけ」と云います。 また「ダメですよ」を遠野では「わがねじょ」と云います。 |
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7月19日(水) 老人施設に「流しソーメン」のボランティア : めったに出来ない経験に利用者さん・スタッフも大喜びでした。 |
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この装置こしぇんのハてえ変だどもス 車椅子の人もしょぐ員も 皆喜ろごんでけで まんつえがったでば。 |
毎にぢ施設のながサ居るがらス とぎどぎ変わったボランティアで こごろハ癒さねばなんねなっス : 遠野の方言 |
(この装置を作るのは大変ですが 車椅子の方も職員も 皆喜んで頂いて 本当に良かったです。 |
毎日施設の中に居ますので 時々変わったボランティアで 心を癒さなければなりませんね : 標準語) |
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循環式流しソーメンで皆大喜びです (2セットを使い同時に約20人が楽しめます) |
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7月18日(火) 「流しソーメンのたげ」って簡単にしゃべっとも こしぇんのハてぇ変なごどなんだでば : 遠野の方言 |
(「流しソーメンの竹」って簡単に言いますが 作るのは大変なことなんです : 標準語) |
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たげ山サ入(へ)って 太さど長さ丁度いくて 曲がっていねたげ選んで切り倒すのス。 |
これハ作業場サ持ってきて電動のごで半分サ切ってがら 水っこ出る部品付けだりすんだでば : 遠野の方言 |
(竹山に入って 太さと長さが丁度良くて 曲がっていない竹を選んで切り倒します。 |
これを作業場に持ってきて電動の鋸で半分に切ってから 水の出る部品を取り付けたりするんです : 標準語) |
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※ 今日午後に老人施設での「流しソーメン」のボランティアに行きます。竹二本で1セットで竹の片側に5~6人ずつ両側で10~12人が同時に |
楽しめます。 竹の片側はパイプで繋げて 水が往復する形でソーメンを流します。その様子は明日アップする予定です。 |
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流しソーメン用竹の準備 |
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山から竹を切り出す(4本・2セット分) 1セット分加工澄 反対から見る(○部分に水の吹き出し口取り付けます) |
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7月17日(祝) なづハやっぱしビールだべ? ビールのつまみハ採ったばりの枝豆いづばんだもな : 遠野の方言 |
(夏はやっぱりビールでしょう? ビールのつまみは採ったばかりの枝豆が一番ですね : 標準語) |
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外こぐ人のつまみのいづ番人気ハ枝豆だづもな。最初は食いがだ分がねくて殻ごど食ってすまう人も居るどス。 |
食いがだおしぇられで 豆っこハくづのながサ「ピョン!」て飛んで入(へ)ってくっと たまげで面しぇがるずよ : 遠野の方言 |
(外国人のつまみの一番人気は枝豆だそうです。最初は食べ方が分からなくて殻ごと食べてしまう人も居るそうです。 |
食べ方を教えて貰って 豆が口の中に「ピョン!」って飛んで入って来ると びっくりして面白がるそうです : 標準語) |
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枝豆の収穫 畑で葉っぱだけを取り払って自宅へ・・ 塩で揉んで 熱湯で3分半茹であげます |
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今年の枝豆は カラカラ天気でいじめられたせいか 甘味を蓄え美味しい枝豆になりました |
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7月16日(日) 遠野の方言 : 遠野地方では 「~という」 は 「~ず」 と云います。 |
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ヒアリの巣っこハ見(め)っかった「ず」ごどハ あっつこっつサしろがってる「ず」ごどだべな : 遠野の方言 |
(ヒアリの巣が見つかった「という」ことは あっちこっちに広がっている「という」ことでしょうね : 標準語) |
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安部首相の支持りづ落ぢだ「ず」ごどハ こぐ民の信頼ハ無(ね)ぐなってきた「ず」ごどだべな : 遠野の方言 |
(安部首相の支持率が落ちた「という」ことは 国民の信頼が無くなってきた「という」ことでしょうね : 標準語) |
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7月14日(金) 野菜の収穫・最盛期 : 年寄り2人では食べ切れず、家族や知り合いの方に応援して頂いています。 |
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今ハ 苗で買った野菜ハおっきぐなって採れでんだどもス このあどハ100均で買った種っこがらおっきぐなった |
野菜が採れ出すのス。そうなれば 2人でハ益々食いだされねぐなってくんべがら |
なんたサすたらいがんべがど思ってだどごだでば : 遠野の方言 |
(今は 苗で買った野菜が大きくなって採れているんですが この後は100均で買った種から大きくなった |
野菜が採れ出すんです。そうなれば 2人で益々食べきれなくなってくるでしょうから |
どうしたらよいかと思っているところです : 標準語) |
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ナス&シシトウ フルーツトマト&ミニトマト キューリ |
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7月13日(木) 遠野から亡き父親が送ってくれていた「九重九里カボチャ」 : 13年経った今、私も作っています。 |
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親ずハどごがら種っこ手サ入(え)れだんだが? このカボチャハいっぺこしぇで 近所サ配っ喜ろごばれでていだっけよ。 |
毎とす遠野がら千葉さもおぐってきて それで離乳食いっぺこしぇで冷凍すて おらほの孫どハこれでおっきぐなったのす : 遠野の方言 |
(父親がどこから種を手に入れたんでしょうか? このカボチャを沢山作って 近所へ配って喜ばれていたんですよ。 |
毎年遠野から千葉へも送ってきて それで離乳食を沢山作って冷凍して 私の孫たちはこれで大きくなったんです : 標準語) |
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※ 「九重九里カボチャ」はホクホクした栗カボチャで、たまたま佐倉の種やで苗を売っていたので 3年前から購入し栽培しています。 |
子供や孫たちは このカボチャが出来るのを楽しみにしています。今は亡き[親父の置きみやげ]にありがとうといいたいです。 |
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遠野で父親が作っていた「九重九里カボチャ」 そしてこれが今、私が作っている「九重九里カボチャ」です |
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平成16年月撮影 昨日・平成29年7月12日撮影 |
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7月12日(水) 市主催の「舞の海」さんの講演を聞いてきました : さすが相撲の解説者、楽しい講演でした。 |
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テレビでハしゃべれね本音だの裏話ハいっぺしゃべってけでス まんつおもしぇがったでば。 |
すぐ後ろのせぎのおんばさんハ「あっはっは あっはっは」って笑ってばりいるぐれ まんつえがったよ : 遠野の方言 |
(テレビでは言えない本音や裏話を沢山話してくれて 本当に面白かったです。 |
すぐ後ろのおばあちゃんは「あっはっは あっはっは」と笑ってばかりいるくらいで 本当に良かったですよ : 標準語) |
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7月11日(火) 遠野の方言 : 「こごサこ(ここに来て)」 「こっちゃこ(こっちに来て)」 は人を呼ぶときの命令形です。 |
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「こごさこ」 は 「ここに来て」 「ここに来てよ」 「ここに来い」などと一寸強い言い方で上司などには使えません。 |
※ 優しくまたは丁寧に云うには |
「こごサ来てけねべが」(一般) |
「こごサ来てけねすか」(一般) 「こごサ来ておぐりぇんしぇ」(女性) などと云います。 |
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「こっちゃこ」 は 「こっつぁこ」とも言い 「こっちに来て」 「こっちに来い」は やはり強い言葉になります。 |
※ 優しくまたは丁寧に云うには 「こごサこ」と同じように |
「こっちゃ来てけねべが」(一般) |
{こっちゃ来てけねすか」(一般) 「こっちゃ来ておぐりぇんしぇ」(女性) などと云います。 |
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7月10日(月) きんのハ 赤アリのはなす書いだっけ はだげサアリっこいっぺいっから 写真サ撮って見だのス : 遠野の方言 |
(昨日は 赤アリの話をアップしましたが 畑にアリが沢山いますので 写真に撮ってみました : 標準語) |
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アリっこの写真ハ撮んべどすたっけども アリハチョコマカどすて落ぢづがねもんだがらス |
ながなが難がすもんだっけもや。しょぐ料引っ張ってるアリっこハ見(め)っけでようやぐ撮ったのス : 遠野の方言 |
(アリの写真を撮ろうとしたんですが アリはチョコマカとして落ち着かないものですから |
なかなか難しいものなんですよ。食料を引っ張っているアリを見つけてようやく撮ったんです : 標準語) |
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自分よりかなり大きい獲物を運ぶ「黒アリ」です |
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7月9日(日) 遠野の物見山にもどう猛な「赤アリ」が沢山居たんですよ : 間違ってそのアリ塚に足を突っ込んだら大変な事に・・・。 |
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中学生の頃ス なづサなっと 物見山さば友だづどよぐキャンプサ行ったのス。皆で喜(よろご)んで その辺ハ |
はしぇ廻ってっと まづがってアリ塚サあす突っ込んで なん十匹ずあがアリサあす刺されでてぇ変な目サ合ったのス : 遠野の方言 |
(中学生の頃 夏になると 物見山に友達とよくキャンプに行ったものです。皆で喜んでその辺を |
走り廻っていると 間違ってアリ塚に足を突っ込んで なん十匹という赤アリに足を刺されて大変な目に合ったんです : 標準語) |
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※ 今、家の中に入ってくる小さな赤アリと違って 普通の黒アリと同じ位の大きさで 集団で襲ってきて咬まれると赤く腫れあがりますが大事には至りませんでした。 |
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物見山の頂上から見る早池峰山 物見山の赤アリのアリ塚(高さ30cm位) 赤アリのイメージ(10~15mm位) |
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以前は広大なスズラン畑・今は防災林カラマツを植林 何千匹もの赤アリの巣のアリ塚(草の茎や葉などで出来ていました) 普通の黒ありと同じ大きさ |
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7月7日(金) 遠野の方言 : 「やぐだり~(わざと~)」 「やぐど(わざと)」 → 自然ではなく故意にすること。 |
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使用例 |
おめス 学っこサ行きたぐねもんだがら 「やぐだり」転んだふりすたんだべ? |
あそご痛(い)でだの こご痛(い)でのたったって お父(ど)さんにハ「やぐど」だって分がってんだがらな : 遠野の方言 |
(お前な 学校へ行きたくないもんだから 「わざと」転んだふりをしたんだろう? |
あそこが痛いだの ここが痛いだのって云ったって お父さんには「わざと」だって分かっているんだからな : 標準語) |
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※ 今日ハたなばだだな。夜サなったらば天の川ハ 見(め)っといいがな : 遠野の方言 |
(今日は七夕ですね。夜になったら天の川が 見えるといいですがね : 標準語) |
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7月6日(木) 4日前にはキューリの枝に「セミ」が、そして今日は「カブトムシ」が・・ : いよいよ真夏に突入です? |
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今日ハようやぐ最後のジャガイモ掘りすたのす。こどすハちゃんと芽欠きすたがら でっけぇのでぎだでば。 |
これ見でだ「カブトムス」ハス 「あのジャガイモハおら好ぎでねのス。もっとあめものだばいいのにス」ってス : 遠野の方言 |
(今日はようやく最後のジャガイモ掘りをしました。今年はちゃんと芽欠きをしたので 大きいのができました。 |
これを見ていた「カブトムシ」は 「あのジャガイモは自分は好きじゃないんです。もっと甘いものならいいのに」って : 標準語) |
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キューリの枝のカブトムシ 今年最後のジャガイモ掘り 芽欠きしたお陰でこんなに大きいジャガイモも・・ |
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7月5日(水) 台風一過の今朝の空 : 秋の台風とは違いスッキリとは晴れないですね。 |
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きんのの台風で この辺ハてぇすたごだ無(ね)がったどもス 今度ハ島根がてぇ変なごどサなってるずもな。 |
むがすどつがってス 天気ハ極端サなってきて 大雨降ったり たづまぎ起ぎたり気付けねばな : 遠野の方言 |
(昨日の台風で この辺は大したことは無かったんですが 今度は島根県が大変な事になっているそうです。 |
昔と違って 天気は極端になってきて 大雨が降ったり 竜巻が起きたりして気を付けなければね : 標準語) |
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台風一過の今朝の空 (千葉県佐倉市飯野 AM7:20撮影) |
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7月4日(火) 野兎とハクビシン対策を万全に : 野兎にゴマの芽を食べられてしまいました。その対策は鳥獣除けの網で・・。 |
ハクビシンは石油系の臭いが嫌いと聞き、それでスイカを守る対策も・・。 |
今日はだげサ行ったっけ ゴマの芽っこハ野兎サ食われででス あわでで網っこ被せだのス。 |
スイガもハグビシンサ食(か)れね様に ニンニグのほがサ 混合ガソリンの臭いで寄せ付けね作戦ス : 遠野の方言 |
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(今日畑に行ってみたら ゴマの芽が野兎に食べられていて あわてて網を被せたんです。 |
スイカもハクビシンに食べられない様に ニンニクの他に 混合ガソリンの臭いで寄せ付けない作戦です : 標準語) |
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[野兎対策] [ハクビシン対策] |
ゴマの芽を守る為 鳥獣除けの網で覆う 草刈機の燃料を缶に入れ、鉢植の受け皿で雨除けの屋根に・・ |
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出た芽の3割位食べられていました スイカ畑に2~3m間隔で8ヶ所に設置 |
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7月2日(日) まんつあづ日ハ続ぐもんだがら まづがってセミハ出できてすまったんでねべが。まだなが間ハ居ねぞ : 遠野の方言 |
(本当に暑い日が続くものですから 間違ってセミが出てきてしまったんでしょうか。まだ仲間は居ませんよ : 標準語) |
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セミハス すたサなってるスイガハ見でス 「まんつ おっきぐなったもんだな なづだもの おら出できたのハ |
まづがいで無(ね)-ど思ってっともス」 : 遠野の方言 |
(セミは 下に成っているスイカを見て 「本当に 大きくなったものですね 夏ですから 私が出てきたのは |
間違いでは無いと思っているんですがね」 : 標準語) |
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キュウリにとまったセミが 大きくなったスイカを見下ろす? |
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暑さが続くためか 早々と出現 直径20cm位になった黒玉スイカ こちらはまだ直径15cm位です |
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7月1日(土) アサリより安く、アサリより美味しい「小ハマグリ」を味わうことができました。 |
(「今、どうしてスーパーに沢山並んでいるのか不思議です。こんな小さいうちに採ってしまうより、一寸待てば大きいハマグリになるのに」と。) |
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こんたにうめもの安ぐ食(か)せで貰うのハ有り難(が)でどもス なんだがもってぇねぇ気ハすてス。 |
普通のでっけぇハマグリだば2つで300円ハすっともス なんたなわげでちっちぇの大量に採ってすまんだがなっス : 遠野の方言 |
(こんなに美味しいものを安く食べさせて貰うのは有難いんですが なんだかもったいない気がします。 |
普通の大きさのハマグリなら2個で300円はしますが どのような訳で小さいのを大量に採ってしまうんでしょうね : 標準語) |
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小ハマグリ (大きいあさり位のものが約20個で200円弱) 朝はお吸い物に、夜は酒蒸しで美味しくいただきました |
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6月30日(金) 今日6月30日は 「大祓(おおはらえ)の日」 で日本中の大きな神社で「茅の輪くぐり」が出来ますよ。 |
「大祓の日」は6月30日と大晦日の二日行われ、知らずに犯した罪やケガレを祓い清める日だそうです。 |
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もう早(は)えもんで 一年の半分ハ過ぎですまったってが? たすかに良ぐ考(かん)げでみっと おもしぇぐねくて |
かがぁサあだったり、良ぐすてけだ人サお礼ハしゃべりわしぇだり 反省すねばごどもあったなど思ってス : 遠野の方言 |
(もう早いもので 一年の半分は過ぎてしまったんですか? 確かに良く考えてみますと 面白く無くて |
家内に当たったり、良くして頂いた人にお礼を言うのを忘れたり 反省しなければならないこともあったなと思って・・ : 標準語) |
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※ 大晦日、遠野の南部神社で茅の輪くぐりをしたことがありますので、きっと今日も茅の輪があると思いますよ。 |
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千葉県佐倉市の「麻賀多神社」の茅の輪・お参りしてくぐってきました (今日の10時30分撮影) |
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6月29日(木) 今の世のなが、見だごだねぇ おもしぇおがしハ 売ってるもんだでば : 遠野の方言 |
(今の世の中、見た事の無い 面白いお菓子が 売っているんですね : 標準語) |
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むがすのおがすハ キャラメルだの水あめなんかすか 無(ね)がったっけが 今ハ グミだのポテトチップスだのって |
まんつ珍らすおがすハいっぺ売ってっけもな。ほでも飽ぎでくんだべが こんたな長(な)げグミも売ってだっけよ : 遠野の方言 |
(昔のお菓子は キャラメルやら水あめなどしか 無かったんですが 今は グミやらポテトチップス等々 |
本当に珍しいお菓子が沢山売っているんですね。それでも飽きてくるのか こんな長いグミも売っていました : 標準語) |
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ヒモの様なグミのお菓子 (太さが5mm位で 長さがなんと126cm、赤と黄色のツートンカラー) |
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6月28日(水) 遠野の方言では「~したことが無い」ことを「~すたごだ無(ね)」と云います。 |
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例えば |
おらハまだ おぎ縄サ「行ったごだね」んだでば : 遠野の方言 |
(私はまだ 沖縄に「行ったことが無い」んです : 標準語) |
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遠野ハさぶくてふてぇたげハ なんねせいで たげのこなんか「見だごだね」のス : 遠野の方言 |
(遠野は寒くて太い竹が 成らないせいで たけのこなんか「見たことが無い」んです : 標準語) |
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遠野のひたづぁ くるみもづなんかハいづでも食(か)れっとも 東きょのひたづぁ「食ったごだね」んでねべが : 遠野の方言 |
(遠野の人達は くるみ餅などはいつでも食べられますが 東京の人達は「食べたことが無い」じゃないかな : 標準語) |
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岩手の定番 「クルミ餅」の作り方 (道の駅「遠野風の丘」でも食べられますよ。運が良ければつきたての餅も・・) |
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クルミをすり潰す きめが細かくなるまで お湯を入れヨーグルトの固さに 砂糖と醤油少々を入れかき混ぜる 餅にかけてたべます |
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6月26日(月) 遠野の方言で「ごんぼほる(ゴボウを掘る)」とは、「大酔っ払い」と「大泣きの赤ん坊」の代名詞です。 |
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遠野の方言 (「ごんぼほる」 : 遠野地方の日常会話集45ページより) |
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酔っ払いハ「ごんぼほる(くだをまく)」 |
このめぇの花見のどぎス(この前の花見の時に) 八百屋のおやずハ「ごんぼほって(大酒飲んでくだまい |
て)」 手あますで(手が付けられなくて)皆困ったどス(困ったそうです)。 |
「ごんぼほり(大酒飲み)」ハ どごさも居っとも(どこにでも居ますが) むがす(昔) 土淵さも |
治吉っていう「ごんぼほり」ハ居だったずよ(居たそうですよ)。 |
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わらす(子供)ハ「ごんぼほる」 |
隣のまさとちゃんハ おっきな声出すて(大きな声を出して) 「ごんぼほって(大泣きして)」だな(るね)。 |
なにが 気に入らねごどでも あったんでねべがなぁ(あったんじゃないかな)。 |
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この方言の解説 |
[ はだげのごんぼハ(畑のごぼうは) 掘っても掘っても ながなが掘り出せねくて 手サおえねぐなるずもな(なる |
そうですよ)。 |
ほんたなごどがら(そんなことから) 「ごんぼほり」ハ 「手あます(手におえない)」の たどえサ(例えに)なった |
んだべな(なったんでしょうね)] |
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※ 100円均一の種もあなどれないですよ。今日で2度目の収穫ですがまだ100本位は残っています] |
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早どりゴボウの収穫 (長さも40cm位と短い品種です。100円均一でよりどり2袋の種の1袋で育てました。) |
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6月25日(日) マンションの利便と不便 : マンションでは臭いの強いものをベランダなどに置くのは無理。ラッキョウの加工や保存は畑で・・。 |
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ラッキョの臭いハきづがらス マンションでこしぇだり置いだりすてっと 回りのひたづサ迷わぐサなっから |
みんなはだげの小屋でやったのス。 「ビンッ!」と蓋っこすめだものだばいんだどもス。クサヤなんかはとんでもないですよ : 遠野の方言 |
(ラッキョウの臭いはきついので マンションで作ったり置いたりしていると 回りの人達に迷惑になるので |
みんな畑の小屋でやったんです。 「ビシッ!」と蓋を閉めたものならいいんですが。クサヤ等はとんでもないですよ : 標準語) |
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(6月15日収穫し塩漬け) 「ラッキョウの塩漬け」→「甘酢漬け」を作る (甘酢は酢1.5L、氷砂糖1Kg、ミリン少々煮立てる) |
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6月15日収穫 ラッキョウの10%塩と水少々重石で10日間 水出し2時間後日陰干し 甘酢に漬け10日位でOK |
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※ 昨日パソコンが突然動かなくなり、今日、急きょプロにお願いし復旧して、ホッとしているところです。 |
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6月23日(金) 夕方散歩 : 印旛沼周辺のジョギングロード「有森裕子コース」です。サイクリングロードにもなっています。 |
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マラソンの小出監とぐハス佐ぐらの出で 印旛沼の周りハQちゃんもはしぇって練習ハすてだのス。 |
すたの写すんハ 裕子コースだどもス 今アズサイハ咲いでで 夕がだサなっと涼す風っこハ吹いで気持づいーよ : 遠野の方言 |
(マラソンの小出監督は佐倉の出身で 印旛沼の周りをQちゃん(高橋尚子さん)も走って練習をしていたんです。 |
下の写真は 裕子コースですが 今アジサイが咲いていて 夕方になると 涼しい風が吹いて気持ちがいいですよ : 標準語) |
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今日の夕方の散歩コース (佐倉市印旛沼周辺 : 金メダルジョギングロード「有森裕子コース」) |
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6月22日(木) 我が家の「シンプル茶碗蒸し」 : 簡単で早くて美味しく出来、孫たちも心待ちにしている1品です。 |
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前にハ かがぁがシイダケでだす取ったりすて 二日ががりでこしぇでけだ茶碗蒸すだどもス |
そんたなごどすなくても あっという間サ出ぎる茶碗蒸すハ考(かん)げで 5年ぐれ前がらこしぇでんのス : 遠野の方言 |
(前には 家内がシイタケでだしを取ったりして 二日がかりで作ってくれていた茶碗蒸しなんですが |
そんなことをしなくても あっという間に出来る茶碗蒸しを考えて 5年くらい前から作っています : 標準語) |
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シンプル茶碗蒸しの作成手順 (だし汁の冷ます時間を除くと1時間以内、冷ます時間を入れても3時間位で完成します) |
1) 茶碗蒸しのだし汁を作る (冷ます時間を除き約15分) |
鍋に必要なだけ水を入れ、竹輪一本を薄切りに、ネギ半分輪切りに、コマ豚肉を5きれ、醤油だしの素適量 |
を入れ煮たててだし汁を作り、具を取り出してだし汁を常温まで冷ます。(好きな具は茶碗蒸しに入れてもOK) |
2) 卵をだし汁に入れ、泡だて器で泡がなるべく出ないように掻き回して 卵とだし汁を良く混ぜる。(約10分) |
3) 2)を茶碗蒸しの容器に移してサランラップでフタをし、鍋の底より4cmの煮立ったお湯に入れ、弱~中火で |
約15分くらい蒸し表面が白くなったら出来上がりです。(鍋のフタに布などを施さなくてもOKです) |
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シンプル茶碗蒸しの作り方 (だし汁を冷ます時間を除き1時間以内、冷ます時間を入れても3時間くらいで完成します) |
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一人々々の入れ物でもいいんですが、大きなドンブリ等に作り、皆でスプーンですくって食べても楽しいですよ。 |
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6月21日(水) のどかな山里の田んぼ : 気の早いシオカラトンボのお出ましです。 |
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このめぇ田植えハすたばりど思ったっけども 苗もこんたにおがってがら 田んぼも青々どすてきたでば。 |
その田んぼの周りさば スイスイどトンボハ飛ぶ様サなってす 気の早(は)えトンボも居だもんだなど思ってス : 遠野の方言 |
(この前田植えをしたばかりと思ったんですが 苗もこんなに大きく育って 田んぼも青々としてきました。 |
その田んぼの周りには スイスイとトンボが飛ぶ様になって 気の早いトンボも居たものだと思っているんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 1) {~したばかり」を遠野では「~すたばり」と云います。 |
2) 「育って大きくなる」ことを遠野では「おがる」と云います。人でも植物でも・・・。 |
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今の田んぼの景色 (千葉県佐倉市宮本地区・私の畑の傍です) シオカラトンボ |
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6月20日(火) 遠野の言葉で一番発音が難しい「に」の付くニンニクの収穫です : 「ち」と「き」も同レベルかな? |
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※ 遠野の「に」と「ち」と「き」の発音方法は この日記帳5月25日にアップしていますので是非ご覧下さい。 |
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今日ハニンニグはだげがら掘り上げだのス。10本ずづ束にすて12あったがら 全部で120本ぐれだべ。 |
このうずちっちぇのハ スイガ食いさ来るハグビシン除げサ使うべど思ってんのす : 遠野の方言) |
(今日はニンニクを畑から掘り上げました。10本ずつの束にして12束ありましたので 全部で120本位でしょう。 |
このうち 小さいのは スイカを食べに来るハクビシン除けに使おうと思っています : 標準語) |
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※ ハクビシンはニンニクの臭いが嫌いなので、スイカの熟す時期にその周りにばらまいておくと効果てき面です。昨年実証済みです。 |
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ニンニクの収穫です テント小屋に10本ずつ束にして12束吊るしました |
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6月19日(月) おらほのメダガハ子っこ産(な)したでば。子っこハちっちぇくて良ぐ見んねどゴミと間ずがうぐれス : 遠野の方言 |
(私の家のメダカが子供を産みました。 その子供は小さくて良く見ないとゴミと間違う位です : 標準語) |
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10ねんぐれ前サ5ひぎのメダガハ貰ってス 毎とす子っこ産(な)させで増やすてス |
はだげサこしぇだいげのながさも 毎とすいっぺ放すてんのス。朝晩餌っこやって めげもんだでば : 遠野の方言 |
(10年位前に5匹のメダカを貰って 毎年子供を産ませ増やして |
畑に作った池の中にも 毎年沢山放しているんです。 朝晩餌をやって 可愛いものです : 標準語) |
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メダカの誕生 (本来のメダカより若干大き目の種類です。我が家に来てもう10年余りになります) |
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卵をお腹に抱え泳ぐメスのメダカ(大水槽) 卵の着いた藻を鉢に移し孵化させます 生まれたメダカは約3mm
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6月18日(日) 遠野独特の接頭語 : 「投げる」の頭に「ぶん」をつけて「ぶん投げる」、「店」の前に「お」をつけて「お店」などと云いますが |
次の様な遠野独特の接頭語もあります。 |
「タダギ落ちだ」 |
隣のおどさんハ かぎの木サ上がったっけ 木っこハ折れで「タダギ落ぢだ」どス : 遠野の方言 |
(隣のお父さんが 柿の木に登ったら 木が折れて「(凄い勢いで)落ちた」そうだよ : 標準語) |
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「ヒッ転んだ」 |
きんの おらほのわらすス 運動会で「ヒッ転んで」 でんびハ擦り剝いで帰(け)って来たでば : 遠野の方言 |
(昨日 自分ちの子供が 運動会で「(凄く)転んで」 おでこを擦り剝いて帰って来たんですよ : 標準語) |
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「オッ被さって」 |
山サ キノゴ採りサ行ったっけ熊ハ出張(では)って来てがら 「オッ被さって」きて えれ目サ合ったでば : 遠野の方言 |
(山に キノコを採りに行ったら熊が出てきて 「(すっかり)覆い被さって」きて 大変な目に合ったよ : 標準語) |
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※ 接頭語は言葉を丁寧にしたり、上記の例の様に動作を強調したり大げさに表現したりします。 |
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6月17日(土) 朝の散歩 : 稲の緑が鮮やかで 夏を感じる眩しい太陽が湖を照らしていました。 |
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朝間起ぎだっけ 空っこハ快晴でス 久しぶりサ散歩でも行ってくんべがど思ってス 気の向ぐままサ |
出がげでみだっけ おてんとさんハ強(つ)えがっけども 風っこハなんぼが涼すくて気持づいがったっけよ : 遠野の方言 |
(朝起きたら 空は快晴で 久しぶりに散歩でも行ってみようかと思って 気の向くままに |
出かけてみたら 太陽の日差しは強かったんですが 風がいくらか涼しくて気持ちが良かったですよ : 標準語) |
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今朝の散歩 (朝の新鮮な空気を吸いながら、夏が近づいている太陽の光を感じました) |
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6月15日(木) 生まれて初めてのラッキョウの取入れ : 今迄店で買っていたのですが、自分で作ってみたかった望み叶いました。 |
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ラッキョウハ鳥取だの九州すか出ぎねどおもってだっけども 茨城産だの千葉産も有るずもんだがらス |
去年スーパーでラッキョウハ買って 植えでみだっけ冬越すて9ヶつきががりで出ぎだのス : 遠野の方言 |
(ラッキョウは鳥取や九州しか出来ないと思っていたんですが 茨城産や千葉産も有るものですから |
去年スーパーでラッキョウを買って 植えてみたら冬を越して9ヶ月がかりで出来ました : 標準語) |
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ラッキョウの取入れ (今年は1畝分作付 ・ 年寄り2人暮らしには丁度良い量? ・ 最終的には全部甘酢漬けにします)) |
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畑から掘りあげます 籠一杯になりました 畑で茎と根を切り洗ってすぐ塩漬けに・・ |
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6月14日(水) マダゲのタゲノゴハ えんがらっぺぐ無(ね)ぇがら うんめメンマハこしぇられっけでば : 遠野の方言 |
(真竹のタケノコは えぐみが少ないないので 美味しいメンマが作れるますよ : 標準語) |
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タゲノゴうめぐ食うにハ 採ってきたらずかんハおがねで すぐ茹でるごったべな。茹でだタゲノゴハタッパサ |
水っこど入(え)れで冷蔵庫サ置いでおげば 食いてどぎにいづでも好ぎな料理サせば便利だでば : 遠野言葉 |
(タケノコを美味しく食べるには 採ってきたら時間を置かないで すぐに茹でることです。茹でたタケノコはタッパに |
水と入れて冷蔵庫に置いておけば 食べたいときにいつでも好きな料理にすれば便利ですよ : 標準語) |
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※ 遠野言葉の解説 遠野では「えぐい」ことを「えんがらっぺ」と云います。また「作る」ことは「こしぇる」、「~すれば」は「~せば」と表現します。 |
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真竹のタケノコのメンマの作り方 (この他、タケノコご飯や甘辛煮、チンジャオロースや春巻きなどにも使えます) |
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一度タケノコを湯がき メンマの大きさに切る フライパンで油、中華味、醤油、ミリンで好みの味にし炒める 美味しいつまみの出来上がり |
(コショウとごま油を最後に・・・) |
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6月13日(火) こどす孟宗だげのタゲノゴハ不さぐだったども 真だげのタゲノゴも不さぐなんだべが? : 遠野の方言 |
(今年は孟宗竹のタケノコが不作でしたが 真竹のタケノコも不作なんでしょうか? : 標準語) |
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いっつものとすだば すぐ見(め)えるどごサ なんぼでもニョギニョギど出はって来んだども |
こどすハ がげの上のたげばやすまで上がってがら ようやぐ見(め)っけだのス : 遠野の方言 |
(いつもの年なら すぐ見える所に いくらでもニョキニョキと出て来るんですが |
今年は 崖の上の竹林まで上がって ようやく見つけたんです : 標準語) |
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畑仕事の合間の「真竹のタケノコ狩り」 (35度位ある崖を上ってようやく見つけました) どれも直径10cm位の太さです |
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手前が崖でその上に出たタケノコ 右には既に竹になりそうな先輩が・・ 今日は太いのを4本収穫 |
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6月12日(月) 菖蒲の花が最盛期を迎えています : それにしても菖蒲には色々な種類があるものですね。 |
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菖蒲の花っこハ むらさぎ色ハ多いどもス 良ぐ見っと模様っこハみんなつがってけもな。 |
それサ合った様な名前も付いでで むがすのひたづぁ何年もかがって 苦労すてこしぇだ花っこだべな : 遠野の方言 |
(菖蒲の花は 紫色が多いんですが 良く見ると模様がみんな違っていますよね。 |
それに合った様な名前も付いていて 昔の人達は何年もかかって 苦労して作った花でしょうね : 標準語) |
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菖蒲の花が最盛期を迎えています(佐倉市城址公園) 多くの種類のうち6品種の花をご紹介します |
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6月11日(日) 「ホレッ! 雨降り花っこハ咲いでだでば。 まんつ可愛くてうづぐすなっス : 遠野の方言 |
(「ホラッ! ホタルブクロの花が咲いているよ。本当に可愛くて綺麗ですね : 標準語) |
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遠野サ居だどぎ 雨降り花っこ咲く頃ハ 毎にぢ雨っこハ シトシトど降って やばつもんだったっけども |
こどすハ梅雨入りすたんだずども 雨っこハさっぱり降んねで はだげの野菜ハみんな干からびでるでば : 遠野の方言 |
(遠野に居た時 ホタルブクロが咲く頃は 毎日雨が シトシトと降って うっとうしいものでしたが |
今年は梅雨入りしたそうですが 雨がさっぱり降らないで 畑の野菜はみんな干からびていますよ : 標準語) |
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可憐なホタルブクロの花が咲いていますよ (千葉県佐倉市宮本地区) 雨が降らないせいか、数が少ないです。 |
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6月10日(土) 珍しい苗字が遠野にも・・・・。 |
全こぐさば 珍らす苗字のひたづぁいっぺ居るってテレビでゆってだっけども 遠野さもおもしぇ苗字の人ハ居るっけよ : 遠野の方言 |
(全国には 珍しい苗字の人達が沢山居るってテレビで云っていましたが 遠野にも面白い苗字の人が居るんですよ : 標準語 |
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※ テレビで紹介された苗字は、釣さん 鰻さん 牛さん 煙草さん 風呂さんなどでしたが、風呂さんのルーツは遠野なんです。下の遠野の電話帳が証明しています。 |
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遠野の「風呂さん」のルーツ (以前聞いた話を遠野物語風に纏めてみました。一寸違う部分もあるかもしれませんが・・・) |
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むがすあったずもな(昔、こんな話があったそうな)。 |
源義経ハ東ほぐサ回ってで(東北を回っていて) ようやぐ遠野サ着いだずもな(着いたそうな)。 |
そんで 一軒の農家サ泊めで貰うごどサなったずども(なったそうですが) こえくてこえくてようやぐ着いだ |
もんだがら(疲れて疲れてようやく着いたものですから) まんず(まず) そごの湯っこサ入(へ)らせで貰った |
ったどす(まず そこのお風呂に入らせて貰ったそうです)。 |
んです(それで) そごの湯っこのあんべの良さサ(そこのお風呂の気持ちの良さに) すっかり こえがった |
のも(疲れも)吹っ飛んですまって まんつ喜ごんだどす(本当に喜んだそうです)。 |
そごのうづですっかりもでなされでがら(その家ですっかりもてなされて) 次の朝間、そのうづ出っとぎに |
(その家を出る時に) 「まんつ いい湯っこだった(本当に いいお風呂でした)。おめさんのうづの苗字ハ( |
あなたの家の苗字を) 風呂って名付けでみでがんせ(風呂と名付けてみて下さい)」としゃべって行ったどす |
(と云って出かけたそうです)。 |
それがら そのうづハ(その家は)「風呂」って苗字ハ名乗ったずもな(苗字を名乗ったそうです)。 |
どんどはれ(終わり)。 |
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遠野市の電話帳をめくると・・・・ やはり「風呂さん」が居ました。 |
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6月9日(金) 「栗きんとん」のよんた「そら豆きんとん」?ハこしぇでみだでば : 遠野の方言 |
(「栗きんとん」の様な「そら豆きんとん」を作ってみました : 標準語) |
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そら豆もス 塩茹でで食ったり甘辛煮で食ったりすてっとも むがす日本ばすで買ってきてうめがった富貴豆みでに |
出ぎねがど思って 皮っこ全部剥いで 砂どうど塩っこで煮でみだっけうんめ「そら豆きんとん」ハ出ぎだのス : 遠野の方言 |
(そら豆も 塩茹でで食べたり甘辛煮で食べたりしていますが 昔日本橋で買ってきて美味しかった富貴豆みたいに |
出来ないかと思って 皮を全部剥いて 砂糖と塩で煮てみたんですが美味しい「そら豆きんとん」が出来ました : 標準語) |
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※ 富貴豆 : 日本橋人形町「ちとせや」さんの富貴豆は 原料はそら豆で経木の四角い箱に詰まっており、凄く美味しかった印象があります。 |
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「そら豆きんとん」? (皮を剥き、砂糖と若干の塩で約7~8分にて 潰します。今回は食べやすくラップで丸い玉にしてみました) |
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6月8日(木) 1時間程前(12時頃)に野生のキジに出合いました : しかも目の前5m程のところに・・。 |
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はだげがら帰(け)って来る途ぢゅうス 車の前サキジっこハ出できたっけもや。 みぢハ狭(せ)めがっけス |
みぢの両側さばネット張ってあって キジハ「なんたらすたらいがんべ」って考(か)んげでいだどごの写真ス : 遠野の方言 |
(畑から帰って来る途中に 車の前にキジが出てきたんです。 道路は狭いですし |
道路の両側にはネットが張ってあって キジは「どうしたらいいだろう」って考えていたところの写真です : 標準語) |
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さっき出合ったオスのキジ (キジは今が繁殖期で、オスは多少の危険をおかしてもメスを探し廻ります) |
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6月7日(水) 卓球や将棋、冬はスケート等で若い10代が大活躍で 将来が楽しみですね。半面大人達は・・・。 |
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むがすハ「今のわげ者 何やってんだが ろぐなもんでね」ってよぐしゃべってだっけが 最近ハそんたなごど |
しゃべれねぐなったでば。反対サ「今のとしょりハ 車で人っこはねだり ろぐでもね」ってなってしゃべられるでば : 遠野の方言 |
(昔は「今の若い者は 何やってんだか ろくなもんじゃない」ってよく云っていたんですが 最近はそんなことは |
云えなくなりましたよ。反対に「今の年寄りは 車で人をひいたりして ろくでもないね」って云われてしまいますね : 標準語) |
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最近の10代の若者の活躍にはめざましいものがあります。大人や年寄りも頑張らないと・・・。 |
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6月6日(火) 今年はなんとかトマトも普通に採れるように 雨除けを三日がかりで作ってみました。 |
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去年ハス スイガど同ずでうまぐいがねがったっけどもス 山がらたげっこ切り出すて たげで骨組みこしぇで |
ビニールハ回りサ張って 雨除げこしぇで見だのス。枝の選定も勉強すたがら こどすハうまぐいぐんでねべが : 遠野の方言 |
(去年は スイカと同じでうまくいかなかったんですが 山から竹を切り出して 竹で骨組みを作って |
ビニールを回りに張って 雨除けを作ってみたんです。枝の選定も勉強したので 今年はうまくいくのではないかと : 標準語) |
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トマトの雨除けを作成 (三日がかりで作りましたが 大風が吹いたらどうなるか一寸心配です) |
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回りの山から竹を切り出し枠組みを作成し ビニールを張り雨よけに・・。風が吹いたら飛んでしまいそう |
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6月5日(月) あの巨人長嶋茂雄氏の故郷佐倉の「長嶋茂雄岩名記念球場」がリニューアルオープン。 |
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おらのうづの傍の臼井小学校ハス 長嶋さんの母校でス あらの孫4人もそごス。 |
昨日の記念試合の巨人ロッテの切符ハ取れねくて悔すがったども テレビで見れでいがったでば : 遠野の方言 |
(自分の家の傍の臼井小学校は 長嶋さんの母校で 自分の孫4人もそこなんです。 |
昨日の記念試合の巨人ロッテの切符は取れなくて悔しかったんですが テレビで見られて良かったです : 標準語) |
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昨日の「長嶋茂雄岩名球場」のリニューアルオープンの始球式に長嶋氏本人が・・・ (テレビの番組より) |
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6月4日(日) 銚子港直送の30cm級のアジが一匹100円! : 今日は刺身、明日は干物で・・。でも漁師さんが可哀想。 |
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銚子がらくるさがなハス アズでもイワスでも まんつ あだらすくて安がっけよ。 |
今日ハアズだども イワスのどぎハ 酢で〆で、つみれ汁こしぇで、甘じょっぺぐ煮でも食い切れねぐれあっけもや : 遠野の方言 |
(銚子からくる魚は アジでもイワシでも 本当に 新鮮で安いんですよ。 |
今日はアジですが イワシの時には 酢で〆て、つみれ汁を作って、甘から煮にしても食べ切れない位あるんですよ : 標準語) |
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30cmのアジ:刺身でもタタキでも、そして干物にもできる重宝な魚です。 上が明日の干物に・・ |
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左下がお刺身 ・ 右下がネギの多いタタキ |
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6月2日(金) 遠野でハ食ったごだ無(ね)がったんだども ソラマメハ今どすハいっぺ食(か)れっかな : 遠野言葉 |
(遠野では食べたことの無かったんですが ソラマメを今年は沢山食べられるかな : 標準語) |
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昨年ハなんぼがこしぇでみで うまぐいったもんだがらス 今どすハよぐたげでいっぺ植えでみだのス。 |
去年の11がづサ植えでがら 冬の間も気使って霜除げハすたりすて まんつ えがったんでねすか? : 遠野の方言 |
昨年 幾らか作ってみて うまくいったものですから 今年は欲を出して沢山植えてみたんです。 |
去年の11月に植えてから 冬の間も気を使って霜除けをしたりして まあまあ 良かったんじゃないですか? : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「~を作る」は「~ハこしぇる」、「欲をかく」ことを「よぐハたげる」と云います。 |
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ソラマメの収穫 大きいツブのソラマメができました |
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6月1日(木) 詩吟もながなが聞ぐ機会ハねぇもんだがらス せっかぐだがら行ってみだのス : 遠野の方言 |
(詩吟もなかなか聞く機会がないもののですから せっかくなので行ってみました : 標準語) |
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毎とすやってっとも いっつも満員デス 今どすハなんぼが早(は)えぐ行って いいせぎで聞いできたでば。 |
出るひたづぁとしょりハ多いどもス 腹がら声出すのハ身体サいいづども 皆元気でいい声出すてだっけよ : 遠野の方言 |
(毎年やっていますが いつも満員で 今年はいくらか早く行って いい席で聞いてきました。 |
出演者はお年寄りが多いんですが 腹から声を出すのは身体にいいそうで 皆元気でいい声を出していました : 標準語) |
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佐倉「詩吟を楽しむ会」発表会 |
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詩吟を楽しむ会 尺八の伴奏で気持ちよく吟じる 詩吟と居合いのコラボ |
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5月31日(水) 宗吾霊堂の真ん前サ「甚平蕎麦」屋さんハあってス 蕎麦食ったあどハいっつもお参りすて来んのス : 遠野の方言 |
(宗吾霊堂の真ん前に「甚平蕎麦」屋さんがあって 蕎麦を食べた後はいつもお参りをして来るんです : 標準語) |
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宗吾霊堂のご本尊ハス 義民伝で有名な佐倉宗吾様でス 苦しんでだ民衆ハ助けべっと(助けようと) 甚平渡し |
の鎖ハ切って船っこで渡ったどス(渡ったそうです)。 |
すてス(そして)江戸のえれしとサ(偉い人に)直訴すたもんだがら わらすっこも入れだ(子供も含めた)家ぞぐ皆 |
打ち首サなったづもな(なったそうです)。 そのごどもあってス 村の近隣もだんだんと良ぐなってきたどス。 |
願いごどあるひたづぁ(願い事のある人達は) 皆こごサ来てお参りハすてぐのス(して行くんです)。 |
マラソンの前にハス 小出監督もキューちゃんもこの宗吾霊堂サお参りサ来ていったどス(お参りに来ていったそうです)。 |
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宗吾霊堂内 |
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仁王門とお土産やさん 鐘 楼 堂 宗吾霊堂本堂 |
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5月30日(火) |
今日ハ はだげの帰りス 急に蕎麦食いたぐなって蕎麦屋で蕎麦食ったども 遠野のひつこ蕎麦ハ思い出すたっけよ : 遠野の方言 |
(今日 畑の帰りに 急にお蕎麦を食べたくなって蕎麦屋で蕎麦を食べたんですが 遠野のひつこ蕎麦を思い出しました : 標準語) |
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いっつも遠野サ帰(け)ったどぎにハ 4段重ねの「ひつこ蕎麦」ハ出前で取って食(か)せで貰ったもんだども |
珍らすス うんめス 腹もいっぺサなって いい思いハさせで貰ったでば : 遠野の方言 |
(いつも遠野へ帰省した時には 4段重ねの「ひつこ蕎麦」を出前で取って食べさせて貰ったんですが |
珍らしいし 美味しいし お腹も一杯になって いい思いをさせて貰いました : 標準語) |
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※ 「ひつこ」は「飯びつ」からきた入れ物の意味で丸い形をしています。 |
出前で届く「ひつこ蕎麦は」そのひつこが4段重ねで、1~3段には蕎麦が、そして残りの1段には 薬味の大根オロシとネギ、鶏肉、シイタケが入っていました。 |
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この写真はお店で出される「ひつこ蕎麦」で出前のものとは一寸違う様です 今日食べた蕎麦は「甚平蕎麦」で甚平渡しで使った船を模したせいろです |
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「よしのや」さんは 遠野市街から引っ越した後、出前はやらなくなったと記憶しています 今日はこれを二枚食べてきました |
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5月29日(月) 遠野のひたづのはなすっこ聞いでみでがんせ。まんつ おもしぇがらス : 遠野の方言 |
(遠野の人達の話を聞いてもんでみて下さいよ。本当に面白いんですから : 標準語) |
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遠野の方言 (遠野の人達は本当に話好きなんです。ポンポンポンポンと話のリレーをしながら どちらが楽しい「おち」で終わらせるかが勝負なんです) |
[旦那のいない年配女性と、近所のお爺さんの楽しい会話です。 遠野地方の日常会話集12ページより] |
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まんつまんつ(まあまあ) 綺麗におしろいっこ塗ってがら(綺麗に化粧をして) 良いおなごサなってス(いい女になって・・・)。 |
彼氏のどごサでも(彼氏のところにでも) 合いサ行くどごだべが?(合いに行くところかな?) |
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あれ! おんずさん(お爺さん) わげおなごハひやかすもんでねぇよ(若い女性をひやかすものじゃないですよ)。 |
おらハ(私は) いっつもみったくねかっこすてっからス(いつもみっともない格好をしてるからね) たまには い |
いかっこすんねば(いい格好をしないと) 嫁っこサ行げなぐなってすまっからス(お嫁に行けなくなってしまいますから)。 |
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ハー! なんとすた(どうしたこっちゃ) おめさん(あなた) 何回目の嫁っこサ行ぐつもりだス(行くつもりですか)。 |
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(会話のリレーはまだまだ続きそうです) |
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(この女性 一寸若作りすぎ?) |
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5月28(日) 遠野の方言[感嘆詞] : 「じぇじぇじぇ」は久慈地方、遠野では「じぇーじぇー」。 「びっくり!]を表現。 |
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思い付く遠野独特の感嘆詞などを上げてみました。(一応の意味を()で表示していますが、話の筋書きで意味が変わることが多いです) |
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「まんつ(本当に)」 「まんつまんつ(いやはや)」 「まんつとも(いやはや・呆れたもんだ)」 |
「まんず(本当に)」 「まんずまんず(びっくり・大変だったね・安心した・言葉のあいづち等)」 |
「なんとすた(えっ!そんなこと?)」 「なんとすたたて(そんなこと云ったって)」 |
「あやー!(えー!・あれー!ひぇー!)」 |
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※ 遠野の言葉の端々にこの様な感嘆詞が使われ筋書きや内容を強調するのですが、この他にも沢山あると思います。 |
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まんつとも たげぇマンションのベランダだがら 油むすハ付がねど思ってだっけどもなー : 遠野言葉 |
(いやはや 高いマンションのベランダですので アブラムシは付かないと思っていたんですがねー : 標準語緒) |
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高いマンションのベランダでナスを種から育てたところ、こんな風にアブラムシが付いていたのでビックリです |
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5月26日(金) 「食(か)れねサグランボど食(か)れるサグランボ : 遠野の方言 |
(食べらないサクランボと食べられるサクランボ : 標準語) |
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なにス 普通の花見のさぐらの木サ成ったサグランボだべ? 食(か)れる分げねぇべ |
山がだでわざわざこしぇだサグランボだば食(か)れんべどもス : 遠野の方言 |
(なによ 普通のお花見の桜の木に成ったサクランボでしょう? 食べられる分けが無いでしょう |
山形でわざわざ栽培したサクランボなら食べられるでしょうけど : 標準語) |
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印旛沼 桜並木のサクランボ」 (食べる物が無い子供の頃は 何回か挑戦したことはあるんですが・・ 無理でした) |
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5月25日(木) 遠野の方言(発音・訛) : 遠野地方の発音で標準語と大きく違うのは「い・き・し・ち・に・・・」の列の発音です。 |
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おめさんス! 遠野の方言で「にんにぐ」ってしゃべってみろ。「にんにぐ」の「に」ハ 「に」が7割で「ぬ」が3割 |
を足すたしゃべりがだなのス。「にんにぐ」が7割で「ぬんぬぐ」が3割 足すてしゃべれば遠野の訛ス。 |
それがら「きもの」の「き」のはづ音ハス 舌っこ上あごサ当でで「ち」ってしゃべるように「き」って息吐ぐのす。 |
「ち」ってハ聞こえねども「き」ってしゃべんのス。「ちもの」ってしゃべるように 「きもの」ってしゃべれば遠野の訛ス。 |
なんたったって 難(むず)がすべ。 |
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※ 遠野の発音(訛)の云い方解説と 練習方法は「遠野地方の日常会話集」DVD解説版で詳しく紹介しています。 |
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「にんにく(畑)」の遠野の発音は? 「きもの」の遠野の発音は? |
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5月24日(水) おめさんス さっきがらしゃべってっとも なんぼが訛って聞こえっから 東ほぐの生まれでねすか? : 遠野の方言 |
(あなたね さっきから云っているけど いくらか訛って聞こえるので 東北の生まれじゃないですか? : 標準語) |
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遠野地方の発音 |
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遠野(東北)の訛は 「に」とか「ち」とか「き」等の発音が独特で微妙な言い回しになるのですが、その他はっき |
りしているのが、語尾の「か行」と「た行」が濁音になることです。 |
標準語の本を読むとき、下の表の様に 語尾の「か行」と「た行」を濁音にして読んでみると なんとなく遠野( |
東北)弁に聞こえてくるから不思議です。 出てくる単語のすべてを濁音にするのはかなり難しいと思いますが・・。 |
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※ 更に「名詞」には「~っこ」と「っこ」をつけて云うと更に遠野の日常会話に近づきますよ。 |
例えば「さがっこ」「いぎっこ」「さげっこ」「はだっこ」などです。「きのご」の様に「っこ」をつけると「きのごっこ」と語呂がわるくなるものには「っこ」はつきません。 |
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5月23日(火) 今年こそ美味しいスイカを収穫したい : スイカの栽培は今年で3年目・過去2年間は失敗の連続。 |
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一昨年の失敗 : 普通の縞のスイカを植え、玉が大きくなったところでハクビシンに食われ全滅。 |
昨年の失敗 : ハクビシンが近寄らないという「黒玉スイカ」に変えたが、スイカの葉っぱが雑草に負け甘くないスイカとなった。 |
今年の対策 : ツルが伸びるところに防草シートを張り、その上にワラを敷き詰めてみました。雑草生えない筈。 |
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なんとがうんめスイガハ孫だづサ食(か)しぇでやっぺど思って いろいろ考(か)んげでやってっとも |
難(むず)がすもんだもな。こどすごそハうまぐいぐんでねがど思って 頑張ってやってっともス : 遠野の方言 |
(なんとか美味しいスイカを孫たちに食べさせてやろうと思って いろいろと考えてやっているんですが |
難しいものですね。今年こそうまくいくのではないかと思って 頑張ってやっているんですがね : 標準語) |
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スイカの雑草対策 (成功するかな?) 雑草に負けて美味しくなかった去年の黒玉スイカ |
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ツルが伸びる範囲に防草シートを張り その上にワラを一面に乗せてみました(2m幅×長さ10mを2枚) |
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5月21日(日) 旧学習院寮・昭和寮(昭和3年建設)(英)イートン校の寮を模したアールデコ建築様式が現存します。 |
(昨日はこの場所で会社のOB会が開催され、建物は勿論豪華な食事を楽しんできました) |
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たでものも食い物も立派だどもス もさげねども皆でさげっこハ飲んですまっとはなすっこサ夢じゅうサなってすまって |
こごサ居るごどわしぇですまっけもな。ほでも久々いいさげっこハ飲ませでもらったでば : 遠野の方言 |
(建物も食事も立派なんですが 申し訳ないんですが皆でお酒を飲んでしまうと話に夢中になってしまって |
ここに居ることを忘れてしまうんですよ。それでも久々いいお酒を飲まして頂きました : 標準語) |
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旧学習院・昭和寮(昭和3年建設) 当時の装いそのままに・・・・ |
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正面外観 玄関を中から・・ 入り口ホール 宴会場 |
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※ 終戦後は様々な目的に使用されていましたが、1952年日立が譲り受け 以後社員の福利厚生施設として利用され、建物・構内はほとんど
当時のままに守られてきています。 東京都新宿区下落合2丁目 |
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5月20日(土) 日本に来て女性達の「念願の夢」を叶える : 一生に一度は日本の着物を着てみたい。 |
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着物着て歩いでっとス おどごだづ寄ってきて「一緒に写真ハ撮るべ」って まるんでお姫様がスターサ |
なった気分サなんでねすか? ほでも着物ハどごの国のひたづぁ着てもうづぐすがっけよ : 遠野の方言 |
(着物を着て歩いていると 男達が寄ってきて「一緒に写真を撮ろうよ」って まるでお姫様かスターに |
なった気分になるのではないでしょうか? でも着物はどこの国の人達が着ても綺麗ですね : 標準語) |
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浅草の町を引き立てる着物姿の外国人女性達 |
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宝蔵門の前でお話 浅草寺本堂で手を合わせ願いを・・ 仲見世でお買い物 |
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仲見世を歩く 雷門通りを仲間達とスカイツリーの見える所へ 浅草神社へ向かう二人 |
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5月19日(金) 浅草の三社祭の初日に行ってきました : 今日は伝統舞や木遣りなどの大行列があり、神輿は後半とのこと。 |
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今日ハみごしハねぇども 1300ねんも前がらの伝統てぎな舞など見れでいがったでば。 |
まんつ 遠野のあぎまづりも続いでっけが さすがに浅草もてぇしたものだでば : 遠野の方言 |
(今日は御神輿は無いですが 1300年も前からの伝統的な舞などを見れてよかったです。 |
本当に 遠野の秋祭りも続いていますが さすがに浅草も大したものです : 標準語) |
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こちらが「浅草神社」 (浅草寺の右となりにあります) こちらがいつもお参りする「浅草寺本堂」 |
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大行列 無形文化財「びんさざら」 「鳶頭木遣」の御付き? |
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「白鷺の舞」 (スカイツリーを背景に・そして浅草神社へ) 「びんさざら」の神楽殿での奉納舞 |
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5月18日(木) 家庭菜園では一種類で5~10本あれば十分なんですが・・ : 種屋さんでは1袋何百粒も入って何百円。 |
百円均一に行ってみたらありましたよ : 2種類(2袋)で100円・試しに4袋買って種から育ててみました。 |
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うづで食う分だば なす5本、トマト5本、キュウリ3本もあれば食いぎれねぐれ採れるんだも |
種屋で種っこ買えば1ふぐろ200も入(へ)ってで 素人でハほどんどなげですまうすか無(ね)ぐなっけもや : 遠野の方言 |
(家でたべる分なら なす5本、トマト5本、キュウリ3本もあれば食べきれない位採れるんですから |
種屋さんで種を買えば1袋200も入っていて 素人では殆ど捨ててしまうしか無くなるんですよね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「捨てる」ことを「なげる」と表現します。 |
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100均の種 : 長なす・ミニトマト・フルーツトマト・ゴボウの4点(4袋)でなんと200円がこんなに育ちました |
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トマトは畑に移植できる大きさに・・ なすはまだまだです はやどりゴボウは畑に直播(約30本) |
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5月17日(水) 花菖蒲が咲く前に、「あやめ」 「かきつばた」 「黄菖蒲」が綺麗に咲いていました。 |
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「あやめ」ど「かぎつばだ」ど「しょうぶ」ハ どごがなんたにつがうんだが はっぱりほでねでば |
色っぺも葉っぱもみんなおんなずよんたどもな : 遠野の方言 |
「あやめ」と「かきつばた」と「しょうぶ」は どこがどの様に違うのか さっぱり分かりません |
色具合も葉っぱもみんな同じようなんですがね : 標準語) |
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名前ハほでね花っこだづ咲いでだっけよ (名前が区別がつかない花達が咲いていました) |
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陸地に咲く「あやめ」 同じ紫ですが 水辺に咲く「かきつばた」 他の菖蒲より一足早い「黄菖蒲」 |
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5月16日(火) 遠野は桜の花が散ると山の沢沿いには「カタクリ」の花が咲きだします : 可憐な大好きな花の一つです。 |
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遠野の方言 (遠野地方の日常会話集60ページ 「ばっけ」ど「かだご」より) |
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遠野でハ さぐらの時期過ぎっと(桜の時期が過ぎると) 今度ハ「かだご(カタクリ)」ス(なんです)。 |
花びらハくっつぁ入(え)れで(花びらを口に入れて)吸ったり吹いだり」すてス 風船みででハ無(ね)ぇども(風 |
船みたいでは無いんですが) 「プッ」とふぐらませで(膨らませて) 遊んだもんだのス(遊んだものなんです)。 |
今考えればもってぇねはなすだども(今考えればもったいない話なんですが) 「かだご(カタクリ)」も おしたす |
で食ったのス(おひたしにして食べたんです)。 |
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かだごの花っこ(カタクリの花) (遠野市小友「藤澤の滝」で撮影) |
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5月14日(日) 尺八のイメージを変えるPOPS・ジャズ・クラシックの演奏 : ボランティア仲間の江川さんが特別出演。 |
(昨日のクラシックカーの展示に合わせた尺八演奏の催しも・・・) |
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しゃぐはぢってのハ 民謡だの詩吟だのってイメージ有っとも、ジャズだのPOPSだのすげぐねすか? : 遠野の方言 |
(尺八というのは 民謡やら詩吟などのイメージが有りますが、ジャズやPOPSなどって凄くないですか? : 標準語) |
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催しに合ったジャズやポップスの曲等 (この後、会場は立見席まで・・・) 同会場には(英)アリエルスクエア 995cc 1939年製も展示 |
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5月13日(土) 「サクラ・オートヒストリーフォーラム」開催 : 珍しいクラシックカーが100台余り集合 |
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あんまりふれぇ車なんかハ 見っこどねんだども たまにハいんでねべがなど思って 見サ行ってきたのす。 |
車マニアハいっぺ来てで 目っこハ丸ぐすて見だり聞いだりすて熱心なもんだっけよ : 遠野の方言 |
(あまり古い車などは 見た事が無いんですが たまにはいいんじゃないかと思って 見に行って来ました。 |
車のマニアが沢山来ていて 目を丸くして見たり聞いたりして熱心なものでしたよ : 標準語) |
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「サクラ・オートヒストリーフォーラム」風景 (一部紹介) |
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(英)ロールスロイス 1925年製 時価7~8千万円 (伊)ブガティー 1926年製 時価2~3億円 エンジンハンドル |
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(英) MGTF1500 1954製 (仏) シトロエンDS 1975年製 (独) BMW600 1959年製 |
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5月12日(金) 「じゃんけんぽん」は 遠野では「やんやのうん」 : 昨日の日記帳の「ばっことび」では、全員が馬の背中に乗り切ると、 |
、電柱を背にしている者と馬に最初に乗った者が「じゃんけん」をして飛び乗れる権利を決める。 |
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遠野でハス グーチョキパーやっとぎにハ 「じゃんけんぽん」で無(ね)ぐ「やんやのうん」てしゃべってだのス : 遠野の方言 |
(遠野では グーチョキパーをやる時には 「じゃんけんぽん」では無く「やんやのうん」て云っていたんです : 標準語) |
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遠野のじゃんけんは → 「やんやのうん (あいこで)うん・うん・うん」と云っていました |
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5月11日(木) 子供の頃の遊び・遠野では 「ばっことび」 といっていました。 |
: 昨日、ラジオでその標準語?が分かりました。それは「長馬(ながうま)」といって他の地方でも遊んでいたことが分かりました。 |
(千葉県佐倉地方では「うまのり}と云っていたそうです) |
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この遊びハス 身体のでっけぇ上級生ハいいども ちっちぇ下級生にハ きづくていでぇ遊びでス |
遠ぐがらはしぇってきて 馬の恰っこすてる奴の背中サ「ドスン」て 乗はんのス。重で奴乗っと息ハ止まんのス : 遠野の方言 |
(この遊びは 身体の大きい上級生はいいんですが 小さい下級生は きつくて痛い遊びでなんです |
遠くから走ってきて 馬の恰好をしている人の背中に「ドスン」と 乗るんですよ。重い人が乗ると息が止まるんです : 標準語) |
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昔の子供の遊び 遠野では「ばっことび」 他では「長馬(ながうま)」と云うそうです。 |
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全員が乗れるように 出来るだけ奥の人の背中に乗るのが勝つ秘訣 : 「ドスン」と来られると息が止まることも・・ |
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5月10日(水) 「カモが米の苗を食べる」って知っていました? : 田植えが終わった田んぼに カモがすぐに飛んでくるんです。 |
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そう云えば、遠野の田んぼでハ 生まれだばりのカモのヒナハいっぺ放すて雑草ハ食って貰っんての見だごどあっとも |
かんげでみれば、米っこの苗もちっちぇどぎハ 雑草みでなもんだもな。雑草よりかうめがもしぇんねなっス : 遠野の方言 |
(そういえば、遠野の田んぼでは 生まれたばかりのカモのヒナを沢山放して雑草を食べて貰っているのを見た事がありますが |
考えてみれば、米の苗も小さい時は 雑草みたいなものですよね。雑草より美味しいかもしれませんね : 標準語) |
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稲の苗。 これを田植え機に乗せ、機械で3本位ずつ引っ掻くようにして植える時、植え損ないが出て水に浮いてしまい それをカモが食べにくるとのこと |
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カモが田んぼの水に浮いた米の苗を探し廻っています |
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5月8日(月) 今日は「古代米」の田植えを手伝いました : 生まれて初めて田植え機を使わせて頂きました。 |
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今日ハはずめで田植え機っつものハ使わせで貰ったども レバーハいっぺあるす 右左サクラッチあってス |
真っすぐ進むどぎハいんだども 突きあだりで引っけすどぎにハ 技術ハいるんだでば : 遠野の方言 |
(今日は初めて田植え機というものを使わせて頂きましたが レバーも沢山あるし 左右のクラッチもあって |
真っすぐ進む時はいいんですが 突き当りで引き返す時は 技術がいるんですね : 標準語) |
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※ 今日植えた古代米は3種類で 「しめ縄用の稲」 「あくねもち」 「くろもち」の3種類です。「しめ縄用」以外は「もち米」だそうです。 |
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二条植えの田植え機を使用 (前に通った車輪の後を目印に機械を進めます) これが私の作業(3列目広くなり過ぎました |
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この田んぼは「しめ縄用」の稲 この田んぼはお米が真っ黒の「あくね餅」 |
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5月7日(日) 遠野の方言 : 「やばつ(うっとうしい)」 |
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今ハ一週間サ一回ぐれの雨でス 野菜なんかさば丁度いい雨っこだども もういっかづぎも経づど |
雨っこばり降ってやばつ日ハ続ぐようサなってば : 遠野の方言 |
(今は一週間に一度くらいの雨で 野菜などには丁度良い雨なんですが もう一か月も経づど |
雨ばかり降ってうっとうしい日が続くようになりますね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「やばつ」の意味は、「雨が降ってうっとうしい」のほかに 不潔で汚い恰好をした人のことを「やばつ奴」などと表現します。 |
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一か月もすると 雨ばかりの日が続くようになり 「やばつぐなるなっス」 |
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5月6日(土) 田んぼの周りの里山はフジの花で彩られています : 昼食などには田植えの疲れを癒してくれます。 |
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フジ色ってぐれうづぐすむらさぎの花っこがス 田植えやってる田んぼの周りサ ガラーっと咲いでで |
こびりだのしるめすのどぎだのハ 皆で畔サゴザさ座って眺めでいるっけよ : 遠野の方言 |
(フジ色という位綺麗な紫色の花が 田植えをしている田んぼの周りに ズラーっと咲いていて |
休憩や昼ご飯の時などには 皆でゴザに座って眺めているんですよ : 標準語) |
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里山に咲くフジの花 真竹の上に伸びたフジの木 更に天にも届く高い所まで |
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5月5日(祝) 今年も「かるがも」のつがいがやってきました : 田植え中の田んぼから私の畑の隣の田んぼに避難中です。 |
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かるがもハ毎とす来っとも おんなず夫婦だべな。恰っこだげでハ見分げつがねども、 |
人の世界どハつがってス めったに相でハ 変えねもんだずどもす : 遠野の方言 |
(かるがもが毎年来ますが 同じ夫婦でしょうね。恰好だけでは見分けがつきませんが、 |
人間の世界とは違って めったに相手は 変えないものだそうですがね : 標準語) |
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毎年やって来る「かるがも」のつがい |
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5月4日(祝) じぇーごったれが東きょの青山サ行ってきて、今帰(け)ってきたどごだでば : 遠野の方言 |
(田舎者が東京の青山に行ってきて、 今帰ってきたところです : 標準語) |
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ゴールデンウイークのミュージカル有っから 聞きサ行ぐべってス 行ってきたども |
おどごもおなごもシャキッとすてで 外人も多くてス おらみでなじぇーごったれ行ごどごでハ無(ね)でば : 遠野の方言 |
(ゴールデンウイークのミュージカルが有るので 聞きに行こうと云うので 行ってきましたが |
男性も女性もシャキッとしていて 外人も多くて 私の様な田舎者が行くところでは無いですよ : 標準語) |
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今日の青山通り モダンなビル群 有名な「俺のフレンチ」に行列が・・ こんな素敵な裏道も・・ |
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5月3日(祝) 世のながハ ゴールデンウイークだづども おらハ草がりス。ほでも おもしぇでば : 遠野の方言 |
(世の中は ゴールデンウイークだそうですが 私は草刈りです。でも 楽しいんです : 標準語) |
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草がりも むがすハみんな鎌で刈るすか無(ね)がったども 今ハ機械で刈れるがら ぜぇぶんらぐサなったのス : 遠野の方言 |
(草刈りも 昔はみんな鎌で刈るしか無かったんですが 今は機械で刈れるので 随分楽になったんです : 標準語) |
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耕作していない部分(畑の周り) 約100坪の草刈りです 今日はチップソーを使用 (刃先にダイヤが溶着されています) |
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この広さを二人で刈り取り 日記帳 4月16日では「ヒモ」と云う硬質ビニールで草刈り |
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5月2日(火) 今年初めて春巻きを作りました : 手間がかかりますが、美味しい春巻きに仕上がりました。 |
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遠野でハ 春まぎなんかハ食ったごだ無(ね)がったもな。ほだってさぶくて孟宗竹なんかハ |
育だねもんだがらス : 遠野の方言 |
(遠野では 春巻きなどは食べたことが無かったです。どうしてか?って寒くて孟宗竹などは |
育たないものですから : 標準語) |
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タケノコを使った春巻き (春巻きの皮に包む前の具を写真に撮らなかったのが残念) |
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茹でタケノコのストックは0に・・ 具を春巻きの皮に包んで油で揚げます いい色の春巻き完成 |
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5月1日(月) ラッキョウの栽培は砂地が適しているのは本当の様です : 肥しが効いている土地では分岐が多く 小さいラッキョウが出来る様です。 |
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1株で15~20個のラッキョウどもなっと なんぼ頑張っても 鳥取のラッキョウみでに でっけぇのハ |
出ぎる分げねぇもな。ほでも 細けぇラッキョウの甘酢漬けハ 値段ハ高げくて うんめがっけよ : 遠野の方言 |
(1株で15~20個のラッキョウともなると いくら頑張っても 鳥取のラッキョウの様に 大きいのは |
出来る分けが無いですよね。それでも 細かいラッキョウの甘酢漬けは 値段が高くて美味しいですよね : 標準語 |
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2株のラッキョウ試し掘り・これから太ってくるのでしょうが・・ 2株でエシャーレットが25個にもなりました |
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※ 初めてのラッキョウ栽培ですが 今年はこのラッキョウで 細かいラッキョウの甘酢漬けを作ろうと思っています。 |
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4月30日(日) |
久々 浅草サ散歩サ行って来たども まんつ 相変わらず混んでだっけよ。 |
浅草の一杯飲み屋サ入(へ)って さげっこハ飲んで いい気分で帰(け)ってきたのス : 遠野の方言 |
(久々に 浅草に散歩に行って来ましたが 本当に 相変わらず混んでいました。 |
浅草の一杯飲み屋に入って お酒を飲んで いい気分で帰って来たんです : 標準語) |
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昨日の浅草風景 (浅草は多くの外国人等で賑わっていました) |
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地下鉄ホームからエレベーターだけで昇れる駒形出口を利用 混雑する雷門 人力車で浅草遊覧 雷門前からのスカイツリー |
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4月28日(金) 一年前に 「嫁に出したカヌー」大事にされ 夏にお客さんに乗って貰っているようです。 |
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マンションサ引っ越すて 置ぐどごねぐなったっけ 丁度 観光農園で使いてずがら嫁っこサ出すたのす。 |
気の向いだどぎにハ おらも乗はりサ行って楽すませで貰ってんのス : 遠野の方言 |
(マンションに引っ越して 置く所が無くなったら 丁度 観光農園で使いたいとのことで嫁に出したんです。 |
気の向いた時には 私も乗りに行って楽しませて貰っています : 標準語) |
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ブルーベリー観光農園に嫁に出したカヌー (今ブルーベリーは花の季節・実の成る夏にお客さんに楽しんで貰っているそうです) |
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この何倍もの広さのブルーベリーの木 大事に保管されているカヌー 農園のすぐ下の ここからカヌーで出ます |
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4月27日(木) 昨日トラクターで耕して頂いた畑に 種屋で買ってきた苗を植えてみました。 |
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おらの借りでるはだげハ家庭菜園だどもス まんず広(ひ)れもんだがら みんなすぎ間ねぐ植えっぺど思っど |
野菜の種類ハ まんずいっぺ植えねばねのス。一っつの野菜いっぺこしぇでも食い切れねがらス : 遠野の方言 |
(私が借りている畑は家庭菜園ですが 本当に広いものですから みんな隙間なく植えようと思うと |
野菜の種類が 相当沢山植えなければなりません。一つの野菜を沢山作っても食べきれないですので : 標準語 |
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※ 実は農家の方に 家で食べるだけの野菜作りの農地を貸してくれるかを聞いたところ、丁度荒地にしている田んぼがあるとのことで、半ば強引に |
使うことになったのが今の畑です。全部で240坪位の内、私が使わせて頂いているのが約1 50坪で荒地にしない条件で 使用料はただなんです |
が それにしても広いので、悩みながら運動がてら楽しみながら頑張っているところです。 回りには荒れた放置農地が沢山あるんです。 |
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今日、苗を買って植えた野菜 |
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黒玉スイカ 2本 カボチャ 3本 トマト 6本 ナス 5本 |
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4月26日(水) 今、孫ハ居ねぐなってなってすまったって 娘がら電話あってス 探すサ行って来たどごだでば :遠野の方言 |
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いず年生サなったばりで、ず転車もようやぐ乗れる様サなった孫ハ 遊びサ行ってがら夕がだサなっても帰(け)って |
来ねってス。おがすねず件ハ多いス 交通事故も多いがら 皆で探すて歩いだのス : 遠野の方言 |
(一年生になったばかりで 自転車もようやく乗れるようになった孫が 遊びに行ってから夕方になっても帰って |
来ないって。 おかしな事件も多いですし 交通事故も多いので 皆で探して歩いたんです : 標準語) |
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※ 近所の家の庭かなんかで 遊ばせて貰っていたようで 本人は涼しい顔で帰って来たとの事。その後 大目玉を貰ったのは当然。 |
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4月25日(火) 種から野菜を作るのは大変ですね : お店には もう大きく育った苗が売られていると云うのに・・・ |
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種がら野菜こしぇるのハ ゆるぐねぇはなすだなっス。苗だげこしぇで売る商売人ハ ハウスで冬がら育でっとス。 |
おらみでな素人が マンションンのベランダで育ででっと 苗はだげサ植える時期ハ とっくに過ぎですまんもな : 遠野の方言 |
(種から野菜を作るのは 大変な話ですね。 苗だけ作って売る商売人ハ ハウスで冬から育てるそうです。 |
私の様な素人が マンションのベランダで育てていると 苗を畑に植える時期が とっくに過ぎてしまいますよ : 標準語) |
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3月29日に種を蒔いて約1ヶ月経ちました 苗を一本ずつに植え替えました (畑への移植は何時になるやら) |
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ナス キュウリ ミニトマト 中玉トマト とりあえずキュウリと中玉トマトを・・ |
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4月24日(月) 山菜が旬を迎えています : 今日は山から「フキ」を採ってきました。 |
(この辺では中空のあるものは「ミズブキ」、無いものは「ニガブキ」と云っているようですが、今回採ってきたのは中空の無い「ニガブキ」です) |
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山の「フギ」ハス 細(ほ)せくていっぺ採んのも皮っこ剥ぐノもてぇ変だのス。 |
苦み強(つ)えがったっけども、チリメン入れだっけ まんつ 丁度いあんべのうんめ味っこサなったっけよ : 遠野の方言 |
(山の「フキ」は 細くて沢山採るのも皮を剥くのも大変なんです。 |
苦みが強かったんですが、チリメンを入れたら 本当に 丁度良い具合の美味しい味になりました : 標準語) |
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畑の脇に出ている「フキ」 一度茹でて皮を剥く 今日はフキの「チリメン」煮を作ってみました |
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「チリメン」はイワシの稚魚で これは和歌山県産だそうです |
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4月23日(日) 大量のタケノコを一揆に茹で上げ、水を入れたパックで冷蔵庫に保存 : 使いたい時に取り出す。 |
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とりあえず今日ハ タゲノゴご飯どメンマ、あぶらげで煮だ煮つけハこしぇで食ってみんべがど思ってス : 遠野の方言 |
(とりあえず今日は タケノコご飯とメンマ、油揚げで煮た煮つけを作って食べてみようと思っています : 標準語) |
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タケノコづくし (生のタケノコをヌカを入れたお湯で茹で上げ 一晩水出しし→冷蔵庫に保存) |
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今夜はタケノコご飯の予定 フライパンでメンマ作り 油揚げと合わせ醤油味で煮つけ |
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4月22日(土) 今年はタケノコの外れ年とのこと : 農家さんの竹林でタケノコ掘りをさせて頂きました。 |
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こどすのタゲノゴハ いっつものとすの三割ぐれすか成ってねどす。 |
ほでも ありがでごどにうんめタゲノゴ食(か)れですあわせだでば : 遠野の方言 |
(今年のタケノコは いつもの年の三割くらいしか成っていないそうです。 |
それでも 有り難いことに美味しいタケノコが食べられて幸せです : 標準語) |
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今日のタケノコ掘りの成果 |
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4月20日(木) 久しぶりに朝の散歩へ出かけてみました : 自然はやはり心を和ませてくれます。 |
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まんつ 朝間がらいい天気で 風もあんまり無さそうだがら 散歩サ出がげでみだっけ |
やっぱり きもづぁいいもんだなっス : 遠野の方言 |
(本当に 朝からいい天気で 風もあまり無さそうなので 散歩へ出かけてみたら |
やっぱり気持ちがいいもんですね : 標準語) |
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今朝の散歩 (佐倉市印旛沼) 沖に出掛ける釣り船 |
菜の花と印旛沼 岸辺のホオジロ 飛び立つアオサギ |
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4月19日(水) 勢いを増してきた野菜達 : 真夏日に近い日が続く中、日照りに負けず野菜達も成長してきています。 |
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去年のジャガイモハ ちっちぇのハいっぺ出ぎですまったっけが、こどすハちゃんと「芽かぎ」すてきたがら |
でっけぇのばり いっぺ出ぎんでねがど思ってんのス : 遠野の方言 |
(去年のジャガイモは 小さいのが沢山出来てしまったんですが、今年はちゃんと「芽かき」をしてきたので |
大きいのばかり 沢山出来るのではないかと思っているんです : 標準語) |
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※ 「芽かき」とは、ジャガイモの種から沢山の芽が出ますが、それを1~2本の芽だけに間引きすることです。 |
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勢いを増してきた野菜達 |
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ジャガイモ ラッキョウ ニンニク ゴボウの芽 サヤエンドウ(手無し) サヤエンドウ(手有) |
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4月18日(火) 遠野の方言 : 「めげ ぼっこ」 「可愛い 赤ちゃん」 |
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遠野の方言(遠野地方の日常会話集 87ページ) |
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隣の長男さん とうきょがら(東京から)ぼっこ(赤ちゃんを)連れで来たっけな(来たんですよ)。 |
まなごでかくて(目が大きくて)めげ(可愛い)ぼっこだっけもや(赤ちゃんなんですよ)。 |
おどさんも(お父さんも) まず めげがって(可愛くて) 目っこ細めでいだっけよ(いたんですよ)。 |
ほでも わらすのちっちぇどぎハ(子供の小さいときは) めげどもス(かわいいんですが) それハ幼稚園ぐれ |
までだもな(幼稚園くらいまでですね)。 |
小学っこサ上がっと にぐまれぐぢ(にくまれぐちを)きぐようになってス(きくようになって) さっぱりめげぐ な |
ぐなっけもや(なくなるんですよ)。 |
めげ顔すんのハ こづげぇ貰いサ(小遣いを貰いに)くっとぎぐれだもな(来る時くらいだものね)。 |
ほんでも孫ハ孫だべな(それでも孫は孫ですよ)。 |
うっつぁ遊びサ来んのハ(家に遊びに来るのを) 楽すみサ待ってんのス(楽しみに待っているんです)。 |
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4月17日(月) 「やじきた学園道中記」大宮氷川神社に舞台を移し 粋でいなせな痛快♡アクション!! 16日発売 |
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いやぁまんつ 遠野ハ舞台のどぎハ おらもなんぼがかがわられで貰らったども |
こんたに長ぐ連載続ぐのハ 全こぐサいっぺフアンが居るがらでねすかな? : 遠野の方言 |
(いやぁ本当に 遠野が舞台の時は 私もいくらか関わらせて頂いたんですが |
こんなに長く連載が続くのは 全国に沢山フアンがいるからでないでしょうか? : 標準語) |
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6月号プリンセスゴールド表紙(秋田書店 16日発売) 今回の舞台は大宮氷川神社 |
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4月16日(日) 暖かくなると畑では雑草との競争が始まります : 今回は畝の山などに対応できる「ヒモ」で草刈り。 |
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いやー! 面だの前掛げ付けだりすての草がりハ 今日ハあづくてス目にあったでば |
ほでも はだげハ綺麗サなっと 気もづいいもんだなっス : 遠野の方言 |
(いやー! 面やプロテクター付けたりしての草刈りは 今日は暑くて大変でしたよ |
それでも 畑が綺麗になると 気持がいいものですね : 標準語) |
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「ヒモ」で雑草を刈る際は重装備で・・これが強化ビニールの「ヒモ」です 円盤の「チップソー」には無い利点が・・ |
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面とエプロンの様なプロテクター 畝の山に沿って自由自在に草が刈れる機能があります ビフォー&アフター |
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4月14日(金)熊本地震の被災地、 南阿蘇の「一心行の大桜」が今咲いて、地元の人達を勇気付けているとのこと |
同じ様な「大山桜」が私の住んでいる近くにもあり、今日見事に咲いていました。 |
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ソメイヨシノハこんたにでっけぐなんねども、山桜だのしだれ桜ハでっけぐなんだな。 |
まんつ 木の傍サ行くどス はぐ力あって圧倒されっけよ : 遠野の方言 |
(ソメイヨシノはこんなに大きくならないですが、山桜やしだれ桜は大きくなるんですね。 |
本当に 木の傍に行くと 迫力があって圧倒されますよ : 標準語) |
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吉高の大桜(千葉県印西市 樹齢300年以上の山桜、高さ12m、枝張り25m、幹回り7m ・ 熊本の一心行の桜は高さ14m、枝張り26mとのこと) |
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幹回り 7mの迫力 花の見頃は3日間位と極端に短い、昨年も行きましたが一寸遅かったです |
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4月13日(木) 山里の桜 : 畑の仕事の手を休め、顔を上げると桜の花が心を和ませてくれます。 |
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しる休みサなって さぐらの花っこ眺めながらべんとハ食ってっと 遠野の九重沢の山のながサ咲いでだ |
うづぐす桃色のさぐらハ思い出すっけよ : 遠野の方言 |
(昼休みになって 桜の花を眺めながらお弁当を食べていると 遠野の九重沢の山の中に咲いていた |
綺麗なピンクの桜を思い出します : 標準語) |
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山里の桜(千葉県佐倉市宮本地区) 畑の前の桜(ニンニクの畝より) |
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この桜の木は山の持ち主の境とのこと |
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4月12日(水) 「佐倉チューリップフェスタ」開催中 : 関東最大級のチューリップ畑で今月23日(日)まで開催。 |
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さぐらさばり気取られでだっけ、チューリップまづりもやってんだどス。今日、朝間早起ぎすて見できたでば : 遠野の方言 |
(桜にばかり気を取られていたら、チューリップ祭りもやっているとのこと。今日、朝早起きして見てきました : 標準語) |
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佐倉市ふるさと広場 風車とチューリップ チューリップの掘り取り会場 京成電車からも見えますよ |
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4月11日(火) 近隣で有名な小林牧場(千葉県印西市)の桜 : 大井競馬場等に出る競馬馬の調教を行っているとのことです。 |
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あんまり覚(お)べられでねぇがもしぇんねども 行って見っと ほがの花見どハなんぼがつがったおもむぎだすよ : 遠野の方言 |
(あまり 知られていないかもしれませんが 行って見ると 他の花見とはちょっと違った趣なんですよ : 標準語) |
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小林牧場の桜 (昨年は競馬馬も見えましたが今年は朝早かったので厩舎の中?・・・) |
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小林牧場の入口の700mのメイン道路 その奥の しだれ桜 花を一つ々々を見るとこんなに綺麗 |
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4月9日(日) 「ばっけ(ふきのとう)」の由来? : あまり考えたことがなかったんですが辞書を引いてみて「えっ!」。 |
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遠野の方言 (遠野地方の日常会話集70ページ 「ばっけの由来」より) |
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「ふきのとう」は なして(どうして)「ばっけ」ってしゃべんだが(「ばっけ」と云うのか)不思議だど思って 辞書 |
引いでみだらばス(みたら) 「末家(ばっけ) → 一族のうち、本家本流から最も血縁の離れた家」だどす |
(だそうです)。 |
たすかに 「ばっけ(ふきのとう)」は「ふぎ(ふき)」がらぜぇぶん(随分)離れだどごサ出でくるもんだがら(も |
のですから) 本家ど末家みでだど(みたいだと)思って 「ふぎのとう」ハ「ばっけ」ってしゃべるようサなったん |
だべな(云うようになったんでしょうね)。 |
むがすのはなすだがら(昔の話ですから)しょんねべでも(しょうがありませんが) 考げで見っと(考えてみる |
と) ぜぇぶん(随分)可哀想な名前サ呼ばれるようサ(名前に呼ばれるように) なったもんだなっス(なったも |
のですね)。 |
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ふき」からはなれた場所に出た「ふきのとう」 新宿御苑の様に 隣り合っている場合もあるんですね |
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4月8日(土) 新宿御苑の桜以外の「草花等」 : 今は桜の季節ですが、桜以外の色々な植物も楽しめます。 |
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わらすの頃、ふてぇくてかで草の茎っこハざらざらすてでス それで歯っこハ磨いで遊んだごどあったっけよ。 |
しんじゅぐ御苑サその茎っこハいっぺあってス すらべだっけ「トクサ」だづもな : 遠野の方言 |
(子供の頃、太くて固い草の茎がざらざらしていて それで歯を磨いて遊んだことがあったんです。 |
新宿御苑にはその茎が沢山あって 調べたら「トクサ」だそうです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「太い」ことを「ふてぇ」、「固い」ことを「かで」と云います。 |
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※ 新宿御苑は明治39年に皇室の庭園となり、戦後昭和24年に国民公園として一般公開されたこともあり、四季折々の花等が楽しめるそうです。 |
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砥草(トクサ)とフキとフキノトウ 昔ながらのヤマブキ(一重) |
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細い茎の様なものがトクサ(子供の頃、ギザギザの茎で歯磨きの真似をしたことがあります) |
色々な色の椿の花が楽しめます |
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4月7日(金) 新宿御苑の桜も見てきましたよ : 桜の時期に来たのは初めてです。 |
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新じゅぐ御苑ハ広れくてス、一生懸命歩いだって全部見切れだもんでねがっけよ。 |
ほでもさげっこハ禁止だっけがら、家ぞぐ連れ多くてホッとすっけよ : 遠野の方言 |
(新宿御苑は広くて 一生懸命歩いても全部見切れたものではないんですよ。 |
それでもお酒が禁止なので 家族連れが多くてホッとするんですよ : 標準語) |
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新宿御苑の桜 (広さ18万坪、周囲3.5Kmのぼう大な広さがあり、全てを見て歩くのは至難の業です) |
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アルコール持ち込み禁止で家族連れが多い ここにも外国人の方々が・・ 違った風景も・・ |
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4月6日(木) 今年の千鳥ヶ淵も綺麗です : 古木が多くなって将来が心配です。 |
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こどすの千鳥ヶふぢもうづがすがっけよ。外国人もいっぺ期待すて来てっけども |
古ぼぐが多くて 今ハいんべども あだらす木サ変えねば将来すんぱいだすな : 遠野の方言 |
(今年の千鳥ヶ淵も綺麗でしたよ。外国人も沢山期待して来ていますが |
古木が多くて 今はいいでしょうが 新しい木に変えないと将来心配ですね : 標準語) |
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今年の千鳥ヶ淵 (今年で3年連続で訪れていますが やはり 素晴らしい桜の名所ですね) |
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武道館方面に・・・ 武道館入り口 着物姿の外国人を案内する警察官 |
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4月5日(水) 靖国神社の桜も満開でした : 能舞台の隣の「東京の標本木」も満開でした。 |
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靖国神社もさぐらの花っこ見る人どお参りする人で まんつ賑やがだっけよ。 |
前さも見だごどあっともス この参道ハ小学生の通がぐ道路サなってるよんたっけよ : 遠野の方言 |
(靖国神社も桜桜の花を見る人とお参りをする人で 本当に賑やかでしたよ。 |
前にも見た事があるんですが この参道は小学生の通学道路になっているようでした : 標準語) |
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今日の靖国神社の桜 (桜も満開・参拝者の数も凄かったです) |
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入り口の大鳥居 参道を通学に使う?小学生 標本木も満開になっていました |
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左の建物は能舞台です・今夜のリハーサルが行われていました |
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4月3日(月) 上野にも大勢の外国人が押し寄せていました : 桜を見ている人達からは日本語より外国語が多く聞こえてきました。 |
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さぐらの花っこみでっと 回りハ皆外国人ス。日本語でねぇこどばだったっけが 昼間の飲み屋さも外国人ハいっぺス : 遠野の方言 |
(桜の花を見ていると 回りは皆外国人なんです。日本語では無い言葉だったんですが 昼間の飲み屋さんにも外国人が一杯なんです |
: 標準語) |
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上野公園の外国人 (この写真のほか、中国や韓国、台湾人等外観だけでは分からない外国人が多いようでした) |
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西郷さんを見る外国人 肩車の親子やその後にいる女性も・・ そして、上野のガード下の飲み屋さんにも |
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4月2日(日) 上野は花見客でいっぱいです : 東京は満開と報道されていますが、上野は2~3日後が見頃のようです。 |
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今日ハにぢ曜日だづごどもあって てぇすた人でごったがえすてでス ゆっくりど花のすたの道路も歩げねぐれだっけよ : 遠野の方言 |
(今日は日曜日ということもあって 大変な人でごったがえしていて ゆっくりと花の下の道路も歩けないくらいでしたよ : 標準語) |
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上野の山は大騒ぎ (桜は平均して6分咲きぐらいでしょうか? ゆっくり歩く隙間が無いほどの人並みです) |
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JR上野駅方面から押し寄せる人並み 宴会もたけなわ パパの肩車でお花見 |
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4月1日(土) 4月になっても遠野は まだまだ寒い冬の様な日が続きます : コタツはまだ手放せません。 |
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遠野の方言 (今の様な便利な電気こたつが無かった頃、コタツは炭火を使っていました。 炭火はおぎりと云っていました) |
[遠野地方の日常会話集16ページ 「おぎり(炭火・炭火の残り火)より] |
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遠野の冬は寒むがら コダツハ一日中離せねんだでば(離せないんですよ)。 |
めぇの晩(前の晩)遅ぐまで起ぎでだどぎハ(起きていた時は) 次の朝サなんぼが(次の朝いくらか)おぎりっ |
こハ(炭火が)のごってっとぎもあっとも(残っている時もありますが) まずハのごってねがっけもや(殆どの朝 |
は残っていないんです)。 |
そのどぎハおがさんが(その時はお母さんが) べづのどごでおぎりっここしぇでがら(別の所で炭火を作って |
から) コダツサ入(え)れで 炭っこ足すて(炭を足して) 火吹ぎだのうずわで火っこ起ごすのス(火吹きやうち |
わで火を起こすんです)。 |
毎朝のごったども(毎朝のことですが) おらハ寒む日ハ火っこ起ぎるまで(私は寒い日は火が起きるまで) |
布団のながで待ってるっけもや(待っているんです)。 |
ほんで(それで) コダツハなんぼがぬげぐなった頃(コタツがいくらか暖かくなった頃) 布団がら出で コダ |
ツサ入(へ)りながら(コタツに入りながら) 着物(洋服)ハ着たもんだでば(着たものです)。 |
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3月31日(金) このところの寒さで中々桜が咲かないですね : 一週間前の桜の木を見に行って来ました。 |
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なもなも きんのハぬぐがったっけが 今日ハ一転すて寒む日サなったもな。さぐらもながなが咲がねでば : 遠野の方言 |
(まあまあ 昨日は暖かかったんですが 今日は一転して寒い日になりました。桜も中々咲かないですね : 標準語) |
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3月24日にアップした桜の蕾・ 一週間後の今日の状況です 早咲きの桜の前には親子連れが・・ |
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3月30日(木) 日本のアニメ映画は凄い 「どらえもんの南極カチコチ大冒険」を鑑賞 : 春休み、孫2人の付き添いで。 |
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南きょぐの10万年前の大都市サタイムスリップだどス。今の映画ハ絵っこもうづぐすす |
おどっこも腹サ響ぐぐれはぐりょぐあるス わらしゃんど目っこハ丸ぐすて見でだっけよ : 遠野の方言 |
(南極の10万年前の大都市へタイムスリップなんです。今の映画は画像も綺麗ですし |
音響も腹に響くぐらい迫力があるし 子供達は目を丸くして見ていましたよ : 標準語) |
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へたくそなスケッチですみません |
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3月29日(水) |
もうすぐ4がづサなるども そろそろ野菜の種まぎすっぺど 準備ハすてだでば : 遠野の方言 |
(もうすぐ4月になりますが そろそろ野菜の種まきをしようと 準備をしています : 標準語) |
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この4種はポットに種まきし苗を育成 この2種は畑に直まき そら豆の成長ぶりOK |
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3月27日(月) 新横綱 「稀勢の里」の劇的な優勝 : もう駄目かと諦めていたいたんですが、いやぁ!感激しました。 |
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「ぜってぇあぎらめでハ わがねじょ」って くずでしゃべんのハ造作ねどもス |
実行すんのハなげぇ間の頑張りの積み重ねなんだもな : 遠野の方言 |
(「絶対諦めては 駄目だよ」って 口で言うのは簡単ですが |
実行するのは長い間の頑張りの積み重ねなんですよね : 標準語) |
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以前、成田山の節分会に向かう白鵬と稀勢の里 |
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3月26日(日) 「あれ!! いつものボランティア仲間が駅長?」 : 昨日のテレビ番組に出演しているのを見てびっくり。 |
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「あれ! あのしと あのでっけぇえぎの駅長だったってが?」 私てづサ勤めでるってハ聞いでだどもス |
ボランティアでハ セット準備すたり 髭ダンス踊ったり、打ぢ上げでハ 皆のさげっここしぇるホストやぐだのス・・ : 遠野の方言 |
(「あれ! あの人 あの大きい駅の駅長だったっていうの?」 私鉄に勤めているというのは聞いていましたが |
ボランティアでは セットを準備したり 髭ダンスを踊ったり、打ち上げでは 皆のお酒を作るホスト役などを・・・ : 標準語) |
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「能あるたがハ爪隠す」ってス こんたな人がだどすごど抜ぎで楽すめこどサ 感謝すんねばわがねな : 遠野の方言 |
「(能ある鷹は爪隠す」ってね こんな人達と仕事抜きで楽しめることに 感謝しなければなりませんね : 標準語) |
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乗降客一日3万人の駅長さんだとは思えない活躍振りに脱帽です (2年前 老人施設で熱演中の髭ダンス) |
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バケツを回して水をかぶる演出(右が駅長さんです) 車椅子のご老人達も拍手喝采で大喜びでした |
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3月25日(土) 遠野には昔SLの機関車の転車場があり、子供の頃 良く見に行っていました。 |
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遠野の方言 (SLの機関車の転車場を見に行った時の話です。 遠野地方の日常会話集64ページ) |
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遠野えぎのずっと西側サ行ったどごサ(遠野駅のずっと西側に行った所に)機関車のむぎ変える(向きを変え |
る)転車場ハあったっけもや(転車場があったんですよ)。 |
煙吐いで汽車っこハ それサ乗はっとス(それに乗ると) ゆっくり回って めぇど後ろハひっくりげっけよ(前と |
後ろが反対向きになるんです)。「なじょすてこんたなごどすんだべが?(どうしてこんなことをするんだろう?)」 |
と思ってだっけども(思っていたんですが) これ見でんのハおもしぇくて(これを見ているのが面白くて) 何回も |
皆で見サ行ったっけよ(見に行ったんです)。 |
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遠野のSL |
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私が子供の頃まで走っていた軽便鉄道 観光列車として時期を決めて走る「SL銀河ドリーム号」 |
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3月24日(金) 東京の標本木は開花宣言 : 一寸離れた千葉の桜ももう少しで咲きそうなんですが・・・。。 |
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東きょのさぐらハ咲いだずども なんぼも離れでねぇ千葉でハ まだこんたなもんだでば。 |
あどぺっこで咲ぐよんたども この寒さでハもう一寸さぎサなるんでねべがな? : 遠野の方言 |
(東京の桜は咲いたそうですが 幾らも離れていない千葉では まだこの程度なんです。 |
あと少しで咲きそうなんですが この寒さではもう一寸先になるのではないでしょうか? : 標準語) |
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千葉県佐倉市城址公園の桜のつぼみ |
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3月23日(木) ソラマメは昨年の豊作に味を占め、去年の三倍の3畝としました : 今年も順調な生育状況です。 |
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むがす遠野でハ ソラマメなんつうのハ 食ったごだ無(ね)くてス こっつサ出張ってきてはずめでくったもんだども |
うんめどもたげくてながなが食(か)れねもんだもな : 遠野の方言 |
(昔遠野では ソラマメなんていうのは 食べたことが無くて こちらに出てきて初めて食べたんですが |
美味しいんですが高くてなかなか食べられないんですよね : 標準語) |
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ソラマメの3畝の内、1畝だけ防寒布を外してみました。 もうこんなに花が咲いていました |
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布を外した後は、株の周りに化成肥料をまき、土を被せておきました |
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3月22日(水)
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中学受験の問題も今は様変わり? こんな国語の試験問題もあるようです。(勿論小学校六年生が対象です) |
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問) 雪が溶けたら何になるでしょうか? この問題に一人だけ皆と違った答えを出した生徒がいたそうです。 |
それは何でしょうか? 漢字 1 字で答えなさい。 |
答) は 春 (科学でも理科でもなく 「国語の問題」として出ていることに気が付くかどうかが鍵ですね) |
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そういえば キャンディーズの歌 「春一番」を思いだしました。(今の小学生はキャンディーズを知らないですよね) |
♪ 雪が溶けて川になって流れていきます。・・・・・・・ |
もうすぐ春ですねぇ・・・・・ |
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遠野の春ハス ゆぎっこ溶げだどごがら「ばっけ」顔出すてス 次ハそのつかぐがら「けんしょ」は出でくっけもな : 遠野の方言 |
(遠野の春は 雪が溶けたところから「フキノトウ」が顔を出して 次はその近くから「やぶカンゾウ」が出てくるんです : 標準語) |
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遠野の春を告げる「ばっけ(フキノトウ)」と「けんしょ(ヤブカンゾウ)」 |
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ばっけ(フキノトウ) けんしょ(やぶかんぞう) 茹でて食べていました |
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3月21日(火) 益々ぬぐぐなってきてス 花っこだのむすっこもあっつこっつサ いっぺなんだでば : 遠野の方言 |
(益々暖かくなってきて 花や虫もあちこちに いっぱいなんですよ : 標準語) |
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野山の花や虫達 |
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セ リ タンポポ テントウムシ |
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※ 中学受験の問題も今は様変わり? こんな国語の試験問題もあるようです。(勿論小学校六年生が対象です) |
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問) 雪が溶けたら何になるでしょうか? この問題に一人だけ皆と違った答えを出した生徒がいたそうです。 |
それは何でしょうか? 漢字1字で答えなさい。 |
答) ? |
[答えは明日の日記帳でご紹介します] |
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3月20日(祝) はだげの傍サ「ばっけ」あったがらス それで「みそ焼ぎ」こしぇだっけまんず うめがったでば : 遠野の方言 |
(畑の傍に「フキノトウ」があったので それで「みそ焼き」を作ったら本当に 美味しかったです : 標準語) |
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「ばっけの味噌焼ぎ」ハス なんぼがほろ苦くて さげっこのつまににすっと まんず 最高だっけよ。 |
こしぇがだハぞうさねぇがら おめさんもこしぇでみだら なんたす? : 遠野の方言 |
(「フキノトウのみそ焼き」は いくらかほろ苦くて お酒のつまみにすると 本当に 最高ですよ。 |
作り方は簡単ですから あなたも作ってみたら 如何でしょうか? : 標準語) |
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「ばっけ(フキノトウ)の味噌焼ぎ」のこしぇがだ(作り方) |
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畑の傍で10ヶ程採ってきました みじん切りにします 味噌を入れ良くかき混ぜます |
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アルミホイールに薄く延ばします アルミの縁を折り曲げます オーブンで焦げ目が付く程度に焼きます |
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3月19日(日) 命を懸けた「超々高所作業」 : 最近よく見かける鉄塔上の作業が気になっています。 |
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高所恐怖症だば出来ねす事だべども それサすても高げどごで いっつも電線サぶら下がって |
作業やってっと 馴れですまうもんだべがな? : 遠野の方言 |
(高所恐怖症では出来ない仕事でしょうが それにしても高い所で いつも電線にぶら下がって |
作業をしていると 馴れてしまうものでしょうか? : 標準語) |
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命を張った高電圧鉄塔上の作業 (佐倉市鹿島橋付近 今日の3時頃) |
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30~40m?位の高さの鉄塔上で、よく見ると3人の作業員が・・ 凄い!! これは又別の鉄塔です |
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3月18日(土) 小鳥たちも春を迎え活発に動き始めました : 普段見慣れない小鳥も・・・(図鑑等で調べてもなかなか分かりにくいです) |
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さぐらの花芽も膨らんでくっと 野っぱらハ鳥っこだづの声で賑やがサなってきてス ようやぐ春ハ来たなど思っけよ : 遠野の方言 |
(桜の花芽も膨らんでくると 野原の鳥たちの声で賑やかになってきて ようやく春が来たなと思いますよね : 標準語) |
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野原の小鳥達 |
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モ ズ ツ グ ミ セ ッ カ ? |
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3月17日(金) めっきり春めいてきました : 公園や里山には早春の草等が芽を出し、花も咲き始めましたよ。 |
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そど散歩すっとス あすもどサばヨモギだのスカンポハ芽っこ出すてるス ゆぎ柳なんかハ咲ぎ出すてるでば : 野野方言 |
(外を散歩すると 足元にはヨモギやスカンポが芽を出しているし ユキヤナギ等も咲き出していますよ : 標準語) |
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早春の草花 (散歩の途中で見つけました) |
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ヨ モ ギ スカンポ ユキヤナギ |
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3月15日(水) 遠野の方言 : 「~した事が無い」 は 「~すたごだね」 と表現します。 |
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例えば 「見た事が無い」 は 「見だごだね」 |
「食べた事が無い」 は 「食ったごだね」 |
「行った事が無い」 は 「行ったごだね」 等です。 |
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使用例 : 「こんたな別嬪さんハ 見だごだねーな」 |
「こんたなうんめリンゴハ 食ったごだねでば」 |
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3月14日(火) 毎年お店から姿を消す前の今頃 纏めて購入するカイロ : 年より二人の必需品です。 |
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冷え性のかがぁど はだげすごどやる俺ハ ぬぐぐなっても欲すもんでス 店がら無ぐなんねうづサ まどめで |
買っておぐのス : 遠野の方言 |
(冷え性の家内と 畑仕事をする私は 暖かくなっても欲しいもので お店から無くならないうちに 纏めて |
買っておくんです : 標準語) |
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※ 人によって違うと思いますが、我が家では長年の経験から、夏近くになってもその時々の冷え性の状況や 筋肉痛等の状況によってカイロを使い |
治療する様な形で身体のケアーを行っています。腰痛の緩和策としても便利に使っています。 |
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暖かくなっても必需品にしているカイロ・この他2箱購入 |
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3月12日(日) 夕日がスカイツリーに落ちる「ダイヤモンドスカイツリー?」を狙っていましたが・・・残念!! |
本当は今日あたりが「ダイヤモンドスカイツリー?」、でも曇ってしまいました。 写真は昨日です。 |
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このめぇハ 「ダイヤモンド富士」の日も曇ってすまって 撮れねですまったっけども こんども運ハ悪がったでば : 遠野の方言 |
(この前は 「ダイヤモンド富士」の日も曇ってしまって 撮ることができないでしまったんですが 今度も運が悪かったです : 標準語) |
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※ 「ダイヤモンド富士」の記事は 丁度1ヶ月前の2月12日にアップしてあります。 |
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昨日の夕日とスカイツリー : 今日が晴れていれば「ダイヤモンドスカイツリー?」のチャンスだったのに・・・ |
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3月11日(土) あれがら早はえもんで 6年も経ってすまったもな。 あの日のごどハ忘しぇねようにこごろがけねばな : 遠野の方言 |
(あれから早いもので 6年も経ってしまいました。 あの日のことは忘れないように心掛けなければなりません : 標準語) |
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あのどぎ 遠野ハ三陸の救護拠点どすて 自衛隊も来て重要なやぐ目ハはだすたんだでば。 |
遠野のひたづハ我のごどの様に 一所懸命頑張ったはなすハ有名です : 遠野の方言 |
(あの時 遠野は三陸の救護拠点として 自衛隊も来て重要な役目を果たしたんですよ。 |
遠野の人達は自分の事の様に 一所懸命頑張った話は有名です : 標準語) |
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6年前の震災に関する今日の報道の一部 |
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釜石市の灯篭流し 南三陸町の防災センター前 宮古市の不明者の捜索 |
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3月10日(金) じゃが芋(キタアカリ)の植え付け : 植え付けが早すぎると霜害が心配ですが、芽が3cmにもなってしまい止む無く・・。 |
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種イモハ半分サ切ってがら 切りくぢサきんのの草木灰ハ付けで 深さ7センチぐれに植えできたのス : 遠野の方言 |
(種イモを半分に切ってから 切り口に昨日の草木灰をつけて 深さ7cmくらいに植えてきました : 標準語) |
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これがら男しゃぐも植えっともス 畝のしたさばとすの暮に 稲わらハ埋めであっから肥すハ充分でねべが? : 遠野の方言 |
(これから男爵も植えますが 畝の下には年の暮に 稲わらを埋めてありますから肥しは十分じゃないでしょうか? : 標準語) |
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今日は4Kgのキタアカリを植えましたが、男爵はまだこんなに芽が伸びていないんです |
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※ 私(素人)が本を見たり農家の人に聞きながらやっていますので 全て参考にはならないと思いますので 宜しくご配慮をお願いします。 |
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3月9日(木) 300Kg超の竹や笹竹を燃やした「草木灰」 : 野菜を美味しくて大きく育てる強力な肥料なんです。 |
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なんたったって「草木灰」ハス 草木の栄養ハ凝縮(ぎょうしゅぐ)すた肥料でス 野菜さばなんぼやっても |
害にもなんねス こどすハ まんつうんめくてでっけぇ「スイガ」だの「じゃがいも」ハ 出来っつぉ : 遠野の方言 |
(なんといっても「草木灰」は 草木の栄養を凝縮した肥料で 野菜にはいくら与えても |
害にもならないし 今年は 本当に美味しくて大きい「スイカ」や「じゃがいも」が 出来ますよ : 標準語) |
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300Kg超の竹や笹竹を燃やした「草木灰」 (栄養分の多い貴重な肥料です) |
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明日はこれも使ってジャガイモの植え付けをしたいと思っています |
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3月8日(水) 遠野の方言 : 「まがすてすまった」→「こぼしてしまった」 |
「まげですまった」 →「こぼしてしまった」 |
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きんのス 焼き鳥ハ焼ぐべど思って「うなぎのタレ」ハ焼き鳥サかげっとぎス そのタレ回りサまがすてすまったのス : 遠野の方言 |
(昨日 焼き鳥を焼こうと思って「うなぎのタレ」を焼き鳥にかける時 そのタレを回りにこぼしてしまったんです : 標準語) |
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うなぎ屋さんで販売している「うなぎのタレ」 (サンマ等をこれで焼いても美味しく出来ます) |
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3月7日(火) 今日は自作の「焼き鳥」で一杯 : ポイントは近所のウナギ屋さんのタレで焼くことです。 |
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ずぶんでこしぇだ「焼き鳥」ハス やっけくてあずっこえぐ 買ったのよりうんめんだでば。キーハ「うなぎのタレ」ス : 遠野の方言 |
(自分で作った「焼き鳥」は 柔らかくて味も良く 買ったものより美味しいんですよ。「キー」は「うなぎのタレ」なんです : 標準語) |
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手製の「焼き鳥」は新鮮で柔らかく 美味しく出来上がりました |
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ネギを切ります 鳥のもも肉を焼き鳥大に切ります 櫛に刺し「うなぎのタレ」で焼き上げます |
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3月6日(月) 今日の夕焼げハ まんつ 見どれるぐれぇ うづぐすがったでば : 遠野の方言 |
(今日の夕焼けは 本当に 見とれるくらい 綺麗でしたよ : 標準語) |
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今日ハ朝間がら雨っこ降ってでス はだげサ行ぐべど思ってだっけども 行げねですまったのス : 遠野の方言 |
(今日は朝から雨が降っていて 畑に行こうと思っていたんですが 行けなかったんです : 標準語) |
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今日の雨の後の夕焼け (PM5:36分撮影) |
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3月5日(日) 今日ハ 啓蟄(けいちづ)でス 土(つづ)のなががらむすっこだづハ 出でくるようになっとス : 遠野の方言 |
(今日は啓蟄といって 土の中から虫たちが 出てくるようになるんだそうです : 標準語) |
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こんたな日っこ決めだってス 遠野なんかハまだゆぎっこのながだべし むすっこなんんかハ出でくる分げねぇもな |
種まぎだって 場所々々でみなつがうんだもの さぐら前線みでに決めねば意味ハねんだでば : 遠野の方言 |
(この様な日を決めても 遠野なんかはまだ雪の中ですし 虫なんかも出てくる分けもないですよ |
種まきでも 場所々々でみな違うんですから 桜前線みたいに決めないと意味が無いんですよね : 標準語) |
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3月4日(土) 取ったばりの菜っ葉ハ 味噌汁サすて食うど まんず あんめくてうめなっス : 遠野の方言 |
(取ったばかりの菜っ葉を 味噌汁にして食べると 本当に 甘くて美味しいですね : 標準語) |
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だんだんぬぐぐなってきて 冬野菜ハくぎっこハ伸びできて 花っこ咲ぐ準備ハはずまったもな。 |
菜の花っこも 辛子あいサすて食うど 春ハ来たなど思っけよ : 遠野の方言 |
(だんだん暖かくなってきて 冬野菜は茎も伸びてきて 花を咲かす準備が始まりましたよ。 |
菜の花も 辛子あいにして食べると 春が来たなと思いますよね : 標準語) |
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菜の花のつぼみが・・・(小松菜とチンゲン菜) カラシナも大きくなってきました |
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3月3日(金) 美味しくて有名な「甚平蕎麦」 : 小出監督やキューちゃんがお参りした「宗吾霊堂」のお寺のすぐ前にあるお蕎麦屋さんです。 |
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たまにハ蕎麦っこ食いたぐなったどぎハ 甚平渡しで有名な「甚平蕎麦」屋サ行ってくんのス。 |
お参りきゃぐ少ぐね今ハ 空いででゆっくり食えっけよ : 遠野の方言 |
(たまに蕎麦を食べたくなった時は 甚平渡しで有名な「甚平蕎麦」屋へ行ってくるんです。 |
参り客がすくない今は 空いていてゆっくり食べられますよ : 標準語) |
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舟形のせいろに乗ったお蕎麦 年きの入った蕎麦湯の入れ物 |
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3月2日(木) こどすも確定すんこぐの時期サなってス 今日ようやぐ行ってきたどごだでば : 遠野の方言 |
(今年も確定申告に時期になって 今日ようやく行ってきたところです : 標準語) |
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毎とすのごったども 書類ハ揃えで 40分もかがる会場サいぐんだどもス マイNOカード使ってなんとがすて |
行がなくても出ぎる方法ハねんだべが? : 遠野の方言 |
(毎年のことなんですが 書類を揃えて 40分もかかる会場へ行くんですが マイNOカードを使ってなんとかして |
行かなくても出来る方法は無いんでしょうか? : 標準語) |
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3月1日(水) ちょっと日が高目の夕方散歩 : 今日から3月、めっきり春らしくなりました。 |
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夕がだ散歩サ行って来たどもス 日差すも強(つ)えぐなって はぁ! やっぱす春サつかづいできたなど |
感ずだっけよ : 遠野言葉 |
(夕方散歩に行って来ましたが 日差しも強くなって はぁ! やっぱり春に近づいてきたなと |
感じましたよ : 標準語 |
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夕方散歩 (印旛沼) |
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お爺ちゃんに高い高いを・・・ 川 鵜 ゆりかもめ? |
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2月27日(月) 春になると多く売り出される「桜餅」 : 隅田川の近くにある「長命寺」の門番が作ったそうですよ。 |
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桃色の皮っこのながサハ うんめあんこハ入(へ)ってでス そどサ巻いだしょっぺさぐらのはっぱどよぐ合うっけよ |
: 遠野の方言 |
(ピンクの皮の中に 美味しいあんこが入っていて 外に巻いた塩辛い桜の葉とよく合うんですよね |
: 標準語) |
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お雛祭りが近づいた今、お店には多くの桜餅が並んでいます |
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長命寺の門番が考案したことから「長命寺桜餅」とも呼ばれているそうです。 |
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2月26日(日) マンションの利便と不便 : 今のマンションのコンロはIH、「鍋焼きうどん」や「すきやき鍋」「ビビンバ石鍋」等は使えません。 |
そして、テーブルの上の鍋を囲んでの家族団らんも、真上の煙感知器が気になってできません。 |
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引っ越す前ハ 携帯ガスコンロでなんでも出ぎだんだどもス、使う火の真上サ煙感知器あってス、おっかねくて |
使えねんだでば。火災報知器マンション中サ鳴ればてぇ変なごどサなっからス : 遠野の方言 |
(引っ越す前は 携帯ガスコンロでなんでも出来たんですが、使う火の真上に煙感知器があって 怖くて |
使えないんですよ。火災報知器がマンション中に鳴ったら大変なことになるんで・・ : 標準語) |
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IHでは使えない「ビビンバ用石鍋」そして「すき焼き用鉄鍋」他「土鍋」 IH用の小鍋に変更 |
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2月25日(土) 遠野の方言 : 「ほいど(乞食)」 (今の「フリーター」等とは違い 家などを回って物乞いをして歩く人を「ほいど」と云っていました) |
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遠野の方言 [遠野地方の日常会話集」78ページのアレンジ版です] |
むがす 遠野さも「ほいど」ハ居でス(昔 遠野にも「乞食」がいてね) 曙町で店っこやってだとぎス 店のめ |
ぇサ「ぬー!」って立ってだのス(店の前に「ぬー!」って立っていたんです)。 |
裂げで(破けて) まるんで「メガメガ」ずふぐ着てス(まるで「黒光り」した服を着ていて) 「何が食うものけね |
べが?(何か食べる物をくれませんか?)」って云(ゆ)ったがらス(云ったものですから) パンこ一っつやって |
ハ帰(け)って貰ったごどあったっけもや(帰って貰ったことがあったんですよ)。 |
今ハス 「ほいど」なんかハ居ねぐなったどもス(今は 「乞食」等は居なくなったんですが) 「フリーター」ず |
ひたづぁ居るようになったもな(という人達が居るようになりましたよね)。 |
その「フリーター」ハス むがすの「ほいど」どハつがって(昔の「乞食」とは違って) 物乞いすんねで(物乞い |
はしないで) 缶からあづめだりすて(空き缶等を集めたりして) 金にすてっけがら(お金にしているので) ほ |
んとの「ほいど」でハ ねんだもな(本当の「乞食」では 無いんですよね)。 |
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2月24日(金) 「やじきた学園道中記」舞台は関東に移っているようです : 少女漫画「プリンセスゴールド」4月号。 |
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ながさば 遠野の学こで乗馬ハすてだ「風の又三郎」のはなすっこも出ででス まだいづがハ遠野サ舞だいハ |
戻って来んでねがど思って 楽すみサすてんのス : 遠野の方言 |
(今月号の中には 遠野の学校で乗馬をしていた「風の又三郎」の話も出ていて またいつかは遠野に舞台が |
戻って来るのではないかと思って 楽しみにしているんです : 標準語) |
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※ 始めての方は これだけですと何が何だか分からないと思いますのが、1昨年ほど前の2年間遠野が舞台になり「遠野の方言への翻訳」の |
お手伝いをさせて頂いており、舞台が遠野へ戻って来るのを楽しみにしているんです。 |
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プリンセスゴールド4月号表紙(秋田書店) 巻頭カラー46P「やじきた学園道中記」 市東亮子作 |
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2月22日(水) 昨日、今日と2日続けて幼稚園の「ミニミニお遊戯会」を観賞 : 年長と年少の孫が演技。 |
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むがすみでに桃太郎ハ一人ってわげでねぐ、王様やりてわらすハ王様やっから5人も居るす、シンドバット |
だって7人ぐれ居るもんだもな。んだがら、誰が主やぐっつうわげでもねくて、このやりがだもいいがもなっス : 遠野の方言 |
(昔みたいに桃太郎は一人というわけではなく、王様をやりたい園児は王様をやるので5人も居るし、シンドバット |
だって7人くらいは居るんですよ。ですから、誰が主役というわけでもなくて、このやり方もいいかもしれませんね : 標準語) |
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幼稚園ミニミニお遊戯会 (昨日は年長の「走れメロス」・今日は年少の「シンドバットの冒険」) |
シンドバットの冒険(船で航海) 比較的自由に演技 他の園児はお利巧に観劇 |
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2月21日(火) 年甲斐もなく 舟木一夫コンサートに行ってきました : 1500席は満席で男性は20人に一人くらい? |
(舟木一夫は72歳、「高校3年生」でヒット、その時代の年配者がほとんどの様で、隣の席の人は同じフアンなのですぐにお友達になるようですよ) |
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「赤い夕陽が・・」 1500人の大合唱でス 皆立って手っこハ上さ上げて叩(た)でで おらどごサ来たべがど思ったっけよ : 遠野の方言 |
(「赤い夕陽が・・」 1500人の大合唱で 皆立って手を上に上げて叩いていて 自分は何処に来たのかと思ったんですよ : 標準語) |
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72歳だそうですが、いい男でパワフル、2時間歌いっぱなしでした コンサートの必需品は双眼鏡・右の人も左の人も・・・ |
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2月20日(月) 「三寒四温」に「春2番」 : さぶがったり ぬぐがったり 大風吹いだりで身体追っつがねでば : 遠野の方言 |
(寒かったり 暖かかったり 大風が吹いたりで身体が追いつかないですよ : 標準語) |
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金曜日の春いず番で はだけハなじょサなってるべど思って今日行ってみだっけ、今日ハ春2番だづもな。 |
なもかも すげぇ砂ぼごりで はだげ見るどごの話すでねがったっけよ : 遠野の方言 |
(金曜日の春1番で 畑がどうなっているかと思って今日行って見たら、今日は春2番だそうですね。 |
なにもかにも 凄い砂埃りで 畑を見るどころの話しじゃなかったですよ : 標準語) |
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暖かい日はメダカも気持ちよさそうに泳いでいるんですが、寒い日は死んだ様に動きません |
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2月19日(日) もうすぐひな祭り : 狭い所へ引っ越してきたので男雛と女雛だけを飾らせて頂きました。 |
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いず年間もはごのながサ入(へ)ってんだがら、お雛さん皆飾ってやればど思んだども 狭めもんだがら |
もさげねども二人だげで あどハ我慢すてもらったのス : 遠野の方言 |
(一年間も箱の中に入っているんですから お雛様皆飾ってあげればと思うんですが 狭いものですから |
申し訳けないんですが二人だけで あとは我慢してもらったんです : 標準語) |
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2月17日(金) 今日はケーキにあわせる「生クリーム作りを・・・ : 電動の泡だて器は貸し出し中でひたすら手動で掻き回す |
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かがぁど二人で泡だて器ハ引っ掻ぎ回すてス 「こえぐなったがら交代だ」って20分ぐれすてようやぐ出来だのス : 遠野の方言 |
(家内と二人で泡だて器を引っ搔き回して 「疲れたので交代だ」って20分くらいしてようやく出来ました : 標準語) |
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生クリーム作り (右手で掻き回すには限度があり、家内と交代で完成しました) |
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市販の生クリームの素に砂糖を加え 回りを氷づくめにしたボールに入れ物を浮かせ、ひたすら固くなるまでかき回し完成後 容器に入れ保存 |
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2月16日(木) 今、カキが旬を迎えています |
: どういう訳か遠野では「ホヤ」や「ウニ(カゼ)」は食べましたが、「カキ」はあまり食べたことが無かったです。 |
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遠野ハス 三りぐサ近くて「カぎ」ハいっぺ食ってでも いがったべが なんたなわげだったんだべな? |
もすかすっと たげくて金もずすか食(か)れねがったんだべが? おらほハ貧乏だったがらス : 遠野の方言 |
(遠野は 三陸に近くて「カキ」を沢山食べていても 良かったんでしょうが どういう訳だったんでしょうか? |
もしかすると 高くて金持ちしか食べられなかったんでしょうか? 自分家は貧乏でしたから : 標準語) |
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広島産の加熱用カキ ・ 今日は久しぶりにカキフライでも・・・ : 殻付きの生カキも食べてみたいですね |
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2月15日(水) 夜の一日市(今の中央通り)の夜の凍った道路は 小中学生のスケートリンクと化し大にぎわい。 |
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遠野の方言 (私も小学生、夕食を食べた後は大急ぎでスケートを履き、一日市へと向かうが 既に何十人もの子供達が滑っていました) |
[遠野地方の日常会話集 94ページ ゆっつける(縛り付ける)・なんとすたたて(なにがなんでも・なんとまあ・本当に)] |
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まだ道路ハ舗装されるめぇの(前の)一日市で わらすだづの(子供達の)間で 夜のスケート遊びハ流行った |
ごどあったのス(流行ったことがあったんです)。 |
夕ごはんのあどハ大急ぎで 手づぐりの下駄スケートだの 長靴サベルトだの縄っこでスケートゆっつげだ(縄 |
でスケートを縛り付けた)のハ履いで 何十人もあづまったんだでば(集まったんです)。 |
昼間溶げだゆぎっこハ(昼に溶けた雪は) 夜サなっと「テガテガ」ど凍みですまって 店っこのあがりで(店の |
明かりで) 自然のスケートリンクハ出来っけもな(出来るんです)。 |
その氷の道路ハそろそろどはすってきた(走ってきた)トラックの荷カギサなげぇ縄っこ引っかげで(荷カギに長 |
い縄を引っかけて) 皆でぶらさがって滑ったっけもや(滑ったんですよ)。 |
大人だづ これ見でで(大人達が これを見ていて) 「なんとすたたて 危ねでねーが(なんとまあ 危ないじゃな |
いか)」ってス。 |
ほでも(それでも) 止めろってハ 言わねがったんだでば(止めろとは 言わなかったんです)。 |
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※ これから暫くして 小学校の校庭に水を張りスケートリンクを作ったのを覚えています。 |
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大人の手も借りて作った「下駄スケート」(主に女子用) スケートリンクの中央にあった仙台屋(お菓子屋) |
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2月14日(火) 小学生の頃、長靴の上からベルトで取り付けるスケートが流行っていました。 |
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遠野の方言 (買って貰ったスケートで早く滑ってみたくて 近所の池で滑ったんですが、氷が薄く池に落ちてしまった思い出です) |
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おどさんがら(父親から)スケートハ買って貰ったっけ(スケートを買って貰って) おもしぇくてス(嬉しくて) 来内川 |
(らいないがわ)のわぎの すがっこ張ったいげサ行って(脇の 氷が張った池に行って) はずっこがら(端から)「ス |
ー!」って真んながサ滑っていったっけ(真ん中に滑って行ったら) すがっこハ(氷が)「バリバリ」って割れで 池の |
ながサ(中に)「ボッチャン!」って 胸のあだりまで嵌ってすまったのス(胸のあたりまで嵌ってしまったんです)。 |
あわでですがっこハ割りながら岸サ上がったんだども(慌てて氷を割りながら岸に上がったんですが) 吹ぶぎの |
日で着てるものハ(吹雪の日で着ているものは) すぐ「バリバリ」にしみですまったのス(凍ってしまったんです)。 |
かっちゃんがら(母親から) 「こんたな日サ あのいげサいったのがー?(こんな日に あの池に行ったのかー? |
)」って さんざんおごられですまったっけよ(さんざん怒られてしまったんです)。 |
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長靴の上に装着可能なスケート・装着はベルトで締め付ける方式 |
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2月13日(月) 梅っこも 寒ざぐらも満開でやんすたよ : 遠野の方言(年配者) |
(梅も 寒桜も 満開でしたよ : 標準語) |
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今日ス 城址公園サ行って見だっけ 梅っこのいい匂いすてでス まんつ うづぐす花っこハ咲がせでだっけでば : 遠野の方言 |
(今日 城址公園へ行って見たら 梅のいい香りがしていて 本当に 綺麗な花を咲かせていましたよ : 標準語) |
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梅も寒桜も満開でしたよ (佐倉市城址公園) |
紅 梅 白 梅 寒 桜 |
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2月12日(日) この冬のダイヤモンド富士・天気が悪く撮り損ないました: 2月10日がその日だったんですが、今日の夕日をご覧下さい。 |
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ダイヤモンド富士ハ撮んべっとねばってだんだども、相でハ自然だもんだがらス 残念だったでば : 遠野の方言 |
(ダイヤモンド富士を撮ろうとねばっていたんですが、相手が自然ですので 残念でした : 標準語) |
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今日の日の入り (印西市徳性院・富士見寺より 17時13分撮影) 今日も雲がかかって残念 |
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2月7日の日の入り(富士山の左肩に夕日が沈む) 今日(2月12日)の日の入り)右の裾野に沈む |
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1月11日(祝) 気の遠くなるような昔の話・でも私が子供の頃の「木炭自動車」の話です。 |
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遠野の方言 (遠野地方の日常会話集 31ページより : この日記帳2月1日「馬そり」の続きです) |
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馬車だの馬そりだの 居なぐなったなど思った頃ハ 珍らす木炭ずどうしゃハ(珍しい木炭自動車が)走るよう |
になってだもな(なっていました)。 |
いづだが そどハやがますねど(いつだったか 外がやかましいと)思って道路サ出でみだっけ(出てみたら) |
木炭ずどうしゃハ止まってだのす(止まっていました)。 |
運転手ハ荷台サ乗はって(荷台に乗って) 炭俵がら炭っこ出すて 釜の上がら炭入れでス それがら鉄の棒 |
で釜のながハ(釜の中を) 「ガラガラ」どかんますたっけよ(かき回したんですよ)。 |
今度ハ すたサ降りできてがら(下に降りてきて) 送風機のハンドルハ「グルグル」ど一生懸命回すたっけ(回 |
したら) 荷台の釜の上がら火の粉(ご)ハ「ボーボ」どいっぺ出だのス(沢山出たんです)。 |
なんだが おっかねくれだっけども(怖いくらいなんですが) 珍らすくていづまでも 見でだごどあったでば(見 |
ていたことがあったんです)。 |
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※ ダイヤモンド富士は昨日の夕方に見えるはずだったんですが、残念ながら昨日今日と空は曇りなんです。 |
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2月9日(木) 初めて北海道産の「ゆめぴりか」を食べてみました : 今迄のうるち米よりモチモチし美味しく感じました。 |
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北海道もだんだんぬぐぐなってきて いい米ハ出ぎる様サなってきてス 本州の方でハバナナでもこしぇねばなんねな : 遠野の方言 |
(北海道もだんだん暖かくなってきて いい米が出来る様になってきて 本州の方ではバナナでも栽培しなければね : 標準語) |
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「ゆめぴりか」 (米粒が細長く普通の米よりモチモチした食感) 「千葉こしひかり」 (米粒が少し短く従来のうるち米の食感) |
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2月8日(水) 遠野も今頃は極寒の日々ではないでしょうか? : 私の子供の頃、-28℃を経験しています。 |
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遠野の方言 (冷蔵庫の無い時代、夜寝るときは 牛乳や卵は破裂しない様にコタツに入れて寝ていました) |
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むがすの遠野の寒さハ はすたでねがったもや。(昔の遠野の寒さは 半端じゃなかったです)。 |
零下28度まで下がったごどあったでば(下がったことがあったんです)。 |
ガッチャンポンプの水っこハ凍みですまって(手押しポンプの水も凍ってしまって) 使えねす(使えないし) 取 |
ってだ瓶の水っこも凍みですまって かなづづで氷ハ割って(金槌で氷を割って)使ってだのス。 |
今みでに冷蔵庫も無(ね)んだすス(今みたいに冷蔵庫は無いですし) 夜寝っとぎにハ牛にゅだの卵ハ こ |
だづサ入(え)れで寝んのス(夜寝るときは牛乳や卵は こたつに入れて寝るんです)。 |
まんつ 遠野の冬サ暮すのハ 容易でねがったのス(本当に 遠野の冬を暮らすのは 容易ではなかったん |
です)。 |
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取り置きの水の凍りは約5センチ・ハンマーで割って使います 手押しポンプにはお湯をかけ使えるのはその日の夕方です |
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2月7日(火) ダイヤモンド富士を狙っています : タイミングは明日か明後日・でも天気が心配なのでとりあえず今日決行。 |
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今日ハ雲出できたがら 富士山ハ見えねがど思って行ったっけ、雲の下サちゃんと顔っこ出すてけでくれだのス : 遠野の方言 |
(今日は雲が出てきたので 富士山は見えないかと思っていましたが 雲の下からちゃんと顔を出してくれました : 標準語) |
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今日の日の入り・山頂への日の入りはいつ? (千葉県印西市徳性院・富士見寺より PM5:8分撮影) |
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2月6日(月) |
霜降ったり、風吹いだりすて はだげの野菜はハなんたサなってんべがど思ってス とぎどぎ見サ行くのス : 遠野の方言 |
(霜が降ったり、風が吹いたりして 畑の野菜がどうなっているかなと思って 時々見に行くんです : 標準語) |
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今日の畑 (結構順調に育っているようです) |
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ホウレン草 ソラ豆(霜除け布のトンネル) カラシナ サヤエンドウ(手無し) |
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2月5日(日) ホームページを更新 : この日記帳がどんどん重くなり 昨年の分を切り離そうとするも 自分の能力及ばず |
シルバーの「パソコン相談」に駆け込み、解決? ただ まだWindows10の後遺症が散見。 |
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このHPも毎にぢアップすて更新すんのハ出ぎっとも、わぐだの繋ぎハ直せってもすろうどさば無理ス : 遠野の方言 |
(このHPも毎日アップして更新するのは出来ますが、枠や繋ぎを直せって云っても素人には無理ですね : 標準語) |
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今日駆け込んだシルバーパソコン相談 (指導員が7人位いましたが、相談に来る人も多く皆大忙しでした) |
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2月4日(土) 今日は立春 ・ このところ、雨が少ないのですが 今日を境に雨の呼び方が変わるそうです。 |
立春の前の雨は 「冬雨」 「寒雨」 |
立春の後の雨は 「寒明けの雨」 「四温の雨」 などと云うそうです。 |
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関東の海側でハ 今頃あんまり雨っこハ降んねス 北の方だばゆぎっこサなってすまんべし・・ ほでもむがすのひたづぁ |
雨っこの種類さも 色々ど呼びがた変えでス 短歌だの俳ぐサ読んだりすて 気もづサ余裕あったんだなっス : 遠野の方言 |
(関東の海側では 今頃あまり雨は降りませんし 北の方なら雪になってしまうでしょうし・・ それでも昔の人達は |
雨の種類にも 色々と呼び方を変えて 短歌や俳句に読んだりして 気持にも余裕があったんですね : 標準語) |
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もちろん平民には雨の呼び方などは あまり関係無かったかもしれませんね |
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2月3日(金) 成田山節分会の 新横綱「稀勢の里」の以前の写真がありましたのでご覧ください。 |
: 今日の成田山の節分会には用事があり行くことができませんでした。 |
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「稀勢の里」ハス この節分会さば13年も出でんだずよ。この関取ハ将来強(つ)えぐなって横綱サなるんべがら |
毎とす来て貰っぺって呼んでだどス : 遠野の方言 |
(「稀勢の里」は この節分会には13年間も出ているそうです。この関取は将来強くなって横綱になるだろうから |
毎年来ていただこうって呼んでいたそうです : 標準語) |
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今日の成田山の節分会・新横綱「稀勢の里」 3年前の節分会にて(「稀勢の里」13年連続で招待とのことです) |
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今日のテレビの放送より 「白鵬」と「稀勢の里」 「稀勢の里」と「隠岐の海」 |
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2月2日(木) 今、「ほや」の旬では無いのですが、スーパーで売っていましたので買ってみました。(案の定、身が少ない) |
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遠野の方言 (遠野は三陸海岸に近く、「ほや」や「かぜ(うに)」や他の魚も行商のおばさんがリヤカーで売りにきていました) |
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遠野サほががらおぎゃくさんハ来っと(遠野に他からお客さんが来ると)、「ほや」ハどんぶりサいっぺこしぇで(「ほや」を |
どんぶりにいっぱい作って)出すんだっけもや(出すんですよ)。 |
「ほや」ハ安くてうめどもス(美味しいんですが) 人によってハ「臭くて食(か)れね(食べられない)」って 食(か)んね人 |
も居るんだっけもや(食べない人も居るんですよね)。 |
ほでもス(でもね) さげ飲みハ(酒飲みは) 「チビチビ」どさげっこ飲みながら(酒を飲みながら) この「ほや」っこつま |
むど最高だでば(この「ほや」をつまむと最高なんですよ)。 |
おめさんも この磯の臭いハかぎながらさげっこ飲んでみでがんせ(あなたも この磯の香りをかぎながらお酒を飲んで |
みて下さい)。 |
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ほやの調理 |
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カラのままのほや カラから身を取り出しはらわたなどを除く 酢をかけていただく |
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2月1日(水) 今では考えられない木炭自動車が走る前に、冬の遠野の町を走っていた「馬そり」の思い出です。 |
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遠野の方言 (「馬そり」を引く馬が、汽車の汽笛にびっくりして、丸太を振りまきながら遠野の町を走り回ったのを目撃した思い出です)) |
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おらだづ(私たちが)小学っこの頃、冬サなっと遠野のまづながハ(遠野の町中を)馬っこぁそり引いだ(馬がそりを引 |
いた) 「馬そり」ハはすってだんだでば(走っていたんですよ)。 |
その「馬そり」のすごどハス 山がら切り出すたふてぇ木ハ乗せで(山から切り出した太い木を乗せて)、遠野のえぎま |
ではごぶのス(遠野の駅まで運ぶんです)。 |
その当ず(その当時)遠野のえぎ走(は)しぇってだ汽車っこハ(遠野の駅を走っていた汽車は)軽便てづどうって云って |
(軽便鉄道と云って) 今の汽車っこよりうんとちっちぇくて(今の汽車より大分小さくて)汽笛も「ピーッ!」ってかんだげぇ |
おどっこはすたっけもな(かん高い音がしたんですよ)。 |
そごまでハいんだどもス(そこまではいいんですが) 丸太ハ積んだ「馬そり」ハえぎサ着いだっけ(駅に着いたら) 汽 |
車っこハ急に「ピーッ!」って汽笛ハ鳴らすたもんだがら(汽笛をならしたものですから) 馬っこハまるんでたまげで(馬 |
が本当にびっくりして) 馬そりごどまづサ向がって走すり出すたのス(馬そりごとまちに向かって走り出したんですよ)。 |
そりの両わぎがら丸太ハ転げ落ぢんべし(丸太が転げ落ちるし)、馬子ハぼっかげだって止まるわげでねぇす(馬子が |
追っかけても止まるわけはないし) まぢじゅうハ大騒ぎになったっけよ(町中が大騒ぎになったんです)。 |
そのあどぁなんたさなったが分がねども(その後がどうなったのかは分かりませんが) 怪我人の話すハ聞がねがった |
っけよ(聞かなかったですね)。 |
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1月30日(月) 畑仕事の帰りに遭遇した交通事故現場 : 大したことがなければいいんですが・・・。 |
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遠野の方言 (最近は高齢者による交通事故が多発・他人ごとでは無い気持ちに・・。) |
最近ハス としょりの(お年寄りの)交通事故ハいっぺ起ぎでっからス(沢山起きていますので) おらも(私も)注意すて運転すて |
んだども(運転しているんですが) 事故ハ起ごすたくて起ぎるもんでハ無(ね)ぇもんだがら はだげのすごどハ(畑仕事が)出 |
ぎなぐなったらば免許証ハ返(け)ぇすべがど思ってんのス(返そうかと思っているんです)。 |
そのどぎのためサ(その時の為に) なんぼが(いくらか)便利などごサ引っ越すて来たもんだどもス(来たものですから)・・。 |
庭っこも無ぐなってすまったども(無くなってしまいましたが)、えれ目サ(大変な目に)合うよりいんでねがべがなど思ってス。 |
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遭遇した交通事故現場 (ガソリンが漏れたのか、特殊車両も・・ 次の日の新聞の地方版にも載っていなかったので大したことはなかったかも・・) |
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この他に消防車が2台、特殊消防車が1台待機 事故車の右には担架も用意されていました |
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1月29日(日) 珍しい「居合・剣術」の「抜初演武大会」を見てきました : 私の居住地佐倉に500年以上続く「立身流」です。 |
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まんつ めったサ見られねものハ見できたでば。ずずがな会場サ「ヤー!!」って はぐりょぐある演武ハ続いでだっけよ : 遠野の方言 |
(本当に めったに見られないものを見てきました。静かな会場に「ヤー!!」って 迫力のある演武が続いていました : 標準語) |
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※ 現在の警視庁流の居合・剣術・柔術の各形には、この立身流から採用されているとのことです。 |
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立身流抜初演武大会 迫力ある演武 |
熱心な見学者(後ろには小学生を含む演武者がずらりと・・全部で約50人くらいは居たようです) |
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1月28日(土) あやや! 冬眠で寝でだ「びっき」ハ起ごすてすまったでば : 遠野の方言 |
(あらあ! 冬眠中で寝ていた「かえる」を起こしてしまいました : 標準語) |
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遠野の方言 (3月に植えるジャガイモのウネを作っていたら、冬眠中の「かえる」が土の中から出てきました) |
まだ一寸早(は)えども(まだ一寸早いんですが) つずっこハお日さんサ当でんべっと(土をお日様に当てようと) ウネっ |
ここしぇでだっけ(ウネを作っていたら) つずのなががら「びっき」ハ出できたっけもや(土の中から「かえる」が出てきたんで |
す)。 春までゆっくり寝でいだがったべが(春までゆっくりと寝ていたかったでしょうが) 起ごすてすまったもんだもな(起こし |
てしまったんですよね)。 |
まんつ 可哀想だがらス もどのつずのながサ戻すてやったでば(元の土の中に戻してやりました)。 |
「ゆっくり春まで寝でがんせ」ってゆってス(「ゆっくり春まで寝て下さい」って云ってね)。 |
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白いお腹を上に向けて出てきました 7~8分で目が覚めて起き上がりました 春まで冬眠出来る様元に戻しておきました |
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1月27日(金) 手作り年賀状は一味ありますね : 今年のお年玉年賀はがきは3枚の「切手シート」が当たりました。(昨年は0でした) |
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毎とす毎とす 絵っこだの版画だのって 手っこかげだ年賀状ハおぐってきてけで 有りがでなっス : 遠野の方言 |
(毎年々々 絵や版画等 手間をかけた年賀状を送ってきて頂いて 有り難いですね : 標準語) |
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手作り年賀状 今年の切手シート |
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「城ケ崎」の景色(水彩画) 茨城「雷霆の滝」(版画) スカシが入った綺麗なシートです |
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1月26日(木) 遠野の方言 : 「ごしぇやぐ」 「ごしぇっぱらやげる」 は両方とも「怒る」ことを表す言葉ですが |
「怒る」 程度が全然違う言葉です。 |
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「ごしぇやく」は 普通に「怒る」ことを表現しますが、「ごしぇっぱらやげる」は 「腹を立てる」と かなり怒っている表現です。 |
そして、「まんつ ごしぇっぱらやげる」は 「本当に 腹が立つ」となります。 |
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「ごしぇやぐ」の使用例 |
隣のわらすっこだづス おもちゃの取り合いすてで 負げですまったわらすハ「ごしぇやいで」 ごんぼほってだっけよ : 遠野の方言 |
(隣の子供たちが おもちゃの取り合いをしていて 負けてしまったこどもが「怒って」 大泣きして居たんですよ : 標準語) |
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「ごしぇっぱらやげる」の使用例 |
ゆんべおらえのおやずがス 大酔っ払いすて暴れだもんだがら「まんつ ごしぇっぱら」やげではぎであだまたででやったのス |
: 遠野の方言 |
(ゆうべ私の夫が 大酔っ払いして暴れたものですから「本当に 腹が立った」ものですから箒で頭を叩いてやったんです |
: 遠野の方言) |
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※ 遠野の方言の追加解説 「ごんぼほる」は子供が大泣きする以外に「酔っ払いがくだをまく」の意味にも使われます。 |
「はぎ」で頭を叩いた の「はぎ」は 「箒(ほうき)」を云います。 |
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1月25日(水) 昨夜のテレビ東京「ガイアの夜明け」で 遠野の町おこし活動が放映されていました。 |
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遠野の方言 (昨夜の放送では、遠野市が補助金を出して遠野で仕事をしてくれる人を募集、カフェや地ビールに挑戦している人達とその経過を紹介) |
どごのまづでも人っこハ居なぐなるス(どこの町でも人は居なくなるし)、まづの店ハさびれるス(町の店はさびれるし)、あ |
だまの痛ではなすだなっス(頭の痛い話ですね)。 |
こんたなながで(こんな中で)遠野でハ前がら遠野サ移住すてける(移住してくれる)人ハ募集すて、成果ハ上げでるどス。 |
ゆんべのテレビのはなすハス(夕べのテレビの話は)、遠野で補助金出すて遠野ですごどすてける人ハ(遠野で仕事をして |
くれる人を)呼んで、喫茶店だの地ビールだのあだらすぐやんべって(新しくやろうと)、その経過ハ放送すてだっけよ(放送し |
ていました)。 |
ほがのとぢがら来て知らねとぢでしごどするのハ(他の土地から来て知らない土地で仕事をするのは)容易なごってねって( |
容易なことではないと)良ぐわがったでばな(良くわかりました)。 |
まんつ、頑張ってやってもらいてもんだなっス(本当に頑張ってやって頂きたいものです)。 |
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昨夜の「ガイアの夜明け」の放送 リンゴ等遠野の食材にこだわる 遠野のホップで地ビール開発チームも・・ |
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中央通りの「竹林堂」の前、以前の時計屋さんを改造してカフェを・・ 遠野のホップは既にキリンビールが使用 |
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1月24日(火) |
150キロも離れだ富士山ハ こんたにちっちぇぐすか見(め)ねどもス 良ぐ見っと裾野までゆぎっこ被って立派だっけよ : 遠野の方言 |
(150Kmも離れた富士山は こんなに小さくしか見えないんですが 良く見ると裾野まで雪を被って立派なんですよ : 標準語) |
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今朝の富士山 : 今日の様に空気が澄み風が強い日が良く見えます (印西市徳性院・富士見寺より 今日の10時撮影) |
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1月23日(月) こどすの遠野のさぐらハだいじょぶだべが? 冬の間サ「うそ」っつ鳥っこいっぺ来て |
さぐらの花芽ハみな食ってすまっと 春にハ花見も出来ねぐなってすまっけよ : 遠野の方言 |
(今年の遠野の桜は大丈夫でしょうか? 冬の間に「うそ」という鳥が沢山来て |
桜の花芽をみんな食べてしまうと 春には花見も出来なくなってしまうんですよ : 標準語) |
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遠野の方言 (中学校の頃、校庭には桜の木が沢山ありましたが、雪の降る日には「うそ」が大群で押し寄せ、桜の花芽を食べていました) |
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窓がらそど見っと(窓から外を見ると)、ゆぎっこ積もったさぐらの枝サ(雪の積もった桜の枝に) ほったぶ赤げぐすた |
「うそ」ハいっぺ群がって(頬の赤い「うそ」が沢山群がって) 一生懸命さぐらの花芽ハ食ってっけもや(桜の花芽を食べて |
いるんです)。 |
その当時ハ気にもすねがったども(気にもしなかったんですが) あるとすサ(ある年)遠野のタクシーサ乗はってがら( |
乗って)運転手サ「こどすのさぐらハなんたったす?(今年の桜はどうでしたか?)」って聞いだっけ「なもなもこどすのさぐら |
ハ(「なにもかにも今年の桜は)冬に「うそ」っこサすっかり花芽ハ食(か)れですまってがら(冬に「うそ」にすっかり花芽を食 |
べられてしまって)全滅ス(全滅でした)。花見も寂しもんだったけよ(花見も寂しいものでしたよ)」ってス。 |
「うそ」も一寸見っとうづぐす鳥っこだっけども(綺麗な鳥なんですが) そんたな悪さハすんだもな(そんな悪さをするんで |
すよね)。 |
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「うそ」という鳥 (スズメより少し大きい) 130円切手にもなっていましたよ |
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1月22日(日) 今日は満開の「蝋梅(ロウバイ)」を見て来ました : 農家さんの庭先にあり、凄く香りが良かったです。 |
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遠野でハ「ロウバイ」ハ見だごだ無(ね)がったっけが たがさハ5メーターもあるこの木ハ 珍らすんでねべがな? : 遠野の方言 |
(遠野では「ロウバイ」は見た事が無かったんですが 高さが5メートルもあるこの木は 珍しいのではないでしょうか? : 標準語) |
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農家さんの庭先の「蝋梅(ロウバイ)」 画面の隅に写りこんでいた「ヒワ」 |
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1月21日(土) そろそろ梅の花が咲きだしましたよ : 寒い中でも春の息吹が・・・・。 |
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こんたにさぶ日ハ続ぐどもス なんぼがぬげどごの梅っこハ もう咲いでだっけよ。さぐらの花芽も頑張って |
ふぐらんできてで もうぺっこ我慢せば 春ハ来るがらってス : 遠野の方言 |
(こんなに寒い日が続きますが 幾らか暖かいところの梅は もう咲いていましたよ。桜の花芽も頑張って |
膨らんできていて もう少し我慢をすれば 春が来ますよって : 標準語) |
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春の息吹・梅の花と桜の花芽 (佐倉城址公園 今日の2時撮影) |
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白 梅 紅 梅 カンザクラの花芽 |
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1月20日(金) |
今日ハ大寒だづども 遠野もいっぺゆぎっこハ積もって まんつしばれでんでねべが? : 遠野の方言 |
(今日は大寒だそうですが 遠野も沢山雪が積もって 相当冷え込んでいるのではないでしょうか? : 標準語) |
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遠野に帰省した時の雪景色 |
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九重沢の雪嵐(東舘町より) 来内川(らいないがわ)の雪景色 |
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1月19日(木) 子供の頃から 鳥が大好きで 学校から帰ると鳥を見にすぐ山へ出かけていました : そして今日も・・。 |
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わらすの頃 遠野サ居だどぎも 鳥っこハ大好ぎで 学校(がっこ)がら帰(け)っと ガバンハほんなげで |
すぐ 山サ行って 鳥っこ探すてあるいでだのス : 遠野の方言 |
(子供の頃 遠野に居た時も 鳥が大好きで 学校から帰ると カバンを放り出して |
すぐ 山へ行って 鳥を探して歩いていました : 標準語) |
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※ 次の様な遠野の野鳥が大好きでした : ベニマシコ ・ ホオジロ ・ ウソ ・ アオジ ・ モズ ・ ミソサザイ等 |
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今日出会った鳥達 |
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ジョウビタキ(メス) もず(逆光で×) ? アオサギ 川鵜 |
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1月18日(水) 遠野の方言 : 発音によって意味が変わる言葉 |
昨日の日記帳の「あんべ」の「べ}を高く↑発音すると「行こう」 |
そして、「あんべ」の発音を平ら→に読むと「具合」を意味するようになります。 |
※ この場合「あんべ」は「あんばい(具合)」が変化した言葉と考えられます。 |
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「あんべ(発音が平ら→)」の会話の例 |
「○○さんス 今日のあんべハなんたす?(○○さん 今日は具合はいかがですか?)」 |
「おがげさんで なんぼがあんべハえぐなったでば(お陰様で いくらか具合が良くなりました)」 |
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この他、発音で意味が変わってくる遠野の方言です。(同じ発音でも意味が違うものもあります) |
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1月17日(火) 遠野の方言 : 「あべ」 「あんべ」 や 「あべでば」 は 「行こう」 「行こうよ」 の意味で主に同僚や |
友達同士で使っていました。 |
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普通だば 目上の人方(ひとがだ)さば 「行がねすか?」なんてしゃべんだども ながのいいひたづどうすでハ |
「あべ」だの「あんべ」、すてがら 急ぐとぎハ 「あべでば」なんてしゃべってだんだでば : 遠野の方言 |
(普通なら 目上に人達には 「行きませんか?」などと云っていたんですが 仲の良い人達同志では |
「行こう」同じく「行こう」、それから 急ぐ時は 「行こうよ」なんて云っていたんですよ : 標準語) |
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通常は「行く」の言葉の変化は 次の様になりますが、「あべ」の様に相手によって全く違う言葉になる場合もあります。 |
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1月16日(月) |
大ゆぎ降っててぇへんなどごの人だづにハもさげねども 水槽サきんのの朝間 すがっこ張ったのス |
引っ越す前のうづだば12がづにハすがっこ張ってだっけども 場所によってぜぇ分つがうもんだなっス : 遠野の方言 |
(大雪が降って大変なところの人達には申し訳ないんですが 水槽に昨日の朝 氷が張ったんです |
引っ越す前の家だと12月には氷が張っていたんですが 場所によって随分違うものですね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「申し訳ない」は「もさげね」、「氷が張る」は「すがっこ張る」と云います。 |
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昨日の朝の水槽に氷が・・・ 寒さで固まっているメダカ この様子だど明日の朝も寒そう |
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1月15日(日) フジテレビの木村拓也の人力車が 私の町にも来ましたよ : 天気予報の後、「上を向いて歩こう」が大人気。 |
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おらほのまづさも きむたぐの人力車ハ来たのス。東京ドームサ行った日で、テレビですか見れねがったども |
いいおどごだス 気だでもいいみでだス まんつ人気出るのも分がるでば。遠野さ行げねくて悔やすどもな : 遠野の方言 |
(私の町にも 木む拓の人力車が来たんです。 東京ドームに行った日で、テレビでしか見れなかったんですが |
いい男ですし 気立てもいい様で 本当に人気が出るのも分かりますね。遠野に行けなくて残念ですがね : 標準語) |
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木村拓也の天気予報 (千葉県佐倉市 1月12日フジテレビで放送) |
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前の町から12Kmを人力車で・・ 江戸時代の佐倉茶が復活、そのお茶を飲む 最後の「上を向いて歩こう」のポーズ |
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1月14日(土) {東京ドームふるさと祭り」 : 今日は秋田県羽後町の「西馬音内盆踊り」と 食べ物のブースをご紹介します。 |
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不思議な盆踊りだったよ。食う場所さも行ってみだっけが うめそうなものばっかりス それさすても すげ人っこの数だったでば |
: 遠野の方言 |
(不思議な盆踊りでしたよ。食べる場所にも行ってみたんですが 美味しそうな物ばかりでね それにしても 凄い人の数でした |
: 標準語) |
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秋田県羽後町の「西馬音内盆踊り」 かみしもを着たお囃子 すげ笠と黒い布で顔を隠した踊り子 |
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ドームの約8割を使って 全国から380もの店舗(ブース)が集結 (美味しそうで みんな食べたくなるような物ばかりでしたよ) |
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米沢牛のコロッケと弁当 北海道のイクラやウニの弁当 名古屋の鶏のから揚げ その脇で 食べる!食べる! |
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1月13日(金) 「東京ドームふるさと祭り」 : 今日は、迫力満点の青森の「ねぶた」をご紹介します。 |
(明日は、秋田県羽後町の「西馬音内盆踊り」と 会場の地方の食べ物等をご紹介します) |
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なんたって 青森のねぶだハ有名だもな。「ラッセイ ラッセイ ラッセイラ」の掛げ声ど はねどの鈴のおどっこサ合わせで |
皆 手っこ叩(た)でて 喜ごんでだっけよ。久々に いいもの見せで貰ったでば : 遠野の方言 |
(なんといっても 青森のねぶたは有名ですよね。「ラッセイ ラッセイ ラッセイラ」の掛け声と はねとの鈴の音に合わせて |
皆 手を叩いて 喜んでいました。久々に いいものを見せて頂きました : 標準語) |
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青森のねぶた (大きさはおおよそ15m×10m×高さが7m位でしょうか、凄い迫力でした) |
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太鼓をはねと はねと(ドームの入り口ではねとの参加者募集をしていました) こんなに凄い観客が・・・ |
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1月12日(木) 「東京ドームのふるさと祭り」を見て来ましたよー : 今日は「秋田の竿燈祭り」をご紹介します。 |
(明日は青森の「ねぶた祭りを紹介します) |
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あの竿燈の重さハ 50キロもあるずもな。それハかだだのこすサ乗せだり たげ竿ハグニャっと曲げだりすてス |
それサ お囃子も元気出るよんたお囃子で まんず見ごだえあったっけよ : 遠野の方言 |
(あの竿燈の重さは 50Kgもあるそうです。それを肩や腰に乗せたり 竹竿をグニャっと曲げたりして |
それに お囃子も元気が出るようなお囃子で 本当に見ごたえがありました : 標準語) |
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特設の舞台で 「秋田の竿燈祭り」を熱演中 (ドームの半分の特設会場側は満席に近い観客が・・・) |
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野球の時は この会場の 手前側がキャッチャーで 右側がファースト 左側がサードという位置関係です |
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1月11日(水) 植える時期が遅かったのですが、畑の葉物野菜 寒い中頑張って少しずつ大きくなっています。 |
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なもなも 分げも分がねで植えたもんだもの 葉っぱだづも「こんたに寒むどぎにゆるぐねでば」って云ってんでねべがな : 遠野の方言 |
(なんと 分けも分からないで植えたものですから 葉っぱ達も「こんなに寒い時に大変ですよ」って云っているんじゃないかな : 標準語) |
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畑の葉物野菜 (少し大きく成った物から 間引いて食べています) |
小松菜 ホウレン草 チンゲンサイ カブ ラッキョウ |
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1月10日(火) 遠野の方言 「ほでね」の意味は発音を変えると全く違う意味になります。 |
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※1. 「ほでね(ねの発音を高く)」は「違う」の意味 と 2.「ほでね(ほの発音を高く)」は「分けが分からない」の意味になります。 |
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2.の「ほでね(ほの発音を高く)」の「分けが分からない」 の方言の例をご紹介します。 |
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例A. おなごだづハ あづまってス ほでねはなすっこで ぐやめぎながら喧嘩ハすてだでば : 遠野の方言 |
(女性達が 集まって 分けの分からない話で 愚痴を言いながら喧嘩しているんです : 標準語) |
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例B. 隣のわらすっこ 何気に入らねごとあったんだが ほでねぐなって ごんぼほってだでば : 遠野の方言) |
(隣の子供が 何か気に入らない事があったのか 分けが分らなくなって 大泣きしてるよ : 標準語) |
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1月9日(祝) 今日ハ成人の日でス、まっちゃ出がげだっけ振り袖ど羽織のわげひたづぁいっぺいだっけよ : 遠野の方言 |
(今日は成人の日で、町に出掛けたら振り袖と羽織袴の若者が沢山居ましたよ : 標準語) |
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遠野の方言 (久しぶりに合った子が成人式を迎えるまでになった時の遠野の方言での会話です。 遠野地方の日常会話集15ページ プラスアドリブ) |
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あやーおめさん(あらーあなた) すばらぐ見(め)ねうづサ(暫く見ないうちに) ぜぇぶんおがったごどス(随分大きくなり |
ましたね)。 |
今日ハ成人しぎだってすか(成人式だってね)、えがったなー(よかったですねー)。 |
おがさんも ええ顔っこすてだっけども(お母さんも いい顔をしていたんですが) おめさんも 別嬪さんだすな(あなたも |
美人さんですね) うんともでるべー?(相当もてるでしょう?) |
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※ 遠野の方言解説 遠野の方言で「おがる」は 「成長する」「大きくなる」ことを云います。 |
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成人式を待つ成人の皆さんです (千葉県佐倉市音楽ホール前 今日 午前中撮影) |
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女性は艶やかな振り袖姿で・・・ 男性も負けじと色とりどりな羽織袴姿で・・ こっちのグループはハチマキも |
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1月8日(日) 遠野の消防団の出初式では 度肝を抜かされるほどびっくりしました : 今日は全国出初式開催・我が町でも・・・ |
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遠野の方言 (何年か前の吹雪の日の遠野の出初式・音楽隊、団員、団員、団員、消防自動車の列、途切れる事無く吹雪の中から現れる隊列には本当にびっくり |
させられました。家内と一緒で、見学者は他には居なく「きつねに騙されているわけじゃないよね」って現実を確かめた程でした) |
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遠野えぎで汽車っこ待ってだっけ(遠野駅で汽車を待っていたら)、ラッパだのたいごのおどっこ(太鼓の音が)聞けだのす |
(聞こえたんです)。なんたら(どうしたんだろう)この吹ぶぎ(吹雪)のながで何ごどハ起ごったべど(何事が起ったんだろう) |
思って、そどサ出張ってみだっけ(外に出てみたら)出初しぎの(出初式の)行進だったっけもや(行進だったんです)。 |
吹ぶぎで見えるさぎハ(見える先は)70メートルぐれだべが(くらいでしょうか) ゆぎのなががら(雪の中から)出できてハ |
消えでって(消えて行って)まだ出でハ消えでってス 何百人も過ぎで行ったっけ 今度ハゆぎのなががらライト灯けだ消防 |
車ス(雪の中からライトを灯けた消防車なんです)。それが10台や20台でねぇのス(10台や20台じゃないんです)。 |
ゆげどもゆげども(行けども行けども)次がら次で だんだん現実のものだが夢のながサ居るよんて(夢の中に居る様で) |
かがぁサ「きづねサ騙されでるわけでハねぇよな(わけではないよね)」ってしゃべってすまったぐれ(云ってしまったぐらい) |
たまげだ出ぎごどだったのス(びっくりした出来事だったんです)。 |
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※ 遠野市の消防団員は現在約900名、消防車等の車両は約80台あるようです。 |
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私の住んでいる佐倉市の今日の出初式 (800人の団員がずらりと・・・・) |
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1月7日(土) 初詣で三が日は大勢の参拝客でかなり待ちますので、昨日と今日でお参りさせて頂きました。 |
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成田山なんかサ三がにぢサ行ったらば、本堂の前サたどり着くのサ何時間もかがっけがらス つかぐでお参りさせで |
もらったのス : 遠野言葉 |
(成田山等に三が日に行ったら、本堂の前にたどり着くのに何時間もかかってしまいますので 近くでお参りをさせて |
頂きました : 標準語) |
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近くにある摩賀多神社 (昨日お参り) 畑のある部落の神社(今日お参り) |
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大晦日に使った茅輪が神社の脇に収められています このしめ縄は部落の田んぼで育てた稲藁で作ったものです |
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1月6日(金) 除夜の鐘を聞いてから父と出かけた遠野の元朝参りの思い出です。(私が小学生の頃でした) |
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遠野の方言 (遠野地方の日常会話 67ページ「ねぷて」より) |
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除夜の鐘っこ聞いでがら ねぷて目ハこすりながら(眠い目をこすりながら)元朝参りサ おどさんど(父親と)一緒に行 |
ったっけよ(行ったんですよ)。 |
まずだいにぢさん(日枝神社)がら 欠の稲荷(かきの稲荷)回って 鍋倉(南部神社)サ戻って来んのス。 |
冬の夜ながだもの(夜中ですから) くづがら吐ぐいぎも(口から吐く息も)真っ白でス まなごつぶっと(目をつむると) |
まづげハ凍(し)みで(まつ毛が凍って)「ピタッ」とくっついですまって ちょっとぎま(一寸の間)見(め)ねぐなんのス。 |
くづのめぇの(口の前の)ジャンバーの襟ハ いぎで凍(し)みですまって(息で凍ってしまって) だんだんとあづぅ(厚い) |
氷サなってくっけもや(氷になってくるんです)。 |
元朝参りハ さぶくて(寒くて)こえくて(疲れて)てぇへんだども(大変ですが) とすのはずめサ(年の初めに) おっきご |
ど(大きい事)をやった様な いいきもづサなるっけよ(いい気持ちになるんですよ)。 |
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南部神社の元朝参り (遠野駅から真正面に見える突き当りの山にある神社です。 写真はは約15年位前のものです) |
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階段ののぼり 茅の輪くぐりの「茅の輪」 南部神社 |
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1月5日(木) クルミもづこしぇでみだっけが、まんつ うめがっけがら おめさんも こしぇでみだら なんたす? : 遠野の方言 |
(クルミ餅を作ってみたんですが、本当に 美味しいですから あなたも作ってみたら 如何ですか? : 標準語) |
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遠野の方言 (岩手では昔から当たり前のクルミ餅ですが、遠野の道の駅で家族で食べて 余りにも美味しかったので千葉でも作る様になりました) |
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なづでも冬でもス(夏でも冬でも) 遠野の「みぢのえぎ・風のおが(道の駅・風の丘)」では、決まった日サもぢづぎやって |
でス(決まった日に餅つきをやっていて)、でぎだもぢっこハ(出来た餅は)きなごもぢだのあんこもぢだの(きなこ餅やあんこ |
餅や)クルミもぢも食(か)れっけでば(食べられるんです)。 |
ずっと前のなづ休みサ(夏休みに) 皆で遠野サ行ったどぎにス(行った時に) おらえの嫁さんハ(自分家のお嫁さんが) |
くったごだ無(ね)ぇクルミもづサ(食べた事の無いクルミ餅に) すっかり嵌ってすまってがら(嵌ってしまって) なんぼもお |
がわりすて(何回もお代わりをして) 食ってだっけでば(食べていたんです)。 |
それ以来ずもの(それ以来ですが) 千葉のこっつサ来てがらも(こちらに来てからも) こうやってクルミもづハこしぇで(ク |
ルミ餅を作って)食う様になったのス(食べる様になりました)。 |
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※ 「遠野の道の駅・風の丘」での餅つきの日程等は事前に問い合わせ下さい。 |
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クルミ餅の作り方 (1月4日撮影) |
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クルミをすり鉢で潰し、摺って細かくしていき、熱湯を入れながらヨーグルト位にし、砂糖醤油を入れ混ぜ 焼いた餅にかけます |
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1月4日(水) 遠野高校サッカー8強を逃す(全国高校サッカー選手権大会) : 強豪前橋育英を相手にもう一歩のところでした。 |
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遠野の方言 (私が約60年前の中学校の時も、サッカーが盛んで、雪の中、昼時間を惜しんでサッカーをしていました) |
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遠野ハむがすがら(昔から)サッカーハさがんでス(盛んで) おらだづ(自分達が)中学校のどぎも 昼時間サなっと |
ゆぎっこ積もってだったって(雪が積もっていたとしても) 皆校庭サ出張ってサッカーやったもんだっけもや(やったもので |
した)。 ゆぎっこだって(雪だって)10センチ20センチなんてもんでねくてス 30センチも積もってんだがら 校舎サ上が |
って来っとぎハ(上がって来る時は)ゆぎだらけで真っ白だったっけよ(雪だらけで真っ白だったんです)。 |
鐘っこ鳴ってがら大急ぎで教室のまぎ(薪)ストーブで乾がすっけが(乾かすんですが) なもなも(どうしてどうして)間 |
合うもんでねがっけでば(間に合うものではないんですよ)。 |
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※ 遠野の方言の解説 1 遠野では 「~していたとしても」は「~すたったって」と表現します。 |
従って 「雪が積もっていたとしても」は「ゆぎっこ積もってだったって」と云います。 |
2 また 外へ「出て行く」ことを「出張ってぐ」または「出張る」と云います。 |
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昨日のテレビの報道 ー (相手も強豪、最後に2ゴールのチャンスを逃したのが残念でした) |
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1月3日(火) お正月を迎えた里山・やわらかい日が当たりゆったりとした風景です。 |
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こどすサなってはずめではだげサ行ってきたどもス、二度豆メだの葉っぱ類も霜焼げもすんねで順調だったでば : 遠野の方言 |
(今年になって初めて畑に行って来たんですが、 サヤエンドウや葉物類も霜焼けもしないで 順調でしたよ : 標準語) |
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お正月を迎えた里山・日が当たりゆったりとした風景です 近くの私の畑も春を迎える葉物やソラマメ等も順調です |
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1月2日(祝) 今日、明日と箱根駅伝でテレビにくぎ付けです : お正月に楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?。 |
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遠野の方言 (大晦日の夜の夜更かしとお酒の影響が 今日ようやく正常に戻りました) |
いやぁまんつ(いやぁまあまあ) 大みそがの夜ハおらほサ(大晦日の夜は自分の家に)10人もあづまってがら(集ま |
って)、わらすんど(子供達が)ワァワァ騒ぐながで さげっこハ飲んでだっけ(お酒を飲んでいたら)いっぺ(沢山)飲み過 |
ぎてすまったっけもや(飲みすぎてしまったんですよ)。 今朝ようやぐ直ったのス(直ったんです)。 |
すてがら(そうして)今朝ハ 朝間がらはご根えぎ伝ハ(朝から箱根駅伝が)はずまってすまったもんだがら(始まったも |
のですから)テレビサくぎ付げス。 |
このえぎ伝もス 抜いだり抜がれだりすっから おもしぇもんだもな(面白いんですよね)。 |
それさすても 最後の山登りハゆるぐねぇんでねすかな(大変じゃないですか)。おらだづだば(私たちなら) 途じゅうで |
すんですまってるでば(途中で死んでしまってますよ)。 |
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