私の日記帳へようこそ 【昔の「遠野の方言」を絶やさないように・・・】
昔のお年寄りが使っていた
「遠野の方言」でのコメント を添えています。 不思議で楽しい遠野の方言をお楽しみ下さい。
育ちは遠野・住いは佐倉です 阿 部 恒 幸a(( |
【 日 記 帳 2018年】 「~ハ」 は 「~Ha」 と発音します。 |
12月31日(月) |
今日の大晦日ス、遠野の南部神社サ行って「茅の輪くぐり」でお参りすてきてがんせ : 遠野の方言 |
(今日の大晦日に、遠野の南部神社に行って「茅の輪くぐり」でお参りをしてきて下さい : 標準語) |
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※ 「茅の輪くぐり」は 大晦日の「年越しの祓え」と6月30日の「夏越しの祓え」の1年に2日だけ設置されます。 |
くぐる時にはルールがありますので確認してください。 大晦日は17時30分からのお参りとなる様です。 |
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朝間がら参拝者ハ ふれぇお札だのしめ縄持って納めサ来てだっけよ。 |
いず年間のお礼すながら お参りすサ行ってみだらなんたス? : 遠野の方言 |
(朝から参拝者が 古いお札やしめ縄を持って納めに来ていましたよ。 |
一年間のお礼をしながら お参りをしに行ってみたら如何ですか? : 標準語) |
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大晦日の神社の「茅の輪くぐり」(写真は佐倉市摩賀多神社 今朝AM8時) (参考) 厄除け表には私の年は範囲外? |
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12月30日(日) お正月を待つだけの「宗吾霊堂」 : 松飾りも飾り終え ひっそりとしていました。 |
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あすたハ大晦がで あさってハ元旦だもな。店サ買い物サ行ぐど 人っこハワサワサど居で |
気忙わすがっけども こごだげハ 嵐の前の静げさみでな感ずだったったっけよ : 遠野の方言 |
(明日が大晦日で 明後日が元旦ですよね。お店に買い物に行くと 人がワサワサと居て |
気せわしいんですが ここだけは 嵐の前の静けさの様な感じだったんですよ : 標準語) |
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宗吾霊堂本殿 新築された御堂 除夜の鐘の音を響かせる「鐘突き堂」 |
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12月29日(土) 今朝の富士山 うづぐすよー! : 150km先の富士山です。 |
(今朝の富士山は 綺麗ですよー!) |
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今朝ハとぐべづ寒むがったっけが こんたなどぎにハ 富士山もはっきり 見ぇっけもな。 |
山の上サ行ったっけ案の定ス ゆぎっこ被った富士山 うづぐすがんべ? : 遠野の方言 |
(今朝は特別寒かったんですが こんな時には 富士山もはっきり 見えるんです。 |
山の上に行ったらピッタリでした 雪を被った富士山 綺麗でしょう? : 標準語) |
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今朝の富士山です(印西市徳性院・富士見寺 AM8:30撮影) ここ↓ |
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12月27日(木) |
年末サなって来っとス テレビの番組ハとぐ番ばり多ぐなって いっつも見でる番組ハ |
無ぐなってすまって 生活のペースハ乱れですまう感ずすて来んのス。 |
なんと これも とすの勢なんだべが? : 遠野の方言 |
(年末に成って来ると テレビの番組が特番ばかり多くなって いつも見ている番組が |
無くなってしまって 生活のペースが乱れてしまう感じがして来るんです。 |
そうか これも 年の勢なんでしょくか? : 標準語) |
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12月26日(水) |
今日ハ思ったよりぬぐくてス いげサ行って見だっけ カモど気持づいさそうに |
日なだぼっこすながら 泳いでいだっけよ : 遠野の方言 |
(今日は思った以上に暖かくて 池に行って見たら カモ達が気持ち良さそうに |
日向ぼっこをしながら 泳いでいました : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「カモ達」など複数を遠野では「カモど」と「~ど」を付けて表現します。 |
「カエル達」は「ビッキど」、「牛達」は「ベゴど」などと云います。 |
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お濠でくつろぐ「カモ」達 (佐倉城址公園 外堀の池 : 今日の午後2時頃) |
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12月25日(火) |
朝晩ハ冷えごんで まんつ 冬らすぐなってきたもな。 |
空サモヤも無(ね)ぐなって 空気も綺麗サなってきたんで |
遠ぐまで良ぐ見(め)ぇる様になってきたでば : 遠野の方言 |
(朝夕は冷え込んで 本当に 冬らしくなってきました。 |
空にモヤも無くなって 空気も綺麗になってきましたので |
遠くまで良く見える様になってきました : 標準語) |
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夕 暮 れ 富士山がビルの間から顔をだして・・・ |
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12月24日(祝) |
こどすもあど一週間すか無(ね)ぐなったでば。 |
正がづ飾りハ 年末でハわがねずがらス なんぼが早えぐ飾んねばど思って |
鏡もづハ飾ったどごなのス。来年ハいいとすだばいいがな : 遠野の方言 |
(今年もあと一週間しか無くなりました。 |
正月飾りは 年末では駄目だと云いますから いくらか早く飾らなければと思って |
鏡餅を飾ったところです。来年は良い年だといいんですがね : 標準語) |
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12月23日(日) |
きんのハ冬ずでス ユズの湯っこサ入(へ)ったっけよ。 |
ユズの臭いハ湯っこのながサ匂ってス ユッタリすた気持づで手足伸ばすて |
「ああ!生ぎでですあわせなー」ど思ったっけよ : 遠野の方言 |
(昨日は冬至で ゆず風呂に入ったんです。 |
ユズの香りがお風呂の中に匂って ユッタリした気持ちで手足を伸ばして |
「ああ!生きていて幸せだなー」と思ったんです : 標準語) |
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香りの良い「ユズ風呂」 |
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12月21日(金) 来春のジャガイモ等の植え付け準備のため、トラクターで畑を耕して頂きました。 |
(農家さんに深謝です)。 |
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こどす最後の「サドイモ」ど「ショウガ」の取入れも終ったもんだがら 来春植えるジャガイモの |
畝っここしぇるんで きんのトラクターで耕(うな)ってもらったのス : 遠野の方言 |
(今年最後の「サトイモ」と「ショウガ」の取入れも終わったものですから 来春植えるジャガイモの |
畝を作るので 昨日トラクターで耕して頂きました : 標準語 |
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※ 千葉の佐倉付近では トラクターなどで畑を「耕す」ことを「うなる」と云います。 |
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今栽培中の場所を除き、トラクターで耕して頂きました 早速ハクビシンの足跡です(親子で遊ぶ?) |
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今栽培中のものは 「ニンニク」「ラッキョウ」「ソラマメ」です |
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12月20日(木) 遠野の方言 : 「~(動詞)べっと」 → 「~(動詞)しようと」 |
「行ぐべっと」 → 「行こうと」 |
「帰(け)んべっと」 → 「帰ろうと」 |
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「~べっと」の使用例 |
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学っこサ「いぐべっと」すたっけ 雨っこ降ってきたのス : 遠野の方言 |
(学校へ「行こうと」したら 雨が降ってきたんです : 標準語)) |
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公園の椅子サ「ねまんべっと」すたっけ 濡れででねまれねがったっけよ : 遠野の方言 |
(公園の椅子に「座ろうと」したら 濡れていて座れなかったんだよ : 標準語) |
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しめ縄「買うべっと」すたっけ じぇにっこわしぇできたのス : 遠野の方言 |
(しめ縄を「買おうと」したら お金を忘れてきたんです : 標準語) |
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12月19日(水) |
冬ずハつかづいで来たもんで ユズの湯っこサ入(へ)っぺど思ってス |
つかぐのおしゃく姓さんがらユズ 貰ってきたでば : 遠野の方言 |
(冬至が近づいてきたので ユズ風呂に入ろうと思って |
近くの農家さんからユズを 戴いてきました : 標準語) |
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鈴なりのユズ(大) 冬至のユズ湯の為に戴いてきました |
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12月18日(火) 遠野の方言 : 人の部位の呼び方 |
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遠野の人方(ひとがだ)ハ 顔だの身体のしゃべりがだス 標準語どハぜぇぶんつがった |
しゃべりがだすんだでば。すたの絵っこサ描いでみだがら見でがんせ : 遠野の方言 |
(遠野の方々は 顔や身体の云い方が 標準語とは随分違った |
云い方をするんです。下の絵に描いてみましたので見て下さい : 標準語) |
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赤は遠野の方言(黒は標準語) 呼び方が大分違うでしょう? |
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12月17日(月) |
きんのス いっつも行ぐスーパーで薄皮饅頭ハ売ってだがら 買ってきてすまったのス。 |
皮っこハ薄くて あんこハながサ「バン!」と入(へ)ってで まんつ うめがっけよ : 遠野の方言 |
(昨日 いつも行っているスーパーで薄皮饅頭を売っていたので 買ってきてしまいました。 |
皮が薄くて あんこが中に「ビッシリ!」と入っていて 本当に 美味しいんですよ : 標準語) |
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近所のスーパーで売っている時は 必ず買う「薄皮饅頭」 |
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12月15日(土) |
ベランダでおがらせだ「スナップエンドウ」ど「ニドマメ」ハ |
今日 はだげサ移しょぐすてきたのス。 |
なんぼが おがり過ぎですまったども 寒さサ強(つ)えがら大じょ夫だべ : 遠野の方言 |
(ベランダで育てた「スナップエンドウ」と「キヌサヤエンドウ」を |
今日 畑に移植してきました。 |
いくらか 成長し過ぎてしまいましたが 寒さに強いから大丈夫でしょう : 標準語) |
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ベランダで育てた苗 今日、畑に移植 |
スナップエンドウ(左)とニドマメ(キヌサヤえんどう) ニドマメ(手前)(キヌサヤエンドウ)とスナップエンドウ(奥) |
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12月14日(金) きんのハ 偽物の「サヨリ」ハ 刺身で食(か)しぇられですまったでば : 遠野の方言 |
(昨日は 偽物の「サヨリ」を 刺身で食べされられてしまいました : 標準語) |
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スーパーで「サヨリ」って書いださがなハ 安ぐで売ってだがら買ってきてすまったのス。 |
前ス 海で「サヨリ」釣って来たごどあったっけども 本との「サヨリ」ハ すたのくづ尖がってで |
刺身ハ 白くて透ぎ通ってっけが きんのハ「サンマ」の子っこでねがったべが? : 遠野の方言 |
(スーパーで「サヨリ」と表示した魚を 安く売っていましたので買ってきてしまいました。 |
前に 海で「サヨリ」を釣ってきたことがありましたが 本当の「サヨリ」は 下の口が尖っていて |
刺身は 白くて透き通っていましたが 昨日のは「サンマ」の子ではなかったのかな? : 標準語) |
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※ 本当の「サヨリ」を釣ったこともあるのに 一生の不覚。年のせいにするのも悔しいし 残念!! |
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「サヨリ」としてスーパーで売っていたもの もしかして「サンマ」の子? (口の先が黄色) |
身が赤い |
本物の「サヨリ」 下唇がかなり長く出ています 身は白く透き通っています |
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12月13日(木) 生姜の保存・2年続けて失敗 : 畑に深さ約50cmの穴を掘り埋めて失敗(腐る) |
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こごのはだげハ もど田んぼで 周りハ山で 雨っこ降っとはだげサ水っこ溜まって来っからス |
穴っこ掘ったらば 埋めだってそのながサ 水っこ溜まって腐る分げだもな。 |
こどすハ霜っこ当だんね林のながサ 穴っこ掘ってそごサ埋めでみだのス : 遠野の方言 |
(ここの畑は 元田んぼで 周りは山で 雨が降ると畑に水が溜まって来るので |
穴を掘ったら 埋めてもその中に 水が溜まって腐る分けですよね。 |
今年は霜の当たらない林の中に 穴を掘ってそこに埋めてみました : 標準語) |
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生姜の収穫4ネット 霜を避けられる林の中の真竹の間に埋めてみました。うまくいくかな? |
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12月11日(火) |
12がづ超えだど思ったっけぁ 急にすばれる様サなったでば。しる間でもさぶくて みぞれでも |
降ってくるよんた天気だもな。 秋田なんかでハおおゆぎ降ってだづよ : 遠野の方言 |
(12月を超えたと思ったら 急にしばれる(冷え込む)様になりました。昼でも寒くて みぞれでも |
降ってくるような天気ですもね。秋田などでは大雪が降っているそうですよ : 標準語) |
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12月10日(月) |
今日 年賀状買って来たでば。おまげサ暦ど何が当だる抽選券だどス。 |
去年までハ ポストがだの貯金ばご貰って来てだっけが、年賀状出すしとハ 年々居ねぐなって |
来たってス メールなんかで終わらすひたづも多ぐなって これがらなんたになんべが? : 遠野の方言 |
(今日 年賀状を買って来ました。おまけにカレンダーと何かが当たる抽選券だそうです。 |
昨年までは ポスト形の貯金箱を貰って来ていましたが、年賀状を出す方が 年々居なくなって |
来たそうで メール等で済ます人達も多くなって これからはどうなるんでしょうかね? : 標準語) |
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今年のおまけはトースター等が当たる「抽選券」と「カレンダー」 去年までは一年に一個lずつの貯金箱 |
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12月9日(日) |
今ス 来年の年賀状ハなんたにすっぺがど思って 考んげだどごス。 |
来年の干支ハ イノススだづがら それの絵っこが写真ハ入(え)れっぺがど思ってス : 遠野の方言 |
(今 来年の年賀状をどの様にしようかと思って 考えていたところです。 |
来年の干支は イノシシだそうですから それの絵か写真を入れようかと思って・・・・ : 標準語) |
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12月8日(土) 異常に暖かい気象が農作物にも影響 : ソラマメが来春の大きさにまで成長(霜害心配) |
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去年ハ さぶくてあんまり育だねがったっけが こどすハ来年の3がづの大きさまで伸びですまって |
これがら 本との冬ハ来るずのサ 霜だの北風でやられんでねがど すん配すてんのス |
: 遠野の方言 |
(昨年は 寒くてあまり育たなかったんですが 今年は来年の3月の大きさまで伸びてしまって |
これから 本当の冬が来るというのに 霜や北風にやられてしまうのではないかと 心配しています |
: 標準語) |
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育ち過ぎたソラマメ もう防護用の網を超えてしまいました(来春の大きさ) |
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12月7日(金) 水曜日の「笑ってこらえて」みましたか? : あの「寮 美千子」先生と「滝沢カレン」が出演。 |
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遠野ハ舞台サすた「雪姫 遠野おしらさま迷宮」ハ執筆すた 寮先せがス 急にテレビサ出張った |
がら まんつ たまげだじぇ。奈良の少年刑務所の詩集ハ読んだごどあっとも 全こぐの |
刑務所回ってス 講師やってんのハ知らねがったもや : 遠野の方言 |
(遠野を舞台にした「雪姫 遠野おしらさま迷宮」を執筆した 寮先生が 急にテレビに出てきた |
ので 本当に びっくりしました。奈良の少年刑務所の詩集は読んだことがありますが全国の |
刑務所を回って 講師をやっているのは知りませんでした : 標準語) |
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「寮 美千子」先生の執筆作品 「博物館 網走監獄」 監獄の中を「滝沢カレン」さんに解説中の寮先生 |
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※ 「雪姫 遠野おしらさま迷宮」の遠野の方言の監修のお手伝いをさせて頂きました。 |
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12月6日(木) |
年賀状出さねばね時期サなったでば。こどすハなんぼが体裁えぐすっぺがど思ってス : 遠野の方言 |
(年賀状を出さないといけない時期になりました。今年はいくらか体裁良くしようかと思って・・ : 標準語) |
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ウインドウズ10サなったっけ 前のソフトハ消えですまってス 慌でで郵便きょぐのソフトで |
こしぇだっけ あで名ハガギガギの字っこすか無(ね)くて みだぐねがったのス。 |
こどすハべづのソフトでこしぇ直すて 行書のあで名サすんべがど頑張ってんのす : 遠野の方言 |
(ウインドウズ10になったら 前のソフトが消えてしまって 慌てて郵便局のソフトで |
作ったら 宛名がガキガキの字しか無くて みっともなかったんです。 |
今年は別のソフトで作り直して 行書の宛名にしようかと頑張っているんです : 標準語) |
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これで作り直し |
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12月5日(水) 里芋(赤芽)の親芋も食べて見てびっくり : 固いと思って畑に放置→回収。 |
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ソフトボールぐれの親芋だどもス うんめぐ無(ね)ど思って はだげサ投げでだっけ きんの取った |
親芋試すサ食ってみだっけ 子芋よりうんめでねすか。あわでで拾ってきたでば : 遠野の方言 |
(ソフトボール位の親芋ですが 美味しく無いと思って 畑に捨てていたんですが 昨日取った |
親芋を試しに食べてみたら 子芋より美味しいんじゃないですか。あわてて拾ってきました : 標準語) |
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収穫もたけなわ 畑に放置した「親芋」も回収 親芋の煮物もすごく美味しいです |
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12月4日(火) |
この前ス 成田山サ行って来たどぎにス 「生の栗むす羊羹」ハ買ってきたのス。 |
栗ハながサ入(え)れだ こしぇだばりの羊羹ハ まんつうめがっけよ : 遠野の方言 |
(この前に 成田山に行って来た時に 「生栗むし羊羹」を買ってきたんです。 |
栗を中に入れた 作ったばかりの羊羹は 本当に美味しいんです : 標準語) |
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成田市「米屋総本店」 「生栗むし羊羹」 その街並みを・・・ |
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12月3日(月) 遠野の方言 遠野で「4人目」はなんと云う? : 実はなんでか「よったり目」と云います。 |
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なんたにすて「よったり」ってしゃべんだが 分げ分がねんだどもス : 遠野の方言 |
(どうして「よったり」と云うのか 分けが分らないんですがね : 標準語) |
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遠野の人数の数え方 → 四人目の数え方が不思議なんです。どうしてかな? |
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12月2日(日) 遠野の方言 : 「~でやんす」 → 「~でございます」 [年輩者の丁寧語] |
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※ 遠野の方言の解説 「~でやんす」は家族や目下の人には使用せず あくまでも目上の方や初対面の方などに |
使う丁寧語です。 |
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きんの 上の公園サ行って来たんでやんすよ。やっぱす春のさぐらサ重き置いで こしぇられだ |
公園でハねべがど思うんでやんす。黄いれイヂヨウの前サ立づ西郷さんハ |
いっつも堂々どすて 恰好いいでやんすな : 遠野の方言 |
昨日 上野公園に行って来たんですよ。やっぱり春の桜に重きを置いて 作られた |
公園ではないかと思うんです。黄色いイチョウの前に立つ西郷さんは |
いつも堂々として 恰好がいいですね : 標準語) |
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一寸寂しい上野公園の紅葉 |
西郷隆盛像 清水観音堂前 |
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イチョウをバックに桜が咲いていました 春は桜で賑わう通り、桜の葉が少しだけ紅葉 |
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11月30日(金) |
成田山の山門前でス骨董いずハやってでス 人だがりで賑わてったっけよ : 遠野の方言 |
(成田山の山門前で骨董市をやっていて 人だかりで賑わっていましたよ : 標準語) |
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外人さんがらすれば 火縄銃だの硯だのってのハ まんつ珍らすもんだべな? |
二人連れの外人さんハ鹿の角買ったっけ 俺サ日本語で「本物ですか?」って聞ぐもんだがら |
「大丈夫 本物だでば」って云ってやったら 安心すてだっけよ : 遠野の方言 |
(外人さんからすれば 火縄銃や硯なんていうのは 本当に珍しいものでしょうね? |
二人連れの外人さんが鹿の角を買って 私に日本語で「本物ですか?」って聞くものですから |
「大丈夫 本物だよ」って云ってあげたら 安心していました : 標準語) |
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成田山 山門前の骨董市 火縄銃など 鹿の角(左)外人さんが6千円で購入 |
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赤サンゴの首飾りなど 外人さん物色中 色々な置物がずらり |
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11月29日(木) 成田山公園の紅葉 : 素晴らしい紅葉を見ることが出来ました。 |
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飛行場で有名な成田にもス 紅葉でも有名な場所もあんのス。それハ成田山公園なのス。 |
行って見だっけ丁度いいあんべに色っこ付いでで まんつ ゆったりすた気持づサなったっけよ |
: 遠野の方言 |
空港で有名な成田にも 紅葉で有名な場所もあるんです。 それが成田山公園なんです。 |
行って見たら丁度良い具合に色付いていて 本当に ゆったりした気持になりました |
: 標準語) |
成田山公園の紅葉 |
池に浮かぶ六角堂 紅葉の間を流れる小川 |
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池に映る紅葉と鯉 トンネルの向こうに紅葉が・・ |
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紅葉と鯉 紅葉を楽しむカップル |
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11月28日(水) 秋の日はツルベ落としの如く : 今は日が落ちるとすぐ暗くなってしまいます。 |
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こごがらだど お天とさんハ東きょの方サ沈むがらス モヤのながサおづでぐみでだなっス。 |
ほでも 水の上さもお天とさんハ映づって 全体ハむらさぎ色サなってうづぐな : 遠野の方言 |
(ここからですと 太陽が東京の方へ沈むので モヤの中に落ちていくみたいです。 |
でも 水の上にも太陽が映っていて 全体が紫色になって綺麗ですね : 標準語) |
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夕暮れ (印西市徳性院・富士見寺より 午後4時21分撮影) |
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11月27日(火) 里芋と生姜の出来はどうかな? : 思っていたより上出来の様です。 |
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さど芋ハ霜っこ降ってがら掘っと 美味ぐなってっつス 正がづさも使えるスって |
云(ゆ)うよんたども 待ぢきれねくて掘って見だのス: 遠野の方言 |
里芋は霜が降りてから掘ると 美味しくなっているそうですし 正月にも使えるしって |
云う様ですが 待ちきれなくて掘ってみました : 標準語) |
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里芋(赤芽)を掘ってみたら・・・ 生姜も結構大きくなっています |
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一株に12~15ヶ位の子芋が付いています 一株が幅20cm位に子株が広がって付いています |
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11月26日(月) 晩秋から初冬にかけての 暖かく穏やかな晴天の日 : 正に「小春日和」が続きます。 |
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「小春日和」っつうがら春だべど思うしとも居っぺど思っとも あぎの季語だづよ。 |
米国さば「インディアン・サマー」で ロシアでは「バービエ・レータ」ハ 日本の「小春日和」 |
どおんなず意味だづよ。きもづいい日のごどハ どごの国でもたどえハあんだな : 遠野の方言 |
(「小春日和」と云うから春だと思う方も居ると思いますが 秋の季語だそうです。 |
アメリカでは「インディアン・サマー」で ロシアでは「バービエ・レータ」が 日本の「小春日和」 |
と同じ意味だそうです。 気持の良い日のことは どこの国でも例えがあるんですね : 標準語) |
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※ ロシアの「小春日和」は「バービエ・レータ」で「婦人の夏」の意味だそうです。寒い場所では夏の日が恋しいんですね。 |
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小春日和の景色 黄色く色づいたイチョウ 広場で遊ぶ子供達 |
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11月25日(日) おらほのつかぐも 紅葉ハうづぐす色っぺさなってきたでば : 遠野の方言 |
(私の家の近くも 紅葉が綺麗な色具合になってきました : 標準語) |
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天気もいいもんだがら つかぐの公園サ行ったっけ 紅葉ハ丁度見頃でス |
家ぞぐ連れもいっぺ来てで 写真撮ってるひたづもいっぺ居だっけよ : 遠野の方言 |
(お天気もいいものですから 近くの公園に行ったら 紅葉が丁度見頃で |
家族連れも沢山来ていて 写真を撮る人達も沢山居ましたよ : 標準語) |
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紅葉が見頃を迎えています (佐倉市城址公園 今日の午後3時頃) 公園内では野点も・・・ |
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11月24日(土) 老人施設のボランティア : 心待ちにしてくれているお年寄りに感謝です。 |
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車椅子のおんばさんがス 「おらぁ浅草で生まれで 年中踊りど芝居ハ見サ行ったもんで 今日ハ |
楽すみだったでば」ってス。東きょサ比べっと こごハ空気も綺麗でいってス : 遠野の方言 |
(車椅子のお婆ちゃんが 「私は浅草で生まれて 年中踊りと芝居を見に行ったもので 今日が |
楽しみだったんです」って。東京に比べて ここは空気も綺麗ていいですって : 標準語) |
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「今日は昨年と同じ日付に訪問」と名調子の司会 唄が始まり 日本舞踊も・・・ |
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11月23日(祝) 「じぇーごっ太郎」ハ 千葉の繁華街サたまげだでば : 遠野の方言 |
( 「田舎者」が 千葉の繁華街にびっくりです : 標準語) |
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千葉っても 広くってス おっきなまずハいっぺあんだでば。 きんのハ津田沼サ行って来たのス。 |
おらぁ住んでる「じぇーご」どつがって 道路ハ広れス 電車も何本もはしぇってでス |
まずのながも人っこいっぺ居で 賑やがだっけもな : 遠野の方言 |
(千葉と云っても 広くて大きな町が沢山あるんです。昨日は津田沼に行って来ました。 |
私が住んで居る「田舎」と違って 道路は広いし 電車も何本も走っていて |
町の中も人が沢山居て 賑やかなんですよね : 標準語) |
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これでもか!の「津田沼駅」表示 津田沼駅前の道路 電車の数も線路も半端無い |
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11月22日(木) |
むがすぁ えぎの前だって真っ暗だったっけども 今でハうづぐすぐ飾ってス : 遠野の方言 |
(昔は 駅の前だって真っ暗だったんですが 今では綺麗に飾ってねー・・・ : 標準語) |
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おらだづわらすの頃ハス 二燭光(にしょっこう)の電球だげでも 電気代かがるってス |
せづやぐすたもんだっけども 今でハ皆裕ふぐサなって むがすのひたづ見だら |
「ぜいたぐ過ぎんでねすか?」ってしゃべんだべな : 遠野の方言 |
(私達が子供の頃は 二燭光の電球だけでも 電気代がかかると云って |
節約したものなんですが 今では皆豊になって 昔の人達が見たら |
「贅沢過ぎるんじゃないですか?」って云うでしょうね : 標準語) |
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※ 二燭光(にしょっこう)とは 2カンデラの明かりで直径が約5cmの電球でした。 |
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夕暮れはつるべ落としでやってきます すると傍の駅前は綺麗なイルミネーションが・・・ 楠の木も・・ |
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楠はスポットライトで緑で浮き上がって見えます |
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11月21日(水) 遠野の方言 : 「なった気」ばりすてっと ろぐなごどサなんねぞ。 |
(「鼻にかけて」ばかりいると ろくな事にはならないよ。) |
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遠野の方言 (鼻にかけ 人を見下すと 人間最後はどうなるか分かりませんね。自動車会社の会長もそんな |
気持ちがあったかも・・・) |
周り見っとス(周りを見渡すと) なった気すてるやづハ(鼻にかけているやつが) 結構いっぺ |
いるべ?(結構沢山いるよね?)。 |
背伸びすてずまんばりすて(背伸びをして自慢ばかりして) 鼻サかげで(鼻にかけて) 他人ハ |
見下すやづス(他人を見下す奴ですよ)。 |
皆 謙虚でえれば(謙虚でいれば) 世のながハ(世の中は) もめごど無(ね)ぐなんのス(もめ |
事が無くなるんです)。 |
最後の最後ハ 我のやりてぇ様サばりやっから(自分のやりたい様にばかりやるから) 悪ごど |
すてでも(悪い事をしていても) あだりめだど思う様サなんだべが?(当たり前だと思う様になる |
んでしょうか?)。 |
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11月20日(火) 遠野の山あいの「熊出没注意」よりは 良いのかもしれませんが・・・。 |
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おらほのまづの川むごうサ こんたな看板立ったのス。「イノスス」だってが? : 遠野の方言 |
(私の町の川向うに こんな看板が立ったんです。「イノシシ」だって? : 標準語) |
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今でもハグビシン出はってきて てぇ変なのにス イノスス来る様サなったら |
防ぎようねがら はだげハ止めるすか無(ね)ぐなっぺな : 遠野の方言 |
(今でもハクビシンが出てきて大変なのに イノシシが来る様になったら |
防ぎようがないので 畑は止めるしか無くなるよ : 標準語) |
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約3Km離れた川向うの道路に「イノシシ出没」の看板が・・・ |
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11月19日(月) 早くて美味しい赤飯 2種 : 1. 収穫すぐのアズキの赤飯 2 黒モチで赤飯作り |
(農家の方でないと難しいかもしれませんね。黒モチは古代米のもち米です) |
1. 収穫すぐのアズキの赤飯 |
サヤさ成ってる乾がねうづのアズギ取って 普通の米ど一緒に電気釜で焚ぐだげで |
即せぎのせぎ飯ハこしぇられんのス。ゴマ塩ハかげで食うど うめがっけよ : 遠野の方言 |
(サヤに成っている乾燥前のアズキを取って 普通の米と一緒に電気釜で焚くだけで |
即席の赤飯が作れるんです。ゴマ塩をかけて食べると 美味しいんですよ : 標準語) |
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2. 黒モチで赤飯作り |
黒モヅ シャジ一杯ハ 一晩水サうるがすて うるがすた水っこハ投げで 黒モヅだげ普通の |
米っこど一緒に電気釜で焚ぐど 艶あって粘っけぇせぎ飯ハ出ぎっけよ : 標準語) |
(黒モチ スプーン一杯を 一晩水に浸けて 浸けた水は捨てて 黒モチだけを普通の |
米と一緒に電気釜で焚くと 艶があって粘りのある赤飯が出来るんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「スプーン」を「シャジ」、「浸す」ことを「うるがす」と云います。 |
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乾く前のアズキをサヤから取り出して米に入れ焚く 黒モチを水に一晩浸け 米に入れ焚く |
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サヤから出したアズキはうっすらとした紫色です 稲穂は白ですが中身は真っ黒な米です(古代米のもち米) |
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11月17日(土) ゆっくりと時間が過ぎていくような 里山の今 : 稲刈り後の葉も伸びて・・。 |
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春だのなづの田んぼだば 小どりの声だのカラスの鳴ぎ声だのビッキだのって |
賑やがなんだっけが 今ハ周りが「シーン」どすて ジックリど時間ハ |
過ぎでいくよんたっよ : 遠野の方言 |
(春や夏の田んぼでは 小鳥の声やらカラスの鳴き声やカエルなどで |
賑やかなんですが 今は 周りが「シーン」として じっくりと時間が |
過ぎていくようです : 標準語) |
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今日の里山の景色 |
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11月16日(金) えぎ員サ聞いだっけ 名前にハ 根拠無(ね)ぇずもな : 「ユーカリが丘駅」(京成線) |
(駅員に聞いたら 名前には 根拠がないそうです) |
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なんだがハイカラなえぎの名前だどもス とごろどごろサ ちっちぇコアラの銅像あってス |
動物園ぐれあんだべが?ど思ったども 温泉だげだづもな。なんだがガッカリス : 遠野の方言 |
(なにか近代的な駅の名前なんですが ところどころに 小さなコアラのモニュメントがあって |
動物園くらいあるのか?と思いましたが 温泉施設だけだそうです。なにかがっかりです : 標準語) |
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ユーカリが丘駅前の景色 林立する高層ビル(芸能人も入居) モノレールもあります |
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11月15日(木) 遠野の方言 : 今日ハ「こえ」がったでば(今日は「疲れ」ました)。 |
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今日ハ とろろ芋一本掘るのサ きんのどおなずぐ大汗かいだあどにス |
はだげじゅうの枯草燃やすたもんだがら まんつ こえがったでば : 遠野の方言 |
(今日は 長芋一本掘るのに 昨日と同じように大汗かいた後に |
畑中の枯草を燃やしたものですから 本当に 疲れました : 標準語) |
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※ 遠野では「長芋」のことを「とろろ芋」とよんでいました。 |
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畑の枯草燃やし 昨日に引き続き「とろろ芋(長芋)」の掘り起こし(今日は一株に一本のみ) |
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11月14日(水) 長芋は掘るのが大変 : テレビで見た斜め植えで簡単に掘れると思ったのに・・・。 |
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芋もス 人のこしぇだたげのながハ 居心ぢ悪くて入(へ)えりたぐ無(ね)がったんだべな。 |
4本のうづまだ1本目だどもス ほがのもそでねがど思ってんのス。 |
ほでも 一株がら長げのが二本も取れでス 掘んのハてぇ変だったども えがったじぇ : 遠野の方言 |
(芋も 人間の作った竹の中は 居心地が悪くて入りたく無かったんでしょうね。 |
4本の内まだ1本目ですが 他のもそうではないかと思っています。 |
それでも 一株から長いのが二本も取れて 掘るのが大変でしたが 良かったですよ : 標準語) |
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3月に下の写真の方法で植えてみたんですが・・・ |
竹の中は空っぽ でも竹の外で長芋はスクスクと 一株から「長さ55cmの太いの」プラス「もう一本」 |
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竹に沿って素直に成長してくれると思ったのに・・・ (今年の3月2日に植え付け) |
種イモ 半割の竹に空気穴を・・ こんな具合に斜めに植えてみました |
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11月13日(火) 「時代祭り」には 色々な遊び場等もあり、大勢が楽しんでいました。 |
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おまづりハ見るだげで無(ね)ぐ ず分でおもしぇぐ遊べっとごもいっぺあってス |
普段やれね 手裏剣だの弓矢なんかやってでス、わらすサ戻ったみでに喜ごんでだっけよ |
: 遠野の方言 |
(お祭りは見るだけで無く 自分で楽しく遊べるところも沢山あって |
普段経験出来ない 手裏剣や弓矢などをやっていて 子供に戻った様に喜んでいました |
: 標準語) |
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手裏剣遊び 弓矢遊び 飴 細 工 |
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11月12日(月) 「時代祭り」で 江戸の町を回っていた売り物屋をピックアップしてみました。 |
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むがすの遠野まづのながで、でっけぇおど出すて 物売ってだのハ 金魚屋だの豆腐屋だの |
アイスキャンデー屋ぐれすか無(ね)がったっけが |
江戸のまづさば ぜぇ分いっぺの売り物屋ハ居だもんだなっス : 遠野の方言 |
(昔の遠野の町中で 大きな音を出して 物を売っていたのは 金魚屋や豆腐屋や |
アイスキャンデー屋くらいしか無かったんですが |
江戸の町には 随分沢山の売り物屋が居たものですね : 標準語) |
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江戸の町の物売り |
履物売り 花 屋 塩売り 貝?売り |
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おこし売り 富山の薬売り 刻みタバコ売り 蕎麦屋 カゴ屋 |
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11月11日(日) 江戸時代の恰好で町を盛り上げげる「時代祭り」開催 :国際的になりました。 |
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一人〇〇〇円出すて ず分ハなりてぇやぐサなって まづのながハ練り歩ぐっけども |
外人のおなごの人ハ何人が居で なんと 国際てぎサなってきたもんだど思ってス : 遠野の方言 |
(一人○○○円を支払って 自分がなりたい役になって 町の中を練り歩くんですが |
外国人の女性が何人か居て なんと 国際的になってきたものだなあと思いまして・・ : 標準語) |
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佐倉の時代祭り風景 |
先導の役人 お姫様 浪人と若侍 かご屋 |
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外国人の町娘 外国人の海苔屋 飴売り 甘酒売り |
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11月9日(金) 昔の遠野の「馬の競り市」 : 遠野の町中が人でごったがえしていたのを思い出します。 |
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遠野の方言 (私が小学生の頃、父親に馬検場の競り市に連れて行って貰った時の様子です) |
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じゅういずがづサなっとス(十一月になると) 全こぐがら馬ぐろうど馬っこハ(全国から馬喰と馬が) |
あづまって来て 遠野のまずハ(遠野の町は) まんず(本当に) 賑やがサなったもんだでば(賑やか |
になったものでした)。 |
まずのジンギスカン屋も(町のジンギスカン屋さんも) いっつも満員だっけもや(いつも満員なんです)。 |
馬検場ハ 今の市役所のあだりでス(付近で) そこで 馬っこのせりハはずまっけもや(馬のせりが |
始まるんです)。 |
馬っこど人っこのすぎまくぐって(馬と人の隙間をくぐって) 前サ行って見だっけが(前に行って見たん |
ですが) 馬っこハみんなのめぇハ(馬はみんなの前を) ぐるっと回ったあどス(ぐるっと回った後に) |
拡声器で(マイクで)「かねが?かねが?(買わないか? 買わないか?)」って ゆったあどにス(云った |
後に)「はい! なんぼそれなんぼ(いくらいくら)」って 値段ハきまっけもや(値段がきまるんです)。 |
すたらば 皆ハそのたんびサ(そうしたら 皆はその度に) 「うぉー!」って歓声上げっけもや(歓声を |
上げるんです)。 |
すてな(それからね) 馬検場でハ 涙っこ流す馬っこも(涙を流す馬も) 居るって聞いだごどあるでば |
(居るって聞いたことがあるんです)。 |
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11月8日(木) 遠野の方言 : 「ニドマメ」 → [二度豆」 → 「(キヌ)サヤエンドウ」] |
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※ 何度収穫しても、また取れるので「ニドマメ(二度豆)」と云う様になったのかな? |
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遠野でニドマメって云うどス 今のキヌサヤエンドウだったっけよ。春サなっと味噌汁サ入(え)れでス |
まんつ うめがったでば。 豆サなったグリンピースハ 戦争終わってがら配給で食ったごど |
あっとも スナップエンドウ植えでだのハ 見だごだ無(ね)がったっけよ : 遠野の方言 |
(遠野でニドマメと云うと 今のキヌサヤエンドウでしたよ。 春になると味噌汁に入れて |
本当に 美味しかったです。豆になったグリンピースは戦争が終わってから配給で食べたことが |
ありましたが スナップエンドウを植えていたのは 見た事が無かったです : 標準語) |
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ベランダで育苗(種を蒔きました) |
スナップエンドウ キヌサヤエンドウ キヌサヤエンドウの種の袋 |
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11月7日(水) 昔の遠野の「ほいど(乞食)」と 今の時代の「ニート」。 |
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遠野の方言 (昔の遠野には「ほいど(乞食)が居て、よく玄関先で「食べ物をめぐんで欲しい」と立っていたものでした) |
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むがすのほいどハ(昔の乞食は) 玄関先サ立って「何が食うものけんねべが?(何か食べる |
物をくれませんか?)」って 食う物出すまで そごサ立ってだもんだっけよ(そこに立っていたもの |
でした)。 |
「おめさんサやる物ハ(あなたに上げる物は) 何にも無(ね)ぇよ」ってしゃべっても(何もありま |
せんよ」って云っても) ながなが 帰(け)んねのす(帰らないんです)。 |
すかだねがらス(仕方が無いので) おがすぺっこやって(お菓子を少し上げて) 帰(け)ってもら |
ったもんだでば(帰ってもらったものでした)。 |
むがすのほいどハ 恥の外分も無(ね)ぐ 食い物ねだってだんだども(食べ物をねだっていたん |
ですが) 今のニートは こんたな恥かぐ様なごどハ(この様な恥をかく様なことは) すんねよんたな |
(しない様でっすね)。缶からだの(缶からや)ダンボールあづめだりすて(集めたりして) なんとが |
金サ変えで(お金に変えて) 食つないでいるよんたもな(食いつないでいる様ですね)。 |
これみっとス(これをみると) むがすのほいどの方(昔の乞食の方が) 厳すがったがもしぇんね |
ども(厳しかったかもしれませんが) 純心だったがもしぇんねなっス(純心だったかもしれませんね)。 |
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11月6日(火) 遠野のしし踊りハ 今YouTubeで 皆サいっぺ見られでるよんたでば : 遠野の方言 |
(遠野のしし踊りは 今youTubeで 皆に沢山見られているようです : 標準語) |
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わらすの頃 遠野のおまづりで しし踊り見でだどぎハ 「ただおもしぇなー」って見でだっけども 今 |
YouTubeで色々なしし踊り見でっと 「柱がかり」だの「めじしかくし」だの「庭ほめ」だのって 演目ハいっぺ |
あるずごど分がってきて 見るごどサおもしぇぐなってきて 毎にじ見でんのス : 遠野の方言 |
(子供の頃 遠野のお祭りで しし踊りをみていた時は 「ただ楽しいなー」って見ていましたが 今 |
YouTubeで色々なしし踊りを見ると 「柱がかり」や「めじしかくし」や「庭ほめ」など 演目が沢山 |
あることが分かってきて 見るごとに楽しくなってきて 毎日見ているんです : 標準語) |
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YouTubeのしし踊り 「柱がかり」 リズミカルな笛と太鼓で 勇壮な踊りが繰り広げられます |
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11月5日(月) 遠野の方言 : 「けろ(呉れ)」 ど 「けんね(呉れない)」 |
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遠野の方言 (リンゴを買いに来たお客さんと店主の会話です) |
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このりんご ぺっこばり値段ハ(少し値段が) たげんでねすか?(高いんじゃないの?) |
なんぼが(いくらか) まげでけんねべが(まけて呉れないかな)。 |
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まげでけろって言ったたて(まけて呉れって言ったって) おらほも(こちらも) いっぺいっぺで |
(いっぱいいっぱいで) やってんでがんすから(やっているものですから) ながなが(なかなか) |
そうハいがねでがんすよ(いかないんですよ)。 |
まあ ほでも(それでも) おめさんのごった(あなたのことだ) いっつも(いつも) 買って貰って |
っから(買っていただいてますから) なんぼが(いくらか) まげでやるすか(まけてやろうかな)。 |
今日のハ おめさんばがりだがら(あなたさんだけですから) 誰さもしゃべってハ(誰にも言って |
は) わがねじょ(駄目ですよ)。 |
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11月4日(日) ブダクサハス なづも咲いでっけども いまもまんつ 元気だでば : 遠野の方言 |
(セイタカアワダチソウは 夏も咲いていますが 今もまあ 元気なんです : 標準語) |
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ブダクサハ 前は花粉症のもどだって しゃべられでだっけども 本とハ 花粉症どハ |
関係無(ね)どス。 それはそんだよな そでねば今頃「くしゃん!くしゃん!」すてっぺ : 遠野の方言 |
(セイタカアワダチソウは 以前は花粉症の元って 云われていましたが 本当は 花粉症とは |
関係無いそうです。 それはそうですよね そうでなければ今頃「クシャン!クシャン!」しているでしょう |
: 標準語) |
今も元気な「セイタカアワダチソウ」 (畑や田んぼの休耕地に多く咲いています) |
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11月2日(金) 夕方散歩 : 風も無く穏やかな水面が印象的な散歩でした。 |
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はすの欄干サ腕っこ乗せで ずっと見でっと 夕日ハゆっくり沈んでってス |
気持づも落ずづいで来るような感かぐだったでば : 遠野の方言 |
(橋の欄干に腕を乗せて ずっと見ていると 夕日がゆっくりと沈んでいって |
気持も落ち着いてくるような感覚でした : 標準語) |
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今日の夕方散歩の景色 |
風車と日の入り 波一つ無い静かな印旛沼 |
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11月1日(木) アズキの取り出し : もいだサヤを更に乾燥させ サヤを割ったり潰して取り出しました。 |
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※ 日記帳10月29日の次の工程です。 |
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今日ハ はだげサ成ってる3割ぐれだべども サヤがらアズギハ取り出すたでば。 |
去年のアズギど比べっと 艶ハあって虫食いも まんつ ぺっこでス 捨てるアズギがぺっこで |
嬉れすでば。 こどすの暮がら正がづ そすて来年いっぺハ食えっぺ : 遠野の方言 |
(今日は 畑に成っている3割くらいでしょうが サヤからアズキを取り出しました。 |
昨年のアズキと比べると 艶があって虫食いも 本当に 少なく 捨てるアズキが少しで |
嬉しいです。 今年の暮からお正月 そして来年いっぱいは食べられるでしょう : 標準語) |
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サヤを天日で乾燥 布で囲ってペットボトルの底で潰す 今日の収穫は5Kg位です(まだ1/3位かな) |
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10月31日(水) |
遠野でハ ソラマメのはだげハ見だごだねがったっけが ゆぎ降るせいだべな : 遠野の方言 |
(遠野では ソラマメの畑は見た事が無かったんですが 雪が降るせいでしょうね : 標準語) |
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同ず畝でも 日当だりの悪るどごハさぎサ蒔いで 悪るどごハあどで巻いで 春サなったどぎ |
おがるあんべハ同ずサなる様サすんのス。去年の反省すての改善ス : 遠野の方言 |
(同じ畝でも 日当たりの悪い所は先に蒔いて 悪い所は後で蒔いて 春になった時 |
成長の程度を揃える様にするんです。昨年の反省をしての改善です : 標準語) |
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網トンネルの手前側ソラマメ 奥の日当たりの良い所は蒔いたばかりです カブの間引き葉・重宝です |
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早蒔きで大きくなり過ぎると、霜や寒風に弱いので 兼ね合いが難しいです |
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10月30日(火) 暖かい陽射しを受けながら 川辺の散歩 : 珍しいカヌーの練習風景も・・・。 |
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このどごス いい天気ハ続ぐもんだがら 家ぞぐで散歩なんかもいいなっス。 |
本格てぎなカヌーの練習も見られっつお。そのわぎにハうづぐすコスモスも・・・ : 遠野の方言 |
(このところ いいお天気が続きますので 家族で散歩などもいいですね。 |
本格的なカヌーの練習も見られますよ。その脇には綺麗なコスモスも・・・ : 標準語) |
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カヌーとコスモスを見ながらの散歩 女子2人のカヌー選手 手前はカナディアンスタイル |
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10月29日(月) アズキ(大納言)の収穫 : 今年は、根や茎ごと引き抜かず サヤをもいで乾燥。 |
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去年ハ根っこがら抜いで干すたっけが そどでビニール掛げでも湿気なんかで ながなが乾がねで |
難儀すたっけがら こどすハなんぼが時間掛がっとも 枯れだサヤがら順序にもいで 雨っこ当だんね |
どごで干すごどサすたのス。春がら苦労すておがらせだもんだもの 最後がかんずんス : 遠野の方言 |
(昨年は根から引き抜いて干しましたが 外でビニールを掛けても湿気などで なかなか乾燥しないで |
苦労したので 今年はいくらか時間は掛かりますが 枯れたサヤから順序にもいで 雨が当たらない |
ところで干すことにしました。春から苦労して育てたものですから 最後が肝心です : 標準語) |
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葉っぱが黄色くなりはじめました 葉っぱの下はアズキが鈴なり 枯れたサヤからもいで乾燥 |
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10月28日(日) 印旛沼流域環境・体験フェア開催 : 印旛沼ならではの展示と体験ができます。 |
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開催ハ10時だずがら 9時半に行ったっけ 駐車場ハ9割がだ埋まってでス 人気あんだな。 |
ドンジョすぐいだのEボートサただで乗はらせでけだりすて わらしゃど大喜ごびス。 |
しょぐ堂も16軒も出てで 地もどの食い物もいっぺあって 賑わってだっけよ : 遠野の方言 |
(開催時刻が10だそうで 9時半に行ったら 駐車場が9割方埋まっていて 人気があるんですね。 |
ドジョウすくいやEボートにただで乗せてくれたりして 子供達は大喜びなんです。 |
食堂も16軒も出ていて 地元の食べ物も沢山あって 賑わっていましたよ : 標準語) |
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印旛沼・体験フェア会場 環境を考える(左側ブース) 食堂エリア(真ん中ブース) イベントエリア(右側ブース) |
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ドジョウすくい Eボート体験 カミツキガメの展示 |
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10月26日(金) 今でも田んぼの畔の陽だまりには アザミが咲いていますよ。 |
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今ハ 山サ咲ぐ花っこ見(め)っけんのハ 難儀だどもス 一寸田んぼの畔っこ見っと |
なづみでに大っきぐハ無(ね)ども むらさぎのアザミハ咲いでっけよ。 |
その隣さば 種っこサなったアザミもあってス なづどあぎハ一緒サ見れっけよ : 遠野の方言 |
(今は 山に咲く花を見つけるのは 難しいですが 一寸田んぼの畔を見ると |
夏の様に大きくはないんですが 紫色のアザミが咲いているんです。 |
その隣には 種になったアザミもあって 夏と秋が一緒に見れるんです : 標準語) |
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田んぼの畔の陽だまりに咲くアザミ そして 種になったアザミも・・・ |
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10月25日(木) 富士山の上サ沈む夕しど 今夜の満げづど両方撮んべどすたども・・・ : 遠野の方言 |
(富士山の上に沈む夕日と 今夜の満月と両方撮ろうとしたんですが・・・ : 標準語) |
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9がづの24日サ 中秋の名げづ見だっけが 今日の晩げの満げづ見れで いがったでば。 |
お月さんハス 顔だすたばりハ 黄色だのミガン色サ見(め)えっけもな。 |
だんだんど上サ上がってくっと 白(しれ)っぺぐ光って見えでくんだっけもな : 遠野の方言 |
(9月の24日に 中秋の名月を見ましたが 今日の夕方の満月も見れて 良かったです。 |
お月さんは 顔を出したばかりには 黄色やオレンジ色に見えるんです。 |
だんだんと上に上がってくると 白っぽく光って見えてくるんですよね : 標準語) |
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今日の日の入り・富士山は雲に隠れて残念 (印西市富士見寺にて 4:46分撮影) |
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今夜の満月 (5:53分撮影) |
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10月24日(水) 落花生の取入れで 生落花生を戴きました : 早速茹でてご馳走になりました。 |
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南京豆ハつづがら掘ってス パレットの上サ重ねで 上サ藁で屋根こしぇで乾がすっけよ。 |
すっと はだげサこぼれだ南京豆ハ「落ぢぼ」みでに拾って歩ぐのス。 |
おんばさんがそれやってで 拾った一ふぐろハおれサけだのす : 遠野の方言 |
(落花生を土から掘って パレットの上に重ねて 上に藁で屋根を作って乾燥させるんです。 |
そうすると 畑にこぼれた落花生を「落穂」の様に拾って歩くんです。 |
おばあちゃんがそれをやっていて 拾った一袋を私にくれたんです : 標準語) |
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取入れ後・自然乾燥中の落花生 落花生200g 水1L 塩大さじ2杯で 30分間茹でた「茹で落花生」 |
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10月23日(火) ソラマメの種まき終了・霜除けの前に鳥除けの網を掛ける。 |
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きんのハ畝のトンネルの支柱ハこしぇだども 霜除げの前サ 蒔いだ種ハ鳥に食(か)れねように |
布掛げる前サ 網っこハ掛げだのス。冬越さねばねえのサ ソラマメのほがサば |
ラッキョウどニンニグもあっとも いあんべサおっきぐおがってだよ : 遠野の方言 |
(昨日は畝のトンネルの支柱を作りましたが 霜除けの前に 蒔いた種が鳥に食べられないように |
布を掛ける前に 網を掛けました。冬を越さなければならないのは ソラマメの他に |
ラッキョウとニンニクもありますが いい具合に大きく育っています : 標準語) |
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ソラマメを蒔いた後の鳥除けの網 ソラマメと共に この冬を越すラッキョウ(左)とニンニク(右) |
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10月22日(月) 畝トンネル用「竹の支柱」作り : ソラマメの霜や寒風除けに支柱に布を被せます。 |
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何にも高(た)げ金払って支柱買うよっか いっぺあるたげでこしぇれば済むもんだもの |
たげハ切って割って50本の支柱ハ 1時間ぐれでこしぇられんのス。 |
古ぐなったり使わね支柱ハ 燃やせば肥すサなるす 一せぎ二鳥ス : 遠野の方言 |
(何も高いお金を払って支柱を買うより 沢山ある竹で作れば済むものですから |
竹を切って割って50本の支柱は 1時間位で作れるんです。 |
古くなったり使わない支柱は 燃やせば肥料になるし 一石二鳥なんです : 標準語) |
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高さ13m位の竹を1.5mの長さに切り 割った短冊の先を尖らせれば「トンネル支柱」の完成です。 |
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10月21日(日) 地域の神社の御祭禮 : 昔懐かしい情緒ある雰囲気が・・・。 |
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つかぐの神社で祭礼ハあるずもんだがら なんたなごどすんだべが?ど思って行って来たっけ |
皆で手作りすたみでな むがすのじぇーごのおまづりみでで ホンワカすて まんつ えがったよ。 |
わらしゃども 金魚すぐいだの射的だの 皆おもしぇがってだっけよ : 遠野の方言 |
(近くの神社で御祭禮があというので どんなことをするんだろう?と思って行って来たんですが |
皆で手作りをした様な 昔の田舎のお祭りみたいで ホンワカして 本当に 良かったです。 |
子供達も 金魚すくいや射的など 皆楽しんでいました : 標準語) |
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地域の神社(住吉神社)の御祭禮 日章旗もキッチリと 立派な鳥居と社殿 獅子頭も展示 |
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池の前には道祖神 交通整理は消防団 参拝者に 甘酒の無料接待 イベントは津軽三味線と太鼓 |
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子供達にはこんな楽しみを・・ |
金魚すくい 手作り射的 ストライク・ボール 消しゴムすくい |
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10月20日(土) 「トンボの卵」って見た事がありますか? : 遠野では秋の子供の遊びでした。 |
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遠野の方言 (大人から教えられた遊びではなく、子供達だけでの内緒の遊びだったと思います) |
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「たまご産(な)-せ 粟っこ産(な)-せ」って 何回もしゃべってっと(何回も云っていると) 手の |
平っこサ(手の平に) 「ポロッ!ポロッ!」っと 一っつずづ 白いたまごハ産(な)すんだでば(産む |
んですよ)。 |
腹っこの白い「車トンボ」だば(なら) すぐでぎっつお(すぐできるよ)。 |
も少しちっちぇ(もう少し小さい) トンボだば(だと) 一っつずづで無(ね)ぐ(一つずつでは無く) |
なんぼが固まった(幾らか固まった・5個位一塊)たまごなのス(なんです)。 |
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車トンボの産卵 尻尾の先から卵が一個 そして、次々と卵が産まれてくる感動の瞬間です |
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(今日トンボを捕まえて 試してみましたが、失敗でした。時期が遅かったようです。上の写真は昨年の9月に撮影したものです) |
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10月19日(金) 「やじきた学園道中記」新刊・著者の市東亮子さんから届きました。 |
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このコミック 「今は関東ハ舞台サなってっとも、まだ東ほぐの方サ来てけっといいな」ど思ってんのス。 |
それサすても このコミックハ 今迄40巻超えでるって すげぐねすか? |
こんたにすて 遠野の方言ハ 漫画サ使ってけるのハ まんつ ありがでなっス : 遠野の方言 |
(このコミック 「今は関東が舞台になっていますが、また東北の方へ来てくれるといいな」と思っています。 |
それにしても このコミックは 今まで40巻を超えているって すごくないですか? |
この様に 遠野の方言を 漫画に使ってくれるのは 本当に 有り難いです : 標準語) |
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「やじきた学園道中記」新刊 遠野の方言が散りばめられた新刊コミックの一コマ |
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10月18日(木) 里山にも秋が・・・ |
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カラスウリもあがぐなって 山のながでも目立ってだっけよ。 |
カマキリもバッタも 元気無(ね)ぐなって ようやぐ生ぎでんでねべが?ど思うぐれス : 遠野の方言 |
(カラスウリも赤くなって 山の中で目立っています。 |
カマキリもバッタも 元気が無くなって ようやく生きているんじゃないか?と思う位です : 標準語) |
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カラスウリ カマキリ バッタ アズキ |
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10月17日(水) コスモス咲いでんの見っと あぎなんだなぁって感ずってば : 遠野の方言 |
(コスモスが咲いているのを見ると 秋なんだなぁって感じます : 標準語) |
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むがすのコスモスハ 普通のコスモス色すか無(ね)がったっけが 今ハ 黄色だの八重だのって |
いっぺ種類ハ増えだもんだなっス。 あどス こごサ犬っこ連れできて こんたな写真撮ってる |
人も居で 犬も喜ごんでいるよんたっけども はしゃいでんのハ飼い主の方だっけもや : 遠野の方言 |
(昔のコスモスは 普通のコスモス色しか無かったんですが 今は 黄色やら八重など |
沢山種類が増えたものですね。 あと ここに犬を連れてきて こんな写真を撮っている |
人も居て 犬も喜んでいる様ですが はしゃいでいるのは飼い主の方なんですよね : 標準語) |
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コスモス畑の景色 (佐倉市ふるさと広場・今日の10:30撮影) |
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10月16日(火) 今日、古代米「アクネモチ」の遅い稲刈りが終わり、「おだがけ」で自然乾燥です。 |
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はずめでこの田んぼ見だどぎハ 「なんだ! このたんぼは?」ってたまげだもんだでば。 |
籾ハ真っ黒だどもス なが身の米っこハ うづぐすクリーム色すてんだでば : 遠野の方言 |
(初めてこの田んぼを見たときには 「なんだ! この田んぼは?」ってびっくりしたんです。 |
籾は真っ黒ですが 中身の米は 綺麗なクリーム色をしているんです : 標準語) |
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真っ黒な穂の古代米「アクネモチ」の田んぼ 稲刈り後の「おだがけ」(まだ稲藁が緑・が特徴) 籾が真っ黒ですが米はクリーム色です |
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※ 8月18日の日記帳に 当初「アクネモチ」と表示しておりましたが、正しくは「クロモチ」でしたので、訂正してお詫び申し上げます。 |
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10月15日(月) ススギも穂っこ開いですまって もう あぎも終わりだすか? : 遠野の方言 |
(ススキも穂が開いてしまって もう 秋も終わりですか? : 標準語) |
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わらすの頃ス ススギハ取んべっと葉っぱ引っ張っと 手っこハ「スパッ!」と切れでス |
その痛サハ 「ズキンズキン」すて なんともしゃべれねぐれ 痛でがっけよ : 遠野の方言 |
(子供の頃 ススキを取ろうと葉っぱを引っ張ると 手が「スパッ!」と切れて |
その痛さは 「ズキンズキン」して なんとも云えない程 痛いんですよ : 標準語) |
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穂の開いてしまったススキ 種類が違う?赤いススキ 線路わきのススキ |
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10月14日(日) おまづりのとぎにハ わらしゃど 出店で遊ぶの楽すみなもんだっけもな : 遠野の方言 |
(お祭りの時には 子供達は 出店で遊ぶのが楽しみなものなんですよね : 標準語) |
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おまづりサなっと 金魚すぐいだのチョコバナナだのって 遊んだり食ったりすんのハいづ番でス |
まづりそっつ除げで 出店ばり行ぐもんだがら おがさんがらおごられだもんだっけもな : 遠野の方言 |
(お祭りになると 金魚すくいやチョコバナナなんかで 遊んだり食べたりするのが一番で |
お祭りそっち除けで 出店にばかりいくもので 母親から怒られたものでしたよね : 標準語) |
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佐倉の秋祭りの出店等 |
出店オンパレード 金魚すくい チョコバナナ |
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射 的 人形すくい 料亭の女将さん(お客の呼び込み) |
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10月13日(土) ネットで「遠野まづり」ハ 見でっとも あらのまづでもきんのがらまづりハはづまったでば |
: 遠野の方言 |
(ネットで「遠野まつり」を 見ていますが 私の町でも昨日からお祭りが始まりました |
: 標準語) |
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佐倉のまづりハ 山車が主で 町内23基も出はんだでば。夜サなっと 山車ハ台車の上で |
「グルグル」何回も回って まんつ 豪華で圧巻だっけよ。 |
山車の前でハ おなごど元気に踊ってス 賑やがなまづりなんだでば : 遠野の方言 |
(佐倉のお祭りは 山車が主で 町内23基も出るんです。夜になると 山車は台車の上で |
「グルグル」と何回も回って 本当に 豪華で圧巻です。 |
山車の前では 女性達が元気に踊って 賑やかなお祭りなんです : 標準語) |
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各町会23基の山車が出発 野狐(やっこ)台の山車 本町の山車 |
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山車の上で「佐倉囃子」の笛・太鼓の演奏 山車の案内役 山車の盛り上げは女性がリード |
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10月12日(金) ソラマメを植える畝作り : 20mの畝を手作業で3本作るのは一苦労です。 |
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溝掘ってがら肥料入(え)れで 溝の両側がらつづ被せで種植える畝ハこしぇんだども それ全部クワで |
すかも1本20mの畝だもの それ3本もやるもんだがら 休み休みやんねば ばでですまっけよ。 |
それがら 種蒔いで食(か)れるソラマメ出ぎんのハ 来年の6月ス。 |
あらがだいづねんかがって こしぇんだがら てぇ変なんだでば : 遠野の方言 |
(溝を掘って肥料を入れて 溝の両側から土を被せて種を植える畝をつくるんですが それを全部クワで |
しかも1本20mの畝で それを3本もやるものですから 休み休みやらないと ばててしまうんです。 |
それから 種を蒔いて食べられるソラマメが出来るのが 来年の6月なんです。 |
ほぼ1年かかって 作るんですから 大変なんですよ : 標準語) |
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ソラマメの畝作り(今日は左の1本の溝堀後肥料を入れ埋め戻す作業です)今年の6月に採取した種(初めての採取・大丈夫かな) |
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10月11(日) 遠野の方言 : 「でぃやご((大根)」 と 「たまな(きゃべつ)」 |
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遠野の方言(標準語とは全く違った発音と表現の野菜ですが・・・・) |
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あぎサなって(秋になって)サンマハうんめ季節サなったども(サンマが美味しい季節になりましたが) |
サンマどハ(サンマとは) でぃやごおろすど(大根おろしと)一緒に食うど(食べると) まんず(本当に) |
うんめぐ食(か)れるでばな(美味しく食べられますよね)。 |
サンマだどもス(サンマなんですが) こどすハ去年よっか(今年は去年より) なんぼが安ぐなって |
(いくらか安くなって) いっぺ食(か)れで(沢山食べられて) 庶民の味サ戻ったでば(戻りました)。 |
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「たまな」ハス なんて「たまな」ってしゃべっかなど(云うのかなと) 思ったっけ(思ったんですが) 玉 |
サなった菜っ葉(玉になった菜っ葉)のかだづすてっからだべな(の形をしているからでしょうね)。 |
たまなハ(キャベツは)コロッケだの トンカツだののわぎサ(トンカツなどの脇に) 細ぐ刻んで乗はっ |
てでス(細かく刻んで乗っていて) かわるがわる食うど(かわるがわる食べると) これまだ うんめもん |
だっけもな(美味しいものなんですよね)。 |
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でぃやご(大根) たまな(キャベツ) |
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10月10日(水) 赤芽里芋(セレベス)の試し掘り : やっぱり子芋はまだ小さいですね。 |
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2回の台風でス 葉っぱハ傷(いだ)んで くぎもなんぼが斜めサなったのあってス |
ながの芋ハなじょサなってんだべが?ど思って 掘ってみだっけ 子っこ芋ハまだ小っちぇ |
がったっけよ。ほでも 煮で食ってみだっけ 柔(や)っけくてうめがったっけよ : 遠野の方言 |
(2回の台風で 葉が傷んで 茎もいくらか斜めになったのがあって |
中の芋はどの様になっているか?と思って 掘ってみましたが 子芋はまだ小さ |
かったんです。でも 煮て食べてみたら 柔らかくて美味しかったですよ : 標準語) |
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葉が傷んだセレベス スコップで掘り上げてみました 子芋が15個位+親芋 |
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10月9日(火) |
あぎも深ぐなってきて ドングリだのクルミなんかハなってだんだども 「ああ あぎだな」って暇ハ |
あんまり無(ね)がったっけ このまま一揆に冬サ入(へ)ってぐんでねべが?っつう感ずだでば |
: 遠野の方言 |
(秋も深くなってきて ドングリやらクミなどがなっていたんですが 「ああ 秋だな」という期間が |
あまり無かったので このまま一揆に冬に入っていくのではないか?という感じです |
: 標準語) |
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イチョウの実 ドングリ オニグルミ |
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10月7日(日) |
今日ハ 幼稚園の孫の運動会の応援ス。小学校どハ まんつつがった運動会だでば : 遠野の方言 |
(今日は 幼稚園の孫の運動会の応援です。小学校とは 本当に違った運動会です : 標準語) |
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皆 「気をつけ!」って しゃべったったて あつこつ向いでるス 歩ぐのやんたぐなるわらすも居るス |
途中で「しょんべん」のわらすも居っぺス 競技はずまる前がら 容易で無(ね)がっけよ : 遠野の方言 |
(皆 「気をつけ!」って 云っても あっちこっち向いているし 歩くのが嫌になる子供も居るし |
途中で「おしっこ」の子供も居るし 競技が始まる前から 容易じゃないんですよ : 標準語) |
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出番を待つ園児 競技開始 「アッ 危ない!」 先生も大変です |
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保護者のカメラマン プロのカメラマン 途中のオシッコの対応も大変です |
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10月6日(土) |
今日ハ 小学生の孫の運動会だったのス。あすたハ幼稚園の運動会だでば : 遠野の方言 |
(今日は小学生の孫の運動会だったんです。明日は幼稚園の運動会なんです : 標準語) |
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台風のおがげで 幼稚園の運動会ハ伸び伸びサなってすまって 二日続げで運動会サなったのス。 |
今日ハなづがす小学校の競技ハ いっぺ見できたよ : 遠野の方言 |
(台風のお陰で 幼稚園の運動会が伸び伸びになってしまって 二日続げて運動会になりました。 |
今日ハ懐かしい小学校の競技を 沢山見てきました : 標準語) |
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今日の小学校の運動会 |
玉入れ 大玉回し 棒引き |
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10月5日(金) 午前中、老人施設のボランティアに行ってきました : 唄と踊りの40分。 |
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今日 あづまってけだのハ デイサービスで無(ね)ぐ こごサ泊まってる特養のひたづで |
車椅子の人方(ひとがだ)も多っがたども 50人ぐれ居だべが? |
皆手っこ叩(たで)だり うだっこ一緒にうだったりすて まんつ えがったでば : 遠野の方言 |
(今日 集まってくれたのは デイサービスではなく ここに泊まっている特養の人達で |
車椅子の方々も多かったのですが 50人位居たでしょうか? |
皆手を叩いたり 唄を一緒に歌ったりして 本当に よかったです : 標準語) |
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老人施設のボランティア風景 |
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10月4日(木) 秋の里山は「糸トンボ」の楽園 : 小鳥などの天敵が少ない今が繁殖期なんですね。 |
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はだげのながも「いどトンボ」だらけで たまげっつお。 アヅギの葉っぱなんかサとまってだ |
「いどトンボ」どぁ おら歩ぐどバーッ!って一斉に飛び回っけもや。おどごトンボどおなごトンボハ |
くっついで飛んでんのも いっぺ居で 賑やがなごどス : 遠野の方言 |
(畑の中も「糸トンボ」だらけで びっくりしますよ。 アズキの葉っぱなどにとまっていた |
「糸トンボ」達が 私が歩くとバーッ!って一斉に飛び回るんです。雄のトンボと雌のとんぼが |
くっついて飛んでいるのも 沢山居て 賑やかなこと・・・ : 標準語) |
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あちこちの草むらに「糸トンボ」が・・・ つがいの「糸トンボ」も多く見られます |
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10月3日(水) 台風ハ行ってすまったっけ 急にあぎらすぐなってきたなっス : 遠野の方言 |
(台風が行ってしまったら 急に秋らしくなってきましたね : 標準語) |
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遠野の小学校サ居だどぎス 先せが雲の写真ハ皆サ見せで 「これハ 何という雲ですか?」 |
ってス。 おらハこの勉強好ぎで 「はい! 巻層雲です」だの「積層雲です」だのって |
間ずがわねで しゃべれだもんだったっけよ : 遠野の方言 |
(遠野の小学校に居た時に 先生が雲の写真を皆に見せて 「これは 何という雲ですか?」 |
って。 私はこの勉強が好きで 「はい! 巻層雲です」とか「積層雲です」とか |
間違わないで 答えられたものでした : 標準語) |
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昨日の うろこ雲 巻 雲 |
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10月1日(月) 今度の台風ハ 遠野の傍通ったみでだっけが なんたったす? 何も無(ね)ばいいがな |
ど思ってス : 遠野の方言 |
(今回の台風は 遠野の傍を通ったみたいでしたが 如何でしたか? 何も無ければいいですが |
と思っていまして : 標準語) |
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遠野のまずサ 洪水来ねように ダムハ二っつど山サトンネル掘ってっから 安すんすてっとも |
万ヶいずっつごどもあっからス 油断ハすんねでけでおぐりぇんしぇ : 遠野の方言 |
(遠野の町は 洪水が来ない様に ダムが二つと山にトンネルを掘っているので 安心はしていますが |
万ヶ一ということもありますので 油断はしないで下さいね : 標準語) |
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9月30日(日) 今は美味しいキノコシーズンですが、素人のキノコ採りは危険。(赤が「遠野の方言」です) |
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「このキノゴ食(か)れるが食(か)れねが?ってしゃべられでも 食って見んねば分がんねべ」 |
(このキノコが食べれるか食べられないか?って云われても 食べて見ないと分からないだろう」) |
「馬がでねが。 食って死(す)んだらなじょすんだ? キノゴプロの佐々木さんサ 聞いでがら |
(馬鹿じゃないの。 食べて死んだらどうすんだ? キノコのプロの佐々木さんに 聞いてから) |
食った方 いんでねべが?」 |
食べたほうが いいんじゃないか?) |
「そんたな云ったたって その佐々木さんス 去年 山で採ってきたキノゴ食って当だったずよ。 |
(そんなこと云ったって その佐々木さんがね 去年 山で採ってきたキノコを食べて中毒にな |
ったそうだよ) |
夜なががら朝まで 便所サ行ぎっぱなすだったどス」 |
夜中から朝まで 便所に行きっぱなしだったそうだよ」) |
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竹林の道路脇 約50mの範囲にこれだけのコノコがなっていました(調べましたが名前特定は無理でした) |
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9月29日(土) 藁の品質が命の「しめ縄用稲藁」作り : 雨の合間は今日の午前中だけ。 |
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すぐそごサ台風ハ来てるって 今日の午前中すか暇無(ね)えがらス 休み無しで一生懸命 |
ハーベスター掛げだり 稲っこ運んだり 目にあった・目にあった : 遠野の方言 |
(すぐそこに台風が来ているそうで 今日の午前中しか時間が無いので 休み無しで一生懸命 |
ハーベスターを掛けたり 稲を運んだり いやー!本当に大変でした : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「目にあった・目にあった」と二回繰り返すことで、本当に大変だったことを表現します。 |
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しめ縄用稲の「おだがけ」 (地元の神社や近隣の神社のしめ縄になります) |
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長さ4尺もある見事な稲 機械で籾を外す 稲藁を縛る稲ヒモ作り 16輪を一束にして運ぶ |
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稲から籾を取り外す機械をハーベスターと云います(昔で云うと「稲ごぎ」です) |
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9月28日(金) 夏の35℃から一揆に18℃、その差17℃で寒い位です。心地良い秋はどこへ? |
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急に寒(さ)ぶぐなってス あぎ無くて冬サなんでねべがど思うくれで 空気も澄んで遠ぐまで |
めぇる夕がだだども まだ台風来るってすか? きままな天気サついでいげねでば : 遠野の方言 |
(急に寒くなって 秋が無くて冬になるのではないかと思うくらいで 空気も澄んで遠くまで |
見える夕方ですが また台風が来るって? きままなお天気についていけないですよ : 標準語) |
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昨日の夕方の景色 良く見ると50km先のスカイツリーまでくっきりと・・・ |
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9月27日(木) 遠野の方言「~で がんす」 : 男性中年(叔父さん)~年配者(お爺さん)・女性年配者(あ婆ちゃん)の丁寧語。 |
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遠野の方言 [「~でがんす」(「~でございます」)の使用例] |
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1) はい どなださんで「がんす」か? (はい どなた様で「ございます」か?) |
町会長さんで「がんすた」が。 (町会長さんで「ございました」か。) |
はー おまづりの寄付だば 3全円で「えがんすた」なっす。 |
(はい お祭りの寄付なら 3千円で 「ようございました」ね。) |
どうも ごぐろうさんで「がんすた」 (どうも ご苦労様で「ございました」) |
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2) すずれいですが どちらさんで「がんす」か? (失礼ですが どちら様で「ございます」か? |
この辺でハ 見がげね方だど 思ってス。 (この辺では 見かけない方だと 思いまして。) |
はあ 盛おがの方で「がんす」か。 (はあ 盛岡の方で「ございます」か。) |
馬検場だば この通り まっすぐサ行った突ぎあだりで「がんす」。 |
(馬検場なら この通りを まっすぐに行った突き当りで「ございます」。) |
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9月25日(火) |
朝間がらサイレンならすて消防車はしぇってるども なんじょすたんだべ。 |
ありゃまんつ ほれ!見でみろでば。煙ハあんたに高(た)げぐ上がって やっぱしかずだでば |
: 遠野の方言 |
(朝からサイレンを鳴らして消防車が走っているが どうしたんだろう。 |
あれまあ それ!見てみなよ。煙があんなに高く上がって やっぱり火事だよ |
: 標準語) |
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朝9時 5km位離れた場所の工場火災とのことですが、火の取り扱いには十分注意したいものです。 |
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9月24日(祝) |
今日ハ 中秋の名げづだどス。今ス うづぐすお月さん見ぇっから そどサ出はって見だらなんたス |
: 遠野の方言 |
(今日は 中秋の名月だそうです。今 綺麗なおつき様が見えますので 外に出て見たら如何でしょうか |
: 標準語) |
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今(18時)の中秋の名月) |
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9月23日(日) 「んだぁ! まだあったっけでば 去年取ったアズギすー!」 : 遠野の方言 |
(「そうだ! まだあったよなー 去年取ったアズキが・・・!」 : 標準語) |
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さぎおどどい はだげサ行って アズギの花っこ見でだっけ 去年取ったアズキまだあったごど思い出すて |
うっつぁ帰(け)ってがら かがぁサ煮でもらったのス。やっぱり大納言ハうめがったっけよ : 遠野の方言 |
(3日前 畑に行って アズキの花を見ていたら 去年取ったアズキがまだある事を思い出して |
家に帰ってから 家内に煮てもらいました。やっぱり大納言は美味しかったです : 標準語) |
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※ 9月20日の日記帳に この種で成長したアズキの記事があります。 |
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去年取れたアズキです。畑にはこの内良いものを選んで植えました。 煮たアズキ美味しいです。 |
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9月21(金) この夏の猛暑で熱中症を避けで草刈りも出来ず : 今頃になってようやくスッキリ! |
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35度もある炎天下でハ 草がりも出ぎるわげぁねぇすス 暑(あ)づのハ9がづまで続いだべ |
雨っこ上がったどご見で 大急ぎで機械ハ借りで草がりやって すっきりすたでば : 遠野の方言 |
(35℃もある炎天下では 草刈りが出来るわけが無いですし 暑いのが9月まで続いたでしょう |
雨が上がったところを見て 大急ぎで機械を借りて草刈りをやって すっきりしました : 標準語) |
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草刈前 (9月12日の畑) 草刈後 (2日掛けて昨日終わりました) |
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9月20日(木) |
大納言つうアズギだどもス おっきぐなって花っこ咲いで 実っこ付ける準備すてだよ : 遠野の方言 |
(大納言というアズキですが 大きくなって花が咲いて 実を付ける準備をしていますよ : 標準語) |
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このアズギこしぇでがら 3年目だども 毎とす それごそアズギ色のいい色っぺのアズギハとれんのス。 |
あらがだ2升ぐれとれっから いず年中アンコ玉だの オシルコだの 食(か)れんのス : 遠野の方言 |
(このアズキを作ってから 3年目ですが 毎年 それこそアズキ色のいい色具合のアズキがとれるんです。 |
大体2升くらいとれるので 一年中アンコ玉やら オシルコなど 食べれるんです : 標準語) |
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アズキがこんなに茂ってきました 花の色は黄色で 葉の陰で密かに咲いています |
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9月19日(水) 遠野まづりハ まんつ賑やがで 皆おもしぇそうで えがったなっス : 遠野の方言 |
(遠野祭りは 本当に賑やかで 皆楽しそうで 良かったですね : 標準語) |
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今の世のなが 便利サなってス 遠野で無(ね)ぇどこでも まづりの様子ハ ネットで見れんだもな。 |
本物見るようなわげにハいがねどもス 皆一所懸命やってるのハ伝わってきて |
おらも そごサ行って見でもんだど思っけよ : 遠野の方言 |
(今の世の中は 便利になって 遠野じゃないところでも お祭りの様子が ネットで見れるんですよね。 |
本物を見るようなわけにはいかないんですが 皆衣装懸命やっているのが伝わってきて |
自分も そこへ行って見たいなあと思うんですよ : 標準語) |
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南部囃子 しし踊り |
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9月18日(火) もうすぐ彼岸サなっとも 山さば彼岸花ハ咲いでだっけよ : 遠野の方言 |
(もうすぐお彼岸になりますが 山には彼岸花が咲いていましたよ : 標準語) |
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彼岸花ハ普通だば赤(あ)げぇ花っこハ想像すっぺども 白(し)れっけ彼岸花もあんだでば。 |
白れえのハながなが見るごどハ無(ね)んべども おらのはだげの傍サ咲いでんのス : 遠野の方言 |
(彼岸花は普通なら赤い花を想像するでしょうが 白い花の彼岸花もあるんです。 |
白いのはなかなか見ることは無いんですが 私の畑の傍に咲いているんです : 標準語) |
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赤い彼岸花 |
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白い彼岸花 |
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9月17日(祝) 「雪姫 遠野おしらさま迷宮」の 老婆紅絵役を 樹木希林さんが演じたNHK-FM放送。 |
その樹木希林さんが75歳の生涯を閉じました。ご冥福をお祈りいたします。 |
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「雪姫 おしらさま迷宮」は 寮 美千子先生の著作ですが、私はこの作品の遠野の方言の |
監修を手伝わせて頂きました。 |
あの独特な語り口で 真に迫る表現は忘れる事の出来ない放送でした。 |
その時に放送されたテープは、今でも大事にしています。 |
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9月15日(土) 今日の遠野は曇り、気温20℃前後とのこと |
: 遠野祭りはもう大分盛り上がっているんじゃないでしょうか?。 |
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遠野の方言 (遠野祭りの日の 町の人達の会話などです) |
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今日ハ天気もいぃあんべでえがったなス(天気もいい具合で良かったですね)。 |
遠野まづりさば(遠野祭りには) なんず頃いぎゃんす?(何時頃いきますか?) |
んだなっス(そうですね) 昼のまんま食ってがら(昼ご飯を食べてから) ゆっくり行ぐべがど |
(ゆっくり行こうかと) 思ってス(思っているんです)。 |
遠野まづりだば(遠野祭りなら) やっぱり元気いいすす踊りど(しし踊りと) ゆっくりだども |
(ゆっくりですが) うづぐす(綺麗な) 南部ばやすだもな(南部囃子ですよね)。 |
おまづりの列ハ(お祭りの列が) 全部通り過ぎんのハ見でっと 2時間ぐれかがっぺ(2時間位 |
かかるよね)。 見でるしとよっか(見ている人より) おまづりサ出でる人の方多いんでねすか? |
(多いんじゃないですか?) |
夜サなっとス(夜になると) えぎ前通りハ(駅前通りは) すす踊りのすすで(しし踊りのししで) |
みぢいっぺサ埋まってス(道一杯に埋まって) 照明サ照らされで踊る景しぎハ(踊る景色は) |
幻想てぎでス(幻想的で) どごの国サ来たがど思うぐれ(思うくらい) すげがっけよ(凄いんで |
すよ)。 |
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夜もしし踊りは続きます 南部囃子のお囃子隊の山車 |
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9月14日(金) 幼稚園の祖父母会を参観 : 最後の孫の参観日です。 |
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この幼稚園サ 孫6人もお世話サなってス ようやぐ最後の孫で来年春卒業ス。 |
まんつ 長げがったども あっという間の気もすってば。 |
わらすんどおっきぐなんのも早えども おらど年とんのも早えわげだ : 遠野の方言 |
(この幼稚園に 孫6人もお世話になって ようやく最後の孫で来年春卒業です。 |
本当に 長かったんですが あっという間も気もします。 |
子供達が大きくなるのも早いですが 私達が年をとるのも早い訳ですね : 標準語) |
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教室でお勉強中の参観 園児と祖父母のゲームを楽しむ |
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9月13日(木) |
遠野まづりだどもス あさってがらあるずよ。 まんつおもしぇがら行ってみでがんせ : 遠野の方言 |
(遠野祭りなんですが 明後日からあるそうですよ。本当に楽しいので行ってみて下さい : 標準語) |
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神楽、すす踊り、南部ばやす、手踊りだのって 色んな踊りハ遠野のまぢ練り歩ぐっけよ。 |
道路のわぎサねまってがら 何時間も手っこ叩ぎながら見んのス : 遠野の方言 |
(神楽、しし踊り、南部囃子、手踊りなど 色々な踊りが遠野の町を練り歩くんです。 |
道路の脇に座って 何時間も手を叩きながら見るんです : 標準語) |
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神楽やしし踊りなどおよそ80団体が遠野の町を練り歩きます |
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9月12日(水) 稲の天日干しは珍しくなりましたが、私の畑の傍では結構多いですよ。 |
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まんつ なづがす景しぎだでば。コンバインでやれば あっという間だべども もっとうんめ米っこ |
食んべど思っと 手間ハいっぺ掛がんのス。 この天日干すのあどサ きんのの日記帳の |
「いねごぎ」サ 掛げんのス : 遠野の方言 |
(本当に 懐かしい景色です。コンバインでやれば あっという間なんですが もっと美味しい米を |
食べようと思うと 手数が沢山掛かるんです。 この天日干しの後に 昨日の日記帳の |
「ハーベスター」に 掛けるんです : 標準語) |
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遠野でハ「はせ掛げ」ってしゃべって(云って)だど思っとも 千葉でハ「おだ掛け」ってしゃべんのス。 |
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9月11日(火) 今日ハむがすで云う「いねこぎ」 助けできたでば。今の機械ハ進歩すたよ : 遠野の方言 |
(今日は昔で云う「いねこき」を 手伝ってきました。 今の機械は進歩しましたよ : 標準語) |
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※ 「いねこき」は稲の稲穂から籾のみを外し取り出す作業で、昔は足踏み式のドラムを回転する人力でしたが 今では |
エンジンで回転させ しかも 自走しながら作業出来るコンバイン・ハーベスターと云う機械で作業します。 |
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コンバイン・ハーベスターで稲穂の籾だけを外し(いねこぎ) 青い袋に自動で詰める |
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稲藁を肥料等に保存しやすくするため 藁束に縛る作業も行いました。 |
この田んぼの稲藁は私の畑で使わせて頂く分です。 |
藁で藁紐を作り その藁紐で10~17輪位の藁束を縛る |
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9月10日(月) 岩手県一関市大東町出身の現代尺八の「江川新風」尺八ライブを見て来ました。 |
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※ 大東町は遠野市の南約25kmに位置する自然豊かな町とのことです。 |
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会場ハス 千葉県の酒々井まぢのホールでやったんだども 1,000人ぐれのせぎハ7割がだ |
埋まってで 大東町がらも同級生なんかハ 30人ぐれ来てだんでねべが? |
ジャズがらポップスがらクラシックまで まんつ多彩で聞ぎほれですまったっけよ :遠野の方言 |
(会場は 千葉県の酒々井町のホールで行われたんですが 1,000人位の席の7割くらいが |
埋まっていて 大東町からも同級生などが30人位来たのではないでしょうか? |
ジャズからポップスからクラシックまで 本当に多彩で聞きほれてしまいました : 標準語) |
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現代尺八「江川新風」尺八ライブ風景 |
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9月9日(日) 昨日の稲刈りの手伝いの写真です。 |
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きんのも天気いくてス 湿気ハ多くて蒸す暑づがったども なんぼが風っこあって助かったでば。 |
このトラックで いぢにぢにあらがだ13回ぐれ乾燥機ハ往ふぐすたんでねべが : 遠野の方言 |
(昨日も天気が良くて 湿気が多くて蒸し暑かったんですが いくらか 風があって助かりました。 |
このトラックで 一日に約13回位乾燥機を往復したんじゃないだろうか : 標準語) |
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コンバインで稲刈り コンバインから籾をトラックのホッパーへ トラックからパイプで乾燥機取り入れ口へ |
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9月8日(土) |
今日ハこれがら稲がり助(す)けサ 行ごどごだでば。 おらのやぐ目ハ コンバイン入(へ)える前の |
田んぼの四隅の稲っこ刈るのど コンバインで刈った籾ハトラックサ積んで 小屋の乾燥機まで |
運んで入れ(え)れる作業なのス。これ助けんのハ 今どすで4年目ス : 遠野の方言 |
(今日はこれから稲刈りの手伝いに 行くところです。 私の役目は コンバインが入る前の |
田んぼの四隅の稲を刈るのと コンバインで刈った籾をトラックに積んで 小屋の乾燥機まで |
運んで入れる作業です。これを手伝うのは 今年で4年目なんです : 標準語) |
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9月7日(金) ラッキョウの植え付けをしました : 昨年植え、6月に掘り上げ保存していたラッキョウが種です。 |
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ラッキョウどニンニグハス 植えでがら掘り上げる迄 9ヶつぎも掛がっから その場所さば |
ほがの物ハ何にもこしぇられねのス。 |
手間も掛がるす んだがらラッキョウどニンニグハ高(た)げんでねべが? : 遠野の方言 |
(ラッキョウとニンニクは 植えてから掘り上げる迄 9ヶ月も掛かるので その場所には |
他の物は何にも作られないんです。 |
手間も掛かるし ですからラッキョウとニンニクは高いのではないでしょうか? : 標準語) |
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畑の小屋にぶら下げて保存 根と茎を取り除き植えられる様に 20cm間隔に植え付け準備 |
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今年は200ヶ(株)植え付けました |
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9月6日(木) 日本中で台風だの地震だのって まんつ 悪(わる)ごどばり起ぎでス 自然のごどだがら |
ごしぇやいでもしょんねス 我慢すながら 皆で助(す)けながら頑張るすかねんでねべが |
: 遠野の方言 |
(日本中で台風や地震などって 本当に 悪い事ばかり起きて・・・ 自然のことなので |
腹を立てても仕方が無いですし 我慢しながら 皆で助け合いながら頑張るしかないんですかね |
: 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「ごしぇやぐ」は「腹を立てる」、「しょんね」は「仕方が無い」を意味します。 |
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9月4日(火) オグラハいっぺ採れ過ぎで 食い出せねで困ってんのス : 遠野の方言 |
(オクラが沢山採れ過ぎて 食べ切れないで困っています : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「食べ切れない」ことを「食い出せね」と云います。 |
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7がづ頃ス なんぼ種っこ蒔いでも 雨っこ降んねくてス 芽っこ出でこねもんだがらス |
念のためサ 余計目サ蒔いだっけ こんだ雨っこ降って 皆芽っこ出はって 30本も育ったのス。 |
すたっけ 一回サ50個も採れ出すてがら 近所サ配っても あど要らねってス : 遠野の方言 |
(7月頃 いくら種を蒔いても 雨が降らなくて 芽が出てこないものですから |
念のために 余計に蒔いたら 今度は雨が降って 皆芽が出て 30本も育ったんです。 |
そしたら 一回に50個も採れ出して 近所に配っても あとは要らないって・・・ : 標準語) |
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オクラの花と次に咲く花の塊(花の左上) 2~3日に一回・約50個収穫 |
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9月3日(月) 今年のカボチャ(九重九里カボチャ) : 甘辛煮にしてみました。 |
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遠野で おやずがこしぇでだ九重九里カボチャのあずっこハわしぇられねくて 3年前がら |
千葉でこしぇでみだっけ やっぱりうめくてス 今迄こしぇ続げでんのス。 |
友だづさも食ってもらってっけが やっぱりうめってス 来年もこしぇっつお : 遠野の方言 |
(遠野で 父親が作っていた九重九里カボチャの味がわすれられなくて 3年前から |
千葉で作って見たら やっぱり美味しくて 今迄作り続けています。 |
友達にも食べて頂いたら やはり美味しいって・・・ 来年も作りますよー : 標準語) |
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半分にしたものと4分の1のもの 4分の1を一口大にして煮つけました 美味しく出来上がりました |
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9月2日(日) 埼玉県のある中高一貫校の文化祭を見学 : その施設の充実さに仰天。 |
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なんぼなだたて中学校ど高校サ 温水プールだの教会だのげぎ場だのって あるどハ思わねべ。 |
劇場サ行ったどぎ 生徒のミュージカル・美女ど野獣やってだっけもや。ダンスなんかもス。 |
むがすどつがって 学っこの教いぐも 考げがださっぱり変わってすまったよんたでば : 遠野の方言 |
(いくらなんでも中学校と高校に 温水プールやチャペルや劇場などって あるとは思わないですよね。 |
劇場に行った時 生徒のミュージカル・美女と野獣をやっていたんです。ダンスなども・・。 |
昔と違って 学校の教育も 考え方が全く変わってしまったようです : 標準語) |
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某 中高一貫校・校舎正面 劇場(部活の発表会等に使用・座席約1000人) パイプオルガン カフェテラス兼食堂 |
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8月31日(金) 昔、常時SLが走っていた遠野に転車場があり、いつも子供達で見に行っていました。 |
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遠野の方言 (遠野の機関車の転車場と トロッコ遊びの思い出です) |
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遠野えぎのずーっと西側サいったどごサ(遠野駅のずーっと西側にいった所に) 機関車の向ぎ |
変える転車場ハあったっけもな(あったんです)。 |
煙っこ吐いで機関車ハ(煙を吐いて機関車は) それサ乗はっとス(それに乗ると) ゆっくり回っ |
て めえど後ろハ「ひっくりげっけ」もや(前と後ろが「反対向きになる」んですよ)。 |
「なじょすて」こんたなごどすんだべが?ど(「どうして」こんなことをするのか?と) 思ってだっけ |
ども(思っていたんですが) これ見でんのハおもしぇくて(これを見ているのが面白くて) 何回も |
皆で見サ行ったっけよ(見に行ったんです)。 |
その帰りにハ 河原の砂利っこはごぶトロッコサ乗はってあそぶのス(乗ってあそぶんです)。 |
線路の上ハ「ガラガラ」どおどたでで(音をたてて) 風っこ切ってはすんのハ(走るのは) 最高 |
におもしぇがったっけな(楽しかったんです)。 |
むぢゅうサなって遊んでっと(夢中になってあそんでいると) おどなハぶっ飛んで来て(大人が |
ふっ飛んで来て) 「このガギども まだやってんのがー!」って おっきな声出すて(大きな声を出 |
して) ぼっかげられだのス(追いかけられたんです)。 |
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大工町の踏切付近のSL SL銀河ドリーム号のオレンジカード |
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8月30日(木) あが芽のさど芋 おっきぐなって 背のたがさぐれサなったでば : 遠野の方言 |
(赤芽の里芋が 大きくなって 背の高さくらいになりました : 標準語) |
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2年前サこしぇださど芋ハ 土も寄せねでいだっけ 固でくて食れね芋サなってすまったっけども |
去年がらハ おで本通りこしぇだっけ やっけくてうんめさど芋ハ出ぎだのス。 |
こどすハ日照りが続いだども 順調におがって うんめぐ出ぎだんでねがべが? : 遠野の方言 |
(2年前に作った里芋は 土も寄せないでいたら 固くて食べられない芋になってしまったんですが |
去年からは お手本通りに作ったら 柔らかくて美味しい里芋が出来たんです。 |
今年は日照りが続きましたが 順調に育って 美味しく出来たんじゃないかな? : 標準語) |
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6月21日の赤芽里芋(背丈約50cm) 昨日の赤芽里芋(背丈約160cm) |
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8月29日(水) お盆ハ大分過ぎだども 遠野のむがすのお盆のけしぎ(景色ハ思い出すたでば。 |
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遠野の方言 (お盆の迎え火の思い出です) |
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遠野のまづサお盆来っとス(遠野の町にお盆が来ると) 道路の真んながサまぎハ山の様サ |
積んでな(道路の真ん中に薪を山の様に積んで) むがえ火の準備すてス(迎え火の準備をして) |
夕がださなって 日っこ暮れっとス(夕方になって 日が暮れると) そのまぎサ火っこつけんのス |
(その薪に火をつけるんです)。 |
最初ハ煙ばり出で(最初は煙ばかり出ていて) 「けぷて」がっけども(「煙い」んですが) その |
うづサ(そのうちに) 「ぼんぼ」ど燃えできて(「ぼんぼん」と燃えてきて) 火っこハ屋根ぐれたげぐ |
上がっけもや(火が屋根位高く上がるんですよ)。 |
一軒のうづが一山で(一軒の家が一山で) それが何十軒も並んで 火っこハ燃えんべス(火が |
燃えるんですから) まんず まずじゅうが火の海みでになるっけもや(本当に 町中が火の海み |
たいになるんです)。 |
これだげ燃やせば 遠野がら上ってったぼどげさんんも(仏様も) すぐめっけるべって(すぐ見 |
つけるだろうって) 皆でしゃべってだっけよ(皆で云っていたんです)。 |
火っこハ おぎりっこサなっと(火が 炭火になると) そのながサ いもっこえれで(その中に じ |
ゃがいもを入れて) 食ってス(食べて) まず うめがったっけよ(本当に 美味しかったんですよ)。 |
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昔の遠野の迎え火の景色 |
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8月27日(月) |
きんの 24時間テレビ見でだどもス あのあづなが泳いだり自転車だの 最後はしぇってス |
まんつ倒れんでねべがって すんぱいすだども良ぐ最後までやったもんだでばな : 遠野の方言 |
(昨日 24時間テレビを見ていたんですが あの暑い中スイムやらバイクやら 最後はランで |
本当に倒れるんではないかと 心配したんですが良く最後までやり切ったものですね : 標準語) |
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昨日の24時間テレビ スイム バイク ラン 合計161.55Km |
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8月26日(日) 今日も40℃手前まで気温が上昇 : 毎日が暑さとの戦いです。 |
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やっとのごどで 今日も日暮れんべどすてっとも まだ35度だどス。 |
なんぼなだたて 天気ハ気狂ってすまったんだべが? 早ぐまどもサなってけねべがな |
: 遠野の方言 |
(やっとのことで 今日も日が暮れようとしていますが まだ35℃だそうです。 |
いくらなんでも 天気が気が狂ってしまったんでしょうか?早くまとも(な天気)になってくれないかな |
: 標準語) |
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今日の日の入り 6時6分ですが暑さはまだ昼の気温を引きずっているようです |
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8月24日(金) なづハ終わっぺどすてんのサ いづまでも「やばつ」だらス : 遠野の方言 |
(夏が終わろうとしているのに いつまでもうっとうしいですよね : 標準語) |
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ほんとだらば 今頃ハ 暑づたたて こんたに「やばつ」ごだねぇのにス。 |
お盆過ぎれば あぎの風っこハ吹いで むずっこも鳴いくんのにス |
こどすハ なじょすたもんだがス : 遠野の方言 |
(本来なら 今頃は 暑いといっても こんなに「うっとうしい」ことは無いのに。 |
お盆を過ぎれば 秋の風は吹いて 虫も鳴いてくるのに |
今年は どうしたもんでしょうね : 標準語) |
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※ 「うっとうしい」ことを遠野では「やばつ」と云います。 |
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8月23日(木) 遠野の方言 : 遠野でハ「カエル」のごど 「ビッキ」ってしゃべんだでば。 |
(遠野では 「カエル」のことを「ビッキ」って云うんです) |
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遠野の方言 (「ビッキ」の話) |
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ホレッ! ビッキ鳴ぎはずめだぞ(ホラッ! カエルが鳴き始めたよ)。 |
空模様 おがすぐなってきたもな(おかしくなってきたよ)。 |
洗たぐ物ハ 入(え)れだほ(入れた方が) いんでねべがな(いいんじゃないかな)。 |
雨っこ降るめぇサ鳴いでけんのハ(雨が降る前に鳴いてくれるのは) 天気予報よりあだるもな) |
(天気予報より当たるよね)。 なもなも 助かるじゃ(なにもかにも 助かりますよ)。 |
わるむすも捕るす(悪い虫も捕るし) こんたないいごどするビッキサ(こんなに良いことをする |
カエルに) いだずらすっと(悪戯をすると) しょんべんかげられで(オシッコをかけられて) 手サ |
「イボ」ハでぎっつおって(手に「イボ」ができるぞって) わらすの頃ハ(子供の頃) よぐ しゃべら |
れだもんだでば(よく 云われたものでした)。 |
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写真はアマガエル |
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8月22日(水) 早えぇ稲がりはずまったでば。 |
稲刈ったあどさば 餌っこいっぺあるって分がってで白鷺ど あづまってくっけもや |
: 遠野の方言 |
(早い稲刈りが始まりました。 |
稲を刈った後には 餌が沢山あることを分かっていて白鷺達が 集まってくるんです |
: 標準語) |
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稲刈りの終わった田んぼには餌がいっぱい・・・ (稲刈り中のコンバインの音で集まって来るようです) |
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8月21日(火) 今 里山には「クサキ(臭木)」の花が咲いています : 秋には紫色の実をつけます。 |
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このクサキハス 前に「かでで貰った」自然観察会でおしぇで貰ったのス。 |
この木折ったり 葉っぱ揉んだりすっと 臭せがっけがら この名前付いだどス : 遠野の方言 |
(このクサキは 前に「参加させて頂いた」自然観察会で教えて貰いました。 |
この木を折ったり 葉っぱを揉んだりすると 臭いので この名前が付いたそうです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「仲間に入れて貰う」ことを「かでで貰う」と云います。 |
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里山の「クサキ(臭木)」 プロペラの様な5枚の花びらを付けます |
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8月20(月) 夏の「塩辛トンボ」、秋の「車トンボ」が同居する山里です。 |
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今日あだりハ涼すども 台風2つも並んできてス そのあどハまだあづぐなっとス。 |
トンボだのむすだづも なづみでにあづがったり あぎみでに涼すがったりすて |
なんたにすたらいがんべど思ってっぺな : 遠野の方言 |
(今日あたりは涼しいですが 台風が二つも並んできて その後はまた暑くなるそうです。 |
トンボなどの虫達も 夏みたいに暑かったり 秋みたいに涼しかったりして |
どうしたら良いのかなと思っているでしょうね : 標準語) |
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車トンボ 塩辛トンボ カマキリ |
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8月19日(日) 青森のねぶたが全国的な広がりを・・ : そして我が町にも。 |
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このねぶたの張り子こしぇんのハ てえ変だったべな。グルグル回ったり上下サ動いだり |
秋田のどおんなずよんて はぐりょぐあって見ごだえあったっけよ。 |
囃子も太ごど笛で 派手な跳ねとも踊ってで ウキウキすてくっけもや : 遠野の方言 |
(このねぶたの張り子を作るのは 大変だったでしょうね。グルグル回ったり上下に動いたり |
秋田のと同じ様で 迫力があって見ごたえがありました。 |
お囃子も太鼓と笛で 派手な跳ねとも踊っていて ウキウキしてくるんです : 標準語) |
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千葉県佐倉市に出現した「ねぶた」 コスチュームは「長嶋選手」と「雷電為衛門」 |
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佐倉市は「長嶋選手」の出身地で「雷電」は近くにお墓があります。 |
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8月18日(土) 古代米「クロモチ」の稲刈りが間近です : 稲穂は普通ですが、中の米は真っ黒です。 |
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※ 当初、この古代米を「アクネモチ」と表示しておりましたが、正しくは「クロモチ」でしたので訂正してお詫び申し上げます。 |
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最初ながの米見どどぎハ 真っ黒でたまげですまったっけな。こんたな米ハみだごだねがったがらス。 |
この米ハシャジサひとっつ 普通の米サ入(え)れで焚ぐどオゴワみでな紫のご飯出ぎっけよ |
: 遠野の方言 |
最初に中の米を見た時は 真っ黒でびっくりしてしまいました。この様な米は見た事が無かったですから。 |
この米をスプーン1つを 普通の米に入れて炊くと オコワみたいな紫色のご飯が出来ましよ |
: 標準語) |
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古代米「クロモチ」の田んぼ こうべを垂れた「クロモチ」 籾から出した「クロモチ」の米 |
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8月17日(金) 昔 遠野にはメダカが沢山居ました : 高清水の湧水が湧き出る落合にも・・・。 |
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遠野の方言 (メダカ捕りの思い出) |
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来内川ど猿ヶ石川のまざったどごサ(合流した所に) よぐメダガハ捕りサ行ったもんだでば |
(行ったものです)。 |
川のはずっこサ(川の端に) なんぼが掘れだどごあってス(いくらか掘れた所があって) う |
づぐす水っこハ(綺麗な水が) 溜まってだっけもな(溜まっていたんです)。 |
溜まりのそごがらハ(溜まりの底からは) わぎ水ハあっつこっつがら出でです(湧水があっち |
こっちから出ていて) 砂っこ噴ぎあげで(砂を噴き上げて) 水のながの噴水みでだっけよ(水 |
の中の噴水見たいでしたよ)。 |
噴水の周りさば(周りには) メダガハいっぺ居でス(沢山居て) 二人で手ぬぐいの両はず |
持ってス(両端を持って) 「サー!」っとすぐうんだでば(すくうんですよ)。 |
メダガハ簡単にいっぺ取れだのス(簡単に沢山捕れたんです)。 |
今の遠野の川も メダガハいっぺ(沢山)居る様サなって わらすんども皆で(子供達も皆で) |
泳げる様な うづぐすかわサなっといいなっス(綺麗な川になるといいですね)。 |
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高清水高原から流れ湧き出る「湧水」の周りに沢山メダカが居ました 遠野駅から見る高清水高原 |
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8月16日(火) 遠野で 水遊びサ行ぐど アブサ刺されんのハ しょっちゅうだったっけよ : 遠野の方言 |
(遠野で 川遊びに行くと アブにさされるのは しょっちゅうでしたよ : 標準語) |
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きんのはだげで 首ハ アブサ刺されでしまったのス。白っぺ車ハ 白れぇべごっこだど思ってんだべが? |
バシバシ アブハ 車サぶつかって来っけもや。そだこだすてるうづサ刺されですまったのス : 遠野の方言 |
(昨日畑で 首を アブに刺されてしまったんです。白っぽい車を 白い牛だと思っているのでしょうか? |
バシバシ アブが 車にぶつかって来るんです。そうこうしているうちに刺されてしまったんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「白っぽい」を「白っぺ」と云います。 また「牛は「べご」とか「べごっこ」と云います。 |
「そうこうしているうちに」は「そだこだすてるうづサ」と云います。 |
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アブより酷いことになる虫のことをテレビで放送していました。 |
(以前、習志野市で大量発生し 市の要請で自衛隊が火炎放射器で生息している川の両岸の雑草を焼いて駆除していました) |
アオバアリガタハネカクシ(7mm~1cm位) 虫の身体の液が付き火傷の様に腫れ上がった皮膚 |
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8月14日(火) はだげの野菜も いぢどぎに成んねで 時期延ばすてでぎっといんだども・・ : 遠野の方言 |
(畑の野菜も 一揆に成らないで 時期を延ばしてできるといいんですが・・ : 標準語) |
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野菜ハ いぢにぢおぎサ取ってんだども こんたに取れでも食いぎんねがらス 近所だのサ配らせで |
貰ってんだどもス 今野菜ハ高げがら おだげに喜ごんでいいごってねすか? : 遠野の方言 |
(野菜は 一日おきに取っていますがこんなに取れても食べきれないので ご近所さん等に配らせて |
頂いていますが 今野菜は高いので お互いに喜んでいい事ではないでしょうか? : 標準語) |
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今取れている野菜 (だいたい2日に一回収穫) |
キューリ ナス トマト オクラ シシトウ ピーマン インゲン |
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8月13日(月) |
遠野の水浴びにハ お盆過ぎだら 行ってハわがねって しゃべられでだっけよ : 遠野の方言 |
(遠野の川遊びには お盆を過ぎたら 行ってはいけないって 云われていました : 標準語) |
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わらすの頃のなづ休みハ 毎にぢ毎にぢ水浴びサ行ってだっけよ。 |
すぐ傍の「だづぶづ」だの 歩って一時間もかがる青笹の「すいせん」だのス |
まんつ おもしぇくて 今でもわしぇられね水浴びだったでば : 遠野の方言 |
(子供の頃の夏休みは 毎日毎日川遊びに行っていたんです。 |
すぐ傍の「だづぶづ」や 歩いて一時間もかかる青笹の「すいせん」などに |
本当に 楽しくて 今でも忘れられない川遊びでした : 標準語) |
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遠野の川遊びスポット |
① 来内川(らいないがわ)と猿ヶ石川の合流点で 流れが速く一部かなり深い部分があって 飛び込んで遊べる場所。 |
② 上組町の外れに有り 深くて飛び込み台もあり 中学生以上は橋の上からも飛び込める上級者向けでした。 |
③ 青笹に近く 徒歩一時間もかかり 水は澄んで青くよどんでいて神秘的な場所でした。 |
④ 来内川の上の東舘町のリンゴ畑の下に位置し 近いので午後からでも気軽に行っていました。初心者向け。 |
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(年によって、赤痢等の病人が出た時等には 学校から遊泳禁止のおふれが出たこともありました) |
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8月12日(日) この夏 2施設目の「流しソーメン」 ボランティア : 35名のお年寄りに楽しんで頂きました。 |
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いぢどぎに1セット10人すかねまれねがらス 2セットあっから20人 なんとすても一回に全部ハ |
ねまれねがら 食い終わったしとがら 順番に入れがわって食って貰ったども 大騒ぎス。 |
ほでも よっぽどおもしぇがったんだべ 皆 ニコニコすてすてだっけよ : 遠野の方言 |
(一回に1セット10人しか座れないので 2セットあるので20人 どうしても1回に全員は |
座れないので 食べ終わった人から 順番に入れ代わって食べて貰いましたが 大騒ぎです。 |
それでも 余程楽しかったのでしょう 皆 ニコニコしていましたよ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 : 遠野では「座る」ことを「ねまる」と云います。 |
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昨日お邪魔した老人施設・立派ですね 会場全体が熱気でいっぱいです 我先へと・・・ |
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8月10日(金) 小学校時代の猿ヶ石川での水浴び(川遊び)の思い出です : 「落合」と云う場所でした。 |
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遠野の方言(友達数人と連れだって川遊びをした思い出) |
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なづ休みサなっと(夏休みになると) いっつもあだごの(愛宕神社の)鉄橋の上あだりで |
泳いでだのス(泳いでいたんです)。 |
川ハ曲がったどごで(ところで) 深ぐなってっとごあってス(深くなって居る所があって) 岸 |
さば(岸には) 大っきな岩もあって 皆でその岩がら飛び込んだり 水めがねで潜ってジャッコ |
(雑魚・ざっこ)捕ったりすて おもしぇがったでば(楽しかったんです)。 |
あだごの鉄橋サ通る汽車っこさば(汽車には) 2時サ通る汽車ハ「2時汽車」 3時サ通る汽 |
車ハ「3時汽車」って云ってだっけよ(云っていたんです)。 |
汽車っこハいっつも時げい代わりサなってでス(汽車はいつも時計代わりになっていて) 「5時 |
汽車」通るど 泳ぎも終わりの合図で 上級生ハ 皆サ「けっつおー(帰るぞー)」って云うど 来て |
だわらしゃどハ(来ていた子供達は) 皆揃って帰(け)ったもんだっけもや(帰ったものでした)。 |
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この鉄橋・小学生の時の呼び名は「愛宕の鉄橋」でした。 花巻を出て約1時間・もうすぐ遠野駅です。 |
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鉄橋を渡る頃、遠くには「六角牛山(ろっこうしさん」が見えてきます。) |
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8月9日(木) 遠野の方言の解説 : 8月5日~8日の日記帳 |
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遠野の方言 標準語) |
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8月5日(日) 興奮すてくっけもや 興奮してくるんですよ |
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8月6日(月) 天気もえがったべし 天気も良かったですし |
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8月7日(火) なんでもねば なんでもなければ |
やったっけども やったんですが |
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8月8日(水) 見だごだね 見たことが無い |
飾んべど 飾ろうと |
~すねば わがねずよ ~しなければ いけないそうです |
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8月8日(水) 野生の「キツネノカミソリ」ハ 遠野でハ見だごだ無(ね)がったなっス : 遠野の方言 |
野生の「キツネノカミソリ」は 遠野では見たことが無かったです : 標準語) |
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珍らすくて うづぐがら なんぼがもいでって 花瓶さでも飾んべど思っぺども 強えどぐあんだづもな。 |
ぺっこでもこれサ触ったらば あどで ちゃんと手っこ洗んねばわがねずよ : 遠野の方言 |
(珍しくて 綺麗なので 幾らか取っていって 花瓶にでも飾ろうと思いますが 強い毒があるそうです。 |
一寸でもこれに触ったら 後で しっかりと手を洗わないといけないそうです : 標準語) |
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田んぼの畔道の脇に群生する「キツネノカミソリ」 (かなり強い毒性があるとのことです) [昨日撮影] |
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8月7日(火) 畑の台風対策 : 細くて背の高いゴマの茎は一寸の風でも倒れてしまいます。 |
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この前も台風来てス はだげの小屋の補強だのやったっけども 今度ハゴマの倒れ止めス。 |
おらほの方より 川のつかぐだの山の下のひたづぁ なんてもねばいいどもス : 遠野の方言 |
(この前も台風が来て 畑の小屋の補強などをやったんですが 今度はゴマの倒れ止めです。 |
私の方より 川の近くや山の下の人達が なんともなければ良いのですが・・ : 標準語) |
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50~100cmに伸びたゴマ しなやかな竹の短冊を刺し、ヒモで倒れ止めを・・ 今の花と実 |
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8月6日(月) 八十八夜から約3ヶ月 : 田んぼの稲穂がこうべを垂れ始めました。 |
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この前田植えすたばっかりだど思ってだっけ 田んぼ見っと稲っこハ あだま下げで来たっけよ。 |
ずーっと天気もえがったべし 水っこのすん配無(ね)ぇ場所だがらス : 遠野の方言 |
(この前田植えをしたばかりだと思っていましたが 田んぼを見ると稲が こうべを垂れてきましたよ。 |
ずーっと天気も良かったですし 水の心配も無い場所ですからね : 標準語) |
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今日迄の稲の成長ぶり ・ これは もち米だそうです (千葉県佐倉市) |
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8月5日(日) ゆんべの花火ハ おどっこど光ハあだまサのごってス ながなが寝れねがったでば |
(夕べの花火は 音と光が頭の中に残って なかなか寝られませんでした) |
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こごの花火ハス ほがで上げられね様なでっけぇのがいっぺ見れんのス。 |
手筒花火だの 水上花火だの珍らす花火あって 見ごだえあんのス。 なんたったって |
10分間に八千ぱづのスターマインだの 見でるうずサだんだん興奮すてくっけもや : 遠野の方言 |
(ここの花火は 他では上げられない様な大きいのが沢山見れるんです。 |
手筒花火や 水上花火などの珍しい花火もあって 見ごたえがあるんです。 なんといっても |
10分間に八千発のスターマインなどを 見てるうちにだんだん興奮してくるんですよ : 標準語) |
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昨晩 印旛沼湖畔で行われた「佐倉花火フェスタ2018」の景色 (総打ち上げ数1万八千発、2尺玉4発など) |
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伝統的な「手筒花火」 巨大な風車を呑み込む「水上スターマイン」 |
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2尺玉「夜空の万華鏡」 1発の2尺玉でこの二つの芸術的景色を披露 (直径500m以上) |
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♪に合わせ 10分間に8,000発の花火「ビックプレミアムスターマイン」 枝垂れの下に更に枝垂れが・・・「花火師の心根」? |
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7月4日(土) スイカ2度目の収穫 : 今日は黒小玉スイカの収穫です。 |
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あづなが スイガの収穫ス。こどすハハグビシンさも食(か)れねで いっぺ取れだがら |
知り合いだの友だぢだのサ配って回ったのス。まんつ えがったでば : 遠野の方言 |
(暑い中 スイカの収穫です。今年のスイカはハクビシンにも食べられないで 沢山取れたので |
知り合いや友達やらへ配って回りました。 本当に良かったです : 標準語) |
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黒小玉スイカ 今日の収穫17ヶ 1回目に収穫した中の黒大玉スイカ・孫の報告です |
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この孫(小六男子)・7月15日にライオンキング ヤングシンバ役デビュー |
1~2週おき位に出演中 人一倍の頑張り屋なんです。 |
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8月3日(金) 夏の花 2種 : 生垣の伐採のお手伝いに行きましたが そこの家の庭に咲いていました。 |
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なづの花っこハ あんまり多ぐねぇどもス 庭サ咲いでだのハ撮らせでもらったのス。 |
珍らす花っこでス キヅネノカミソリにハ桃色もあるっつごど 初ずめでおべだでば : 遠野の方言 |
(夏の花は あまり多くないんですが 庭に咲いていたのを撮らせていただきました。 |
珍しい花で キツネノカミソリにはピンク色もあるということを 初めて知りました : 標準語) |
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ノウゼンカズラ(中国原産・平安時代に日本に渡る) キツネノカミソリ(ピンク) |
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8月2日(木) あづなづハ ざっこ捕りが最高ス : 川サ入(へ)っとしゃっけくて気持づえがっけス。 |
(暑い夏は 魚捕りが最高です : 川に入ると冷たくて気持ちがいいからね) |
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遠野の方言 (昔 遠野ダムが出来る前の魚捕りです。夜 自作のカンテラを照らして 泳いでいる魚をヤスで突きます) |
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まづのながの鉄工所がら(町の中の鉄工所から) 余ったカーバイトハ貰ってきてス(余った |
カーバイトを貰って来て) 缶詰の缶でこしぇだ(作った)カンテラサ入(え)れで それサ火っこ |
つけで ざっこ捕ったもんだでば(それに火をつけて 魚を捕ったものでした)。 |
昼間隠ぐれでだざっこハ(昼は隠れていた魚は) 餌食いサそどサ出はって来っけもや(餌を |
食べに外に出て来るんです)。 |
とぐにでっけぇざっこハ(特に大きい魚は) 夜すか出はって来ねもんだのす(夜しか出て来ない |
いんです)。 |
夜はガラスばご無(ね)くても(夜は箱めがねが無くても) カンテラで照らすと 泳いでるざっこハ |
(泳いでいる魚は) まどもに見えんのス(まともに見えるんです)。 |
でっけぇざっこ突いだどぎハ(大きい魚を突いた時は) ヤスもブルブルど震えっけども(震える |
んですが) おらのすんぞうも(私の心臓も) ドギドギすっけよ(ドキドキするんです)。 |
なづの夜ハすずすし(夏の夜は涼しいし) おがずハ捕れるす(おかずは捕れるし) 夜突ぎハ |
(夜魚を突くのは) こでらんねがったのす(こたえられなかったんです)。 |
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※ 昔 遠野の町には 農具を作ったり 鍋釜の修理をしたりする何件かのの鉄工所があり 鉄の切断などに使うガスを |
発生させるカーバイトを使っていました。 |
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この来内川(らいないがわ)の上流には ヤマメやイワナが沢山いました |
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7月31日(火) ようやくセミの声が聞こえるとおもったら・・ : 熱中症かな? |
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朝間起ぎで日っこ照ってくっと ベランダサセミっこハジッとすてっけもや。 |
死んでっかど思って 持づぁげでみっと 羽根っこハ バダバダどすんのス。さぐらの木サでも行げば |
いいのサ マンションの壁で鳴いでっからセミも熱中症サなってすまってんでねべが? : 遠野の方言 |
(朝起きて日が照ってくると ベランダにセミがじっとしているんですよ。 |
死んでいるのかと思って 持ち上げてみると 羽根を バタバタするんです。桜の木にでも行けば |
いいのに マンションの壁で鳴いているのでセミも熱中症になってしまっているのかな? : 標準語) |
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ベランダの床でじっとしているセミ 手に乗せると まだ元気な様なんですが・・・ |
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7月30日(月) 暑い暑いと云っていたら、もう花火の時期かー : 隅田川の花火大会は昨日でした。 |
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夕方、東きょの方さば入道雲ハ出張ってだっけども 暗ぐなったっけ今度ハ遠ぐサ花火ハ |
見えで来たっけよ。隅田川も今丁度やってっどごだべが どごの花火だべがど思ってス : 遠野の方言 |
(夕方、東京の方には入道雲が出ていたんですが 暗くなったら今度ハ遠くに花火が |
見えて来たんです。隅田川も丁度やっているところですが どこの花火かなと思って・・・ : 標準語) |
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夕方 東京の方には入道雲が・・・ 日が暮れたら今度はどこかの打ち上げ花火が・・・ |
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7月29日(日) 遠野での台風が怖かった思いで |
: 70年位前、遠野の町は毎年水害に襲われた時期がありました。 |
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遠野の方言(台風が怖かった思い出) |
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むがす遠野さば(昔遠野には) まいとすずぐれ(毎年といっていいぐらい)台風ハ来たのス |
(来たんです)。 |
新橋のはすのたもどサ(橋のたもとに)遠野警察あってス(遠野警察があって) 大雨降っと |
そのわぎのはすっこサ(その脇の橋に) 山がら流れできたでっけぇ木ハ(大きい木が)引っか |
がってすまって 川の水ハ溢れですまんのス(川の水が溢れてしまうんです)。 |
おらハ(私は)その頃 新町サ住んでだども(住んでいたんですが) 道路ハ川みでになって |
すまって(道路が川みたいになってしまって) 水ハ「ゴーゴ」ど流れんのス(水が「ゴーゴー」と |
流れるんです)。まだわらすだったっけども(まだ子供だったんですが) すごぐこえ思いすたよ |
(凄く怖い思いをしました)。とぐに夜ハ寝られねごど(寝られないことが) 何回モあったのス |
何回もあったんです)。 |
ほでも朝間起ぎっとス(それでも朝おきると) いい天気でス 道路ハ白い石っこでビッシリど |
タイルみでになってで(みたいになっていて) ゆんべの怖(こ)えがったのもわしぇで(夕べの怖 |
かったことも忘れて) はだすで飛び回ったのハ(裸足で飛び回ったのを) よぐおべでんのス |
(良く覚えているんです)。 |
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幸い 今回の台風の被害はありませんでした。 |
今日の畑(昨日の台風の雨でも影響なし) 昨年9月の台風の次の日(畑一面水浸し、網が半分以上水没) |
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7月27日(金) 今年のスイカの試し切り : 日数から見て一寸早めですが、まあまあの出来の様です。 |
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ハグビシンがらもカラスがらも食(か)れねでこごまで来たがらス なんとがうんめスイガサなってで |
ければいいなど思って 今日試す切りすてみだのス。なんとなんと うめそうなスイガだべ? |
: 遠野の方言 |
(ハクビシンからもカラスからも食べられないでここまで来たので なんとか美味しいスイカになっていて |
くれればいいなと思って 今日試し切りをしてみました。なんとなんと 美味しそうなスイカでしょう? |
: 標準語) |
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直径20~25cm位の黒小玉スイカが沢山成っています 試し切りしたスイカ まあまあです |
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7月26日(木) 雨っこも降んねで はだげぁカラカラだども ゴマハおがってきたでば : 遠野の方言 |
(雨も降らないで 畑がカラカラですが ゴマが大きくなってきました : 標準語) |
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オグラも頑張ってっとも 背っこながなが大(おっ)きくなんねのス。 |
今度来る台風で 雨っこでも降れば 背っこも伸びで花っこ咲いで実っこも成んべ : 遠野の方言 |
(オクラも頑張っていますが 背丈がなかなか大きくならないんです。 |
今度来る台風で 雨でも降れば 背も伸びて花が咲いて実もなるでしょう : 標準語) |
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成長したゴマとその花 オクラの葉にとまる塩辛トンボと その下のオクラの花のつぼみ |
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7月25日(水) 「後の文章を際立たせる」遠野の方言 : 地元の方から意味を聞かないと何が何だか・・・。 |
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遠野の方言 標準語 使用例 |
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まんつ まんつ~ まあ まあ~ まんつ まんつ おっきぐなったごどー。 |
(まあ まあ 大きくなったねー) |
まんつ~ 本当に~ まんつ あづがっけよ。 |
(本当に 暑いんだよ) |
なんぼなだたて~ いくらなんでも~ なんぼなだたて高(た)げんでねすか |
(いくらなんでも高いんじゃないですか |
なんとすた~ なんだって~ なんとすた 怪我すたってが? |
(なんだって 怪我したって?) |
なんたらばなぁ~ そうなんだ~ なんたらばなぁ ちゃんと勉強すてればよー。 |
(そうなんだ ちゃんと勉強していればねー) |
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7月24日(火) なんたらば! 毎にぢ 〃 暑づくて なんたにすたらいがんべ? : 遠野の方言 |
(なにもかにも! 毎日 〃 暑くて どうしたらいいでしょうかね? : 標準語) |
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こごまで暑づぐなっと 身体ハバデデきてすまってス なんとがすんねばなんねど思ってだっけス |
甘ざげハ点滴ど同ずに 身体ハ回ふぐさせんのサ まんついいずがら 買ってきて呑みはずめでみだのス |
: 遠野の方言 |
(ここまで暑くなると 身体がバテテきてしまって なんとかしなければとならないと思っていたら |
甘酒が点滴と同じ様に 身体を回復させるのに 本当にいいと云うので 買ってきて呑み始めてみました |
: 標準語) |
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これ1袋を350ccの水に溶き少し沸かして呑みます(ノンアルコール) 酒粕ハアルコールがあるので注意 |
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7月22日(日) ハクビシンは「黒玉スイカ」を避けている様です。 |
: 昨年は黒玉スイカの苗を買ったのに 縞模様スイカが成り食べられてしまいました。 |
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「黒玉スイガハ ハグビシン食(か)んね」って聞いだがら 今のどご やっぱりその通りでねぇがど |
思ってんのス。 スイガの前の耕すたはだげさば ハグビシンの足あどいっぺあったっけが |
スイガさば 食ったあどもいだづらすたあども無(ね)くて ホッ!とすてんだども・・ : 遠野の方言 |
(「黒玉スイカは ハクビシンは食べない」って聞いたので 今のところ やはりその通りではないかと |
思っているんです。 スイカの前の耕した畑には ハクビシンの足跡が沢山あったんですが |
スイカには 食べたあともいたずらをしたあとも無くて ホッ!としているんですが・・ : 標準語) |
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この黒玉スイカの前の畑にはハクビシンの足跡が・・ 去年食べられた縞模様スイカ |
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※ 11日の日記帳のハクビシンの罠には何も変化がありません。このスイカのすぐ傍なんですが・・・。 |
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7月21日(土) 室内で出来る「循環式ソーメン流し装置」とは? : スタッフ一同も これにはびっくりです。 |
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行ぎど帰りの4mのたげ2本ハ 奥のジョイントでつないで 手前の行ぎの先っちょハ高げぐすて |
帰りの先っちょハ低ぐぐすて 高げ方サ水入(へ)ったオゲがらポンプで水っこ流すてやんのス。 |
戻った水っこど 取りそごねだソーメンハ オゲのザルサ戻って来るスンポウス : 遠野の方言 |
(行きと帰りの4mの竹2本を 奥のジョイントでつないで 手前の行きの先を高くして |
帰りの先を低くして 高い方から水の入ったオケからポンプで水を流してやるんです。 |
戻った水と 取り損ねたソーメンは オケのザルに戻って来るという設計です : 標準語) |
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概 要 図 右のポンプで オケの水を行きの竹に流し 帰り水はオケのカゴに入る |
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7月20日(金) いよいよ老人施設での流しソーメンの開始です : 皆 興奮して楽しそうです。 |
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流しソーメン始まったっけ 皆興奮すてすまって まんつ 賑やがなごどス。 としょりも喜ごんだっけども |
スタッフの方が大声だすて おもしぇがってだっけよ : 遠野の方言 |
(流しソーメンが始まったら 皆興奮してしまって 本当に 賑やかなこと。お年寄りも喜びましたが |
スタッフの方が大声を出して 楽しんでいました : 標準語) |
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今日のパンフレット 循環式流しソーメンセット2基準備完了 1セット10人、計20人で楽しむ |
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7月19日(木) 明日、明後日は老人施設の流しソーメンボランティア : 流しソーメン用装置の竹の加工です。 |
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ただのたげハ切れば出ぎるっつうもんでも無(ね)くてス 真っすぐな真だげで 切りぐぢハ |
塩ビ管サ合わさる様な寸法サすんねばねのス。部屋のながでやれる様に 水循環がだの |
装置サなっからス あすたとしょりだづハ 喜ごぶど思うでば : 遠野の方言 |
(ただの竹を切れば出来るというものでも無くて 真っすぐな真竹で 切り口は |
塩ビ管に合わさる様な寸法にしなければならないんです。部屋の中で出来る様に 水循環型の |
装置になるので 明日お年寄り達は 喜ぶと思いますよ : 標準語) |
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竹山から真竹を切り出し 循環型流しソーメン用に加工 切り口をこのジョイントの直径と合わせる |
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7月18日(水) ヒマワリが咲き出しました : 全体の三分の一位でしょうか? |
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こどすハこんたにあづがらス ヒマワリおがんのも早(は)えみでだでば。 |
ヒマワリの花っこ見っと まんつ真なづ来たなど思っけども まだなながづのながばだでば : 遠野の方言 |
(今年はこんなに暑いので ヒマワリの成長も早いみたいです。 |
ヒマワリの花を見ると 本当に真夏が来たなと思いますが まだ七月の半ばなんですよね : 標準語) |
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電車の前の「ヒマワリ畑」 (佐倉市ふるさと広場) |
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7月17日(火) 遠野の方言の解説 : 日記帳 7月13~16日分。 |
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日記帳日付 遠野の方言 標準語 |
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7月13日 まんつ 本当に |
うんめアヅギ 美味しいアズキ |
入(へ)える 入る |
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7月14日 いっぺ 沢山 |
いっつも いつも (「い」と「つ」の間に「っ」を入れて表現します) |
通ってみだっけ 通ってみたら |
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7月15日 東きょ 東京 (「東京」の「う」を抜いて「東きょ」と云います) |
わしぇる 忘れる |
なんぼなんだたて いくらなんでも |
ホラ ウソ (「ウソをつく」は「ホラをふぐ」と云います) |
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7月16日 ~ぐれ ~くらい (ここでは「35度ぐれ」→「35℃くらい」) |
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7月16日(祝) この前 刈った草ハトラクターサからまね様に燃やさねばな : 遠野の方言 |
この前 刈った草がトラクターにからまない様に燃やさないと : 標準語) |
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※ 明日 農家の方が草を刈った部分をトラクターで耕してくれるので 急いで枯草の処理を・・・。 |
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今日も35どぐれあったがらス 夕がだがら出がげで 枯草燃やすたのス。 |
今迄乾燥すてだがら 火っこ付けっと すぐバリバリど燃えですぐ終わったっけよ : 遠野の方言 |
(今日も35度C位ありましたので 夕方から出かけて 枯草を燃やしたんです。 |
今迄乾燥していたので 火を付けると すぐバリバリと燃えてすぐ終わりました : 標準語) |
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気持ち良く燃える枯草 その傍にはこんなに育ったカボチャとスイカも・・・ |
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※ この前仕掛けたハクビシンの罠には まだ掛かっていませんでした。警戒心が強く駄目かな? |
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7月15日(土) 今日ハ 東きょサ行って 「ライオンキング」ハ見できたでば。 |
暑(あ)づのもわしぇで 感げぎすながら見でだっけよ : 遠野の方言 |
(今日は 東京へ行って 「ライオンキング」を見てきました。 |
暑いのも忘れて 感激しながら見入っていました : 標準語) |
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この「ライオンキング」のミュージカルだどもス 3年目サ 10,000回になったずもな。 |
おんなず出す物で なんぼなんだだて ホラだべど思ったっけども本とだどス : 遠野の方言 |
(この「ライオンキング」のミュージカル」ですが 3年前に 10,000回になったそうです。 |
同じ出し物で いくらなんでも ウソだろうと思いましたが本当だそうです : 標準語) |
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東京大井町にある「四季劇場・夏」 「ライオンキング」プログラムより |
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7月14日(土) なづサ咲ぐ「ヤマユリ」ハ 道路の土でサいっぺ咲いでだっけよ : 遠野の方言 |
(夏に咲く「ヤマユリ」が 道路の土手に沢山咲いていました : 標準語) |
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いっつも通るみぢだどもス きんの通ってみだっけ 白(し)れ花っこハいっぺ咲いでだっけもや。 |
車ハちょっとぎま止めで見だっけ 「あっ! ヤマユリだ」って すぐ分がったっけもな : 遠野の方言 |
(いつも通る道なんですが 昨日通ってみたら 白い花が沢山咲いていたんですよ。 |
車を一寸の間止めて見たら 「あっ! ヤマユリだ」って すぐ分かりました : 標準語) |
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道路脇の土手に咲く「ヤマユリ」 (遠くから車の中から撮ったので ボケてしまいました) |
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7月13日(金) この暑さの中、休み休みの草刈りです : 7月中には小豆の種を蒔きたいと思い・・・。 |
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まんつ 暑(あづ)くて 草がりなんかやってられねんだどもス こどすも うんめあずぎハ こしぇんべど |
思ってス。 とぎどぎ車のながさ(入)って 身体ハ冷やすながらやってきたのス : 遠野の方言 |
(本当に 暑くて 草刈りなどやってられないんですが 今年も 美味しい小豆を 作ろうと |
思って・・・。 時々車の中に入って 身体を冷やながらやってきました : 標準語) |
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※ ハクビシンの罠は まだ空っぽです。 |
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草刈り・真ん中辺刈始め チップソーを使い 綺麗に刈れました |
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7月11日(水) 畑を荒らす「ハクビシン」の顔を見る事ができるか楽しみです : 後で結果を報告します。 |
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去年ハ はだげのスイガ ハグビシンサみんな食(か)れですまって 「こどすハそうハさせねぞ」って |
対さぐ練って 今日 じづ力行使サ入(へ)ったのス : 遠野の方言 |
(去年は 畑のスイカを ハクビシンにみんな食べられてしまって 「今年はそうはさせないぞ」 と |
対策を練って 今日 実力行使に入りました : 標準語) |
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知り合いがこしぇだ のらねご捕かぐ用の罠ハ借りできて 餌ハ「キミ」にすてス |
スイガばだげの傍サ 仕掛げできたのス。 捕ったら殺すつもりハ無(ね)くて |
「悪ごどすっと こうなっつお」って 良くしゃべって逃がすてやるつもりなのス : 遠野の方言 |
(知り合いが作った のらねこ捕獲用の罠を借りてきて 餌は「トウモロコシ」にして |
スイカ畑の傍に 仕掛けてきたんです。 捕まえたら殺すつもりは無くて |
「悪いことをすると こうなるぞ」って 良く言い聞かせて逃がしてやるつもりです : 標準語) |
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こんなスイカが10個位出来ています 奥の「トウモロコシ」を食べようと中の網を踏むとフタが閉まる罠 |
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これから縞が消えて真っ黒なスイカになります (この罠に掛かったのらねこは かなり遠くへ放してくるとのこと) |
(黒玉スイカにしたのも ハクビシン対策でス) |
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7月10日(火) やばつ梅雨明げだど思ったっけ 急になづ空サなったでば : 遠野の方言 |
(うっとうしい梅雨が明けたと思ったら 急に夏空になりました : 標準語) |
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遠ぐサ入道雲みでなの並んででス まなごがら入(へ)ぇる景しぎハ真なづだでば。ほでも |
まだ湿気ハあって やばつ感ずもあっともス スカッ!とすたなづハすぐ目の前だでば : 遠野の方言 |
(遠くに入道雲みたいなのが並んでいて 目から入る景色は真夏です。でも |
まだ湿気があって うっとうしい感じはありますが スカッ!とした夏はすぐ目の前です : 標準語) |
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佐倉市ふるさと広場の 風車と印旛沼 (今日AM10時撮影) |
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印旛沼の景色 佐倉幸せの鐘 |
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7月9日(月) 遠野の方言の解説 : 日記帳 7月7日と8日の二日間分の遠野の方言と その意味です。 |
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遠野の方言 → 標準語 |
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なんぼ いくら |
なんぼでも無(ね) いくらでも無い ・ いくらもかからない |
あらがだ おおかた ・ 殆ど ・ だいたい |
こんたに こんなに |
無くすべっと 無くそうと |
~すんべっと ~しようと |
~すたっけども ~したんですが |
わがね 駄目 ・ 分からない |
それでもわがねくて それでも駄目で |
~ぐれ ~くらい |
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7月8日(日) 「えっ! ここが遠野?」と感じる景色 : 遠野の町からもうっすらと見える風力発電群。 |
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遠野の方言 (遠野市土淵貞任高原のウインドファームの風車を見た時の感想です) |
水車で有名な山ぐぢのおぐサ(山口集落の奥に)上っていぐど 水芭蕉で有名なとごあってス |
(水芭蕉で有名な所があって) そっからなんぼでも無(ね)ぇ(そこからいくらもかからない) |
山の上サ でっけぇ風車が(大きい風車が)いっぺ並んで立ってっけもや(沢山並んで立っている |
んです)。 |
その風車の前サ立って見上げっと(見上げると)「まんつ こんたにでっけのがー!(本当に |
こんなにおおきいんだー!)」って 声ハ上げですまうぐれでっけがっけよ(声をあげてしまう位 |
大きいんですよ)。 |
このつがぐの山サ(この近くの山に) 全部で43もの風車ハあってス 三万世帯の電気ハ |
おごすてるずもな(電力を発電しているそうです)。 |
遠野の世帯数ハ あらがだいず万世帯だがら(だいたい一万世帯ですから) まんつ すげ |
もんだよな(本当に 凄いものですね)。 |
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ここは 遠野市貞任(さだとう)山で12基の風車があります(他近くの山に釜石17基、大槌14基計43基の風車があります) |
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風車の羽根の直径が80m以上とのことですから・・・ 風車のある貞任高原から遠野市方面を望む |
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7月7日(土) 遠野の町の来内川(らいないがわ)の上流には治水用ダムが二つあります。 |
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むがす遠野の水害なぐすべっと 遠野ダムこしぇだり、物見山のスズラン畑潰すて防水林植えだり |
すたっけども それでもわがねくて「遠野第二ダムど洪水迂回トンネル」ハ こしぇだのス。 |
遠野の観光資源の「物見山のスズラン畑」潰すのハ 市どすてハ断腸の思いハあったんだべな |
: 遠野の方言 |
(昔 遠野の水害を無くそうと 遠野ダムを作ったり 物見山のスズラン畑を潰して防水林を植えたり |
したんですが それでも駄目で「遠野第二ダムと洪水迂回トンネル」を作ったんです。 |
遠野の観光資源の「物見山のスズラン畑」を潰すのは 市としては断腸の思いがあったんでしょうね |
: 標準語) |
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遠野ダム(高さが26.5mあります) 遠野ダム湖の景色 遠野第二ダムの景色(洪水迂回トンネルの取水口があります) |
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7月6日(金) |
あっつこっつで大雨降ってっともス 遠野でハなんぼ雨降っても 安心だずもな : 遠野の方言 |
(あっちこっちで大雨が降っていますが 遠野ではいくら雨が降っても 安心ことです : 標準語 |
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遠野のまづのひたづぁ 長げ間水害サ悩まされできたっけども ほがでハあんまり考えらんね |
すげぇ対さぐすてがら 100年サ一回くれの大雨でも 大丈夫サなったずよ。それハス 山のながサ |
トンネル掘って 山がら来る大水ハ まづのながハ 流れね様サすたがらどス : 遠野の方言 |
(遠野の町の人達は 長い間水害に悩まされてきたんですが 他ではあまり考えられない |
凄い対策をしてから 100年に一回位の大雨でも 大丈夫になったそうです。それは 山の中に |
トンネルを掘って 山から来る大水を 町の中に 流れない様にしたからそうです : 標準語) |
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洪水を迂回させるトンネルの入り口(遠野第二ダム) 出口は遠野の町の下流の猿ヶ石川に・・ |
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7月5日(木) なづサなっとス 咲ぐ花っこもぺっこサなって寂しども 探すど結構あっけよ : 遠野の方言 |
(夏のなると 咲く花も少なくなって寂しいのですが 探すと結構ありますよ : 標準語) |
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花っこ無(ね)ぇどぎにハ 農家の庭サ入(へ)ってって 「何が 咲いでるすか?」って聞ぐのス。 |
すっとス 「なんも咲いでねども 裏の方サ何が咲いでっかもしぇんねよ」って云うがら |
庭の裏の方サ行ぐど なもなもうづぐす花っこ咲いでだっけよ : 遠野の方言) |
(花が無い時には 農家さんの庭に入って行って 「何か 咲いていますか?」って聞くんです。 |
すると 「何も咲いてないんですが 裏の方に何か咲いているかもしれないよ」って云うので |
庭の裏の方に行くと どうしてどうして綺麗な花が咲いていました : 標準語) |
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ユ リ (カサブランカ?) カンゾウ ギボウシ |
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7月3日(火) はだげでこしぇだラッキョウ 今日、甘酢漬げサすたでば : 遠野の方言 |
(畑で作ったラッキョウを 今日 甘酢漬けにしました : 標準語) |
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まずス 酢ど氷砂糖どミリンハ煮だでで甘酢ハこしぇで ビンサ入(え)れで置ぐのス。 |
ほんで 前サはだげで取ったラッキョウ 塩漬げすたのハ塩抜ぎすて 干すてビンサえれで完成ス |
: 遠野の方言 |
(まず 酢と氷砂糖とミリンを煮たてて甘酢を作って ビンに入れて置くんです。 |
それで 前に畑で取ったラッキョウを 塩漬げしたのを塩抜きをして 干してビンに入れて完成です |
: 標準語) |
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塩漬け13日で完了 水で塩抜き(約2時間) 天日干しで水分を飛ばす 甘酢のビンに入れ完了 |
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7月2日(月) 日本列島猛暑が続いています。 |
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このどご暑づくて やんたぐなんの通りごすて 切づねぐなってきたでば。 |
冷房入(え)れんの我慢すてきたども 我慢ハでぎねぐなって 今日がら入(え)れるごどサ |
すたでば。すごどすてるひたづにハ 日っこサ通されね様にすておぐりぇんしぇ : 遠野の方言 |
(このところ暑くて いやになるのを通り越して 切なくなってきました。 |
冷房を入れるのを我慢してきましたが 我慢できなくなって 今日から入れることに |
しました。仕事をしている人達には 日に通されない様にして下さいね : 標準語) |
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※ 「日に通される」は 日向で仕事をしていて 熱中症の様な症状になること。 |
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7月1日(日) 今日がらなながづだどもス なづサ咲ぐ「ねむの木の花っこ」ハ咲いでだっけよ : 遠野の方言 |
(今日から七月なんですが 夏に咲く「ねむの木の花」が咲いていました : 標準語) |
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このうづぐす花っこだどもス わらすの頃 遠野でハ見どごだねがったど思ってだんだども |
なんただったべがな? それサすても 花っこハクジャグの羽根っこみでだでば : 遠野の方言 |
(この美しい花なんですが 子供の頃 遠野では見たことが無かったと思っていたんですが |
どうでしたかね? それにしても 花はクジャクの羽根みたいですね : 標準語) |
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今日、山に咲いていた「ねむの木の花」 |
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6月30日(土) 市内のともだぢの絵っこの展示会サ行ってきたでば。皆うめがっけよ : 遠野の方言 |
(市内の友人の絵の展示会に行ってきました。 皆上手でしたよ : 標準語) |
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おらさも趣味ハなんぼがあっともス 絵っこばりハ 習ってもうまぐなんねがったのス。 |
この絵っこの会ハ 毎とす見でっとも 皆 年々うまぐなってんのス。 |
ながにハ 立ぢ止まって すばらぐ見てだぐなる絵っこもいっぺあったのス : 遠野の方言 |
(私にも趣味はいくらかありますが 絵ばかりは 習っても上手にならなかったんです。 |
この絵の会は 毎年見ていますが 皆 年々上手になっているんです。 |
中には 立ち止まって しばらく見ていたくなる絵も沢山ありました : 標準語) |
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絵画展作品例 (みんな 年々上手になっているようです) ちょっとぎま 見でおぐりぇんしぇ |
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竹 林 (原 三郎先生) M150 日牟禮八幡・滋賀 (田中さん) ペン画 37×53 |
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廃坑への橋 (菅原さん) F100 天空の秘境 (安西さん) F50 |
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6月29日(金) 「白南風(しらはえ)」が吹きだしました : 梅雨を吹き飛ばす風。 |
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遠野の方言 [ (やばつ → 白南風 → あづ(暑い) ] |
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今迄ス やばつー!どおもってだっけが(うっとうしいー!って思っていましたが) 今度は「ブーブ」ど |
風ばり吹いでス(今度は「ビュービュー」と風ばかり吹いて) なんたサなってんだべ?(どうなってんの |
かな?)。 |
この風だどもス(この風なんですが) 聞いだっけ(聞いて見たら) 梅雨ハ吹っとばす(吹き飛ばす) |
白南風(しらはえ)っつう風なんだだずもな(白南風と云う風なんだそうです)。 |
サッカーも ようやぐ上サ行ったべし(ようやく上に行きましたし) 梅雨もどごがサいねぐなって(梅雨も |
どこかにいなくなって) これがらハ あづぐなっつおー!(暑くなりますよー!)。 |
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(※ あのス 梅雨どぎサ吹ぐ風のごどハ 「黒南風(くろはえ)」って云うずもな) |
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今日、関東地方は梅雨が明けたそうです (湖面を「白南風」が大きな波を立てて吹き抜けていきます) |
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6月28日(木) あんまり ねまり過ぎでっと 身体サえぐねづよ : 遠野の方言 |
(あまり 座り過ぎていると 身体に良くないそうですよ : 標準語) |
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朝間のテレビでやってだっけども パソコンハ長げぐやってだり 会社で椅子サねまり過ぎでっと |
血のめぐりハ悪ぐなって これハもどで死ぐしといっぺいるんだどス : 遠野の方言 |
(朝のテレビで放送していましたが パソコンを長くしていたり 会社で椅子に座り過ぎていると |
血にめぐりが悪くなって これが元で死ぬ人が沢山いるんだそうです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「座る」ことを「ねまる」と云います。 |
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※ 30分に一度は 立ち上がって背伸び等をするのが 良いそうです。 |
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6月27日(水) こどすもカボチャハ いっぺ出ぎっつお : 遠野の方言 |
(今年もカボチャが 沢山出来ますよ : 標準語) |
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遠野のおやずもこしぇでだ「九重九里カボチャ」。 今ス 花っこ咲いでるのだの なんぼがおっきぐ |
なったのだの 熟せば食(か)れそうなやづだの 色んなカボチャハ見れってば : 遠野の方言 |
(遠野の父親も作っていた「九重九里カボチャ」。 今 花が咲いているのや いくらか大きく |
なったのや 熟せば食べられそうなものなど 色々なカボチャが見れるんです : 標準語) |
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畑には 色々なパターン(成長過程)のカボチャが沢山 |
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6月26日(火) 梅雨の朝夕の天気が目まぐるしく変化 |
: 朝間起きでたまげで 反対に夕がだハ・・ : 遠野の方言 |
(朝起きてびっくりして 反対に夕方は・・・ : 標準語) |
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朝間目っこ覚めでそど見だっけ 霧で何にも見ぇねがったっけス |
夕がだサなったっけ 今度ハ雨っこ上がって うづぐす夕焼げサなったりすてス |
おづづぎの無(ね)ぇ天気ハ続いで あだまど身体ハ おがすぐなってすまうでば : 遠野の方言 |
(朝目を覚まして外を見たら 霧で何も見えなかったし |
夕方になったら 今度は雨が上がって 綺麗な夕焼けになったりして |
落ち着きの無い天気が続いて 頭と身体が おかしくなってしまいますよ : 標準語) |
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景色が何も見えない霧の朝 & 雨が上がって夕方にはこの空が・・・ |
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6月25日(月) 60年前も遠野の中学校でもまづ中でも サッカーハ さがんだったのス : 遠野の方言 |
(60年前も遠野の中学校でも町中でも サッカーが 盛んだったんです : 標準語) |
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休み時間サなっとス なづのあづどぎでも 冬の大ゆぎの日でも はしぇって校庭サ出張ってがら |
皆でサッカーの練習すんのス。 うっつぁ帰(け)っても つかぐのわらしゃどあずめでがら |
道路でやっぱりサッカース。なんたったって遠野まぢじゅうサッカー漬でだったのス : 遠野の方言 |
(休み時間になると 夏の暑い時でも 冬の大雪の日でも 走って校庭に出てから |
皆でサッカーの練習をするんです。 家へ帰っても 近くの子供達を集めて |
道路でやっぱりサッカーなんです。 なんといっても遠野町中がサッカー漬けだったんです : 標準語) |
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今朝のセネガルとの試合 (グループリーグ突破までもう一息) |
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6月24日(日) 遠野の方言 : 「おもさげね」(謝りの言葉)の解説 |
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[6月22日に日記帳の「おもさげね」等の解説になります] |
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1. 遠野で 「もさげね」 は 「申し訳ありません」 を云います。 |
そして 「おもさげね」 と 「お」 がつくと 「大変申し訳ありません」 や 「本当に申し訳ありません」 |
など 心から謝る表現・丁寧な謝りの表現になります。 |
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2. 「掘らさった」 は 「掘ることが出来た」 を意味します。 |
普通に 「掘った」 は 「掘ったでば」 また 「掘れた」 は 「掘れだでば」 などと云います。 |
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6月23日(土) 大迫(おおさご) はすたでねぇでば : 遠野の方言 |
(大迫 半端ないよ : 標準語) |
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サッカーの番組見っと 「大迫(おおさご) はすたねぇ」って 大盛り上がりだでば |
次のセネガル戦 なじょサなっぺ : 遠野の方言 |
(サッカーの番組を見ると 「大迫 はんぱない」って 大盛り上がりです |
次のセネガル戦は どうなるでしょう : 標準語) |
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6月22日(金) |
このどごおらの日記帳ハ はだげのごどばりで 見でけでる人方さば おもさげねがんす : 遠野の方言 |
(このところ私の日記帳は 畑のことばかりで 見てくれている方々には 申し訳ありません : 標準語) |
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今日 久しぶりサ晴れだもんだがら ジャガイモ掘ってきたでば。3畝のうづ 今日ハようやぐ1畝だげ |
掘らさったでば。はごサ4つも取れたっけ この勘定だど全部で10っぱごぐれサなんべな |
: 遠野の方言 |
(今日 久し振りに晴れたものですから ジャガイモを掘ってきました。3畝の内 今日はようやく1畝だけ |
掘れました。箱に4つも照れたんですが この計算ですと全部で10箱位になりますね : 標準語) |
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やっと1畝だけ掘れました こんなに大きいのも含め (ニュージーランド産用カボチャの箱)4箱も取れました |
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6月21日(木) 最後のラッキョウ掘ってがら ようやぐ塩漬けサたどり着いだでば : 遠野の方言 |
(最後のラッキョウを掘って ようやく塩漬け迄たどり着きました : 標準語) |
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遠野でハ ラッキョこしぇでるはだげ見だごだ無(ね)くてス ラッキョハ鳥取だの九州ですか |
こしぇられねど思ってだども ここの千葉でも出ぎだのス。ほでも 砂地みでなどごがいづ番 |
いいづが 黒土の肥料いっぺあるはだげだど ひとっつの種がら20~25ぐれの玉っこ |
出張ってくからス まんつ こまけラッキョハいっぺ出ぎですまんのス : 遠野の方言 |
(遠野では ラッキョウを作っている畑は見た事が無く ラッキョウは鳥取や九州でしか |
作れないと思っていましたが ここ千葉でも出来たんです。それでも 砂地の様な所が一番 |
いいそうですが 黒土の肥料が沢山ある畑ですと 一個の種から20~25個位の玉が |
出てきますので 本当に 細かいラッキョウが沢山出来てしまうんです : 標準語) |
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砂地と違い黒土では小さいラッキョウが沢山取れます これを洗って塩漬けに・・・(全部で8kg位かな) |
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6月20日(水) 日本勝ったなっス。南米のチームさば ながなが勝でねがったずが えがったでば |
: 遠野の方言 |
(日本勝ちましたね。南米のチームには なかなか勝てなかったそうですが 良かったです |
:標準語) |
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遠野がらも プロのサッカー選手ハいっぺ出でんだでば。GKの菊池直喜だの菊池って苗字の選手ハ |
5人も出でんのす。菊池以外ハ照井っつう選手で 全部で6人も居んのス : 遠野の方言 |
(遠野からも プロのサッカー選手が沢山出ているんです。GKの菊池直喜や菊池と云う苗字の選手が |
5人も出ているんです。菊池の他は照井と云う選手で 全部で6人も出ているんです : 標準語) |
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夕べのコロンビア戦 |
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6月19日(火) しさし振りサなづがす「薄皮饅頭」売ってだっけがら 買ってきたでば : 遠野の方言 |
(久しぶりに懐かしい「薄皮饅頭}を売っていましたので 買ってきました : 標準語) |
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温泉饅頭みでな饅頭ハ どごサでもあっともス ふぐすまの柏屋の「薄皮饅頭」ハ 最高で |
ねすか? 車だの電車でふぐすま通ったどぎハ 必ず買ってきて 食ったもんだっけもな : 遠野の方言 |
(温泉饅頭の様な饅頭は 何処にでもありますが 福島の柏屋の「薄皮饅頭」は 最高じゃ |
ないでしょうか? 車や電車で福島を通った時は 必ず買ってきて 食べたものです : 標準語) |
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久し振りに近くのスーパーで売っていました |
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6月18日(月) 大阪で震度6弱とのこと、大変な被害で亡くなった方もいるとのことです。 |
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東ほぐがら熊もどサ行ってがら 今度ハ大さがだどス。なんぼ地震こぐだたて多すぎねすか? |
我 住んでっとごサも あすた来っかもしぇんねス いっつも準備すてこごろ掛けでねば |
なんねなっス : 遠野の方言 |
(東北から熊本に行って 今度は大阪とのこと。いくら地震国といっても多すぎませんか? |
自分が 住んで居る所にも 明日来るかもしれませんし いつも準備して心掛けていなければ |
なりませんね : 標準語) |
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今日のテレビでの報道 |
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6月17日(日) ラッキョウの収穫 : 掘り上げるのは簡単ですが、一個々々茎と根を取るのが大変です。 |
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ラッキョウこしぇんのハ こどすで二年目なのス。育でがだもうまぐなってス 採れる量も |
ぜぇ分増えだみでだでば。最後サ漬物サする迄の段取りハ てぇ変なんだでば : 遠野の方言 |
(ラッキョウを作るのは 今年で二年目なんです。育て方も上手になって 採れる量も |
随分増えた様です。最後に漬物にする迄の段取りが 大変なんです : 標準語) |
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ラッキョウをスコップで掘り上げる 掘ったラッキョウをその場で茎と根を切り取る |
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6月15日(金) 雨っこ降んね日狙ってス はだげのすごどハ 大急ぎでやんねばねぇのス : 遠野の方言 |
(雨の降らない日を狙って 畑の作業を 大急ぎでやらなければなりません : 標準語) |
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はだげの物ハ 正じぎでス 手間掛げれば それだげちゃんとおがってけるし 手間掛げねば |
すぐ わがねぐなってすまんのス。んだがら ゴマさば布っこ掛げだり 網っこ掛げだりすてス |
オクラだば ベランダで苗ハおがらせだりすてんのス : 遠野の方言 |
(畑の物は 正直で 手間を掛ければ それだけしっかりと成長してくれるし 手間を掛けなければ |
すぐ 駄目になってしまうんです。 ですから ゴマには布を掛けたり 網を掛けたりして |
オクラなら ベランダで苗を育てたりしているんです : 標準語) |
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遠野の方言の解説 1) 「おがって」は「成長して」 「おがらせる」は「成長させる・育てる」を意味します。 |
2) また、「わがねぐなる」は「駄目になる」を云います。ちなみに「わがね」は「駄目」を云います。 |
3) 「網っこ掛げだりすてス」の「ス」は 「(~しているんですが)だから」と次の文章を強調する意味を持っています。 |
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6月4日に種を蒔き 布で風雨を保護 昨日はこんなに芽がでており 布を剥がし兎除けの網を被せました |
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マンションのベランダで苗を育て 昨日畑に植え付けました (畑の直植えでは 発芽率が悪くなかなか芽が出ないため)) |
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6月14日(木) 今日 「雨降り花っこ」 咲いでだっけよ。遠野ハこれがらだべな : 遠野の方言 |
今日 「ホタルブクロ」 が咲いていましたよ。遠野はこれからでしょうね : 標準語】 |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「ホタルブクロ」のことを「雨降り花っこ」と云います。雨の多い季節に咲くので納得ですね。 |
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この花っこ見っと あの雨上がりの九重沢の方の土でっこサ咲いでだの 思い出すのス。 |
白いのど むらさぎ色の雨降り花っこハ 所々サ咲いでで まんつ目立ってっけよ : 遠野の方言 |
(この花を見ると あの雨上がりの九重沢の方の土手に咲いていたのを 思い出します。 |
白いのと 紫色のホタルブクロが 所々に咲いていて 本当に目立っていました : 標準語) |
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田んぼの畔道の脇の竹林の端に咲いていました (今日PM3時頃撮影) |
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6月13日(水) ちょっとぎま晴れだみでだがら 沼の方サ散歩サ行ってみだのス : 遠野の方言 |
(一寸の間晴れた様ですので 沼の方へ散歩に行ってみました : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野で云う 「ちょっとぎま」は 「ほんの一寸の間」とか「何かしている一寸の合間」などを意味します。 |
また 「ひたづぁ」は「人達が」を云います。ちなみに「ひたづ」は「人」の複数形で「人達」を云い |
「ぁ」は 助詞の省略形で「~が」を意味します。 (下の文章) |
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この沼の周りさば 15キロのサイクリングロードあってス 休みサなっと自転車のひたづぁ |
いっぺはしぇってで 「まんつ 気もづぁえがんべなー」ど思ってス : 遠野の方言 |
(この沼の周りには 15kmのサイクリングロードがあって 休みになると自転車に乗った人達が |
大勢走っていて 「本当に 気持がいいんだろうなー」と思っているんです : 標準語) |
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梅雨の晴れ間の印旛沼 ガマの穂も太さ約1.5cm位になっています(黄色い棒の様な物がガマの穂です) |
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6月12日(火) 洗濯機ハむがすのもんで 乾燥出ぎねもんだがらス 部屋のながで干すべっと |
乾燥機ハ買ってきたでば。今日もかづ躍すてだよ : 遠野の方言 |
(洗濯機は昔の物で 乾燥が出来ないものですから 部屋の中で干そうと |
乾燥機を買って来ました。今日も活躍してましたよ : 標準語) |
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コインランドリーサ行ぐったって てぇ変だス 乾燥機つぎの洗濯機ハ 高げべし |
ほでハ 乾燥機だば安すす としょりでもらぐに出ぎっぺがらど思って・・ : 遠野の方言 |
(コインランドリーに行くといっても 大変ですし 乾燥機付きの洗濯機は 高いでしょうし |
それでは 乾燥機なら安いし 年寄りでも簡単に出来るだろうからと思いまして・・ : 標準語) |
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購入した乾燥機 |
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6月11日(月) まんつ 「やばつ」季せづサなってス やんたぐなるでば : 遠野の方言 |
(本当に 「うっとうしい」季節になって 嫌になりますね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「うっとうしい」ことを「やばつ」と云います。また 見た目「汚くさい男」を「やばつ奴(やづ)」等とも |
いいます。 また「嫌になる」ことを 「やんたぐなる」と云い 「ハアー いやだ いやだ」は「ハー やんた やんた」などと云います。 |
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朝間がら雨っこ降ってるス 蒸すあづくて 洗たぐ物も乾がねス なんとがなんねべがど思ってス。 |
遠野でハ こんたな季せづサなっと 山の方サ 「雨降り花っこ」咲いでくっけよ : 遠野の方言 |
(朝から雨が降っているし 蒸し暑くて 洗濯物も乾かないし どうにかならないかと思ってね・・・。 |
遠野では こんな季節になると 山の方に 「ホタルブクロ」が咲いてくるんですよ : 標準語) |
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梅雨で霞むビル (約3km位先のビルです) [洗濯物が乾かないため、仕方なく乾燥機を買ってきました] |
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6月10日(日) 遠野の方言「にんにく」の発音は? : 「[に+ぬ] ん [に+ぬ] ぐ ≒ 👂「ぬんぬぐ」 |
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※ 「に」の発音は 「に」と「ぬ」の中間で [に+ぬ]÷2。 初めて聞く人には 👂「ぬ」 と聞こえるかもしれません。 |
参考 : 遠野の発音でもっと難しいと思われるのは 「き」 の発音です。 「ち」の発音方法で 「き」 と発声 |
するのですが、実際に地元の人の発音を聞かないと理解できないと思います。柿、着物などの「き」の発音です。 |
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きんの 雨っこ降る前サ 👂「ぬんぬぐ」掘り上げできたのス。ぺっこずづ束サすてがら |
小屋の天井サぶら下げできたのス。来年の種っこのごすて いず年分ハあっぺな : 遠野の方言 |
(昨日 雨が降る前に 「にんにく」を掘り上げてきました。少しずつ束にしてから |
小屋の天井にぶら下げてきました。来年の種を残して 一年分はあるでしょう : 標準語) |
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掘りあげた👂「ぬんぬぐ」 束にして吊り下げ乾燥(テント小屋) |
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6月8日(金) 最近ス ツバメもスズメも減ってきてるずもな。大ずにすんねば居ねぐなってすまっつお |
: 遠野の方言 |
(最近 ツバメもスズメも減ってきているそうです。大事にしないと居なくなってしまいますよ |
: 標準語) |
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2週間前見だどぎハ まだ親卵抱いでだっけが きんのおぐられできた写真さば |
子っこハ4匹生まれで おっきぐなってだっけよ。まんつ めげもんだなっス : 遠野の方言 |
(2週間前に見た時には まだ親が卵を抱いていましたが 昨日送られてきた写真には |
子供が4匹生まれて 大きくなっていました。本当に 可愛いものですね : 標準語) |
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巣が一杯で入れない親は特設止まり木で休憩中 巣には4匹の雛で一杯 |
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昨年は不運にもカラスに狙われ 雛をさらわれてしまったとのことで 今年はどうやら大丈夫そうです |
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6月7日(木) 4年目の畑の作業小屋も雨漏りが・・ : 雨の合間に屋根(ブルーシート)の張り替え作業です。 |
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4年目サなった 小屋の屋根がら雨っこハ漏る様サなってすまってス 雨降っとながの藁も水浸すス。 |
あだらすシートハ買ってきて 今日張り替(が)えだのス。 |
これで藁も これがら掘るジャガイモも 濡れねで置がれるでば : 遠野の方言 |
4年目になった 小屋の屋根から雨が漏る様になってしまって 雨が降ると中の藁も水浸しなんです。 |
新しいシートを買ってきて 今日張り替えました。 |
これで藁も これから掘るジャガイモも 濡れないで置けます : 標準語) |
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3年前のブルーシートを剥がす 新しいブルーシートに張り替え (台風対策で両側を抜いています) |
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(小屋の大きさは 幅4m×奥行5.5m×高さ2.5m) |
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6月6日(水) サバ好ぎなんだでば : サバ棒、しめサバ、サバのにぎり、サバの味噌煮、塩焼き等なんでも・・・。 |
今日は、衝動的に「サバの味噌煮」を作ることにしました。 |
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スーパーサ行ったっけ 銚子がら来たばりのサバ安ぐ売ってだっけがら 今日ハサバの味噌煮ハ |
こしぇっぺど思って買ってきたのス。いっつもハ料理の本こ見でやってだっけが |
今日ハ WEBのレシビでこしぇでみだっけ まんつ うんめサバ味噌でぎだでば : 遠野の方言 |
(スーパーに行ったら 銚子から届いたばかりのサバが安く売っていましたので 今日はサバの味噌煮を |
作ろうと思って買ってきました。いつもは料理本を見てやっていたんですが |
今日は WEBのレシビで作ってみたら 本当に 美味しいサバの味噌煮ができました : 標準語) |
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裁き済サバ 約20cm一匹分(半身2枚)購入 サバの味噌煮完成(酒、ミリン、味噌、砂糖、生姜等で調理) |
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※ 以前 しめサバにあたってしまい 39℃の高熱が出て病院にお世話になりました、「サバの生きぐされ」と云う位で |
新鮮さが絶対条件の様です。
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6月5日(火) このどご 忙がすくて身体ハゆるぐねのす。ほでも今日ハゴマ蒔いできたのス : 遠野の方言 |
このところ 忙しくて身体が悲鳴を上げています。でも今日はゴマを蒔いてきました : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野で云う「ゆるぐね」は「大変」とか「(身体が)大変・悲鳴をあげる」を意味します。 |
また「いいずがら」は「良いそうなので」を意味します。(下の文章) |
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ゴマハ身体さいいずがらス 朝間ど晩げのご飯のどぎに 必ず食うごどサすてんのス。 |
きょねん試すサ はだげサゴマこしぇでみだっけ うまぐいったがらス |
味っこ占めてこどすも蒔ぐごどサすたのス : 遠野の方言 |
(ゴマは身体に良いそうなので 朝と夕のご飯の時に 必ず食べることにしています。 |
昨年試しに 畑にゴマを作ってみたら うまくいったもので |
味を占めて今年も蒔くことにしました : 標準語) |
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長さ14mの畝に金ゴマと黒ゴマ1畝ずつ(布掛け) 朝食と夕食に黒ゴマと金ゴマを炒ったものを30粒位ずつ・・ |
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6月4日(月) ほれ! ソラマメいっぺ成ったでば。なんたな食いがだいづ番うめべがな? : 遠野の方言 |
(ほら! ソラマメが沢山成りましたよ。どんな食べ方が一番美味しいでしょうかね? : 標準語) |
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むがす遠野でハ ソラマメ食ったごだ無(ね)がったでば。ソラマメハこしぇんのに冬越さねばねぇがらス |
ゆぎっこいっぺ降る遠野みでなどごでハ 無理なんででねべがな。今はなんたす? : 遠野の方言 |
(昔遠野では ソラマメを食べたことが無かったです。ソラマメを作るには冬を越さなければならないので |
雪が沢山降る遠野の様な所では 無理ではないでしょうかね。今はどうでしょうか? : 標準語) |
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ソラマメの収穫時期です 一寸固いマメもありそう 塩茹で 甘辛煮 |
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6月3日(日) 菖蒲いっぺ咲いでだっけよ、早ぐ見サ行がねば 見れねぐなってすまっつぉ : 遠野の方言 |
(菖蒲が沢山咲いていましたよ、早く見に行かないと 見れなくなってしまいますよ : 標準語) |
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まんつとも 菖蒲にハこんたに種類ハあんだもな。おべぎんねぐれだどもス |
皆 「我 うづぐすべ」って ずまんすてるみでだども まんつ みな うづぐすでば : 遠野の方言 |
(本当にまあ 菖蒲にはこんなに種類があるんですね。覚えきれないくらい位ですが |
皆 「私 綺麗でしょう」って 自慢しているみたいですが 本当に みんな 綺麗なんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「覚える」ことを「おべる」と云います。ここでは「覚えきれない」は「おべぎんね」と表現しています。 |
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佐倉市城址公園 菖蒲園 |
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菖蒲には1種類ずつ表札が付いています(この菖蒲園には この3~4倍位の種類があるのではないかと思います) |
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6月2日(土) 今日ハ「八代亜紀」のコンサートサ行って来たでば : 遠野の方言 |
(今日は「八代亜紀」のコンサートに行って来ました : 標準語) |
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今日ハ ケーブルテレビのコンサートの招待券ハクジで当だって 「八代亜紀」のうだっこ |
聞いで来たよ。歌謡曲だげで無(ね)ぐ ジャズもいっぺうだってけで まんつ えがったでば。 |
「八代亜紀」のうだっこハ大好ぎでス 今も40年前サ買ったレコード聞いでんのス : 遠野の方言 |
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(今日は ケーブルテレビのコンサートの招待券が抽選で当たって 「八代亜紀」の歌を |
聞いてきました。歌謡曲だけで無く ジャズも沢山歌ってくれて 本当に 良かったです。 |
「八代亜紀」の歌が大好きで 今も40年前に購入したレコードを聞いているんです : 標準語) |
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今も聞いている約40年前に買った「八代亜紀」のレコード 今日の「八代亜紀」コンサートの入場券 |
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6月1日(金) 真竹のタケノコが採れ始めました : 去年より2週間位早い様です。 |
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真だげのタゲノゴハ 孟宗のタゲノゴよりか えんがらっぺのハすぐねのス。 |
んだがら 茹でねくて料理すても大丈夫だって云うしとも居るどもス いっぺ採ってきて |
保存すて置ぐにハ 茹ででがら冷蔵庫サえれでおいだ方 いいみでだっけよ : 遠野の方言 |
(真竹のタケノコは 孟宗のタケノコよりも えぐみが少ないんです。 |
ですから 茹でなくて料理をしても大丈夫だって云う人も居ますが 沢山採ってきてがら |
保存して置くのには 茹でてから冷蔵庫に入れておいた方が良いみたいですよ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「えぐい」ことを「えんがらっぺ」と云います。 |
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真竹のタケノコ 輪切りにすると綺麗なウ節が・・ 熱湯で茹でる フライパンで炒めてメンマを・・ |
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長さ約60cm |
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5月31日(木) 「栗」の花や「ヤマボウシ」の花が咲いています : 今年は暖かいせいか開花が早い様です。 |
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なづサなってくっと 山だの野っぱらサ咲ぐ花っこも すぐねぐなってくっとも |
今の時期にハ 遠ぐですか見れねよんた「栗」の花っこだの |
珍らす「ヤマボウシ」の花っこ咲いでってば : 遠野の方言 |
(夏になってきると 山や野原に咲く花も 少なくなってきますが |
今の時期は 遠くでしか見れないような「栗」の花や |
珍しい「ヤマボウシ」の花が咲いています : 標準語) |
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「栗」の花 「ベニバナ ヤマボウシ」の花 |
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5月30日(水) あまり聞く機会のない「詩吟」ですが、たまには良いものですね : お年寄りの皆さんが頑張っていました。 |
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吉田松陰だの西郷隆盛なんかの明治維新サかがわったひたづがこしぇだ詩サ 節つけで吟じでス |
その頃の 国ハ良ぐすっぺど 死ぬかぐ悟でかづ躍すた様子ハ感じるごどでぎだでば : 遠野の方言 |
(吉田松陰や西郷隆盛等の明治維新に関わった人達が作った詩に 節をつけて吟じて |
その頃の 国を良くしようと 死ぬ覚悟で活躍した様子を感じる事ができました : 標準語) |
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詩吟発表会 会主と尺八の見事なコラボ 年齢を感じさせない詩を吟じていました |
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5月29日(火) フランス・アールデコ様式の旧学習院大学寮 : 素晴らしい会場で 前会社OB会開催。 |
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すんばらすどごで会社のOB会ハ やってきたでば。高級な場所でうんめ料理ハ食いながら |
さげっこ飲むのも いいもんだども もさげねども 酔(よ)はらってくっと |
何ごで飲んでっかも 分がねぐなってくっけもや : 遠野の方言 |
(素晴らしい処で会社のOB会を やってきました。高級な場所で美味しい料理を食べながら |
お酒を飲むのも 良いものですが 申し訳ないんですが 酔っぱらってくると |
何処で飲んでいるかも 分からなくなってくるんですよね : 標準語) |
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アールデコ様式の旧学習院大学寮 |
正面玄関 食堂(OB会会場) 会議室(今回控室として使用) 階段 |
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5月28日(月) むかしの遠野の小学校の運動会を思い出しました : 小学生の孫の運動会を見て・・・。 |
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まんつ 暑(あ)づぐれのいい天気デス わらしゃどもいいどご見せんべっと一生懸命頑張ってだっけよ。 |
遠野小学っこでハス 「♪運動会だ さあ駆けようー^^♪・・」って 応援歌うだったり はしぇったりすたの |
思い出すでば。 こんたな行ずハ70年経っても覚(おべ)でっから 大事なもんだなっス : 遠野の方言 |
(本当に 暑い位の良い天気で 子供達もいいところを見せようと一生懸命頑張っていました。 |
遠野小学校では 「♪運動会だ さあ駆けようー^^♪・・」って 応援歌を歌ったり 走ったりしたのを |
思い出します。 こういう行事は70年経っても覚えていますので 大事なものですね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「子供達」のことを「わらしゃど」とか「わらすんど」等と表現します。 |
ちなみに「子供」のことは「わらす」とか「わらし」等と云います。 |
また「~くらい」は「~ぐれ」、「~しょうと」は~「~すんべっと」、「走る」は「はしぇる」と云います。 |
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運動会日和に恵まれた会場 一年生の玉入れ 精一杯花笠音頭を踊る |
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5月27日(日) ディサービスのお年寄りの皆さんに喜んで頂きました |
: 私達ボランティアも楽しませていただきました。 |
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きんののボランティアの目てぎハス 72歳のおんばさんの誕生会だったども ボランティアのおらだづより |
若げひたづもいっぺ居るよんたったのス。 色々ど身体の事情ハあってこごさ来てんだべども |
ぺっこでも気付けだり 頑張って健康管理すて 介護度貰上がんね様に心がけねば |
なんねなど思わされだ日だったでば : 遠野の方言 |
(昨日のボランティアの目的は 72歳の御婆ちゃんの誕生会だったんですが ボランティアの私達より |
若い方達もたくさん居る様でした。 色々と身体の事情があってここに来ているとは思いますが |
少しでも気を付けたり 頑張って健康管理をして 介護度が上がらない様に心掛けないと |
いけないなと思わされた日でした : 標準語) |
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昨日のディサービスに参加のお年寄りの皆さん 舞踊「人生劇場」 舞踊「矢切の渡し」 |
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5月25日(金) 明日は老人施設のボランティアに参加 : 今 準備におおわらわです。 |
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あすたのボランティアハ うだだの踊りだののバライティー演芸40分やんのス |
同ず出す物いっぺやるより 色々まじぇだ方 としょりの皆にハ 喜ごばれんのす : 遠野の方言 |
(明日のボランティアは 唄や踊りなどの バラエティー演芸を40分やるんです |
同じ出し物を沢山やるより 色々混じった方が お年寄りの皆さんには 喜ばれます : 標準語) |
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舞踊 「人生劇場」一曲分の衣装等の準備です (東京・千葉等の舞台で使用していたもの) |
舞台用かつら(イナセ) 舞台衣装(着物と帯) ・ 小道具(手ぬぐい・短刀・傘) |
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5月24日(木) 遠野の方言 「可愛い」 の表現 : 同じ「可愛い」でも何種類かの言葉があります。 |
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「可愛い」 の遠野の言葉 |
使 用 例 |
「めげぇ」 親しみを込めて まんつ「めげぇ」ぼっこだごど 本当に「可愛い」赤ちゃんですね |
「めごい」 普通に・広い対象に あそごの秋田犬ハ「めご」がっけよ あそこの秋田犬は「可愛い」よ |
「めんげ」 お年寄り等が心を込めて いやぁまんつ「めんげ」お孫さんだなっス |
いやぁ本当に「可愛い」お孫さんですね |
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※ 遠野の方言の解説 昨日の日記帳で使った「可愛さ(めごさ)」は「めごい」を比較言葉にしたものです。 |
でも「めげぇ」の比較言葉はありません。(「めげぇさ」という言葉は無いんです)「めんげ」も同じです。 |
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5月23日(水) マンションのベランダでおがったトマトどナスハス 今日はだげサ植えできたでば : 遠野の方言 |
(マンションのベランダで大きく育てたトマトとナスを 今日畑に植えてきました : 標準語) |
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同ずトマトでも 苗で買って成ったのど 種がらおがらせだのどでハ 味わいハ違うもんだっけもや。 |
やっぱし苦労すておがらすた方ハ 「めごさ」がつがんのス。早ぐでっかぐなればいいがな |
: 遠野の方言 |
(同じトマトでも 苗で買って成ったのと 種から育てたのとでは 味わいがちがうんですよね。 |
やっぱり苦労して育てた方は 「可愛さ」が違うんです。早く大きくなれば良いのですが・・ |
: 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野の方言で「おがる」は「育つ・大きくなる」を云います。「おがらせる」は「大きく育てる」 |
また、「めごさ」は「可愛さ」を云い、「めごい」は「可愛い」を意味します」 |
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種からベランダで育てたトマトは25cm、ナスは15cmほどに成長したので、今日畑に移植 |
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4月29日の状況 |
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5月22日(火) |
目の前に出されたら 気が付がないで 口に入れてしまいそうな出来栄え : 河童橋の食品サンプル店 |
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実際に目で見だっけ まんつ たまげっつお。 外国人ハ 日本のしょぐ堂サ行って 見本見で食いもの |
頼むど 見本どそっくり同ずもの出はって来て たまげるずが この店の見本見で分がったでば。 |
これのもどハみんな蝋だずが 日本人でねぇば こんたな物こしぇらんねんだな : 遠野の方言 |
(実際に目で見たら 本当に びっくりしますよ。 外国人は 日本の食堂に行って 見本を見て食べ物を |
頼むと 見本とそっくり同じ物が出て来て びっくりするそうですが この店の見本を見て分かりました。 |
これの原料はみな蝋だそうですが 日本人でないと この様なものは作れないんですね : 標準語) |
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食品サンプル商品店舗 お寿司 ソフトクリーム |
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魚(アジの生と焼き魚) 蕎麦と冷やし中華 ラーメン等 |
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5月21日(月) 河童ばす商店街ハ 外人で溢れでだっけよ : 遠野の方言 |
(河童橋商店街は 外人で溢れていましたよ : 標準語) |
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とぐに 刃物屋さば店のながハ 押すな押すなの外国人で買い物もでぎねぐれいっぺ居ででス |
ニッポンの品物ハ どごの国の物よりいいっつのハ 証明されでる感じすたでば : 遠野の方言 |
(特に 刃物屋さんの店の中は 押すな押すなの外国人で買い物が出来ない位大勢居て |
日本の品物は どこの国の物より良いというのが 証明されている感じがしました : 標準語 |
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商売繁盛祈願のカッパの像 大釜を珍しく見て通る外国人 刃物屋さんの店の中の状況 |
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5月20日(日) 浅草のみごしハ 見できたでば。浅草中みごしだらけス : 遠野の方言 |
(浅草のお神輿を 見てきました。浅草中お神輿だらけなんです : 標準語) |
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三社まづりっつうのハ 東京の三大まづりだづども それだげのごどハあるなど思って見できたでば。 |
おどごもおなごも わらすんども まづりサ熱中すてで おどなだづハ 周りのごどハ気にすんねぐれ |
集中すてっけもな。 ほでも わらすんどのハッピすがだハ まんつ めげもんだっけよ : 遠野の方言 |
(三社祭りと云うのは 東京の三大祭りだそうですが それだけのことはあるなと思って見てきました。 |
男性も女性も 子供達も お祭りに熱中していて 大人達は 周りのことを気にしないくらい |
集中しているんです。でも 子供達のハッピ姿は 本当に 可愛いものですね : 標準語) |
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仲見世通りを行く御神輿 |
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町に繰り出す神輿 女性達も生き生きと・・・ 男は寡黙に・・・ |
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子供達のハッピ姿が可愛いですね 着物姿の観光客 |
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5月19日(土) |
今日ハこれがら浅草の三社まづり見で来んべがど思ってんのス。 |
去年ハ 金曜日に行ったっけ 肝心のみごす見れねがったのス。まいとすみごすハ |
土曜日がらって決まってるみででス。天気も持でばいんだども : 遠野の方言 |
(今日はこれから浅草の三社祭を見て来ようかと思っているんです。 |
去年は金曜日に行ったものですから 肝心の御神輿を見れなかったんです。毎年御神輿は |
土曜日からと決まっているみたいです。お天気も持てばいいんですが : 標準語) |
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昨年の三社祭 金曜日の行事 |
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5月18日(金) なんとすた わげしとさぎサ死(す)んでぐのハ せづねごどだすな : 遠野の方言 |
(本当に 若い人が先に亡くなっていくのは 切ないことですね : 標準語) |
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テレビでうだっこうだったり ドラマサ出だりすてス 皆ハ喜(よろ)ごばせでだ人気者だったっけども |
そんたなしとがら さぎサ死(す)んでがら おらみでな としょりハ生ぎででス |
申(も)さげね感ずもすっとも なんつったって身体ハいづ番だすな : 遠野の方言 |
(テレビで歌を歌ったり ドラマに出たりして 皆を喜ばせていた人気者だったんですが |
その様な人から 先に亡くなって 私の様な 年寄りが生きていて |
申し訳ない感じもしますが なんと云っても身体が一番ですね : 標準語) |
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5月17日(木) わらすの頃 田んぼの畔なんかさもいっぺあってス よぐその花っこで遊んでだっけども |
名前なんかハ すらねがったっけもな : 遠野の方言 |
(子供の頃 田んぼの畔なんかにも沢山あって よくその花で遊んでいたんですが |
名前なんかは 知らなかったんですよね : 標準語) |
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白い花っこハ いっぺあづめで 花っこの冠こしぇで おなごわらすのあだまサ乗せで |
おもしぇがってす あげ花の方ハ 花びらは抜いで あめ汁くずですすってだっけよ : 遠野の方言 |
(白い花は 沢山集めて 花の冠を作って 女の子の頭に乗せて |
面白がっていて 赤い花の方ハ 花びらを抜いて 甘い汁を口で吸っていました : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「作る」ことを「こしぇる」と云います。また「おなごわらす」は「女の子供」「女の子」を云います。 |
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シロツメクサ (沢山集めて冠作りを・・) アカツメクサ (花びらを抜いて甘い汁を吸っていました) |
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5月16日(水) なづハ来てすまったよんたでば。今日ハ29度もあっとス : 遠野の方言 |
(夏が来てしまったようです。今日は29℃もあるそうです : 標準語) |
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山ハ青々どすて 桑の実っこも成ってるっけス 鵜ハ羽根っこ広げですずんででス |
散歩すてでも でんびがら汗っこ流れできて なづハ来たがど思うぐれのあづさス : 遠野の方言 |
(山は青々として 桑の実も成っていますし 鵜は羽根を広げて涼んでいて |
散歩をしていても 額から汗が流れてきて 夏が来たかと思う位の暑さなんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「額・ひたい」のことを「でんび」と云います。 |
ちなみに「ほっぺた」は「ほったぶ」 「まゆげ」は「このげ」 「目」は「まなご」と云います。 |
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昨日の昼散歩の風景 |
「モミジ」も青々と・・ 「ヤマクワ」の実 水辺の「カキツバタ」 |
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羽根を乾かす「カワウ」 田んぼで餌をあさる「カモ」 空には「トビ」が・・・ |
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5月14日(月) キヌサヤ、スナップ、ソラマメが収穫時期を迎えています : まんつおもしぇ(楽しい)でば。 |
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ニドマメハ味噌汁サ入れで食うど まづ うめがっけス スナップハ茹ででがらマヨネーズで |
食うど つまみさもなるっけし 重宝すんのス。ソラマメハもう一寸で食(か)れる様になっともス |
どれもこれも 立派におがってけで 「はだげやってで えがったな」ど思うでば : 遠野の方言 |
(サヤエンドウは味噌汁に入れて食べると 本当に 美味しいし スナップエンドウは茹でてマヨネーズで |
食べると つまみにもなりますし 重宝するんです。ソラマメはもう少しで食べられる様になりますが |
どれもこれも 立派に育ってくれて 「畑をやっていて 良かったな」と思います : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「キヌサヤエンドウ」を遠野では「ニドマメ」と云います。また「おがる」は「育つ」「大きくなる」ことを意味します。 |
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キヌサヤエンドウ(ニドマメ・二度豆) スナップエンドウ ソラマメ(このサヤが重くなり下を向いたら収穫) |
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5月13日(日) 雨っこ降ったあどにス急にあづぐなっと 一揆に雑草ハおがってくんのス : 遠野の方言 |
(雨が降った後に急に暑くなると 一揆に雑草が育って来るんですよ : 標準語) |
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はだげだげで無(ね)くて はだげの周りの草がりもやんねばス はだげさもえぐねがらス |
草がり機で頑張って草がりやったのス。うづぐすぐなったべ? : 遠野の方言 |
(畑だけで無く 畑の周りの草刈りもしないと 畑にも良くないですから |
草刈機で頑張って草刈りをやりました。綺麗になったでしょう? : 標準語) |
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雑草(ヒメジョオン)がびっしり ビフォー & アフター チップソウを使ってこんなに綺麗に・・ |
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5月12日(土) 遠野で食ったシドゲうめがったな。まだいづが食ってみでもんだな : 遠野の方言 |
(遠野で食べたシドケは美味しかったな。またいつか食べてみたいものです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 通常遠野では「し」は「す」と」発音し、「シドケ」は「スドゲ」と発音する筈ですが 「シドケ」だけは そのまま |
「シドゲ」と発音していた記憶がありますが、気のせいだったのかな? |
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シドゲハ食うだげで 山で採ったごだ無(ね)んだどもス 今頃サなっとまづの八百屋で売ってんのス。 |
10本ぐれずづ藁でゆっつげで束サすて売ってっけども 高(た)げくてながなが買えねがっけよ。 |
ほでも いづ年に一回ぐれハ食いたくて 買ってきて食ったもんだのス : 遠野の方言 |
(シドケは食べるだけで 山で採った事は無いんですが 今頃になると町の八百屋で売っているんです。 |
10本位ずつ藁で縛って束にして売っているんですが 高くてなかなか買えなかったんですよ。 |
それでも 一年に一回位は食べたくて 買ってきて食べたものです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「縛る」ことを遠野では「ゆっつける」と云います。 |
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シドケは山菜で ポキッ!と折ると白い液が出てきます 茹でて食べると山菜独特の美味しい味がします |
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5月11日(金) 子育て中の事故? : 鳥の巣から謝って落ちたか、兄弟などに押し出されたのか? |
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林のながだの畔みぢ走って来たトラックの荷台サ 鳥の子っこハ乗さってだどス。 |
スズメよりでっけ鳥っこの子っこだべが なんの鳥の子っこだが分がんねどもス |
早ぐ親のどごサ帰(け)んねば 死ぬすかねんだもな。 |
この子っこハ運が無(ね)がったんだべな。可哀想だども何たにもなんねでば : 遠野の方言 |
(林の中や畔道を走って来たトラックの荷台に 鳥の雛が乗っていたそうです。 |
スズメより大きい鳥の雛でしょうが なんの鳥の子供か分かりませんが |
早く親の所へ帰らないと 死んでしまうしかないんですよね。 |
この子は運が無かったんですね。可哀想ですがどうにもなりません : 標準語) |
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巣から落ちた鳥の雛 くちばしがまだ黄色く親から餌を貰っていたのでしょう この森のどこかに巣が・・ |
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5月10日(木) 夕方 滅多に出会えない様な景色が・・ : 晴れて気温が急に上がったせいか田んぼの畔から水蒸気が・・・。 |
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午前中ハ雨っこ降ってで まんつ さぶがったっけが 午後サなってがら晴れで急にぬぐぐなったっけ |
田んぼのあっつこっつがら湯気っこ上がってス 温泉湧いだがど思うぐれだったっけよ : 遠野の方言 |
(午前中は雨が降っていて 本当に 寒かったんですが 午後になってから晴れて急に暖かくなったので |
田んぼのあちこちから湯気が上がってきて 温泉が湧いたかと思うくらいでしたよ : 標準語) |
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雨上がりの里山(田んぼ)の景色 (佐倉市宮本 今日の午後4時50分撮影) |
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5月8日(火) 蛇イヂゴって 食(く)ったごどあるすか? : 遠野の方言 |
(蛇イチゴって 食べたことがありますか? : 標準語) |
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遠野サ居だ頃、わらすの頃だどもス 野っ原サ有るもんだの いげがぎサ成ってる実っこだのって |
度ぎょうだめすみでな感じで 「ほれ! 食ってみろ」って食(か)れそうも無(ね)えものハ食って |
ず慢すたもんだっけども その代表が「蛇イヂゴ」でス |
食ってみだっけども 味っこもなんにも無(ね)がったっけよ : 遠野の方言 |
(遠野に居た頃、子供の頃なんですが 野原に有るものや 生垣に成っている実などを |
度胸試しみたいな感じで 「それ! 食べてみろ」と云って 食べられそうも無いものを食べて |
自慢をしたものでしたが その代表が「蛇イチゴ」で |
食べてみたんですが 味も何も無かったんですよ : 標準語) |
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今 野原や田んぼの畔には この「蛇イチゴ」が沢山成っています |
(毒は無く 美味しい味はしませんが 試してみては如何ですか?) |
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5月7日(月) メダガハ卵産(な)すて 子っこも生まれだでば。こどすハ何びぎぐれサなっぺ? : 遠野の方言 |
(メダカが卵を産んで 子供も生まれました。 今年は何匹くらいになるかな? : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 1、遠野では「(子供を)産む」 「(卵を)産む」ことを「(~を)なす」と云います。 |
2、「(子供や植物や動物等を)大きく育てる」「成長させる」ことを「おがらす」 |
また、「育つ」ことは「おがる」、「育った」ことを「おがった」と云います。(下の文章) |
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マンションのベランダでいっぺおがすてがら はだげのいげサ放すのス。 |
もどもど川がら取ってきたもんだがら 自然の方ハ伸び伸びでぎんでねべがど思ってス : 遠野の方言 |
(マンションのベランダで沢山育ててから 畑の池に放すんです。 |
元々川から取ってきたものですから 自然の方が伸び伸びできるのではないかと思いまして : 標準語) |
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生まれたメダカ(親と別の水槽) 布袋草の根に産んだ卵(直径約1mm) 水温18度以上で産卵 |
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5月6日(日) 遠野でさぐらっこ咲ぎ終わってなんぼが経づど 山さばカダゴハ咲ぎだすのス : 遠野の方言 |
(遠野で桜が咲き終わっていくらか経つと 山にはカタクリが咲きだすんです : 標準語) |
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小どもサ藤澤の瀧っつうどごあんだども その沢登ってぐど たぎハいっぺ出はってくんのス。 |
んでがら はやすのながの足もど見っと むらさぎのめげぇ花っこハとごどごサ咲いでっけが |
これがカダゴス。沢のたぎハ見下ろすながら咲いででス、「ようやぐ遠野の山サ来たな」ど思っけよ |
: 遠野の方言 |
(小友に藤澤の瀧という所があるんですが その沢を登って行くと 滝が沢山出て来るんです。 |
それから 林の中の足元を見ると 紫色の可愛い花がところどころに咲いているんですが |
これがカタクリなんです。滝を見下ろしながら咲いていて、「やっと遠野の山に来たな」と思うんです |
: 標準語) |
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「藤澤の瀧」に咲くカダゴ(カタクリ) 登って行くとこんな滝が沢山出てきます |
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5月5日(祝) 今日ハわらすの日だどもス としょりハホヤ食って一杯やっぺど思ってス : 遠野の方言 |
(今日は子供の日ですが 年寄りはホヤを食べて一杯やろうと思っています : 標準語) |
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遠野でホヤ食ったどぎハ ドンブリサ山盛りこしぇで食ったもんだっけもな。 |
ホヤハ安(やす)がら 貧乏人でも買えだんだっけが |
カゼハ高(た)げくて 食(か)れねがったのス : 遠野の方言 |
(遠野でホヤを食べたときは ドンブリに山盛り作って食べたものでした。 |
ホヤは安いので 貧乏人でも買えたんですが |
ウニは高くて 食べられなかったんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「ウニ」のことを「カゼ」と云います。 |
またアワビの貝に入れて焼き 味が凝縮されたウニは更に高く「焼きカゼ」と云っていました。 |
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今年のホヤハ身が沢山詰まっていて美味しいですよ ホヤの原型撮り忘れたので去年の写真を・・・ |
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5月4日(祝) 今日ハ 田植え助(す)けで来たども とすのせいもあってこえがったでば : 遠野の方言 |
(今日は 田植えを手伝って来ましたが 年のせいもあって疲れてしまいました : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「手伝う」ことを「助(す)ける」と云います。 |
また、「疲れた」ことを「こえ」と云いますが、「怖い」ことも同じく「こえ」と云います。 |
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苗のはごハ トラックサ乗せだり 降ろすて畔サ並べだり 結構重労働などごもあっけもな。 |
ほでも 田植えハ機械でチャカチャカ植えでぐがら 早(は)えぐ出ぎで |
むがすの田植えがらすれば まんつ らぐサなったもんだでば : 遠野の方言 |
(苗の箱を トラックに乗せたり 降ろして畔に並べたり 結構重労働なところもあるんです。 |
それでも 田植えは機械でチャカチャカ植えていくので 早く出来て |
昔の田植えからすれば 本当に 楽になったものですね : 標準語) |
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苗をトラックから降ろし 畔に並べる 田植え機での田植え作業 凄い機能を持つ田植え機 |
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5月3日(祝) 「ん」から始まる遠野の方言 : 「んだな」 「んでね」 「んだず」等 沢山ありますよ。 |
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遠野の方言の例 標準語の訳 |
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「んだな」 は 「そうだな」 |
「んだんだ」 は 「そうなんだ」 「そうだそうだ」 |
「んでね」 は 「そうでは無い」 |
「んだず」 は 「そうだって」 |
「んだったず」 は 「そうだったそう」 (過去形) |
「んだずども」 は 「そうだそうですが」 「それはそうだが」 「ですが」 |
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「んだずもな」 「んでねずもな」 等 「ずもな」が付くと「んだ」や「んでね」等 |
前の言葉を強調する表現となります。 |
使用例 |
きんの山口ハ 土下座すて謝ったどす。 |
んだずどもメンバーハ 何しゃべっていいが分がねがったずもな : 遠野の方言 |
(昨日山口は 土下座して謝ったそうです。 |
ですがメンバーは 何を云っていいか分からなかったそうです : 標準語) |
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5月1日(火) |
今ハ 色々な花っこ咲いでっとも いず番つぐれ目立ってんのハテッセンでねべがな? : 遠野の方言 |
(今は 色々な花が咲いていますが 一番という位目立っているのはテッセンではないでしょうか? : 標準語) |
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テッセンつうのハ 絵っこの題材さもよぐなるっけども まんつ 色々な種類のテッセンあるよんたっけもな |
: 遠野の方言 |
(テッセンというのは 絵の題材にもよくなりますが 本当に 色々な種類のテッセンがある様ですね |
: 標準語) |
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昨日撮影したテッセン 4月18日に紹介したテッセン |
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4月30日(祝) 2年前、増やした「口紅紫蘭」を引越しのため畑に移植し、今年ようやく咲き出ました。 |
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白っぺぇ紫蘭ハ珍らすくてス 前のうずの庭でぜぇ分増やすたのス。マンションサ持って来れねがら |
借りでるはだげサなんぼが移しょぐすたっけ 今 うづぐすぐ咲き出すてんのス : 遠野の方言 |
(白っぽい紫蘭は珍しくて 以前の家の庭に随分増やしたんです。マンションには持って来られないので |
借りている畑に幾らか移植しましたが 今 綺麗に咲き出しているんです : 標準語) |
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白っぽい「口紅紫蘭」 (今日 畑で撮影) 普通の「紫蘭」 (2年前、引っ越し前の家で撮影) |
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4月29日(日) ベランダで3がづサ種っこ植えだっけが なんぼがおっきぐなったがら植えがえス : 遠野の方言 |
(ベランダで3月に種を植えましたが いくらか大きくなったので植え替えです : 標準語) |
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ナスハまだちっちぇがら あどなんぼが経ってがらにすて 今日はトマトだげ植えがえだのス。 |
トマトの苗ハ一本130円ぐれで買えっがら 苦労すて種っこがら育でねくてもいいもんだどもス |
100均でナスどトマトの種っこ2ふぐろ100円で売ってっから 「ほれ!やってみれば」って |
けしかげられでるよんた気がすて 意地でやってみで2年目ス : 遠野の方言 |
(ナスはまだ小さいので 後いくらか経ってからにして 今日はトマトだけ植え替えました。 |
トマトの苗は一本130円位で買えますので 苦労して種から育てなくてもいい様なものですが |
100均でナスとトマトの種が2袋で100円で売っているので 「それ!やってみれば」って |
けしかけられている様な気がして 意地でやってみて2年目になります : 標準語) |
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※ 昨年は 畑で最初に買った苗で育てたナスとトマトの収穫が終わった頃、ベランダで育てた苗を植え、10月末頃まで収穫が出来重宝しました。 |
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3月12日に種を植える 今日(4/29)の状態(トマトとナス) 一鉢に数本を一本づつに植え替え(トマト6鉢に) |
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この苗は6月になってから畑に植え付けます |
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4月28日(土) 「ビッキ」も代かぎの機械サ巻ぎごまれだら てぇ変だど思って必死だでば : 遠野の方言 |
(「カエル」も代搔きの機械に巻き込まれたら 大変だと思って必死なんです : 標準語) |
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ビッキもしょすもなんにも関係無(ね)くて 機械の振動どおどっこでたまげでス りぐサ上がってきたのス。 |
いず難去ったがら 次ハ田植え機サ踏んずげられねぇように 注意すんねばな : 遠野の方言 |
(カエルも恥ずかしいも何も関係無く 機械の振動と音でびっくりして 陸に上がってきたんです。 |
一難去ったから 次は田植え機に踏み潰されないように 注意しなければね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「カエル」のことを「ビッキ」と云います。また「オタマジャクシ」は「ギャラゴ」とも云います。 |
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昨年は半月遅れの5月半ばに見られた行為なのですが 今年は代搔きの今の時期に早まったようです |
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4月27日(金) 都市部でも市街地でも 外国人は「日本の道路は清潔で綺麗」と云うそうです |
: 今は 道路脇の生垣の花も一役買っているのかな? |
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外人云うにハス 「どごさもゴミばご無(ね)ぇのに ゴミハ見当だんねぇス なんたサなってんだ?」って |
日本人のおらだづハ むがすがらゴミハそのあだりサ投げねで うっつぁ持って帰(け)ぇるす |
ポイ捨てなんかすねのハ あだりめだど思ってんだども ほがでハそでねんだづもな : 遠野の方言 |
(外国人が云うには 「何処にもゴミ箱が無いのに ゴミは見当たらないし どうなってんだ?」って |
日本人の私達は 昔からゴミはその辺に捨てないで 家に持ち帰るし |
ポイ捨てなどしないのは 当たり前だと思っていますが 他ではそうではないんだそうですね : 標準語) |
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我が町のメイン道路 昔ながらのつつじが色どりを添えます |
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4月26日(木) 雨が上がって一斉に「代かき」が始まりました : 田植えの前に土を砕き柔らかくしておく作業。 |
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むがすの遠野の代かぎハ 馬っこでまあるい輪っかハグルグル回すて引っ張ってやってだど思ったども |
今ハ機械でやっからぜぇ分らぐサなったんでねべがね? : 遠野の方言 |
(昔の遠野の代かきは 馬で丸い輪っかをグルグル回して引っ張ってやっていたと思いましたが |
今は機械でやるので随分楽になったんではないでしょうか? : 標準語) |
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機械による代かき作業(今の代かきは「荒代(あらじろ)?」と云うそうです) その荒代?が終わった田んぼ |
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4月25日(水) |
ラッキョもニンニグも元気いいでば。ラッキョハエシャーレットで食(か)れんべが? : 遠野の方言 |
(ラッキョウもニンニクも元気が良いです。ラッキョウはエシャーレットで食べられるかな? : 標準語) |
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ラッキョウ寸試す掘りすてみだっけス 一株サエシャーレットハ20個以上くっついでで |
さげっこのつまみサ 最高だべな : 遠野の方言 |
(ラッキョウを一寸試し掘りをしてみたら 一株にエシャーレットが20個以上ついていて |
お酒のつまみに 最高ですよ : 標準語) |
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※ 参考 ラッキョウの若採りを「エシャーレット」と云い、「エシャロット」は小型玉ネギの種類でラッキョウとは品種が異なるそうです。 |
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左がラッキョウ、右がニンニク ラッキョウの試し掘り(エシャーレット) 味噌で食べると美味しいよ |
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4月24日(火) 今、フジの花が満開です : 庭のフジ(園芸種)と山のフジ(野生)を比べて見ました。 |
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今ス 山の上の方見でみっと あっつこっつむらさぎの花っこハ咲いでんのハ見えんべ? フジス。 |
山のフジハ色っぺ薄くて質素な感ずだども 庭サ咲ぐフジハ色っぺハ濃くて派手だもな : 遠野の方言 |
(今 山の上の方を見てみると あっちこっちに紫の花が咲いているのが見えるでしょう? フジなんです。 |
山のフジは色具合が薄く質素な感じですが 庭に咲くフジは色具合が濃くて派手ですね : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「色具合」のことを「色っぺ」と云います。また、「白っぽい」は「白っぺ」と云います。 |
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庭に咲くフジの花 ・ 色が濃く見栄え良く・・(園芸品種) 山に咲くフジの花 ・ 色が淡く質素な感じ(野生) |
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4月23日(月) タケノコは旬を過ぎましたが、フキはまだまだです : 今の食卓はタケノコとフキで一杯です。 |
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タゲノゴだのフギっつうのハ 独特の山の味っこすてで まんつ うめもんだっけもな。 |
採れだのハ 湯掻いだり煮つけだりすて置いで あどでちゃんと調理すて食うのハ最高ス : 遠野の方言 |
(タケノコやフキというのは 独特の山の味がしていて 本当に 美味しいものですね。 |
採れたのは 湯掻いたり煮つけたりして置いて 後でちゃんと調理をして食べるのは最高です : 標準語) |
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山のタケノコは30cm~1mに・・ 皮を剥いたフキをこんなに戴きました 食卓はタケノコとフキオンパレードです タケノコご飯 |
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4月22日(日) 今日の羽生選手のパレード(仙台)と 一昨日の海老蔵さんのお練り(成田) |
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今日の羽生選手のパレードハ格好えくてすげがったなっス。 |
おどどいハス 成田で海老蔵さんのお練りハあったのス。 用ずのあど吹っ飛んで行ったっけが |
終わりの花火ハ派手に鳴ってで まづのひたづぁ花吹雪はぎで掃除すてだっけもや : 遠野の方言 |
(今日の羽生選手のパレードは恰好が良くて凄かったですね。 |
一昨日は 成田で海老蔵さんのお練りがあったんです。 用事の後吹っ飛んで行ったんですが |
終了の花火が派手に鳴っていて 町の人達が花吹雪をほうきで掃除をしていたんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「箒(ほうき)」のことを「はぎ」と云います。 |
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羽生選手の祝賀パレード(今日の仙台) |
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海老蔵さんのお練り(一昨日の成田) 成田へ行ったら終了の花火が・・ 残念。 |
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4月21日(土) 「もうすぐ五月の節句かー!」と思わせる鯉のぼり : 迎えに行った孫の幼稚園で・・。 |
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「♪ いらがーの波ど雲の波ー・・・」 鯉のぼり見っとすぐ歌いだぐなるっけが、いい季づサなったもんだな。 |
鯉のぼりのすたで わらしゃど「キャッ キャッ」って遊んでっけが 「今のわらしゃどハ |
おらだづのわらすの頃どつがって まんつ 幸せだな」ど思うでば : 遠野の方言 |
{♪ いらかーの波と雲の波ー・・・」 鯉のぼりを見るとすぐ歌いたくなるんですが、いい季節になったものです。 |
鯉のぼりの下で 子供達が「キャッ キャッ」って遊んでいますが 「今の子供達は |
私たちの子供の頃と違って 本当に 幸せだな」と思いますよ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「子供達」のことを「わらしゃど」とか「わらす(ん)ど」などと云います。 |
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幼稚園の園庭の鯉のぼり その下で元気に遊ぶ園児達 |
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4月20日(金) 「夏も近づく八十八夜」の田植えの前にやることは : 早苗作りです。 |
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「米ハ八十八回も手間かがるがら米って書ぐんだぞ」っておしぇられでいだっけが、 |
きんのハその米の苗こしぇっとご見できたのス。 |
田植えハ機械ででぎる様サなったども、苗こしぇるのハまだ手作業ス : 遠野の方言 |
(「米は八十八回も手間が掛かるので米って書くんだぞ」って教えられていましたが、 |
昨日はその米の苗を作るところを見てきました。 |
田植えは機械で出来る様になりましたが、苗を作るのはまだ手作業です : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「~を作る」ことを遠野では「~ハこしぇる」と云います。また、「教える」ことは「おしぇる」と云います。 |
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早苗作り ・ 朝夕の水やり (籾を蒔いて約一か月、田植えの前にもこんなに手を掛けています) |
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4月19日(木) 綺麗だった私の畑の周りの山桜 : 今年は東京等多くの桜を見ましたが |
紹介できなかった身近な桜もありました。 |
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東京のさぐらばり一生懸命見でだっけが はだげの作業やってだすぐ傍のさぐらもうづぐすがったのス。 |
田んぼの周りどはだげの傍のさぐらハ見ながら ウグイスの声聞いでっと |
こえごどもわしぇで 「まんつ いいもんだなって」ス : 遠野の方言 |
(東京の桜ばかり一生懸命見ていましたが 畑の作業をやっていたすぐ傍の桜も綺麗だったんです。 |
田んぼの周りと畑の傍の桜を見ながら ウグイスの声を聞いていると |
疲れたのも忘れて 「本当に いいもんだな」って・・・ : 標準語) |
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田んぼの周りの山桜 (4月1日撮影) 畑の前の山桜 |
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4月18日(水) 日本画などに描かれる「テッセン」って 綺麗ですね。 |
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ゆんべハぜぇぶん雨っこ降ってス そのあど見だせいだべが みずみずすくてなんとうずぐす |
「テッセン」なんだべ。 こんたな一瞬ハこごろ和ませでけんだもな : 遠野の方言 |
(夕べ随分雨が降って その後に見たせいでしょうか みずみずしくてなんと綺麗な |
「テッセン」なんでしょう。 こんな一瞬が心を和ませてくれるんですね : 標準語) |
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農家さんの庭に咲く「テッセン」 |
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4月17日(火) プリンターが故障 : ON・OFスイッチが固まったり、意味不明な画面が現れたり。 |
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3年の保証期間も過ぎですまってス 新品のプリンター買うのど修理の値段ハおんなずだどス。 |
悔やすのは買ってすまったインクハあだらすプリンターさば使われねずがら 投げねばなんねのス。 |
前のどぎどまだおんなずごどサなって メーカーの意地の悪る商売サウンザリス : 遠野の方言 |
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(3年保証の期間も過ぎてしまって 新品のプリンターを買うのと修理の値段が同じだそうです。 |
悔しいのは買ってしまったインクが新しいプリンターには使えないそうで 捨てなければならないんです。 |
前の時とまた同じことになって メーカーの意地の悪い商売にウンザリしています : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「捨てる」ことを「投げる」と云います。また「~には」は「~さば」と表現します。 |
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故障したプリンターと 捨てる羽目になる買い置きのインク |
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4月16日(月) 砂漠状態のパサパサの畑に夕べようやく雨が降りました : やっと野菜の植え付けです。 |
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野菜の苗ハ植えっぺどすてだっけが 雨っこ降んねではだげぁパサパサで植えられねんだっけもや。 |
ゆんべ ようやぐ雨っこ降ってス 今日ハナスどトマトの苗ハ植えできたでば。 |
いっぺ採れるのハ楽すみサすて 肥すやったり世話すんねばな : 遠野の方言 |
(野菜の苗を植えようとしていましたが 雨が降らなく畑がパサパサで植えられないんですよ。 |
夕べ ようやく雨が降って 今日はナスとトマトの苗を植えてきました。 |
沢山採れるのを楽しみにして 肥しをやったり世話をしないとね : 標準語) |
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ナス苗 トマトの苗 |
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4月15日(日) 遠野で云う「ガンズギ」とは? : 「蒸しパン」ですが「スポンジボール」もそう云っていました。 |
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なんぼが黒糖の味っこする蒸しパンでス 遠野のハ クルミも入(へ)ってだど思ってだっけが |
懐がすくて こっつの店で買ってきて とぎどぎ食ってんのす。 |
わらすの頃 今で云うスポンジボールも「がんずぎ」ってしゃべってだっけよ : 遠野の方言 |
(幾らか黒糖の味がする蒸しパンで 遠野のは クルミも入っていたと思っていましたが・・・ |
懐かしくて こちらのお店で買ってきて 時々食べています。 |
子供の頃は 今で云うスポンジボールも「ガンズギ」と云っていました : 標準語) |
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ガンズギ(蒸しパン) 切り口がスポンジボールの様なので そのボールも 「ガンズギ」と云っていたのかも・・・ |
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4月14日(土) 遠野の方言 : 「ねぷて」&「ねぷかげ」→「眠い」&「寝ぼける」 |
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※ 4月11日日記帳 「ねぷかげすながら」シャッツハ着た(「寝ぼけながら」シャツを着た)に関連して…。 |
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「ねぷて」の使用例 |
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朝間起きで ねぷて目ハこすりながら 吹っ飛んで学っこサ行ったっけよ : 遠野の方言 |
(朝起きて 眠い目をこすりながら 吹っ飛んで学校へ行ったんです : 標準語) |
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「ねぷかげ」の使用例 |
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夜なが目覚ますて ねぷかげすながら便所サ行ったっけ 扉サでんびぶっつげですまったっけよ |
: 遠野の方言 |
(夜中に目を覚まして 寝ぼけながらトイレに行ったら 扉に額をぶつけてしまったんです |
: 標準語) |
※ 遠野では 「額(ひたい)」のことを 「でんび」と云います。 |
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4月12日(木) 畑の野菜は花盛り : 菜の花 ・ ソラマメ ・ スナップエンドウ等 |
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雨っこハ降んねす 大風吹くス はだげのつぢハカラカラで 野菜だづハまんつ可哀想でス |
ほでも 頑張って花っこいっぺ咲がせでけでス けなげだでば。 |
早えぐ雨っこ降って 野菜だづさば一息つがせでやりてぇもんだでば : 遠野の方言 |
(雨は降らないし 大風は吹くし 畑の土はカラカラで 野菜達が本当に可愛そうで・・・ |
それでも 頑張って花を沢山咲かせてくれて けなげなんです。 |
早く雨が降って 野菜達には一息つかせてやりたいものです : 標準語) |
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菜の花(チンゲンサイ) ソラマメ スナップエンドウ |
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4月11日(水) 遠野地方でしか使われていないと思われる「違和感の表現」→「えんず」とは? |
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※ 痛いとかかゆいとか はっきりした物ではなく 「表現しにくい違和感」なんですが・・・。 |
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「えんず」の言葉の使用例A (下着・シャツ・を前後ろに着た時の違和感) |
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朝飯食んべどすたっけ なんだがシャッツが「えんずくて」ス 見でみだっけ前後ろサ |
着てだっけもな。 朝間起ぎで ねぷかげすながらシャッツハ着たがら |
前後ろサ着たの気付がねがったのス : 遠野の方言 |
(朝ご飯を食べようとしたら なにかシャツに「違和感があって」 見てみたら前後ろに |
着ていたんだよ。 朝起きて 寝ぼけながらシャツを着たので |
前後ろに着たのに気が付かなかったんだよ : 標準語) |
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「えんず」の言葉の使用例B (靴の底に小さな石ころが入っている違和感) |
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そど歩いでだっけ あすの裏「えんず」ど思ってだっけ ぺっこな石っこハ入(へ)ってだっけもや |
: 遠野の方言 |
(外を歩いていたら 足の裏に「違和感がある」と思っていたら 小さな石が入っていたんだよ |
: 標準語) |
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4月10日(火) 佐倉のチューリップ祭りが始まりました : 4月4~25日(水) 100種類67万本関東一の規模。 |
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このまづりハ 毎とすあっともス 市内の小学校のわらすんどこごサあづまってがら 球根ハ植えっけよ。 |
「それサすても こんたないっぺの球根ハどごがら持って来んだべ」ど思ってっとも まづり終わった |
次の日ハ チューリップのあだまハすっかり無ぐなってっけが そのあどすぐ掘っくりげぇすて |
田植えハはずまっけもな。なぁにこの場所ハもどもど田んぼなんだもス : 遠野の方言 |
(この祭りは 毎年あるんですが 市内の小学校の子供達が集まって 球根を植えるんですよ。 |
「それにしても こんなに沢山の球根をどこから持って来るんだろう」と思っていますが 祭りが終わった |
次の日は チューリップの頭はすっかり無くなっているんですが その後はすぐ掘っくり返して |
田植えが始まるんです。なぁにこの場所は元々は田んぼなんですよ : 標準語)
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チューリップ畑の傍を走る京成電車 |
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チューリップ祭りの景色 |
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4月9日(月) |
岩手の湯田のヨーグルトス 千葉のじぇーごで売ってでス とぎどぎ買って食うども まんつうめのス |
: 遠野の方言 |
(岩手の野田町のヨーグルトを 千葉の田舎で売っていて 時々買って食べますが 本当に美味しいんです |
: 標準語 |
なして岩手のじぇーごのヨーグルトが こんたなどごで売ってんだが不思議サ思って聞いで見だども |
従業員ハ誰も分がんねってス。 今度 仕入れだ人サ聞いでみんべがど思ってス : 遠野の方言 |
(どうして岩手の田舎のヨーグルトが こんな所で売っているのか不思議に思って聞いて見たんですが |
従業員は誰も分からないとのこと。 今度 仕入れた方に聞いてみようかと思っています : 標準語) |
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岩手県和賀郡湯田町の「湯田ヨーグルト」 ねっとりしてコクがあり美味しいです 湯田町は秋田県堺にあります |
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4月8日(日) 「黄桜」って日本酒?って思う方が多いと思いますが、「黄色い桜」があるんです。 |
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おらハ安給料だったむがす さげっこ好ぎでス 黄ざぐらの2級専門だったっけもや。 |
負げ惜しみでねぇども 値段の割サ1級よりうめんでねぇが?って |
飲んでだもんだもや。 今迄 考(かんげ)だごども無(ね)がったっけが |
まさが黄色いさぐら有るど思んねがったっけよ : 遠野の方言 |
(私が安給料だった昔 日本酒が好きで 黄桜の2級が専門だったんです。 |
負け惜しみでは無いんですが 値段の割に1級より美味しいのではないか?って |
飲んでいたものです。 今迄 考えたことも無かったんですが |
まさか黄色い桜が有るとは思わなかったです : 標準語) |
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淡黄色の八重桜(右)と普通の八重桜(左) (千葉県佐倉市宮本の農家さんの庭で撮影) |
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「黄桜はサトザクラの園芸品種」だそうです |
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4月7日(土) 公園のお花見もそろそろ終わって、春の日差しをゆっくり楽しむ家族や仲間が多くなりました。 |
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まだ残ごってるさぐらもなんぼがあっとも おぢづいだ公園でス ボールで遊んだり話すっこすたり |
ゆったりどすた風景ハ見れる様サなったなス。 |
これがら あっと云う間サあづぐなっから 今のうずサ みんなで楽すむべし : 遠野の方言 |
(まだ残っている桜も幾らかありますが 落ち着いた公園で ボール遊びをしたり話をしたり |
ゆったりとした風景が見れる様になりました。 |
これから あっと云う間に暑くなりますから 今の内に みんなで楽しみましょう : 標準語) |
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公園でのくつろぎ |
仲間同士でボール遊び 「我が子と桜」をパチリ! ペットのポニーもリラックス |
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4月6日(金) |
山菜の季節だども 「今食(か)んねば 食(か)れねぐなっつお いっぺ採ってげ」ってス : 遠野の方言 |
(山菜のシーズンですが 「今食べないと 食べられなくなるよ 沢山採ってって」って : 標準語) |
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タゲノゴ掘ったあどハス ミズブギど秋田フギ採らせで貰って うっつぁ帰(け)ってがらの下ごしらえハ |
てぇ変だども タゲノゴご飯だのフギの煮物だのつぐだに食うのハ楽しみだがらス : 遠野の方言 |
(タケノコ掘った後は ミズブキと秋田フキを採らせて頂いて 家に帰ってからの下ごしらえは |
大変ですが タケノコご飯やフキの煮物や佃煮を食べるのが楽しみなんです : 標準語) |
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タケノコ掘り フキ(ミズブキ) 茹でた後の皮剥き あく抜き中(ミズブキ) あく抜き中(秋田フキ) |
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4月4日(水) 「吉高のオオザクラ」 口コミでメジャーになりつつ : 隣町のこの山桜、花の見頃は2~3日。 |
隣町の観光課に問い合わせたら 「昨日満開で花は今日位迄」とかで あわてて出発。 |
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いづものとすだば4がづのながばサ咲ぐっけども こどすハ早(は)えがら気にすてだっけが |
今日聞いでみだらば「もう咲いでる」ってス。 「なんとすた」ってあわでですぐ行って来たでば。 |
なづみでなあづながス 30分も歩いで着いだら まんつ大勢のひたづでいっぺだったっけよ |
: 遠野の方言 |
(いつもの年だと4月半ばに咲くんですが 今年は早いから気にしていたんですが |
今日聞いて見たら「もう咲いています」とのこと。 「なんとしたことだ」ってあわててすぐ行って来ました。 |
夏みたいな暑さの中 30分も歩いて着いたら 本当に大勢の人達でいっぱいでしたよ。 |
: 標準語) |
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「吉高のオオザクラ」 (種類は「山桜」で樹齢は300年以上 高さ約12m、幅約25m)[千葉県印西市 今日12時頃撮影] |
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幹回りは堂々の 6.7m 下の枝は菜の花まで垂れ下がっています 特徴のある葉っぱと花 |
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4月3日(火) 地元の「小林牧場」へ朝早く出かけてみました : 東京より遅い桜が鑑賞できます。 |
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正門入(へ)っとス 700mのさぐらのトンネルあって そのおぐサぼぐ場ハあんのス。 |
休日ハ 混んで混んで 門がらながサ入(へ)ぇれねがら 普通の日の朝早(は)えぐ見サ |
いぐのス。 今朝ハさぐらも見れだども 朝練中の競馬馬も見れだのす : 遠野の方言 |
(正門を入ると 700mの桜のトンネルがあって その奥に牧場があるんです。 |
休日は 混んで混んで 門から中には入れないので 普通の日の朝早く見に |
行くんです。 今朝は桜も見れましたが 朝練中の競馬馬も見れたんです : 標準語) |
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小林牧場の桜 : 大井競馬場などの競馬馬を調教する場所です。 (朝7時頃の撮影です) |
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朝練中の競馬馬 小林牧場正門の桜のトンネル 枝垂桜も沢山 |
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4月2日(月) タケノコの初物を戴きました : 孟宗竹のタケノコ 美味しくいただいています。 |
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去年ハタゲノゴ不作であんまり食(か)れねがったっけが、こどすハ豊さぐでいっぺ食(か)れっと |
いいんだどもす。 遠野でハ笹だげだげで 孟宗だの真だげハ寒(さ)ぶくて育だねんだもな。 |
まんつ 自然の恵みハ有難ぐいだだぎゃんすよ : 遠野の方言 |
(去年はタケノコは不作であまり食べられなかったんですが、今年は豊作で沢山食べられると |
いいんですが。 遠野では笹竹だけで 孟宗竹や真竹は寒くて育たないんですよ。 |
謹んで 自然の恵みを有難く頂戴いたします : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「いだだぎゃんす」は「いただきます」の丁寧語で比較的年配の方が使う言葉です。 |
「まんつ」は 「本当に」の意味と 次に来る言葉や文章を強調するときにも使います。ここでは「謹んで」と表現しました。 |
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ズングリした良い形のタケノコです 米ぬかで茹でてあくだし 油揚げとの煮つけ・メンマを作ってみました |
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4月1日(日) 東京の桜巡りで「ヘトヘト」ですが、久しぶりに近所の公園に・・・ |
: 桜も華やかで綺麗ですが スミレは可憐でまた別の味があります。 |
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東きょのさぐらハ見んべっと あっつこっつ回ったどもス 「とすにハ勝でね」ってよぐ云ったもんでス |
まだ見でどごあったっけども こえくてこえくて このぐれサすておぐべど思ってス : 遠野の方言 |
(東京の桜を見ようと あっちこっち回ったんですが 「年には勝てない」とはよく云ったもので |
まだ見たい所があったんですが 疲れて疲れて この程度にしておこうと思いまして・・ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「疲れる」ことを「こえ」と云います。 |
また「怖い」ことも同じく「こえ(怖え)」といいます。 |
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華やかな桜ばかりを見てきた後の このスミレの可憐さは・・・・ |
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3月31日(土) 今の時期 「桜といえば上野 ・ 上野といえば桜」 : まず皆が向かうのは上野の様です。 |
(それと上野といえばパンダもありました) |
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さぐらも満開で花見も終わりサつかぐなってきたどもス 上野公園ハなんたったって |
人っこハ多くてたまげるでば。さぐらの下で さげっこ飲んでうめもの食っておもしぇがる花見ハ |
外国でハねえずがら 宴会の周りサ外人あづまって 写真撮ってっけもな : 遠野の方言 |
(桜も満開で花見も終わりに近くなってきましたが 上野公園はなんといっても |
人が多くてびっくりしますよ。桜の下で お酒を飲んで美味しいものを食べて楽しむお花見は |
外国では無いそうですから 宴会の周りに外国人が集まって 写真を撮っているんです : 遠野の方言 |
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上野公園は この賑わい |
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前の日から場所取りをして・・・ 楽しい宴 外国には無い花見の文化に興味深々 |
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「うえの桜まつり」の提灯としだれ桜 東南アジア?の民族衣装が目立っていました |
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3月30日(金) 千鳥ヶ淵の絶景は 東京では一番かな? そして家族連れで北の丸公園も楽しそう。 |
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千鳥ヶふぢハ こどすで3回目だども いづ来て見でも最高だなっス。 |
さぐらの枝ハ 濠のながサ入(へ)ってぐんでねべがど思うぐれ垂れ下がってス |
まんつ 「絶景」ってすか しゃべらんねでば : 遠野の方言 |
(千鳥ヶ淵は 今年で3回目ですが いつ来ても最高ですね。 |
桜の枝が 濠の中に入っていくんじゃないかと思う位垂れ下がっていて |
本当に 「絶景」としか 云いようがないです : 標準語) |
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千鳥ヶ淵の絶景 |
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ボートから見る桜は凄いそうです 橋を挟んだ反対側も綺麗です 武道館からの入場門 |
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北の丸公園 (千鳥ヶ淵から歩いて約7分位だと思います) |
綺麗な池を前にして 家族連れが楽しんでいます すぐ傍にはこんな小川も・・・ |
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3月29日(水) 皇居・乾(いぬい)通りの桜一般公開に参加 : 江戸城の石垣と桜のコラボが最高でした。 |
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滅多に入(へ)ぇれね皇居だがらス せっかぐだもの 行ってみね手ばねぇべ。 |
ほがの花見のば所どハ かぐハなんぼもつがんだもの、「背筋伸ばすてすっかり見ねばな」ど |
思ってス。 |
さぐらハさぐらでいがっけども お濠ど石がぎサ圧倒されでス むがすのひたづぁ |
よぐ こんたなすげものこしぇだもんだなど思ってス : 遠野の方言 |
(滅多に入れない皇居ですから せっかくですから 行って見ない手は無いでしょう。 |
他の花見の場所とは 格が相当違うんですから 「背筋を伸ばしてしっかりと見なければ」と |
思いまして。 |
桜は桜で良かったんですが お濠と石垣に圧倒されまして・・・ 昔の人達は |
良く こんな凄いものを作ったものだと思いました : 標準語) |
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乾通りから江戸城天守閣跡を望む・手前は乾濠 (壮大なお城の石垣がなんとも言えない雰囲気をかもし出していました) |
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皇居を管理する「宮内庁」 蓮池濠の上の「本丸跡」を望む |
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宮内庁からすぐ傍の池(ゆったりとした静かなたたずまいです) 出口の乾門から振り返る |
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3月28日(水) 浅草散歩 : 浅草寺の境内には桜の木がバランス良く配置されています。 |
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隅田公園でハ 下サゴザ敷いてさげっこ飲んで大騒ぎすてだっけども、浅草寺サ入(へ)ってぐど まんつしとっこハ |
いっぺでス 歩ぐのもてぇ変でゆるぐ無(ね)がっけよ。周りがらハ日本語で無(ね)えはなすっこ聞こえできてス |
「どごの国サきたもんだべが?」ど思うぐれだっけよ。 |
着物着たおなごハ 若げひたづだげでねくて とすっこ取ったおばさんだづも増えできたんでねべが? : 遠野の方言 |
(隅田公園では 下にゴザを敷いてお酒を飲んで大騒ぎしていましたが、浅草寺に入っていくと 本当に人が |
いっぱいで 歩くのも大変で一苦労するんですよ。周りからは日本語では無い話声も聞こえてきて |
「どこの国に来たのかな?」と思うくらいなんです。 |
着物を着た女性は 若い人達だけでなく 年を取ったおばさん達も増えてきたんじゃないでしょうか? : 標準語) |
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浅草仲見世商店街 (仲見世通りは多くの人達で歩くのも一苦労 ・ 周りからは外人さんの会話が・・) |
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浅草寺からスカイツリーを見る モデルさん? しだれ桜と宝蔵門 |
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多国籍仲良く パチリッ! 本堂にお参りする人達の列 名物の人力車 |
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3月27日(火) 隅田川・観光船からのお花見風景など : 船の上から見る景色は格別なものがあります。 |
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たまにハ船っこがら花見でもすて見んべがど思ってス 浜離宮がら浅草まで観光船サ乗はってみだのス。 |
曇ってでさぶがったっけども 回りの花っこ見だり 近づぐスカイツリー見だりすて |
ながなが おもしぇがったでば : 遠野の方言 |
(たまには船からの花見でもしてみようかと思って 浜離宮から浅草まで観光船に乗ってみたんです。 |
曇っていて寒かったんですが 回りの花を見たり 近づくスカイツリーを見たりして |
なかなか 楽しかったです : 標準語) |
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隅田川観光船からのお花見風景など |
東京スカイツリー側の桜並木 東京スカイツリーの下の部分です |
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遊歩道での花見 土手の桜並木 東京スカイツリー |
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浮島の様な高層ビル群 仲の良い外人さんにあてられっぱなしでした アサヒビールのモニュメント |
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3月26日(月) 増上寺の桜 : 夕方になり、桜と東京タワーのコラボが逆光になりうまく撮れなくて残念。 |
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徳川将軍家のおはがのある増上寺だどもス あげぇ東京タワー見ながらのお参りもいいもんだっけよ。 |
わぎサある鐘突ぎ堂も立派なもんでス あんまり混んでねス ゆっくり見れでいがっけよ : 遠野の方言 |
(徳川将軍家のお墓のある増上寺ですが 赤い東京タワーを見ながらのお参りもいいものですよ。 |
脇にある鐘楼堂も立派なもので あまり混んでいないし ゆっくり見れていいんです : 標準語) |
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増上寺の桜 (本堂から見た「三解脱門」) |
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歴史を感じる鐘楼堂 東京タワーと桜(午後の為逆光になってしまいました) 本堂 |
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3月25日(日) 東京で有名な「目黒川」の花見に行ってきました : 目黒駅のすぐ傍で人出が凄いです。 |
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えぎがら2分ぐれなもんだがら 狭めぇ道路ハ押すな押すなの人だづで歩げねぐれす。 |
川沿いの道路にハ 色々な店っこハ並んでで まんつ賑やがだっけでば : 遠野の方言 |
(駅から2分位なものですから 狭い道路は押すな押すなの人達で歩けないくらいなんです。 |
川沿いの道路には 色々なお店が並んでいて 本当に賑やかでしたよ : 標準語) |
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目黒川に沿った見事な桜の木 |
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満開の桜 桜の下は歩けない程の人でいっぱい お店も沢山出ていました |
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3月24日(土) 公園で馬っこハ散歩させでだってが? 犬っこだば分がっともス : 遠野の方言 |
(公園で馬を散歩させていたって? 犬なら分かるんですがね : 標準語) |
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はずめ見だどぎハ 「なんたらばでっけぇ犬っこハ連れできたもんだな」ど思ったっけが 傍サ来たっけ |
「馬でねぇが?」って・・ 聞いで見だっけ「おらほの馬で うづで飼ってる」ずもな。 |
まんつたまげだじゃ : 遠野の方言 |
始め見たときは 「なんと大きい犬を連れてきたものだ」と思ったんですが 傍に来てみたら |
「馬じゃないか?」って・・ 聞いて見たら「自分ちの馬で 家で飼っている」と云うんです。 |
本当にびっくりしました : 標準語 |
[佐倉城址公園にて] |
普通はこんな犬を散歩(コブシの木の下で) こちらは どう見ても馬(ポニー)の散歩 なんとすた! |
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3月23日(金) バッケハ成ってそのつぎさば ケンショハ出張(では)ってくっけよ : 遠野の方言 |
フキノトウが成ってその次には ヤブカンゾウが出てくるんです : 標準語) |
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遠野の野山で春の訪れを感じる |
春サなって どでのゆぎっこハ(土手の雪が) 融げでくっと(融けてくると) その間がらバッケハ |
(その間からフキノトウが)顔出すてきて ようやぐなげぇ冬越すたな(ようやく長い冬を越したな) |
ど思って「ホッ」とすんだもな(するんです)。 |
それがら一寸経づど バッケのつかぐサ(ふきのとうの近くに) ケンショハ出張ってくんのス(ヤ |
ブカンゾウが出てくるんです)。 |
ぺっこおがったケンショは(少し成長したヤブカンゾウは) 茹でで おしたすサすて(おひたしに |
して) 食うんだでば(食べるんです)。 |
これでス(これで) 春ハすぐ傍まで(春が傍まで) 来てんなど思っけよ(来ているなと思うんです)。 |
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ケンショ(ヤブカンゾウ) その近くにはヒルッコ(ノビル)が沢山出ていました |
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昨日撮影(佐倉城址公園) |
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3月22日(木) 遠野のひたづのしゃべる「さむぼろ」って何だがおべでっか? : 遠野の方言 |
(遠野の人達が云う「さむぼろ」って 何か知っていますか? : 標準語) |
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季節外れのゆぎっこハ あっつこっつで降ってス せっかく咲いだ上野のさぐらさも 積もったずよ。 |
観光きゃぐも 「さむぼろ」だすながら 花見すてだよんたっけもな : 遠野の方言 |
(季節外れの雪が あっちこっちで降って せっかく咲いた上野の桜にも 積もったそうです。 |
観光客も 「鳥肌」をたてながら 花見をしていたようですね : 標準語) |
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※ 遠野では 「鳥肌」のことを「さむぼろ」と云い、「鳥肌がたつ」ことを「さむぼろ出る」と云います。 |
また「おべでっか?」は 「覚えているか?」と「知っているか?」の両方の意味に使います。 |
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3月21日(祝) ようやぐスマホサ変えだどもス 馴れねぇどごもあっとも 手間のいらね便利な機能も |
いっぺあるなっス : 遠野の方言 |
(ようやくスマホに変えましたが 馴れない所もありますが 手間のかからない便利な機能も |
沢山ありますね : 標準語) |
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マイクマーク押すてがら くづでものしゃべっと なんでも出張(では)ってくんのハ まんつ 便利だなっス。 |
「遠野の方言」ってしゃべっってがら「プラス遠野の方言」押すど この日記帳ハ出でくんだもな。 |
俺のパソコンハ古(ふ)れがら こんたなごどぁ出ぎねども パソコンより便利だでば : 遠野の方言 |
(マイクマークを押してから 口でものを云うと なんでも検索できるのは 本当に 便利ですね。 |
「遠野の方言」って云ってから「プラス遠野の方言」を押すと この日記帳が出てくるんですね。 |
私のパソコンは古いので こんなことは出来ませんが パソコンより便利ですね : 標準語) |
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ガラケーからスマホに・・ 言葉の音声で殆ど検索OK 便利なマイク機能 この入力馴れるのみ |
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3月19日(月) バッケの味噌焼ぎこしぇでみだがら 食ってみんねが? まんずうめがらス : 遠野の方言 |
(フキノトウの味噌焼きを作ってみたので 食べてみないか? 本当に美味しいから : 標準語) |
※ 上記の会話は極く親しい人への話し方です。 |
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バッケ出張(では)っと 毎とすのごどだどもス さげっこのつまみサ丁度いいがらこしぇんのス。 |
なんぼがほろ苦くて香ばすくて ついついさげっこハ進んですまっけもや : 遠野の方言 |
(フキノトウが出てくると 毎年のことですが お酒のつまみに丁度いいので作るんです。 |
幾らかほろ苦くて香ばしくて ついついお酒が進んでしまうんですよ : 標準語) |
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フキノトウの味噌焼きの作り方 (採って来た小さいバッケを10本くらい使って作ってみました) |
バッケを細かく刻み、味噌と合わせて良く混ぜます。アルミホイールに薄く延ばして オーブンで焦げ目が付く程度に焼きます。 |
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3月18日(日) はだげの傍サ バッケ成ってだっけよ : なして「バッケ」って云うんだべ? |
(畑の傍に フキノトウが成っていました : どうして「バッケ」って云うのでしょうか?) |
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フギの花っこのフギノトウハス ぜぇ分離れだどごサ成っからス フギハ本家だどすっとス |
遠い親せぎの末家(ばっけ)みでで バッケっつう名前サなったんでねべが?ってス |
それ本とだば まんつ 可哀想な名前ハ付けられだもんだなっす : 遠野の方言 |
(フキの花のフキノトウは 随分離れたところに成るので フキが本家だとすると |
遠い親戚の末家(ばっけ)みたいで バッケという名前になったんではないか?と |
それが本当なら 全く 可哀想な名前が付けられたものですね : 標準語) |
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本家のフキはここですが 随分離れたところにフキノトウが(あたかも末家・ばっけ・の様に) |
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今日 撮影しました |
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3月17日(土) 遠野では「ニドマメ(二度豆)」といいますが、どんな豆でしょうか? |
二度も三度も取れるので「ニドマメ」になったかな? : その答えは「キヌサヤエンドウマメ」です。 |
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去年の11がづサ種っこ蒔いだっけ 今サなってがら10~15センチ)cmぐれサなったがらス |
そろそろツルっこの手ハこしぇねばねぇど思ってだっけが 今日ちゃんと こしぇできたでば。 |
: 遠野の方言 |
(昨年の11月に種を蒔いたら 今になって10~15cmくらいになったので |
そろそろツルの手を作らなければと思っていたんですが 今日しっかりと 作ってきました。 |
: 標準語) |
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ニドマメ(キヌサヤ)のツルの手を竹でつくってきました。その芽はこんなに大きく・・・ 6月にはこんな豆が・・・ |
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3月15日(木) どこのテレビでも国会のゴタゴタの話で持ち切り : すっきりしない日が続きます。 |
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どごのテレビでも「ああでもね こうでもね」ってス ごしぇっぱらやげるよんた日ばり続ぐなっス。 |
レスリングでも 上の方のはなすばりで 選手の為のごどハなんにも進まねがらす・・ : 遠野の方言 |
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(どこのテレビでも「あゝでも無い こうでも無い」って 本当に腹の立つ様な日が続きますね。 |
レスリングでも 上の方の話ばかりで 選手の為のことは何も進まないんですよね : 標準語) |
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3月14日(水) 遠野の方言 : はやぐ「ゆっこ」サへぇれでば(早く「お風呂」に入りなさい) |
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遠野でハ 「お風呂」のごどハ「ゆっこ」って云うんだでば。 |
銭湯もやっぱり「ゆっこ」って云ってで 「今日ハさぶども ゆっこサいぐべ」ってス |
それどス 遠野さば「風呂」さんつう苗字ハ有んだでば。電話帳さも5軒ぐれあんでねすか? |
: 遠野の方言 |
(遠野では 「お風呂」のことを「ゆっこ」って云うんですよ。 |
銭湯もやはり「ゆっこ」って云っていて 「今日は寒いけれど お風呂でも行こう」等と・・ |
それと 遠野には「風呂」さんという苗字が有るんです。電話帳にも5軒位あるんじゃないでしょうか? |
: 標準語) |
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3月13日(火) 昔の遠野小学校(今の市民センター)にあった「二宮金次郎」像 : 久々にお寺さんで会いました。 |
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むがすの遠野小学校の校舎の前サ「二宮金次郎」ハ 立ってだっけもや。校庭の真正面サス |
立派な恰っこいいまづに木の前サ立っていて それど合わせで 今考(かん)げれば 絵サなる様な |
「二宮さん」だったっけよ。毎にぢ「二宮さん」見ながら校庭で遊んだっけよ : 遠野の方言 |
(昔の遠野小学校の校舎の前に「二宮金次郎」が 立っていたんです。校庭の真正面に |
立派な恰好の良い松の木の前に立っていて それと合わせて 今考えると 絵になる様な |
「二宮さん」だったんです。毎日「二宮さん」を見ながら校庭で遊んでいました : 標準語) |
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千葉のお寺さんの「二宮金次郎」像 |
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3月12月(月) 畑に植える苗をマンションのベランダで育てる : 昨年100均で買った種で・・・。 |
(ピーマンは食べた後の種で・・大丈夫かな?) |
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去年も100均の種でナスどトマトハうまぐ採れだがら 残った種でこどすもやってみんべがど思ってス。 |
ほでも ピーマンだげハ 去年 苗で買って植だのハうめがったがら その種で育でっぺど思ってス |
: 遠野の方言 |
(去年も100均の種でナスとトマトがうまく採れたので 残った種で今年もやってみようかと思って・・・。 |
でも ピーマンだけは 去年 苗で買って植えたのが美味しかったので その種で育ててみようと思って・・。 |
: 標準語) |
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種の植え付け(100均で2袋100円 昨年購入) 種 : ナス(3mm) ミニトマト(2mm) ピーマン(5mm) |
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3月11日(日) 「ミネオラオレンジ」って 食ったごどあるすか? うめがら食ってみでがんせ : 遠野の方言 |
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「デコポン」ぐれの大きさでス アメリカの物なんだっけが 甘(あめ)のど酸っぺのど混じゃってス |
パンツ(チ)あってうめでば。あどス ミガンと同ずぐ ふぐろごど食(か)れっから食い易すス |
ゴミもあんまり出ねくて まんついいがらス : 遠野の方言 |
(「デコポン」位の大きさで アメリカの物なんですが 甘いのと酸っぱいのが混じって |
パンチがあって美味しいんです。後は ミカンと同じく 袋ごと食べられるので食べやすいですし |
ゴミもあまり出ないので 本当にいいですよ : 標準後) |
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「ミネオラオレンジ」 今の時期から2ヶ月位しか出回らず 袋も柔らかく食べられます(食歴は約7年) |
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3月9日(金) いよいよ「ガラケー」から「スマホ」に切り替えを検討 : 年寄りの仲間も「スマホ」に・・・。 |
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「ガラケー」で 何もおしょすごどハ無(ね)ぇども 地図見れだり 時刻表ハ見れだりすて |
便利なごどもあっからス そろそろ「スマホ」サ変えんべがど思って 業者来て貰ったのス |
: 遠野の方言 |
(「ガラケー」で 何も恥ずかしい事は無いんですが 地図が見れたり 時刻表が見れたりして |
便利なこともありますので そろそろ「スマホ」に変えようかと思って 業者に来て貰いました |
: 標準語) |
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今のこの「ガラケー」から こんな「スマホ」に変えようかと・・・ (検討中です) |
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3月8日(木) 遠野の方言 「人方(ひとがだ)」は「人様(ひとさま)の複数」形 |
: 「人方」の「方」は有難い等、敬いの心が込められた言葉です。 |
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5日の日記帳で「引越しハ近所の人方サ頼む(引っ越しを近所の方々に頼む)」とありましたが |
「人方」には「本当に助かります」と云う心が込められた意味を含んでいます。 |
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「人方(ひとがだ)」の位置づけ |
「人達(ひとだづ)」 普通に多くの人を云います。 |
「人方(ひとがだ)」 敬いを込めた多くの人を云います。 |
「人ど(ひとど)」 普通か 又は一寸見下した多くの人を云います。 |
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同じ様に 「あなた達」の遠野の方言は 次の様になります。 |
「おめだづ(お前達)→「おめさんがだ(あなた方)」→「おめど(お前達)」 |
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3月7日(水) 長芋の横植えの実験 : 縦方向に伸ばすには土を深く掘り、又掘り出すのも大変なので・・。 |
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ごんぼ掘りもてぇ変だども とろろ芋も掘るのハてぇ変でス 山のたげハ使ってよごサ伸びるようサ |
すたらなんたべど思ってやって見だども うまぐいぐべがな? あぎサなんのハ楽すみだでば |
: 遠野の方言 |
(牛蒡を掘るのも大変ですが 長芋を掘るのも大変なんで 山の竹を使って横に伸びるように |
したらどうかと思ってやって見ましたが うまくいきますか? 秋になるのが楽しみです |
: 標準語) |
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この長芋を植え付けます 約50cmの竹を半分に割り、周りに空気穴を空けます |
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竹の中に土を入れ長芋を入れて横方向に置き、土を上からかぶせます ツルが伸びたら添え木を立てます |
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3月6日(火) |
毎とす この時期にハ確定すんこぐの時期でス 今日車で35分掛けで行ってやってきたでば : 遠野の方言 |
(毎年 この時期には確定申告の時期で 今日車で35分を掛けて行ってやってきました : 標準語) |
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うっつあ有るパソコンでも出来るずどもス くづで云う程簡単でハ無(ね)がったっけもな。 |
これでいいべど思って出すてもス 間ずがってだらば 2度手間サなるべし |
もう あだまハ固ぐなってすまったがらだべが? とすハとりてぐねぇもんだなっス : 遠野の方言 |
(家に有るパソコンでも出来るそうですが 口で云う程簡単では無かったんですよ。 |
これでいいだろうと思って出しても 間違っていたら 2度手間になるでしょうし |
もう 頭が固くなってしまったのからでしょうか? 年はとりたくないものですね : 標準語) |
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3月5日(月) 遠野の方言 「たんなぐ(持ち上げる・持ち運ぶ)」 |
: 今引っ越し難民とやらで 「たんなぐ」以前の話の様です。 |
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むがすの引っ越すハス 会社の人だの近所の人方(ひとがだ)サ頼んで うずサあるもの「たんないで」って |
車サ乗せだり 降ろすたりすたもんだもな。今は皆業者だども 混んでで引っ越すでぎねんだづもな |
: 遠野の方言 |
(昔の引っ越しは 会社の人や近所の人達を頼んで 家に有るものを「持ち上げて」いって |
車に乗せたり 降ろしたりしたものです。今は皆業者ですが 混んでいて引っ越しが出来ないそうです |
: 標準語) |
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引っ越すハあすただがス、冷蔵庫のなが空サすんねば 「たんなげ」ねえべ |
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引っ越しが明日なんだが 冷蔵庫の中を空にしないと 「持ち運び」出来ないでしょう |
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3月4日(日) |
去年ハジャガイモいっぺ採れで重宝すたがら あず占めでこどすもいっぺこしぇだよ : 遠野の方言 |
(去年はジャガイモが沢山採れて重宝をしたので 味を占めて今年も沢山作りました : 標準語) |
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今日ハ キタアガリ2畝植えで あどで男爵1畝植えんべがど思ってス |
にぐジャガだのコロッケだのって 孫ど喜ごぶものもこしぇられるす 無駄ねぐ食れるがらス |
: 遠野の方言 |
(今日はキタアカリを2畝植えて 後で男爵を1畝植えようかと思っています |
肉ジャガやコロッケなど 孫たちが喜ぶものも作ることができますし 無駄なく食べられますから・・ |
: 標準語) |
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キタアカリを半分に切る 切り口に藁ばいを付ける 30cm間隔にイモを植え付け |
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この畑は 農家の方からのご厚意で貸していただき、春先と秋にはトラクターで畝って頂いており、本当に感謝です。 |
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3月2日(金) 明日は「ひな祭り」 : 今日慌てて親王様とお内裏様だけ飾らせて頂きました。 |
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「こどすハもう遅ぐなったがら お雛様飾んねくてもいいべが?」ってかがあサ云ったっけ |
「なんたら毎とす飾ってんのサ こどすだげ飾んねごどハ無(ね)んでねべが?」ってス |
「それもそんだな。可哀想だなど思ってハいだんだども ほでハ二人だげ飾んべ」って・・ |
: 遠野の方言 |
(「今年はもう遅くなったんで お雛様を飾らなくてもいいかな?」って家内に云ったら |
「なによ!毎年飾っているのに 今年だけ飾らないということは無いんじゃないの?」って |
「それもそうだな。可哀想だとは思っていたけど それでは二人だけ飾ろうか」って・・ |
: 標準語) |
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ようやく今日飾った「お雛様」 (申し訳ないですが親王とお内裏様だけに・・) 幼稚園にはフルお雛様が飾ってありました |
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3月1日(木) オリンピックサ気ハとられでだっけ そどの梅の花っこうづぐすぐ咲いでだよ : 遠野の方言 |
(オリンピックに気をとられていたら 外の梅の花が綺麗に咲いていましたよ : 標準語) |
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先げづ見だ梅の花っこハ 皆八重咲ぎだったっけが こごの梅っこハあらがだ一重だもな。 |
こごさば梅の木ハ いっぺあってス いい匂いがあだり中漂よってだっけよ : 遠野の方言 |
(先月見た梅の花は 皆八重咲きでしたが ここの梅はほとんどが一重なんです。 |
ここには梅の木が沢山あって いい香りがあたり中漂っていました : 標準語) |
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近くの県立公園の梅林 |
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今年綺麗に建て替えた様です |
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2月28日(水) 女子カーリングの「そだねー」会話は益々人気 : 再び遠野の方言で再現してみました。 |
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標準語のカーリング会話例 遠野の方言では・・こんな言葉かな? |
(出来るだけ女性らしい言葉を使ってみました)) |
こんなもんかい? こんたなもんだべが? |
もう少し薄く・・ もうぺっこ薄ぐス |
この辺でどう? こんたなもんで何たス? |
そだねー(道産子) んだなっス |
それでは行くよ ほでは行ぐよ |
ピッタリだね ピッタシだでば |
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5人の「カー女」獲得に芸能界が動いているとのこと・韓国でも大人気ってすごい! |
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2月27日(火) カーリング女子が銅メダル |
: チームの「そだねー」が脚光を浴びていますが、遠野では何と云う? |
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「そだねー」を遠野では・・・(「北海道は標準語に近い」と云われ 遠野では昔は「~ねー」はめったに使いませんでした |
今は女子の間では「そだねー」は普通に使われているかもしれません) |
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「んだなっス」 女性が使う言葉 |
「そだなー」 普通に使われる言葉 |
「んだなー」 〃 |
「そんだなー」 〃 |
「んだでば」 比較的年配に近い方(男性が多く使うかな?) |
「んだすな」 〃 |
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2月26日(月) きんのでオリンピックも終わってすまって 寂すぐなったよんた気がすってば : 遠野の方言 |
(昨日でオリンピックも終わってしまって 寂しくなった様な気がします : 標準語) |
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羽生選手もそんたども おなごの選手ハぜぇ分かづやぐすたてばな。 それどス 色っぺのいい会場も |
スキージャンプ台のわぎの風避げフェンスも日本の技術だづもな。今度の2020も楽しみだでば |
: 遠野の方言 |
(羽生選手もそうなんですが 女子の選手が随分活躍しましたね。 それと 色具合の良い会場も |
スキージャンプ台の脇の風避げフェンスも日本の技術だそうです。今度の2020も楽しみですね |
: 標準語) |
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スーッ!と消えた聖火 日本の技術で・・プロジェクションマッピング バッハ会長と右端の小平選手 |
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2月25日(日) 遠野の山サ居る鳥っこで いづ番好なのハ「ベニマシコ」だったでば : 遠野の方言 |
(遠野の山に居る鳥で 一番好きなのは「ベニマシコ」でした : 標準語) |
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「ベニマシコ」ハス 雄ハ真っ赤な羽根っこすてで 鳴ぎ声も「ホッ ホッ」って優すぐ鳴ぐのス。 |
春さぎサなっと 田んぼのわぎの藪なんかサ雌ど一緒に飛んできてス |
雄ハ枝のさぎっちょサ留まって いい声でさえづっけもな。なんぼ癒されだごどだべが : 遠野の方言 |
(「ベニマシコ」は 雄は真っ赤な羽根をしていて 鳴き声も「ホッ ホッ」って優しく鳴くんです。 |
春先になると 田んぼの脇の藪などに雌と一緒に飛んできて |
雄は枝の先に留まって いい声でさえづるんですよ。いくら癒されたことでしょうか : 標準語) |
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その次サ好ぎな鳥っこハ「ウソ」だべがな。これも「ベニマシコ」どおんなず様な鳴ぎ声だどもス |
冬の今頃、群れなすて さぐらの木サ飛んできて さぐらの芽っこハはっぱり食ってすまうんだもな。 |
芽っこ食われださぐらの木ハ 春サなってもさぐらの花っこハ咲がねぐなってすまっけよ : 遠野の方言 |
(その次に好きな鳥は「ウソ」でしょうか。これも「ベニマシコ」と同じ様な鳴き声なんですが |
冬の今頃、群れをなして 桜の木に飛んできて 桜の芽を皆食べてしまうんですよ。 |
芽を食べられた桜の木は 春になっても桜の花が咲かなくなってしまうんです : 標準語) |
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田んぼや畑の脇の藪などに飛んでくる「ベニマシコ」の雄 綺麗な鳥ですが、桜の花芽を食べてしまう「ウソ」の雄 |
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今日の読売新聞に「ベニマシコ」の記事が載っていましたので・・ついつい・・ (へたくそな絵ですみません) |
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2月24日(土) 年配男性の丁寧語 : ~でやんす(~で御座います) |
お年寄り同志や先輩にたいしての丁寧語です。 |
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年配男性の丁寧語会話の例です |
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A 「なんと 久し振りでやんすな」 (「本当に 久しぶりですね)」 |
B 「んでがんすな お元気でやんすたが?」 (「そうですね お元気でしたか?」) |
A 「おがげさんで元気すてやんすたでば」 (「おかげ様で元気にしておりました」) |
B 「こどすハ寒ぶくて えれぇとすでやんすな」 (「今年は寒くて えらい年ですね」) |
A 「んだなっす ゆぎっこも多くてス (「そうですね 雪も多くて |
あすもどサ気つけで歩がねばなんねなっス」 足元に気を付けて歩かないといけませんね」) |
B 「そうでやんすな おだげに気付けで (「そうですね お互いに気を付けて |
帰(けぇる様にすんねばなっス)」 帰る様にしなければね・・」) |
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2月23日(金) 遠野の方言 「おあげんしぇ(食べて下さい・おあがり下さい)」 |
: ホっとする年配女性の丁寧語。 |
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年配女性(御婆ちゃん)の丁寧語の例をあげてみました。(同じ言葉でも様々な言い方があります) |
おあがりゃんせ お上がり下さい 上がって下さい |
おあげんしぇ 食べて下さい おあがり下さい |
~すて おぐりぇんしぇ ~して 下さいな |
(上の[~すておぐりぇんしぇ]の使い方の例として) |
お出って おぐりぇんしぇ お出かけ 下さいな |
あがって おぐりぇんしぇ 食べて 下さいな |
(上の[お出っておぐりぇんしぇ]の別の言い方として) |
お出りぇんしぇ お出かけ下さい 来て下さい |
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※ また語尾の「~しぇ」と「~せ」は どちらでも意味は同じですが、「~しぇ」の方が「~せ」よりも若干丁寧な表現かもしれません。 |
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年配女性の丁寧語会話の1例 (通常の言葉と違い、何か ほっとする様な 耳ざわりの良い会話になります) |
まんつまんつ 遠いどごお出ってけでス どうぞどぞ 上がっておぐりぇんしぇ。 |
(まあまあ 遠いところをお出かけ下さって どうぞどうぞ お上がり下さい) |
なんにも無(ね)ぇどもス ミガンでもあがっておぐりぇんしぇ。 |
(なにもありませんが ミカンでもおあがり下さい) |
あがさんハ元気だすか? なんたすてだがど思って すんぱいすてやんすたよ。 |
(お母さんはお元気ですか? どうしているかと思って 心配していたんですよ) |
遠野ハまだ寒むどもス これさこりねで まだお出っておぐりぇんしぇ。 |
(遠野はまだ寒いんですが これにこりないで またお出かけくださいね) |
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2月22日(木) 孫の幼稚園の「お遊戯会」を見てきました : 題名はジブリの「天空の城ラピュタ」でした。 |
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幼稚園生だって まんつ 難がす遊戯ハやるもんだでばな。ピアノサ合わせで 皆うめがったよ。 |
おらわらすの頃ハ せいぜい「桃太郎」だの「猿蟹合戦」だったがらス。てえすたもんだでば |
: 遠野の方言 |
(幼稚園と言っても 本当に 難しい遊戯をやるものですね。ピアノに合わせて 皆上手でしたよ。 |
私が子供の頃は せいせい「桃太郎」とか「猿蟹合戦」でしたからね。大したものですよ : 標準語) |
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大きな声で歌を披露 ピアノに合わせてお遊戯 父兄は二階の観覧廊下から・・ |
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2月20日(火) 今日、ネギの植え付けをしてきました : もう少し太く育った苗なら良かったのですが・・。 |
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なんたらばなぁー! あどなんぼが太(ふて)ぐ育ったやづだばいがったんだどもス |
これすか売ってねがったのス : 遠野の方言 |
(残念ですねー! あと幾らか太く育ったものなら良かったんですが |
これしか売っていなかったんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「残念な時の表現」に「なんたらば」と云う言葉を使います。「なー!」は「なんたらば」を更に強調する言葉。 |
また「~なら」は「~だば」と云います。ここでは「やづ(もの)だば」は「ものなら」を云います。 |
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ネギの苗30本です 5~7cm間隔に植え付け 縦方向から見ると・・ |
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2月19日(月) 「じぇー!じぇー!」 オリンピックもこごサ来て メダルラッシュだってが : 遠野の方言 |
(「まあ!まあ!」 オリンピックもここに来て メダルラッシュなんですね : 標準語) |
「えーーー!」 |
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※ 遠野の方言の解説 びっくりした時や、感心した時の表現に 遠野では「じぇー!じぇー!」と云いますが |
同じ岩手県の久慈地方ではNHKのドラマで有名な「じぇじぇじぇ」を使っている様です。 |
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2月18日(日) じぇーごっ太郎ハ 東きょサ行って来たども まんつ賑やがだったでば : 遠野の方言 |
(田舎者が 東京へ行って来ましたが 本当に賑やかでした : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「田舎」を「じぇーご」と云い、「田舎者」を「じぇーごっ太郎」と云います。 |
標準語で「田舎」は「在」とか「在郷(ざいごう)」とも云いますが、遠野の方言の「じぇーご」は「在郷(ざいごう)」が |
変化し訛って「じぇーご」と云う様になったと考えられます。 |
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おどどいハ 日比谷の裏通りハ歩いで見だっけ でっけぇホテルだのげぎ場なんか いっぺあってス |
これハやっぱり 東きょだなって 思わされだっけもな : 遠野の方言 |
(一昨日は 日比谷の裏通りを歩いて見ましたが 大きいホテルや劇場なども 沢山あって |
これがやはり 東京だって 思わされました : 標準語) |
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日比谷の裏通り(この後ろを見ると帝国ホテル) みゆき座やスカラ座等の劇場 日比谷から有楽町方面を見る |
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2月17日(土) すごいぞ! 羽生選手、宇野選手 : 日本初の金メダル、そして金銀の1・2フィニッシュ。 |
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こんたに ドギドギすてテレビ見だのも 久し振りだったでば。 怪我すてがらろくたま練習も出ぎねでス |
金メダル取るっつのハ なんとすたおどごだべ。 今の若げひたづぁ頑張ってで頼もすな : 遠野の方言 |
(こんなに ドキドキしてテレビを見たのも 久し振りでした。 怪我してからろくに練習も出来ないで |
金メダルを取るというのは なんと凄い男なんだろう。今の若い人達は頑張っていて頼もしいです : 標準語) |
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さっき(昼)の仮表彰式 金銀のダブルメダル |
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2月16日(金) オリンピックも 今日男子フィギャーを迎えて 大盛り上がりです。 |
(残念ですが これから用事で出かけ 生放送を見る事が出来ません) |
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これがら 羽生選手ハで出張るずども 前がら東きょサ行ぐ用事あってス それハ見れねのス。 |
生放送見でっと 心臓ハドギドギすっから あどで ゆっくり見んべってス : 遠野の方言 |
(これから 羽生選手が出るそうですが 前から東京へ行く用事があって それを見れません。 |
生放送を見ていると 心臓がドキドキするので 後で ゆっくり見ましょう : 標準語) |
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羽生君 頑張れ!! |
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2月14日(木) |
度々 ゆぎっこ降ったりすて心配だったども ソラマメハ元気で育ってだっけよ : 遠野の方言 |
(度々 雪が降ったりして心配でしたが ソラマメが元気で育っていました : 標準語) |
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皆ハ 笹だげなんかで 霜除げすてっけども 3年前がら布の霜除げのトンネルで育ででみだっけ |
霜だのゆぎだのの心配ハすねくていいし 育ぢも順調のよんたス まんつえがっけよ : 遠野の方言 |
(皆は 笹竹などで霜除けをしているんですが 3年前から布の霜除けトンネルで育ててみたら |
霜や雪などの心配もしなくていいですし 育ちも順調のようで 本当にいいですよ : 標準語) |
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ソラマメ・キヌサヤの布の霜除けトンネル トンネルの中・ソラマメ トンネルの中・キヌサヤの芽 |
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2月14日(水) 遠野の方言 : 年配男性の丁寧語 「~でやんす(~で御座います)」 |
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男性のお年寄りが雪の中、病院にやってきました。 |
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ゆぎなながハ(雪の中を) えれ目サ合って来たども(えらい目にあって来ましたが) こりゃまんず |
(これはまた) 今日の病院ハ ぜえぶん混んでやんすな(随分混んでいますね)。 |
わだすハ最近こす痛(いで)ぐなってすまってス(私は最近腰が痛くなってしまってね)。 |
おだくさんも(お宅も) こすが何かでこごサ来たんでやんすか?(腰か何かでここにきたんですか)。 |
はい 朝間起ぎだどぎハ(朝起きた時が) いずばん痛(いで)くて(一番痛くて) すこす(少し) 動ぎ |
出すと だんだん痛(いで)ぐ無ぐなるんでやんすよ(なるんですよ)。 |
はー それハ わだすど同ずぐれの(私と同じくらいの)腰痛でやんすな(腰痛ですね)。 |
おだげぇに(お互いに) とすっこハ取りたぐねぇ(年は取りたくない) もんでやんすな(ものですね)。 |
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2月12日(祝) ダイヤモンド富士・この冬も撮れず : 一昨日がチャンス・しかし曇っていて・・・。 |
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きんのも おどどいも撮りサ行ったども 雲っこでかぐれでで 撮れねがったのス。 |
今日ハ 富士山のてっぺんでハ無(ね)がったども うづぐす夕日見れで 幸せだったでば : 遠野の方言 |
(昨日も一昨日も撮りに行ったんですが 雲で隠れていて 撮れなかったんです。 |
今日は 富士山の頂上では無かったんですが 綺麗な夕日が見れて 幸せでした : 標準語) |
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今日の日の入り ・ 富士山の右の裾野に太陽が沈みました (印西市徳性院・富士見寺 15時14分撮影) |
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15時14分 ・ 太陽が沈む寸前です その3分後は完全に沈んでしまいました |
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2月11日(日) オリンピックでクロスカントリーが始まりました |
: 60年前 私も高校スキー部のクロスカントリーの選手でした。 |
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本当だべが?(本当だろうか?)って思(おも)っぺども(思うでしょうが) むがすハ(昔は)「距離競技」 |
って云ってで(と云っていて) 高校生ハ15キロ走(はしぇった)んたでば(15Kmを走ったんです)。 |
皆で「ワッ!」と一緒に出ねで(一緒にスタートしないで) 30秒に一人ずづ出張んのス(スタートする |
んです)。 ほでも リレー競技だげハ 皆一斉スタートだったのス(一斉スタートだったんです)。 |
あだまサはづまぎハ巻いで(頭に鉢巻を巻いて) 「ホレ やっつお(ソレ! やるぞ)」って 恰好 |
いいべ?(恰好がいいでしょう?)。 まんつ むがすだがらす!(まあまあ 昔の事ですからね!) |
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今日のオリンピックのLIVEです 60年前の私の勇士?です(15Kmのスタート時点) 必死に頑張っていました |
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この場所は盛岡から秋田へ通ずる「花輪スキー場」での競技大会だったと思います。 |
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2月10日(土) |
オリンピック見でだすか? スケートなんかだば おっかなぐ無(ね)-ども スノーボードの |
ジャンプするやづハ 「まんつとも 危ねんでねーが」って 転んだらば怪我すってば : 遠野の方言 |
(オリンピック見ていますか? スケートなんかだと 怖く無いんですが スノーボーの |
ジャンプするのは 「本当にまあ 危ないんじゃないか」って 転んだら怪我するよ : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 「まんつ」は「本当に」を表しますが 「まんつとも」と「とも」を付け加えると 「本当にまあ」とか「本当にもう」と |
「本当に」を更に強調する表現になります。 |
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2月9日(金) 遠野言葉の解説 : 「~すてんべども(~しているでしょうが)」 昨日の「ゆぎっこ積もってんべども」 |
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「~をしている」に関連した「遠野の方言」 (一寸した語尾の使い分けで意味や表現の強さが変わってきます) |
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「~をしている」 → 「~ハすてる」 「~ハすてるでば」 |
「~をしているでしょう」 → 「~ハすてんべ」 |
「~をしているでしょうか」 → 「~ハすてんべが」 「~ハすてんでねべが」 |
「~をしているでしょうけれど」 → 「~ハすてんべども」 |
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2月8日(木) 遠野ハゆぎっこ積もってんべども こっつハ 梅の花っこハ咲いでってば : 遠野の方言 |
(遠野は雪が積もっているでしょうが こちらは 梅の花が咲いていますよ : 標準語) |
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なもかも 遠野の冬ハさぶくてス 春ハまださぎだでば。3がづサなればゆぎっこも融げでくんべがらス |
: 遠野の方言 |
(なにもかにも 遠野の冬は寒くてね 春はまだ先ですよ。3月になれば雪も融けてくるでしょうから・・・。 |
: 標準語) |
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この前のゆぎっこでなんぼが汚ねぐなったでば 白梅ハうづぐすな さぐらの花芽も膨らんできたでば |
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2月7日(水) 遠野で霧氷を見た日 : 遠野の町中ではなかなか見れない霧氷。 |
12月の朝 水光園から遠野の町へ向かう車の中からの 朝日に輝く霧氷が忘れられません。 |
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朝間 水光園がら見だ景しぎもえがったども 遠野サ向がう車のなががら見だ霧氷ハス |
朝日サ光って 「キラキラ」すて かがぁど一緒に「まんつ うづぐすなー!」って |
見でだったっけよ : 遠野の方言 |
(朝 水光園から見た景色も良かったんですが 遠野へ向かう車の中から霧氷は |
朝日に光って 「キラキラ」して 家内と一緒に「本当に 綺麗だねー!」って |
見ていました : 標準語) |
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12月の朝、水光園からの景色 遠野の町へ向かう車より 霧氷 (その時の写真ではありませんが・・・) |
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2月6日(火) 遠野の方言の解説 : 「おらえ(私・自分の家)」 と 「ひたづ(人達)」 |
(昨日の日記帳の一部の解説となります) |
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「おらえ」 の 「おら」 は 「俺」すなわち「自分」、「え」 は 「いえ」 の 「い」 を省略した言葉。 |
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従って 「俺のえ」 → 「俺の家」 → 「私の家」「自分の家」 となります。 |
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「ひたづ」 の 「ひ」 は 「ひと・人」 の 「と」を省略した言葉。 |
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「たづ」 は 「たち(複数表現)」 の変化した方言。 |
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従って 「ひとだづ」 → 「人だづ」 → 「人(たち)達」 と 「人」の複数表現となります。 |
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※ 「だづ」の使用例 : 「べご(牛)だづ」 → 「牛達」 と牛の複数表示。 |
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「わらす(子供)だづ」 → 「子供達」 と子供の複数表示。 |
(また 「子供の複数表示」として 「わらすんど」や「わらしゃど」等の表現もあります) |
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2月5日(月) 昔 遠野の町は火事が多かった様な気がします : 真っ赤な空を見て震えていました。 |
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むがす(昔) 遠野のまずハ(町は) 結構火ずハ多がったもんだでば(火事が多かったものです)。 |
冬サなっと(冬になると) 毎とす半鐘のおどハ(毎年半鐘の音を) 聞いだぐれだもの(聞いた位 |
ですから)。 |
おらえのつかぐでも(私の家の近くでも) でっけぇ火ずハあったのス(大きい火事があったんです)。 |
そどサ出はっと(外へ出ると) 空は真っ赤サなってで(空が真っ赤になっていて) 身体ハまるんで |
(身体がまるで)ガダガダど震えで(震えて) まず こえがったよ(本当に 怖かったです)。 |
毎とす(毎年) こんたなごどあるもんだがら(この様なことがあるものですから) 毎晩 まずのひた |
づハ(町の人達は) 拍子木ハ打づながら(拍子木をうちながら) 「火にようずん(火の用心)火のよ |
うずん」て 歩いでだもんだんだっけよ(歩いていたものでした)。 |
それでも火ずハ 起ぎですまうもんだもな(起きてしまうんですよね)。 |
火ずが起ぎですまえば しょうねんだが(しようがないんですが) このどぎやぐサ(役に)立ったのハ |
道路の両わぎサ流れでだ(両脇に流れていた) せぎ(堰:人口の水路)だったんだのス(だったんです)。 |
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高清水高原から見た遠野の街並み : 混みあっている様に見えます 道路の両脇の水路(堰と云っていました) |
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2月4日(日) |
成田山での豆まきの時間をご存知ですか? ・・ 実は合計約1分位で終了してしまうんです。 |
(一昨年に参加した経験です) |
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成田山の豆まぎハス 人ハびっしり入(へ)った(人がびっしり入った)満員電車のながでやる |
よんたもんでス(やる様なもので) 誰ががしゃがんだりすたどぎハ(したときには) 警察が笛 |
っこ吹いで 豆まぐのハ(豆をまくのを) ストップすんだっけよ(ストップするんです)。 |
んだがら(ですから) まぎ始めでがら20秒も続げばいい方で 誰が転んだりすたらば(したら) |
この豆まぎハ中止サなんのス(中止になるんです)。 |
豆っこまぐ時間は うまぐいって合計1分ぐれでねすか?(1分位じゃないですか?) |
なにしろ 怪我出すたらば 来年がらハ出ぎねぐなってすまっぺがらス(出来なくなってしまう |
でしょうから) 何十人も居る警察官ハ ピリピリすてっけもや(しているんです)。 |
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昨日は成田山でも白鵬や北川景子さんを呼び豆まきを行いました。 (あの混み様にこりて 今年も不参加です) |
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2月3日(土) 遠野の方言の解説 : 遠野では「追う」ことを「ぼう」と云います。 |
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また、「追う(ぼう)」に関連した言葉の例として、次の様な方言があります。 |
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「追い出す」 は 「ぼん出す」 (昨日の日記帳の「兎ハぼん出す(兎を追い出す)」) |
「追いかける」 は 「ぼっかげる」 |
「追い立てる」 は 「ぼったぐる」 (標準語で「ぼったぐる」は「法外な勘定を取ることですが、遠野では一寸違います) |
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今日は節分です。 |
悪(わ)る鬼ハ そどサ思いっきり 「ぼん出す」べし。 |
(悪い鬼は 外に思いっきり 「追い出し」ましょう。) |
ながなが出でがね鬼さば 「ぼっかげでって」 「ぼん出す」のス。 |
(なかなか出て行かない鬼には 「追いかけて行って」 「追い出す」んです。) |
それでも出でがねば 「ぼったぐって」 「ぼん出す」てがんせ。 |
(それでも出て行かなければ 「追い立てて」 「追い出して」下さい。) |
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2月2日(金) 遠野の山で山兎狩りをしたことがあります : |
中学の同級生達が兎を追い出す勢子役でしたが 一度も獲ったことはありませんでした。 |
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中学校のどぎ 同級生のおどさんハ猟師でス 同級生ハ5人ぐれあづまってがら(集まって) ゆぎ山サ |
登ってって(雪山に登って行って) 皆で棒っ木(ぼっき)で 杉林の杉の木叩ぎながら でっけぇ声出すて |
谷の方サ兎ハぼん出すのス(谷の方に兎を追い出すんです)。 |
出できた兎ハたまげで(びっくりして) 谷サ下りて行ったどご 向がい側で待ってだ おどさんの鉄砲で |
「バーン!」で撃づのス(撃つんです)。 |
兎も必死だべし(兎も必死でしょうし) 右サ左サ玉っこハ避ける様に逃げっから 当だる様でもながなが |
当だんねもんだっけもや(当たらないものなんですよ)。 |
何回がこの兎狩りハ やったごどあっとも(やったことがあるんですが) 兎ハ獲ったためしハ無(ね)が |
ったっけもや(無かったんですよ)。 |
なあに 勢子も皆素人だべス 鉄砲のおどさんも 下だで無(ね)がったでねべが(下手だったんじゃない |
でしょうか)。 |
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2月1日(木) |
ゆんべの皆既月しょぐ見だすか? こっつでハ雲も無(ね)くて良ぐ見えだでば : 遠野の方言 |
(夕べの皆既月食を見ましたか? こちらでは雲も無くて良く見えましたよ : 標準語) |
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こどすハ ゆんべど7がづど2回も見(め)ぇる 月しょぐのあだりどすだづもな。 |
ゆんべ見ねがった人ハ この次サ絶てぇ見だほ いいでば : 遠野の方言 |
(今年は 夕べと7月と2回も見える 月食の当たり年だそうです。 |
夕べ見なかった人は この次に絶対見た方が いいですよ : 標準語) |
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昨夜の皆既月食 |
欠け始め 21時04分 大きく欠ける 21時23分 赤銅色の皆既月食 21時58分 |
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1月31日(水) 今日で1がづも終わってス 「なんぼすたたて」なんぼが ぬぐぐなってくんべ : 遠野の方言 |
(今日で1月も終わり 「いくらなんでも」いくらか (これから)暖かくなって来るでしょう : 標準語) |
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ユズの木の上の方さば 真っ黄色のでっけぇユズハ 頑張ってまだぶらさがってだっけよ。 |
なんだが「気持ぢいいがら まだ このままサすててけねべが」ってしぇべってるよんたな : 遠野の方言 |
(ユズの木の上の方には 真っ黄色の大きいユズが 頑張ってまだぶら下がっています。 |
なんか「気持ちがいいので まだ このままにしていてくれないかな」って云っている様です : 標準語) |
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1月30日(火) 遠野の方言の解説 「ゆっつける(結びつける」、「なんとすたたて(いくら何でも)」 |
(一昨日・1月28日で使用) |
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ゆっつける(結びつける)の使用例 |
ゆぎっこ降る前サ「でぃぇご」ハ抜いで 縄っこで「ゆっつけで」 早ぐ干さねばな : 遠野の方言 |
(雪の降る前に「大根」を抜いて 縄で「結んで」 早く干さないとね : 標準語) |
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なんとすたたて(いくら何でも)の使用例 |
おんつぁまス 車サぶつかって大怪我すだづが 「なんとすたたて」まだ若げのにス : 遠野の方言 |
(叔父さんが 車にぶつかって大怪我をしたそうだが 「いくら何でも」まだ若いのに・・ : 標準語) |
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※ 大根は「でぃぁご」とかなり難しい発音をします。 また ちなみにキャベツは「たまな(玉菜)」と云います。 |
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1月29日(月) |
遠野さば無(ね)ぇ真竹だども 霜除げトンネル用ど豆の支えの短ざぐこしぇだでば : 遠野の方言 |
(遠野には無い真竹なんですが 霜除けトンネル用と豆の支えの短冊を作りました : 標準語) |
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はだげさば まだゆぎっこのごってだども 日っこ当だっとぬげども 曇ってさぶぐなってきたがら |
早めサ帰(け)ってきたのス : 遠野の方言 |
(畑には まだ雪が残っていましたが 日が当たると暖かいですが 曇って寒くなってきたので |
早めに帰ってきたんです : 標準語) |
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真竹で農作業に使う道具等を作成 1mと1.5mの短冊を作る |
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長さ15m程の真竹 1mと1.5mの長さに切り分ける 鉄パイプの代わりの霜除けの枠、インゲン等の支え作成 短冊からシート止め作成 |
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1月28日(日) 遠野の道路が舗装される前の「冬の夜の風物詩」 : わらすんど(子供達)のスケート。 |
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まだ道路ハ舗装されるめぇの(前の)一日市町(今の中央通り)で わらすんど(子供達)の間で |
夜のスケート遊びハ流行ったごどあったのス(流行ったことがあったんです)。 |
夕ご飯のあどハ大急ぎで おなごのわらすだば(女の子だと)こしぇで貰った(作って貰った)下駄 |
スケートハ持って おどごのわらすだば(男の子なら) 長靴サ縄だのベルトだので(等で)スケート |
ゆっつけだの履いて(スケートを縛り付けたのを履いて) 何十人もあづまったんだでば(集まった |
んですよ)。 |
昼間融げだゆぎっこハ(昼に融けた雪が) 夜サなっと「テガテガ」ど凍みですまって(凍ってしま |
って) 店っこのあがりで(店の明かりで) 自然のスケートリンクハ出ぎっけもや(出来るんです)。 |
「ソロソロ」ど走って来たトラックの荷カギサ なげぇ縄(長い縄を)引っかげで 皆でぶらさがって |
滑ったっけもや(滑ったんです)。 |
大人だづぁ(大人達が)これ見で「なんとすたたて(なんだって) 危ねんでねーが?(危ないんじゃ |
ないか?)」って云ったっけども(と云ったんですが) ほでも(それでも) 止めろってハ 云わねが |
ったっけよ(止めろとは 云わなかったんです)。 |
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おどごのわらすのスケート おなごのわらすの下駄スケート |
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1月26日(金) 遠野にも立派なスキー場があるんですよ : |
その「赤羽スキー場」も昔と比べ 設備も充実し大きくなっている様です。 |
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現在の「赤羽スキー場」 積雪は25cmで全面滑走可能だそうです・リフトが3本もあります。 |
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「あが羽根」スキー場」ハ 50年も前がらあったったっけが リフトも出ぎねが出ぎだがぐれだったのス。 |
おらハわらすの頃で 誰がサ連れでって貰わねば 行げながったがら つかぐのさがっこで滑ってんのハ |
精一っぺでス それもずぶんでこしぇだソリっこで遊ぶぐれだったもな : 遠野の方言 |
(「赤羽スキー場」は 50年も前からあったんですが リフトも出来るか出来ないかくらいだったんです。 |
私が子供の頃で 誰かに連れて行って貰わないと 行けなかったので 近くの坂で滑っているのが |
精一杯で それも自分で作ったソリで遊ぶくらいだったんです : 標準語) |
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草津白根山が噴火しましたが、東京へ出てきてから 火口の釜の中で滑ったことがあります。その時には 何も無くて良かったです。 |
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1月25日(木) 今 日本列島は冷凍庫の中のようです : 今日あだりハ 遠野もさぶがんべ。 |
むがすの遠野の寒さハ はすたでねがったよ : 遠野の方言 |
(昔の遠野の寒さは 半端じゃ無かったですよ : 標準語) |
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遠野の方言 (長い冬の間、遠野の人達は春が来るのを心待ちにしています。少し暖かくなったとはいえ、春はまだまだ先です) |
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むがす(昔) 遠野の気温ハ-28℃まで下がったごどあったのす(下がったことがあったんです)。 |
井戸も「ガズガズ」ど凍みで(凍って) カメサ入れで置いた水っこも あづぅ氷ハ張って(厚い氷が |
張って) えれえ目サ遇ったんだでば(えらい目に遇ったんですよ)。 |
牛にゅも(牛乳も)卵も 寝っとぎハ(寝る時は) コダツのながサいれねば(コタツの中に入れないと) |
みな破裂すてすまっけよ(破裂してしまうんです)。 |
ほで(それで) ゆぎっこハ「ドンガリ(ドッサリ)」降っとぬぐぐなってス(降ると暖かくなってね) まだ |
さぶぐなって(また 寒くなって) それの繰りがえしス(それの繰り返しなんです)。 |
お雛さんの頃ハ まだいっぺゆぎっこハ(まだ沢山雪が) のごってっけども(残っていますが) 四月 |
サなって のごったゆぎっこの間がら(残った雪の間から) バッケ顔出す頃サなっと(フキノトウが顔を |
出す頃になると) 「ようやぐ春ハ来たな」ど思っけよ(思うんです)。 |
遠野のなげ(長い)冬の間ハ 春ハ待づどおすもんだっけもや(春が待ち遠しいものでした)。 |
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私の畑には 一昨日の雪がまだ残っており ソラマメのトンネルの中が気になります。(大丈夫でした) |
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1月24日(水) 近くの印旛沼に白鳥が居ましたが、昨日は「オナガガモ」の大群が飛来。 |
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「あやー! これハなんだべ?」って いっつもの景しぎでねぇ景しぎサ急に変わってすまってス |
まんつたまげだでば。 聞いだらば「オナガガモ」の群れだづもな。 |
皆 珍らすもんだがらス すばらぐあっけサとられで 見でだっけよー! : 遠野の方言 |
(「ありゃー! これはなんだろう?」って いつもの景色では無い景色に急に変わってしまって |
本当にびっくりしました。 聞いたら「オナガガモ」の群れだそうです。 |
皆 珍しいものですから しばらくあっけにとられて 見ていたんですよー! : 標準語) |
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「オナガガモ」がこの幅で500m位に 数千羽?いや!数万羽の群れで飛来 |
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雄の「オナガガモ」・雌は尾が短く茶色のブチ その上を白鷺が・・・・ 一寸近づいてみました |
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1月23日(火) 首都圏の大雪は4年振り : 大雪とは云っても東京21cm,千葉8cm, |
雪国の人は「なんとすた!(どう云うことだ!)」って、たまげでっぺ(びっくりしているでしょうね)。 |
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朝間起ぎだっけ やっぱりゆぎげ色が朝日サ映えでで うづぐすがっけよ。それサすても |
これべっこのゆぎっこで 電車ハ止まったの、転んだのって大騒ぎすてんのハ おがすんでねーの? |
: 遠野の方言 |
(朝起きたら やはり雪景色が朝日に映えて 綺麗ですよ。 それにしても |
これだけ少しの雪で 電車が止まったの、転んだのって大騒ぎするのは おかしいいんじゃないの? |
: 標準語) |
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朝起きたらこの景色です 電車も少しは動いているようです |
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1月22日(月) 今晩ハ 大ゆぎだづども 早ぐうづサ帰(け)んねど わがねぞ : 遠野の方言 |
(今晩は 大雪だそうですが 早く家に帰らないと いけませんね : 標準語) |
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今 そど見っと でっけぇゆぎハ バサバサど降って来たでば。去年ハこの辺にハ ゆぎハ積もんね |
がったっけども 明日の朝ハ しさし振りサ うづぐすゆぎげしぎ 見られっかもしぇんねなっス |
: 遠野の方言 |
(今 外を見ると 大きい雪が バサバサと降って来ました。 去年はこの辺は 雪が積もらな |
かったんですが 明日の朝は 久し振りに 綺麗な雪景色が 見られるかもしれませんね |
: 標準語) |
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明日は一面の雪景色かな? (それよりも 朝 学校や会社に通う方は心配ですよね) |
夕べはビルの間に三日月が出ていたのに 今日は一転大雪情報に・・テレビの放送 今窓から見ると屋根が白くなって来ました 16時半 |
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1月21日(日) 麦焦がしの味がする「落雁」って 田舎の素朴な味がして大好きです。 |
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お盆サあげるのだの お祝いのどぎのあがだの黄色だの色っこ着いだでっけぇので無(ね)くて |
ちっちぇくて麦焦がすみでな味っこするらぐ雁ハ 探すてもながなが無(ね)がったっけが |
この前 盛おがの知り合いがら送ってきてもらったのス。久し振りサうめがったよ : 遠野の方言 |
(お盆にあげるものや お祝いの時に赤や黄色等の色の着いた大きいのでは無くて |
小さくて麦焦がしの様な味がする落雁は 探してもなかなか無いんですが |
この前 盛岡の知り合いから送って貰ったんです。久しぶりに美味しかったです : 標準語) |
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麦焦がしの味がする盛岡の「落雁」 |
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1月20日(土) 幼稚園サ 孫むがえサ行ぐごど多ぐなってス 園児だづぁ皆元気でめげでば : 遠野の方言 |
(幼稚園に 孫を迎えに行くことが多くなって 園児達はは皆元気で可愛いんです : 標準語) |
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むがえサ行ぐのハ 皆母ちゃんばりで 爺様ハ珍らすんだが 園児だづぁ俺サあづまってきてス |
周りハ囲ごんでがら 「誰の爺ちゃんだべ?」って ワイワイしゃべりだすんだでば : 遠野の方言 |
(迎えに行くのは 皆お母さんばかりで 爺ちゃんは珍しいので 園児たちが私に集まってきて |
周りを囲んで 「誰の爺ちゃん?」って ワイワイ云いだすんですよ : 標準語) |
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元気な園児達 先生と仲良く・・・ 遊具を使って楽しく遊んでいます |
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1月18日(木) 遠野市出身の若竹千佐子さんの小説が芥川賞を受賞 : すごーい! |
遠野では凄い話題になっているそうです。是非読んでみたいと思います。 |
この題名は「宮沢賢治」の詩「永訣の朝」の一節とのことです。 |
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宮沢賢治の この一節は ローマ字で表現されており、東北弁です。 |
「Ora Orade Shitori Egumo」 → 「おら おらで しとり えぐも」 |
「私は 私一人で 逝くから」 |
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宮沢賢治は花巻市出身で 遠野市にも近く汽車で約40分位の所に位置します。 |
(花巻と遠野の方言は ほぼ似ていますので この題名を選んだのでは?と考えています) |
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1月17日(水) 多くの皆さんからの年賀状ありがとうございました : 手作り年賀状をご紹介します。 |
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年賀状ハ毎とすのごどだどもス こごまで手間掛げてこしぇんのハ てぇ変なごどだなっス。 |
おらハ写真で勘弁すて貰ってっけども あだまっこ下がる思いだでば : 遠野の方言 |
(年賀状は 毎年のことですが ここまで手間を掛けて作るのは 大変なことですね。 |
私は写真で勘弁して貰っていますが 頭が下がる思いです : 標準語) |
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長野県・高峰高原の雲海(版画) 山口県・門島 (水彩画) |
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長尾さんの作品 毛利さんの作品 |
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1月16日(火) 成田山へお参りに行ってきました : 毎年のことですが、混まない平日の午後にしました。 |
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成田山サ お参りサ行ってきたでば。平日の午後ずごどもあって 人っこハあまり居ねがったっけよ。 |
まず孫の受験合格のお願いど おらほの健康ど交通安全ハ願ってきたどごだよ : 遠野の方言 |
(成田山に お参りに行ってきました。平日の午後ということもあって 人はあまり居ませんでした。 |
まず孫の受験の合格のお願いと 我が家の健康と交通安全を願ってきたところです : 標準語) |
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参道の漬物屋さんの軒にも花飾りが 門前の正月用品売り場 本堂前・平日の午後でもあり人影はまばら |
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1月15日(月) 近くの印旛沼に白鳥が飛来 : 毎年来てくれるようになるといいんですが・・・。 |
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車で5分ぐれの印旛沼サ行ったっけ 白鳥ハ居だっけもや。はずめでだども全部で4ひぎもス。 |
人サ馴れでで 傍サ寄っても逃げねがっけもな。毎とす来てけで 名物サなっといいがな : 遠野の方言 |
(車で5分ぐらいの印旛沼に行ったら 白鳥が居たんですよ。初めてなんですが全部で4羽も・・。 |
人に馴れていて 傍に寄っても逃げないんです。毎年来てくれて 名物になるといいですね : 標準語) |
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三羽並んで ゆっくりと泳いでいました |
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白鳥独特の美しい毛並みです 車が多い橋の下にも・・ 人に寄ってきている感じもします |
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1月14日(日) カヌーの練習風景を観察 : 絶好のコンディションで 見ている方も気持ち良くなります。 |
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天気も良(い)がんべし 風っこもあんまり無(ね)ぇがら スピードも出で 気持ぢいんでねぇべが? |
たまにハ薬っこハ飲ませる 悪るやづも居っとも 余げいなごど考えねで 一所懸命 |
練習ハ やって貰いてもんだなっス : 遠野の方言 |
(天気も良いですし 風もあまり無いので スピードも出て 気持ちが良いんではないでしょうか? |
たまには薬を飲ませる 悪い奴も居ますが 余計なことを考えないで 一生懸命 |
練習を やって貰いたいものです : 標準語) |
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カヌーの練習風景 (佐倉市鹿島川・旧国体会場) 女子選手も多いんです |
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1月13日(土) 暖かい日ざしが続き、蝋梅も咲き出しました : 香りも強く冬の花の代表です。 |
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今ハ花っこも何にも無(ね)ぇ時期だどもス 蝋梅だげハうづぐすぐ咲いでだっけよ : 遠野の方言 |
(今は花も何も無い時期ですが 蝋梅だけが美しく咲いていました : 標準語) |
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蝋梅の花 (農家さんの庭先に咲いています) |
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1月12日(金) 山ハ大ゆぎだづども 関東ハ乾いだ空っ風吹いで まんつ 寒むでば : 遠野の方言 |
(山は大雪だそうですが 関東は乾いた空っ風が吹いて 本当に 寒いです : 標準語) |
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朝間起ぎっと 喉ハしからびでカラカラさなってるス 目っこも乾いでショボショボどなって |
一揆に年っことってすまったんでねべがど 思うくれだよ : 遠野の方言 |
(朝起きると 喉は乾燥してカラカラになっているし 目も乾いてショボショボとなって |
一揆に年をとってしまったのではないかと 思う位です : 標準語) |
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今日この頃は 空っ風が吹く中 夕日が沈んでいきます |
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1月11日(木) 今日は鏡開きです : お供え餅を出しておしるこや黄粉餅にしたいと思っています。 |
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今日ハ鏡開ぎの日だづどもス もづっこ出すたどぎに ヒビ割れいっぺあっと 火事多いとすサ |
なるどす。 それがらス もづっこハ ほいじょで切ってハわがねずよ。神様入(へ)ってっつがら |
: 遠野の方言 |
(今日は鏡開きの日だそうですが 餅を出した時に ヒビ割れが沢山あると 火事が多い年に |
なるそうです。 それから 餅は 包丁で切ってはいけないそうです。神様が入っているそうなので |
: 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「包丁」のことを「ほいじょ」と云います。 また「ダメ」なことを「わがね」と云います。 |
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お供え餅の鏡開きの日 餅を包丁で切ってはいけないそうです |
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1月9日(火) 地元の神社へ初詣 |
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前ハ成田山サ行ってだっけども 遠いがらつかぐの神社サ行ぐごどサすたのス。 |
こじんまりすて ゆっくりどお詣り出ぎっから とってもいいでば。 |
境内さば 飴細工の店っこあったりすてス 趣ぎもあるのす : 遠野の方言 |
(以前は成田山へ行っていたんですが 遠いので近くの神社へ行くことにしました。 |
こじんまりして ゆっくりとお詣りができるので とてもいいんです。 |
境内には 飴細工のお店があったりして 趣きがもあるんです : 標準語) |
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地元の神社へ初詣 お正月らしい境内です |
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1月8日(祝) 今日は成人式 : 皆 綺麗な晴れ着を着てはちきれんばかりの笑顔です。 |
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今日ハうづぐす晴れ着ハ着てス 同級生ど久し振りの話っこ出ぎで おもしぇそうだったでば。 |
今日の日喜ごんでんのハ 本人だづもそうだべども親御さんの方でねすか? |
なんとが今のわげひたづで あがるくていい世のながこしぇで貰いてもんだなっス : 遠野の方言 |
(今日は綺麗な晴れ着を着て 同級生と久しぶりのお話が出来て 嬉しそうでしたよ。 |
今日の日を喜んでいるのは 本人達もそうでしょうが親御さんの方ではないでしょうか? |
なんとか今の若い人達で 明るくて良い世の中を作って貰いたいものです : 標準語) |
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我が町の成人式 |
成人式会場へ・・ 嬉しい笑顔で・・・ 子持ち?の成人も・・ |
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成人懇親広場で・・ |
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1月7日(日) 遠野の方言 : 「手っこかんげですまった(手がかじかんでしまった)」 |
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遠野の方言(雪の中でずーっと遊んでいると手がかじかんで それをコタツなどで暖めると凄く痛くなった経験はありませんか?) |
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「かっちゃん(お母さん) ソリっこで遊んでだっけ(ソリで遊んでいたら) 手っこかんげですまった(手が |
かじかんでしまったよ)」 |
「あんまり長(な)げぐ ゆぎっこであそんでっからだ(あまり長く 雪で遊んでいるからだよ) 早(は)えぐ |
うっつぁ入(へ)って コダヅサあだれ(早く家に入って コタツで暖めなさい)」 |
「あー! 暖(ぬ)げでば(あー! 暖かいな) かっちゃん(お母さん) 暖(ぬ)ぐぐなってきたっけ(暖か |
くなってきたら) 手っこズギズギど痛(い)でぐなってきたでば(手がズキズキと痛くなってきたよ)」 |
「あすたがら あんまり長(な)げぐ(明日から あまり長く) そどで遊んでねぇで(外で遊んでいないで) |
早(は)えぐ帰(け)ってくんだよ(早く帰って来るんだよ)」 |
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子供の頃の冬の遊び場 (来内川・らいないがわ) 土手を使ったソリ遊び |
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1月5日(金) テレビで京都の遺跡調査の番組を放送していましたが、 |
遠野での土器や石器探しを思い出しました。 |
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あだご神社の上のリンゴばだげがらハ 土器のかげらハいっぺ出できて かまどもあったっけよ。 |
あどス遠野ダムの下の台地の小川の砂利がらハ 矢尻だの石のほいじょなんかハ出できたっけよ |
: 遠野の方言 |
(愛宕神社の上のリンゴ畑からは 土器のかけらが沢山出てきて かまどもあったんです。 |
あと遠野ダムの下の台地の小川の砂利からは 矢尻や石包丁等が出てきたんです : 標準語) |
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※ 遠野の方言の解説 遠野では「包丁」を「ほいじょ」と云います。 |
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愛宕神社の上のリンゴ畑からは土器が沢山、遠野ダムの下の小川からは石器が沢山出てきました |
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1月4日(木) お正月にはおしるこ等アズキは欠かせません |
: 自分で作ったアズキをお正月に食べられるなんて嬉しいですね。 |
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7月サ種っこ蒔いでがら 台風で2回も水浸すサなったっけども 自分だづで食(か)れるだげの |
アズギっこハ取れで まんつえがったでば。雑煮のあどサあんこもづも最高だすな : 遠野の方言 |
(7月に種を蒔いてから 台風で2度も水浸しになりましたが 自分達で食べるだけの |
アズキが取れて 本当に良かったです。雑煮の後のあんこ餅も最高ですね : 標準語) |
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7月に種を蒔き 10月末に取入れ 「大納言」は普通のアズキよりボリュームが増します |
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1月3日(水) 正月の風物詩「大学対抗箱根駅伝」 二日間の観戦が終わりました。 |
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まいとす楽すみサすてる「はご根えぎ伝」だどもス 車でのしんでぇはご根の山っこハ はしぇって |
登んだがら てぇすたもんだでば。それも毎とす記録ハ伸ばすて 今のわげひたづぁ |
根性もあってで最高だでばナ : 遠野の方言 |
(毎年楽しみにしている「箱根駅伝」なんですが 車でも大変な箱根の山を 走って |
登るんですから 大したものです。それも毎年記録を伸ばして 今の若い人達は |
根性もあって最高ですね : 標準語) |
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大学箱根駅伝のゴール付近の人出が凄い 青山学院大学のゴール 我が地元の順大はシード権落ち |
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1月2日(火) 森や昆虫等自然大好きな孫への 「竹切り出し体験」の正月プレゼント。 |
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山だの森だの花っこだの虫だのハ大好ぎな小五の孫がス おらのはだげサ行て見でってス。 |
「真冬だがら何にも無(ね)ぇぞ」って云ったども ほだらばたげっこでも切って見っかっつごどで |
わらすサすたらば太てぇたげっこハ切って貰ったのス。おもしぇ体験ハすてえがったってス : 遠野の方言 |
(山や森や花や虫などが大好きな小五の孫が 私の畑に行って見たいって云うんです。 |
「真冬なので何も無いよ」って云いましたが それなら竹でも切ってみるかということで |
子供にしては太い竹を切って貰ったんです。楽しい体験をして良かったと云っていました : 標準語) |
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高さが約15m重さ約25Kgの真竹を竹用の鋸で切り そして竹林から引き出します |
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竹の切り出しは水を吸う前の今が時期です。これを短冊にして畝の防霜の枠等に使います。 |
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2018 元旦 明けましておめでとうございます。 |
今年も「遠野の方言」を発信していきますので どうぞ宜しくお願い致します。 |
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まんつ 元旦がらいい天気でえがったでば。 |
朝がらさげっこハ飲んで いい気持ぢサなってだどごだでば。 |
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こんたな姉ちゃんど さげっこ飲めだば まんつえがんべな |
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